JP6427133B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、スパークプラグに関する。
従来、スパークプラグの耐久性や着火性を高めるために、中心電極や接地電極に貴金属チップを接合することが行われている(特許文献1参照)。
特開2015−159000号公報
しかし、貴金属チップを備えるスパークプラグが、例えば、高過給化された内燃機関や直噴方式の内燃機関など、筒内における混合気の流速が速い内燃機関に用いられた場合、火花の吹き流れにより、火花が、貴金属チップではなく、中心電極や接地電極(以下、まとめて「電極母材」ともいう)に直接的に飛火する場合がある。これらの電極母材に火花が直接的に飛火すると、電極母材が消耗してしまい、スパークプラグの耐久性が低下するおそれがある。そのため、貴金属チップを有するスパークプラグにおいて、火花が電極母材に直接的に飛火することを抑制可能な技術が望まれている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線に沿った軸孔を有する絶縁体と;前記軸孔に設けられた中心電極と;前記絶縁体の外周に配置された筒状の主体金具と;前記主体金具に基端が固定された接地電極と;前記接地電極に中間チップを介して固定され、自身と前記中心電極との間に隙間を形成する円柱状の貴金属チップと;を備え、前記貴金属チップと前記中間チップとの間に溶接部を有するスパークプラグにおいて、前記溶接部の径が、前記中間チップのうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きく、前記中心電極の先端周縁から前記溶接部の外周縁に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面の内側に、前記貴金属チップが位置することを特徴とする。このような形態のスパークプラグであれば、貴金属チップと中間チップとの間の溶接部の径が大きいため、電極母材としての接地電極に火花が直接的に飛火することを抑制することができる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記溶接部の径は、全周に亘って、前記中間チップのうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きくてもよい。このような形態のスパークプラグであれば、火花が接地電極に直接的に飛火することをより効果的に抑制することができる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記中間チップは、前記接地電極と接合される部分に鍔部を有し、前記鍔部の前記貴金属チップ側を向く面と前記溶接部との間の距離が、前記鍔部の前記面から前記貴金属チップの先端との間の距離の10%以上であってもよい。このような形態のスパークプラグであれば、中間チップの鍔部と溶接部との間の距離が十分に確保されるので、その部分を利用して中間チップを接地電極に容易に接合することができる。
(4)本発明の他の形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線に沿った軸孔を有する絶縁体と;前記軸孔に設けられた中心電極と;前記絶縁体の外周に配置された筒状の主体金具と;前記主体金具に基端が固定された接地電極と;前記中心電極の先端に固定され、自身と前記接地電極との間に隙間を形成する円柱状の貴金属チップと;を備え、前記貴金属チップと前記中心電極との間に溶接部を有するスパークプラグにおいて、前記溶接部の径が、前記中心電極のうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きいことを特徴とする。このような形態のスパークプラグであれば、貴金属チップと中心電極との間の溶接部の径が大きいため、電極母材としての中心電極に火花が直接的に飛火することを抑制することができる。
(5)上記形態のスパークプラグにおいて、前記接地電極には貴金属チップが設けられ、前記接地電極の貴金属チップの先端周縁から前記溶接部の外周縁に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面の内側に、前記中心電極の貴金属チップが位置してもよい。このような形態のスパークプラグであれば、火花が中心電極に直接的に飛火することをより効果的に抑制することができる。
(6)上記形態のスパークプラグにおいて、前記溶接部の径は、全周に亘って、前記中心電極のうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きくてもよい。このような形態のスパークプラグであれば、火花が中心電極に直接的に飛火することをより効果的に抑制することができる。
本発明は、上述したスパークプラグとしての形態以外にも、例えば、スパークプラグの製造方法など、種々の形態で実現することが可能である。
第1実施形態としてのスパークプラグの部分断面図である。 貴金属チップおよび中心電極の拡大図である。 第2実施形態における中心電極の拡大図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としてのスパークプラグ100の部分断面図である。スパークプラグ100は、軸線Oに沿った細長形状を有している。図1において、一点破線で示す軸線Oの右側は、外観正面図を示し、軸線Oの左側は、軸線Oを通る断面図を示している。以下の説明では、図1の下方側をスパークプラグ100の先端側と呼び、図1の上方側を後端側と呼ぶ。
スパークプラグ100は、軸線Oに沿った軸孔12を有する絶縁体10と、軸孔12に設けられた中心電極20と、絶縁体10の外周に配置された筒状の主体金具50と、主体金具50に基端32が固定された接地電極30と、を備える。
絶縁体10は、アルミナを始めとするセラミックス材料を焼成して形成された絶縁碍子である。絶縁体10は、先端側に中心電極20の一部を収容し、後端側に端子金具40の一部を収容する軸孔12が中心に形成された筒状の部材である。絶縁体10の軸方向中央には外径の大きい中央胴部19が形成されている。中央胴部19の後端側には、中央胴部19よりも外径が小さい後端側胴部18が形成されている。中央胴部19の先端側には、後端側胴部18よりも外径が小さい先端側胴部17が形成されている。先端側胴部17の更に先端側には、先端側胴部17よりも小さい外径であって中心電極20側へ向かうほど外径が小さくなる脚長部13が形成されている。
主体金具50は、絶縁体10の後端側胴部18の一部から脚長部13に亘る部位を包囲して保持する円筒状の金具である。主体金具50は、例えば、低炭素鋼により形成され、全体にニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が施されている。主体金具50は、後端側から順に、工具係合部51と、シール部54と、取付ネジ部52とを備える。工具係合部51には、スパークプラグ100をエンジンヘッドに取り付けるための工具が嵌合する。取付ネジ部52は、エンジンヘッドの取付ネジ孔にねじ込まれるネジ山を有する。シール部54は、取付ネジ部52の根元に鍔状に形成されている。シール部54とエンジンヘッドとの間には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット65が嵌挿される。主体金具50の先端側の端面57は、中空の円状であり、その中央からは、絶縁体10の脚長部13の先端と中心電極20の先端とが突出する。
主体金具50の工具係合部51より後端側には厚みの薄い加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に厚みの薄い圧縮変形部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材66,67が介在されており、更に両リング部材66,67間にタルク(滑石)69の粉末が充填されている。スパークプラグ100の製造時には、加締部53を内側に折り曲げるようにして先端側に押圧することにより圧縮変形部58が圧縮変形する。この圧縮変形部58の圧縮変形により、リング部材66,67およびタルク69を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。そして、この押圧により、タルク69が軸線O方向に圧縮されて主体金具50内の気密性が高められる。
主体金具50の内周においては、取付ネジ部52の内周に形成された金具内段部56に、環状の板パッキン68を介し、絶縁体10の脚長部13の後端に位置する碍子段部15が押圧されている。この板パッキン68は、主体金具50と絶縁体10との間の気密性を保持する部材であり、燃焼ガスの流出を防止する。
中心電極20は、電極部材21の内部に、電極部材21よりも熱伝導性に優れる芯材22が埋設された棒状の部材である。電極部材21は、ニッケルを主成分とするニッケル合金からなり、芯材22は、銅または銅を主成分とする合金からなる。中心電極20の先端の径は、例えば、0.9mmである。
中心電極20の後端部近傍には、外周側に張り出した鍔部23が形成されている。鍔部23は、軸孔12に形成された軸孔内段部14に後端側から接触して、中心電極20を絶縁体10内で位置決めする。中心電極20の後端部は、シール体64およびセラミック抵抗63を介して端子金具40に電気的に接続される。
接地電極30は、ニッケルを主成分とした合金によって形成されている。接地電極30は、主体金具50の端面57に基端32が固定されている。接地電極30は、基端32から先端側に向かって軸線Oに沿って延び、先端部33の一側面が中心電極20の先端面に対向するように、その中間部分が屈曲されている。本実施形態では、接地電極30の先端部33の中心電極20側を向く面に、円柱状の貴金属チップ31が備えられている。貴金属チップ31の径は、例えば、1.0mmである。貴金属チップ31は、自身と中心電極20との間に火花放電のための隙間を形成する。この隙間は、例えば、0.8mmである。貴金属チップ31は、例えば、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)あるいはこれらの合金によって形成されている。
図2は、貴金属チップ31および中心電極20の拡大図である。貴金属チップ31は、中間チップ70を介して接地電極30に固定されている。本実施形態では、貴金属チップ31の先端36の面と中心電極20の先端26の面とは略平行である。また、貴金属チップ31の中心軸は、中心電極20の先端26の面を通り、中心電極20の中心軸は、貴金属チップ31の先端36の面を通る。本実施形態では、貴金属チップ31の中心軸と中心電極20の中心軸とは一致しており、それぞれ軸線Oにも一致している。なお、他の実施形態では、貴金属チップ31の中心軸と中心電極20の中心軸とは、ずれていてもよい。また、貴金属チップ31の中心軸と中心電極20の中心軸とは交差していてもよく、また、ねじれの関係にあってもよい。
中間チップ70は、接地電極30と同じ材料によって形成されている。中間チップ70は、円柱状のストレート部71と鍔状の鍔部72とを備えている。ストレート部71の径は、例えば、1.1mmである。鍔部72は、ストレート部71の先端側の端部に設けられている。貴金属チップ31は、中間チップ70のストレート部71にレーザー溶接されている。中間チップ70は、貴金属チップ31が接合された状態で、鍔部72を押さえながら接地電極30に接触させて抵抗溶接することで、接地電極30に接合されている。貴金属チップ31と中間チップ70との間には溶接部34が存在する。溶接部34は、レーザー溶接時に、貴金属チップ31と中間チップ70の材料が溶融し、その後、凝固することによって形成されている。溶接部34の最大の径R1は、例えば、1.3mmである。なお、鍔部72は省略してもよい。
本実施形態では、溶接部34は、外周側に膨らんでいる。このような膨らみは、例えば、貴金属チップ31および中間チップ70の外周に連続的にレーザーを照射しつつ貴金属チップ31および中間チップ70を回転させることで、遠心力により生成することができる。また、貴金属チップ31と中間チップ70との接合時に、貴金属チップ31および中間チップ70を圧縮する方向に荷重を加えることによっても膨らみを形成することが可能である。
本実施形態では、溶接部34の径R1は、全周に亘って、中間チップ70のうちの溶接部34に隣接する部分、すなわち、ストレート部71の径R2よりも大きい。また、本実施形態では、中心電極20の先端周縁25から溶接部34の外周縁35に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面80の内側に、貴金属チップ31の全体が位置する。なお、筒状の仮想周面80とは、中心電極20の先端周縁25と溶接部34の外周縁35とを、全周に亘って直線で結ぶことによって形成される仮想的な面である。
また、本実施形態では、鍔部72の貴金属チップ31側を向く面73と溶接部34との間の距離L1、すなわち、ストレート部71の長さL1が、鍔部72の面73から貴金属チップ31の先端36との間の距離L2の10%以上である。
以上で説明した本実施形態のスパークプラグ100では、溶接部34の径R1がストレート部71の径R2よりも大きい。そのため、内燃機関の筒内の混合気の流速が速い場合などにおいて、火花が吹き流れたとしても、溶接部34の径R1がストレート部71の径R2と同程度の大きさの場合(溶接部34が外周側に膨らんでいない場合)と比較して、中間チップ70や接地電極30などの電極母材よりも、溶接部34に飛火しやすい。従って、溶接部34よりも貴金属チップ31から離れた位置にある中間チップ70や接地電極30などの電極母材に飛火する可能性が低くなり、電極母材が消耗することを抑制することができる。なお、溶接部34は、貴金属チップ31の成分を含んでいるため、電極母材よりも耐久性が高い。そのため、溶接部34に飛火したとしても電極母材に飛火するよりは消耗を抑制することが可能である。
また、本実施形態では、中心電極20の先端周縁25から溶接部34の外周縁35に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面80の内側に、貴金属チップ31が位置する。そのため、内燃機関の筒内の混合気の流速が早い場合等において、火花が吹き流れたとしても、貴金属チップ31が仮想周面80の範囲を外周側に超えて存在する場合と比較して、溶接部34に飛火しやすくなる。従って、火花が直接的に電極母材に飛火することを、より効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、溶接部34の径R1は、全周に亘って、ストレート部71の径R2よりも大きい。そのため、火花が直接的に電極母材に飛火することをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、ストレート部71の長さL1が、鍔部23の面73から貴金属チップ31の先端36との間の距離L2の10%以上であるため、ストレート部71の長さを十分に確保することができる。したがって、ストレート部71や鍔部72の面73を用いて中間チップ70を接地電極30に容易に抵抗溶接することができる。
なお、上記実施形態では、溶接部34の径R1が、全周に亘って、ストレート部71の径R2よりも大きい。これに対して、溶接部34の一部の径R1が、ストレート部71の径R2より大きくてもよい。溶接部34の一部の径R1が、ストレート部71の径R2より大きい場合であっても、その一部において、火花が直接的に電極母材に飛火することを抑制可能である。
また、上記実施形態では、ストレート部71の長さL1が、鍔部23の面73から貴金属チップ31の先端36との間の距離L2の10%以上である。これに対して、中間チップ70を接地電極30に接合可能であれば、ストレート部71の長さL1は、距離L2の10%未満であってもよい。
B.第2実施形態:
図3は、第2実施形態における中心電極20の拡大図である。第2実施形態では、中心電極および接地電極の構成が第1実施形態と異なり、他の部分の構成は第1実施形態と同じである。
第2実施形態では、中心電極20の先端に、円柱状の貴金属チップ27が固定されている。貴金属チップ27は、自身と接地電極30との間に火花放電のための隙間を形成する。貴金属チップ27の径は、例えば、0.7mmである。中心電極20と貴金属チップ27とは、レーザー溶接されている。そのため、中心電極20と貴金属チップ27との間には溶接部28が存在する。溶接部28の最大の径R3は、例えば、1.2mmである。また、中心電極20の溶接部28に隣接した部分の径R4は、例えば、1.0mmである。
本実施形態では、接地電極30には、円柱状の貴金属チップ31aが直接的に接合されている。貴金属チップ31aの径は、例えば、1.0mmである。貴金属チップ31aと中心電極20側の貴金属チップ27との隙間は、例えば、0.8mmである。本実施形態では、貴金属チップ31aは、接地電極30に抵抗溶接されている。なお、貴金属チップ31aは、第1実施形態と同様に、中間チップを介して接地電極30に固定されてもよい。
本実施形態において、貴金属チップ31aの先端36aの面と中心電極20側の貴金属チップ27の先端26aの面とは略平行である。また、接地電極30側の貴金属チップ31aの中心軸は、中心電極20側の貴金属チップ27の先端26aの面を通り、中心電極20側の貴金属チップ27の中心軸は、接地電極30側の貴金属チップ31aの先端36aの面を通る。本実施形態では、接地電極30側の貴金属チップ31aの中心軸と、中心電極20側の貴金属チップ27の中心軸とは一致しており、それぞれ軸線Oにも一致している。なお、他の実施形態では、接地電極30側の貴金属チップ31aの中心軸と中心電極20側の貴金属チップ27の中心軸とは、ずれていてもよい。また、接地電極30側の貴金属チップ31aの中心軸と中心電極20側の貴金属チップ27の中心軸とは交差していてもよく、また、ねじれの関係にあってもよい。
本実施形態においても溶接部28は外周側に膨らんでいる。具体的には、溶接部28の径R3は、全周に亘って、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径R4よりも大きい。また、接地電極30側の貴金属チップ31aの先端周縁37から溶接部28の外周縁29に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面80aの内側に、中心電極20側の貴金属チップ27の全体が位置する。
以上で説明した第2実施形態においても、溶接部28の径R3が、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径R4よりも大きい。そのため、内燃機関の筒内の混合気の流速が速い場合などにおいて、火花が吹き流れたとしても、溶接部28の径R3が溶接部28に隣接する部分の径R4と同程度の大きさの場合(溶接部28が外周側に膨らんでいない場合)と比較して、電極母材(中心電極20)よりも、溶接部29に飛火しやすい。従って、溶接部29よりも貴金属チップ31aから離れた位置にある電極母材に飛火する可能性が低くなり、電極母材としての中心電極20が消耗することを抑制することができる。
また、本実施形態では、接地電極30側の貴金属チップ31aの先端周縁37から溶接部28の外周縁29に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面80aの内側に、中心電極20側の貴金属チップ27が位置する。そのため、内燃機関の筒内の混合気の流速が早い場合等において、火花が吹き流れたとしても、中心電極20側の貴金属チップ27が仮想周面80aの範囲を外周側に超えて存在する場合と比較して、溶接部28に飛火しやすくなる。従って、火花が直接的に電極母材に飛火することを、より効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においても、溶接部28の径R3は、全周に亘って、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径R4よりも大きいため、火花が直接的に中心電極20に飛火することを効果的に抑制することができる。
なお、第2実施形態では、溶接部28の径R3は、全周に亘って、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径R4よりも大きい。これに対して、溶接部28の一部の径が、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径より大きくてもよい。溶接部28の一部の径が、中心電極20の溶接部28に隣接する部分の径より大きい場合であっても、その一部において、火花が直接的に中心電極20に飛火することを抑制可能である。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…絶縁体
12…軸孔
13…脚長部
14…軸孔内段部
15…碍子段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20…中心電極
21…電極部材
22…芯材
23…鍔部
25…先端周縁
26,26a…先端
27…貴金属チップ
28…溶接部
29…外周縁
30…接地電極
31,31a…貴金属チップ
32…基端
33…先端部
34…溶接部
35…外周縁
36,36a…先端
37…先端周縁
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…シール部
56…金具内段部
57…端面
58…圧縮変形部
63…セラミック抵抗
64…シール体
65…ガスケット
66,67…リング部材
68…板パッキン
69…タルク
70…中間チップ
71…ストレート部
72…鍔部
73…面
80,80a…仮想周面
100…スパークプラグ

Claims (2)

  1. 軸線に沿った軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔に設けられた中心電極と、
    前記絶縁体の外周に配置された筒状の主体金具と、
    前記主体金具に基端が固定された接地電極と、
    前記接地電極に中間チップを介して固定され、自身と前記中心電極との間に隙間を形成する円柱状の貴金属チップと、を備え、
    前記貴金属チップと前記中間チップとの間に溶接部を有するスパークプラグにおいて、
    前記溶接部の径が、前記中間チップのうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きく、
    前記中心電極の先端周縁から前記溶接部の外周縁に接するようにストレート状に広がる筒状の仮想周面の内側に、前記貴金属チップが位置し、
    前記中間チップは、前記接地電極と接合される部分に鍔部を有し、
    前記鍔部の前記貴金属チップ側を向く面と前記溶接部との間の距離が、前記鍔部の前記面から前記貴金属チップの先端との間の距離の10%以上であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記溶接部の径は、全周に亘って、前記中間チップのうちの前記溶接部に隣接する部分の径よりも大きいことを特徴とするスパークプラグ。
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