JPH08237018A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents
自動車用ガラスアンテナInfo
- Publication number
- JPH08237018A JPH08237018A JP3712495A JP3712495A JPH08237018A JP H08237018 A JPH08237018 A JP H08237018A JP 3712495 A JP3712495 A JP 3712495A JP 3712495 A JP3712495 A JP 3712495A JP H08237018 A JPH08237018 A JP H08237018A
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- JP
- Japan
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- antenna
- window glass
- glass
- wire
- automobile
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Abstract
(57)【要約】
【目的】加熱線条下部余白部の狭い場所であっても、あ
らゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開閉、機器
の制御など、作動を確実に行うことができ、しかもFM
ラジオ放送波などを受信するサブアンテナとしても使用
可能なガラスアンテナを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線
条の下部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、一方
の側方部の給電部から前記防曇用加熱線条の最下部の線
条、他方の側辺、窓ガラスの下辺にそれぞれ沿って延
び、あるいは一方の側方部の給電部から窓ガラスの下
辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線条の最下部の線条に
それぞれ沿って延び、ほぼ給電部近傍まで戻るように導
電線条を配設するようにしたことを特徴とする。
らゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開閉、機器
の制御など、作動を確実に行うことができ、しかもFM
ラジオ放送波などを受信するサブアンテナとしても使用
可能なガラスアンテナを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線
条の下部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、一方
の側方部の給電部から前記防曇用加熱線条の最下部の線
条、他方の側辺、窓ガラスの下辺にそれぞれ沿って延
び、あるいは一方の側方部の給電部から窓ガラスの下
辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線条の最下部の線条に
それぞれ沿って延び、ほぼ給電部近傍まで戻るように導
電線条を配設するようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用のドアあるいは
トランクルームの開閉またはルームランプ等のオンオフ
等車載機器の制御に必要な制御情報を無線通信する携帯
用送信部からの送信制御情報を受信するためのキーレス
エントリー用のガラスアンテナに関するものである。
トランクルームの開閉またはルームランプ等のオンオフ
等車載機器の制御に必要な制御情報を無線通信する携帯
用送信部からの送信制御情報を受信するためのキーレス
エントリー用のガラスアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、一般的なキーを用い
たドアロック装置に代わって送信機からの、周波数が約
40MHz〜約60MHzの微弱電波によるコード信号
を受信してドアの開閉および車両用機器の制御を行う方
式が注目され、種々の提案がされている。
たドアロック装置に代わって送信機からの、周波数が約
40MHz〜約60MHzの微弱電波によるコード信号
を受信してドアの開閉および車両用機器の制御を行う方
式が注目され、種々の提案がされている。
【0003】このような無線通信による信号を受信する
キーレスエントリー用のアンテナとして、特開昭62−
37275号などに示されるループコイルを含むピック
アップをピラーなどに内蔵するものがあるが、ノイズの
影響が大きく、その対策が必要であり、さらに車体に埋
め込まれるので、チューニングが困難であるなどの欠点
がある。
キーレスエントリー用のアンテナとして、特開昭62−
37275号などに示されるループコイルを含むピック
アップをピラーなどに内蔵するものがあるが、ノイズの
影響が大きく、その対策が必要であり、さらに車体に埋
め込まれるので、チューニングが困難であるなどの欠点
がある。
【0004】一方ガラスに線条アンテナをスクリーン印
刷により形成したガラスアンテナも特開昭63−434
03号などとして提案されているが、サイドウインド下
側に設けたアンテナは窓の開閉により受信利得が変動
し、その結果特に開いている場合などにおいては作動が
困難であるばかりか、サイドウインドに設けたアンテナ
はフロントやリアの窓ガラスに設けたものより指向性が
強く、発信機の方向によっては作動しない恐れがあるな
どの欠点がある。
刷により形成したガラスアンテナも特開昭63−434
03号などとして提案されているが、サイドウインド下
側に設けたアンテナは窓の開閉により受信利得が変動
し、その結果特に開いている場合などにおいては作動が
困難であるばかりか、サイドウインドに設けたアンテナ
はフロントやリアの窓ガラスに設けたものより指向性が
強く、発信機の方向によっては作動しない恐れがあるな
どの欠点がある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加熱線条下部余白部の狭い場所であっても、
あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開閉、機
器の制御など、作動を確実に行うことができ、しかもF
Mラジオ放送波などを受信するサブアンテナとしても使
用可能なガラスアンテナを提供することを目的とする。
のであり、加熱線条下部余白部の狭い場所であっても、
あらゆる向きに対して受信利得が高く、ドアの開閉、機
器の制御など、作動を確実に行うことができ、しかもF
Mラジオ放送波などを受信するサブアンテナとしても使
用可能なガラスアンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用後部
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けたガラス
アンテナにおいて、一方の側方部の給電部から前記防曇
用加熱線条の最下部の線条、他方の側辺、窓ガラスの下
辺にそれぞれ沿って延び、あるいは一方の側方部の給電
部から窓ガラスの下辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線
条の最下部の線条にそれぞれ沿って延び、ほぼ給電部近
傍まで戻るように導電線条を配設するようにしたことを
特徴とするものであり、窓ガラスの下辺に沿って延びる
導電線条は導電性接着部材から10mm〜30mmの範
囲、防曇用加熱線条の最下部の線条に沿って延びる導電
線条は該最下部の線条から3mm〜30mm離して配設
すると好ましい。
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けたガラス
アンテナにおいて、一方の側方部の給電部から前記防曇
用加熱線条の最下部の線条、他方の側辺、窓ガラスの下
辺にそれぞれ沿って延び、あるいは一方の側方部の給電
部から窓ガラスの下辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線
条の最下部の線条にそれぞれ沿って延び、ほぼ給電部近
傍まで戻るように導電線条を配設するようにしたことを
特徴とするものであり、窓ガラスの下辺に沿って延びる
導電線条は導電性接着部材から10mm〜30mmの範
囲、防曇用加熱線条の最下部の線条に沿って延びる導電
線条は該最下部の線条から3mm〜30mm離して配設
すると好ましい。
【0007】
【作用】従来、車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の
下部余白部に設けるアンテナは、側方部に設けるにし
ろ、中央部分に設けるにしろ、その余白部の垂直方向に
見て中央部分に水平線条を配設されていたが、防曇用加
熱線条の下部余白部にハイマウントストップランプなど
を装着する場合などにはアンテナ線条が支障になるのは
避けられなかった。
下部余白部に設けるアンテナは、側方部に設けるにし
ろ、中央部分に設けるにしろ、その余白部の垂直方向に
見て中央部分に水平線条を配設されていたが、防曇用加
熱線条の下部余白部にハイマウントストップランプなど
を装着する場合などにはアンテナ線条が支障になるのは
避けられなかった。
【0008】本発明者らは、自動車の後部窓ガラスおけ
るアンテナは、後部窓ガラスに設けるアンテナ以外に
も、防曇用加熱線条と車体にも電波がのっていることに
着目し、本発明をなしたものであり、防曇用加熱線条の
最下部の線条に沿って、好ましくは、該最下部の線条か
ら3mm〜30mmの範囲に近接して導電線条を配設す
ることにより、防曇用加熱線条にのった電波を効率よく
引き出すことができ、また、窓ガラス下辺に沿って延び
る導電線条は、窓ガラス周縁部分に形成された導電性接
着部材が窓ガラスを金属ボディに接着するために窓ガラ
スを開口部に装着するときに塗布されるが、所定の幅を
はみ出したりする恐れがあるので、10mm程度離し、
30mmを越えるとボディにのった電波を効率よく取り
出せないだけでなく、ハイマウントストップランプなど
を装着するときのスペースを狭めてしまうので、10m
m〜30mmの範囲に近接させて離した方がよく、10
mm〜30mmの範囲に近接させることにより、金属車
体枠との間隔を短くして車体にのった電波を効率よく取
り出すとともに、導電線条は、一方の側方部の給電部か
ら前記防曇用加熱線条の最下部の線条、他方の側辺、窓
ガラスの下辺にそれぞれ沿って延び、あるいは一方の側
方部の給電部から窓ガラスの下辺、他方の側辺、前記防
曇用加熱線条の最下部の線条にそれぞれ沿って延び、い
ずれの場合にもほぼ給電部近傍まで戻るように配設する
ことにより、その合計長さは約40MHz〜60MHz
の電波を受信するに十分な長さを持たせることができ
る。
るアンテナは、後部窓ガラスに設けるアンテナ以外に
も、防曇用加熱線条と車体にも電波がのっていることに
着目し、本発明をなしたものであり、防曇用加熱線条の
最下部の線条に沿って、好ましくは、該最下部の線条か
ら3mm〜30mmの範囲に近接して導電線条を配設す
ることにより、防曇用加熱線条にのった電波を効率よく
引き出すことができ、また、窓ガラス下辺に沿って延び
る導電線条は、窓ガラス周縁部分に形成された導電性接
着部材が窓ガラスを金属ボディに接着するために窓ガラ
スを開口部に装着するときに塗布されるが、所定の幅を
はみ出したりする恐れがあるので、10mm程度離し、
30mmを越えるとボディにのった電波を効率よく取り
出せないだけでなく、ハイマウントストップランプなど
を装着するときのスペースを狭めてしまうので、10m
m〜30mmの範囲に近接させて離した方がよく、10
mm〜30mmの範囲に近接させることにより、金属車
体枠との間隔を短くして車体にのった電波を効率よく取
り出すとともに、導電線条は、一方の側方部の給電部か
ら前記防曇用加熱線条の最下部の線条、他方の側辺、窓
ガラスの下辺にそれぞれ沿って延び、あるいは一方の側
方部の給電部から窓ガラスの下辺、他方の側辺、前記防
曇用加熱線条の最下部の線条にそれぞれ沿って延び、い
ずれの場合にもほぼ給電部近傍まで戻るように配設する
ことにより、その合計長さは約40MHz〜60MHz
の電波を受信するに十分な長さを持たせることができ
る。
【0009】さらに、上下の水平線条を防曇用加熱線条
と導電性接着部材に沿って、近接させることにより、上
下の水平線条の間隔を大きくすることができるので、こ
の2本の水平線条の間にハイマウントストップランプな
どを装着することができる。
と導電性接着部材に沿って、近接させることにより、上
下の水平線条の間隔を大きくすることができるので、こ
の2本の水平線条の間にハイマウントストップランプな
どを装着することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図4は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例4
を示す正面図である。
明する。図1〜図4は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例4
を示す正面図である。
【0011】実施例1 単板ガラスを自動車の後部窓ガラスに装着した例で、図
1に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線
条2、2、・・・、2、ブスバー3、3、FMラジオ放
送波、TV放送波VHF帯などを受信するための公知の
アンテナ4とともに、防曇用加熱線条の下部余白部に
は、一方の側方部に配設される給電部5と給電部5から
前記防曇用加熱線条の最下部の線条2、他方の側辺、窓
ガラスの下辺にそれぞれ沿って延び、ほぼ給電部近傍ま
で戻るように導電線条を配設した本発明のアンテナ6
を、導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成
する。
1に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線
条2、2、・・・、2、ブスバー3、3、FMラジオ放
送波、TV放送波VHF帯などを受信するための公知の
アンテナ4とともに、防曇用加熱線条の下部余白部に
は、一方の側方部に配設される給電部5と給電部5から
前記防曇用加熱線条の最下部の線条2、他方の側辺、窓
ガラスの下辺にそれぞれ沿って延び、ほぼ給電部近傍ま
で戻るように導電線条を配設した本発明のアンテナ6
を、導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成
する。
【0012】このようにして得られた自動車用のガラス
アンテナの各部の寸法をA1 =1130mm、A2 =1
480mm、B=600mm、一方の側方部における給
電部5から上部に延びる短小な 垂直部分を10mm、
加熱用導電線条の最下部の線条に沿った水平部分を12
80mm、他方の垂直部分を110mm、窓ガラス下辺
に沿った水平部分を1270mm、窓ガラス下辺の水平
部分の先端から上方に延びる短小な垂直部分を100m
m(合計長さ=2770mm)とし、加熱用導電線条と
の間隔を10mm、導電性接着部材7との間隔を10m
mとしたものによって、50MHzのFM電波(垂直偏
波)の各方向からの受信利得を測定して、標準のダイポ
ールアンテナの受信利得を0dBとしたときの利得差
(以下、ダイポール比と略称する)で表すと、全方向
(360°)の平均値で−17.8dB、全方向の最小
値で−23.4dBとなり、ドアの開閉、機器の制御な
どの作動に必要とされる受信利得が−25dB程度であ
るので、全ての方向から良好に作動させることができ
る。
アンテナの各部の寸法をA1 =1130mm、A2 =1
480mm、B=600mm、一方の側方部における給
電部5から上部に延びる短小な 垂直部分を10mm、
加熱用導電線条の最下部の線条に沿った水平部分を12
80mm、他方の垂直部分を110mm、窓ガラス下辺
に沿った水平部分を1270mm、窓ガラス下辺の水平
部分の先端から上方に延びる短小な垂直部分を100m
m(合計長さ=2770mm)とし、加熱用導電線条と
の間隔を10mm、導電性接着部材7との間隔を10m
mとしたものによって、50MHzのFM電波(垂直偏
波)の各方向からの受信利得を測定して、標準のダイポ
ールアンテナの受信利得を0dBとしたときの利得差
(以下、ダイポール比と略称する)で表すと、全方向
(360°)の平均値で−17.8dB、全方向の最小
値で−23.4dBとなり、ドアの開閉、機器の制御な
どの作動に必要とされる受信利得が−25dB程度であ
るので、全ての方向から良好に作動させることができ
る。
【0013】この実施例では、公知のアンテナ4によ
り、FMラジオ放送波、TV放送波を受信することがで
き、点線で示したHSL部分にはハイマウントストップ
ランプが装着される。
り、FMラジオ放送波、TV放送波を受信することがで
き、点線で示したHSL部分にはハイマウントストップ
ランプが装着される。
【0014】実施例2 図2に示す実施例2はアンテナ6を、ハイマウントスト
ップランプが装着されるHSL部分をさらに拡げ、他方
のバスバー3から引き出した逆L字形状の導電線条2’
に近接させ、容量結合をさせるとともに、長さが250
mmの補助エレメント8を本発明のアンテナ6の水平部
分の先端に接続、付加したもので、その他は実施例1と
同じ構成としたものである。
ップランプが装着されるHSL部分をさらに拡げ、他方
のバスバー3から引き出した逆L字形状の導電線条2’
に近接させ、容量結合をさせるとともに、長さが250
mmの補助エレメント8を本発明のアンテナ6の水平部
分の先端に接続、付加したもので、その他は実施例1と
同じ構成としたものである。
【0015】このような自動車用アンテナによって、5
0MHzのFM電波(垂直偏波)の各方向からの受信利
得を測定して、ダイポール比で表すと、全方向の平均値
で−17.2dB、全方向の最小値で−22.1dBと
なり、実施例1を若干上回る良好な結果が得られ、ドア
等の作動を全方向から行うことができる。
0MHzのFM電波(垂直偏波)の各方向からの受信利
得を測定して、ダイポール比で表すと、全方向の平均値
で−17.2dB、全方向の最小値で−22.1dBと
なり、実施例1を若干上回る良好な結果が得られ、ドア
等の作動を全方向から行うことができる。
【0016】実施例3、実施例4 図3に示す実施例3は給電部5に接続されるクランク形
状のリアクタンス素子9を介して前記防曇用加熱線条の
最下部の線条2、他方の側辺、窓ガラスの下辺にそれぞ
れ沿って延び、ほぼ給電部近傍まで戻るようにしたアン
テナ6に水平長さが330mmの先端を折り返して17
0mm水平に戻る補助エレメント10を付加したもの、
図4に示す実施例4は一方の側方部の給電部から窓ガラ
スの下辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線条の最下部の
線条にそれぞれ沿ってほぼ給電部近傍まで延びるように
導電線条を配設したアンテナ6を一方のバスバー3から
引き出した導電線条2’とも近接させて容量結合するよ
うにしたものであり、いずれも50MHzのFM電波
(垂直偏波)の各方向からの受信利得を測定したとこ
ろ、実施例1とほぼ同等の結果が得られ、ドア等の作動
を全方向から行うことができる。
状のリアクタンス素子9を介して前記防曇用加熱線条の
最下部の線条2、他方の側辺、窓ガラスの下辺にそれぞ
れ沿って延び、ほぼ給電部近傍まで戻るようにしたアン
テナ6に水平長さが330mmの先端を折り返して17
0mm水平に戻る補助エレメント10を付加したもの、
図4に示す実施例4は一方の側方部の給電部から窓ガラ
スの下辺、他方の側辺、前記防曇用加熱線条の最下部の
線条にそれぞれ沿ってほぼ給電部近傍まで延びるように
導電線条を配設したアンテナ6を一方のバスバー3から
引き出した導電線条2’とも近接させて容量結合するよ
うにしたものであり、いずれも50MHzのFM電波
(垂直偏波)の各方向からの受信利得を測定したとこ
ろ、実施例1とほぼ同等の結果が得られ、ドア等の作動
を全方向から行うことができる。
【0017】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。本発明のアンテナ6について、給電部5か
ら直接水平に延びる必要はなく、実施例1のように、短
小な垂直部分、実施例2のように短小な水平部分と短小
な垂直部分、実施例4に示すように短小な垂直部分をそ
れぞれ介しても受信利得に影響はなく、給電の都合など
により適宜選択すればよく、車種によっては、実施例3
に示すようにクランく形状などのリアクタンスなどを給
電部近傍に介在させてもよい。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。本発明のアンテナ6について、給電部5か
ら直接水平に延びる必要はなく、実施例1のように、短
小な垂直部分、実施例2のように短小な水平部分と短小
な垂直部分、実施例4に示すように短小な垂直部分をそ
れぞれ介しても受信利得に影響はなく、給電の都合など
により適宜選択すればよく、車種によっては、実施例3
に示すようにクランく形状などのリアクタンスなどを給
電部近傍に介在させてもよい。
【0018】符号8、符号10などで示すような補助エ
レメントは必ずしもなくてもよいが、指向特性の改善、
受信利得の向上などを目的として直線形状、L字形状以
外にもコ字形状、T字形状あるいはこれらを組み合わせ
た形状の各種のエレメントを付加することができる。
レメントは必ずしもなくてもよいが、指向特性の改善、
受信利得の向上などを目的として直線形状、L字形状以
外にもコ字形状、T字形状あるいはこれらを組み合わせ
た形状の各種のエレメントを付加することができる。
【0019】また、本発明のガラスアンテナは約40M
Hz〜約60MHzの周波数帯などのキーレスエントリ
ー用のアンテナとして使用することができ、この場合に
は単独で使用するが、さらにFMラジオ放送波を受信す
るサブアンテナとしても使用することが可能であり、こ
の場合には加熱線条上部余白部に設けた、例えば実施例
で示すアンテナ4などのガラスアンテナ、前部窓ガラス
に設けたガラスアンテナ、側部窓ガラスに設けたガラス
アンテナもしくはポールアンテナなどをメインアンテナ
としてダイバーシティ受信を行うとメインアンテナ単体
よりもさらに好ましい結果を得ることができる。
Hz〜約60MHzの周波数帯などのキーレスエントリ
ー用のアンテナとして使用することができ、この場合に
は単独で使用するが、さらにFMラジオ放送波を受信す
るサブアンテナとしても使用することが可能であり、こ
の場合には加熱線条上部余白部に設けた、例えば実施例
で示すアンテナ4などのガラスアンテナ、前部窓ガラス
に設けたガラスアンテナ、側部窓ガラスに設けたガラス
アンテナもしくはポールアンテナなどをメインアンテナ
としてダイバーシティ受信を行うとメインアンテナ単体
よりもさらに好ましい結果を得ることができる。
【0020】また、後部窓ガラスに合わせガラスを使用
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、防曇用加熱
用導電線条下部余白部の上下のスペースを有効に使用す
ることにより、ハイマウントストップランプなどを装着
できるスペースを確保するとともに、約40MHz〜約
60MHzの周波数帯のキーレスエントリー用のアンテ
ナとして特に好適に使用することができ、さらにFMラ
ジオ放送波受信用のサブアンテナとしても使用すること
ができるものである。
用導電線条下部余白部の上下のスペースを有効に使用す
ることにより、ハイマウントストップランプなどを装着
できるスペースを確保するとともに、約40MHz〜約
60MHzの周波数帯のキーレスエントリー用のアンテ
ナとして特に好適に使用することができ、さらにFMラ
ジオ放送波受信用のサブアンテナとしても使用すること
ができるものである。
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す正面図である。
スに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す正面図である。
スに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例4を示す正面図である。
スに設けた実施例4を示す正面図である。
1 板ガラス 2 防曇用加熱線条 4 公知のアンテナ 5 給電点 6 アンテナ 7 導電性接着部材 8、10 補助エレメント
Claims (4)
- 【請求項1】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、一方の側方
部の給電部から前記防曇用加熱線条の最下部の線条、他
方の側辺、窓ガラスの下辺にそれぞれ沿って延び、ほぼ
給電部近傍まで戻るように導電線条を配設するようにし
たことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。 - 【請求項2】車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下
部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、一方の側方
部の給電部から窓ガラスの下辺、他方の側辺、前記防曇
用加熱線条の最下部の線条にそれぞれ沿ってほぼ給電部
近傍まで延びるように導電線条を配設するようにしたこ
とを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。 - 【請求項3】窓ガラスの下辺に沿って延びる導電線条は
窓ガラス周縁部分に形成された導電性接着部材から10
mm〜30mm、窓ガラス周縁部分に形成された導電性
接着部材から10mm〜30mm離して配設するように
したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自
動車用ガラスアンテナ。 - 【請求項4】防曇用加熱線条の最下部の線条に沿って延
びる導電線条は該最下部の線条から3mm〜30mm離
して配設するようにしたことを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ガラスアン
テナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3712495A JPH08237018A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 自動車用ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3712495A JPH08237018A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 自動車用ガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237018A true JPH08237018A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12488863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3712495A Pending JPH08237018A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 自動車用ガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08237018A (ja) |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3712495A patent/JPH08237018A/ja active Pending
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