JP2638708B2 - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents
自動車用のガラスアンテナInfo
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- JP2638708B2 JP2638708B2 JP4049738A JP4973892A JP2638708B2 JP 2638708 B2 JP2638708 B2 JP 2638708B2 JP 4049738 A JP4049738 A JP 4049738A JP 4973892 A JP4973892 A JP 4973892A JP 2638708 B2 JP2638708 B2 JP 2638708B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用のドアあるいは
トランクルームの開閉またはルームランプのオンオフ等
車載機器の制御に必要な制御情報を無線通信する携帯用
送信部からの送信情報を受信するための、あるいはFM
ラジオ放送波、TV放送波などを受信するための超短波
帯受信用のガラスアンテナに関する。
トランクルームの開閉またはルームランプのオンオフ等
車載機器の制御に必要な制御情報を無線通信する携帯用
送信部からの送信情報を受信するための、あるいはFM
ラジオ放送波、TV放送波などを受信するための超短波
帯受信用のガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、一般的なキーを用い
たドアロック装置に代わって送信機からの、周波数が6
0MHz前後の微弱電波によるコード信号を受信してド
アの開閉および車両用機器の制御を行う方式が注目さ
れ、種々の提案がされている。
たドアロック装置に代わって送信機からの、周波数が6
0MHz前後の微弱電波によるコード信号を受信してド
アの開閉および車両用機器の制御を行う方式が注目さ
れ、種々の提案がされている。
【0003】このような無線通信による信号を受信する
キーレスエントリー用のアンテナとして、特開昭62−
37275号などに示されるループコイルを含むピック
アップをピラーなどに内蔵するものがあるが、ノイズの
影響が大きく、その対策が必要であり、さらに車体に埋
め込まれるので、チューニングが困難であるなどの欠点
がある。
キーレスエントリー用のアンテナとして、特開昭62−
37275号などに示されるループコイルを含むピック
アップをピラーなどに内蔵するものがあるが、ノイズの
影響が大きく、その対策が必要であり、さらに車体に埋
め込まれるので、チューニングが困難であるなどの欠点
がある。
【0004】一方ガラスに線条アンテナをスクリーン印
刷により形成したガラスアンテナも特開昭63−434
03号などとして提案されているが、サイドウインド下
側に設けたアンテナは窓の開閉により受信利得が変動
し、その結果特に開いている場合などにおいては作動が
困難であるばかりか、サイドウインドに設けたアンテナ
はフロントやリアの窓ガラスに設けたものより指向性が
強く、発振機の方向によっては作動しない恐れがあるな
どの欠点がある。
刷により形成したガラスアンテナも特開昭63−434
03号などとして提案されているが、サイドウインド下
側に設けたアンテナは窓の開閉により受信利得が変動
し、その結果特に開いている場合などにおいては作動が
困難であるばかりか、サイドウインドに設けたアンテナ
はフロントやリアの窓ガラスに設けたものより指向性が
強く、発振機の方向によっては作動しない恐れがあるな
どの欠点がある。
【0005】また、車両用の後部窓ガラスは開口部が最
も大きいが、防曇用の加熱線条が大部分を専有している
上に、最近はFMラジオ放送波あるいはTV放送波を受
信するためにプリントされたアンテナが加熱線条上部の
余白部などに設けられている場合も多く、従って場所的
に大きな制約があるので、残余部分にキーレスエントリ
ー用のアンテナを設けても充分な受信利得が得られなか
った。
も大きいが、防曇用の加熱線条が大部分を専有している
上に、最近はFMラジオ放送波あるいはTV放送波を受
信するためにプリントされたアンテナが加熱線条上部の
余白部などに設けられている場合も多く、従って場所的
に大きな制約があるので、残余部分にキーレスエントリ
ー用のアンテナを設けても充分な受信利得が得られなか
った。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、車両用の後部窓ガラスの狭い場所であって
も、あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開
閉、機器の制御など、作動を確実に行うことができ、し
かもFMラジオ放送波、TV放送波などを受信するサブ
アンテナとしても使用可能なガラスアンテナを提供する
ことを目的とする。
のであり、車両用の後部窓ガラスの狭い場所であって
も、あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開
閉、機器の制御など、作動を確実に行うことができ、し
かもFMラジオ放送波、TV放送波などを受信するサブ
アンテナとしても使用可能なガラスアンテナを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明のアンテナは超
短波帯受信用のガラスアンテナであり、車両用後部窓ガ
ラスの防曇用加熱線条の上部余白部に水平線条と垂直線
条から構成される第1のアンテナを設けたガラスアンテ
ナにおいて、防曇用加熱線条の下方側方部に設けた給電
点に接続され防曇用加熱線条の外側を上方に延び、さら
に前記第1のアンテナの上部余白部か第1のアンテナの
余白部を水平に延びる第1のエレメントと、防曇用加熱
線条の下部余白部において、前記給電点に接続され水平
に延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2の
エレメントからなる第2のアンテナを少なくとも具備す
るようにしたことを特徴とする。
短波帯受信用のガラスアンテナであり、車両用後部窓ガ
ラスの防曇用加熱線条の上部余白部に水平線条と垂直線
条から構成される第1のアンテナを設けたガラスアンテ
ナにおいて、防曇用加熱線条の下方側方部に設けた給電
点に接続され防曇用加熱線条の外側を上方に延び、さら
に前記第1のアンテナの上部余白部か第1のアンテナの
余白部を水平に延びる第1のエレメントと、防曇用加熱
線条の下部余白部において、前記給電点に接続され水平
に延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2の
エレメントからなる第2のアンテナを少なくとも具備す
るようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余
白部に水平線条と垂直線条から構成される公知の第1の
アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、防曇用加熱
線条の下方側方部に設けた給電点に接続され防曇用加熱
線条の外側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの
上部余白部を水平に延びる第1のエレメントの水平部分
を設けることにより特に受信利得を向上させ、防曇用加
熱線条の下部余白部において、前記給電点に接続され水
平に延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2
のエレメントが受信利得を向上させ、さらに両者、第1
と第2のエレメントを組み合わせることにより、特定方
向における受信利得の落ち込み(ディップ)を改善し、
さらに全方向に対する受信利得を向上させるものであ
る。
白部に水平線条と垂直線条から構成される公知の第1の
アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、防曇用加熱
線条の下方側方部に設けた給電点に接続され防曇用加熱
線条の外側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの
上部余白部を水平に延びる第1のエレメントの水平部分
を設けることにより特に受信利得を向上させ、防曇用加
熱線条の下部余白部において、前記給電点に接続され水
平に延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2
のエレメントが受信利得を向上させ、さらに両者、第1
と第2のエレメントを組み合わせることにより、特定方
向における受信利得の落ち込み(ディップ)を改善し、
さらに全方向に対する受信利得を向上させるものであ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図5は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例5
を示す正面図であり、図6は実施例1に示すアンテナの
60MHzにおける指向特性図、図7は実施例2に示す
アンテナの60MHzにおける指向特性図であり、いず
れも矢印は自動車の進行方向を示す。
明する。図1〜図5は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例5
を示す正面図であり、図6は実施例1に示すアンテナの
60MHzにおける指向特性図、図7は実施例2に示す
アンテナの60MHzにおける指向特性図であり、いず
れも矢印は自動車の進行方向を示す。
【0010】実施例1 単板ガラスを自動車の後部窓ガラスに装着した例で、図
1に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線
条2、2、・・・、2、ブスバー3、3、水平線条と垂
直線条から構成される公知の第1のアンテナ4ととも
に、防曇用加熱線条の下方であって一方の側方部に設け
た給電点5に接続され防曇用加熱線条のブスバー3の外
側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの上部余白
部を水平に延びる第1のエレメント61 と防曇用加熱線
条の下部余白部において、前記給電点に接続され水平に
延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2のエ
レメント62 からなる第2のアンテナ6を導電ペースト
によりスクリーン印刷、焼成して形成する。なお、本実
施例ではワイパーが設けられので、取りつけ用の孔7が
穿孔され、ワイパー凍結防止用の加熱線条8が前記アン
テナなどと同時に導電ペーストによりスクリーン印刷、
焼成される。
1に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線
条2、2、・・・、2、ブスバー3、3、水平線条と垂
直線条から構成される公知の第1のアンテナ4ととも
に、防曇用加熱線条の下方であって一方の側方部に設け
た給電点5に接続され防曇用加熱線条のブスバー3の外
側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの上部余白
部を水平に延びる第1のエレメント61 と防曇用加熱線
条の下部余白部において、前記給電点に接続され水平に
延びさらに折り返して給電点側に水平に延びる第2のエ
レメント62 からなる第2のアンテナ6を導電ペースト
によりスクリーン印刷、焼成して形成する。なお、本実
施例ではワイパーが設けられので、取りつけ用の孔7が
穿孔され、ワイパー凍結防止用の加熱線条8が前記アン
テナなどと同時に導電ペーストによりスクリーン印刷、
焼成される。
【0011】このようにして得られた自動車用のガラス
アンテナの各部の寸法をA1 =1000mm、A2 =1
400mm、B=750mm、C=600mm、D=6
40mm、E=600mm、F=590mm、G=10
mm、H=25mm、I=20mm、J=80mm、K
=15mm、L=5mm、M=20mmとしたものによ
って60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向からの
受信利得を測定して、標準のダイポールアンテナの受信
利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比
と略称する)で表すと、図6の指向特性図に示すように
なり、また5°毎(72方向)の受信利得は全て−25
dBを上回っており(72方向の最小値で−24.4d
B)、72方向の平均値で−20.0dBとなり、ドア
の開閉、機器の制御などの作動に必要とされる受信利得
が−25dBであるので、全ての方向から良好に作動さ
せることができる。
アンテナの各部の寸法をA1 =1000mm、A2 =1
400mm、B=750mm、C=600mm、D=6
40mm、E=600mm、F=590mm、G=10
mm、H=25mm、I=20mm、J=80mm、K
=15mm、L=5mm、M=20mmとしたものによ
って60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向からの
受信利得を測定して、標準のダイポールアンテナの受信
利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比
と略称する)で表すと、図6の指向特性図に示すように
なり、また5°毎(72方向)の受信利得は全て−25
dBを上回っており(72方向の最小値で−24.4d
B)、72方向の平均値で−20.0dBとなり、ドア
の開閉、機器の制御などの作動に必要とされる受信利得
が−25dBであるので、全ての方向から良好に作動さ
せることができる。
【0012】実施例2 図2に示す実施例2はワイパーが無い場合の例であり、
第1のエレメント61の先端に垂直長さが5mm、水平
長さが80mmの補助エレメント9を付加し、第2のエ
レメントの水平長さをE=1000mm、F=600m
mとした以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもので
ある。
第1のエレメント61の先端に垂直長さが5mm、水平
長さが80mmの補助エレメント9を付加し、第2のエ
レメントの水平長さをE=1000mm、F=600m
mとした以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもので
ある。
【0013】このような自動車用のガラスアンテナによ
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、図7の
指向特性図に示すようになり、5°毎(72方向)の受
信利得は全て−20dBを上回っており(72方向の最
小値で−24.0dB)、72方向の平均値で−16.
7dBとなり、実施例1をさらに上回り、ドアの開閉な
どの作動を全ての方向から良好に行うことができる。
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、図7の
指向特性図に示すようになり、5°毎(72方向)の受
信利得は全て−20dBを上回っており(72方向の最
小値で−24.0dB)、72方向の平均値で−16.
7dBとなり、実施例1をさらに上回り、ドアの開閉な
どの作動を全ての方向から良好に行うことができる。
【0014】実施例3 図3に示す実施例3はワイパーを設けない場合の例であ
り、第1のエレメント61 に長さが250mmの補助エ
レメント10を付加し、第2のエレメント62の水平長
さをE=900mm、F=800mmとするとともに、
長さが300mmの補助エレメント11と垂直長さが1
0mm、水平長さが400mmの補助エレメント12を
付加した以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもので
ある。
り、第1のエレメント61 に長さが250mmの補助エ
レメント10を付加し、第2のエレメント62の水平長
さをE=900mm、F=800mmとするとともに、
長さが300mmの補助エレメント11と垂直長さが1
0mm、水平長さが400mmの補助エレメント12を
付加した以外は実施例1と同じ構成、寸法としたもので
ある。
【0015】このような自動車用のガラスアンテナによ
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、72方
向の平均値で−18.7dB、72方向の最小値で−2
3.8dBとなり、実施例1とほぼ同等の結果が得ら
れ、ドア等の作動を全方向から行うことができる。
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、72方
向の平均値で−18.7dB、72方向の最小値で−2
3.8dBとなり、実施例1とほぼ同等の結果が得ら
れ、ドア等の作動を全方向から行うことができる。
【0016】実施例4 図4に示す実施例4はワイパーが設けられる例であり、
第2のエレメントを全体に下方に設け、G=10mm、
J=25mm、K=70mmとして上部空白部にはTV
放送波を受信するに好適な第3のアンテナ13とさらに
反対側のブスバー3の外側にはTV放送波を受信するに
好適な第4のアンテナを設けた以外は実施例1と同じ構
成、寸法としたものである。
第2のエレメントを全体に下方に設け、G=10mm、
J=25mm、K=70mmとして上部空白部にはTV
放送波を受信するに好適な第3のアンテナ13とさらに
反対側のブスバー3の外側にはTV放送波を受信するに
好適な第4のアンテナを設けた以外は実施例1と同じ構
成、寸法としたものである。
【0017】このような自動車用のガラスアンテナによ
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、72方
向の平均値で−20.6dB、72方向の最小値で−2
4.7dBとなり、実施例1とほぼ同等あるいはそれ以
上の結果が得られ、ドア等の作動を全方向から行うこと
ができる。
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定して、ダイポール比で表すと、72方
向の平均値で−20.6dB、72方向の最小値で−2
4.7dBとなり、実施例1とほぼ同等あるいはそれ以
上の結果が得られ、ドア等の作動を全方向から行うこと
ができる。
【0018】また、本実施例では特にTV放送波を受信
するときには第1のアンテナ、第3のアンテナ、第4の
アンテナ14を組み合わせてダイバーシティ受信を行う
と、さらに好ましい。
するときには第1のアンテナ、第3のアンテナ、第4の
アンテナ14を組み合わせてダイバーシティ受信を行う
と、さらに好ましい。
【0019】実施例5 図5に示す実施例5は実施例1〜実施例4とは反対側に
第2のアンテナ6を設け、さらに第1のエレメント61
の水平線条を第1のアンテナ4の上部余白部ではなく、
第1のアンテナ4自身の余白部に設けた例であり、C=
550mm、D=450mm、E=600mm、F=5
50mm、G=20mm、J=70mm、K=15mm
とした以外は実施例1と同じ構成、寸法としたものであ
る。
第2のアンテナ6を設け、さらに第1のエレメント61
の水平線条を第1のアンテナ4の上部余白部ではなく、
第1のアンテナ4自身の余白部に設けた例であり、C=
550mm、D=450mm、E=600mm、F=5
50mm、G=20mm、J=70mm、K=15mm
とした以外は実施例1と同じ構成、寸法としたものであ
る。
【0020】このような自動車用のガラスアンテナによ
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定したところ、実施例1とほぼ同等の結
果が得られた。
って、60MHzのFM電波(水平偏波)の各方向から
の受信利得を測定したところ、実施例1とほぼ同等の結
果が得られた。
【0021】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のアンテナについては、実施例のもの
以外にも既に実装されているアンテナなどの各種のアン
テナを採用することができる。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のアンテナについては、実施例のもの
以外にも既に実装されているアンテナなどの各種のアン
テナを採用することができる。
【0022】第2のアンテナを構成する第1のエレメン
トについて、水平長さDは300mm〜1000mm、
好ましくは400〜800mmの範囲で適宜選択すれば
よい。また、ブスバーに沿って配設される垂直線条とブ
スバー2の間隔Lは2mm以上、好ましくは5mm以
上、垂直線条とガラスエッジの間隔Mは接着剤が塗布さ
れるので10mm以上、好ましくは15mm以上、それ
ぞれ離せばよい。
トについて、水平長さDは300mm〜1000mm、
好ましくは400〜800mmの範囲で適宜選択すれば
よい。また、ブスバーに沿って配設される垂直線条とブ
スバー2の間隔Lは2mm以上、好ましくは5mm以
上、垂直線条とガラスエッジの間隔Mは接着剤が塗布さ
れるので10mm以上、好ましくは15mm以上、それ
ぞれ離せばよい。
【0023】第2のアンテナを構成する第2のエレメン
トについて、水平長さEは400mm〜1200mmの
範囲、好ましくは500mm〜1000mmの範囲、折
り返し部分から給電点に向けて水平に延びる水平長さF
は200mm〜E(mm)の範囲で車種に応じて適宜選
択すればよい。また、全体としては実施例4のように他
のアンテナが配設される場合にはその余白部の下方部に
設けてもよいが、加熱線条下部に他のアンテナが配設さ
れない場合には、実施例1〜実施例3、実施例5に示す
ように上方部に設けた方が好ましい。
トについて、水平長さEは400mm〜1200mmの
範囲、好ましくは500mm〜1000mmの範囲、折
り返し部分から給電点に向けて水平に延びる水平長さF
は200mm〜E(mm)の範囲で車種に応じて適宜選
択すればよい。また、全体としては実施例4のように他
のアンテナが配設される場合にはその余白部の下方部に
設けてもよいが、加熱線条下部に他のアンテナが配設さ
れない場合には、実施例1〜実施例3、実施例5に示す
ように上方部に設けた方が好ましい。
【0024】補助エレメント9、10、11、12など
で示すようなアンテナは必ずしもなくてもよいが、指向
特性の改善、受信利得の向上などを目的として直線形
状、L字形状以外にもコ字形状、T字形状あるいはこれ
らを組み合わせた形状の各種のエレメントを付加するこ
とができる。
で示すようなアンテナは必ずしもなくてもよいが、指向
特性の改善、受信利得の向上などを目的として直線形
状、L字形状以外にもコ字形状、T字形状あるいはこれ
らを組み合わせた形状の各種のエレメントを付加するこ
とができる。
【0025】また、本発明のガラスアンテナは60MH
z前後の周波数帯などのキーレスエントリー用のアンテ
ナとして使用することができ、この場合には単独で使用
するが、さらに76MHz〜90MHzの国内FMラジ
オ放送波、88MHz〜108MHzの北米FMラジオ
放送波、90MHz〜108MHzのTV放送波VHF
帯のロウチャンネル(1〜3チャンネル)などを受信す
るサブアンテナとしても使用することが可能であり、こ
の場合には加熱線条上部余白部に設けた第1のアンテ
ナ、実施例4で示した第3のアンテナ、第4のアンテ
ナ、前部窓ガラスに設けたガラスアンテナ、側部窓ガラ
スに設けたガラスアンテナもしくはポールアンテナなど
と組み合わせてダイバーシティ受信を行うとメインアン
テナ単体よりもさらに好ましい結果を得ることができ
る。
z前後の周波数帯などのキーレスエントリー用のアンテ
ナとして使用することができ、この場合には単独で使用
するが、さらに76MHz〜90MHzの国内FMラジ
オ放送波、88MHz〜108MHzの北米FMラジオ
放送波、90MHz〜108MHzのTV放送波VHF
帯のロウチャンネル(1〜3チャンネル)などを受信す
るサブアンテナとしても使用することが可能であり、こ
の場合には加熱線条上部余白部に設けた第1のアンテ
ナ、実施例4で示した第3のアンテナ、第4のアンテ
ナ、前部窓ガラスに設けたガラスアンテナ、側部窓ガラ
スに設けたガラスアンテナもしくはポールアンテナなど
と組み合わせてダイバーシティ受信を行うとメインアン
テナ単体よりもさらに好ましい結果を得ることができ
る。
【0026】また、後部窓ガラスに合わせガラスを使用
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、防曇用加熱
線条とその上部余白部に公知のアンテナが配設された車
両用の後部窓ガラスの狭い場所に設けたものであって
も、あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開
閉、機器の制御など、作動を確実に行うことができ、し
かもFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯などを受信
するサブアンテナとしても使用することができるもので
ある。
線条とその上部余白部に公知のアンテナが配設された車
両用の後部窓ガラスの狭い場所に設けたものであって
も、あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開
閉、機器の制御など、作動を確実に行うことができ、し
かもFMラジオ放送波、TV放送波VHF帯などを受信
するサブアンテナとしても使用することができるもので
ある。
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す正面図である。
スに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す正面図である。
スに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例4を示す正面図である。
スに設けた実施例4を示す正面図である。
【図5】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例5を示す正面図である。
スに設けた実施例5を示す正面図である。
【図6】実施例1に示すアンテナの60MHzにおける
指向特性図である。
指向特性図である。
【図7】実施例2に示すアンテナの60MHzにおける
指向特性図である。
指向特性図である。
1 板ガラス 2 防曇用加熱線条 4 第1のアンテナ 5 給電点 6 第2のアンテナ 61 第1のエレメント 62 第2のエレメント 9〜12 補助エレメント 13 第3のアンテナ 14 第4のアンテナ
Claims (1)
- 【請求項1】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上
部余白部に水平線条と垂直線条から構成される第1のア
ンテナを設けたガラスアンテナにおいて、防曇用加熱線
条の下方側方部に設けた給電点に接続され防曇用加熱線
条の外側を上方に延び、さらに前記第1のアンテナの上
部余白部か第1のアンテナの余白部を水平に延びる第1
のエレメントと、防曇用加熱線条の下部余白部におい
て、前記給電点に接続され水平に延びさらに折り返して
給電点側に水平に延びる第2のエレメントからなる第2
のアンテナを少なくとも具備するようにしたことを特徴
とする超短波帯受信用の自動車用のガラスアンテナ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049738A JP2638708B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 自動車用のガラスアンテナ |
EP93103487A EP0559196B1 (en) | 1992-03-06 | 1993-03-04 | Automotive window glass antenna |
DE69313165T DE69313165T2 (de) | 1992-03-06 | 1993-03-04 | Scheibenantenne für Kraftfahrzeug |
US08/028,920 US5334989A (en) | 1992-03-06 | 1993-03-08 | Automotive window glass antenna |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049738A JP2638708B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 自動車用のガラスアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05251918A JPH05251918A (ja) | 1993-09-28 |
JP2638708B2 true JP2638708B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=12839533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4049738A Expired - Lifetime JP2638708B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 自動車用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638708B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5339710B2 (ja) * | 2007-10-23 | 2013-11-13 | セントラル硝子株式会社 | 自動車用のガラスアンテナ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5861508U (ja) * | 1981-10-22 | 1983-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 改良されたガラスアンテナ |
JPS6197217U (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-21 | ||
JPS6343403U (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-23 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4049738A patent/JP2638708B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05251918A (ja) | 1993-09-28 |
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