JP5325342B2 - スパークプラグの製造方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2011年4月14日に出願された出願番号2011−89754の日本特許出願に基づく優先権を主張し、その開示の全てが参照によって本願に組み込まれる。
本発明は、スパークプラグの製造方法に関する。
従来から、電極の先端部に貴金属チップが設けられたスパークプラグが使用されている。このようなスパークプラグの製造では、貴金属チップと中間チップ(例えばNiチップ)とを接合した複合チップを形成し、この複合チップの中間チップを電極の先端部に接合する、という工程が採用されるのが普通である。
しかしながら、貴金属チップも中間チップも径が約1mm前後の小さな部材であるため、両者を接合して複合チップを形成する際に、相互の位置を正しく設定するのは必ずしも容易では無いという問題があった。また、例えば貴金属チップと中間チップ位置決めを手作業で行う場合には、その調整に時間がかかるという問題もあった。なお、このような問題は、貴金属チップと中間チップとの接合工程だけでなく、一般に、2つのチップを接合する前に、相互の位置関係を正しく設定する場合に生じる問題であった。また、同様の問題は、中心電極又は接地電極に貴金属チップなどのチップを直接接合する場合にも生じていた。
特開2009−163923号公報 特開2002−198157号公報
本発明は、特定のチップをチップ接合部材に接合する際に、チップ接合部材に対する特定のチップの位置を容易に正しく調整することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
中心電極と、
前記中心電極の外周に配置された絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、
一端部が前記主体金具に接合され、他端部が前記中心電極と対向するように配置された接地電極とを備え、
前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方は前記接地電極又は前記中心電極との間でギャップを形成する第1のチップを有し、
前記第1のチップがチップ接合部材に接合されているスパークプラグの製造方法において、
前記第1のチップと前記チップ接合部材とが接合される接合位置まで前記第1のチップを搬送する搬送工程を備え、
前記搬送工程は、
前記第1のチップが前記接合位置に到達する前に前記第1のチップの位置補正を行う工程、を備えることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、第1のチップとチップ接合部材が接合される接合位置まで第1のチップを搬送する搬送工程において、第1のチップが前記接合位置に到達する前に第1のチップの位置補正を行うので、第1のチップとチップ接合部材の位置関係を容易に正しく調整することが可能である。また、第1のチップの位置補正を行う工程と、第1のチップとチップ接合部材を接合する工程とを、それぞれ好ましいタイミングで別々に実施できるので、生産効率を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記搬送工程は、
前記第1のチップを把持する位置補正チャックを用いて前記第1のチップを把持することによって前記第1のチップの位置補正を行う工程、を備えることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この方法によれば、位置補正チャックを用いて第1のチップを把持することによって第1のチップの位置補正を行うので、第1のチップとチップ接合部材の位置関係を容易に正しく調整することが可能である。
[適用例3]
適用例1又は2に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記位置補正は、第1のチップが供給される供給位置から前記接合位置までの中間位置で行われることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、供給位置から接合位置までの中間位置において第1のチップの位置補正を行うので、時間的・位置的に十分に余裕のある状態で位置補正を実行することができる。
[適用例4]
適用例1〜3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記搬送工程は、
(a)第1の供給装置を用いて、前記第1のチップを、前記第1のチップが供給される供給位置と前記接合位置の間の中間位置まで移動させる工程と、
(b)前記中間位置において、前記第1のチップを把持する位置補正チャックを用いて前記第1のチップを把持することによって、前記第1のチップの位置補正を行う工程と、
(c)前記位置補正の後に、前記中間位置から前記接合位置に前記第1のチップを搬送する搬送チャックを用いて前記第1のチップを把持した状態で、前記第1のチップを移動させる工程と、
を含むことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、中間位置において位置補正チャックを用いて第1のチップの位置補正を行った後に、搬送チャックを用いて第1のチップを把持して移動させるので、位置補正済の状態で第1のチップを中間位置から接合位置まで正しく搬送することが可能である。
[適用例5]
適用例4に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1の供給装置と前記搬送チャックとは、相互の水平距離が一定の状態を維持したまま搬送が繰り返されるように構成されており、
前記工程(a)において前記第1の供給装置が1つの第1のチップを前記供給位置から前記中間位置まで移動させる第1の移動処理と、
前記工程(c)において前記搬送チャックが他の1つの第1のチップを前記中間位置から前記接合位置まで移動させる第2の移動処理と、
が同時に実行され、
前記工程(b)における位置補正は、前記第1の供給装置が前記中間位置から前記供給位置まで戻ると共に、前記搬送チャックが前記接合位置から前記中間位置まで戻る間に実行されることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、工程(a)と工程(c)における移動処理が同時に実行されるので、全体として短時間で処理を完了することが可能となる。
[適用例6]
適用例4又は5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記搬送チャックの把持部は、前記位置補正チャックの把持部よりも大きな厚みを有することを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、搬送チャックで搬送する際に、より確実に把持することが可能となり、その搬送途中に第1のチップの位置がずれてしまう可能性を低減できる。
[適用例7]
適用例1〜6のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1のチップの位置補正は、前記第1のチップを載置する載置台に設けられた吸着口を用いて前記第1のチップの下底面を吸着した状態で実行されることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、第1のチップの下底面の吸着を維持しつつ位置補正を行うので、位置補正チャックによって第1のチップを把持する際に、意図しない動き(例えば位置補正チャックによる第1のチップのはじき飛ばし)を抑制することが可能である。
[適用例8]
適用例1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方は複合チップを有し、
前記複合チップは、前記中心電極又は前記接地電極との間でギャップを形成する第1のチップと、前記第1のチップと前記中心電極又は前記接地電極とを連結する第2のチップとが接合されており、
前記第2のチップが前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、第1のチップと第2のチップとが接合される接合位置まで第1のチップを搬送する搬送工程において、第1のチップを把持する位置補正チャックを用いて第1のチップを把持することによって第1のチップの位置補正を行うので、複合チップを構成する2つのチップの位置関係を容易に正しく調整することが可能である。
[適用例9]
適用例1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記中心電極が前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、第1のチップと中心電極の位置関係を容易に正しく調整することが可能である。
[適用例10]
適用例1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記接地電極が前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
この構成によれば、第1のチップと接地電極の位置関係を容易に正しく調整することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグ、スパークプラグ用の金具、及び、それらの製造方法等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのスパークプラグの部分断面図。 接合前の貴金属チップと中間チップを示す斜視図。 貴金属チップと中間チップが接合された複合チップを示す斜視図。 中心電極の先端部付近の拡大図。 第1実施形態における接合装置の一例を示す説明図。 チャックの形状を示す説明図。 複合チップの接合工程を示す説明図。 複合チップの接合工程を示す説明図。 複合チップの接合工程を示す説明図。 第2実施形態における接合装置の一例を示す説明図。 第3実施形態において中間位置で行われるチップの位置補正の様子を示す説明図。 スパークプラグの製造方法の工程を示すフローチャート。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としてのスパークプラグ100の部分断面図である。図1では、スパークプラグ100の軸線O方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。このスパークプラグ100は、絶縁碍子10と、主体金具50と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40とを備えている。
絶縁碍子10はアルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線O方向へ延びる軸孔12が形成された筒形状を有する。絶縁碍子10は中心電極20と主体金具50とを絶縁する絶縁体として用いられている。軸線O方向の略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、それより後端側(図1における上側)には後端側胴部18が形成されている。鍔部19より先端側(図1における下側)には、後端側胴部18よりも外径の小さな先端側胴部17が形成され、さらにその先端側胴部17よりも先端側に、先端側胴部17よりも外径の小さな脚長部13が形成されている。脚長部13は先端側ほど縮径され、スパークプラグ100が内燃機関のエンジンヘッド200に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。脚長部13と先端側胴部17との間には段部15が形成されている。
中心電極20は、絶縁碍子10内に軸線O方向に保持された棒状の電極である。中心電極20は、インコネル(商標名)600または601等のニッケルまたはニッケルを主成分とする合金から形成された電極母材21の内部に、電極母材21よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金からなる芯材25を埋設した構造を有する。通常、中心電極20は、有底筒状に形成された電極母材21の内部に芯材25を詰め、底側から押出成形を行って引き延ばすことで作製される。芯材25は、胴部分においては略一定の外径をなすものの、先端側においては先細り形状に形成される。
中心電極20の先端部22は絶縁碍子10の先端よりも突出しており、先端側に向かって径小となるように形成されている。中心電極20の先端部22の先端面には、耐火花消耗性を向上するため、高融点の貴金属からなる略円柱状の貴金属チップ90が接合されている。貴金属チップ90は、例えば、イリジウム(Ir)や、Irを主成分として、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)等を、1種類あるいは2種類以上を添加したIr合金によって形成することができる。
中心電極20と貴金属チップ90の接合は、貴金属チップ90と中心電極20の先端部22との合わせ面を狙って外周を一周するレーザー溶接によって行われている。レーザー溶接では、レーザーの照射により両材料が溶けて混ざり合うため、貴金属チップ90と中心電極20とは強固に接合される。中心電極20は軸孔12内を後端側に向けて延設され、シール体4およびセラミック抵抗3を経由して、後方(図1における上方)の端子金具40に電気的に接続されている。絶縁碍子10の後端部に設けられた端子金具40には、高圧ケーブル(図示しない)がプラグキャップ(図示しない)を介して接続され、高電圧が印加される。
接地電極30は、その基部32が主体金具50の先端面57に溶接され、先端部31の一側面が中心電極20の先端部22に対向するように配置されている。接地電極30は耐腐食性の高い金属から構成され、例えば、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。接地電極30は長手方向の横断面が略長方形を有している。接地電極30の先端部31は、先端部31の一側面が中心電極20に溶接された貴金属チップ90と、軸線O上で対向するように屈曲されている。
接地電極30の先端部31には、中心電極20の先端部22と軸線O上で対向する面上に、中間チップ60が接合されている。中間チップ60は、例えば、クロム(Cr)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)アルミニウム(Ai)等を含んだNi合金によって形成することができる。中間チップ60上であって、中心電極20の先端部22と対向する側(図面上側)には、貴金属チップ70が接合されている。中間チップ60と貴金属チップ70との接合はレーザー溶接によりおこなわれ、貴金属チップ70と中間チップ60の溶融により溶融部80が形成されている。貴金属チップ70は、例えば、Ptを主成分として、Rh、Ni等を1種類あるいは2種類以上を添加したPt合金によって形成することができる。
後述するように、スパークプラグの製造時には、中間チップ60と貴金属チップ70とが互いに接合された複合チップが形成され、この複合チップが接地電極30の先端部31に接合される。なお、貴金属チップ70を「第1のチップ」とも呼び、「中間チップ60を「第2のチップ」とも呼ぶ。
主体金具50は、内燃機関のエンジンヘッド200にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具50は、絶縁碍子10を内部に保持している。主体金具50は低炭素鋼材より形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッド200の取付ねじ孔201に螺合するねじ山が形成された取付ねじ部52とを備えている。
主体金具50の工具係合部51と取付ねじ部52との間には、鍔状のシール部54が形成されている。取付ねじ部52とシール部54との間のねじ首59には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100をエンジンヘッド200に取り付けた際に、シール部54の座面55と、取付ねじ孔201の開口周縁部205との間で押し潰されて変形する。このガスケット5の変形により、スパークプラグ100とエンジンヘッド200間が封止され、取付ねじ孔201を介したエンジン内の気密漏れが防止される。
主体金具50の工具係合部51より後端側には薄肉の加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に薄肉の座屈部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁碍子10との間には、円環状のリング部材6,7が介在され、さらにタルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53を内側に折り曲げるようにして加締めることにより、リング部材6,7およびタルク9を介し、絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これにより、主体金具50の内周で取付ねじ部52の位置に形成された段部56に、環状の板パッキン8を介し、絶縁碍子10の段部15が支持されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。このとき、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密性は、板パッキン8によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。座屈部58は、加締めの際に、圧縮力の付加に伴い外向きに撓み変形するように構成されており、タルク9の軸線O方向の圧縮長を長くして主体金具50内の気密性を高めている。なお、先端側における主体金具50と絶縁碍子10との間には、所定寸法のクリアランスが設けられている。
なお、図1に示したスパークプラグの全体構成は単なる一例であり、これ以外の種々の構成を採用可能である。
図2は、接合前の貴金属チップ70と中間チップ60を示す斜視図である。貴金属チップ70は、略円柱形状を有しており、軸線に垂直な方向にギャップ形成面SF(「上面」又は「上底面」とも呼ぶ)を有している。ギャップ形成面SFは、スパークプラグ100において中心電極20の先端部22と対向するように配置される。ギャップ形成面SFは外縁部71を外周とした略円形状を有している。中間チップ60は、略円形状の柱状部61と、柱状部61よりも径方向に拡径された鍔状をなす鍔部62とを有し、柱状部61の上面は、貴金属チップ70を設置する設置面DFとして機能する。設置面DFは略円形状を有している。貴金属チップ70は、中間チップ60の設置面DF上に、貴金属チップ70の軸線と中間チップ60の軸線を一致させた状態で配置される。なお、貴金属チップ70の径D1は、中間チップ60の設置面DFの径D2よりやや小さいのが普通である。
図3は、貴金属チップ70と中間チップ60が接合された複合チップを示す斜視図である。中間チップ60と貴金属チップ70とがレーザー溶接等により接合されて複合チップCPが作製される。このとき、中間チップ60と貴金属チップ70の境界には溶融部80が形成される。複合チップCPの鍔部62は、接地電極30の先端部31に抵抗溶接等により接合される。
図4は、中心電極20の先端部付近の拡大図である。複合チップCPは、その軸線が中心電極20の軸線に一致する位置に配置されている。中心電極20の下面CF(ここでは貴金属チップ90の下面)と、複合チップCPの上面SFとの間には、火花ギャップGが形成される。なお、図1〜図4の例では、接地電極30の先端部31に複合チップCPが設けられていたが、中心電極20の先端部に複合チップを設けるようにしてもよい。すなわち、中心電極20と接地電極30の少なくとも一方に複合チップを設けることが好ましい。
図5は、第1実施形態において複合チップを接合する接合装置の一例を示す説明図である。この接合装置は、第1搬送装置310及び第2搬送装置320を有する搬送装置300と、チップ押さえ装置500と、第1チップ供給装置410と、位置補正装置420と、レーザー溶接機600と、チップ支持装置700とを備えている。なお、以下の説明では、貴金属チップ70を「第1のチップ70」と呼び、中間チップ60を「第2のチップ60」と呼ぶ。第1のチップ70と第2のチップ60は製造時にそれぞれ多数存在するので、それらを区別する必要がある場合には、これらのチップの符号70,60に序数を示す添え字「n」,「n−1」等を付している。
第1チップ供給装置410は、第1のチップ70を供給するパーツフィーダーである。第1チップ供給装置410のうち、第1のチップ70が取り出される位置を、「第1チップ供給位置P1」と呼ぶ。
第1搬送装置310は、第1チップ供給位置P1から第1のチップ70を取り出すとともに、取り出した第1のチップ70を位置補正装置420上の位置Pmまで搬送する装置である。第1搬送装置310は、第1のチップ70の上面を吸着する吸着具314と、吸着具314を上下に移動させる駆動機構312と、を有する。
位置補正装置420は、載置台422と、載置台422上に設けられた位置補正チャック424と、チップ吸引装置426とを有している。第1搬送装置310によって搬送されてきた第1のチップ70は、載置台422上に載置される。第1のチップ70が載置される載置台422の位置Pmには、吸着口423が設けられている。以下では、この位置Pmを「中間位置Pm」とも呼ぶ。位置補正チャック424は、中間位置Pmにおいて第1のチップ70の位置を補正するために使用される。位置補正チャック424の形状や、その位置補正の方法については後述する。チップ吸引装置426は、この位置補正の処理中に、載置台422の吸着口423を介して第1のチップ70の下面を吸引することによって、第1のチップ70を載置台422上に保持する。なお、チップ吸引装置426や吸着口423は省略してもよい。
第2搬送装置320は、第1チップ70を位置補正装置420上の位置Pmからチップ支持装置700上の位置P2まで搬送する装置である。第2搬送装置320は、第1のチップ70の側面を把持する搬送チャック324と、搬送チャック324を上下に移動させる駆動機構322と、を有する。
チップ支持装置700は、第2のチップ60を支持する装置である。すなわち、チップ支持装置700は、載置面712と把持爪714とをそれぞれ有する複数の把持具710を有している。これらの把持具710は、それぞれの把持爪714がチップ支持装置700の中心の位置P2に近づくように移動又は回動が可能な構成を有する。これらの把持具710が第2のチップ60の鍔部62を周囲から把持することにより、第2のチップ60が位置P2で支持された状態となる。この把持状態では、鍔部62の底面が把持具710の載置面712上に載置され、鍔部62の上側の端部が把持爪714の内側で押された状態となる。把持具710は、第2のチップ60の周囲に複数(例えば3個)設けられているので、複数の把持具710で第2のチップ60を把持することによって、第2のチップ60の中心が、チップ支持装置700の中心の位置P2に正しく位置決めされる。なお、把持具710による位置決め機能を高めるためには、図5に示されているように、載置面712と把持爪714の内面が鋭角をなすように形成されていることが好ましい。
チップ押さえ装置500は、第2搬送装置320によって第1のチップ70が第2のチップ60の上に搬送されて載置された後に、第1のチップ70を上から押さえる装置である。チップ押さえ装置500は、第1のチップ70を押さえる押さえ具510と、押さえ具510を上下に移動させる駆動機構520とを有している。
レーザー溶接機600は、チップ支持装置700上に第2のチップ60と第1のチップ70が載置され、チップ押さえ装置500で第1のチップ70が押さえられた状態で、第1のチップ70と第2のチップ60の境界部分を溶接することによって両者を接合して、複合チップを形成する。この接合は、第1のチップ70と第2のチップ60がチップ支持装置700の中央の位置P2にある状態で行われる。そこで、この位置P2を「接合位置」とも呼ぶ。
第1搬送装置310と第2搬送装置320とチップ押さえ装置500は、水平方向に伸びるレール330に沿って左右方向に移動可能である。第1搬送装置310と第2搬送装置320は、図示しない駆動装置により、両者の距離L1が一定に維持された状態で左右方向に同時に移動可能である。また、第2搬送装置320とチップ押さえ装置500も、図示しない駆動装置により、両者の距離L2が一定に維持された状態で左右方向に同時に移動可能である。但し、3つの装置310,320,500のうちの一部又は全部を、他とは独立に移動させるようにしてもよい。
第1チップ供給位置P1と中間位置Pmとの間の距離L1と、中間位置Pmと接合位置P2との間のL2は、等しいことが好ましい。こうすれば、第1搬送装置310と第2搬送装置320がそれぞれ第1のチップ70を把持した状態で両者を図5の右方向に同時に移動することにより、2つのチップ70を同時に搬送することが可能である。
図6(A)は、チャックの形状を示す説明図である。図6(A)に示すように、位置補正チャック424は、把持凹部425をそれぞれ有する2つのチャック部材で構成されている。それぞれの把持凹部425は、角度θをなす2つの平面で形成されている。第1のチップ70の側面が2つの把持凹部425の間で把持されると、第1のチップ70が、2つの把持凹部425の中央の位置(すなわち位置補正チャック424の中央の位置)に自動的に位置補正される。なお、「2つの把持凹部425の中央の位置」とは、2つの把持凹部425が第1のチップ70の側面を把持した状態(閉状態)における中央の位置を意味する。この把持状態では、2つのチャック部材(すなわち2つの把持凹部425)の間には予め設定された一定のギャップが存在する状態となる。なお、把持凹部425の角度θとしては、10〜170度の範囲が好ましく、特に90〜160度の範囲が好ましい。この角度は、第1のチップ70の位置補正が正しく行われるように、実験的に決定される。
なお、第2搬送装置320の搬送チャック324も、位置補正チャック424と同様な把持部形状を有するものとして構成することができる。或いは、搬送チャック324と位置補正チャック424の把持部の形状を互いに異なる形状としてもよい。但し、位置補正チャック424aの把持状態におけるチップの中心位置と、搬送チャック324の把持状態におけるチップの中心位置とが互いに一致するように、それぞれの把持部の形状が設定されていることが好ましい。
図6(B)は、位置補正チャック424の厚みと、搬送チャック324の厚みの関係を示している。ここでは、載置台422上で位置補正チャック424による位置補正が完了した後に、第1のチップ70が搬送チャック324で把持された状態が示されている。この状態では、第1のチップ70の側面の下方側は位置補正チャック424によって把持され、一方、第1のチップ70の側面の上方側は搬送チャック324によって把持される。この状態の後、位置補正チャック424は開状態となって第1のチップ70を解放し、搬送チャック324が第1のチップ70を把持したまま接合位置P2まで搬送する。この搬送の際に、第1のチップ70と搬送チャック324との間の位置が正しい把持位置からずれないようにするために、搬送チャック324の厚みT2は十分大きなことが好ましい。具体的には、搬送チャック324の厚みT2は、位置補正チャック424の厚みT1よりも大きなことが好ましい。また、搬送チャック324の厚みT2は、第1のチップ70の厚みTtの半分の値(0.5Tt)以上とすることが好ましい。
図7(A),(B)〜図9(A),(B)は、複合チップの接合工程を示す説明図である。図7(A)は、第1のチップ70n,70n−1を保持する状態を示している。この状態では、第1搬送装置310が、第1チップ供給装置410の供給位置P1において第1のチップ70nを吸着具314で吸着し、また、第2搬送装置320は、載置台422上の中間位置Pmにおいて第1のチップ70n−1を搬送チャック324で把持している。この後、第1搬送装置310が第1のチップ70nを供給位置P1から中間位置Pmまで搬送するのと同時に、第2搬送装置320が別の第1のチップ70n−1を中間位置Pmから接合位置P2まで搬送する(図7(B))。なお、この搬送の間に、第2チップ供給装置(図示省略)によって、第2のチップ60n−1がチップ支持装置700上に供給されて保持される。
図8(A)は、2つの第1のチップ70n,70n−1が中間位置Pm及び接合位置P2の上まで搬送された後に下降している状態を示している。この結果、第1搬送装置310で搬送されてきた第1のチップ70nは、位置補正装置420の載置台422上に載置され、一方、第2搬送装置320で搬送されてきた第1のチップ70n−1は、接合位置P2においてチップ支持装置700で支持されている第2のチップ60n−1の上に載置される。このとき、中間位置Pmに載置された第1のチップ70nは、位置補正チャック424によって前述した位置補正(図6(A),(B))が実行される。この位置補正は、載置台422に設けられた吸着口423を用いて第1のチップ70nの下底面を吸着しながら行われる。従って、位置補正チャック424によって第1のチップ70nを把持する際に、意図しない動き(例えば位置補正チャック424による第1のチップ70nのはじき飛ばし)を抑制することが可能である。この載置動作及び位置補正動作が終了すると、第1搬送装置310と第2搬送装置320は、チップの保持を解除し、非保持状態で元の位置P1,Pmにそれぞれ戻るために移動する(図8(B))。なお、位置補正チェック424による位置補正は、第1搬送装置310と第2搬送装置320が元の位置P1,Pmにそれぞれ戻るために移動している間に実行されてもよい。この場合には、第1のチップ70nが載置台422に載置される時には、吸着口423を用いて第1のチップ70nが吸着されて保持され、位置補正は、第1搬送装置310が第1のチップ70nを解放した後に実行される。
図9(A)は、第1搬送装置310と第2搬送装置320が位置P1,Pmにそれぞれ戻り、次の第1のチップ70n+1,70nをそれぞれ保持する状態を示している。このとき、チップ押さえ装置500も接合位置P2に戻っており、第1のチップ70n−1の上面を下向きに押さえている。また、レーザー溶接機600は、第1のチップ70n−1と第2のチップ60n−1を溶接している。この結果、これらのチップ70n−1,60n−1で構成される複合チップが形成される。この後、第1搬送装置310が第1のチップ70n+1を供給位置P1から中間位置Pmまで搬送するのと同時に、第2搬送装置320が第1のチップ70nを中間位置Pmから接合位置P2まで搬送する(図9(B))。この搬送の間に、図9(A)で作成された複合チップは、図示しない他の搬送装置を用いてチップ支持装置700から他の場所まで搬送される。なお、図9(A),(B)における第1搬送装置310と第2搬送装置320の動作状態は、図7(A),(B)におけるこれらの装置の動作状態と同じである。この後は、図7(A),(B)〜図9(A),(B)に即して説明した動作が繰り返し実行され、複合チップが次々に作成される。
なお、第1実施形態において、位置補正装置420で第1のチップ70の位置補正を行う主な理由は以下の通りである。前述したように、第1搬送装置310は、第1のチップ70の上面を吸着して搬送する。従って、第1搬送装置310による第1のチップ70の吸着位置(保持位置)には、大きなバラツキが生じやすい。仮に第1搬送装置310を用いて第1のチップ70を供給位置P1から接合位置P2まで搬送した場合には、接合位置P2に正しく第1のチップ70を載置できない可能性がある。そこで、第1実施形態では、中間位置Pmにおいて位置補正装置420を用いて第1のチップ70を正しい位置に補正し、その後、吸着以外の手段で第1のチップ70を保持する第2搬送装置320を用いて中間位置Pmから接合位置P2まで搬送を行うものとしている。このような処理により、接合位置P2に第1のチップ70を正しく載置することができる。
このように、上記第1実施形態では、第1のチップ70の供給位置P1から複合チップ製造のための接合位置P2まで第1のチップ70を搬送する間に、第1のチップ70の位置補正を実行するので、複合チップを構成する2つのチップの位置関係を容易に正しく調整することが可能である。また、第1実施形態では、特に、供給位置P1と接合位置P2のちょうど中央にある中間位置Pmに第1のチップ70を載置した状態で位置補正を実行するので、搬送しながら位置補正を行う場合に比べて、容易にかつ正確に位置補正を行うことができる。また、中間位置Pmにおいては、時間的・位置的に十分に余裕のある状態で位置補正を実行することが可能である。また、位置補正が行われる中間位置Pmが供給位置P1と接合位置P2のちょうど中央にあるので、第1搬送装置310による供給位置P1から中間位置Pmまでの搬送と、第2搬送装置320による中間位置Pmから接合位置P2までの搬送を同時に実行することができる。この結果、個々の搬送距離が短くなり、複合チップの製造に要する加工時間が短縮される。
また、第1実施形態では、第1のチップ70が接合位置P2に到達する前に第1のチップ70の位置補正が行われる。こうすれば、第1のチップ70の位置補正の工程と、第1と第2のチップの接合の工程とを、それぞれ好ましいタイミングで別々に実施できるので、生産効率を向上させることが可能である。
B.第2実施形態:
図10(A),(B)は、本発明の第2実施形態における接合装置とその動作を示す説明図であり、第1実施形態の図7(A),(B)に対応する図である。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、第1実施形態において2つに分かれていた第1搬送装置310と第2搬送装置320と位置補正装置420を1つの搬送装置300aで置き換えた点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。すなわち、第2実施形態の搬送装置300aは、第1チップ供給装置410から第1のチップ70の上面を吸着する吸着具314aと、吸着具314aを上下に移動させる駆動機構312aとを有するとともに、第1のチップ70の側面を把持して位置補正を行う位置補正チャック424aと、位置補正チャック424aを上下に移動させる駆動機構428aと、を有する。なお、位置補正チャック424aと駆動機構428aは、吸着具314aの両側をそれぞれ上下移動できるように左右に分かれて配置されている。
図10(A)に示すように、新たにチップを保持する際には、吸着具314aが供給位置P1において第1のチップ70を吸着し、上方に移動することによって1つのチップを取り出す。この際、位置補正チャック424aは、開状態(待機状態)にある。こうして1つの第1のチップ70を取り出すと、搬送装置300aは、接合位置P2に向かった図10(A)の右方向に移動する。図10(B)は、この移動中の様子を示している。位置補正チャック424aは、搬送装置300aによる搬送中に、下方に移動するとともに開状態から閉状態に変化して、第1のチップ70の側面を把持する。位置補正チャック424aは、第1実施形態において図6(A)で示したものと同様の形状を有している。従って、位置補正チャック424aで第1のチップ70の側面を把持することにより、第1のチップ70の位置が、位置補正チャック424aの中央の位置に正しく補正される。この後、吸着具314aで第1のチップ70の上面を吸着するとともに、位置補正チャック424aで第1のチップ70の側面を把持したまま接合位置P2まで移動する。そして、駆動機構312a,428aの動作に応じて吸着具314aと位置補正チャック424aとが下降し、第1のチップ70が第2のチップ60の上に載置される。
なお、第2実施形態において、図10(B)に示した位置補正後の搬送時には、吸着具314aによる吸着を行わないようにしてもよい。この場合には、位置補正チャック424aが、第1実施形態の搬送チャック324と同様な機能も果たすこととなる。また、第2実施形態において、位置補正チャック424aは上下移動しないように構成してもよい。
このように、第2実施形態においては、第1のチップ70を搬送しながら位置補正を行うようにしたので、搬送装置の構成が単純になり、また、搬送中(すなわち移動中)に第1のチップの位置補正を実行できるので、第1のチップ70の搬送と位置補正とを含む工程の全体に要する時間を短縮することが可能である。
C.第3実施形態:
図11(A)〜(C)は、本発明の第3実施形態において中間位置で行われるチップの位置補正の様子を示す説明図であり、第1実施形態の図6(A),(B)に対応する図である。第3実施形態では、図6(A)に示した位置補正チャック424の代わりに、サーボステージ800とカメラ820とを用いて第1のチップ70の位置補正が行われる。図11(A)に示すサーボステージ800は、サーボ機構を利用して2次元的な位置決めが可能なテーブルである。サーボステージ800の上には、吸着孔812を有する吸着ブロック810が固定されている。この吸着ブロック810は、第1のチップ70が載置される載置台として機能するものである。吸着孔812は、吸着ブロック810の上面に開口する吸着口を有しているとともに、真空ポンプ(図示せず)に接続されている。カメラ820は、吸着ブロック810の上方に設置されており、吸着ブロック810の上面のうちで吸着孔812を含む広い領域を撮影可能である。サーボステージ800とカメラ820は、制御部830に電気的に接続されている。制御部830は、画像解析部832を含んでいる。
図11(A)に示すように、吸着ブロック810の上に第1のチップ70が載置されると、吸着孔812を利用した真空吸引によって第1のチップ70の下底面が吸着ブロック810上に吸着され、その位置が保持される。この状態で、カメラ820によって第1のチップ70が撮影される。図11(B)はこうして得られた画像の一例であり、X,Yはカメラ座標系を示している。この例では、第1のチップ70の中心の現実の位置と目標位置Ptとがずれている。なお、この目標位置Ptは、カメラ座標系において予め設定された位置であり、例えばカメラ820の初期位置(デフォールト位置)の中心等に設定可能である。また、この目標位置Ptは画像内に描画されている必要は無く、画像解析部832が認識可能な位置に設定されていれば良い。図11(B)のように、第1のチップ70の中心の現実の位置と目標位置Ptとがずれている場合には、制御部830がサーボステージ800の位置を調整して、図11(C)に示すように第1のチップ70の中心の現実の位置と目標位置Ptとを一致させる。
このように、第3実施形態においては、第1のチップ70の下底面をサーボステージ800上で吸着した状態でカメラ820を用いて画像を撮像し、その画像を利用して第1のチップ70の位置を補正するので、単純な構成で正確に位置決めができるという利点がある。
D.スパークプラグの製造工程全体:
図12は、本発明の一実施形態におけるスパークプラグの製造方法の工程を示すフローチャートである。ステップT10では主体金具50と、絶縁碍子10と、中心電極20と、接地電極30とが準備される。ステップT20では、第1のチップ70と第2のチップ60が接合された複合チップCPが作成される。この複合チップCPの作成工程は、上述した第1〜第3実施形態で説明した手順で実行される。ステップT30では、主体金具50に接地電極30が接合され、ステップT40では、曲げ工具(図示省略)を用いて接地電極30の先端が曲げ加工される。ステップT50では、接地電極30の先端部31に複合チップCPが接合される(図4)。この接合は、例えば抵抗溶接を利用して行われる。ステップT60では、主体金具50に中心電極20と絶縁碍子10とが挿入される組み付け工程が実施される。この組み付け工程によって、主体金具50の内側に絶縁碍子(絶縁体)10と中心電極20とが組み付けられた組立体が構成される。なお、組み付け工程としては、中心電極20を絶縁碍子10に組み付けたものを主体金具50に組み付ける方法と、絶縁碍子10を主体金具50に組み付けた後に、中心電極20を組み付ける方法とがあるが、これらのいずれを採用してもよい。ステップT70では、加締工具(図示省略)を用いて、主体金具50の加締加工が実施される。この加締加工により、絶縁碍子10が主体金具50に固定される。そして、ステップT80において主体金具50の取付ねじ部52にガスケット5が装着されて、スパークプラグ100が完成する。
なお、図12に示した製造方法は単なる一例であり、これとは異なる種々の方法でスパークプラグを製造可能である。例えば、ステップT10〜T80の工程の順序はある程度任意に変更可能である。
変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、第1搬送装置310が第1のチップ70を吸着して保持する構成を採用していたが、第1搬送装置310が吸着以外の手段で第1のチップ70を保持する場合にも、本発明を適用することが可能である。この場合にも、位置補正チャック424によって第1のチップ70の位置補正を行うことにより、接合位置P2に第1のチップ70を正しく載置することができるという効果がある。
・変形例2:
位置補正チャック424の形状としては、図6(A)に示したもの以外の種々の構成を採用することが可能である。但し、位置補正チャック424は、第1のチップ70の側面を把持したときに、第1のチップ70を位置補正チャック424の中央の位置に自動的に移動させる形状を有していることが好ましい。
・変形例3:
上記実施形態では、第1と第2のチップで構成される複合チップを接合する場合の例を説明していたが、本発明は、複合チップを接合する場合に限らず、特定の第1のチップをチップ接合部材に接合する場合に適用可能である。例えば、中心電極又は接地電極に貴金属チップを直接接合又は溶接する場合にも、本発明を適用可能である。この場合には、貴金属チップが「第1のチップ」に相当し、中心電極又は接地電極が「チップ接合部材」に相当する。なお、上述した各実施形態では、第2のチップが「チップ接合部材」に相当することが理解できる。
なお、チップ接合部材が、第2のチップ60や中心電極のように細い部材(断面積が小さな部材)である場合には、そのチップ接合部材と第1のチップとを接合する場合に第1のチップの位置合わせを正確に行う必要性がより大きい。このような場合にも、本発明によれば、第1のチップの位置合わせを簡易にかつ正確に行うことができるので効果的である。特に、第1のチップとチップ接合部材との直径の差が非常に小さい場合(例えば直径の差が0.1mm以下)の場合に、本発明は特に効果的である。
3…セラミック抵抗
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
7…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
22…先端部
25…芯材
30…接地電極
31…先端部
32…基部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
57…先端面
58…座屈部
59…ねじ首
60…中間チップ(第2のチップ)
61…柱状部
62…鍔部
70…貴金属チップ(第1のチップ)
71…外縁部
80…溶融部
90…貴金属チップ
100…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ねじ孔
205…開口周縁部
300…搬送装置
310…第1搬送装置
312…駆動機構
314…吸着具
320…第2搬送装置
322…駆動機構
324…搬送チャック
330…レール
410…第1チップ供給装置
420…位置補正装置
422…載置台
423…吸着口
424…位置補正チャック
425…把持凹部
426…チップ吸引装置
428a…駆動機構
500…チップ押さえ装置
510…押さえ具
520…駆動機構
600…レーザー溶接機
700…チップ支持装置
710…把持具
712…載置面
714…把持爪
800…サーボステージ
810…吸着ブロック
812…吸着孔
820…カメラ
830…制御部
832…画像解析部

Claims (10)

  1. 中心電極と、
    前記中心電極の外周に配置された絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、
    一端部が前記主体金具に接合され、他端部が前記中心電極と対向するように配置された接地電極とを備え、
    前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方は前記接地電極又は前記中心電極との間でギャップを形成する第1のチップを有し、
    前記第1のチップがチップ接合部材に接合されているスパークプラグの製造方法において、
    前記第1のチップと前記チップ接合部材とが接合される接合位置まで前記第1のチップを搬送する搬送工程を備え、
    前記搬送工程は、
    前記第1のチップが前記接合位置に到達する前に前記第1のチップの位置補正を行う工程、を備えることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記搬送工程は、
    前記第1のチップを把持する位置補正チャックを用いて前記第1のチップを把持することによって前記第1のチップの位置補正を行う工程、を備えることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記位置補正は、前記第1のチップが供給される供給位置から前記接合位置までの中間位置で行われることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記搬送工程は、
    (a)第1の供給装置を用いて、前記第1のチップを、前記第1のチップが供給される供給位置と前記接合位置の間の中間位置まで移動させる工程と、
    (b)前記中間位置において、前記第1のチップを把持する位置補正チャックを用いて前記第1のチップを把持することによって、前記第1のチップの位置補正を行う工程と、
    (c)前記位置補正の後に、前記中間位置から前記接合位置に前記第1のチップを搬送する搬送チャックを用いて前記第1のチップを把持した状態で、前記第1のチップを移動させる工程と、
    を含むことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  5. 請求項4に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記第1の供給装置と前記搬送チャックとは、相互の水平距離が一定の状態を維持したまま搬送が繰り返されるように構成されており、
    前記工程(a)において前記第1の供給装置が1つの第1のチップを前記供給位置から前記中間位置まで移動させる第1の移動処理と、
    前記工程(c)において前記搬送チャックが他の1つの第1のチップを前記中間位置から前記接合位置まで移動させる第2の移動処理と、
    が同時に実行され、
    前記工程(b)における位置補正は、前記第1の供給装置が前記中間位置から前記供給位置まで戻ると共に、前記搬送チャックが前記接合位置から前記中間位置まで戻る間に実行されることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記搬送チャックの把持部は、前記位置補正チャックの把持部よりも大きな厚みを有することを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記第1のチップの位置補正は、前記第1のチップを載置する載置台に設けられた吸着口を用いて前記第1のチップの下底面を吸着した状態で実行されることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方は複合チップを有し、
    前記複合チップは、前記中心電極又は前記接地電極との間でギャップを形成する第1のチップと、前記第1のチップと前記中心電極又は前記接地電極とを連結する第2のチップとが接合されており、
    前記第2のチップが前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記中心電極が前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記接地電極が前記チップ接合部材であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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