JP6457470B2 - スパークプラグの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はスパークプラグの製造方法に関し、特にチップを接地電極に抵抗溶接で接合するスパークプラグの製造方法に関するものである。
接地電極にチップを接合したスパークプラグが知られている(特許文献1)。特許文献1には、位置決めした接地電極にレーザ溶接でチップを接合する技術が開示されている。
特開2006−185784号公報
しかしながら上記従来の技術では、接地電極に抵抗溶接でチップを接合するときの工夫がなされていない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、接地電極に対するチップの位置精度を高めるスパークプラグの製造方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明は、中心電極を保持する絶縁体と、絶縁体の一部を覆う主体金具と、主体金具に接合された接地電極と、接地電極の表面に溶接されたチップと、を備えるスパークプラグの製造方法である。位置決め工程により、接地電極を接合した主体金具が絶縁体に組み付けられた組立体の、接地電極の表面と反対側の接地電極の裏面が第1電極に当てられ、接地電極のうちチップが溶接される予定の予定部以外の部分に当てた押え部材によって、第1電極に対して接地電極の位置決めがされる。チップ押え工程では、予定部に配置したチップが、第2電極を用いて予定部に押し付けられる。溶接工程により、第1電極と第2電極との間に電流を流し抵抗溶接が行われる。
請求項1記載のスパークプラグの製造方法によれば、接地電極の裏面が第1電極に当てられた状態で、予定部以外の部分に当てた押え部材によって、第1電極に対して接地電極の位置決めがされる。予定部に配置したチップが第2電極を用いて予定部に押し付けられた後、第1電極と第2電極との間に電流を流し、抵抗溶接が行われる。第1電極に対して位置決めされた接地電極に第2電極を用いてチップを押し付け、抵抗溶接が行われるので、接地電極に対するチップの位置精度を高められる効果がある。
請求項2記載のスパークプラグの製造方法によれば、チップ押え工程において第2電極がチップを押し付ける方向と同じ方向に、位置決め工程において押え部材により接地電極が押し付けられるので、第1電極と接地電極との接触抵抗のばらつきを生じ難くできる。よって、請求項1の効果に加え、接地電極とチップとの接合強度にばらつきを生じ難くできる効果がある。
請求項3記載のスパークプラグの製造方法によれば、第1電極は、接地電極の裏面が当たる面の面積が、接地電極の裏面の面積よりも大きいので、第1電極と接地電極との接触抵抗のばらつきをさらに生じ難くできる。よって、請求項1又は2の効果に加え、接地電極とチップとの接合強度のばらつきをさらに小さくできる効果がある。
請求項4記載のスパークプラグの製造方法によれば、溶接工程より前に、支持工程により、第1電極によって接地電極に作用する力の向きと同じ向きの力が加えられて絶縁体が支持されるので、第1電極と接地電極との接触抵抗のばらつきをさらに生じ難くできる。よって、請求項1から3のいずれかの効果に加え、接地電極とチップとの接合強度のばらつきをさらに小さくできる効果がある。
スパークプラグの片側断面図である。 (a)は本発明の一実施の形態における溶接装置の平面図であり、(b)は溶接装置の側面図である。 (a)は位置決め工程における溶接装置の平面図であり、(b)は溶接装置の側面図である。 (a)は位置決め工程における溶接装置の平面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は位置決め工程における溶接装置の平面図であり、(b)はその側面図である。 (a)は位置決め工程における溶接装置の平面図であり、(b)はその側面図である。 チップ押え工程および溶接工程における溶接装置の側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるスパークプラグ10の片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という。スパークプラグ10は、絶縁体11、主体金具16及び接地電極18を備えている。
絶縁体11は、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等により形成された円筒状の部材であり、軸線Oに沿って貫通する軸孔12が形成されている。軸孔12の先端側に中心電極13が配置される。
中心電極13は、軸線Oに沿って延びる棒状の部材であり、銅または銅を主成分とする芯材がニッケル又はニッケル基合金で覆われている。中心電極13は絶縁体11に保持され、先端が軸孔12から露出する。中心電極13は、貴金属を含有するチップ14が先端に接合されている。
端子金具15は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具15は、先端側が軸孔12に圧入された状態で、絶縁体11の後端に固定されている。絶縁体11は、端子金具15と軸線O方向に間隔をあけて、外周の先端側に主体金具16が加締め固定されている。
主体金具16は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具16は絶縁体11を保持する。主体金具16は、エンジン(図示せず)のねじ穴に締結するねじ部17が外周面に形成されている。
接地電極18は、主体金具16の先端に接合される金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。接地電極18は、表面19、表面19と反対側の裏面20、表面19と裏面20とを連絡する第1側面21、第2側面22(図2(a)参照)及び先端面23を備える屈曲した角柱状の部材である。接地電極18は、表面19を中心電極13側へ向けて、先端面23と反対側の面が主体金具16に接合されている。接地電極18は、先端面23側が屈曲し表面19が中心電極13と対向する。接地電極18は、表面19のうち先端面23の近くに、貴金属を含有するチップ24(図1参照)が接合されている。チップ24は、中心電極13(チップ14)との間に火花ギャップを形成する。
スパークプラグ10は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、予めチップ14が先端に接合された中心電極13を絶縁体11の軸孔12に挿入し、中心電極13の先端が軸孔12から外部に露出するように配置する。軸孔12に端子金具15を挿入し、端子金具15と中心電極13との導通を確保した後、予め接地電極18が接合された主体金具16を絶縁体11の外周に組み付けて、組立体25(図2(a)参照)を得る。組立体25の接地電極18の表面19にチップ24を接合した後、チップ24が中心電極13と対向するように接地電極18を屈曲して、スパークプラグ10を得る。
図2から図7を参照して接地電極18にチップ24を接合する方法を説明する。まず、図2を参照して溶接装置30について説明する。図2(a)は本発明の一実施の形態における溶接装置30の平面図であり、図2(b)は溶接装置30の側面図である。溶接装置30は、組立体25の接地電極18を位置決めし、接地電極18に抵抗溶接でチップ24(図1参照)を接合する装置である。図2(a)及び図2(b)に示す矢印X,Y及びZは、溶接装置30における互いに直交するX,Y,Z方向をそれぞれ示している。
図2(a)及び図2(b)に示すように溶接装置30は、第1電極31と、第1電極31の平面32上に配置された基準部材33と、押え部材としての第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44と、支持部材45と、第2電極36(図7参照)とを備えている。
溶接装置30でチップ24が溶接される組立体25は、接地電極18を接合した主体金具16が絶縁体11に組み付けられた物である。組立体25は、接地電極18が、屈曲する前の直線状に延びた状態にある。組立体25は、接地電極18の表面19のうち先端面23の近くに、チップ24が溶接される予定の予定部26が設けられている。
溶接装置30の第1電極31は、第2電極36(図7参照)との間の通電により接地電極18の予定部26にチップ24を溶接するための電極である。第1電極31は、接地電極18のZ方向における位置決めの基準となる平面32を備えている。第1電極31の平面32の面積は、接地電極18の裏面20の面積よりも大きく設定されている。
基準部材33は、第1電極31の平面32上における接地電極18の位置を規制するための部材であり、第1電極31の平面32に固定されている。スパークプラグ10の品種毎に接地電極18の長さや幅が異なる場合があるので、溶接装置30は、接地電極18の長さや幅に応じて基準部材33の平面32上の位置を調整して基準部材33を固定する機構(図示せず)を備えている。
基準部材33は、第1電極31の平面32に交わる第1面34と、隅を介して平面32及び第1面34に垂直に交わる第2面35とを備えている。第1面34及び第2面35は、平面32上の接地電極18のX及びY方向における位置決めの基準となる平面である。
組立体25は、組立体25の軸線Oを溶接装置30のX方向に沿わせて、溶接装置30に配置される。第1電極31は、第1面34及び第2面35に沿って組立体25の接地電極18が第1電極31に配置されたときに、接地電極18の裏面20の略全てが平面32に接触し、組立体25の主体金具16は平面32に接触しないように、平面32の縁32aのX方向の位置が設定されている。主体金具16の外周に形成されたねじ部17に関わらず、接地電極18の裏面20の略全てを第1電極31の平面32に接触させるためである。
第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44は、第1電極31及び基準部材33に組立体25を押え付けて固定し、第1電極31に対して接地電極18を位置決めするための押え部材である。第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44は、それぞれ空圧シリンダ等のアクチュエータ(図示せず)によって間欠に往復運動する。
第1部材41は、第1電極31の平面32に対向する位置に配置されている。アクチュエータ(図示せず)が作動して第1部材41をZ方向へ駆動し、第1部材41を平面32に近づけたり離したりする。第1部材41は、第1部材41が平面32に接近したときに基準部材33に干渉しない位置であって、X方向において、第1電極31の平面32の縁32aと基準部材33との間に配置されている。
第2部材42は、第1電極31の平面32に配置されており、平面32上をスライドする。第2部材42は、基準部材33の第1面34に対向する位置に配置されている。アクチュエータ(図示せず)が作動して第2部材42をY方向へ駆動し、第2部材42を第1面34に近づけたり離したりする。第2部材42は、基準部材33の第2面35及び第1部材41に干渉しない位置であって、側面視(Y方向視)において、第1部材41よりも縁32aから離れたところに配置されている。
第3部材43は、第1電極31の平面32をX方向へ延長した仮想平面と略同じ面上に、第1電極31から離れて配置されている。第3部材43は、基準部材33の第2面35に対向する位置に配置されている。アクチュエータ(図示せず)が作動して第3部材43をX方向へ駆動し、第3部材43を第2面35に近づけたり離したりする。
第3部材43及び基準部材33の厚さ(第1電極31の平面32からのZ方向の高さ)は、接地電極18の厚さ(表面19と裏面20との距離)よりも薄く設定されている。チップ押え工程および溶接工程において(後述する)、チップ24を接地電極18に押し付ける第2電極36(図7参照)と第3部材43及び基準部材33とを干渉し難くするためである。
第4部材44は、第1電極31の平面32に対向すると共に、Z方向において第1部材41の一部に重なる位置に配置されている。アクチュエータ(図示せず)が作動して第4部材44をZ方向へ駆動し、第4部材44を平面32に近づけたり離したりする。第4部材44は、平面32に接近したときに第1部材41に干渉する。
支持部材45は、第1電極31と第3部材43との間に配置される部材である。ばね46は支持部材45を弾性支持する。本実施の形態ではばね46は圧縮コイルばねである。支持部材45は、接地電極18の裏面20が、第1電極31の平面32に密着するように絶縁体11を支持しており、第1電極31からX方向に離れて配置されている。支持部材45は、組立体25の軸線Oを溶接装置30のX方向に沿わせて組立体25が溶接装置30に配置されたときに、組立体25の絶縁体11と干渉する位置に配置されている。ばね46は、Z方向の弾性力を支持部材45に加える。
規制部材47は、ばね46による支持部材45の弾性振動を規制する部材である。支持部材45の振動方向(Z方向)と直交する方向(X方向)に、支持部材45と間隔をあけて支持部材45の両側に一対の規制部材47が配置されている。空圧シリンダ等のアクチュエータ(図示せず)が作動して、規制部材47を互いに支持部材45に近づけたり離したりする。規制部材47は、支持部材45を両側から挟むと支持部材45の弾性振動を規制する。
次に、図2から図7を参照して、接地電極18にチップ24を接合する方法を順に説明する。図3(a)、図4(a)、図5(a)及び図6(a)は位置決め工程における溶接装置30の平面図であり、図3(b)、図4(b)、図5(b)及び図6(b)はその側面図である。図7はチップ押え工程および溶接工程における溶接装置30の側面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように位置決め工程では、組立体25は、組立体25の軸線Oを溶接装置30のX方向に沿わせて、溶接装置30に配置される。組立体25の接地電極18の第1側面21を基準部材33の第1面34に対面させ、接地電極18の先端面23を基準部材33の第2面35に対面させた状態で、基準部材33と第2部材42との間に接地電極18が配置される。
まず、第1部材41が平面32に近づけられると、第1部材41は、第1電極31に裏面20を接触させた接地電極18の表面19のうち予定部26以外の部分(予定部26と主体金具16との間の部分)に当たり、接地電極18の裏面20を第1電極31の平面32に押し付ける。接地電極18を第1部材41が比較的軽微な力で第1電極31に押し付けるように、第1部材41を駆動するアクチュエータの推力が設定されている。これにより、接地電極18は第1電極31に仮固定される。
支持工程において、組立体25の絶縁体11は、ばね46によって弾性支持された支持部材45に支持される。ばね46は、第1部材41によって第1電極31の平面32に押し付けられた接地電極18に第1電極31が加える力の向き(Z方向)と同じ向きの力(弾性力)を支持部材45に加える。第1電極31及び第1部材41と支持部材45とによって組立体25の両端が支持されるので、第1電極31及び第1部材41が組立体25を片持ち支持する場合に比べて、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付ける荷重を小さくできる。また、組立体25の自重による接地電極18に加わる曲げ荷重を抑制できるので、接地電極18の変形を抑制できる。
次いで、図3(a)及び図3(b)に示すように基準部材33の第1面34に第2部材42が近づけられると、第2部材42は、第1電極31に裏面20を接触させた接地電極18の第2側面22に当たる。第2部材42を駆動するアクチュエータ(図示せず)の推力は、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付けて生じる摩擦力に抗して、接地電極18が平面32を擦りながら第1面34へ向けて動くように設定されている。これにより、接地電極18は第1面34と第2部材42とに挟まれて、第1電極31のY方向における位置決めがされる。
支持部材45が組立体25の絶縁体11を支持することで、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付ける荷重を小さくできるので、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付けて生じる摩擦力を小さくできる。そのため、第2部材42を駆動するアクチュエータ(図示せず)の推力が過大にならないようにできる。
次に、図4(a)及び図4(b)に示すように基準部材33の第2面35に第3部材43が近づけられると、第3部材43は、第1電極31に接地電極18を接触させた組立体25の端子金具15に当たる。第3部材43を駆動するアクチュエータ(図示せず)の推力は、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付けて生じる摩擦力、及び、第2部材42が接地電極18を基準部材33に押し付けて生じる摩擦力に抗して、接地電極18が平面32を擦りながら第2面35へ向けて動くように設定されている。これにより、組立体25は第2面35と第3部材43とに挟まれて、第1電極31のX方向における接地電極18の位置決めがされる。
絶縁体11に接触する支持部材45はばね46が支持するので、ばね46がX方向に弾性変形して、第3部材43による組立体25のX方向への移動を支持部材45が妨げないようにできる。絶縁体11の外周面にコルゲーションが形成されていても、支持部材45を支持するばね46は、コルゲーションの凹凸に追随して弾性変形する。従って、絶縁体11にコルゲーションが形成された場合も、組立体25のX方向への移動が妨げられないようにできる。
次いで、図5(a)及び図5(b)に示すように第1電極31の平面32に第4部材44が近づけられると、第4部材44は第1部材41に当たる。第4部材44は、第1部材41が第1電極31に押し付けた接地電極18を、さらに第1電極31へ押し付ける荷重を第1部材41に加える。第4部材44は、第1部材41を介して接地電極18を第1電極31へ押し付ける。第1部材41及び第4部材44の荷重によって接地電極18が固定されると、第1電極31に対する接地電極18の位置決めが完了する。
次に、図6(a)及び図6(b)に示すように支持部材45が規制部材47に挟まれると、支持部材45の弾性振動が規制される。これにより、組立体25がZ方向に振動しないようにできるので、第1電極31の平面32に対する組立体25のZ方向の角度が変化しないようにできる。
次いで図7に示すように溶接装置30は、チップ押え工程において、チップ24を接地電極18の予定部26(表面19の一部)に配置する。溶接装置30は、基準部材33(図2(a)参照)の第1面34及び第2面35からX及びY方向に所定の距離だけ離れた位置にチップ24を配置するように、接地電極18の長さ及び幅に応じて予め設定されている。また、溶接装置30は、第1電極31の平面32からZ方向に所定の距離だけ離れた位置にチップ24を配置するように、接地電極18の厚さに応じて予め設定されている。溶接装置30は、チップ24の接合面が、接地電極18の予定部26に密着するようにチップ24を配置する。
溶接装置30は、チップ押え工程において接地電極18の予定部26に配置したチップ24を、第2電極36を用いて予定部26に押し付ける。溶接工程において、第1電極31と第2電極36との間に電流を流し、抵抗溶接によりチップ24を接地電極18に接合する。
この方法によれば、第1電極31の平面32に固定された基準部材33の第1面34及び第2面35を基準にして、接地電極18の第1面34及び先端面23の位置決めがされる。位置決めされた接地電極18の裏面20を第1電極31の平面32に密着させ、接地電極18の予定部26にチップ24が配置されるので、接地電極18に対するチップ24の位置精度を高めることができる。従って、予定部26に対するチップ24の傾き(接触面積)や接触抵抗等のばらつきを生じ難くできる。その結果、抵抗溶接によるチップ24の接地電極18への溶込み量のばらつきを生じ難くすることができ、チップ24の接合強度のばらつきを小さくできる。
なお、主体金具16を基準にして位置決めを行い、接地電極18にチップ24を抵抗溶接する場合には、主体金具16の軸線Oに対する接地電極18の傾きにばらつきがあると、接地電極18に対するチップ24の傾きや接触抵抗等のばらつきが生じ易い。そうすると、チップ24の接地電極18への溶込み量のばらつきが生じ、チップ24の接合強度にばらつきが生じ易い。そこで、主体金具16の軸線Oに対する接地電極18の傾きを矯正した後、主体金具16を基準にして位置決めを行い、接地電極18にチップ24を抵抗溶接する。
しかし、接地電極18の傾きを矯正する矯正作業が行われると、矯正作業によって接地電極18の傾きが新たに生じることがある。その場合に主体金具16を基準にして位置決めを行い、抵抗溶接を行うと、接地電極18に対するチップ24の傾きが生じ、チップ24の接合強度が低下するおそれがある。
これに対し、上記実施の形態によれば、接地電極18を基準にして溶接の予定部26の位置決めを行うので、主体金具16の軸線Oに対する接地電極18の傾きを矯正する作業を省略できる。よって、その分だけ工程を簡素化できる。また、矯正作業による接地電極18の新たな傾きが生じないので、チップ24の接合強度が低下しないようにできる。
上記実施の形態では、チップ押え工程において第2電極36(図7参照)がチップ24を接地電極18に押し付ける方向(反Z方向)と同じ方向に、位置決め工程において第1部材41及び第4部材44により接地電極18が第1電極31に押し付けられる。その結果、第1電極31の平面32と接地電極18の裏面20とのなじみを良くすることができ、第1電極31の平面32と接地電極18の裏面20との接触抵抗のばらつきを生じ難くできる。よって、接地電極18とチップ24との接合強度にばらつきを生じ難くできる。
第1電極31は、接地電極18の裏面20が当たる平面32の面積が、接地電極18の裏面20の面積よりも大きいので、接地電極18の裏面20を第1電極31の平面32に安定して押し付けることができる。第1電極31と接地電極18との接触抵抗のばらつきをさらに生じ難くできるので、接地電極18とチップ24との接合強度のばらつきをさらに小さくできる。
溶接工程より前に、支持工程により、第1電極31によって接地電極18に作用する力の向き(Z方向)と同じ向きの力を、支持部材45が絶縁体11に加えて組立体25を支持する。第1電極31及び第1部材41と支持部材45とによって組立体25の両端が支持されるので、第1電極31及び第1部材41が組立体25を片持ち支持する場合に比べて、組立体25の自重による接地電極18に加わる曲げ荷重を抑制できる。その結果、第1部材41及び第4部材44の荷重が曲げ荷重に相殺されないようにできるので、接地電極18の裏面20を第1電極31の平面32に密着させ易くできる。従って、第1電極31と接地電極18との接触抵抗のばらつきをさらに生じ難くできる。よって、接地電極18とチップ24との接合強度のばらつきをさらに小さくできる。
支持部材45は、主体金具16よりも第1電極31の縁32aから遠い絶縁体11を支持するので、支持部材45が主体金具16を支持する場合に比べて、組立体25を安定に支持できる。その結果、接地電極18の裏面20を第1電極31の平面32に密着させることができ、第1電極31と接地電極18との接触抵抗のばらつきを生じ難くできる。
第4部材44が接地電極18を第1電極31に押し付ける前に、第1部材41が接地電極18を第1電極31に押し付けた状態で、第2部材42及び第3部材43が駆動して接地電極18が第1電極31に擦られるので、接地電極18と第1電極31とのなじみを良くすることができる。よって、第1電極31の平面32と接地電極18の裏面20との接触抵抗のばらつきを生じ難くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施の形態では、位置決め工程において、第1部材41、第2部材42、第3部材43、第4部材44の順に駆動して接地電極18の位置決めをする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44を駆動する順番は、以下の(1)〜(4)のように適宜設定できる。例えば、(1)第1部材41、第3部材43、第2部材42、第4部材44の順に駆動する、(2)第2部材42、第3部材43、第1部材41、第4部材44の順に駆動する、(3)第2部材42、第1部材41、第3部材43、第4部材44の順に駆動する、(4)第3部材43、第1部材41、第2部材42、第4部材44の順に駆動する等が挙げられる。
上記実施の形態では、第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44を駆動して接地電極18の位置決めをした後、規制部材47を駆動して支持部材45の弾性振動を規制する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1部材41を駆動して接地電極18を第1電極31に接触させた後であれば、いつでも規制部材47を駆動して支持部材45の弾性振動を規制できる。第1部材41を駆動して接地電極18を第1電極31に接触させれば、組立体25のZ方向の位置が決まるからである。
なお、規制部材47を駆動して支持部材45の弾性振動を規制する操作は、必ずしも必要ではない。第1部材41、第2部材42、第3部材43及び第4部材44を駆動して第1電極31に対する接地電極18の位置決めがされていれば、ばね46が振動できる状態にあっても、抵抗溶接によってチップ24及び接地電極18に形成される溶接部の品質に大きな影響を与えないからである。
10 スパークプラグ
11 絶縁体
16 主体金具
18 接地電極
19 表面
20 裏面
24 チップ
25 組立体
26 予定部
31 第1電極
32 平面(面)
36 第2電極
41 第1部材(押え部材の一部)
42 第2部材(押え部材の一部)
44 第4部材(押え部材の一部)

Claims (4)

  1. 中心電極を保持する絶縁体と、前記絶縁体の一部を覆う主体金具と、前記主体金具に接合された接地電極と、前記接地電極の表面に溶接されたチップと、を備えるスパークプラグを製造する製造方法において、
    前記接地電極を接合した前記主体金具が前記絶縁体に組み付けられた組立体の、前記接地電極の前記表面と反対側の前記接地電極の裏面を第1電極に当て、前記接地電極のうち前記チップが溶接される予定の予定部以外の部分に当てた押え部材によって前記第1電極に対して前記接地電極を位置決めする位置決め工程と、
    前記予定部に配置した前記チップを、第2電極を用いて前記予定部に押し付けるチップ押え工程と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電流を流し抵抗溶接を行う溶接工程と、を備えるスパークプラグの製造方法。
  2. 前記位置決め工程において、前記押え部材が、前記チップ押え工程において前記第2電極が前記チップを押し付ける方向と同じ方向に、前記接地電極を押し付ける請求項1記載のスパークプラグの製造方法。
  3. 前記第1電極は、前記接地電極の前記裏面が当たる面の面積が、前記接地電極の前記裏面の面積よりも大きい請求項1又は2に記載のスパークプラグの製造方法。
  4. 前記溶接工程より前に、前記第1電極によって前記接地電極に作用する力の向きと同じ向きの力を加えて前記絶縁体を支持する支持工程を備える請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法。
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