JP5326481B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に複数の半導体素子を搭載したマルチチップモジュール型の半導体装置、及びそのような半導体装置の製造方法に関する。
薄型テレビ、携帯電話の小型・軽量化を実現させている要素技術の一つとして、マルチチップモジュールがある。
マルチチップモジュールは、複数の半導体素子を1つのパッケージ内に封入し、夫々の半導体素子間を配線により接続した構成をなし、システム性能の向上を図ることを特徴としている。
中でも、パワー半導体素子、制御用ICを、同じ支持基板上に2次元的に配置し、これらの電子部品間をボンディングワイヤで配線したマルチチップパワーデバイスが注目されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ワイヤボンディングレスで電子部品間の電気的な接続をする半田接合では、電極パッド上に金(Au)鍍金を施した半導体素子が用いられる(例えば、特許文献2,3参照)。このような半導体素子であれば、電極パッドの表面酸化が抑制され、半田接合では半田材の電極パッドに対する濡れ性が向上する。
特開2003−218309号公報 特開2005−051084号公報 特開2003−100800号公報
しかしながら、上記の特許文献1で開示されたデバイスに於いては、複数の素子間、素子と配線間を多数のボンディングワイヤにて配線している。
このようなボンディングワイヤ形成には、多大な時間を要し、当該デバイスの生産性が向上しないという問題点があった。
また、上記の特許文献2,3で開示された金鍍金は、貴金属であることからコストが高く、半導体装置のコスト高を招来してしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、生産性が高く、低コスト化が実現可能な半導体装置及び当該半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、支持基板と、前記支持基板の主面に選択的に配置された複数の第1の配線と、前記支持基板上に搭載された少なくとも一つの第1の半導体素子と、前記第1の半導体素子を制御する少なくとも一つの第2の半導体素子と、前記支持基板に対向し、複数の第2の配線を前記支持基板の前記主面に対して反対側の主面に選択的に配置した配線支持基材と、を有し、前記第1の半導体素子及び前記第2の半導体素子は、半導体基板と、前記半導体基板上に配置された回路層と、前記回路層上に選択的に配置された電極パッドと、前記電極パッド上に配置された、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜と、前記被膜上に配置された、材質が銅(Cu)を主成分とする導電層と、前記導電層の表面を被覆するフラックス層と、を備え、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続されている、ことを特徴とする半導体装置が提供される。
また、半導体基板上に回路層を配置し、前記回路層上に選択的に電極パッドを配置し、前記電極パッド上にクロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜を配置し、前記被膜上に銅(Cu)を主成分とする導電層を配置し、前記導電層の表面をフラックス層で被覆した、第1の半導体素子並びに前記第1の半導体素子を制御する第2の半導体素子を準備する工程と、複数の第1の配線が選択的に配置された支持基板の主面に、少なくとも一つの前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子を搭載する工程と、前記第1の配線の一部、前記第1の半導体素子の電極並びに前記第2の半導体素子の電極の上に、半田材を配置する工程と、複数の第2の配線が前記支持基板の前記主面に対して反対側の主面に選択的に配置された配線支持基材を、前記第1の配線、前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子の上に、前記半田材を介して載置する工程と、リフロー処理により、前記半田材を溶融させ、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とを、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
上記手段によれば、生産性が高く、低コストな半導体装置が実現する。
以下、本実施の形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。この図には、半導体装置1の主面に配置された電極パッド1pdの周囲の模式図が例示されている。
半導体装置1にあっては、半導体基板1s上に回路層1crが配置され、当該回路層1cr上に電極パッド1pdが選択的に配置されている。
半導体基板1sは、半導体装置1が例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子ならば、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)等を主成分とし、当該半導体基板1s内に、n型ドレイン層、p型エミッタ層、n型ベース層、n+型バッファ層、p+型層等が形成されている。
また、回路層1cr内には、制御電極層、或いは、主電極層(例えばエミッタ電極層)が引き回され、これらの電極層を被覆するように絶縁層が配設されている。
即ち、半導体基板1s内の各層と回路層1cr内の配線により、pnpバイポーラとMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とが組になってIGBT素子を構成している。
また、上述した電極パッド1pdは、当該電極パッド1pd下に位置する回路層1cr内に配設された制御電極層、或いは主電極層に導通している。
例えば、電極パッド1pdが回路層1cr内の制御電極層と導通しているならば、当該電極パッド1pdは、制御電極用の電極パッドとして機能する。また、電極パッド1pdが回路層1cr内の主電極層と導通しているならば、当該電極パッド1pdは、主電極用の電極パッドとして機能する。尚、電極パッド1pdの材質は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)を主成分とした金属が適用される。
また、半導体装置1にあっては、回路層1cr上に絶縁層1iを配置している。また、絶縁層1iには、電極パッド1pdの表面の一部を表出させるように、電極パッド1pdの表面にまで貫通する開口部1hを設けている。尚、絶縁層1iの材質は、例えば、酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(Si34)等を主成分とする無機絶縁材、或いは、ポリイミド(PI)等を主成分とする有機絶縁材が適用される。
更に、半導体装置1にあっては、絶縁層1iから表出させた電極パッド1pdの表面、及び開口部1hの内壁面並びに上端縁にかけて、連続するバリア層1brを配置している。
そして、バリア層1brの材質は、例えば、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)等の何れかを主成分とする金属、或いはこれらの金属の少なくとも2つを主成分とする合金が適用される。
このようなバリア層1brは、所謂、易酸化性金属であり、酸化され易い性質を有している。従って、バリア層1brと接触する被膜に自然酸化膜が形成されていたとしても、易酸化性金属が酸化物と結合し易いことから、当該被膜は、バリア層1brと強固に密着する。その結果、バリア層1brと接触する被膜は、バリア層1brから剥がれ難くなる。
また、このようなバリア層1brに於いては、前記金属、或いは前記合金で構成される単層構造である必要はなく、前記金属、前記合金を下層とし、その上層に、例えば、銅を主成分とする金属層を配置させた2層構造としてもよい。
また、半導体装置1にあっては、バリア層1br上に、半田接合用の導電層(金属鍍金層)1cを形成している。このような導電層1cの材質は、例えば、安価な銅を主成分としている。そして、半導体装置1にあっては、導電層1cの表面酸化を抑制するために、導電層1c上に耐熱性フラックス層1fを配置している。
尚、このようなバリア層1br、導電層1c及び耐熱性フラックス層1fの構造は、IGBT素子の表面側の制御電極、主電極(例えば、エミッタ電極)上に設けるだけに限らず、裏面側の主電極(例えば、コレクタ電極)側に設けてもよい。
また、前記構造は、IGBT素子の他、パワーMOSFET、FWD(Free Wheeling Diode)素子、IC制御素子等の各電極上に配置してもよい。
次に、前記構造を備えた半導体装置1の製造工程について説明する。尚、以下の説明では、半導体装置1の一例として、縦型のIGBT素子を例示する。また、以下の説明、図面には、図1に例示した部材と同一の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明については省略している。
図2乃至図5は第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための要部断面図である。
先ず、図2(a)に例示するように、半導体基板1sに回路層1crを配置する。ここで、半導体基板1sは、n型ベースの半導体基板であり、当該半導体基板内に、n型ドレイン層、p型エミッタ層が既に形成されている。また、回路層1cr内には、上述した如く、制御電極層、主電極層、或いは絶縁層が形成されている。
続いて、回路層1cr上に制御電極層、或いは主電極層に導通する電極パッド1pdを選択的に配置する。そして、電極パッド1pdの上面及び側面を被覆するように、回路層1cr上に、絶縁層1iを配置する。
次に、、図2(b)に例示するように、電極パッド1pd上の絶縁層1iに、電極パッド1pdの表面を表出させるための開口部1hをエッチングにより設ける。
次に、図3(a)に例示するように、ベタ状のバリア層1brを、電極パッド1pdの表面及び絶縁層1iの表面に、スパッタ法、或いはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。
そして、図3(b)に例示するように、レジスト層REをバリア層1br上に選択的に配置する。
例えば、ペースト状のレジストをバリア層1br上に塗布した後、プリベーク、露光、現像等を行って、電極パッド1pd上のバリア層1brが表出するように、選択的にレジスト層REを配置する。
次に、図4(a)に例示するように、無電解鍍金処理を施して、レジスト層REから表出させたバリア層1br上に、導電層1cを形成する。例えば、バリア層1brをシード層として、フラッシュ鍍金法により導電層1cを形成する。
このような導電層1cは、例えば、銅を主成分とし、貴金属である金に比べると、安価に製造することができる。例えば、金に代えて銅を用いると、導電層1cの価格コストとして、50%以下のコストダウンを図ることができる。
そして、図4(b)に例示するように、レジスト層REを除去し、レジスト層REの直下に配置されたバリア層1brを、エッチングにより除去する。更に、導電層1cの表面に形成した酸化膜を、塩酸溶液による洗浄を施すことにより除去する(図示しない)。
続いて、上記洗浄直後に、半導体基板1s等を耐熱性フラックス溶液に浸漬して、導電層1c上に耐熱性フラックス層1fを形成させる。
ここで、耐熱性フラックス層1fの材質は、例えば、イミダゾール化合物を主成分としている。このような成分の耐熱性フラックス層1fでは、例えば、導電層1cを構成する銅と金属錯体を形成し、密着力よく導電層1c上に形成する。
尚、耐熱性フラックス層1fは、絶縁体よりも金属に対し濡れ性がよいことから、半導体基板1s全体を耐熱性フラックス溶液に浸漬しても、導電層1c上のみに耐熱性フラックス層1fが選択的に形成する。尚、耐熱性フラックス溶液は、水(H2O)を溶媒とし、当該溶媒中にイミダゾール化合物が溶解している。また、溶媒中には、耐熱性フラックス層1fの造膜を促進するために、銅イオンを溶解させてもよい。
例えば、半導体基板1s等を耐熱性フラックス溶液に浸漬させ、導電層1c上に塗布された耐熱性フラックス層1fを乾燥させると、膜厚が0.2μm〜0.3μmである耐熱性フラックス層1fが導電層1c上に選択的に形成する。
次に、図5(a)に例示するように、半導体基板1sの裏面側に背面グラインド処理を施して、半導体基板1sが所定の厚みになるまで研磨する。
続いて、図5(b)に例示するように、半導体基板1sの裏面側に、n型不純物、p型不純物の順にイオン注入を行う。そして、当該半導体基板1s等を加熱処理器内に設置して、半導体基板1sにアニール処理を施す。これにより、半導体基板1sの裏面側に於いては、下層からp+型層、n+型バッファ層で構成された領域1saが形成する。
尚、上記アニール処理中には、耐熱性フラックス層1fの劣化、当該劣化を起因とする導電層1cの酸化を抑制するために、水素(H2)、窒素(N2)、或いは希ガス雰囲気で行ってもよい。また、半導体基板1s等を加熱処理器内には設置せず、半導体基板1sの裏面側から、レーザー光を照射し、半導体基板1sの裏面側のみを局部的に加熱する処理(レーザーアニール)を施してもよい。
そして、アニール処理が完了したら、半導体基板1sの裏面側に、主電極(コレクタ電極)となる導電層(バックメタル層)1bmを形成させる。導電層1bmの材質は、例えば、アルミニウム(Al)または銅(Cu)を主成分としている。また、導電層1bmの材質は、下層から、クロム(Cr)/銅(Cu)、チタン(Ti)/銅(Cu)、ニッケル(Ni)/銅(Cu)の2層構造であってもよい。また、導電層1bm表面には、下層から、ニッケル(Ni)/金(Au)鍍金、クロム(Cr)/銅(Cu)鍍金、ニッケル(Ni)/銅(Cu)鍍金、バナジウム(V)/銅(Cu)鍍金、チタン(Ti)/銅(Cu)鍍金、或いはクロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の少なくとも2つを主成分とする合金/銅(Cu)鍍金が施してもよい。
このような製造工程により、半導体装置1が形成する。
尚、半導体基板1s等を耐熱性フラックス溶液に浸漬する工程は、一回とは限らず、定期的に複数回実施してもよい。これにより、導電層1c上に耐熱性フラックス層1fを形成させた後からは、導電層1cの表面が常時、耐熱性フラックス層1fで被覆されていることになる。
また、当該耐熱性フラックス層1fを、より強固に保護するためには、耐熱性フラックス層1fを導電層1c上に配置させた半導体基板1s上に、カバーフィルム(樹脂フィルム)を貼り付けてもよい。例えば、ポリイミドを主成分とする耐熱性のカバーフィルムにより、耐熱性フラックス層1fを被覆してもよい。
また、耐熱性フラックス層1fの剥離が仮に発生した場合には、上述した塩酸溶液処理を施し、導電層1cの表面から酸化膜を除去して、再度、耐熱性フラックス層1fを導電層1c上に塗布してもよい。
また、バリア層1br、導電層1c及び耐熱性フラックス層1fの構造は、導電層1bm側に設けてもよい。
このように、第1の実施の形態に於いては、銅を主成分とする導電層1cを鍍金で形成し、更に、当該導電層1cの表面酸化を抑制するために、導電層1cの表面を耐熱性フラックス層1fで被覆している。
これにより、半導体装置1の低コスト化が実現する。
また、半導体装置1にあっては、導電層1cの表面が耐熱性フラックス層1fで保護され、導電層1cの表面酸化が抑制されている。また、導電層1c上に、耐熱性フラックス層1fが形成されていることから、リフロー処理中に於いても、導電層1c及び半田材の酸化が抑制される。
このように、半導体装置1に半田接合を施す際には、半田材の導電層1cに対する濡れ性、密着性が格段に向上する。
また、電極パッド1pdと導電層1cとの間に、バリア層1brが形成されていることから、電極パッド1pdと導電層1cとが強固に密着している。
即ち、半導体装置1にあっては、半田材と導電層1cとが強固に密着すると共に、導電層1cと電極パッド1pdとが強固に密着している。これにより、信頼性の高い半導体装置が実現する。
<第2の実施の形態>
次に、上述したバリア層1br、導電層1c及び耐熱性フラックス層1fを配置した半導体装置(半導体チップ)を複数個搭載したマルチチップモジュールについて説明する。
図6は第2の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。ここで、図6(a)には、マルチチップモジュールの上面が示され、図6(b)には、図6(a)のa−b位置に於けるマルチチップモジュールの断面が示されている。
図示するように、半導体装置1Maは、矩形状の支持基板10を基体としている。そして、当該支持基板10の所定の位置には、少なくとも一つのキャビティ10aが略並列状に配置され、夫々のキャビティ10a内に、例えば、鉛フリーの半田(錫(Sn)−銀(Ag)系半田)層11を介して、第1の半導体素子20a,20bと、第2の半導体素子21が実装されている。そして、半導体素子20a,20b,21の電極パッドの表面には、図1に例示するバリア層1br、導電層1cが配置されている(図示しない)。また、当該導電層1cは、半導体素子20a,20b,21を支持基板10上に実装する前に於いて、その表面が耐熱性フラックス層1fで保護されている(図示しない)。
また、支持基板10に於いては、電極層、配線層及び樹脂層が多層構造となって積層された、所謂プリント配線板(回路基板)が適用されている。そして、当該樹脂としては、ガラス−エポキシ樹脂、ガラス−ビスマレイミドトリアジン、或いはポリイミド等の有機材絶縁性樹脂が適用される。
また、このような支持基板10は、上記のプリント配線板に代えて、例えば、アルミナ(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化ケイ素(SiO2)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)、或いは、これらの混合物等を主成分とするセラミック配線板を用いてもよい。
また、ウエハプロセスにて半導体装置1Maを作製する場合には、その母材であるシリコンウエハを基材としたシリコン配線板を支持基板としてもよい。
また、図6(b)に例示する如く、支持基板10下には、必要に応じて、金属製の放熱板(ヒートスプレッダ)10hを固着させてもよい。
また、半導体素子20a,20bは、例えば、縦型のパワー半導体素子が適用される。具体的には、一方の主面(上面側)に、主電極(例えば、エミッタ電極)と制御電極(ゲート電極)を配設し、他方の主面(下面側)に別の主電極(例えば、コレクタ電極)を配設したIGBT素子が該当する。或いは、当該IGBT素子に代わる素子として、パワーMOSFET素子を用いてもよい。
また、半導体素子20a,20bの間に位置する半導体素子21は、制御用ICチップであり、当該半導体素子21は、半導体素子20a,20bの少なくとも何れかのスイッチング等を制御する。
尚、半導体装置1Maに搭載する半導体素子の数は、特に上記の数に限定されているものではない。即ち、少なくとも一つの半導体素子(例えば、IGBT素子等)と、当該パワー半導体素子を制御する少なくとも一つの制御ICチップが支持基板10上に配置されていればよい。
また、半導体装置1Maにあっては、半導体素子20a,20b,21が実装されていない支持基板10の主面(上面側)に、主回路、信号回路、電源用回路等に組み込まれる配線(配線パターン)12が複数個、選択的に配置されている。これらの配線12は、例えば、銅を主成分としている。そして、当該配線12に対向するように、所定の形状に加工された配線支持基材(ベースフィルム)30が支持基板10上に配置されている。
ここで、配線支持基材30は、ポリイミド樹脂(PI)、液晶ポリマ樹脂(LCP)、エポキシ樹脂(EP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)の少なくとも一つを含む樹脂から構成されている。
また、半導体装置1Maにあっては、当該配線支持基材30上に、更に、導電性パターン(導体接続子)40で構成された配線が複数個、選択的に配置されている。これらの導電性パターン40は、例えば、銅を主成分としている。
そして、これらの導電性パターン40の配置により、半導体素子20a,20b,21に設けられた電極と、夫々の素子に対応する配線12とが、当該導電性パターン40を通じて、電気的に接続されている。或いは、夫々の半導体素子20a,20b,21に設けられた素子間の電極同士が、導電性パターン40を通じて、電気的に接続されている。
尚、当該電気的な接続を確保する接着部材としては、鉛フリー半田で構成された半田層13が適用されている。
更に、半導体装置1Maにあっては、支持基板10の端部に於いて、夫々の配線12から電極端子12aが延出され、夫々の電極端子12aに導通する棒状の入出力端子50(材質は銅)が複数個、設けられている。
そして、支持基板10上に搭載された半導体素子20a,20b,21、配線12、配線支持基材30並びに導電性パターン40等は、トランスファモールド法にて形成されたエポキシ系の樹脂60により完全に封止されている。
また、このような樹脂60は、トランスファモールド法以外にも、ポッティング法、ディッピング法、キャスティング法、或いは流動浸漬手法の何れか一つの方法にて形成してもよい。更に、当該樹脂60中には、アルミナまたは酸化ケイ素で構成された無機フィラーを含浸させてもよい。
尚、図6(a)に於いては、半導体装置1Maの内部の構造を明確にするために、樹脂60を表示していない。
このような構成により、半導体装置1Maは、コンパクト形状且つ低価格ながらマルチチップパワーデバイスとして機能することができる。
続いて、図6に例示する半導体装置1Maの構造をより詳細に説明するために、半導体装置1Maの断面を拡大させた図を用いて、当該半導体装置1Maの構造を説明する。
尚、以下に例示する全ての図に於いては、図6と同一の部材には、同一の符号を付し、その説明の詳細については省略する。
図7は第2の実施の形態に係る半導体装置の要部断面模式図である。尚、図7には、樹脂60並びに入出力端子50は、特に表示せず、半導体装置1Maの一部を拡大させた図が示されている。
上述したように、半導体装置1Maにあっては、支持基板10を基体とし、支持基板10下に、放熱板10hが固着されている。
また、当該支持基板10の所定の位置には、少なくとも一つのキャビティ10aが形成されている。そして、支持基板10内には、導体パッド14a,14bが選択的に配置されている。例えば、半導体装置1Maでは、導体パッド14a,14bの主面が夫々のキャビティ10aの底面を構成する。
このような導体パッド14a,14bは、支持基板10内に配設された図示しない配線、ビア等に導通し、更に、当該配線等を通じて、入出力端子50等との電気的接続が確保されている。
そして、導体パッド14a,14b上には、半田層11を介して、半導体素子20a,21が実装されている。
従って、半導体素子20aは、その下面側のコレクタ電極と導体パッド14aとが半田層11を介して電気的に接続されている。
また、制御用ICチップである半導体素子21に於いても、その上下の主面に電極が配設されている場合には、当該下面側の電極と導体パッド14bとが半田層11を介して電気的に接続されている。但し、半導体素子21に於いて、その両主面に電極が配設されていない場合には、当該導体パッド14bは必ずしも設ける必要はない。
また、導体パッド14a,14bに於いては、その主面の面積が可能な限り広くなるように、支持基板10内に配置されている。そして、半導体素子20a,21間のノイズの影響(干渉)を抑制するために、導体パッド14a,14b間を離隔させ、その距離dを0.2〜3mmとしている。この場合、dが極端に小さいと、隣接するキャビティ10a同士が結合する可能性がある。従って、dの下限を0.2mmとしている。また、実装密度を減少させないためには、dの上限を3mmとするのが望ましい。尚、パワー半導体素子を収容するキャビティ10a間では、パワー半導体素子間の絶縁性を確保するために、dの下限を0.5mmとするのが望ましい。
また、半導体素子20a,21が実装されていない支持基板10の上面には、配線12A〜12Dが複数個、選択的に配置されている。そして、配線12A〜12D上には、所定の形状に加工された配線支持基材30が支持基板10に対向するように配置されている。
更に、半導体装置1Maにあっては、配線支持基材30上に、導電性パターン40が配設されている。そして、導電性パターン40の配置により、半導体素子20aの上面に配設された電極パッド20apと配線12Bとが、導電性パターン40を通じて電気的に接続されている。また、別の導電性パターン40の配置により、半導体素子21の上面に配設された電極パッド21pと配線12C、電極パッド21pと配線12Dとが、夫々、導電性パターン40を通じて電気的に接続されている。また、当該電気的な接続を確保する接着部材としては、半田層13が適用されている。
尚、半導体素子20aの電極パッド20apの表面及びコレクタ電極の表面、半導体素子21の電極パッド21pの表面には、図1に例示するバリア層1br、導電層1cが配置されている(図示しない)。また、半導体素子20a,20b,21を支持基板10上に実装する前に於いては、夫々の導電層1cの表面が耐熱性フラックス層1fで保護されている(図示しない)。
また、半導体装置1Maにあっては、キャビティ10aの深さを調整することにより、電極パッド20ap,21pの上面と、配線12A〜12Dの上面とが略同一の高さになるように構成されている。
次に、上記の半導体装置1Maを構成する各部の特徴的な構造について説明する。
最初に、配線支持基材30と、配線支持基材30上に選択的に配置された導電性パターン40について説明する。
図8は配線支持基材上に選択的に配置した導電性パターンの要部図である。ここで、図8では、図6(a)に例示した半導体装置1Maを上方から眺めた場合の配線支持基材30並びに導電性パターン40の状態が示されている。
図示するように、所定の形状に加工された配線支持基材30上に、導電性パターン40が接着部材(図示しない)を介し、選択的に配置・支持されている。ここで、導電性パターン40は、5mm以下の厚み及び線幅を有している。
また、配線支持基材30の中央部には、貫通孔30aが設けられている。この貫通孔30aの下方に、図6または図7で例示した半導体素子21が位置する。
また、夫々の導電性パターン40に於いては、その両端が配線支持基材30の主面から延出した延出部(フィンガー部)40aを備えている。そして、当該延出部40aの下方(図の奥方向)には、被接合体である電極パッド、配線が位置する。
このような構造であれば、導電性パターン40が配設された配線支持基材30を、電極パッド20ap,21pまたは配線12上に載置した後、1回のリフロー処理によって、半導体素子20a,20b,21に設けられた電極と、夫々の素子の位置に対応する配線12、或いは、夫々の半導体素子20a,20b,21に設けられた素子間の電極同士を、当該導電性パターン40を通じて、一括して電気的に接続させることができる(後述)。
また、このような延出部40aには、鍍金層が被覆されている。この状態を、図9を用いて説明する。
図9は配線支持基材上に選択的に配置した導電性パターンの要部図である。ここで、図9では、図8に例示した配線支持基材30並びに導電性パターン40を裏面側から眺めた図が示されている。また、図9(a)には、その全体図が示され、図9(b)には、図9(a)のa−b位置に於ける断面が示されている。
図示するように、配線支持基材30には、導電性パターン40が選択的に配置され、配線支持基材30の主面から、導電性パターン40の一部である延出部40aが延出している。そして、延出部40aの裏面側には、下層からニッケル(Ni)、金(Au)、または、ニッケル(Ni)、錫(Sn)の順にコーティングされた鍍金層40gが形成している。
また、第2の実施の形態に於いては、鍍金層40gの代わりに、上記耐熱性フラックス層1fを形成してもよい。
このような鍍金層40g或いは耐熱性フラックス層1fを設けることにより、導電性パターン40の接合面の酸化が防止されている。これにより、半田付け後の接合部分の状態が良好になり、接合不良等が生じることはない。
続いて、支持基板10の端部に設けられた入出力端子50の構造について説明する。
図10は入出力端子の構造を説明するための要部図である。
図示するように、入出力端子50は、その一端に、二股に分離するクリップ部50aを備えている。そして、当該クリップ部50aは、支持基板10の上下の主面に配設された配線12に、鍍金層12g並びに半田層51を介し、挟装された状態にある。
このように、クリップ部50aを支持基板10端に嵌め込み、クリップ部50aと配線12とを鍍金層12gを介し半田付けすることにより、入出力端子50は、支持基板10端に強固に支持されている。
更に、当該半田層51に於いては、鍍金層12gとクリップ部50aとの間隙に配置するのみではなく、クリップ部50a端から、配線12の一部にかけて、これらの部位を被覆するように形成されている。このような半田層51の形成により、挟装状態の機械的強度が更に高くなる。
尚、鍍金層12gは、その下層から、ニッケル、金、またはニッケル、錫の順にコーティングされた層である。また、当該鍍金層12gに於いては、配線12の主面に形成するほか、入出力端子50側に形成させてもよい。また、鍍金層12gの代わりに、上記耐熱性フラックス層1fを形成してもよい。
また、半導体装置1Maに於いては、図11に例示する構成を備えてもよい。
図11は絶縁被膜を配置させた半導体装置を説明するための要部図である。
図示するように、隣接する配線12Eと配線12Fとの間に位置する支持基板10の主面上、並びにこれらの配線12E,12Fの主面上の一部には、絶縁被膜61が形成されている。但し、当該絶縁被膜61に於いては、半田層13と配線12E,12Fとの接合部分を除いた領域に形成させる。
このような絶縁被膜61が存在すると、リフロー処理によって半田層13を形成する際に、溶融した半田材の流出をダム効果により抑制することができる。これにより、半田材による配線12E,12F間の短絡を確実に防止することができる。
<第3の実施の形態>
図12は第3の実施の形態に係る半導体装置の要部断面模式図である。尚、以下に示す全ての図に於いては、第1、第2の実施の形態で例示した同一の部材には、同一の符号を付し、その説明の詳細については省略する。また、この図12には、樹脂60並びに入出力端子50は、特に表示せず、半導体装置1Mbの特徴的な形態を拡大させた図が示されている。
第3の実施の形態に係る半導体装置1Mbにあっては、支持基板10を基体とし、支持基板10下に、放熱板10hが固着されている。
また、当該支持基板10の所定の位置には、少なくとも一つのキャビティ10aが形成されている。そして、当該キャビティ10a底には、その下地として、導体パッド14a,14bが配置されている。但し、制御用ICチップである半導体素子21に於いては、その上下の主面に電極が配設されていない場合には、当該導体パッド14bの配設は必ずしも必要ではない。
また、半導体素子20a,21が実装されていない支持基板10の主面(上面側)には、配線12A〜12Dが複数個、選択的に配置されている。そして、配線12A〜12D上には、導電性金属膜(金属膜)41を下面側にパターン形成した配線支持基材31が配置されている。尚、導電性金属膜41の線幅は、5mm以下である。
そして、このような導電性金属膜41の配置により、半導体素子20aの上面に配設された電極パッド20apと配線12Bとが導電性金属膜41を通じて、電気的に接続されている。また、半導体素子21の上面に配設された電極パッド21pと配線12C、電極パッド21pと配線12Dとが夫々、導電性金属膜41を通じて、電気的に接続されている。或いは、この図では図示されていないが、半導体素子20aの電極と、半導体素子21の電極同士が、導電性金属膜41を通じて電気的に接続されている。
尚、当該電気的な接続を確保する接着部材としては、半田層13が適用されている。
続いて、配線支持基材31と、配線支持基材31の下面に選択的に配置した導電性金属膜41の構成について詳細に説明する。
図13は配線支持基材上に選択的に配置した導電性金属膜の要部図である。ここで、図13では、図12に例示した半導体装置1Mbを下方から眺めた場合の配線支持基材30並びに導電性金属膜41の状態が示されている。従って、図13に於いては、配線支持基材31の裏面側が示されている。
図示するように、所定の形状に加工された配線支持基材31の主面(下面側)上に、導電性金属膜41が、例えば、接着部材(図示しない)を介し、選択的に配置・支持されている。ここで、導電性金属膜41は、銅、銀(Ag)、金、アルミニウム(Al)またはこれらの少なくとも一つを含む合金の何れかの金属により構成されている。特に、ここでは、半田材の濡れ性を向上させる金属材を用いるのが望ましい。
また、夫々の導電性金属膜41は、5mm以下の線幅を有している。更に、その厚みについては、半導体素子20a,20bのようなパワー半導体素子の電極に導通させる導電性金属膜41mosに於いては25〜500μmに構成されている。尚、半導体素子20a,20bとして、パワー半導体素子以外の素子(後述)を用いた場合は、当該素子の電極に導通させる導電性金属膜41mosの厚みは、3〜500μmに構成されている。また、半導体素子21のような制御用ICチップの電極に導通させる導電性金属膜41icに於いては3〜500μmに構成されている。
また、図示するような導電性金属膜41の選択的なパターン形成は、上記金属材で構成された一体の金属膜を、配線支持基材31上に、ラミネート接合させ、更に、当該金属膜にエッチングを施すことにより形成する。
或いは、配線支持基材31上に上記金属材で構成された導体性ペーストをスクリーン印刷にて選択的に配置した後、当該導電性ペーストを乾燥・硬化させることにより形成させてもよい。
或いは、配線支持基材31上に、スパッタまたは蒸着により上記金属材で構成された金属膜を形成させた後、当該金属膜にエッチングを施すことにより形成させてもよい。
或いは、配線支持基材31上に上記金属材で構成された鍍金層を形成させた後、当該鍍金層に選択的なエッチングを施すことにより形成させてもよい。
或いは、配線支持基材31表面を化学的または光学的手法により表面改質し、選択的な化学鍍金法により形成させてもよい。
そして、夫々の導電性金属膜41の端の下方(図の手前方向)には、被接合体である電極パッド、配線が位置する。
このような構造であれば、導電性金属膜41が配設された配線支持基材31を、電極パッド20ap,21pまたは配線12上に載置した後、1回のリフロー処理によって、半導体素子20a,20b,21に設けられた電極と、夫々の素子に対応する配線12、或いは、夫々の半導体素子20a,20b,21に設けられた素子間の電極同士を、当該導電性金属膜41を通じて、一括して電気的に接続させることができる(後述)。
また、導電性金属膜41の接合部分には、下層からニッケル、金、または、ニッケル、錫の順にコーティングされた鍍金層を形成してもよい。また、当該鍍金層の代わりに、上記耐熱性フラックス層1fを形成してもよい。
<第4の実施の形態>
半導体装置1Ma,1Mbの製造方法について、図14乃至図18を用いて説明する。ここでは、半導体装置1Maの製造方法を一例として説明する。但し、ここで説明する製造方法は、半導体装置1Maの製造方法に限られるものではなく、半導体装置1Mbの製造についても転用できる。
図14は半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である。
先ず、上述した支持基板10を準備する。この段階で、支持基板10の主面に、配線12を選択的に配置させておく。また、配線12が配置されていない支持基板10の主面には、少なくとも一つのキャビティ10aを形成させておく。
また、この段階では、支持基板10同士が連なった状態にある。例えば、電極端子12aが配設されていない側の支持基板10の端部同士が結合した状態にあり、支持基板10は、縦方向に2段構造を構成している。また、支持基板10は、横方向に於いて、並列状態にある。
ここで、横方向に連続する長さは、特に、その数を限定しない。即ち、支持基板10は、横方向にN列になって連続した状態にある。但し、後述するトランスファモールド装置の金型容量により、必要に応じて、連続する支持基板10の個数を調節してもよい。
図15は半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である。
次に、キャビティ10a内に、鉛フリーの半田で構成させるペースト状の半田材をディスペンス法にて配置する(図示しない)。或いは、ペースト状の半田材に代えて、シート状の半田材をキャビティ10a内に配置してもよい。
続いて、上記の半田材上に、半導体素子20a,20b,21を載置する。更に、配線12の半田接合部分、半導体素子20a,20b,21の電極パッド20ap,20bp,21p上に、ペースト状の半田材をディスペンス法にて配置する(図示しない)。
尚、キャビティ10a内に、半田材を配置し、半導体素子20a,20b,21を載置した直後にリフロー処理を行って、半導体素子20a,20b,21を支持基板10に接合させてもよい。
但し、第4の実施の形態では、この段階でのリフロー処理を行わず、別の実施の形態について説明する。
また、必要に応じて、半田材上に、半導体素子20a,20b,21を載置する前に、予め、半導体素子20a,20b,21の電極パッド20ap,20bp,21p上に、半田材を配置してもよい。
また、半田材上に、半導体素子20a,20b,21を載置する前の段階では、半導体素子20a,20bの電極パッド20ap,20bpの表面及びコレクタ電極の表面、半導体素子21の電極パッド21pの表面には、図1に例示するバリア層1br、導電層1cが配置されている(図示しない)。また、夫々の導電層1cの表面が耐熱性フラックス層1fで保護されている(図示しない)。
図16は半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である。
次に、導電性パターン40が複数個、選択的に配置された配線支持基材30を、配線12、半導体素子20a,20b,21上に、前記半田材を介して載置する。
例えば、図示する如く、導電性パターン40が配線支持基材30上で表出する向きに配線支持基材30を載置する。尚、この段階での配線支持基材30は、連続した支持基板10の形状に対応するように、横方向に連続した状態にある。
そして、載置後に於いて、導電性パターン40の端が配線12並びに半導体素子20a,20b,21の電極に前記半田材を介して接触する。
尚、配線支持基材30に於いては、連続体ではなく、個々の支持基板10の大きさに対応した、個片化された配線支持基材30を夫々の支持基板10上に載置してもよい。
続いて、加熱炉内にて、例えば、260℃、10秒のリフロー処理を施し、上記の半田材を溶融・浸透させる。この処理により、半導体素子20a,20bと半導体素子21、または、半導体素子20a,20b,21の何れかと配線12とが、導電性パターン40を通じて電気的に接続される。
即ち、ワイヤボンディングのように、ボンディングワイヤを1本ずつボンディングするのではなく、一括して、半導体素子20a,20bと半導体素子21、または、半導体素子20a,20b,21の何れかと配線12とを、導電性パターン40を通じて電気的に接続させることができる。
また、上述した導電層1cの表面は、耐熱性フラックス層1fで保護され、導電層1cの表面酸化が抑制されている。従って、この段階での半田接合では、半田材の導電層1cに対する濡れ性、密着性が格段に向上している。
また、電極パッド1pdと導電層1cとの間に、バリア層1brが形成されていることから、電極パッド1pdと導電層1cとが強固に密着している。
即ち、第4の実施の形態に於いては、半田材と導電層1cとを強固に密着させることができると共に、導電層1cと電極パッド1pdとを強固に密着させることができる。
図17は半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である。
次に、上記の電気的な接続を完了させた後、支持基板10の主面の端部に配設された電極端子12aに、入出力端子50を電気的に接続する。即ち、入出力端子50のクリップ部50aを、当該端部に嵌合させた後、リフロー処理により、電極端子12aに、入出力端子50を電気的に接続する。
図18は半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である。
続いて、入出力端子50を電気的に接続させた後、トランスファモールド装置を用いて支持基板10に配置された配線12、半導体素子20a,20b,21、配線支持基材30並びに導電性パターン40等を、樹脂60により封止する。
そして、当該樹脂60により封止した後、支持基板10、配線支持基材30並びに樹脂60をダイシングラインDLに沿って分断し、個片化を行う。これにより、図6に示されるような、個片化されたマルチチップモジュール(半導体装置1Ma)が形成する。
このように、第4の実施の形態によれば、マルチチップパワーデバイスなる半導体装置1Ma,1Mbの生産性を格段に向上させることができる。
例えば、従来のアルミニウム配線を用いたワイヤボンディング法では、アルミニウム配線を1本ボンディングするのに、約1秒を要していた。従って、約20本のボンディングワイヤを搭載した1つのマルチチップモジュールでは、ワイヤボンディングを完了させるのに、約20秒を要していた。
これにより、M個のマルチチップモジュールを作製する場合には、約20×M秒の時間がワイヤボンディングに費やされる。
しかし、第4の実施の形態によれば、10秒のリフロー処理で、M個のマルチチップモジュールのワイヤボンディングを全て完了させることができる。
従って、第4の実施の形態によれば、従来のワイヤボンディングに要する時間を、約20×M分の10に短縮させることができる。特に、10/(20×M)までに時短できることから、Mが大きいほど、格段の効果がある。
また、半導体装置1Ma,1Mbでは、導電性パターン40または導電性金属膜41を選択的に配置させた配線支持基材30,31を半導体装置内に組み込んでいる。これにより、半導体装置の薄型化・小型化を図ることができる。
また、半導体装置1Ma,1Mbに搭載した半導体素子20a,20b,21の導電層1cは、銅を主成分とする鍍金で構成されている。従って、このような半導体素子20a,20b,21を搭載した半導体装置1Ma,1Mbに於いては、低コスト化が実現する。
また、接合用に用いた半田材と導電層1cとが強固に密着すると共に、導電層1cと電極パッド1pdとが強固に密着していることから、信頼性の高い半導体装置1Ma,1Mbが実現する。
尚、半導体素子(第1の半導体素子)20a,20bと、半導体素子(第2の半導体素子)21の組み合わせについては、上述したパワー半導体素子、制御用ICチップに限ることはない。
例えば、第1の半導体素子としては、半導体メモリであってもよく、第2の半導体素子としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、或いは半導体メモリの何れかであってもよい。また、第1の半導体素子、第2の半導体素子が共に、アナログICチップであってもよい。
第1の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための要部断面図である(その1)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための要部断面図である(その2)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための要部断面図である(その3)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための要部断面図である(その4)。 第2の実施の形態に係る半導体装置の要部図である。 第2の実施の形態に係る半導体装置の要部断面模式図である。 配線支持基材上に選択的に配置した導電性パターンの要部図である(その1)。 配線支持基材上に選択的に配置した導電性パターンの要部図である(その2)。 入出力端子の構造を説明するための要部図である。 絶縁被膜を配置させた半導体装置を説明するための要部図である。 第3の実施の形態に係る半導体装置の要部断面模式図である。 配線支持基材上に選択的に配置した導電性金属膜の要部図である。 半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である(その1)。 半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である(その2)。 半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である(その3)。 半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である(その4)。 半導体装置の製造工程の一工程を説明する要部図である(その5)。
符号の説明
1,1Ma,1Mb 半導体装置
1br バリア層
1bm,1c 導電層
1cr 回路層
1f 耐熱性フラックス層
1h 開口部
1i 絶縁層
1pd 電極パッド
1s 半導体基板
1sa 領域
10 支持基板
10a キャビティ
10h 放熱板
11,13,51 半田層
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F 配線
12a 電極端子
12g,40g 鍍金層
14a,14b 導体パッド
20a,20b,21 半導体素子
20ap,20bp,21p 電極パッド
30,31 配線支持基材
30a 貫通孔
40 導電性パターン
40a 延出部
41,41mos,41ic 導電性金属膜
50 入出力端子
50a クリップ部
60 樹脂
61 絶縁被膜
DL ダイシングライン
RE レジスト層

Claims (20)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板の主面に選択的に配置された複数の第1の配線と、
    前記支持基板上に搭載された少なくとも一つの第1の半導体素子と、
    前記第1の半導体素子を制御する少なくとも一つの第2の半導体素子と、
    前記支持基板に対向し、複数の第2の配線を前記支持基板の前記主面に対して反対側の主面に選択的に配置した配線支持基材と、
    を有し、
    前記第1の半導体素子及び前記第2の半導体素子は、半導体基板と、前記半導体基板上に配置された回路層と、前記回路層上に選択的に配置された電極パッドと、前記電極パッド上に配置された、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜と、前記被膜上に配置された、材質が銅(Cu)を主成分とする導電層と、前記導電層の表面を被覆するフラックス層と、を備え、
    前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続されている、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記支持基板がプリント配線板、セラミック配線板、シリコン配線板の何れかであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記支持基板に、複数のキャビティが形成され、前記キャビティ内に、前記第1の半導体素子または前記第2の半導体素子の少なくとも何れかが搭載されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記キャビティ内に搭載した、前記第1の半導体素子または前記第2の半導体素子の主面に配置された前記電極パッドと、前記第1の配線の高さが同じ高さになるように、前記キャビティの深さが調節されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 隣接する前記第1の配線間に位置する前記支持基板の主面上並びに隣接する前記第1の配線の主面上の一部に、絶縁被膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記配線支持基材の材質がポリイミド樹脂(PI)、液晶ポリマ樹脂(LCP)、エポキシ樹脂(EP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)の少なくとも一つを含む樹脂であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記第2の配線が前記配線支持基材の主面に形成させた導電性パターンであり、前記導電性パターンを通じて、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記導電性パターンの端が前記配線支持基材の主面から延出していることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 前記配線支持基材の主面から延出した前記導電性パターンの表面に、ニッケル(Ni)並びに金(Au)、またはニッケル(Ni)並びに錫(Sn)で構成される鍍金層、或いはフラックス層が形成されていることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記第2の配線が前記配線支持基材の主面に選択的に配置された金属膜であり、前記金属膜を通じて、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  11. 前記金属膜の材質が銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)の少なくとも一つを含む金属であることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記金属膜が、
    前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の金属膜をラミネート接合させた後、前記金属膜にエッチングを施すことにより形成する方法、
    前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の導体性ペーストをスクリーン印刷にて選択的に配置した後、当該導電性ペーストを乾燥し、硬化させることにより形成する方法、
    前記配線支持基材上に、スパッタ法または蒸着法により前記金属膜と同成分の前記金属膜を形成させた後、前記金属膜にエッチングを施すことにより形成する方法、
    前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の鍍金層を形成させた後、前記鍍金層にエッチングを施すことにより形成する方法、
    前記配線支持基材表面を化学的または光学的手法により表面改質し、選択的な化学鍍金法により形成する方法、
    の何れかの方法により形成されたことを特徴とする請求項10または11記載の半導体装置。
  13. 前記支持基板の前記主面の端部に、前記第1の配線に導通する複数の電極端子が延出され、夫々の前記電極端子に、入出力端子が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  14. 前記入出力端子の端にクリップ部が設けられ、前記端部が前記クリップ部により挟装されていることを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  15. 前記電極端子並びに前記電極端子が配置された前記端部の反対側の主面に配置された金属配線と、前記クリップ部とが半田接合されていることを特徴とする請求項14記載の半導体装置。
  16. 前記電極端子並びに前記金属配線の表面に、ニッケル(Ni)並びに金(Au)、またはニッケル(Ni)並びに錫(Sn)で構成される鍍金層、或いはフラックス層が形成されていることを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 半導体基板上に回路層を配置し、前記回路層上に選択的に電極パッドを配置し、前記電極パッド上にクロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜を配置し、前記被膜上に銅(Cu)を主成分とする導電層を配置し、前記導電層の表面をフラックス層で被覆した、第1の半導体素子並びに前記第1の半導体素子を制御する第2の半導体素子を準備する工程と、
    複数の第1の配線が選択的に配置された支持基板の主面に、少なくとも一つの前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子を搭載する工程と、
    前記第1の配線の一部、前記第1の半導体素子の電極並びに前記第2の半導体素子の電極の上に、半田材を配置する工程と、
    複数の第2の配線が前記支持基板の前記主面に対して反対側の主面に選択的に配置された配線支持基材を、前記第1の配線、前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子の上に、前記半田材を介して載置する工程と、
    リフロー処理により、前記半田材を溶融させ、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とを、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 電気的な接続を完了させた後、前記支持基板の前記主面の端部に複数個延出され、前記第1の配線に導通する電極端子に、入出力端子を電気的に接続することを特徴とする請求項17記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記入出力端子を電気的に接続させた後、前記支持基板に配置された前記第1の配線、前記第1の半導体素子、前記第2の半導体素子、前記第2の配線並びに前記配線支持基材を、樹脂により封止することを特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記樹脂により封止した後、前記支持基板、前記配線支持基材並びに前記樹脂の個片化を行い、前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子を搭載したマルチチップモジュールを形成することを特徴とする請求項19記載の半導体装置の製造方法。
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