JP5339710B2 - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用の後部窓ガラスに設けるFMラジオ放送波を受信するガラスアンテナに関し、特にハッチバックタイプの自動車の後部窓ガラスの加熱導電線条(デフォッガともいう)の上部には余白部がなく、側部や下部に余白部がある場合においてもFMラジオ放送波の電波を受信するのに好適なガラスアンテナに関する。
従来、AMラジオ放送波とFMラジオ放送波の受信用のガラスアンテナについては、アンテナ線条で取り囲まれる面積が大きい程高利得となり、このため、良好な受信利得を得る為に大きな面積を確保し易い自動車の後部窓ガラスに設けられることが多いが、自動車の後部窓ガラスにはその中央部領域に雨天走行時の後方視界を確保するための防曇用加熱線条が設けられていることが多く、このため、ガラスアンテナを後部窓ガラスに設ける場合には前記防曇用加熱線条の周辺部の余白部、特に上部余白部や下部余白部に設けざるを得なかった。
また、防曇用加熱線条の周辺に配設したアンテナの水平線条や垂直線条等を防曇用加熱線条の加熱水平線条やバスバー等に近接させる等によって、防曇用加熱線条が受信する電波をアンテナとして利用させ、受信利得の向上を図ることも良く行われた。
例えば、特開2003−78319号公報には、複数の加熱用導電線条と該加熱用導電線条の両端にバスバーを接続した防曇用加熱線条を自動車用後部窓ガラスに設けた自動車用ガラスアンテナにおいて、該防曇用加熱線条の上部または下部余白部におけるガラス周辺部に給電点を設け、該給電点より加熱用導電線条と容量結合した第1の水平線条を少なくとも有する第1のエレメントを接続し、前記給電点より前記バスバーの外方側に配置した垂直線条を延ばし、その先端又は途中より分岐してバスバーに接続した第2のエレメントを配設したことを特徴とする自動車用のガラスアンテナが記載されている(特許文献1)。
さらに、特開平5−251918号公報には、自動車用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部に水平線条と垂直線条から構成される第1のアンテナを設けたガラスアンテナにおいて、防曇用加熱線条の下方側方部に設けた給電点に接続され防曇用加熱線条の外側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの上部余白部か第1のアンテナの余白部を水平に延びる第1のエレメントと、防曇用加熱線条の下部余白部において、前記給電点に接続され水平に延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2のエレメントからなる第2のアンテナを少なくとも具備するようにしたことを特徴とする自動車用のガラスアンテナについて記載されている(特許文献2)。
特開2003−78319号公報 特開平5−251918号公報
前記特許文献1、2は共に、自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部に比較的大きなアンテナ用のスペースを確保でき、該スペースにFMラジオ受信用にアンテナを設けたものであり、さらにFMラジオ受信用アンテナの垂直線条の先端が防曇用加熱線条のバスバーに直結しているものである。
しかしながら、自動車のボディや窓ガラスのデザイン形状、さらに、これに伴う防曇用加熱線条の形状によっては、防曇用加熱線条の上部余白部にアンテナ用のスペースを確保することができない場合があり、このため上部余白部以外の余白部にアンテナを設けると受信利得の低下は免れ得ないといった問題点があった。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわち、自動車の後部窓ガラスのデフォッガの上部余白部には殆どアンテナを設けるスペースが確保できない場合に、上部余白部以外であるデフォッガの周辺部の空いているスペースに設けたアンテナであってもFMラジオ放送波を高利得で受信でき、さらに、自動車の後部ドアを樹脂製のハッチバック式とした場合であっても、FMラジオ放送波を高利得で受信できるようにすることを目的とするものである。
すなわち、本発明は、自動車のハッチバック式後部ドアに設ける窓ガラスのデフォッガの下部または側部の余白部に設けるFMラジオ放送波受信用アンテナであって、デフォッガのバスバーの下端または最下部の水平加熱線条から分岐し最下部の水平加熱線条に沿って延ばした第1補助水平線条を少なくとも有する第1補助エレメントを設け、前記デフォッガの各バスバーの上端部よりそれぞれ引出し線を介して、バスバーの外方に離隔して少なくとも1本の第2補助垂直線条を有する第2補助エレメントを設け、デフォッガのバスバーの下部近傍に設けた給電点から略水平方向に延ばした水平エレメントを前記第1の補助水平線条に近接させ容量結合するとともに、前記給電点よりバスバーの外側に沿って延ばした垂直エレメントをバスバーに近接させ容量結合したことを特徴とする自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、デフォッガの各バスバーの上端部よりそれぞれ引出し線を介して、デフォッガの最上部の加熱水平線条の上部側に沿って中央部近傍まで近接させて延ばした第3補助水平線条を有する第3補助エレメントを設けたことを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記デフォッガの最下部の水平加熱線条の略中間部から分岐し最下部の水平加熱線条に沿って前記給電点とは反対方向に延ばした第4補助水平線条と、その先端よりさらにバスバーの外側で近接する第4補助垂直線条とからなる第4補助エレメントを設けたことを特徴とする上述のいずれかに記載の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記後部ドアが樹脂製であり、該後部ドアの開口部の周辺部の少なくとも上辺、及び両側辺に金属ボディにアースした金属補強枠を設け、前記第2補助エレメントの第2補助垂直線条を前記金属補強枠と間隔を保って重ね合わせ、あるいは近接させて容量結合するようにしたことを特徴とする上述のいずれかに記載の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記後部窓ガラスは、デフォッガの上部にアンテナを設ける余白部がない窓ガラスであって、自動車のルーフ上に突設させたAM/FM放送波受信用のルーフマウントアンテナ(略してRMAともいう)と、後部窓ガラスの下部または側部の余白部に設けた上述のいずれかのFM放送波受信用のアンテナとでダイバーシティ受信させるようにしたことを特徴とする自動車用のガラスアンテナである。
自動車の後部窓ガラスの縦寸法が短いために、デフォッガの上部余白部に大きな面積を必要とするAM/FMラジオ放送波の受信用のアンテナを設けるスペースを確保できず、このような場合に、デフォッガの上部余白部以外の周辺の余白部に設けたアンテナであっても、デフォッガをアンテナとして利用し、さらにデフォッガの随所に補助水平線条や、補助垂直線条等からなる第1〜第4の補助エレメントを付加したことによって、FMラジオ放送波の受信感度を高め、高利得でFMラジオ放送波を受信できるようになった。
また、デフォッガの縦方向の長さが短いのを補うため、第2の垂直補助エレメントを追加することにより、縦方向の長さを長くし、垂直方向の偏波を受信しやすくすることができる。
さらに、自動車の後部ドアを樹脂製のハッチバック式とした場合であっても、樹脂製のドアの開口部の上辺、及び左右の両側辺に少なくとも設けた金属補強枠にデフォッガから分岐した第2の補助エレメントを近接させて容量結合させ、車体ボディに載った電波を金属補強枠と第2の補助エレメントを介してデフォッガに取り込み、さらに、第1の補助エレメントとこれに容量結合するFMラジオ放送波受信用のアンテナを介して、FMラジオ放送波を高利得で受信できるようになった。
また、本発明のFMラジオ放送波受信用のアンテナと、自動車のルーフの後部位置に設けたAM/FMラジオ放送波受信用のルーフ・マウント・アンテナ(RMA)とでダイバーシティ受信することにより、FMラジオ放送波を高利得で受信することができる。
また、デフォッガのバスバーの下端または最下部の水平加熱線条から分岐し最下部の水平加熱線条に沿って延ばした第1補助エレメントの所定の長さの第1補助水平線条に、本発明の水平エレメントを近接させ、容量結合したことによって、デフォッガの水平加熱線条が拾った水平偏波の電波を取り込むことができる。
さらにまた、前記給電点よりデフォッのバスバーの外側に沿って延ばした垂直エレメントを、前記バスバーに近接させ容量結合したことによって、デフォッガが拾った垂直偏波の電波を取り込むことができる。
図3に示したように、自動車用の後部窓ガラス1のデフォッガ2のバスバー3、3’のいずれかの下端または最下部の水平加熱線条2aから分岐し、最下部の水平加熱線条2aに沿って延ばした第1補助水平線条6aを少なくとも有する第1補助エレメント6を設け、さらに、デフォッガ2の各バスバー3、3’の上端部よりそれぞれ引出し線を介して、前記FMラジオ放送波受信用アンテナ5の垂直エレメント5bの外側、またはバスバー3、3’の外方側に離隔して略平行に延ばした第2補助垂直線条7a、7aを少なくとも1本有する第2補助エレメント7を設ける。
前記第1補助エレメントに6にデフォッガ2のバスバー3、3’のいずれかの下部近傍に設けた給電点4から略水平方向に延ばした水平エレメント5aを近接させ、容量結合させるようにしたFM放送波受信用のアンテナであり、図3の構成は、本発明のガラスアンテナ5の最もシンプルな構成パターンである。
前記第1の補助エレメント6は、デフォッガ2の下部白部中央部にワイパー取付用の孔部20を有する場合に、第1の補助水平線条6aの先端部を前記ワイパー取付用の孔部20の手前にて垂直方向に折り曲げ、さらにコ字状に折返すようにした折返線条6bを設けるようにしたが、ワイパー取付用の孔部20を有していない場合には、第1の補助水平線条6aを折り曲げずに所定の長さだけ水平方向に延ばすようにしてもよい。
また、デフォッガ2の各バスバー3、3’の上端部よりそれぞれ引出し線を介して、バスバー3、3’の外方側に離隔して略平行に延ばした第2補助垂直線条7a、7aを少なくとも1本有する第2補助エレメント7を設けるが、前記FMラジオ放送波受信用アンテナ5の垂直エレメント5bがバスバー3、3’の外側にある場合は、その外側に第2補助エレメント7を設ける。
これは、デフォッガの縦方向の長さが短いのを補うため、第2の垂直補助エレメントを追加することにより、縦方向の長さを長くし、垂直方向の偏波を受信しやすくすることができるためである。
さらに、前記後部ハッチバックドアは通常樹脂製ではなく金属製であり、窓ガラス板を取り付ける窓枠部分も当然金属製となるが、前記後部ドアが樹脂製のハッチバックドアとなる場合には、前記第2補助エレメント7の第2補助垂直線条7a、7aを、金属ボディに接続した金属補強枠と容量結合可能な間隔を保って重ね合わせる、あるいは近接させて容量結合するようにしてもよい。
前記樹脂製の後部ドアの金属補強枠は、後部ドアの開口部の少なくとも上辺、及び両側辺に沿って金属製の補強材を設けた。
樹脂製のドアの開口部の上辺、及び左右の両側辺に少なくとも設けた金属補強枠にデフォッガから分岐した第2の補助エレメントを近接させて容量結合させ、車体ボディに載った電波を金属補強枠と第2の補助エレメントを介してデフォッガに取り込み、さらに、第1の補助エレメントとこれに容量結合するFMラジオ放送波受信用のアンテナを介して、FMラジオ放送波を高利得で受信できるようになった。
また、前記FM放送波受信用のアンテナ5は、前記水平エレメント5aを前記第1補助水平線条6aに近接させ、容量結合することによって、デフォッガ2が受信した水平偏波成分を水平エレメント5aによってピックアップするとともに、前記給電点4よりバスバー3’の外側に沿って垂直方向に延ばした垂直エレメント5bをバスバー3に近接させ、容量結合するようにしたことによって、デフォッガ2が受信した垂直偏波成分を垂直エレメント5bによってピックアップできる。
さらに、図4に示したように、上記第2補助エレメント7に加えて、デフォッガ2の各バスバー3、3’の上端部よりそれぞれ引出し線を介して、デフォッガ2の最上部の水平加熱線条2aの上部側に沿って中央部近傍まで近接させて延ばした第3補助水平線条8aを有する第3補助エレメント8を設けた構成としても良い。
さらにまた、図1に示したように、上記図4に示したパターンの第1補助エレメント6、第2補助エレメント7、第3補助エレメント8に加えて、デフォッガ2の最下部の水平加熱線条2aの略中間部から分岐し、最下部の水平加熱線条2aに沿って前記給電点4とは反対方向のバスバー3の下端側に延ばした第4補助水平線条9aと、その先端よりさらにバスバー3の外側で近接する第4補助垂直線条9bとからなる第4補助エレメント9を設けた構成とすることもできる。
尚、本発明は、前記後部窓ガラス1の縦方向の寸法が短いために、デフォッガ2の上部にアンテナを設ける余白部が僅かしかない場合に好適なアンテナであって、自動車のルーフ上に突設させたAM/FM放送波受信用のルーフマウントアンテナ(RMA)と、後部窓ガラス1の下部または側部の余白部に設けた上述のいずれかのFM放送波受信用のアンテナとで、ダイバーシティ受信させるのが望ましい。
この場合、ルーフマウントアンテナ(RMA)とガラスアンテナ5のいずれのアンテナをメインのアンテナとしてもよい。
前記デフォッガ2は、自動車用後部窓ガラス1の中央領域に、略水平な加熱線条2a、2a・・を間隔を隔てて複数本平行に配設し、それらの両端を導電性のバスバー3、3’で接続して、バスバー3、3’間にバッテリーを接続して通電させて加熱することにより窓ガラス表面に付着した小さな水滴、すなわち曇りを蒸発させ、曇りを除去するものであるが、前記複数本の水平加熱線条2a、2a・・と直交する垂直補助線条2bは、デフォッガの加熱用線条として設けたものではなく、FM放送波の垂直偏波成分の電波をデフォッガでピックアップするために設けたものである。
前記デフォッガ2の最下線の水平加熱線条2aより分岐して延ばした第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aに、本発明のFM放送波受信用のアンテナ5の水平エレメント5aを近接させ容量結合させるようにした。
図示しないが、前記FM放送波受信用アンテナ5の水平エレメント5aの先端部を折り返して、折返し水平線条(図示しない)を設け、該折返し水平線条の一部分を前記第1補助エレメントの6の水平線条6aの一部に近接させて容量結合させるようにしても良い。
前記第1補助エレメント6の折返線条6bは、第1補助水平線条6aの下方で折返すようにしてもよい。
前記給電点4から延ばしたFM放送波受信用アンテナ5の水平エレメント5aと、垂直エレメント5bの各線条長さとして、周波数が76〜90MHz帯の日本国内向けFM放送波受信用アンテナとする時には水平エレメント5aが250〜450mm、垂直エレメント5bが200〜400mmとし、周波数が88〜108MHz帯の北米・欧州・豪州向けFM放送波受信用のアンテナとする時には水平エレメント5aが150〜350mm、垂直エレメント5bが200〜400mmとするのが良い。
該FM放送波受信用のアンテナ5の水平エレメント5aと前記第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aとが互いに近接し容量結合する部分の線条の長さ、および該部分の線条の間隔をそれぞれ、周波数が76〜90MHz帯の日本国内向けFM放送波受信用アンテナとする時には線条長さを250〜450mm、線条間隔を5〜15mmとした。
また、周波数が88〜108MHz帯の北米・欧州・豪州向けFM放送波受信用のアンテナとする時には、前記線条長さを150〜350mm、線条間隔を5〜15mmとした。
第2補助エレメント7の第2補助水平線条7aの長さは、40〜80mm、第2補助垂直線条7bの長さは、100〜300mmが望ましい。
第3補助エレメント8の第3補助水平線条8aの長さは、200〜480mmが望ましい。
第4補助エレメント9の第4補助水平線条9aの長さは、200〜350mm、第4補助垂直線条9bの長さは、200〜400mmが望ましい。
前記FM放送波受信用のアンテナ5は単独でも十分満足できる受信特性が得られるが、本アンテナと自動車のルーフ上に設けたルーフマウントアンテナ(RMA)との2つのアンテナによってダイバーシティ受信させると、いずれか片方だけで単独で受信する場合に比べて指向特性が改善されるので好ましい。
また、デフォッガ2のバスバー3と、給電点4より該バスバーの外側近傍位置に延ばした垂直エレメント5bとを近接させ、容量結合させるようにしたのは、デフォッガ2が拾った垂直偏波成分の電波を、該垂直エレメント5bでピックアップし易くし、FM用アンテナ5によってより高い受信利得を得ることができるためである。
また、前記防曇用加熱線条2の複数本の略水平線条2aのそれぞれと直交する垂直補助線条2bは通電されない中立線条であって、防曇用加熱線条ではなく、必ずしも必要な線条ではないが、防曇用加熱線条2をアンテナとしても機能させ、防曇用加熱線条2が受信した電波を利用してFM放送波の電波の受信利得を向上させるのに有効である。
前記補助エレメントのうち、前記第2〜第4補助エレメントを適宜組み合わせてデフォッガに接続させることによって、デフォッガに載るFM放送波の水平偏波成分、垂直偏波成分の受信利得を向上させ、安定した受信性能が得られる。
続いて、本発明の作用について説明する。
本発明のFM放送波受信用のアンテナ5の水平エレメント5aを、前記デフォッガ2の最下線の水平加熱線条2aより分岐して延ばした第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aに近接させ容量結合させるようにしたのは、図5に示すようなデフォッガ2の最下線2aにFM放送波受信用のアンテナ5’の水平エレメント5a’を近接させ容量結合させる場合に比べて、アンテナ5に取り込まれるFM放送波の水平偏波成分の電波より高い受信利得が得られることが、実験によって明らかとなったためである。
これによって、デフォッガ2に載ったFMラジオ放送波用の水平偏波成分の電波を第1補助エレメント6を介してピックアップし、水平エレメント5aに取り込むことができるためである。
また、垂直エレメント5bをデフォッガ2のバスバー3’に沿って近接させ容量結合させたのは、デフォッガ2に載ったFMラジオ放送波用の垂直偏波成分の電波を該垂直エレメント5bでピックアップして取り込むことができるためである。
前記デフォッガ2のバスバー3、3’の上端部より両外方に延ばした第2補助エレメントの第2補助水平線条7aの先端より略垂直方向に延ばした少なくとも1本の第2補助垂直線条7bを、前記FM放送波受信用アンテナ5の垂直線条5bの外側に沿って配設したのは、デフォッガの垂直方向の長さが短く、垂直成分の電波を有効的に受信出来ないため、バスバー3、3’からの引き出し線を介して第2補助垂直線条7bを配設したことにより、デフォッガ2の垂直方向の長さが長くなり、垂直成分の電波を有効的に受信できるようにするためである。
また、後部ハッチバックドアを樹脂製とした場合、前記第2補助エレメントの第2補助垂直線条を金属ボディにアースした金属補強枠と間隔を保って重ね合わせ、あるいは近接させて容量結合するように配設させるようにしたのは、金属補強枠と第2の補助エレメントの容量結合によって車体ボディに載った電波をデフォッガに取り込み、さらに、第1の補助エレメントとこれに容量結合するFMラジオ放送波受信用のアンテナを介して、FMラジオ放送波を高利得で受信できるようにするためである。
さらに、前記後部ハッチバックドアが樹脂製の場合には、樹脂製ハッチバックドアの補強、および前記車体ボディに載った電波をデフォッガに取り込むために、該後部ドアの開口部の周辺部の少なくとも上辺、及び両側辺に金属補強枠を金属窓枠として設けるようにした。
さらに、第3補助エレメント8をデフォッガ2の最上部位置の水平加熱線条2aに設けたのは、水平線条長さをFM放送波帯の中心周波数90MHzの波長λ/4に合わせることにより、FM放送波(特に垂直偏波)の電波をデフォッガに載せやすくするためであり、第4補助エレメント9をデフォッガ2の最下部位置の水平加熱線条2aに設けたのは、インピーダンスを目的周波数の波長に合わせるように調整するためである。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
[実施例1]
図1に示すように、自動車用の後部ハッチバックドアの金属製の窓枠に嵌めた窓ガラスのデフォッガ2の下部コーナー部に、周波数が88〜108MHz帯の北米・欧州・豪州向けのFM放送波受信用アンテナ5を配設し、さらにデフォッガ2の上下左右の各周辺余白部に第1〜第4の4つの補助エレメント6〜9を設けて、それぞれデフォッガ2に接続した。
デフォッガ2の上部余白部である最上部の水平加熱線条2aとフランジ開口部21までの間隔は30mm程度と僅かであり、デフォッガ2の下部余白部、すなわち最下部に位置する水平加熱線条2aとフランジ開口部の下辺間は間隔60mmと通常より狭いものとなっている。また側部
余白部については、バスバー3、3’とフランジ開口部の縦側辺間が10mm程度しかないが、フランジ開口部からガラス周辺の接着剤までの距離は100mm程のスペースが有る。
前記FM放送波受信用のアンテナ5は、デフォッガ2の片方のバスバー3の下端部近傍に設けた給電点4より水平方向に延ばした水平エレメント5aと、該給電点4より垂直方向に延ばした垂直エレメント5bからなる。
デフォッガ2の下部余白部の中央部には、後部窓ガラス取付用のワイパー駆動用の穿孔部20が設けられている。
このため、第1補助エレメント6は、デフォッガ2の右側のバスバー3近傍の最下部の水平加熱線条2aから分岐して下方側に延ばした引出し線の先端より水平方向に第1補助水平線条6aを延ばし、その先端より上方に曲げ、さらにその先端より折返した折返線条6bとなっている。
本発明のFM放送波受信用アンテナ5の水平エレメント5aは、前記第1補助水平線条6aと近接させ容量結合させ、垂直エレメント5bはデフォッガ2のバスバー3’に近接させ容量結合させた。
また、デフォッガ2の各バスバー3、3’の夫々の上端部より上方に延ばした引出し線の先端よりそれぞれ外側方向に第2補助エレメント7を配設し、同じく該引出し線の先端よりそれぞれ内側方向に第3補助エレメント8を配設した。
前記第2補助エレメント7は、前記バスバー3、3’の夫々の上端部より上方に延ばした引出し線の先端よりそれぞれ外側方向に第2補助水平線条7aを配設し、その先端より下方に向けて2本の第2の垂直線条を互いに近接するようにして延ばした線条である。
また、前記第3補助エレメント8は、前記引出し線の先端よりそれぞれ内側方向に第3補助水平線条8aをデフォッガ2の略中間部まで配設した線条である。
さらにまた、第4補助エレメント9は、デフォッガ2の最下部の水平加熱線条2aの略中間部から分岐し、最下部の水平加熱線条2aに近接するように沿わせて前記給電点4とは反対方向のバスバー3の下端側に延ばした第4補助水平線条9aと、その先端よりさらにバスバー3の下端外側に沿って近接する第4補助垂直線条9bを設けた線条である。
前記デフォッガ2は、複数本の水平加熱線条2a、2a、・・のそれぞれの水平線条の中間部位置で直交する垂直補助線条2bを設けたパターン形状である。
本実施例1で用いるガラス板1は略長方形状で、その概略寸法は、上辺、下辺とも1,200mm、高さが550mmであり、窓枠のフランジの内径寸法は、上、下辺とも1,100mm、高さが500mmである。
また、本発明のアンテナ5の水平エレメント5aの長さ =215mm
垂直エレメント5bの長さ =360mm
第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aの長さ =325mm
折返線条6bの長さ =250mm
第1補助水平線条6aとデフォッガの最下部の水平加熱線条2a間の各間隔=30mm
水平エレメント5aと第1補助水平線条6a間の間隔 =5mm
垂直エレメント5bとバスバー3、3’間の間隔 =10mm

第2補助エレメント7の第2補助水平線条7aの長さ =65mm
第2補助垂直線条7b、7bの各長さ=235mm、235mm
2本の第2補助垂直線条7b、7b間の間隔 =20mm
第2補助垂直線条7bとバスバー3’間の間隔 =30mm
第3補助エレメント8の第3補助水平線条8aの長さ =475mm
第3補助水平線条8aとデフォッガの最上部の水平加熱線条2a間の間隔=10mm

第4補助エレメント9の第4補助水平線条9aの長さ =340mm
第4補助垂直線条9bの長さ =375mm
第4補助垂直線条9aと最下部の水平加熱線条2a間の間隔 =5mm
第4補助垂直線条9bとバスバー3間の間隔 =10mm
給電点4は、バスバー3’の下端より65mmの位置でもある。
これらのFM放送波受信用アンテナ5、補助エレメント6〜9、および加熱用導電線条2、給電点4、バスバー3、3’を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FM放送波受信用アンテナ5については、給電点4よりフィーダー線により図示しないFMチューナーに接続した。
尚、前記FM放送波受信用のアンテナ5と、図示しないルーフマウントアンテナ(RMA)とは、指向特性を向上させるためにダイバーシティ受信させるようにした。
前記FM用アンテナ5で受信をした結果、図6、図7の周波数特性図の太線で示したように、88MHz〜108MHzの北米・欧州・豪州向けFM放送波帯の水平偏波の平均受信利得が、−18.5dB、垂直偏波の平均受信利得が、−16.5dB(ダイポール比)となり、前記FM用アンテナ5と、図示しないAM/FM用ルーフマウントアンテナ(RMA)の2系統のFM用のアンテナでダイバーシティ受信をした結果では、前記88MHz〜108MHzにおける指向特性が非常に優れた受信利得が得られることがわかった。
このように、デフォッガに各種の補助エレメントを付加させ、FM放送波の電波を高利得で受信できるようにさせ、FM放送波の電波を高利得で受信したデフォッガ2より分岐接続した第1補助エレメントと容量結合するFM放送波受信用アンテナ5によって、FM放送波を高感度でピックアップすることができるようになった。
[実施例2]
図2に示す実施例2は、自動車用の後部ハッチバックドアを樹脂製とし、開口窓枠に嵌めた窓ガラスのデフォッガ2の下部コーナー部に、周波数が88〜108MHz帯の北米・欧州・豪州向けのFM放送波受信用アンテナ5を配設し、さらにデフォッガ2の上下左右の各周辺余白部に第1〜第4の4つの補助エレメント6〜9を設けて、それぞれデフォッガ2に接続した。
FM放送波受信用アンテナ5、および第1〜第4の4つの補助エレメント6〜9のパターン、寸法等は、実施例1と同一であるが、本実施例2は、前記後部ドアは樹脂製のハッチバックドアであり、前記第2補助エレメント7の第2補助垂直線条7a、7aを、金属ボディに接続した金属補強枠と容量結合可能な間隔を保って重ね合わせて容量結合できるようにしたものであり、前記樹脂製の後部ドアには、後部ドアの開口部の上辺、及び両側辺に沿って金属補強枠を設けたものである。
前記第2補助エレメント7は、デフォッガ2の各バスバー3、3’の上端部よりそれぞれ引出し線を介して、バスバー3、3’の外方側に離隔して略平行に延ばした2本の第2補助垂直線条7a、7aである。
実施例1と同様に、FM放送波受信用のアンテナ5の給電点4より図示しないチューナーに接続した。また、本発明のFM放送波受信用アンテナ5の各線条の長さ、第1補助エレメントの各線条長さ、間隔は実施例1と同じである。
これらのFM放送波受信用アンテナ5、およびデフォッガ2、給電点4、バスバー3、3’を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FM放送波受信用アンテナ5については、給電点4よりフィーダー線により図示しないFMチューナーに接続した。
尚、前記FM放送波受信用のアンテナ5と、図示しないルーフマウントアンテナ(RMA)とは、指向特性を向上させるためにダイバーシティ受信させるようにした。
前記FM用アンテナ5で受信をした結果、88MHz〜108MHzの北米・欧州・豪州向けFM放送波帯の水平偏波の平均受信利得が−18.1dB、垂直偏波の平均受信利得が、−16.3dB(ダイポール比)となり、前記FM用アンテナ5と、図示しないAM/FM用ルーフマウントアンテナ(RMA)の2系統のFM用のアンテナでダイバーシティ受信をした結果では、前記88MHz〜108MHzにおける指向特性が非常に優れた受信利得が得られることがわかった。
[実施例3]
図3に示す実施例3は、実施例1のデフォッガに第1補助エレメント6、第2補助エレメント7を接続し、該第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aにFMアンテナ5の水平エレメント5aを近接させ容量結合させ、デフォッガのバスバー3’にFMアンテナ5の垂直エレメント5bを近接させ容量結合させたものであり、第1補助エレメント6、第2補助エレメント7の線条長さ、デフォッガ2との間隔等は、実施例1と同一であるが、第3〜第4補助エレメントを有していない点が実施例2と異なる。
実施例1と同様に、FM放送波受信用のアンテナ5の給電点4より図示しないチューナーに接続した。また、本発明のFM放送波受信用アンテナ5の各線条の長さ、第1補助エレメントの各線条長さ、間隔は実施例1と同じである。
これらのFM放送波受信用アンテナ5、およびデフォッガ2、給電点4、バスバー3、3’を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FM放送波受信用アンテナ5については、給電点4よりフィーダー線により図示しないFMチューナーに接続した。
尚、前記FM放送波受信用のアンテナ5と、図示しないルーフマウントアンテナ(RMA)とは、指向特性を向上させるためにダイバーシティ受信させるようにした。
前記FM用アンテナ5で受信をした結果、88MHz〜108MHzの北米・欧州・豪州向けFM放送波帯の水平偏波の平均受信利得が、−19.0dB、垂直偏波の平均受信利得が、−17.1dB(ダイポール比)となり、前記FM用アンテナ5と、図示しないAM/FM用ルーフマウントアンテナ(RMA)の2系統のFM用のアンテナでダイバーシティ受信をした結果では、前記88MHz〜108MHzにおける指向特性が非常に優れた受信利得が得られることがわかった。
[実施例4]
図4に示す実施例4は、実施例1のデフォッガに第1補助エレメント6、第2補助エレメント7、第3補助エレメント8を接続し、該第1補助エレメント6の第1補助水平線条6aにFMアンテナ5の水平エレメント5aを近接させ容量結合させ、デフォッガのバスバー3’にFMアンテナ5の垂直エレメント5bを近接させ容量結合させたものであり、第1補助エレメント6、第2補助エレメント7、第3補助エレメント8の線条長さ、デフォッガ2との間隔等は、実施例1と同一であるが、第4補助エレメントを有していない点が実施例1と異なる。
実施例1と同様に、FM放送波受信用のアンテナ5の給電点4より図示しないチューナーに接続した。また、本発明のFM放送波受信用アンテナ5の各線条の長さ、第1補助エレメントの各線条長さ、間隔は実施例1と同じである。
これらのFM放送波受信用アンテナ5、およびデフォッガ2、給電点4、バスバー3、3’を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FM放送波受信用アンテナ5については、給電点4よりフィーダー線により図示しないFMチューナーに接続した。
尚、前記FM放送波受信用のアンテナ5と、図示しないルーフマウントアンテナ(RMA)とは、指向特性を向上させるためにダイバーシティ受信させるようにした。
前記FM用アンテナ5で受信をした結果、88MHz〜108MHzの北米・欧州・豪州向けFM放送波帯の水平偏波の平均受信利得が、−18.8dB、垂直偏波の平均受信利得が、−16.8dB(ダイポール比)となり、前記FM用アンテナ5と、図示しないAM/FM用ルーフマウントアンテナ(RMA)の2系統のFM用のアンテナでダイバーシティ受信をした結果では、前記88MHz〜108MHzにおける指向特性が非常に優れた受信利得が得られることがわかった。
[比較例1]
図5に示すように、自動車用の後部窓ガラスのデフォッガ2の下部コーナー部に、周波数が88〜108MHz帯の北米・欧州・豪州向けのFM放送波受信用アンテナ5’を配設した。
前記FM放送波受信用のアンテナ5’は、デフォッガ2の右側のバスバー3’の下端部近傍に設けた給電点4’より水平方向に延ばした水平エレメント5a’からなる。
前記水平エレメント5a’は、前記デフォッガの最下線の水平加熱線条5aと近接させ容量結合させた。
これらのFM放送波受信用アンテナ5’、およびデフォッガ2、給電点4、バスバー3、3’を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FM放送波受信用アンテナ5については、給電点4よりフィーダー線により図示しないFMチューナーに接続した。
前記FM用アンテナ5’で受信をした結果、図6、図7の周波数特性図の細線で示したように、88MHz〜108MHzの北米・欧州・豪州向けFM放送波帯の水平偏波の平均受信利得が−24.8dB、垂直偏波の平均受信利得が、−21.1dB(ダイポール比)となり、前記FM用アンテナ5と、満足する受信利得が得られないことがわかった。
本発明の自動車用後部ドアの窓ガラスに設けた実施例1を示す正面図。 本発明の樹脂製の自動車用後部ドアの窓ガラスに設けた実施例2を示す正面図。 本発明の自動車用後部ドアの窓ガラスに設けた実施例3を示す正面図。 本発明の自動車用後部ドアの窓ガラスに設けた実施例4を示す正面図。 比較例1のアンテナの正面図。 本発明の実施例1と比較例1の水平偏波の周波数特性図。 本発明の実施例1と比較例1の垂直偏波の周波数特性図。
符号の説明
1 窓ガラス板
2 デフォッガ
2a 水平加熱線条
2b 補助垂直線条
3、3’ バスバー
4 給電点
5 FMアンテナ
5a 水平エレメント
5b 垂直エレメント
5’ 従来のFMアンテナ
5a’ 水平エレメント
6 第1補助エレメント
6a 第1補助水平線条
6b 折返線条
7 第2補助エレメント
7a 第2補助水平線条
7b 第2補助垂直線条
8 第3補助エレメント
8a 第3補助水平線条
9 第4補助エレメント
9a 第4補助水平線条
9b 第4補助垂直線条
20 ワイパー取付孔
21 窓フランジ
22 金属補強枠

Claims (5)

  1. 自動車のハッチバック式後部ドアに設ける窓ガラスのデフォッガの下部または側部の余白部に設けるFMラジオ放送波受信用アンテナであって、
    前記デフォッガの前記バスバーの下端または最下部の水平加熱線条から分岐し最下部の前記水平加熱線条に沿って延ばした第1補助水平線条を少なくとも有する第1補助エレメントを設け、
    前記デフォッガの各バスバーの上端部よりそれぞれ引出し線を介して設けた第2補助水平線条の先端より、バスバーの外方に離隔して略垂直方向に下向きに延ばした少なくとも1本の第2補助垂直線条を有す第2補助エレメントを設け、
    デフォッガのバスバーの下部近傍に設けた給電点から略水平方向に延ばした水平エレメントを前記第1の補助水平線条に近接させ容量結合するとともに、前記給電点よりバスバーの外側に沿って延ばした垂直エレメントをバスバーに近接させ容量結合したことを特徴とする自動車用のガラスアンテナ。
  2. デフォッガの各バスバーの上端部よりそれぞれ引出し線を介して、デフォッガの最上部の加熱水平線条の上部側に沿って中央部近傍まで近接させて延ばした第3補助水平線条を有する第3補助エレメントを設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用のガラスアンテナ。
  3. 前記デフォッガの最下部の水平加熱線条の略中間部から分岐し最下部の水平加熱線条に沿って前記給電点とは反対方向に延ばした第4補助水平線条と、その先端よりさらにバスバーの外側で近接する第4補助垂直線条とからなる第4補助エレメントを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用のガラスアンテナ。
  4. 前記後部ドアが樹脂製であり、該後部ドアの開口部の周辺部の少なくとも上辺、及び両側辺に金属ボディにアースした金属補強枠を設け、前記第2補助エレメントの第2補助垂直線条を前記金属補強枠と間隔を保って重ね合わせ、あるいは近接させて容量結合するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車用のガラスアンテナ。
  5. 前記後部窓ガラスは、デフォッガの上部にアンテナを設ける余白部がない窓ガラスであって、自動車のルーフ上に突設させたAM/FM放送波受信用のルーフマウントアンテナ(略してRMAともいう)と、後部窓ガラスの下部または側部の余白部に設けた請求項1乃至4のいずれかに記載のFM放送波受信用のアンテナとでダイバーシティ受信させるようにしたことを特徴とする自動車用のガラスアンテナ。
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