JP3599949B2 - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車など、車両用の側部窓ガラスに設けたガラスアンテナに関し、特にFMラジオ放送波とTV放送波など、周波数帯域の異なる電波を受信するに好適なガラスアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用のガラスアンテナとしては、後部窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部あるいは下部余白部に導電線条を設けたアンテナ、前部窓ガラスに導電線条を設けたアンテナなどが知られており、実用化もされているが、前者にあっては、本来スペースが少ないために、アンテナ占有面積が小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られなかった。
【0003】
また、後者の前部窓ガラスに設けたアンテナは、比較的受信利得は高いが、運転者の視界を妨げないようにする必要があり、取付場所の制約がある。
そこで、このような制約がほとんどなく、しかも比較的面積の大きな側部窓ガラスが装着されたRV車などの普及により、側部窓ガラスに設けたアンテナが注目されており、左右両方の側部窓ガラスに一対のアンテナを設けてダイバーシティ受信を行う実開昭58−61509号、少なくとも一方の側部窓ガラスに2系統のアンテナを設けて一つは時計回りに、他方は反時計回りに配設する特開昭61−265904号、一対の給電部を相互に離間させて設け、給電部から縦方向に延びるアンテナ線条を設けた実開昭61−197710号、ほぼ側部窓ガラス全域にわたり2系統のアンテナを設けた実開昭61−197712号など数多くの出願もされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開昭58−61509号は、左右側部窓ガラスのアンテナによりダイバーシティ受信するものであるが、それぞれ1系統のアンテナで受信するものであるから、76MHz〜90MHzのFMラジオ放送波、1〜3チャンネルのTV放送波帯(以下、VHF−L帯と略称する)、4〜12チャンネルのTV放送波帯(以下、VHF−H帯と略称する)の非常に広範囲の電波を受信することは困難である。
【0005】
また、特開昭61−265904号、実開昭61−197710号、実開昭61−197712号などには2系統のTV放送波受信用のアンテナが示されているが、2系統のアンテナの一つが下辺の1辺のみ、2系統のアンテナともせいぜい2辺に沿って延びるアンテナなので、一般的には十分な受信利得を得るのは困難であり、ましてFMラジオ放送波からTV放送波VHF帯の全域にわたり高い受信利得を得ることは困難であり、同じ側部窓ガラスに設けられたアンテナの指向特性はある程度類似したものにならざるをえず、2系統のアンテナをダイバーシティ受信をして特定方向の利得の落ち込み(ディップ)を互いに補完しあうには不十分であった。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、FMラジオ放送波に対して受信利得が高いアンテナとTV放送波に対して受信利得が高いアンテナを自動車用のガラスアンテナとして提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、本発明は、車両用の側部窓ガラスの上部コーナー部に設けた第1の給電部から窓ガラスの上辺に沿って延びる第1の水平線条と給電部とは反対側の窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条を主たる構成とし、該第1の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条を少なくとも具備するFMラジオ放送波受信用の第1のアンテナと、第1の給電部に近接配置される第2の給電部から窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条と該垂直線条に接続され窓ガラスの下辺に沿って延びる第1の水平線条と第2の給電部から第1のアンテナの最下部の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条とを少なくとも具備するTV放送波受信用の第2のアンテナから構成されるようにしたことを特徴とするものであり、この場合に第1のアンテナの第1の水平線条と垂直線条の合計長さを500mm〜800mmあるいは1000mm〜1600mmの範囲とするとともに、第2のアンテナの垂直線条と水平線条の合計長さを400mm〜600mmあるいは200mm〜300mmの範囲にするとそれぞれが受信電波に対して、受信電波の波長をλ、アンテナの短縮率をα(ほぼ0.7)としたときに、λα/4あるいはλα/2の共振長さとなり、受信利得が高くなるので好ましい。
【0008】
また、上部コーナー部に設けた第1の給電部から窓ガラスの上辺に沿って延びる第1の水平線条を主たる構成とし、該第1の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条を少なくとも具備するTV放送波受信用の第1のアンテナと、第1の給電部に近接配置される第2の給電部から窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条と該垂直線条に接続され窓ガラスの下辺に沿って延びる第1の水平線条と第2の給電部から第1のアンテナの最下部の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条とを少なくとも具備するFMラジオ放送波受信用の第2のアンテナから構成されるようにしてもよく、この場合には第1のアンテナの第1の水平線条の長さを400mm〜600mmあるいは200mm〜300mmの範囲とするとともに、第2のアンテナの垂直線条と水平線条の合計長さを500mm〜800mmあるいは1000mm〜1600mmの範囲とすると、それぞれが受信電波に対して共振長さとなり、受信利得が高くなるので好ましい。
【0009】
第1のアンテナは、FMラジオ放送波受信用の場合は第1の水平線条と垂直線条が、TV放送波受信用の場合には第1の水平線条が主たるエレメントとなり、この第1の水平線条に平行に延びる第2の水平線条を設けて二重にすることにより、FMラジオ放送波、あるいはTV放送波に対して広い範囲で受信利得を向上させ、さらに第2のアンテナと容量結合させることにより、お互いに利得を高めあって受信することができる。
【0010】
第2のアンテナは、垂直線条と下辺に沿って延びる水平線条が主たるエレメントとして作用するようにこの合計長さを受信電波の共振長さにすることにより、受信利得を向上させるだけでなく、第1のアンテナと容量結合させることによりさらに受信利得を向上させ、広帯域性を付与している。
【0011】
また、本発明のアンテナは2系統設けるものであり、この2系統のアンテナは同じ窓ガラスであって、しかも互いに容量結合させているので、指向特性が類似したものになり、この2系統のアンテナによりダイバーシティ受信すると効果が半減するが、本発明では、一方はFMラジオ放送波、他方はTV放送波などと受信帯域を変えて受信するので、指向特性が類似していても、指向特性の異なる他方の側部窓ガラスに設けたアンテナ(この場合に実施例1に示すように本発明の構成としてもよいし、別の構成でも勿論よい)、後部窓ガラスあるいは前部窓ガラスに設けたガラスアンテナ、ホイップアンテナなどのポールアンテナなどとダイバーシティ受信すると、指向特性の類似性を関係がないようにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の2系統のアンテナの給電部は、側部窓ガラスのどちらかの側辺に沿った部分、すなわち窓ガラスの上部のコーナーから窓ガラスの側辺中央部までの箇所に近接配置する。
【0013】
第1のアンテナは、FMラジオ放送波受信用の場合には給電部から窓ガラスの上辺に沿って延びる第1の水平線条と給電部とは反対側の側辺に沿って延びる垂直線条を主たる構成とし、TV放送波受信時には第1の水平線条を主たる構成とし該第1の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条を少なくとも具備するものであり、第2の水平線条は実施例1の(a)に示すように給電部から2本延びる構成にするか、実施例1の(b)に示すように、短い垂直線条で2本の水平線条を接続する構成にするか、あるいは実施例2に示すように第1の水平線条を折り返して第2の水平線条を形成するような構成にしてもよい。
【0014】
第2のアンテナは、第1の給電部に近接配置される第2の給電部から側辺に沿って延びる垂直線条と該垂直線条に接続され下辺に沿って延びる第1の水平線条と第2の給電部から第1のアンテナの最下部の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条とを少なくとも具備するものであり、第2のアンテナの第2の水平線条と第1のアンテナの最下部との間隔は3〜10mmの範囲とし、容量結合させることが必要不可欠である。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1の(a)と(b)は、それぞれ本発明のガラスアンテナを一方の側部窓ガラスと他方の側部窓ガラスに設けた車外側から見た正面図、図2と図3はそれぞれ実施例2と実施例3を示す車外側から見た正面図、図4と図5はそれぞれ実施例1における一方の窓ガラスに設けた第1のアンテナのFMラジオ放送波帯の電波を受信したときの指向特性図と第2のアンテナのTV放送波帯の電波を受信したときの指向特性図、図6と図7はそれぞれ実施例1における他方の窓ガラスに設けた第1のアンテナのFMラジオ放送波帯の電波を受信したときの指向特性図と第2のアンテナのTV放送波帯の電波を受信したときの指向特性図である。
【0016】
実施例1
図1(a)、(b)に示すように、車両用の一方の側部窓ガラスと他方の側部窓ガラスに本発明のガラスアンテナを装着してダイバーシティ受信する場合の例である。
【0017】
一方の側部窓ガラスとして装着される板ガラス1には、第1の給電部2から窓ガラスの上辺に沿って延びる長さが450mmの第1の水平線条3と給電部とは反対側の側辺に沿って延びる長さが200mmの垂直線条3を主たる構成とし該第1の水平線条3と近接、平行に延びる長さが470mmの第2の水平線条3、垂直線条3に近接、平行して下方に延びる長さが220mmの垂直線条3からなるFMラジオ放送波受信用の第1のアンテナ3と、第1の給電部2に近接配置される第2の給電部4から側辺に沿って延びる長さが160mmの垂直線条5と該垂直線条に接続され下辺に沿って延びる長さが400mmの第1の水平線条5と第2の給電部4から長さが60mmの垂直線条を介して第1のアンテナの最下部の水平線条(3)と近接、平行に延びる長さが400mmの第2の水平線条5を主たる構成とし、長さが60mmの補助エレメント5を垂直線条5の下端部に付加したTV放送波受信用の第2のアンテナ5を曲げ加工前にスクリーン印刷して、曲げ加工と同時に焼成して形成する。
【0018】
他方の側部窓ガラスとして装着される板ガラス11には、第1の給電部12から窓ガラスの上辺に沿って延びる長さが450mmの第1の水平線条13と給電部とは反対側の側辺に沿って延びる長さが220mmの垂直線条13を主たる構成とし、該第1の水平線条13と近接、平行に延びる長さが450mmの第2の水平線条13(第1の水平線条13と第1の水平線条のほぼ中央部で垂直線条により接続)からなるFMラジオ放送波受信用の第1のアンテナ13と、第1の給電部12に近接配置される第2の給電部14から側辺に沿って延びる長さが190mmの垂直線条15と該垂直線条に接続され下辺に沿って延びる長さが400mmの第1の水平線条15と第2の給電部14から長さが60mmの垂直線条を介して第1のアンテナの最下部の水平線条(13)と近接、平行に延びる長さが400mmの第2の水平線条15を主たる構成とし、長さが400mmの水平線条を長さが20mmの垂直線条により第1の水平線条15に接続される補助エレメント15を付加した第2のアンテナ15を曲げ加工前にスクリーン印刷して、曲げ加工と同時に焼成して形成する。
【0019】
このようにして得られた板ガラス1、11の寸法を上辺エッジ長さ=600mm、下辺エッジ長さ=610mm、側辺の長辺側エッジ長さ=460mm、側辺の短辺側エッジ長さ=400mmとして自動車の側部窓ガラスに装着して、本発明のアンテナ3、5と13、15によって、76MHz〜90MHzのFMラジオ放送波帯、90MHz〜108MHzのVHF−L帯、170MHz〜222MHzのVHF−H帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯(以下、UHF帯と略称する)の電波を受信して、標準のダイポールアンテナの受信利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称する)で表すと、アンテナ3が平均値でそれぞれ−19.1dB、−28.0dB、−22.1dB、−19.6dBとなり、アンテナ5が平均値でそれぞれ−21.1dB、−22.3dB、−18.3dB、−17.2dBとなり、アンテナ13が平均値でそれぞれ−19.4dB、−26.3dB、−21.9dB、−18.9dBとなり、アンテナ15が平均値でそれぞれ−22.0dB、−21.1dB、−17.9dB、−17.6dBとなり、FMラジオ放送波に対してアンテナ3とアンテナ13が、TV放送波帯に対してアンテナ5と15が良好なアンテナであることがわかる。また、UHF帯に対してはそれぞれのアンテナが良好なアンテナであることがわかる。
【0020】
また、アンテナ3とアンテナ13のFMラジオ放送波帯の電波に対する指向特性はそれぞれ図4と図6に示すようになり、アンテナ5とアンテナ15のTV放送波VHF−H帯の電波に対する指向特性はそれぞれ図5と図7に示すようになった。
【0021】
この結果から明らかなように同じ窓ガラスに設けたアンテナ3とアンテナ5、アンテナ13とアンテナ15は受信周波数が異なっても受信利得の落ち込み(ディップ)位置が同じような方向にあって指向特性が類似したものになっているが、FMラジオ放送波受信用のアンテナ3と13、TV放送波受信用のアンテナ5と15はいずれもディップ位置が異なり互いに補完するような関係にあることがわかる。
【0022】
従って実際には本発明の構成の前記FMラジオ放送波受信用の第 1 のアンテナとTV放送波受信用の第2のアンテナを左右の側部窓ガラスに設けて、FMラジオ放送波を受信するときには、アンテナ3とアンテナ13によりダイバーシティ受信をし、TV放送波VHF−L帯を受信するときには左右の側部窓ガラスのTV放送波受信用のアンテナ5と15(好ましくはホイップアンテナを加えて)により、TV放送波VHF−H帯を受信するときにはアンテナ5と15により、TV放送波UHF帯を受信するときには左右の側部窓ガラスに設けた4系統のアンテナにより、それぞれダイバーシティ受信すると好ましい。
【0023】
実施例2
図2に示す実施例2は第1の給電部2と第2の給電部4を実施例1よりさらに上方に設け、アンテナのパターンを変えた例である。
【0024】
一方の側部窓ガラスとして装着される板ガラス1には、第1の給電部2から窓ガラスの上辺に沿って延びる長さが470mmの第1の水平線条3と給電部とは反対側の側辺に沿って延びる長さが220mmの垂直線条3を主たる構成とし該第1の水平線条3と近接、平行に延び、第1の水平線条3の先端部分で接続される長さが460mmの第2の水平線条3からなるFMラジオ放送波受信用の第1のアンテナ3と、第1の給電部2に近接配置される第2の給電部4から側辺に沿って延びる長さが240mmの垂直線条5と該垂直線条に接続され下辺に沿って延びる長さが400mmの第1の水平線条5と第2の給電部4から長さが200mmの水平線条を介して第1のアンテナの最下部の水平線条(3)と近接、平行に延びる長さが350mmの第2の水平線条5を主たる構成とし、第1の水平線条5の先端から折り返した長さが400mmの補助エレメント5を付加したTV放送波受信用の第2のアンテナ5を形成する。
【0025】
このようにして得られたアンテナ3、アンテナ5も実施例1と同等の受信利得が得られ、指向特性におけるディップ位置もほぼ同じ方向にあることを確認した。
【0026】
実施例3
図3に示す実施例3は第1のアンテナをTV放送波受信用アンテナ、第2のアンテナをFMラジオ放送波受信用のアンテナとした例である。
【0027】
一方の側部窓ガラスとして装着される板ガラス1には、第1の給電部2から窓ガラスの上辺に沿って延びる長さが420mmの第1の水平線条3と長さが420mmの第2の水平線条3を10mmの間隔で平行配置したTV放送波受信用の第1のアンテナ3と、第1の給電部2に近接配置される第2の給電部4から側辺に沿って延びる長さが200mmの垂直線条5と該垂直線条に接続され下辺に沿って延びる長さが420mmの第1の水平線条5と第2の給電部4から長さが60mmの垂直線条を介して第1のアンテナの最下部の水平線条(3)と近接、平行に延びる長さが420mmの2本の第2の水平線条5を主たる構成とし、垂直線条5の先端から水平に延びる長さが100mmの補助エレメント5(第1の水平線条5との間隔20mm)を付加したFMラジオ放送波受信用の第2のアンテナ5を形成する。
【0028】
このようにして得られたアンテナ3、アンテナ5も実施例1と同等の受信利得が得られ、指向特性におけるディップ位置もほぼ同じ方向にあることを確認した。
【0029】
【発明の効果】
本発明のガラスアンテナは、以上説明したように、側部窓ガラスに設けたアンテナであり、2系統のアンテナのパターンに工夫を凝らし、受信利得を向上させ、さらにそれぞれのアンテナを互いに容量結合させるように配設したので、それぞれのアンテナに広帯域性を付与するものであり、2系統のアンテナは異なる電波を受信させることにより、指向特性が類似しても支障がないようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)と(b)は、それぞれ本発明のガラスアンテナを一方の側部窓ガラスと他方の側部窓ガラスに設けた車外側から見た正面図である。
【図2】実施例2を示す車外側から見た正面図である。
【図3】実施例3を示す車外側から見た正面図である。
【図4】実施例1における一方の窓ガラスに設けた第1のアンテナのFMラジオ放送波帯の電波を受信したときの指向特性図である。
【図5】実施例1における一方の窓ガラスに設けた第2のアンテナのTV放送波帯の電波を受信したときの指向特性図である。
【図6】実施例1における他方の窓ガラスに設けた第1のアンテナのFMラジオ放送波帯の電波を受信したときの指向特性図である。
【図7】実施例1における他方の窓ガラスに設けた第2のアンテナのTV放送波帯の電波を受信したときの指向特性図である。
【符号の説明】
1、11 板ガラス
2、12 第1の給電部
3、13 第1のアンテナ
4、14 第2の給電部
5、15 第2のアンテナ

Claims (5)

  1. 車両用の側部窓ガラスの上部コーナー部に設けた第1の給電部から窓ガラスの上辺に沿って延びる第1の水平線条と給電部とは反対側の窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条を主たる構成とし、該第1の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条を少なくとも具備するFMラジオ放送波受信用の第1のアンテナと、第1の給電部に近接配置される第2の給電部から窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条と該垂直線条に接続され窓ガラスの下辺に沿って延びる第1の水平線条と第2の給電部から第1のアンテナの最下部の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条とを少なくとも具備するTV放送波受信用の第2のアンテナから構成されるようにしたことを特徴とする車両用のガラスアンテナ。
  2. 第1のアンテナの第1の水平線条と垂直線条の合計長さを500mm〜800mmあるいは1000mm〜1600mmの範囲とするととともに、第2のアンテナの垂直線条と水平線条の合計長さを400mm〜600mmあるいは200mm〜300mmの範囲としたことを特徴とする請求項1記載の車両用のガラスアンテナ。
  3. 車両用の側部窓ガラスの上部コーナー部に設けた第1の給電部から窓ガラスの上辺に沿って延びる第1の水平線条を主たる構成とし、該第1の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条を少なくとも具備するTV放送波受信用の第1のアンテナと、第1の給電部に近接配置される第2の給電部から窓ガラスの側辺に沿って延びる垂直線条と該垂直線条に接続され窓ガラスの下辺に沿って延びる第1の水平線条と第2の給電部から第1のアンテナの最下部の水平線条と近接、平行に延びる第2の水平線条とを少なくとも具備するFMラジオ放送波受信用の第2のアンテナから構成されるようにしたことを特徴とする車両用のガラスアンテナ。
  4. 第1のアンテナの第1の水平線条の長さを400mm〜600mmあるいは200mm〜300mmの範囲とするとともに、第2のアンテナの垂直線条と水平線条の合計長さを500mm〜800mmあるいは1000mm〜1600mmの範囲としたことを特徴とする請求項3記載の車両用のガラスアンテナ。
  5. 前記FMラジオ放送波受信用の第1のアンテナとTV放送波受信用の第2のアンテナとを左右の側部窓ガラスにそれぞれ設けると共に、FMラジオ放送波を受信するときには、左右の側部窓ガラスに設けた2つの前記第1のアンテナによりダイバーシティ受信をし、TV放送波VHF−L帯を受信するときには、左右の側部窓ガラス設けた2つの前記第2のアンテナによりダイバーシティ受信をし、TV放送波UHF帯を受信するときには、左右の側部窓ガラスに設けた前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの4系統のアンテナによりダイバーシティ受信をするようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用のガラスアンテナ。
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