JP5303125B2 - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗布装置及び塗布方法に関する。
液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線パターンや電極パターンなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、例えばフォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト膜を形成する工程、このレジスト膜をパターン露光する工程、その後に当該レジスト膜を現像する工程がそれぞれ行われる。
基板の表面上にレジスト膜を塗布する装置として、スリットノズルを固定し、当該スリットノズルの下をロボットなどによってガラス基板を搬送させ、当該ガラス基板にレジストを塗布する塗布装置が知られている。近年では、基板のサイズが2m×2m以上に大型化していることから、ロボットによる搬送では処理タクトが長くなってしまうという問題がある。このため、ステージ上に気体を噴出し基板を浮上移動させることで処理タクトを短縮するようにした塗布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−236092号公報
しかしながら、処理タクトの短縮化に対する要望は一層強く、さらなる処理タクトの短縮化が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、処理タクトの短縮化が可能な塗布装置及び塗布方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、複数の前記ポンプが、前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、塗布部のノズルに対して液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられていることとしたので、複数のポンプのうち1つのポンプによって液状体を充填している間であっても、時間を空けることなく、他のポンプによって液状体を供給することができる。
また、本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、複数の前記ポンプが、前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に設けられ、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプと、前記ノズルに対して前記液状体を予備吐出する予備吐出動作及び前記基板に液状体を吐出する吐出動作を前記基板ごとに連続させて行わせると共に、前記ノズルに前記液状体を圧送する前記ポンプを前記基板ごとに切り替える制御部とを備え、前記制御部は、一の前記基板についての前記予備吐出動作及び前記吐出動作の間、一の前記ポンプに対して前記液状体を圧送させることを特徴とする。
また、本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、複数の前記ポンプを支持するポンプ用フレーム部を備えており、前記ポンプ用フレーム部が前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されていることを特徴とする。
上記の塗布装置は、前記塗布部に複数のノズルが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、塗布部に複数のノズルが設けられていることとしたので、複数のノズルのうち1つのノズルで液状体を充填している間に他のノズルによって液状体を塗布することができる。これにより、液状体の充填期間であっても時間を空けることなく基板上に液状体を供給することができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ノズルの各々に対応して前記ポンプが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のノズルの各々に対応してポンプが設けられていることとしたので、複数のノズルのそれぞれについて別個に液状体を充填させることができる。これにより、ポンプの負担を減少させることができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ノズルが、前記基板搬送部の基板搬送方向に沿って配列されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のノズルが基板搬送部の基板搬送方向に沿って配列されていることとしたので、それぞれのノズルから液状体を吐出する際には、ノズルを平行移動させるだけで済み、回転移動させる必要が無い。このため、基板上に液状体を容易に吐出することができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプのそれぞれから前記ノズルに至る液状体搬送経路の長さが互いに略同一であることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプのそれぞれからノズルに至る液状体搬送経路の長さが互いに略同一であることとしたので、それぞれのポンプ−ノズル間の液状体搬送経路の条件を略同一にすることができる。これにより、基板上に液状体を安定して吐出することができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプが、前記ノズルに対して互いに略等距離となる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプがノズルに対して互いに略等距離となる位置に配置されていることとしたので、それぞれのポンプ−ノズル間の液状体搬送経路の条件を略同一にすることができる。これにより、基板上に液状体を安定して吐出することができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプが、前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプがノズルを昇降自在に支持するフレーム部に設置されていることとしたので、ノズルの昇降に合わせてポンプを昇降させることができる。これにより、ポンプ−ノズル間の液状体搬送経路の状態を一定に保持することができるので、基板上に液状体を安定して吐出することができる。加えて、ポンプとノズルとの間の距離が短くて済むため、ポンプの負担を軽減させることができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプが、前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプがフレーム部のうち基板搬送方向の上流側に設置されているので、各ポンプを安定した状態で取り付けることができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプが、前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプが、フレーム部のうち基板搬送方向の下流側に設置されているので、各ポンプを安定した状態で取り付けることができる。
上記の塗布装置は、前記フレーム部が前記基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有しており、複数の前記ポンプが、前記梁部材に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、フレーム部が基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、当該梁部材を支持する柱部材とを有しており、複数のポンプが梁部材に取り付けられていることとしたので、各ポンプを安定した状態で取り付けることができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプが、前記梁部材の上面のほぼ中央部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプが梁部材の上面のほぼ中央部に取り付けられているので、ノズルからポンプまでの液状体搬送経路を短くすることができる。
上記の塗布装置は、前記フレーム部が前記基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有しており、複数の前記ポンプが、前記フレームの柱部材に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、フレーム部が基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、梁部材を支持する柱部材とを有しており、複数のポンプがフレームの柱部材に取り付けられていることとしたので、各ポンプを安定した状態で取り付けることができる。
上記の塗布装置は、複数の前記ポンプを支持するポンプ用フレーム部を備えており、前記ポンプ用フレーム部が前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のポンプを支持するポンプ用フレーム部を備えており、ポンプ用フレーム部がノズルに対して基板搬送方向の手前側に配置されていることとしたので、液状体塗布後の基板にポンプの振動を伝わりにくくすることができる。
上記の塗布装置は、前記基板搬送部が、基板載置面に複数のガス噴出孔を有する第1のステージ装置と、前記塗布部と対向して設けられ基板載置面に複数のガス噴出孔及び複数のガス吸入孔を有する第2のステージ装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、基板搬送部が、基板載置面に複数のガス噴出孔を有する第1のステージ装置と、塗布部と対向して設けられ基板載置面に複数のガス噴出孔及び複数のガス吸入孔を有する第2のステージ装置とを備えることとしたので、塗布部において基板の浮上量をより微細に調節することができる。
上記の塗布装置は、前記塗布部の予備吐出動作に際して前記塗布部から前記液状体を塗布される略平面の予備吐出面を有する予備吐出部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、塗布部の予備吐出動作に際して塗布部から液状体を塗布される略平面の予備吐出面を有する予備吐出部を備えたこととしたので、基板上に状態の良い液状体の膜を塗布することができる。
本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記ポンプ用フレーム部に支持された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ、ポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、前記液状体を吐出するノズルに接続された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第1予備吐出を行うステップと、前記第1予備吐出と並行して、前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液状体を吐出するノズルに接続された第1のポンプに液状体を充填し、基板をノズルの前面に搬入し、第1のポンプからノズルに液状体を圧送してノズルから基板上に液状体を吐出するとともに、ノズルに接続された第2のポンプに液状体を充填することとしたので、複数のポンプのうち1つのポンプによって液状体を充填している間であっても、時間を空けることなく、他のポンプによって液状体を供給することができる。
上記の塗布方法は、前記液状体を塗布された第1の前記基板に続いて、第2の前記基板を前記ノズルの前面に搬送するステップと、前記第2のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液状体を塗布された第1の基板に続いて、第2の基板をノズルの前面に搬送し、第2のポンプからノズルに液状体を圧送してノズルから第2の基板上に液状体を吐出することとしたので、時間を空けることなく塗布動作を行うことができる。
上記の塗布方法は、前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップにおいて、前記第1のポンプに前記液状体を充填することを特徴とする。
本発明によれば、第2の基板上に液状体を吐出するステップにおいて、第1のポンプに液状体を充填することとしたので、第1のポンプと第2のポンプとを交互に使用することができる。これにより、時間を空けることなく連続して塗布動作を行うことができる。
本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記第1のノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記フレーム部に昇降自在に支持される第2のノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液状体を吐出する第1のノズルに接続された第1のポンプにこの液状体を充填し、第1の基板を第1のノズルの前面に搬入し、第1のポンプから第1のノズルに液状体を圧送して第1のノズルから第1の基板上に液状体を吐出するとともに、第2のノズルに接続された第2のポンプに液状体を充填するステップと、第2の基板を第2のノズルの前面に搬入するステップと、第2のポンプから第2のノズルに液状体を圧送して第2のノズルから第2の基板上に液状体を吐出することとしたので、時間を空けることなく連続して塗布動作を行うことができる。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記第1のノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記フレーム部に昇降自在に支持される第2のノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、第2のノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、前記液状体を吐出する第1のノズルに接続された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第1予備吐出を行うステップと、前記第1予備吐出と並行して、第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、第2のノズルに接続された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、前記第2のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第2予備吐出を行うステップと、前記第2予備吐出と並行して、第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、処理タクトの短縮化が可能な塗布装置及び塗布方法を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る塗布装置1は、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板上にレジストを塗布する塗布装置であり、基板搬送部2と、塗布部3と、管理部4とを主要な構成要素としている。この塗布装置1は、基板搬送部2によって基板を浮上させて搬送しつつ塗布部3によって当該基板上にレジストが塗布されるようになっており、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。
図2は塗布装置1の正面図、図3は塗布装置1の平面図、図4は塗布装置1の側面図である。これらの図を参照して、塗布装置1の詳細な構成を説明する。
(基板搬送部)
まず、基板搬送部2の構成を説明する。
基板搬送部2は、基板搬入領域20と、塗布処理領域21と、基板搬出領域22と、搬送機構23と、これらを支持するフレーム部24とを有している。この基板搬送部2では、搬送機構23によって基板Sが基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22へと順に搬送されるようになっている。基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22は、基板搬送方向の上流側から下流側へこの順で配列されている。搬送機構23は、基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22の各部に跨るように当該各部の一側方に設けられている。
以下、塗布装置1の構成を説明するにあたり、表記の簡単のため、図中の方向をXYZ座標系を用いて説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板の搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向(基板搬送方向)に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
基板搬入領域20は、装置外部から搬送されてきた基板Sを搬入する部位であり、搬入側ステージ25と、リフト機構26とを有している。
搬入側ステージ25は、フレーム部24の上部に設けられており、例えばSUSなどからなる平面視で矩形の板状部材である。この搬入側ステージ25は、X方向が長手になっている。搬入側ステージ25には、エア噴出孔25aと、昇降ピン出没孔25bとがそれぞれ複数設けられている。これらエア噴出孔25a及び昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25を貫通するように設けられている。
エア噴出孔25aは、搬入側ステージ25のステージ表面25c上にエアを噴出する孔であり、例えば搬入側ステージ25のうち基板Sの通過する領域に平面視マトリクス状に配置されている。このエア噴出孔25aには図示しないエア供給源が接続されている。この搬入側ステージ25では、エア噴出孔25aから噴出されるエアによって基板Sを+Z方向に浮上させることができるようになっている。
昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25のうち基板Sの搬入される領域に設けられている。当該昇降ピン出没孔25bは、ステージ表面25cに供給されたエアが漏れ出さない構成になっている。
この搬入側ステージ25のうちY方向の両端部には、アライメント装置25dが1つずつ設けられている。アライメント装置25dは、搬入側ステージ25に搬入された基板Sの位置を合わせる装置である。各アライメント装置25dは長孔と当該長孔内に設けられた位置合わせ部材を有しており、搬入ステージ25に搬入される基板を両側から機械的に挟持するようになっている。
リフト機構26は、搬入側ステージ25の基板搬入位置の裏面側に設けられている。このリフト機構26は、昇降部材26aと、複数の昇降ピン26bとを有している。昇降部材26aは、図示しない駆動機構に接続されており、当該駆動機構の駆動によって昇降部材26aがZ方向に移動するようになっている。複数の昇降ピン26bは、昇降部材26aの上面から搬入側ステージ25へ向けて立設されている。各昇降ピン26bは、それぞれ上記の昇降ピン出没孔25bに平面視で重なる位置に配置されている。昇降部材26aがZ方向に移動することで、各昇降ピン26bが昇降ピン出没孔25bからステージ表面25c上に出没するようになっている。各昇降ピン26bの+Z方向の端部はそれぞれZ方向上の位置が揃うように設けられており、装置外部から搬送されてきた基板Sを水平な状態で保持することができるようになっている。
塗布処理領域21は、レジストの塗布が行われる部位であり、基板Sを浮上支持する処理ステージ27が設けられている。
処理ステージ27は、ステージ表面27cが例えば硬質アルマイトを主成分とする光吸収材料で覆われた平面視で矩形の板状部材であり、搬入側ステージ25に対して+X方向側に設けられている。処理ステージ27のうち光吸収材料で覆われた部分では、レーザ光などの光の反射が抑制されるようになっている。この処理ステージ27は、Y方向が長手になっている。処理ステージ27のY方向の寸法は、搬入側ステージ25のY方向の寸法とほぼ同一になっている。処理ステージ27には、ステージ表面27c上にエアを噴出する複数のエア噴出孔27aと、ステージ表面27c上のエアを吸引する複数のエア吸引孔27bとが設けられている。これらエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bは、処理ステージ27を貫通するように設けられている。
処理ステージ27では、エア噴出孔27aのピッチが搬入側ステージ25に設けられるエア噴出孔25aのピッチよりも狭く、搬入側ステージ25に比べてエア噴出孔27aが密に設けられている。このため、この処理ステージ27では他のステージに比べて基板の浮上量を高精度で調節できるようになっており、基板の浮上量が例えば100μm以下、好ましくは50μm以下となるように制御することが可能になっている。
基板搬出領域22は、レジストが塗布された基板Sを装置外部へ搬出する部位であり、搬出側ステージ28と、リフト機構29とを有している。この搬出側ステージ28は、処理ステージ27に対して+X方向側に設けられており、基板搬入領域20に設けられた搬入側ステージ25とほぼ同様の材質、寸法から構成されている。搬出側ステージ28には、搬入側ステージ25と同様、エア噴出孔28a及び昇降ピン出没孔28bが設けられている。リフト機構29は、搬出側ステージ28の基板搬出位置の裏面側に設けられており、例えばフレーム部24に支持されている。リフト機構29の昇降部材29a及び昇降ピン29bは、基板搬入領域20に設けられたリフト機構26の各部位と同様の構成になっている。このリフト機構29は、搬出側ステージ28上の基板Sを外部装置へと搬出する際に、基板Sの受け渡しのため昇降ピン29bによって基板Sを持ち上げることができるようになっている。
搬送機構23は、搬送機23aと、真空パッド23bと、レール23cとを有している。搬送機23aは内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって搬送機23aがレール23c上を移動可能になっている。この搬送機23aは、所定の部分23dが平面視で基板Sの−Y方向端部に重なるように配置されている。この基板Sに重なる部分23dは、基板Sを浮上させたときの基板裏面の高さ位置よりも低い位置に設けられている。
真空パッド23bは、搬送機23aのうち上記基板Sに重なる部分23dに複数配列されている。この真空パッド23bは、基板Sを真空吸着させる吸着面を有しており、当該吸着面が上方を向くように配置されている。真空パッド23bは、吸着面が基板Sの裏面端部を吸着することで当該基板Sを保持可能になっている。各真空パッド23bは搬送機23aの上面からの高さ位置が調節可能になっており、例えば基板Sの浮上量に応じて真空パッド23bの高さ位置を上下させることができるようになっている。レール23cは、搬入側ステージ25、処理ステージ27及び搬出側ステージ28の側方に各ステージに跨って延在しており、当該レール23cを摺動することで搬送機23aが当該各ステージに沿って移動できるようになっている。
(塗布部)
次に、塗布部3の構成を説明する。
塗布部3は、基板S上にレジストを塗布する部分であり、門型フレーム31と、ノズル32と、ポンプ33とを有している。
門型フレーム31は、支柱部材31aと、架橋部材31bとを有しており、処理ステージ27をY方向に跨ぐように設けられている。支柱部材31aは処理ステージ27のY方向側に1つずつ設けられており、各支柱部材31aがフレーム部24のY方向側の両側面にそれぞれ支持されている。各支柱部材31aは、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。架橋部材31bは、各支柱部材31aの上端部の間に架橋されており、当該支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構31cに接続されており、X方向に移動可能になっている。この移動機構31cによって門型フレーム31が管理部4との間で移動可能になっている。すなわち、門型フレーム31に設けられたノズル32が管理部4との間で移動可能になっている。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの−Z方向側の面に設けられている。このノズル32のうち−Z方向の先端には、自身の長手方向に沿ってスリット状の開口部32aが設けられており、当該開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。ノズル32は、開口部32aの長手方向がノズル32自身の長手方向(Y方向)に平行になると共に、当該開口部32aが処理ステージ27に対向するように配置されている。開口部32aの長手方向の寸法は搬送される基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジストが塗布されないようになっている。ノズル32の内部にはレジストを開口部32aに流通させる図示しない流通路が設けられている。支柱部材31aには不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によって架橋部材31bに保持されたノズル32がZ方向に移動可能になっている。なお、ノズル32の開口部32a、すなわち、ノズル32の先端と当該ノズル先端に対向する対向面との間のZ方向上の距離を測定するセンサ34を門型フレーム31の架橋部材31b下面に取り付けておいても良い。
ポンプ33は、ノズル32の流通路にレジストを供給するレジスト供給手段である。このポンプ33は、図1〜図4に示すように、門型フレーム31の架橋部材31b上面にノズル32の長手方向に沿って2つ配置されており、当該2つのポンプ33がノズル32に対して互いにほぼ等距離となる位置に配置されている。ここでは、例えば架橋部材31bをY方向にほぼ3等分する位置にそれぞれポンプ33が配置されている。
このようなポンプとして、例えばダイヤフラムポンプ、チューブフラムポンプ、シリンジポンプ等が好適に用いられる。これらのポンプの中でも、チューブフラムポンプが特に好ましい。
(管理部)
管理部4の構成を説明する。
管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト(液状体)の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2のうち塗布部3に対して−X方向側(基板搬送方向の上流側)に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。保持部材45は、移動機構45aに接続されている。当該移動機構45aにより、収容部44がX方向に移動可能になっている。
予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。これら予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43のY方向の各寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が各部位を跨いでアクセスできるようになっている。
予備吐出機構41は、レジストを予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41はノズル32に最も近くに設けられている。ディップ槽42は、内部にシンナーやレジストなどが貯留された液体槽である。ノズル洗浄装置43は、ノズル32の開口部32a近傍をリンス洗浄する装置であり、Y方向に移動する図示しない洗浄機構と、当該洗浄機構を移動させる図示しない移動機構とを有している。この移動機構は、洗浄機構よりも−X方向側に設けられている。ノズル洗浄装置43は、移動機構が設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。
当該ノズル洗浄装置43をノズル32に近い位置(+X方向側)に配置した場合、その代わりに他の部位をノズル32から遠い位置(−X方向側)に配置することになる。この場合、ノズル32が収容部44内の他の部位にアクセスする際には移動機構を通り過ぎる必要が生じ、その分ノズル32の移動距離が長くなってしまう。
本実施形態のノズル洗浄装置43は予備吐出機構41及びディップ槽42よりも−X方向側の位置に設けられていると共に、ノズル洗浄装置43の移動機構は当該ノズル洗浄装置43の洗浄機構よりも−X方向側に設けられているため、ノズル32が移動機構を通り過ぎることなく、ノズル32の移動距離が極力短くなるような配置となっている。勿論、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
(塗布装置の動作)
次に、上記のように構成された塗布装置1の動作を説明する。
図5は、塗布装置1の動作のタイミングチャートである。図5に示すように、塗布装置1では、基板搬入、レジスト塗布、基板搬出、予備吐出、レジスト充填の各動作が行われる。以下、基板Sにレジストを塗布する動作を説明する。
図6〜図9は、塗布装置1の基板搬入、レジスト塗布、基板搬出の各動作を示す平面図である。基板Sを基板搬入領域20に搬入し、当該基板Sを浮上させて搬送しつつ塗布処理領域21でレジストを塗布し、当該レジストを塗布した基板Sを基板搬出領域22から搬出する。図7〜図9には門型フレーム31及び管理部4の輪郭のみを破線で示し、ノズル32及び処理ステージ27の構成を判別しやすくした。以下、各部分における詳細な動作を説明する。
基板搬入領域20に基板を搬入する前に、塗布装置1をスタンバイさせておく。具体的には、搬入側ステージ25の基板搬入位置の−Y方向側に搬送機23aを配置させ、真空パッド23bの高さ位置を基板の浮上高さ位置に合わせておくと共に、搬入側ステージ25のエア噴出孔25a、処理ステージ27のエア噴出孔27a、エア吸引孔27b及び搬出側ステージ28のエア噴出孔28aからそれぞれエアを噴出又は吸引し、各ステージ表面に基板が浮上する程度にエアが供給された状態にしておく。また、ポンプ33内にレジストを充填させておく。具体的には、予備吐出動作及び当該予備吐出動作後のレジスト塗布に必要な分量のレジストを、2つのポンプ33内にそれぞれ充填させておく。
(1)基板搬入
この状態で、例えば図示しない搬送アームなどによって外部から図6に示す基板搬入位置に基板Sが搬送されてきたら、昇降部材26aを+Z方向に移動させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25bからステージ表面25cに突出させる。そして、昇降ピン26bによって基板Sが持ち上げられ、当該基板Sの受け取りが行われる。また、アライメント装置25dの長孔から位置合わせ部材をステージ表面25cに突出させておく。
基板Sを受け取った後、昇降部材26aを下降させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25b内に収容する。このとき、ステージ表面25cにはエアの層が形成されているため、基板Sは当該エアによりステージ表面25cに対して浮上した状態で保持される。基板Sがエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dによって基板Sの位置合わせを行い、基板搬入位置の−Y方向側に配置された搬送機23aの真空パッド23bを基板Sの−Y方向側端部に真空吸着させる。基板Sの−Y方向側端部が吸着された状態を図7に示す。
(2)予備吐出
基板Sにレジストを塗布する前に、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。この予備吐出動作は、基板搬入開始とほぼ同時に行われる。まず図10に示すように、移動機構31cによって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32をノズル洗浄装置43にアクセスさせる。ノズル洗浄装置43では、ノズル32の開口部32a近傍に向けてシンナー等の洗浄液を吐出するとともに、必要に応じて窒素ガスをシンナーと同時にノズル32の開口部32aに吐出しながら、図示しない洗浄機構をノズル32の長手方向にスキャンさせることによって、ノズル32を洗浄する。
ノズル32の洗浄後、当該ノズル32を予備吐出ユニット42にアクセスさせる。予備吐出ユニット42では、開口部32aと予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の開口部32aをZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向へ移動させながら開口部32aからレジストを予備吐出する。この予備吐出では、2つ設けられたポンプ33のうちレジストが充填された一方のポンプ33において、内部のレジストがノズル32の流通路に圧送される。
予備吐出を行った後、門型フレーム31を元の位置に戻し、次の基板Sが搬送されてきたら、図11に示すように移動機構32bによってノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42内にアクセスさせても良い。ディップ層42では、ノズル32の開口部32aをディップ槽42に貯留された溶剤(シンナー)の蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
(3)塗布
真空パッド23bによって基板Sの−Y方向側端部が吸着された後、搬送機23aをレール23cに沿って移動させる。基板Sが浮上した状態になっているため、搬送機23aの駆動力を比較的小さくしても基板Sはレール23cに沿ってスムーズに移動する。基板Sが搬入側ステージ25から処理ステージ27へと移動すると、処理ステージ27において当該基板Sの浮上量は100μm、好ましくは50μm以下となる。
基板Sの搬送方向先端がノズル32の開口部32aの位置に到達したら、基板S上にレジストの塗布が行われる。レジスト塗布動作では、2つ設けられたポンプ33のうち予備吐出動作において圧送を行ったポンプ33において、再度ポンプ33内のレジストがノズル32の流通路に圧送される。圧送されたレジストは、図7に示すように、開口部32aから基板Sへ向けて吐出される。このレジストの吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させながら行われる。基板Sの移動に伴い、図8に示すように基板S上にレジスト膜Rが塗布されていく。基板Sがレジストを吐出する開口部32aの下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機23aによって搬出側ステージ28へと搬送される。搬出側ステージ28では、ステージ表面28cに対して浮上した状態で、図9に示す基板搬出位置まで基板Sが搬送される。
(4)基板搬出
基板Sが基板搬出位置に到達したら、真空パッド23bの吸着が解除される。基板Sの吸着が解除された後、搬送機23aは再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻される。また、吸着解除後、リフト機構29の昇降部材29aが+Z方向に移動する。昇降部材29aの移動に伴い、昇降ピン29bが昇降ピン出没孔28bから基板Sの裏面へ突出し、基板Sが昇降ピン29bによって持ち上げられる。この状態で、例えば搬出側ステージ28の+X方向側に設けられた外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。このように基板Sの搬出が行われる。
(5)ポンプ充填
ポンプ充填動作は、レジストの吐出が終了した直後に開始される。レジストを吐出した直後は、当該レジストの吐出に用いられたポンプ33のレジスト保持部33aが空になっている。レジスト充填動作では、このポンプ33が作動し、空になった内部にレジストが充填される。レジストの充填が行われている途中で、基板Sが搬出ステージ28へと搬送され、基板Sの搬出動作が行われる。
(6)次基板搬入
上記基板の次の基板(以下、「次基板」という。)S2の搬入は、上記基板Sの搬出動作の開始とほぼ同時に行われる。搬入動作については上記基板Sの搬入動作と同様であり、昇降ピン26bによる次基板S2の受け取り後、搬入ステージ25上に浮上保持され、アライメントが行われる。上記基板Sの搬出時に基板搬入位置まで戻された搬送機23aは、次基板S2のアライメントが終了する前に基板搬入位置に戻ることになる。次基板S2は、基板搬入位置に戻った搬送機23aの吸着パッド23bによって吸着される。
(7)次基板予備吐出
上記の(3)で説明した基板搬送・レジスト塗布動作が終了したら、次基板S2にレジストを吐出するための予備吐出動作を行う。この予備吐出動作の内容については、上記(5)で説明した内容と同様である。この予備吐出動作では、2つのポンプ33のうち上記(2)及び(3)で圧送を行ったポンプ33とは異なるポンプ33によって圧送が行われる。次基板予備吐出動作の開始時には、上記(2)及び(3)で圧送を行ったポンプ33はレジスト充填動作を行っている状態にある。また、次基板S2の搬入動作が終了するタイミングとほぼ同じタイミングに次基板予備吐出動作も終了する。したがって、この次基板予備吐出動作は、上記基板Sの搬出動作、次基板S2の搬入動作及びレジスト充填動作と並行して行われることになる。
(8)次基板塗布
次基板S2が搬入ステージ25に搬入され、吸着パッド23bによって吸着されたら、当該次基板S2を処理ステージ27へと搬送する。次基板S2が処理ステージ27に搬送されたら、当該次基板S2にレジストを塗布する。この次基板S2の搬送動作及び塗布動作の内容については、上記(2)で説明した内容と同様である。この塗布動作では、2つのポンプ33のうち上記(7)の予備吐出動作の際に圧送を行ったポンプ33によってレジストの圧送を行う。
(9)次基板搬出
次基板S2が基板搬出位置に到達したら、当該次基板S2の搬出動作を行う。この動作の内容は、上記(3)の内容と同様である。
(10)次ポンプ充填
このポンプ充填動作は、次基板S2に対するレジストの吐出が終了した直後に開始される。このレジスト充填動作でも、上記(5)で説明したレジスト充填動作と同様に、このポンプ33が作動し、次基板S2にレジストを吐出した直後で空になった内部にレジストが充填される。レジストの充填が行われている途中で、次基板S2が搬出ステージ28へと搬送され、当該次基板S2の搬出動作が行われる。
以下、上記の(5)〜(10)の動作が繰り返される。
図12は、ノズルに取り付けられたポンプが1つの場合の塗布装置の処理タイミングチャートである。
同図に示すように、ポンプが1つの場合、レジストを充填する期間は予備吐出動作を行うことができないため、その分基板1枚あたりの処理時間が長くなっている。
これに対して、本実施形態によれば、塗布部3のノズル32に対してレジストをそれぞれ圧送する複数のポンプ33が設けられていることとしたので、複数のポンプ33のうち1つのポンプによってレジストを充填している間であっても、時間を空けることなく、他のポンプ33によってレジストを基板上に供給することができる。これにより、基板1枚についての処理時間を抑えられる。このように、本実施形態の構成によって処理タクトの短縮化が可能となる。
また、本実施形態によれば、複数のポンプ33がノズル32に対して互いに略等距離となる位置に配置されていることとしたので、それぞれのポンプ33とノズル32との間のレジスト搬送経路の条件を略同一にすることができる。これにより、基板上にレジストを安定して吐出することができる。
また、本実施形態によれば、複数のポンプ33がノズル32を昇降自在に支持する門型フレーム31に設置されていることとしたので、ノズル32の昇降に合わせてポンプ33を昇降させることができる。これにより、それぞれのポンプ33とノズル32との間のレジスト搬送経路の状態を一定に保持することができるので、基板上にレジストを安定して吐出することができる。加えて、ポンプ33とノズル32との間の距離が短くて済むため、ポンプ33の負担を軽減させることができる。
また、本実施形態によれば、複数のポンプ33が門型フレーム31の架橋部材31bに取り付けられていることとしたので、各ポンプ33を安定した状態で取り付けることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
塗布装置1の全体構成については、上記実施形態では、搬送機構23を各ステージの−Y方向側に配置する構成としたが、これに限られることは無い。例えば、搬送機構23を各ステージの+Y方向側に配置する構成であっても構わない。また、図13に示すように、各ステージの−Y方向側には上記の搬送機構23(搬送機23a、真空パッド23b、レール23c)を配置し、+Y方向側には当該搬送機構23と同一の構成の搬送機構53(搬送機53a、真空パッド53b、レール53c)を配置して、搬送機構23と搬送機構53とで異なる基板を搬送できるように構成しても構わない。例えば、同図に示すように搬送機構23には基板S1を搬送させ、搬送機構53には基板S2を搬送させるようにする。この場合、搬送機構23と搬送機構53とで基板を交互に搬送することが可能となるため、スループットが向上することになる。また、上記の基板S、S1、S2の半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、例えば搬送機構23と搬送機構53とで1枚ずつ保持し、搬送機構23と搬送機構53とを+X方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送させることができる。このような構成により、スループットを向上させることができる。
また、上記実施形態においては、ポンプ33を門型フレーム31の架橋部材31b上面に当該架橋部材31bを長手方向に3等分する位置に配置したが、これに限られることは無く、他の場所に配置しても構わない。
例えば、図14に示すように、架橋部材31b上面であって当該架橋部材31bの長手方向の両端部にポンプ33をそれぞれ配置しても構わない。また、架橋部材31b上面であって当該架橋部材31bの長手方向の中央部にポンプ33をそれぞれ配置しても構わない。架橋部材31bの長手方向の中央部にポンプ33を配置することにより、ポンプ33とノズル32との間を接続する配管の長さを短くすることができるので、ポンプ33の負担を軽減することができる。
なお、この場合、図15に示すように、2つのポンプ33を架橋部材31bの長手方向に沿って配置する構成であっても良いし、図16に示すように、2つのポンプ33を基板搬送方向(架橋部材31bの短手方向)に沿って配置する構成であっても良い。ポンプ33を基板搬送方向に沿って配置する構成では、特に配管の長さを短くすることが可能となるまた、2つのポンプ33を架橋部材31bの上面以外の面に取り付けても構わない。
また、図17に示すように、2つのポンプ33を門型フレーム31の支柱部材31aに取り付けた構成であってもかまわない。この場合、図17に示すように、各支柱部材31aに1つずつポンプ33を取り付ける構成であっても構わないし、図示を省略するが一方の支柱部材31aに複数のポンプ33を取り付ける構成であっても構わない。
また、図18に示すように、2つのポンプ33を取り付けるためのポンプ取付フレーム60を別途設ける構成としても構わない。この場合、図18に示すように、ポンプ取付フレーム60を門型フレーム31に対して基板搬送方向の上流側(−X方向側)に配置しても良いし、門型フレーム31に対して基板搬送方向の下流側(+X方向側)に配置しても良いし、基板搬送方向の上流側及び下流側の両方に配置する構成であっても良い。
また、ノズル32を複数配置し、当該複数のノズル32のそれぞれに対してポンプ33を1つずつ配置する構成であっても構わない。図19には、ノズル32が門型フレーム31の基板搬送方向の上流側及び下流側に1つずつ配置されている例が示されている。2つのノズル32の長手方向が、基板搬送方向に直交する方向に沿うように配置されている。この構成によれば、基板1枚ごとに異なるノズル32を交互に使用することができるため、一方のノズル32によって塗布動作が行われている間、他方のノズル32ではレジストを充填させることができる。また、ノズル32を複数有することにより、種類の異なるレジストを交互に塗布することが可能となる。また、管理部4は複数設置しても良い。
また、図19の構成において、ノズル32が門型フレーム31の基板搬送方向の上流側及び下流側に1つずつ配置されている例が示したが、これらに限定されること無く、門型フレーム31を複数設置して、該複数の門型フレーム31に対して、ノズル32の長手方向が、基板搬送方向に直交する方向に沿うようにして1つずつ設置しても良い。また、その際には管理部4を複数設置しても良い。この構成によれば、基板1枚ごとに、独立に制御された複数の門型フレーム31に設置されたノズル32を交互に使用することができるため、一方のノズル32によって塗布動作が行われている間、他方のノズル32ではレジストを充填させることができる。また、ノズル32を複数有することにより、種類の異なるレジストを交互に塗布することが可能となる。
また、図19の構成において、各ノズル32が独立して移動可能な構成にすることにより、レジスト充填後に予備吐出動作も行わせることができる。これにより、一層処理タクトを短縮化させることができる。各ノズル32に予備吐出動作を独立して行わせる場合、管理部4を複数設けるようにしても構わない。
この場合、ノズル32と当該ノズル32に接続されたポンプ33とが一体的に配置される構成とすることが好ましい。このような構成としては、例えばポンプ33をノズル32に直接取り付ける構成や、ノズル32を移動部材を一体的に取り付けると共に当該移動部材にポンプ33を取り付ける構成などが挙げられる。
これにより、ノズル32とポンプ33とが一体的に移動するため、ノズル32の移動によって両者の位置が変化するのを回避することができる。これにより、ノズル32とポンプ33との間のレジスト搬送経路の環境が保持されるため、ノズル32のレジスト吐出を安定化させることができる。
また、上記各構成においては、複数のポンプ33として、例えばポンプ33を2つ配置した例を説明したが、これに限られることは無く、例えば3つ以上のポンプ33を設けても構わない。また、上記実施形態においては、1つのノズル32に対して1つのポンプ33を設けた構成であったが、これに限られることは無く、例えば1つのノズル32に対してポンプ33を2個使用する構成であっても構わない。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す正面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す平面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図。 本実施形態に係る塗布装置の動作を示すタイミングチャート。 本実施形態に係る塗布装置の動作を示す図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 ポンプが1つの塗布装置の動作を示すタイミングチャート。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の他の構成を示す図。
符号の説明
1…塗布装置 2…基板搬送部 3…塗布部 4…管理部 27…処理ステージ 31…門型フレーム 32…ノズル 33…ポンプ S…基板 R…レジスト膜

Claims (24)

  1. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、
    複数の前記ポンプが、前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、
    複数の前記ポンプが、前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  3. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に設けられ、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプと、
    前記ノズルに対して前記液状体を予備吐出する予備吐出動作及び前記基板に液状体を吐出する吐出動作を前記基板ごとに連続させて行わせると共に、前記ノズルに前記液状体を圧送する前記ポンプを前記基板ごとに切り替える制御部と
    を備え、
    前記制御部は、一の前記基板についての前記予備吐出動作及び前記吐出動作の間、一の前記ポンプに対して前記液状体を圧送させる
    ことを特徴とする塗布装置。
  4. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に、前記ノズルに対して前記液状体をそれぞれ圧送する複数のポンプが設けられており、
    複数の前記ポンプを支持するポンプ用フレーム部を備えており、
    前記ポンプ用フレーム部が前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  5. 前記塗布部に複数のノズルが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の塗布装置。
  6. 複数の前記ノズルの各々に対応して前記ポンプが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  7. 複数の前記ノズルが、前記基板搬送部の基板搬送方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項6に記載の塗布装置。
  8. 複数の前記ポンプのそれぞれから前記ノズルに至る液状体搬送経路の長さが互いに略同一であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の塗布装置。
  9. 複数の前記ポンプが、前記ノズルに対して互いに略等距離となる位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の塗布装置。
  10. 前記フレーム部が前記基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有しており、
    複数の前記ポンプが、前記梁部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  11. 複数の前記ポンプが、前記梁部材の上面のほぼ中央部に取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載の塗布装置。
  12. 前記フレーム部が前記基板搬送部の上空に設けられた梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有しており、
    複数の前記ポンプが、前記フレームの柱部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  13. 前記基板搬送部が、基板載置面に複数のガス噴出孔を有する第1のステージ装置と、前記塗布部と対向して設けられ基板載置面に複数のガス噴出孔及び複数のガス吸入孔を有する第2のステージ装置とを備えることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の塗布装置。
  14. 前記塗布部の予備吐出動作に際して前記塗布部から前記液状体を塗布される略平面の予備吐出面を有する予備吐出部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の塗布装置。
  15. 基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  16. 基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  17. 基板を浮上させて搬送しつつ、複数のポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出するノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続されると共に前記ポンプ用フレーム部に支持された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  18. 基板を浮上させて搬送しつつ、ポンプにより圧送された液状体をノズルから吐出して前記基板に塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出するノズルに接続された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第1予備吐出を行うステップと、
    前記第1予備吐出と並行して、前記基板を前記ノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記ノズルに接続された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  19. 前記液状体を塗布された第1の前記基板に続いて、第2の前記基板を前記ノズルの前面に搬送するステップと、
    前記第2のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする請求項15から請求項18のいずれか1項に記載の塗布方法。
  20. 前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップにおいて、前記第1のポンプに前記液状体を充填することを特徴とする請求項19に記載の塗布方法。
  21. 基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記第1のノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記フレーム部に昇降自在に支持される第2のノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の上流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  22. 基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記第1のノズルを昇降自在に支持するフレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、前記フレーム部に昇降自在に支持される第2のノズルに接続されると共に前記フレーム部のうち前記基板搬送方向の下流側に設置された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  23. 基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出する第1のノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、第2のノズルに接続されると共に前記ノズルに対して前記基板搬送方向の手前側に配置されたポンプ用フレーム部に支持された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
  24. 基板を浮上させて搬送しつつ前記基板上に液状体を塗布する方法であって、
    前記液状体を吐出する第1のノズルに接続された第1のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記第1のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第1予備吐出を行うステップと、
    前記第1予備吐出と並行して、第1の前記基板を前記第1のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第1のポンプから前記第1のノズルに前記液状体を圧送して前記第1のノズルから前記第1の基板上に前記液状体を吐出するとともに、第2のノズルに接続された第2のポンプに前記液状体を充填するステップと、
    前記第2のポンプから前記ノズルに前記液状体を圧送して前記ノズルによる前記液状体の第2予備吐出を行うステップと、
    前記第2予備吐出と並行して、第2の前記基板を前記第2のノズルの前面に搬入するステップと、
    前記第2のポンプから前記第2のノズルに前記液状体を圧送して前記第2のノズルから前記第2の基板上に前記液状体を吐出するステップと、
    を有することを特徴とする塗布方法。
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