JP5518284B2 - ノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

ノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法 Download PDF

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本発明は、ノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法に関する。
液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線パターンや電極パターンなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、例えばフォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト膜を形成する工程、このレジスト膜をパターン露光する工程、その後に当該レジスト膜を現像する工程がそれぞれ行われる。
基板の表面上にレジスト膜を塗布する装置として、スリットノズルを固定し、当該スリットノズルの下を移動するガラス基板にレジストを塗布する塗布装置が知られている。複数枚の基板にレジストを吐出することにより、スリットノズルにレジストの飛沫などが付着し、吐出されたレジストの膜厚に影響を及ぼす虞がある。このため、スリットノズルの先端を洗浄するようにしている。この洗浄方法としては、例えば特許文献1に記載のように、ノズル洗浄機構によってノズル先端に洗浄液を吐出しながらスリットノズルの長手方向へ走査し、これらの付着物を掻き取る方法が知られている。
近年では、基板が大型化しており、これに伴いスリットノズルの長さを長くする必要がある。スリットノズルの長さが長くなると、ノズル洗浄機構の走査距離も増え、処理時間が長期化している。このため、ノズル洗浄装置の処理スピードや走査スピードを速くしたり、ノズル先端付近の排気圧を高くしノズル先端に付着した付着物を吸引したりして、処理時間の短縮化を図っている。
特開2005−270841号公報
しかしながら、ノズル洗浄装置の処理スピード及び走査スピードを速くすると、その分スリットノズルの洗浄性が悪くなってしまう。また、排気圧を高くしノズル先端の付着物を吸引しようとすると、ノズル先端内部の塗布液までが吸引されることになり、ノズル先端内部にエアが混入してしまう。このエアは塗布時のムラの原因となる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ノズル先端の洗浄時間の短縮化を図りつつ、基板上に液状体をムラ無く塗布することが可能なノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るノズル洗浄装置は、開口部から液状体を吐出するノズル先端を洗浄するノズル洗浄装置であって、前記ノズルの表面のうち前記開口部の周辺領域を一方向に摺動する第1パッドと、前記第1パッドに対応する位置に設けられ、前記周辺領域に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記第1パッドの摺動方向の後方に配置され、前記周辺領域を前記一方向に摺動する第2パッドとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの表面のうち開口部の周辺領域を一方向に摺動する第1パッドと、この第1パッドに対応する位置に設けられ、周辺領域に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、第1パッドの摺動方向の後方に配置され周辺領域を上記一方向に摺動する第2パッドとを備えることとしたので、第1パッドによって洗浄液と共にノズルの開口部の周辺領域を摺動しつつ、第2パッドによって当該洗浄液を掻き取ることができる。すなわち、第1パッドによってノズルの開口部の周辺領域を洗浄し、第2パッドによってこの領域を乾燥させることができるので、効率的にノズル先端を洗浄することができ、ノズル先端の洗浄時間を短縮することができる。排気圧を特に高くする必要も無いため、ノズル先端にエアが混入するなどの不具合が生じることも無い。これにより、基板上に液状体をムラ無く塗布することが可能となる。
上記のノズル洗浄装置は、前記第1パッド及び前記第2パッドのうち少なくとも一方が複数設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1パッド及び第2パッドのうち少なくとも一方が複数設けられているので、洗浄液を用いたノズルの洗浄及び洗浄液の掻き取りを一層効率良く行うことができる。これにより、更なる洗浄時間の短縮化を図ることができる。
上記のノズル洗浄装置は、前記第1パッドと前記第2パッドとが同数設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1パッドと第2パッドとが同数設けられているので、洗浄液を用いたノズルの洗浄と当該洗浄液の掻き取りとをバランス良く行うことができる。
上記のノズル洗浄装置は、前記周辺領域へ向けて気体を噴出する気体噴出部を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、周辺領域へ向けて気体を噴出する気体噴出部を更に備えるので、当該気体によって洗浄液を除去することが可能となる。これにより、ノズルの洗浄を効率良く行うことができる。
上記のノズル洗浄装置は、前記ノズル先端の周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引する吸引部を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズル先端の周囲の雰囲気及び洗浄液を吸引する吸引部を更に備えるので、洗浄液がノズルの周囲に残存するのを回避することができる。これにより、ノズルの洗浄を効果的に行うことが可能となる。
上記のノズル洗浄装置は、前記開口部に対向するように設けられ、前記吸引部による吸引を規制する吸引規制部材を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、開口部に対向するように設けられ吸引部による吸引を規制する吸引規制部材を更に備えるので、吸引によってノズルの開口部から液状体が飛び出してしまうのを回避することができる。
上記のノズル洗浄装置は、前記ノズルの形状に沿って設けられ、前記第1パッド及び前記第2パッドを支持する支持部材を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの形状に沿って設けられ第1パッド及び第2パッドを支持する支持部材を更に備えるので、第1パッド及び第2パッドをノズルの形状に沿ってフィットさせることができる。これにより、洗浄効率を向上させることができる。
本発明に係るノズル洗浄方法は、開口部から液状体を吐出するノズル先端を洗浄するノズル洗浄方法であって、前記ノズルの表面のうち前記開口部の周辺領域へ向けて洗浄液を噴出しながら、前記周辺領域を第1パッドによって一方向に摺動する第1摺動ステップと、前記第1摺動ステップ後、前記洗浄液を噴出することなく第2パッドによって前記周辺領域を前記一方向に摺動する第2摺動ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの表面のうち開口部の周辺領域へ向けて洗浄液を噴出しながらこの周辺領域を第1パッドによって一方向に摺動し、この摺動後、洗浄液を噴出することなく第2パッドによって周辺領域を一方向に摺動することとしたので、第1パッドによって洗浄液と共にノズルの開口部の周辺領域を摺動することで当該ノズルの開口部の周辺領域を洗浄することができ、第2パッドによって当該洗浄液を掻き取ることでこの領域を乾燥させることができるので、効率的にノズルを洗浄することができ、ノズルの洗浄時間を短縮することができる。排気圧を特に高くする必要も無いため、ノズル先端にエアが混入するなどの不具合が生じることも無い。これにより、基板上に液状体をムラ無く塗布することが可能となる。
上記のノズル洗浄方法は、前記第1摺動ステップ及び前記第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、前記周辺領域へ向けて気体を噴出することを特徴とする。
本発明によれば、第1摺動ステップ及び第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、周辺領域へ向けて気体を噴出することとしたので、当該気体によって洗浄液を除去することが可能となる。これにより、ノズルの洗浄を効率良く行うことができる。
上記のノズル洗浄方法は、前記第1摺動ステップ及び前記第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、前記ノズルの周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引することを特徴とする。
本発明によれば、第1摺動ステップ及び第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、ノズルの周囲の雰囲気及び洗浄液を吸引することとしたので、洗浄液がノズルの周囲に残存するのを回避することができる。これにより、ノズルの洗浄及び乾燥を効果的に行うことが可能となる。
上記のノズル洗浄方法は、前記ノズルの周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引する際には、少なくとも前記開口部において前記雰囲気の吸引を規制することを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの周囲の雰囲気及び洗浄液を吸引する際には、少なくともノズルの開口部において雰囲気の吸引を規制することとしたので、吸引によってノズルの開口部から液状体が飛び出してしまうのを回避することができる。
本発明に係る塗布装置は、上記のノズル洗浄装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ノズル先端の洗浄時間を短縮することができ、基板上に液状体をムラ無く塗布することが可能なノズル洗浄装置を備えることとしたので、塗布処理時間を短縮化でき、スループットの高い塗布装置を得ることができる。
本発明に係る塗布方法は、基板に液状体の膜を塗布する塗布方法であって、ノズルから前記基板へ向けて前記液状体を吐出するステップと、前記基板に前記液状体を吐出した後、上記のノズル洗浄装置を用いて、又は、上記のノズル洗浄方法によって、前記ノズルの先端を洗浄するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記のノズル洗浄装置を用いて、又は、上記のノズル洗浄方法によって、ノズルの先端を洗浄することとしたので、塗布処理時間を短縮化でき、スループットの向上を図ることができると共に、基板上に液状体をムラ無く塗布することができる。
本発明によれば、ノズルの洗浄時間の短縮化を図りつつ、基板上に液状体をムラ無く塗布することが可能なノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る塗布装置1は、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板上にレジストを塗布する塗布装置であり、基板搬送部2と、塗布部3と、管理部4とを主要な構成要素としている。この塗布装置1は、基板搬送部2によって基板を浮上させて搬送しつつ塗布部3によって当該基板上にレジストが塗布されるようになっており、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。管理部4には、本実施形態における特徴的構成要素であるノズル洗浄装置43が設けられている。
図2は塗布装置1の正面図、図3は塗布装置1の平面図、図4は塗布装置1の側面図である。これらの図を参照して、塗布装置1の詳細な構成を説明する。
(基板搬送部)
まず、基板搬送部2の構成を説明する。
基板搬送部2は、基板搬入領域20と、塗布処理領域21と、基板搬出領域22と、搬送機構23と、これらを支持するフレーム部24とを有している。この基板搬送部2では、搬送機構23によって基板Sが基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22へと順に搬送されるようになっている。基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22は、基板搬送方向の上流側から下流側へこの順で配列されている。搬送機構23は、基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22の各部に跨るように当該各部の一側方に設けられている。
以下、塗布装置1の構成を説明するにあたり、表記の簡単のため、図中の方向をXYZ座標系を用いて説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板の搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向(基板搬送方向)に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
基板搬入領域20は、装置外部から搬送されてきた基板Sを搬入する部位であり、搬入側ステージ25と、リフト機構26とを有している。
搬入側ステージ25は、フレーム部24の上部に設けられており、例えばSUSなどからなる平面視で矩形の板状部材である。この搬入側ステージ25は、X方向が長手になっている。搬入側ステージ25には、エア噴出孔25aと、昇降ピン出没孔25bとがそれぞれ複数設けられている。これらエア噴出孔25a及び昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25を貫通するように設けられている。
エア噴出孔25aは、搬入側ステージ25のステージ表面25c上にエアを噴出する孔であり、例えば搬入側ステージ25のうち基板Sの通過する領域に平面視マトリクス状に配置されている。このエア噴出孔25aには図示しないエア供給源が接続されている。この搬入側ステージ25では、エア噴出孔25aから噴出されるエアによって基板Sを+Z方向に浮上させることができるようになっている。
昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25のうち基板Sの搬入される領域に設けられている。当該昇降ピン出没孔25bは、ステージ表面25cに供給されたエアが漏れ出さない構成になっている。
この搬入側ステージ25のうちY方向の両端部には、アライメント装置25dが1つずつ設けられている。アライメント装置25dは、搬入側ステージ25に搬入された基板Sの位置を合わせる装置である。各アライメント装置25dは長孔と当該長孔内に設けられた位置合わせ部材(図示しない)を有しており、搬入ステージ25に搬入される基板を両側から機械的に挟持するようになっている。
リフト機構26は、搬入側ステージ25の裏面側に基板搬入位置に対応する位置に設けられている。このリフト機構26は、昇降部材26aと、複数の昇降ピン26bとを有している。昇降部材26aは、図示しない駆動機構に接続されており、当該駆動機構の駆動によって昇降部材26aがZ方向に移動するようになっている。複数の昇降ピン26bは、昇降部材26aの上面から搬入側ステージ25へ向けて立設されている。各昇降ピン26bは、それぞれ上記の昇降ピン出没孔25bに平面視で重なる位置に配置されている。昇降部材26aがZ方向に移動することで、各昇降ピン26bが昇降ピン出没孔25bからステージ表面25c上に出没するようになっている。各昇降ピン26bの+Z方向の端部はそれぞれZ方向上の位置が揃うように設けられており、装置外部から搬送されてきた基板Sを水平な状態で保持することができるようになっている。
塗布処理領域21は、レジストの塗布が行われる部位であり、基板Sを浮上支持する処理ステージ27が設けられている。
処理ステージ27は、ステージ表面27cが例えば硬質アルマイトを主成分とする光吸収材料で覆われた平面視で矩形の板状部材であり、搬入側ステージ25に対して+X方向側に設けられている。処理ステージ27のうち光吸収材料で覆われた部分では、レーザ光などの光の反射が抑制されるようになっている。この処理ステージ27は、Y方向が長手になっている。処理ステージ27のY方向の寸法は、搬入側ステージ25のY方向の寸法とほぼ同一になっている。処理ステージ27には、ステージ表面27c上にエアを噴出する複数のエア噴出孔27aと、ステージ表面27c上のエアを吸引する複数のエア吸引孔27bとが設けられている。これらエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bは、処理ステージ27を貫通するように設けられている。
処理ステージ27では、エア噴出孔27aのピッチが搬入側ステージ25に設けられるエア噴出孔25aのピッチよりも狭く、搬入側ステージ25に比べてエア噴出孔27aが密に設けられている。このため、この処理ステージ27では他のステージに比べて基板の浮上量を高精度で調節できるようになっており、基板の浮上量が例えば100μm以下、好ましくは50μm以下となるように制御することが可能になっている。
基板搬出領域22は、レジストが塗布された基板Sを装置外部へ搬出する部位であり、搬出側ステージ28と、リフト機構29とを有している。この搬出側ステージ28は、処理ステージ27に対して+X方向側に設けられており、基板搬入領域20に設けられた搬入側ステージ25とほぼ同様の材質、寸法から構成されている。搬出側ステージ28には、搬入側ステージ25と同様、エア噴出孔28a及び昇降ピン出没孔28bが設けられている。リフト機構29は、搬出側ステージ28の裏面側に基板搬出位置に対応する位置に設けられている。リフト機構29の昇降部材29a及び昇降ピン29bは、基板搬入領域20に設けられたリフト機構26の各部位と同様の構成になっている。このリフト機構29は、搬出側ステージ28上の基板Sを外部装置へと搬出する際に、基板Sの受け渡しのため昇降ピン29bによって基板Sを持ち上げることができるようになっている。
搬送機構23は、搬送機23aと、真空パッド23bと、レール23cとを有している。搬送機23aは内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって搬送機23aがレール23c上を移動可能になっている。この搬送機23aは、所定の部分23dが平面視で基板Sの−Y方向端部に重なるように配置されている。この基板Sに重なる部分23dは、基板Sを浮上させたときの基板裏面の高さ位置よりも低い位置に設けられている。
真空パッド23bは、搬送機23aのうち上記基板Sに重なる部分23dに複数配列されている。この真空パッド23bは、基板Sを真空吸着させる吸着面を有しており、当該吸着面が上方を向くように配置されている。真空パッド23bは、吸着面が基板Sの裏面端部を吸着することで当該基板Sを保持可能になっている。各真空パッド23bは搬送機23aの上面からの高さ位置が調節可能になっており、例えば基板Sの浮上量に応じて真空パッド23bの高さ位置を上下させることができるようになっている。レール23cは、搬入側ステージ25、処理ステージ27及び搬出側ステージ28の側方に各ステージに跨って延在しており、当該レール23cを摺動することで搬送機23aが当該各ステージに沿って移動できるようになっている。
(塗布部)
次に、塗布部3の構成を説明する。
塗布部3は、基板S上にレジストを塗布する部分であり、門型フレーム31と、ノズル32とを有している。
門型フレーム31は、支柱部材31aと、架橋部材31bとを有しており、処理ステージ27をY方向に跨ぐように設けられている。支柱部材31aは処理ステージ27のY方向側に1つずつ設けられており、各支柱部材31aがフレーム部24のY方向側の両側面にそれぞれ支持されている。各支柱部材31aは、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。架橋部材31bは、各支柱部材31aの上端部の間に架橋されており、当該支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構31cに接続されており、X方向に移動可能になっている。この移動機構31cによって門型フレーム31が管理部4との間で移動可能になっている。すなわち、門型フレーム31に設けられたノズル32が管理部4との間で移動可能になっている。また、この門型フレーム31は、図示しない移動機構によりZ方向にも移動可能になっている。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの−Z方向側の面に設けられている。このノズル32のうち−Z方向の先端には、自身の長手方向に沿ってスリット状の開口部32aが設けられており、当該開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。ノズル32は、開口部32aの長手方向がY方向に平行になると共に、当該開口部32aが処理ステージ27に対向するように配置されている。開口部32aの長手方向の寸法は搬送される基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジストが塗布されないようになっている。ノズル32の内部にはレジストを開口部32aに流通させる図示しない流通路が設けられており、この流通路には図示しないレジスト供給源が接続されている。このレジスト供給源は例えば図示しないポンプを有しており、当該ポンプでレジストを開口部32aへと押し出すことで開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。支柱部材31aには不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によって架橋部材31bに保持されたノズル32がZ方向に移動可能になっている。なお、ノズル32の開口部32a、すなわち、ノズル32の先端と当該ノズル先端に対向する対向面との間のZ方向上の距離を測定するセンサ33を架橋部材31bに取り付けておいても良い。。
(管理部)
管理部4の構成を説明する。
管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト(液状体)の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2に平面視で重なるように塗布部3に対して−X方向側(基板搬送方向の上流側)に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。保持部材45は、移動機構45aに接続されている。当該移動機構45aにより、収容部44がX方向に移動可能になっている。
予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。これら予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43のY方向の各寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が各部位を跨いでアクセスできるようになっている。
予備吐出機構41は、レジストを予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41はノズル32に最も近くに設けられている。ディップ槽42は、内部にシンナーなどの溶剤が貯留された液体槽である。ノズル洗浄装置43は、ノズル32の開口部32aの周辺領域32b(図5参照)をリンス洗浄する装置である。
図5は、ノズル洗浄装置43の構成を示す図である。図5(a)はノズル洗浄装置43の正面図を、図5(b)はノズル洗浄装置43の平面図をそれぞれ示している。
図5(a)及び図5(b)に示すように、ノズル洗浄装置43は、基体43aと、パッド支持部材43bと、第1パッド43cと、第2パッド43dと、吸引孔43eと、吸引規制部材43fと、洗浄液噴出孔43gと、エア噴出孔43hと、レール部材43iと、移動機構43jとを有している。
パッド支持部材43bは、基体43aの上面に設けられており、当該基体43aのX方向の中心部に対して+X方向側及び−X方向側に1つずつ対になって配置されている。この一対のパッド支持部材43bは、それぞれ第1パッド43c及び第2パッド43dを支持する支持面43sを有している。支持面43sは、ノズル32の先端の形状に沿って形成されている。例えば図中では、パッド支持部材43bのうち基体43aの±X方向の各端辺側からX方向の中心部にかけて基体43a上面からの高さが徐々に低くなっている部分が形成されており、この高さの徐々に低くなっている部分が支持面43sになっている。
第1パッド43c及び第2パッド43dは、ノズル32の開口部の周辺領域に当接させる部材であり、例えば樹脂材料などから構成されている。各支持面43sには、当該第1パッド43cと第2パッド43dとが2つずつ設けられており、ノズル洗浄装置43全体で第1パッド43cが4つ、第2パッド43dが4つ設けられている。各支持面43sには、−Z方向に向けて第1パッド43cが2つ、第2パッド43dが2つの順に一列に配列されている。一列に配列された第1パッド43c同士の間隔は、隣接する第1パッド43c−第2パッド43d間の間隔及び隣接する第2パッド43d同士の間隔に比べて大きくなっている。第1パッド43及び第2パッド43dは、図5(b)に示すように、支持面43s上に対する厚みが−Y方向に至るにつれて厚くなるように形成されており、この厚くなっている部分においてノズル32と当接するようになっている。
吸引孔43eは、2つのパッド支持部材43bの間に設けられた矩形の孔である。この吸引孔43eは、基体43aのX方向の中央の領域を貫通するように設けられており、例えばポンプ43pなどの吸引機構に接続されている。この吸引孔43eはY方向が長手になっており、第1パッド43c及び第2パッド43dの一部と平面視で重なっている。
吸引規制部材43fは、吸引孔43eの略中央に設けられた板状部材であり、ノズル32を洗浄する際に当該ノズル32の開口部32aに対向するようになっている。
洗浄液噴出孔43gはノズル32を洗浄する洗浄液を噴出する孔であり、X方向に沿ってスリット状に設けられている。当該洗浄液噴出孔43gはパッド支持部材43bの支持面43sのうち各第1パッド43cに対応して設けられており、それぞれのパッド支持部材43bに設けられた第1パッド43cの+Y方向側に設けられている。各パッド支持部材43bにおいて−Y方向側に設けられた第1パッド43cに対応する洗浄液噴出孔43gについては、隣接する第1パッド43c(+Y方向側の第1パッド43c)との間に配置されている。各洗浄液噴出孔43gは、図示しない洗浄液供給源に接続されている。
エア噴出孔43hは、ノズル32へ向けてエアを噴出する孔であり、パッド支持部材43bの支持面43sにY方向に沿ってスリット状に設けられている。当該エア噴出孔43hは、各支持面43sのうち第1パッド43c及び第2パッド43dの列に対して上側に配置されている。
レール部材43iは、管理部4の収容部44内にY方向に沿って設けられている。移動機構43jは、レール部材43iに沿って移動可能に設けられた駆動部であり、基体43aの−X方向側の側面に当該基体43と一体的に設けられている。移動機構43jがレール部材43iに沿って移動することにより、基体43aがY方向に移動するようになっている。ノズル洗浄装置43は、移動機構43jが設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。勿論、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
(塗布装置の動作)
次に、上記のように構成された塗布装置1の動作を説明する。
図6〜図9は、塗布装置1の動作過程を示す平面図である。各図を参照して、基板Sにレジストを塗布する動作を説明する。この動作では、基板Sを基板搬入領域20に搬入し、当該基板Sを浮上させて搬送しつつ塗布処理領域21でレジストを塗布し、当該レジストを塗布した基板Sを基板搬出領域22から搬出する。図6〜図9には門型フレーム31及び管理部4の輪郭のみを破線で示し、ノズル32及び処理ステージ27の構成を判別しやすくした。以下、各部分における詳細な動作を説明する。
基板搬入領域20に基板を搬入する前に、塗布装置1をスタンバイさせておく。具体的には、搬入側ステージ25の基板搬入位置の−Y方向側に搬送機23aを配置させ、真空パッド23bの高さ位置を基板の浮上高さ位置に合わせておくと共に、搬入側ステージ25のエア噴出孔25a、処理ステージ27のエア噴出孔27a、エア吸引孔27b及び搬出側ステージ28のエア噴出孔28aからそれぞれエアを噴出又は吸引し、各ステージ表面に基板が浮上する程度にエアが供給された状態にしておく。
この状態で、例えば図示しない搬送アームなどによって外部から図8に示す基板搬入位置に基板Sが搬送されてきたら、昇降部材26aを+Z方向に移動させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25bからステージ表面25cに突出させる。そして、昇降ピン26bによって基板Sが持ち上げられ、当該基板Sの受け取りが行われる。また、アライメント装置25dの長孔から位置合わせ部材をステージ表面25cに突出させておく。
基板Sを受け取った後、昇降部材26aを下降させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25b内に収容する。このとき、ステージ表面25cにはエアの層が形成されているため、基板Sは当該エアによりステージ表面25cに対して浮上した状態で保持される。基板Sがエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dの位置合わせ部材によって基板Sの位置合わせが行われ、基板搬入位置の−Y方向側に配置された搬送機23aの真空パッド23bを基板Sの−Y方向側端部に真空吸着させる。基板Sの−Y方向側端部が吸着された状態を図6に示す。真空パッド23bによって基板Sの−Y方向側端部が吸着された後、搬送機23aをレール23cに沿って移動させる。基板Sが浮上した状態になっているため、搬送機23aの駆動力を比較的小さくしても基板Sはレール23cに沿ってスムーズに移動する。
基板Sの搬送方向先端がノズル32の開口部32aの位置に到達したら、図7に示すように、ノズル32の開口部32aから基板Sへ向けてレジストを吐出する。レジストの吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させながら行う。基板Sの移動に伴い、図8に示すように基板S上にレジスト膜Rが塗布されていく。基板Sがレジストを吐出する開口部32aの下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機23aによって搬出側ステージ28へと搬送される。搬出側ステージ28では、ステージ表面28cに対して浮上した状態で、図9に示す基板搬出位置まで基板Sが搬送される。
基板Sが基板搬出位置に到達したら、真空パッド23bの吸着を解除し、リフト機構29の昇降部材29aを+Z方向に移動させる。すると、昇降ピン29bが昇降ピン出没孔28bから基板Sの裏面へ突出し、基板Sが昇降ピン29bによって持ち上げられる。この状態で、例えば搬出側ステージ28の+X方向側に設けられた外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。基板Sを搬送アームに渡した後、搬送機23aを再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻し、次の基板Sが搬送されるまで待機させる。
次の基板Sが搬送されてくるまでの間、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。図10に示すように、移動機構31cによって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32の先端をノズル洗浄装置43にアクセスさせ、当該ノズル洗浄装置43によってノズル先端32cを洗浄する。ノズル洗浄装置43による洗浄動作では、図12に示すように、ノズル32の先端の開口部32aの周辺領域32bに向けて洗浄液を噴出し、必要に応じて窒素ガスを噴出しながらノズル洗浄装置43を+Y方向にスキャンさせる。このとき、図13に示すように、第1パッド43c及び第2パッド43dをノズル32の開口部32aの周辺領域32bに当接させ、ノズル32の先端の開口部32aと吸引規制部材43fの上端面とを対向させるようにする。また、同図に示すように、吸引孔43eにおいて周囲の雰囲気を吸引する。吸引規制部材43fが設けられているため、ノズル32の先端の開口部32aの吸引が規制され、周辺領域32bの周囲の雰囲気が吸引されることになる。
この状態で、図14に示すように、ノズル洗浄装置43の洗浄液噴出孔43gから洗浄液を噴出させると共にエア噴出孔43hからエアを噴出させながらノズル洗浄装置43を走査させる。この走査により、第1パッド43cが洗浄液と共にノズル32のうち上記周辺領域32b摺動して洗浄し、第2パッド43dがこの洗浄液を掻き出して当該周辺領域32bを乾燥する。また、エア噴出孔43hから噴出されるエアがノズル32の周辺領域32bに吹き付けられ、当該周辺領域32bが乾燥する。また、エアの噴出及び吸引孔43eにおける吸引によって、洗浄液及び除去された付着物が吸引孔43eに吸引されることとなる。このように、ノズル先端32cの洗浄が行われる。
ノズル先端32cの洗浄後、当該ノズル32を予備吐出ユニット42にアクセスさせる。予備吐出ユニット42では、開口部32aと予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の先端の開口部32aをZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向へ移動させながら開口部32aからレジストを予備吐出する。
予備吐出動作を行った後、門型フレーム31を元の位置に戻す。次の基板Sが搬送されてきたら、図11に示すようにノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。このように、基板Sにレジスト膜Rを塗布する塗布動作と予備吐出動作とを繰り返し行わせることで、基板Sには良質なレジスト膜Rが形成されることになる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42内にアクセスさせても良い。ディップ層42では、ノズル32の開口部32aをディップ槽42に貯留された溶剤(シンナー)の蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
このように、本実施形態によれば、第1パッド43cによって洗浄液と共にノズル32の開口部32aの周辺領域32bを摺動しつつ、第2パッド43dによって当該洗浄液を掻き取ることができる。すなわち、第1パッド43cによってノズル32の先端の開口部32aの周辺領域32bを洗浄し、第2パッド43dによってこの周辺領域32bを乾燥させることができるので、効率的にノズル32を洗浄することができ、ノズル先端32cの洗浄時間を短縮することができる。排気圧を特に高くする必要も無いため、ノズル32の内部にエアが混入するなどの不具合が生じることも無い。これにより、基板S上にレジストをムラ無く塗布することが可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
塗布装置1の全体構成については、上記実施形態では、搬送機構23を各ステージの−Y方向側に配置する構成としたが、これに限られることは無い。例えば、搬送機構23を各ステージの+Y方向側に配置する構成であっても構わない。また、図15に示すように、各ステージの−Y方向側には上記の搬送機構23(搬送機23a、真空パッド23b、レール23c)を配置し、+Y方向側には当該搬送機構23と同一の構成の搬送機構53(搬送機53a、真空パッド53b、レール53c)を配置して、搬送機構23と搬送機構53とで異なる基板を搬送できるように構成しても構わない。例えば、同図に示すように搬送機構23には基板S1を搬送させ、搬送機構53には基板S2を搬送させるようにする。この場合、搬送機構23と搬送機構53とで基板を交互に搬送することが可能となるため、スループットが向上することになる。また、上記の基板S、S1、S2の半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、例えば搬送機構23と搬送機構53とで1枚ずつ保持し、搬送機構23と搬送機構53とを+X方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送させることができる。このような構成により、スループットを向上させることができる。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す正面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す平面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図。 本実施形態に係るノズル洗浄装置の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の動作を示す図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 本実施形態に係るノズル洗浄装置の動作を示す図。 同、動作図。 同、動作図。 本実施形態に係る他の塗布装置の構成を示す平面図。
符号の説明
1…塗布装置 2…基板搬送部 3…塗布部 4…管理部 43…ノズル洗浄装置 32…ノズル 33…ポンプ S…基板 R…レジスト膜

Claims (11)

  1. 開口部から液状体を吐出するノズル先端を洗浄するノズル洗浄装置であって、
    前記ノズル先端の表面のうち前記開口部の周辺領域を一の摺動方向に摺動する第1パッドと、
    前記第1パッドに対して前記摺動方向の前方に設けられた洗浄液噴出孔を有し、当該洗浄液噴出孔から前記周辺領域に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
    前記第1パッドに対して前記摺動方向の後方に配置され、前記周辺領域を前記摺動方向に摺動する第2パッドと
    前記ノズル先端の周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引する吸引部と、
    前記開口部に対向するように設けられ、前記吸引部による吸引を規制する吸引規制部材と、を備え
    前記第1パッドおよび前記第2パッドは、前記摺動方向の前方から後方に向かって厚さが厚くなっており、前記搬送方向の前記後方における厚さが厚くなっている部分が前記周辺領域を摺動することを特徴とするノズル洗浄装置。
  2. 前記第1パッドは、前記摺動方向に並ぶように少なくとも2つ設けられており、
    前記洗浄液噴出孔は、前記第1パッド毎に設けられており、
    2つの第1パッドのうち前記摺動方向の後方に配置される後方側第1パッドに対して設けられる前記洗浄液噴出孔は、前記後方側第1パッドと、当該後方側第1パッドに対して前記摺動方向の前方に隣り合って配置される前方側第1パッドとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のノズル洗浄装置。
  3. 前記第1パッドと前記第2パッドとが同数設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノズル洗浄装置。
  4. 前記周辺領域へ向けて気体を噴出する気体噴出部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のノズル洗浄装置。
  5. 前記ノズルの形状に沿って設けられ、前記第1パッド及び前記第2パッドを支持する支持部材を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のノズル洗浄装置。
  6. 開口部から液状体を吐出するノズル先端を洗浄するノズル洗浄方法であって、
    前記ノズル先端の表面のうち前記開口部の周辺領域へ向けて洗浄液を噴出しながら、前記周辺領域を第1パッドによって一の摺動方向に摺動する第1摺動ステップと、
    前記第1摺動ステップ後、前記洗浄液を噴出することなく第2パッドによって前記周辺領域を前記摺動方向に摺動する第2摺動ステップとを備え、
    前記第1摺動ステップでは、前記第1パッドに対して前記摺動方向の前方に設けられた洗浄液噴出孔から前記洗浄液を噴出し、
    前記第1パッドおよび前記第2パッドは、前記摺動方向の前方から後方に向かって厚さが厚くなっており、前記搬送方向の前記後方における厚さが厚くなっている部分が前記周辺領域を摺動することを特徴とするノズル洗浄方法。
  7. 前記第1摺動ステップ及び前記第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、前記周辺領域へ向けて気体を噴出する
    ことを特徴とする請求項に記載のノズル洗浄方法。
  8. 前記第1摺動ステップ及び前記第2摺動ステップのうち少なくとも一方では、前記ノズルの周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引する
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載のノズル洗浄方法。
  9. 前記ノズルの周囲の雰囲気及び前記洗浄液を吸引する際には、少なくとも前記開口部において前記雰囲気の吸引を規制する
    ことを特徴とする請求項に記載のノズル洗浄方法。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のノズル洗浄装置を備えたことを特徴とする塗布装置。
  11. 基板に液状体の膜を塗布する塗布方法であって、
    ノズルから前記基板へ向けて前記液状体を吐出するステップと、
    前記基板に前記液状体を吐出した後、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のノズル洗浄装置を用いて、又は、請求項から請求項のいずれか1項に記載のノズル洗浄方法によって、前記ノズルの先端を洗浄するステップと
    を備えることを特徴とする塗布方法。
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