JP2010097999A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体装置1は、半導体基板1s上に回路層1crを配置し、回路層1cr上に電極パッド1pdを選択的に配置している。そして、電極パッド1pd上に、銅を主成分とする導電層1cを鍍金により形成している。更に、導電層1cの表面の酸化を防止するために、導電層1cの表面を耐熱性フラックス層1fにより被覆している。そして、このような導電層1c、耐熱性フラックス層1fを備えた半導体装置1をマルチチップモジュールに搭載する。これにより、生産性が高く、低コストな半導体装置が実現する。
【選択図】図1
Description
マルチチップモジュールは、複数の半導体素子を1つのパッケージ内に封入し、夫々の半導体素子間を配線により接続した構成をなし、システム性能の向上を図ることを特徴としている。
このようなボンディングワイヤ形成には、多大な時間を要し、当該デバイスの生産性が向上しないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、生産性が高く、低コスト化が実現可能な半導体装置及び当該半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。この図には、半導体装置1の主面に配置された電極パッド1pdの周囲の模式図が例示されている。
半導体基板1sは、半導体装置1が例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子ならば、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)等を主成分とし、当該半導体基板1s内に、n型ドレイン層、p型エミッタ層、n型ベース層、n+型バッファ層、p+型層等が形成されている。
即ち、半導体基板1s内の各層と回路層1cr内の配線により、pnpバイポーラとMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とが組になってIGBT素子を構成している。
例えば、電極パッド1pdが回路層1cr内の制御電極層と導通しているならば、当該電極パッド1pdは、制御電極用の電極パッドとして機能する。また、電極パッド1pdが回路層1cr内の主電極層と導通しているならば、当該電極パッド1pdは、主電極用の電極パッドとして機能する。尚、電極パッド1pdの材質は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)を主成分とした金属が適用される。
次に、前記構造を備えた半導体装置1の製造工程について説明する。尚、以下の説明では、半導体装置1の一例として、縦型のIGBT素子を例示する。また、以下の説明、図面には、図1に例示した部材と同一の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明については省略している。
先ず、図2(a)に例示するように、半導体基板1sに回路層1crを配置する。ここで、半導体基板1sは、n型ベースの半導体基板であり、当該半導体基板内に、n型ドレイン層、p型エミッタ層が既に形成されている。また、回路層1cr内には、上述した如く、制御電極層、主電極層、或いは絶縁層が形成されている。
次に、図3(a)に例示するように、ベタ状のバリア層1brを、電極パッド1pdの表面及び絶縁層1iの表面に、スパッタ法、或いはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。
例えば、ペースト状のレジストをバリア層1br上に塗布した後、プリベーク、露光、現像等を行って、電極パッド1pd上のバリア層1brが表出するように、選択的にレジスト層REを配置する。
ここで、耐熱性フラックス層1fの材質は、例えば、イミダゾール化合物を主成分としている。このような成分の耐熱性フラックス層1fでは、例えば、導電層1cを構成する銅と金属錯体を形成し、密着力よく導電層1c上に形成する。
続いて、図5(b)に例示するように、半導体基板1sの裏面側に、n型不純物、p型不純物の順にイオン注入を行う。そして、当該半導体基板1s等を加熱処理器内に設置して、半導体基板1sにアニール処理を施す。これにより、半導体基板1sの裏面側に於いては、下層からp+型層、n+型バッファ層で構成された領域1saが形成する。
尚、半導体基板1s等を耐熱性フラックス溶液に浸漬する工程は、一回とは限らず、定期的に複数回実施してもよい。これにより、導電層1c上に耐熱性フラックス層1fを形成させた後からは、導電層1cの表面が常時、耐熱性フラックス層1fで被覆されていることになる。
このように、第1の実施の形態に於いては、銅を主成分とする導電層1cを鍍金で形成し、更に、当該導電層1cの表面酸化を抑制するために、導電層1cの表面を耐熱性フラックス層1fで被覆している。
また、半導体装置1にあっては、導電層1cの表面が耐熱性フラックス層1fで保護され、導電層1cの表面酸化が抑制されている。また、導電層1c上に、耐熱性フラックス層1fが形成されていることから、リフロー処理中に於いても、導電層1c及び半田材の酸化が抑制される。
また、電極パッド1pdと導電層1cとの間に、バリア層1brが形成されていることから、電極パッド1pdと導電層1cとが強固に密着している。
次に、上述したバリア層1br、導電層1c及び耐熱性フラックス層1fを配置した半導体装置(半導体チップ)を複数個搭載したマルチチップモジュールについて説明する。
また、図6(b)に例示する如く、支持基板10下には、必要に応じて、金属製の放熱板(ヒートスプレッダ)10hを固着させてもよい。
更に、半導体装置1Maにあっては、支持基板10の端部に於いて、夫々の配線12から電極端子12aが延出され、夫々の電極端子12aに導通する棒状の入出力端子50(材質は銅)が複数個、設けられている。
このような構成により、半導体装置1Maは、コンパクト形状且つ低価格ながらマルチチップパワーデバイスとして機能することができる。
尚、以下に例示する全ての図に於いては、図6と同一の部材には、同一の符号を付し、その説明の詳細については省略する。
また、当該支持基板10の所定の位置には、少なくとも一つのキャビティ10aが形成されている。そして、支持基板10内には、導体パッド14a,14bが選択的に配置されている。例えば、半導体装置1Maでは、導体パッド14a,14bの主面が夫々のキャビティ10aの底面を構成する。
従って、半導体素子20aは、その下面側のコレクタ電極と導体パッド14aとが半田層11を介して電気的に接続されている。
最初に、配線支持基材30と、配線支持基材30上に選択的に配置された導電性パターン40について説明する。
また、夫々の導電性パターン40に於いては、その両端が配線支持基材30の主面から延出した延出部(フィンガー部)40aを備えている。そして、当該延出部40aの下方(図の奥方向)には、被接合体である電極パッド、配線が位置する。
図9は配線支持基材上に選択的に配置した導電性パターンの要部図である。ここで、図9では、図8に例示した配線支持基材30並びに導電性パターン40を裏面側から眺めた図が示されている。また、図9(a)には、その全体図が示され、図9(b)には、図9(a)のa−b位置に於ける断面が示されている。
このような鍍金層40g或いは耐熱性フラックス層1fを設けることにより、導電性パターン40の接合面の酸化が防止されている。これにより、半田付け後の接合部分の状態が良好になり、接合不良等が生じることはない。
図10は入出力端子の構造を説明するための要部図である。
図示するように、入出力端子50は、その一端に、二股に分離するクリップ部50aを備えている。そして、当該クリップ部50aは、支持基板10の上下の主面に配設された配線12に、鍍金層12g並びに半田層51を介し、挟装された状態にある。
図11は絶縁被膜を配置させた半導体装置を説明するための要部図である。
図示するように、隣接する配線12Eと配線12Fとの間に位置する支持基板10の主面上、並びにこれらの配線12E,12Fの主面上の一部には、絶縁被膜61が形成されている。但し、当該絶縁被膜61に於いては、半田層13と配線12E,12Fとの接合部分を除いた領域に形成させる。
図12は第3の実施の形態に係る半導体装置の要部断面模式図である。尚、以下に示す全ての図に於いては、第1、第2の実施の形態で例示した同一の部材には、同一の符号を付し、その説明の詳細については省略する。また、この図12には、樹脂60並びに入出力端子50は、特に表示せず、半導体装置1Mbの特徴的な形態を拡大させた図が示されている。
また、当該支持基板10の所定の位置には、少なくとも一つのキャビティ10aが形成されている。そして、当該キャビティ10a底には、その下地として、導体パッド14a,14bが配置されている。但し、制御用ICチップである半導体素子21に於いては、その上下の主面に電極が配設されていない場合には、当該導体パッド14bの配設は必ずしも必要ではない。
続いて、配線支持基材31と、配線支持基材31の下面に選択的に配置した導電性金属膜41の構成について詳細に説明する。
或いは、配線支持基材31上に上記金属材で構成された鍍金層を形成させた後、当該鍍金層に選択的なエッチングを施すことにより形成させてもよい。
そして、夫々の導電性金属膜41の端の下方(図の手前方向)には、被接合体である電極パッド、配線が位置する。
半導体装置1Ma,1Mbの製造方法について、図14乃至図18を用いて説明する。ここでは、半導体装置1Maの製造方法を一例として説明する。但し、ここで説明する製造方法は、半導体装置1Maの製造方法に限られるものではなく、半導体装置1Mbの製造についても転用できる。
先ず、上述した支持基板10を準備する。この段階で、支持基板10の主面に、配線12を選択的に配置させておく。また、配線12が配置されていない支持基板10の主面には、少なくとも一つのキャビティ10aを形成させておく。
次に、キャビティ10a内に、鉛フリーの半田で構成させるペースト状の半田材をディスペンス法にて配置する(図示しない)。或いは、ペースト状の半田材に代えて、シート状の半田材をキャビティ10a内に配置してもよい。
また、必要に応じて、半田材上に、半導体素子20a,20b,21を載置する前に、予め、半導体素子20a,20b,21の電極パッド20ap,20bp,21p上に、半田材を配置してもよい。
次に、導電性パターン40が複数個、選択的に配置された配線支持基材30を、配線12、半導体素子20a,20b,21上に、前記半田材を介して載置する。
尚、配線支持基材30に於いては、連続体ではなく、個々の支持基板10の大きさに対応した、個片化された配線支持基材30を夫々の支持基板10上に載置してもよい。
即ち、第4の実施の形態に於いては、半田材と導電層1cとを強固に密着させることができると共に、導電層1cと電極パッド1pdとを強固に密着させることができる。
次に、上記の電気的な接続を完了させた後、支持基板10の主面の端部に配設された電極端子12aに、入出力端子50を電気的に接続する。即ち、入出力端子50のクリップ部50aを、当該端部に嵌合させた後、リフロー処理により、電極端子12aに、入出力端子50を電気的に接続する。
続いて、入出力端子50を電気的に接続させた後、トランスファモールド装置を用いて支持基板10に配置された配線12、半導体素子20a,20b,21、配線支持基材30並びに導電性パターン40等を、樹脂60により封止する。
例えば、従来のアルミニウム配線を用いたワイヤボンディング法では、アルミニウム配線を1本ボンディングするのに、約1秒を要していた。従って、約20本のボンディングワイヤを搭載した1つのマルチチップモジュールでは、ワイヤボンディングを完了させるのに、約20秒を要していた。
しかし、第4の実施の形態によれば、10秒のリフロー処理で、M個のマルチチップモジュールのワイヤボンディングを全て完了させることができる。
1br バリア層
1bm,1c 導電層
1cr 回路層
1f 耐熱性フラックス層
1h 開口部
1i 絶縁層
1pd 電極パッド
1s 半導体基板
1sa 領域
10 支持基板
10a キャビティ
10h 放熱板
11,13,51 半田層
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F 配線
12a 電極端子
12g,40g 鍍金層
14a,14b 導体パッド
20a,20b,21 半導体素子
20ap,20bp,21p 電極パッド
30,31 配線支持基材
30a 貫通孔
40 導電性パターン
40a 延出部
41,41mos,41ic 導電性金属膜
50 入出力端子
50a クリップ部
60 樹脂
61 絶縁被膜
DL ダイシングライン
RE レジスト層
Claims (26)
- 半導体基板と、
前記半導体基板上に配置された回路層と、
前記回路層上に選択的に配置された電極パッドと、
前記電極パッド上に配置された導電層と、
前記導電層の表面を被覆するフラックス層と、
を有することを特徴とする半導体装置。 - 前記導電層の材質が銅(Cu)を主成分とすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記電極パッドと前記導電層との間に、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜が介在していることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
- 支持基板と、
前記支持基板の主面に選択的に配置された複数の第1の配線と、
前記支持基板上に搭載された少なくとも一つの第1の半導体素子と、
前記第1の半導体素子を制御する少なくとも一つの第2の半導体素子と、
前記支持基板に対向し、複数の第2の配線を選択的に配置した配線支持基材と、
を有し、前記第1の半導体素子及び前記第2の半導体素子の電極パッド上に銅(Cu)を主成分とする導電層が設けられ、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記支持基板がプリント配線板、セラミック配線板、シリコン配線板の何れかであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記支持基板に、複数のキャビティが形成され、前記キャビティ内に、前記第1の半導体素子または前記第2の半導体素子の少なくとも何れかが搭載されていることを特徴とする請求項4または5記載の半導体装置。
- 前記キャビティ内に搭載した、前記第1の半導体素子または前記第2の半導体素子の主面に配置された前記電極パッドと、前記第1の配線の高さが同じ高さになるように、前記キャビティの深さが調節されていることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
- 隣接する前記第1の配線間に位置する前記支持基板の主面上並びに隣接する前記第1の配線の主面上の一部に、絶縁被膜が形成されていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記配線支持基材の材質がポリイミド樹脂(PI)、液晶ポリマ樹脂(LCP)、エポキシ樹脂(EP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)の少なくとも一つを含む樹脂であることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記第2の配線が前記配線支持基材の主面に形成させた導電性パターンであり、前記導電性パターンを通じて、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、電気的に接続されていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記導電性パターンの端が前記配線支持基材の主面から延出していることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
- 前記配線支持基材の主面から延出した前記導電性パターンの表面に、ニッケル(Ni)並びに金(Au)、またはニッケル(Ni)並びに錫(Sn)で構成される鍍金層、或いはフラックス層が形成されていることを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
- 前記第2の配線が前記配線支持基材の主面に選択的に配置された金属膜であり、前記金属膜を通じて、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とが、電気的に接続されていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記金属膜の材質が銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)の少なくとも一つを含む金属であることを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
- 前記金属膜が、
前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の金属膜をラミネート接合させた後、前記金属膜にエッチングを施すことにより形成する方法、
前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の導体性ペーストをスクリーン印刷にて選択的に配置した後、当該導電性ペーストを乾燥し、硬化させることにより形成する方法、
前記配線支持基材上に、スパッタ法または蒸着法により前記金属膜と同成分の前記金属膜を形成させた後、前記金属膜にエッチングを施すことにより形成する方法、
前記配線支持基材上に、前記金属膜と同成分の鍍金層を形成させた後、前記鍍金層にエッチングを施すことにより形成する方法、
前記配線支持基材表面を化学的または光学的手法により表面改質し、選択的な化学鍍金法により形成する方法、
の何れかの方法により形成されたことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。 - 前記支持基板の前記主面の端部に、前記第1の配線に導通する複数の電極端子が延出され、夫々の前記電極端子に、入出力端子が電気的に接続されていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- 前記入出力端子の端にクリップ部が設けられ、前記端部が前記クリップ部により挟装されていることを特徴とする請求項16記載の半導体装置。
- 前記電極端子並びに前記電極端子が配置された前記端部の反対側の主面に配置された金属配線と、前記クリップ部とが半田接合されていることを特徴とする請求項17記載の半導体装置。
- 前記電極端子並びに前記金属配線の表面に、ニッケル(Ni)並びに金(Au)、またはニッケル(Ni)並びに錫(Sn)で構成される鍍金層、或いはフラックス層が形成されていることを特徴とする請求項18記載の半導体装置。
- 半導体基板の第1の主面に第1の主電極及び制御電極が配設された回路層を形成する工程と、
前記回路層上に前記第1の主電極または前記制御電極に導通する電極パッドを選択的に配置する工程と、
前記電極パッド上に導電層を配置する工程と、
前記導電層の表面をフラックス層で被覆する工程と、
前記第1の主面とは反対側の前記半導体基板の第2の主面を研磨する工程と、
前記第2の主面に不純物を注入する工程と、
前記半導体基板をアニール処理する工程と、
前記半導体基板の前記第2の主面に第2の主電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 銅(Cu)を主成分とする前記導電層を前記電極パッド上に配置することを特徴とする請求項20記載の半導体装置の製造方法。
- 前記電極パッドと前記導電層との間に、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)の何れかを主成分とする金属、或いは前記金属の少なくとも2つを主成分とする合金を有する被膜を介在させることを特徴とする請求項20または21記載の半導体装置の製造方法。
- 電極パッド上に銅(Cu)を主成分とする導電層を設け、前記導電層の表面をフラックス層で被覆した、第1の半導体素子並びに前記第1の半導体素子を制御する第2の半導体素子を準備する工程と、
複数の第1の配線が選択的に配置された支持基板の主面に、少なくとも一つの前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子を搭載する工程と、
前記第1の配線の一部、前記第1の半導体素子の電極並びに前記第2の半導体素子の電極の上に、半田材を配置する工程と、
複数の第2の配線が選択的に配置された配線支持基材を、前記第1の配線、前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子の上に、前記半田材を介して載置する工程と、
リフロー処理により、前記半田材を溶融させ、前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子、または、前記第1の半導体素子若しくは前記第2の半導体素子と前記第1の配線とを、少なくとも一つの前記第2の配線を通じ、前記電極パッド上に形成された前記導電層を介して、電気的に接続する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 電気的な接続を完了させた後、前記支持基板の前記主面の端部に複数個延出され、前記第1の配線に導通する電極端子に、入出力端子を電気的に接続することを特徴とする請求項23記載の半導体装置の製造方法。
- 前記入出力端子を電気的に接続させた後、前記支持基板に配置された前記第1の配線、前記第1の半導体素子、前記第2の半導体素子、前記第2の配線並びに前記配線支持基材を、樹脂により封止することを特徴とする請求項24記載の半導体装置の製造方法。
- 前記樹脂により封止した後、前記支持基板、前記配線支持基材並びに前記樹脂の個片化を行い、前記第1の半導体素子並びに前記第2の半導体素子を搭載したマルチチップモジュールを形成することを特徴とする請求項25記載の半導体装置の製造方法。
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