JP2002164149A - スパークプラグの火花間隔創成方法 - Google Patents

スパークプラグの火花間隔創成方法

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JP2002164149A
JP2002164149A JP2001197094A JP2001197094A JP2002164149A JP 2002164149 A JP2002164149 A JP 2002164149A JP 2001197094 A JP2001197094 A JP 2001197094A JP 2001197094 A JP2001197094 A JP 2001197094A JP 2002164149 A JP2002164149 A JP 2002164149A
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spark
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electrode
pressing
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Hiroshi Nakatani
博 中谷
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T21/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs
    • H01T21/06Adjustment of spark gaps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工速度を適切に速くすることの可能なスパ
ークプラグの火花間隔創成方法を提供する。 【解決手段】 対向する中心電極と接地電極とを持つス
パークプラグを保持し、中心電極の先端位置を計測し、
計測された中心電極の先端位置と接地電極との距離が火
花間隔の目標値となるのに必要な接地電極押圧手段の中
心電極側への移動距離を算出した後、算出された移動距
離の分、接地電極押圧手段としての押圧ヘッドを中心電
極側へ移動させることによって接地電極の外面を押圧
し、両電極の間隔を圧縮するように接地電極を中心電極
側へ近づけることにより、両電極間の対向面間において
所望の火花間隔を創成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパークプラグの
火花間隔創成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スパークプラグは、中心電極
と、該中心電極の周囲を碍子(絶縁体)を介して絶縁保
持するハウジング(取付金具)と、該ハウジングに固定
され中心電極と対向配置された接地電極とを備え、これ
ら両電極の対向間隔を所望の値(例えば1mm)とする
ことにより、火花間隔(放電ギャップ)を形成する。
【0003】従来より、スパークプラグの火花間隔創成
方法としては、特許第2636814号明細書に記載の
ものが提案されている。このものは、スパークプラグを
保持し、中心電極と接地電極との間隔をCCDカメラ等
にて撮像し、それによって得られる映像信号を処理する
ことにより当該間隔を計測しながら、接地電極押圧手段
により接地電極の外面を押圧していき、当該間隔を圧縮
するように接地電極を中心電極側へ近づけることによ
り、所望の火花間隔を創成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スパークプラグの生産
性向上の面から火花間隔創成の加工速度を速くすること
が望まれるが、上記従来の創成方法では、電極間隔を計
測しながら接地電極の押圧を行っているため、接地電極
押圧手段が接地電極を押圧しながら移動する速度(以
下、押圧速度という)は、画像処理による電極間隔の計
測時間に制約される、という問題があった。つまり、上
記押圧速度が速すぎると、電極間隔の計測が追いつかず
に計測不能となってしまう。
【0005】例えば、取り込まれる映像信号の1画面の
計測(計測の1スキャン)に要する時間が仮に0.2秒
/スキャンであるとすると、火花間隔(例えば1mm)
の寸法公差が通常0.1mm程度であるため、上記押圧
速度は0.5mm/秒程度が最高速となる。一方で、電
極間隔計測の正確性を追求するならば、押圧速度は遅い
ほうがよい。
【0006】本発明は上記問題に鑑み、加工速度を適切
に速くすることの可能なスパークプラグの火花間隔創成
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、接地電極押圧手
段(31)により接地電極(12)の外面を押圧する前
に、中心電極(11)の先端位置を計測し、計測された
中心電極の先端位置と接地電極との距離が火花間隔(1
3)の目標値となるのに必要な接地電極押圧手段の中心
電極側への移動距離(L)を算出し、算出された移動距
離の分、接地電極押圧手段を中心電極側へ移動させるこ
とによって、接地電極押圧手段による接地電極の外面の
押圧を行うことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、予め目標の火花間隔を得
るのに必要な接地電極押圧手段の移動距離が求められる
ため、その移動距離の分だけ接地電極押圧手段を移動さ
せれば所望の火花間隔を得ることができ、押圧中に両電
極の間隔を計測する必要がない。そのため、従来のよう
に両電極の間隔を計測しながら押圧する場合に比べて、
押圧速度を速くすることができ、結果的に加工速度を適
切に速くすることの可能なスパークプラグの火花間隔創
成方法を提供することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、接地電
極押圧手段(31)は、接地電極(12)の外面を押圧
する側の部位に、接地電極の外面に接触するための第1
の面(31a)と、接地電極の外面に接触しないように
第1の面から凹んでいる第2の面(31b)とを有する
ものであることを特徴としている。
【0010】それによれば、接地電極押圧手段は、その
第1の面によって接地電極の先端部のみに確実に接触し
て押圧することができるため、火花間隔創成のための接
地電極の変形が精度良く行われるとともに、さらに、接
地電極に接触しない第2の面を持つことで、接地電極押
圧手段自体の幅を大きくすることができるため、接地電
極押圧手段の強度を確保できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、接地電極押圧
手段(31)による接地電極(12)の外面の押圧を行
った後、火花間隔(13)を計測し、火花間隔の計測値
が火花間隔の目標値よりも小さい場合、計測値と目標値
との差に基づいて接地電極押圧手段の移動距離(L)を
補正することを特徴としている。
【0012】これによれば、火花間隔13が目標値dよ
りも小さいもの(再加工ができないもの)が製造される
ことを防止ないしは減少することができる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明のスパークプラグの
火花間隔創成方法に用いる火花間隔創成装置の一実施形
態を示す。また、図2は、図1に示すスパークプラグ1
0における火花間隔部分の拡大図である。なお、図2に
おいて、破線で示す接地電極12は、火花間隔13を創
成する前の状態(仮曲げ状態)を示す。
【0015】図2に示す様に、スパークプラグ10は、
碍子等の絶縁体(図示せず)に保持された中心電極11
と、中心電極11の先端部に正対して設けられた接地電
極12とを備える。各電極11、12は周知の材質を用
いることができる。そして、両電極11、12が正対す
る部分の間隔(電極間隔)が火花間隔(例えば1mm程
度)13として構成される。
【0016】図1に示す様に、この装置は、火花間隔1
3部分を上方にしてスパークプラグ10を固定保持する
ホルダ20と、接地電極12を押圧し両電極11、12
の間隔を圧縮する電極間隔圧縮手段30と、電極間隔圧
縮手段30の側部に配設された投光装置40及びカメラ
50からなる撮像手段と、カメラ50から出力される映
像信号を処理する画像処理手段60と、電極間隔圧縮手
段30を制御する制御手段70とからなる。なお、図2
は、ホルダ20に保持されたスパークプラグ10の火花
間隔13部分を、図1中の右側からみたものである。
【0017】電極間隔圧縮手段30は、接地電極12の
外面を押圧するための接地電極押圧手段としての押圧ヘ
ッド31と、この押圧ヘッド31を上下に昇降させるた
めのサーボモータ32と、押圧ヘッド31及びサーボモ
ータ32を連結するシャフト部33と、図示しない基部
に固定されシャフト部33を昇降可能な状態で支持する
固定台34とを備える。
【0018】ここで、シャフト部33は、その出力軸3
3aがジョイント33bを介してサーボモータ32に連
結された構成となっており、該出力軸33aは固定台3
4に設けられたボールネジユニット34aに挿入され、
その先端部(図中、下方側)に超硬材よりなる押圧ヘッ
ド31が取り付けられている。
【0019】そして、電極間隔圧縮手段30は、サーボ
モータ32によって押圧ヘッド31及びシャフト部33
を昇降させることにより、押圧ヘッド31を接地電極1
2の外面に接触させて押圧を行ったり、押圧ヘッド31
を接地電極12の外面から離して押圧を停止するように
なっている。
【0020】ここで、図2に示す様に、押圧ヘッド31
は、接地電極12の外面を押圧する側の部位に、押圧さ
れる接地電極12の外面に接触するための第1の面31
aと、接地電極12の外面に接触しないように第1の面
31aから凹んでいる第2の面31bとを有することが
好ましい。つまり、押圧ヘッド31においては、第2の
面31bが逃し部分となって接地電極12の先端部のみ
が接触する様になっている。
【0021】それにより、押圧ヘッド31は、その第1
の面31aによって接地電極12の先端部のみに確実に
接触して押圧することができるため、火花間隔創成のた
めの接地電極12の変形が精度良く行われるとともに、
さらに、接地電極12に接触しない第2の面31bを持
つことで、押圧ヘッド31自体の幅を大きくすることが
できるため、押圧ヘッド31の強度確保や磨耗対策とし
ても有効である。
【0022】投光装置40は、光源(照明)となる光フ
ァイバ41と、光ファイバ41の光を両電極の対向間に
均一に分布させるための拡散板42とを備え、これら光
ファイバ41及び拡散板42は、固定台34の側部に固
定されている。
【0023】固定台34の側部の取付部51に固定支持
されたカメラ50は、CCDカメラ等から構成され、撮
像することによって得られる映像信号は画像処理手段6
0に出力されるようになっている。ここで、カメラ50
の光軸は、光ファイバ41の光軸と略一致している。
【0024】画像処理手段60は、汎用の画像処理プロ
セッサを内蔵する画像処理装置からなり、カメラ50か
ら出力される映像信号を所定のアルゴリズムに従って処
理し、当該映像信号に映し出される中心電極11や接地
電極12等の位置を座標にて認識することができるよう
になっている。なお、該アルゴリズム自体は良く知られ
ているのでその説明を省略する。
【0025】制御手段70は、例えば、プログラマブル
ロジックコントローラ(PLC)等で構成されており、
画像処理手段60から得られる情報に応じてサーボモー
タ32を制御し、押圧ヘッド31の動作を制御するよう
になっている。
【0026】以下、この火花間隔創成装置の動作を、図
2及び図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に
係る火花間隔創成方法のフローチャートである。まず、
人手もしくはハンドリング装置により、火花間隔13の
部分を上方に向けてスパークプラグ10をホルダ20に
固定保持する。
【0027】ここで、スパークプラグ10は、前工程に
て予め接地電極12を仮曲げし、中心電極11とが対向
するように接地電極12が位置決めされた状態でホルダ
20に保持される。このときの接地電極12の状態(仮
曲げ状態)は、図2中の破線で示される様に、両電極1
1、12の間隔が所望の火花間隔13よりも広めとなる
ように位置決めされている。
【0028】起動スイッチ(図示せず)を投入するとル
ーチンが開始され、まず、中心電極11の先端の位置を
計測する(ステップS1)。即ち、投光装置40が投光
し、カメラ50は中心電極11の先端及びその近傍を撮
像する。カメラ50により撮像された画像は、映像信号
として画像処理手段60へ出力される。そして、画像処
理手段60に取り込まれた映像信号に基づいて、中心電
極11の先端位置が計測される。
【0029】例えば、画像処理手段60へ出力される映
像信号は、上記図2中の一点鎖線で示される矩形K内の
領域の画像としている。そして、画像処理手段60にお
いては、当該矩形Kの例えば左下の点を基準点としてx
y座標系(図2参照)を設定し、このxy座標系におけ
る中心電極11の先端位置のy座標の値、即ち図2中の
距離y1(以下、中心電極先端距離y1という)を中心
電極11の先端位置として認識する。
【0030】次に、画像処理手段60によって、計測さ
れた中心電極11の先端位置と接地電極12との距離が
火花間隔13の目標値となるのに必要な接地電極押圧手
段30の中心電極11側への移動距離を算出する(ステ
ップS2)。この接地電極押圧手段30の中心電極11
側への移動距離は、本実施形態では押圧ヘッド31の下
降距離L(図2参照)である。
【0031】具体的には、図2に示す様な押圧ヘッド3
1の原位置b、接地電極の厚みc、火花間隔13の目標
値dといった各値は一定と仮定できるため、画像処理手
段60に予め記憶させておく。そして、これら各値b、
c、dと計測された上記中心電極先端距離y1とによ
り、画像処理手段60は、押圧ヘッド31の下降距離L
を算出する。
【0032】なお、上記絶縁体からの中心電極の突き出
し量のばらつき等により、計測される中心電極先端距離
y1は、プラグ毎に変わるが、計測された中心電極先端
距離y1と、上記各値b、c、dとにより、押圧ヘッド
31の下降距離(接地電極押圧手段の中心電極側への移
動距離)Lを算出し求めることができる。
【0033】次に、算出された下降距離Lの分、押圧ヘ
ッド31を中心電極11側へ下降させることによって、
押圧ヘッド31による接地電極12の外面の押圧を行
う。それにより、計測された中心電極11の先端位置と
接地電極12との距離即ち電極間隔が火花間隔13の目
標値となるまで圧縮される。
【0034】具体的には、画像処理手段60によって押
圧ヘッド31の下降距離Lが算出された後、この下降距
離Lが画像処理手段60から制御手段70へ信号として
伝達される。すると、制御手段70によって電極間隔圧
縮手段30のサーボモータ32が回転(正転)し、押圧
ヘッド31が下降を始める(ステップS3)。
【0035】押圧ヘッド31は下降していき、接地電極
12の外面に接触し、電極間隔を圧縮するように接地電
極12を中心電極11側へ近づける。なお、押圧ヘッド
31の下降速度は、制御手段70によって制御され、接
地電極12に接触する前の下降速度と接触した後の下降
速度(押圧速度)は、同一とすることができる。
【0036】そして、下降距離Lの分、押圧ヘッド31
が中心電極11側へ下降した時点、つまり、電極間隔が
火花間隔13の目標値になるのに必要な距離分、押圧ヘ
ッド31が下降した時点で、制御手段70によりサーボ
モータ32を逆転させ、電極間隔圧縮手段30の駆動を
停止して押圧ヘッド31を上昇させ(ステップS4)、
接地電極12の押圧を停止させる。こうして、接地電極
12は図2中の実線で示す状態となり、スパークプラグ
10において所望の火花間隔13が創成される。
【0037】以上が、本実施形態に係る火花間隔創成方
法である。なお、本実施形態では、図3に示す様に、こ
の後、上記撮像手段40、50及び画像処理手段60を
用いて、創成された火花間隔13の計測を行い(ステッ
プS5)、もし、火花間隔13の計測値が目標値dより
も大きければステップS6がYESとなり、再び上記ス
テップS1に戻る。この火花間隔13の計測は、従来に
おいても、火花間隔創成後に行われていたものであり、
火花間隔の検査工程に相当する。
【0038】ところで、本実施形態によれば、予め目標
の火花間隔13を得るのに必要な押圧ヘッド(接地電極
押圧手段)31の下降距離(移動距離)Lが求められる
ため、その下降距離Lの分だけ押圧ヘッド31を移動さ
せれば所望の火花間隔13を得ることができ、押圧中に
両電極11、12の間隔を計測する必要がない。
【0039】そのため、従来のように両電極11、12
の間隔を計測しながら接地電極12を押圧する場合に比
べて、押圧速度を大幅に速くする(例えば、3mm/
秒)ことができる。なお、上記ステップS1及びS2に
要する時間は非常に短く(例えば0.1秒以下)、全体
の加工時間に与える影響は少ない。
【0040】このように、本実施形態によれば、電極間
隔を計測しないで加工することができることから、従来
に比べて、加工速度を確実に速くすることの可能なスパ
ークプラグの火花間隔創成方法を提供することができ
る。また、従来よりも高速で加工することにより、生産
性が向上し、接地電極12のスプリングバック(押圧後
の戻り量)のばらつきも少なく、創成された火花間隔1
3のばらつきも抑えられる。
【0041】また、従来の創成方法では、電極間隔を計
測しながら接地電極の押圧を行っているため、電極間隔
が目標の火花間隔に丁度なった時点で接地電極押圧手段
に対して押圧停止の信号を送った場合、実際に押圧が停
止されるまでに多少時間がかかるため、この時間(遅れ
時間)分、押圧が行われ目標の火花間隔よりも更に圧縮
されてしまう。
【0042】そのため、従来では、この遅れ時間を見込
んで、電極間隔が目標の火花間隔よりも少し大きめとな
った時点で押圧停止信号を出すことが必要となるが、こ
のことによって、創成された火花間隔がばらつく可能性
もある。しかし、本実施形態では、予め目標の火花間隔
を実現するために必要な距離だけ押圧ヘッドを移動させ
るので、火花間隔のばらつきを抑えることができる。
【0043】本発明者の検討によれば、従来のスパーク
プラグの火花間隔創成方法に比べて、本実施形態では、
加工に要する時間が例えば約1/3となる程度まで加工
速度が速くなり、また、創成された火花間隔13のばら
つきは例えば約1/2にまで低減することができる。
【0044】(他の実施形態) 上記実施形態において、図3のステップS6がNO
になった場合、すなわち、火花間隔13の計測値d1が
目標値dよりも小さい場合、次のワークを加工する際
に、計測値d1と目標値dとの差に基づいて押圧ヘッド
31の下降距離L(図2参照)を補正するようにしても
よい。
【0045】具体的には、まず、(d1−d)/nの式
により補正量を求める。ここで、nは任意に設定される
もので、通常は2〜6の範囲の値を用いる。そして、次
のワークを加工する際に、ステップS2(図3参照)に
おいて、上記実施形態と同様にして算出した押圧ヘッド
31の下降距離Lに、上記式で求めた補正量を加算す
る。
【0046】これによれば、火花間隔13が目標値dよ
りも小さいもの(再加工ができないもの)が製造される
ことを防止ないしは減少することができる。
【0047】 上記実施形態では、画像処理手段60
へ出力される映像信号は、上記図2中の矩形K内の領域
の画像とし、当該矩形Kの例えば左下の点を基準点とし
て座標系を設定しているが、基準点は当該矩形Kの右下
の点、左上の点、右上の点、あるいは、矩形K内の任意
の点でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火花間隔創成装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】図1に示すスパークプラグにおける火花間隔部
分の拡大図である。
【図3】上記実施形態に係る火花間隔創成方法を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
11…中心電極、12…接地電極、13…火花間隔、3
1…押圧ヘッド(接地電極押圧手段)、31a…第1の
面、31b…第2の面、L…押圧ヘッドの下降距離。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する中心電極(11)と接地電極
    (12)とを持つスパークプラグ(10)を保持し、 接地電極押圧手段(31)により前記接地電極の外面を
    押圧し、前記両電極の間隔を圧縮するように前記接地電
    極を前記中心電極側へ近づけることにより、前記両電極
    間の対向面間において所望の火花間隔(13)を創成す
    るようにしたスパークプラグの火花間隔創成方法におい
    て、 前記接地電極押圧手段により前記接地電極の外面を押圧
    する前に、前記中心電極の先端位置を計測し、計測され
    た前記中心電極の先端位置と前記接地電極との距離が前
    記火花間隔の目標値となるのに必要な前記接地電極押圧
    手段の前記中心電極側への移動距離(L)を算出し、 算出された前記移動距離の分、前記接地電極押圧手段を
    前記中心電極側へ移動させることによって、前記接地電
    極押圧手段による前記接地電極の外面の押圧を行うこと
    を特徴とするスパークプラグの火花間隔創成方法。
  2. 【請求項2】 前記接地電極押圧手段(31)は、前記
    接地電極(12)の外面を押圧する側の部位に、前記接
    地電極の外面に接触するための第1の面(31a)と、
    前記接地電極の外面に接触しないように前記第1の面か
    ら凹んでいる第2の面(31b)とを有するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの火
    花間隔創成方法。
  3. 【請求項3】 前記接地電極押圧手段(31)による前
    記接地電極(12)の外面の押圧を行った後、前記火花
    間隔(13)を計測し、 前記火花間隔の計測値が前記火花間隔の目標値よりも小
    さい場合、前記計測値と前記目標値との差に基づいて前
    記接地電極押圧手段の移動距離(L)を補正することを
    特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグの
    火花間隔創成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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