JP5355881B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布装置に関する。
液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線パターンや電極パターンなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、例えばフォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト膜を形成する工程、このレジスト膜をパターン露光する工程、その後に当該レジスト膜を現像する工程がそれぞれ行われる。
基板の表面上にレジスト膜を塗布する装置として、スリットノズルを固定し、当該スリットノズルの下をロボットなどによってガラス基板を搬送させ、当該ガラス基板にレジストを塗布する塗布装置が知られている(例えば、特許文献1)。この塗布装置では、ノズルにレジストを供給する手段として、レジスト供給ポンプ、エアベントタンク、フルターなどが一つの移動機構に設けられた構成が記載されている。
特開2000−24571号公報
しかしながら、近年では、基板のサイズが2m×2m以上に大型化しているため、上記の構成においては、エアベントタンクからレジスト供給タンクまでの長さが長くなり、配管抵抗が大きくなってしまうという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、処理タクトを短縮することができ、流路抵抗を低く抑えることが可能な塗布装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る塗布装置は、基板を搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記液状体を前記ノズルに供給するポンプと、前記ポンプに近接して設けられ、前記ポンプに供給される前の前記液状体に含まれる気体を除去するエアベントタンクとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプに供給される前の液状体に含まれる気体を除去するエアベントタンクが液状体をノズルに供給するポンプに近接して設けられているので、エアベントタンクからポンプまで液状体をより早く供給することができ、処理タクトを短縮することができる。また、エアベントタンクをポンプに近接させることによって、当該エアベントタンクからポンプまでの液状体の流通経路長を短くすることができるため、流路抵抗を低く抑えることができる。加えて、エアベントタンクからポンプまでの液状体の流通経路長を短くすることにより、当該流通経路でのマイクロバブルの発生を抑制することができる。
上記の塗布装置は、前記塗布部は、前記基板を載置する載置台を有することを特徴とする。
本発明によれば、塗布部が基板を載置する載置台を有するため、基板を載置した状態で基板上に塗布処理を行う場合において、流路抵抗を低く抑えることができ、処理タクトを短縮することが可能となる。
上記の塗布装置は、前記基板搬送部は、前記基板を浮上させて搬送する浮上搬送手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、基板搬送部が基板を浮上させて搬送する浮上搬送手段を有するため、基板を浮上させて搬送しつつ基板上に塗布処理を行う場合において、流路抵抗を低く抑えることができ、処理タクトを短縮することが可能となる。
上記の塗布装置は、前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記塗布部に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプ及びエアベントタンクが塗布部に設けられていることとしたので、塗布部の移動に伴ってポンプ及びエアベントタンクが共に移動することになるため、ポンプとエアベントタンクとを近接した状態を保持することが容易となる。
上記の塗布装置は、前記塗布部は、前記ノズルを設置する第1フレーム部を有し、前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記第1フレーム部に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、塗布部がノズルを設置する第1フレーム部を有し、ポンプ及びエアベントタンクが第1フレーム部に設けられていることとしたので、ポンプ及びエアベントタンクが一体的に第1フレーム部に設けられることになる。これにより、第1フレーム部が移動する場合であってもポンプとエアベントタンクとが近接した状態を容易に保持することができる。
上記の塗布装置は、前記第1フレーム部は、前記基板搬送部の上空に設けられ前記ノズルを昇降可能に支持する梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有し、前記エアベントタンクは、前記柱部材に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1フレーム部が基板搬送部の上空に設けられノズルを昇降可能に支持する梁部材と、梁部材を支持する柱部材とを有し、エアベントタンクが柱部材に設けられていることとしたので、柱部材及び梁部材が移動する場合であってもポンプとエアベントタンクとが近接した状態を保持することができる。
上記の塗布装置は、前記第1フレーム部は、前記ノズルを支持し前記基板搬送部の上空に設けられ前記基板搬送部に対して昇降可能な梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有し、前記エアベントタンクは、前記梁部材に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1フレーム部が、ノズルを支持し基板搬送部の上空に設けられ基板搬送部に対して昇降可能な梁部材と、当該梁部材を支持する柱部材とを有し、エアベントタンクが梁部材に設けられていることとしたので、柱部材及び梁部材が移動する場合であってもポンプとエアベントタンクとが近接した状態を保持することができる。
上記の塗布装置は、前記ポンプは、前記梁部材及び前記柱部材のうち前記エアベントタンクが設けられている部材と同じ側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプが梁部材及び柱部材のうちエアベントタンクが設けられている部材と同じ側に設けられていることとしたので、ポンプとエアベントタンクとをより近接した状態で保持することができる。
上記の塗布装置は、前記ポンプは、前記梁部材及び前記柱部材のうち前記エアベントタンクが設けられている部材とは異なる側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプが梁部材及び柱部材のうちエアベントタンクが設けられている部材とは異なる側に設けられていることとしたので、ポンプとエアベントタンクとが近接した状態を保持しつつ、ポンプ及びエアベントタンクの設けられる位置を広い範囲で設定することができる。これにより、ポンプ及びエアベントタンクの配置に関して設計の幅が広がることになる。
上記の塗布装置は、前記ノズルに対して前記基板の搬送方向の上流側に配置された第2フレーム部を更に備え、前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記第2フレーム部に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルに対して基板の搬送方向の上流側に配置された第2フレーム部を更に備え、ポンプ及びエアベントタンクが第2フレーム部に設けられていることとしたので、塗布部の移動に関わらずポンプとエアベントタンクとが近接した状態を保持することができる。
上記の塗布装置は、前記ポンプは複数設けられており、前記エアベントタンクは、前記複数のポンプのそれぞれに接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプは複数設けられているため、ポンプを単数設ける場合に比べて処理タクトを短縮することができる。加えて、ポンプが複数設けられている場合においてもポンプとエアベントタンクとが近接した状態になっているため、流路抵抗を抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記ポンプは複数設けられており、前記エアベントタンクは、前記ポンプごとにそれぞれ1つ以上設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプは複数設けられており、エアベントタンクがポンプごとにそれぞれ1つ以上設けられていることとしたので、各エアベントタンクの負担を軽減することができる。
上記の塗布装置は、前記エアベントタンクから前記ポンプまでの液状体搬送経路の長さが互いに略同一であることを特徴とする。
本発明によれば、エアベントタンクからポンプまでの液状体搬送経路の長さが互いに略同一であることとしたので、複数のポンプについて同一の流路抵抗とすることができる。これにより、液状体の供給速度にバラつきが生じることなく、安定して液状体を供給することができる。
上記の塗布装置は、前記エアベントタンクと前記ノズルとの間に前記液状体を貯留するバッファタンクが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、エアベントタンクとノズルとの間に液状体を貯留するバッファタンクが設けられていることとしたので、エアベントタンクの負担を軽減することができる。
本発明によれば、エアベントタンクからポンプまで液状体をより早く供給することができ、処理タクトを短縮することができる。また、エアベントタンクをポンプに近接させることによって、当該エアベントタンクからポンプまでの液状体の流通経路長を短くすることができるため、流路抵抗を低く抑えることができる。加えて、エアベントタンクからポンプまでの液状体の流通経路長を短くすることにより、当該流通経路でのマイクロバブルの発生を抑制することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る塗布装置1は、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板上にレジストを塗布する塗布装置であり、基板搬送部2と、塗布部3と、管理部4とを主要な構成要素としている。この塗布装置1は、基板搬送部2によって基板を浮上させて搬送しつつ塗布部3によって当該基板上にレジストが塗布されるようになっており、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。塗布装置1の塗布部3には、レジストを供給するためのレジスト供給機構60が設けられている。
図2は塗布装置1の正面図、図3は塗布装置1の平面図、図4は塗布装置1の側面図である。これらの図を参照して、塗布装置1の詳細な構成を説明する。
(基板搬送部)
まず、基板搬送部2の構成を説明する。
基板搬送部2は、基板搬入領域20と、塗布処理領域21と、基板搬出領域22と、搬送機構23と、これらを支持するフレーム部24とを有している。この基板搬送部2では、搬送機構23によって基板Sが基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22へと順に搬送されるようになっている。基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22は、基板搬送方向の上流側から下流側へこの順で配列されている。搬送機構23は、基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22の各部に跨るように当該各部の一側方に設けられている。
以下、塗布装置1の構成を説明するにあたり、表記の簡単のため、図中の方向をXYZ座標系を用いて説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板の搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向(基板搬送方向)に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
基板搬入領域20は、装置外部から搬送されてきた基板Sを搬入する部位であり、搬入側ステージ25と、リフト機構26とを有している。
搬入側ステージ25は、フレーム部24の上部に設けられており、例えばSUSなどからなる平面視で矩形の板状部材である。この搬入側ステージ25は、X方向が長手になっている。搬入側ステージ25には、エア噴出孔25aと、昇降ピン出没孔25bとがそれぞれ複数設けられている。これらエア噴出孔25a及び昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25を貫通するように設けられている。
エア噴出孔25aは、搬入側ステージ25のステージ表面25c上にエアを噴出する孔であり、例えば搬入側ステージ25のうち基板Sの通過する領域に平面視マトリクス状に配置されている。このエア噴出孔25aには図示しないエア供給源が接続されている。この搬入側ステージ25では、エア噴出孔25aから噴出されるエアによって基板Sを+Z方向に浮上させることができるようになっている。
昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25のうち基板Sの搬入される領域に設けられている。当該昇降ピン出没孔25bは、ステージ表面25cに供給されたエアが漏れ出さない構成になっている。
この搬入側ステージ25のうちY方向の両端部には、アライメント装置25dが1つずつ設けられている。アライメント装置25dは、搬入側ステージ25に搬入された基板Sの位置を合わせる装置である。各アライメント装置25dは長孔と当該長孔内に設けられた位置合わせ部材を有しており、搬入ステージ25に搬入される基板を両側から機械的に挟持するようになっている。
リフト機構26は、搬入側ステージ25の基板搬入位置の裏面側に設けられている。このリフト機構26は、昇降部材26aと、複数の昇降ピン26bとを有している。昇降部材26aは、図示しない駆動機構に接続されており、当該駆動機構の駆動によって昇降部材26aがZ方向に移動するようになっている。複数の昇降ピン26bは、昇降部材26aの上面から搬入側ステージ25へ向けて立設されている。各昇降ピン26bは、それぞれ上記の昇降ピン出没孔25bに平面視で重なる位置に配置されている。昇降部材26aがZ方向に移動することで、各昇降ピン26bが昇降ピン出没孔25bからステージ表面25c上に出没するようになっている。各昇降ピン26bの+Z方向の端部はそれぞれZ方向上の位置が揃うように設けられており、装置外部から搬送されてきた基板Sを水平な状態で保持することができるようになっている。
塗布処理領域21は、レジストの塗布が行われる部位であり、基板Sを浮上支持する処理ステージ27が設けられている。
処理ステージ27は、ステージ表面27cが例えば硬質アルマイトを主成分とする光吸収材料で覆われた平面視で矩形の板状部材であり、搬入側ステージ25に対して+X方向側に設けられている。処理ステージ27のうち光吸収材料で覆われた部分では、レーザ光などの光の反射が抑制されるようになっている。この処理ステージ27は、Y方向が長手になっている。処理ステージ27のY方向の寸法は、搬入側ステージ25のY方向の寸法とほぼ同一になっている。処理ステージ27には、ステージ表面27c上にエアを噴出する複数のエア噴出孔27aと、ステージ表面27c上のエアを吸引する複数のエア吸引孔27bとが設けられている。これらエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bは、処理ステージ27を貫通するように設けられている。また、処理ステージ27の内部には、エア噴出孔27a及びエア吸引孔27bを通過する気体の圧力に抵抗を与えるための図示しない溝が複数設けられている。この複数の溝は、ステージ内部においてエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bに接続されている。
処理ステージ27では、エア噴出孔27aのピッチが搬入側ステージ25に設けられるエア噴出孔25aのピッチよりも狭く、搬入側ステージ25に比べてエア噴出孔27aが密に設けられている。このため、この処理ステージ27では他のステージに比べて基板の浮上量を高精度で調節できるようになっており、基板の浮上量が例えば100μm以下、好ましくは50μm以下となるように制御することが可能になっている。
基板搬出領域22は、レジストが塗布された基板Sを装置外部へ搬出する部位であり、搬出側ステージ28と、リフト機構29とを有している。この搬出側ステージ28は、処理ステージ27に対して+X方向側に設けられており、基板搬入領域20に設けられた搬入側ステージ25とほぼ同様の材質、寸法から構成されている。搬出側ステージ28には、搬入側ステージ25と同様、エア噴出孔28a及び昇降ピン出没孔28bが設けられている。リフト機構29は、搬出側ステージ28の基板搬出位置の裏面側に設けられており、例えばフレーム部24に支持されている。リフト機構29の昇降部材29a及び昇降ピン29bは、基板搬入領域20に設けられたリフト機構26の各部位と同様の構成になっている。このリフト機構29は、搬出側ステージ28上の基板Sを外部装置へと搬出する際に、基板Sの受け渡しのため昇降ピン29bによって基板Sを持ち上げることができるようになっている。
搬送機構23は、搬送機23aと、真空パッド23bと、レール23cとを有している。搬送機23aは内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって搬送機23aがレール23c上を移動可能になっている。
この搬送機23aは、所定の部分23dが平面視で基板Sの−Y方向端部に重なるように配置されている。この基板Sに重なる部分23dは、基板Sを浮上させたときの基板裏面の高さ位置よりも低い位置に設けられている。
真空パッド23bは、搬送機23aのうち上記基板Sに重なる部分23dに複数配列されている。この真空パッド23bは、基板Sを真空吸着させる吸着面を有しており、当該吸着面が上方を向くように配置されている。真空パッド23bは、吸着面が基板Sの裏面端部を吸着することで当該基板Sを保持可能になっている。各真空パッド23bは搬送機23aの上面からの高さ位置が調節可能になっており、例えば基板Sの浮上量に応じて真空パッド23bの高さ位置を上下させることができるようになっている。レール23cは、搬入側ステージ25、処理ステージ27及び搬出側ステージ28の側方に各ステージに跨って延在しており、当該レール23cを摺動することで搬送機23aが当該各ステージに沿って移動できるようになっている。
(塗布部)
次に、塗布部3の構成を説明する。
塗布部3は、基板S上にレジストを塗布する部分であり、門型フレーム31と、ノズル32と、レジスト供給機構60とを有している。
門型フレーム31は、支柱部材31aと、架橋部材31bとを有しており、処理ステージ27をY方向に跨ぐように設けられている。支柱部材31aは処理ステージ27のY方向側に1つずつ設けられており、各支柱部材31aがフレーム部24のY方向側の両側面にそれぞれ支持されている。各支柱部材31aは、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。架橋部材31bは、各支柱部材31aの上端部の間に架橋されており、当該支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構31cに接続されており、X方向に移動可能になっている。この移動機構31cによって門型フレーム31が管理部4との間で移動可能になっている。すなわち、門型フレーム31に設けられたノズル32が管理部4との間で移動可能になっている。また、この門型フレーム31は、図示しない移動機構によりZ方向にも移動可能になっている。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの−Z方向側の面に設けられている。このノズル32のうち−Z方向の先端には、自身の長手方向に沿ってスリット状の開口部32aが設けられており、当該開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。ノズル32は、開口部32aの長手方向がY方向に平行になると共に、当該開口部32aが処理ステージ27に対向するように配置されている。開口部32aの長手方向の寸法は搬送される基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジストが塗布されないようになっている。ノズル32の内部にはレジストを開口部32aに流通させる図示しない流通路が設けられており、この流通路にはレジスト供給機構60が接続されている。
支持部材31aには不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によって架橋部材31bに保持されたノズル32がZ方向に移動可能になっている。ノズル32には不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によってノズル32が架橋部材31bに対してZ方向に移動可能になっている。門型フレーム31の架橋部材31bの下面には、ノズル32の開口部32a、すなわち、ノズル32の先端と当該ノズル先端に対向する対向面との間のZ方向上の距離を測定するセンサ33が取り付けられている。
(管理部)
管理部4の構成を説明する。
管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト(液状体)の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2のうち塗布部3に対して−X方向側(基板搬送方向の上流側)に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。保持部材45は、移動機構45aに接続されている。当該移動機構45aにより、収容部44がX方向に移動可能になっている。
予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。これら予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43のY方向の各寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が各部位を跨いでアクセスできるようになっている。
予備吐出機構41は、レジストを予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41はノズル32に最も近くに設けられている。ディップ槽42は、内部にシンナーなどの溶剤が貯留された液体槽である。ノズル洗浄装置43は、ノズル32の開口部32a近傍をリンス洗浄する装置であり、Y方向に移動する図示しない洗浄機構と、当該洗浄機構を移動させる図示しない移動機構とを有している。この移動機構は、洗浄機構よりも−X方向側に設けられている。ノズル洗浄装置43は、移動機構が設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。なお、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
(レジスト供給機構)
図5は、レジスト供給機構60の構成を模式的に示す図である。
図1から図5に示すように、レジスト供給機構60は、レジスト供給源61と、エアベントタンク63と、ポンプ65と、バッファタンク69と、これらの間に設けられる配管62、配管64、配管66、バルブ66a、配管66b、配管67、配管68とを備えており、当該レジスト供給機構60によってノズル32内にレジストが供給されるようになっている。本実施形態ではポンプ65が2つ設けられた構成となっているが、説明の簡単のため図5においてはポンプ65が1つの場合について示している。これに伴い、図5においてバルブ66a及び配管66bの図示を省略し配管66が直接ノズル32に接続された状態で図示している。実際には図1〜図4に示すように配管66がバルブ66a及び配管66bを介してノズル32に接続されている。また、図1から図4において、バッファタンク69及び当該バッファタンク69に接続される配管67及び配管68の図示を省略している。レジスト供給機構60の各構成要素のうち、エアベントタンク63、ポンプ65、バッファタンク69、配管64、配管66、配管67及び配管68は、塗布部3の門型フレーム31に設けられている。
レジスト供給源61は、例えばガロン瓶などの容器内にレジストが貯留された状態になっている。レジスト供給源61は、図示しない保持部材によって塗布装置1の外部に保持されている。配管62は、レジスト供給源61とエアベントタンク63との間を接続する。エアベントタンク63は、レジストに含まれる気泡などの気体を除去するタンクであり、支持部材31aの−Y方向側の面に取り付けられている。配管64は、エアベントタンク63とポンプ65との間を接続している。配管64にはバルブ64aが設けられている。
ポンプ65は、門型フレーム31の架橋部材31b上面にノズル32の長手方向に沿って2つ配置されており、当該2つのポンプ65がノズル32に対して互いにほぼ等距離となる位置に配置されている。ここでは、例えば架橋部材31bをY方向にほぼ3等分する位置にそれぞれポンプ65が配置されている。このようなポンプとして、例えばダイヤフラムポンプ、チューブフラムポンプ、シリンジポンプ等が好適に用いられる。これらのポンプの中でも、チューブフラムポンプが特に好ましい。このように、本実施形態では、エアベントタンク63とポンプ65とが近接して設けられている。配管66は、ポンプ65とノズル32との間を接続する。
配管67はエアベントタンク63とバッファタンク69との間を接続しており、配管64から分岐するように設けられている。配管67にはバルブ67aが設けられている。配管68はノズル32と配管67との間を接続している。配管68にはバルブ68aが設けられている。バッファタンク69は、ポンプ65の内圧を常圧に戻すためのタンクである。
(塗布装置の動作)
次に、上記のように構成された塗布装置1の動作を説明する。
図6〜図9は、塗布装置1の動作過程を示す平面図である。各図を参照して、基板Sにレジストを塗布する動作を説明する。この動作では、基板Sを基板搬入領域20に搬入し、当該基板Sを浮上させて搬送しつつ塗布処理領域21でレジストを塗布し、当該レジストを塗布した基板Sを基板搬出領域22から搬出する。図6〜図9には門型フレーム31及び管理部4の輪郭のみを破線で示し、ノズル32及び処理ステージ27の構成を判別しやすくした。以下、各部分における詳細な動作を説明する。
基板搬入領域20に基板を搬入する前に、塗布装置1をスタンバイさせておく。具体的には、搬入側ステージ25の基板搬入位置の−Y方向側に搬送機23aを配置させ、真空パッド23bの高さ位置を基板の浮上高さ位置に合わせておくと共に、搬入側ステージ25のエア噴出孔25a、処理ステージ27のエア噴出孔27a、エア吸引孔27b及び搬出側ステージ28のエア噴出孔28aからそれぞれエアを噴出又は吸引し、各ステージ表面に基板が浮上する程度にエアが供給された状態にしておく。また、ポンプ65内にレジストを充填させておく。具体的には、予備吐出動作及び当該予備吐出動作後のレジスト塗布に必要な分量のレジストを、2つのポンプ65内にそれぞれ充填させておく。ポンプ65内に充填されるレジストは、エアベントタンク63によってレジスト内のエアが除去された状態になっている。エアベントタンク63とポンプ65とが近接して設けられているため、短時間でレジストが移動することになる。また、エアベントタンク63とポンプ65とが近接配置されることにより当該エアベントタンク63とポンプ65との間を接続する配管64を短く形成でき、当該配管64の配管抵抗が抑えられることになる。
(1)基板搬入
この状態で、例えば図示しない搬送アームなどによって外部から図6に示す基板搬入位置に基板Sが搬送されてきたら、昇降部材26aを+Z方向に移動させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25bからステージ表面25cに突出させる。そして、昇降ピン26bによって基板Sが持ち上げられ、当該基板Sの受け取りが行われる。また、アライメント装置25dの長孔から位置合わせ部材をステージ表面25cに突出させておく。
基板Sを受け取った後、昇降部材26aを下降させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25b内に収容する。このとき、ステージ表面25cにはエアの層が形成されているため、基板Sは当該エアによりステージ表面25cに対して浮上した状態で保持される。基板Sがエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dによって基板Sの位置合わせを行い、基板搬入位置の−Y方向側に配置された搬送機23aの真空パッド23bを基板Sの−Y方向側端部に真空吸着させる。
(2)予備吐出
基板Sにレジストを塗布する前に、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。この予備吐出動作は、基板搬入開始とほぼ同時に行われる。まず図10に示すように、移動機構31cによって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32をノズル洗浄装置43にアクセスさせる。ノズル洗浄装置43では、ノズル32の開口部32a近傍に向けてシンナー等の洗浄液を吐出するとともに、必要に応じて窒素ガスをシンナーと同時にノズル32の開口部32aに吐出しながら、図示しない洗浄機構をノズル32の長手方向にスキャンさせることによって、ノズル32を洗浄する。
ノズル32の洗浄後、当該ノズル32を予備吐出ユニット42にアクセスさせる。予備吐出ユニット42では、開口部32aと予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の開口部32aをZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向へ移動させながら開口部32aからレジストを予備吐出する。この予備吐出では、2つ設けられたポンプ65のうちレジストが充填された一方のポンプ65によってノズル32の流通路に圧送される。圧送を行うに際して、当該圧送を行うポンプ65と配管66bとが接続され、他方のポンプ65と配管66bとの間が遮断されるようにバルブ66aを設定しておく。
予備吐出を行った後、門型フレーム31を元の位置に戻し、次の基板Sが搬送されてきたら、図11に示すように移動機構32bによってノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42内にアクセスさせても良い。ディップ層42では、ノズル32の開口部32aをディップ槽42に貯留された溶剤(シンナー)の蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
(3)塗布
真空パッド23bによって基板Sの−Y方向側端部が吸着された後、搬送機23aをレール23cに沿って移動させる。基板Sが浮上した状態になっているため、搬送機23aの駆動力を比較的小さくしても基板Sはレール23cに沿ってスムーズに移動する。基板Sが搬入側ステージ25から処理ステージ27へと移動すると、処理ステージ27において当該基板Sの浮上量は100μm、好ましくは50μm以下となる。
基板Sの搬送方向先端がノズル32の開口部32aの位置に到達したら、基板S上にレジストの塗布が行われる。レジスト塗布動作では、2つ設けられたポンプ65のうち予備吐出動作において圧送を行ったポンプ65において、再度ポンプ65内のレジストがノズル32の流通路に圧送される。圧送されたレジストは、図7に示すように、開口部32aから基板Sへ向けて吐出される。このレジストの吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させながら行われる。基板Sの移動に伴い、図8に示すように基板S上にレジスト膜Rが塗布されていく。基板Sがレジストを吐出する開口部32aの下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機23aによって搬出側ステージ28へと搬送される。搬出側ステージ28では、ステージ表面28cに対して浮上した状態で、図9に示す基板搬出位置まで基板Sが搬送される。
(4)基板搬出
基板Sが基板搬出位置に到達したら、真空パッド23bの吸着が解除される。基板Sの吸着が解除された後、搬送機23aは再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻される。また、吸着解除後、リフト機構29の昇降部材29aが+Z方向に移動する。昇降部材29aの移動に伴い、昇降ピン29bが昇降ピン出没孔28bから基板Sの裏面へ突出し、基板Sが昇降ピン29bによって持ち上げられる。この状態で、例えば搬出側ステージ28の+X方向側に設けられた外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。このように基板Sの搬出が行われる。
(5)ポンプ充填
ポンプ充填動作は、レジストの吐出が終了した直後に開始される。レジストを吐出した直後は、当該レジストの吐出に用いられたポンプ65が空になっている。レジスト充填動作では、このポンプ65が作動し、空になった内部にレジストが充填される。ポンプ65内に充填されるレジストは、上記の動作と同様、エアベントタンク63によってレジスト内のエアが除去された状態になっている。この工程においても、エアベントタンク63とポンプ65とが近接して設けられているため、短時間でレジストが移動することになる。また、エアベントタンク63とポンプ65とが近接配置されることにより当該エアベントタンク63とポンプ65との間を接続する配管64を短く形成でき、当該配管64の配管抵抗が抑えられることになる。レジストの充填が行われている途中で、基板Sが搬出ステージ28へと搬送され、基板Sの搬出動作が行われる。
(6)次基板搬入
上記基板の次の基板(以下、「次基板」という。)S2の搬入は、上記基板Sの搬出動作の開始とほぼ同時に行われる。搬入動作については上記基板Sの搬入動作と同様であり、昇降ピン26bによる次基板S2の受け取り後、搬入ステージ25上に浮上保持され、アライメントが行われる。上記基板Sの搬出時に基板搬入位置まで戻された搬送機23aは、次基板S2のアライメントが終了する前に基板搬入位置に戻ることになる。次基板S2は、基板搬入位置に戻った搬送機23aの吸着パッド23bによって吸着される。
(7)次基板予備吐出
上記の(3)で説明した基板搬送・レジスト塗布動作が終了したら、次基板S2にレジストを吐出するための予備吐出動作を行う。この予備吐出動作の内容については、上記(5)で説明した内容と同様である。この予備吐出動作では、2つのポンプ65のうち上記(2)及び(3)で圧送を行ったポンプ65とは異なるポンプ65によって圧送が行われる。このとき駆動するポンプ65と配管66bとが接続され、駆動しないポンプ65と配管66bとの間が遮断されるようにバルブ66aを切り替えておく。次基板予備吐出動作の開始時には、上記(2)及び(3)で圧送を行ったポンプ65はレジスト充填動作を行っている状態にある。また、次基板S2の搬入動作が終了するタイミングとほぼ同じタイミングに次基板予備吐出動作も終了する。したがって、この次基板予備吐出動作は、上記基板Sの搬出動作、次基板S2の搬入動作及びレジスト充填動作と並行して行われることになる。
(8)次基板塗布
次基板S2が搬入ステージ25に搬入され、吸着パッド23bによって吸着されたら、当該次基板S2を処理ステージ27へと搬送する。次基板S2が処理ステージ27に搬送されたら、当該次基板S2にレジストを塗布する。この次基板S2の搬送動作及び塗布動作の内容については、上記(2)で説明した内容と同様である。この塗布動作では、2つのポンプ65のうち上記(7)の予備吐出動作の際に圧送を行ったポンプ65によってレジストの圧送を行う。
(9)次基板搬出
次基板S2が基板搬出位置に到達したら、当該次基板S2の搬出動作を行う。この動作の内容は、上記(3)の内容と同様である。
(10)次ポンプ充填
このポンプ充填動作は、次基板S2に対するレジストの吐出が終了した直後に開始される。このレジスト充填動作でも、上記(5)で説明したレジスト充填動作と同様に、このポンプ65が作動し、次基板S2にレジストを吐出した直後で空になった内部にレジストが充填される。レジストの充填が行われている途中で、次基板S2が搬出ステージ28へと搬送され、当該次基板S2の搬出動作が行われる。
以下、上記の(5)〜(10)の動作が繰り返される。
このように、本実施形態によれば、レジストに含まれる気体を除去するエアベントタンク63が当該レジストをノズル32に供給するポンプ65に近接して設けられているので、エアベントタンク63からポンプ65までレジストをより早く供給することができ、処理タクトを短縮することができる。また、エアベントタンク63をポンプ65に近接させることによって、当該エアベントタンク63からポンプ65までの配管64の長さを短くすることができるため、流路抵抗を低く抑えることができる。加えて、エアベントタンク63からポンプ65までの配管64の長さを短くすることにより、当該配管64でのマイクロバブルの発生を抑制することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
塗布装置1の全体構成については、上記実施形態では、搬送機構23を各ステージの−Y方向側に配置する構成としたが、これに限られることは無い。例えば、搬送機構23を各ステージの+Y方向側に配置する構成であっても構わない。また、図12に示すように、各ステージの−Y方向側には上記の搬送機構23(搬送機23a、真空パッド23b、レール23c)を配置し、+Y方向側には当該搬送機構23と同一の構成の搬送機構53(搬送機53a、真空パッド53b、レール53c)を配置して、搬送機構23と搬送機構53とで異なる基板を搬送できるように構成しても構わない。例えば、同図に示すように搬送機構23には基板S1を搬送させ、搬送機構53には基板S2を搬送させるようにする。この場合、搬送機構23と搬送機構53とで基板を交互に搬送することが可能となるため、スループットが向上することになる。また、上記の基板S、S1、S2の半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、例えば搬送機構23と搬送機構53とで1枚ずつ保持し、搬送機構23と搬送機構53とを+X方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送させることができる。このような構成により、スループットを向上させることができる。
また、上記実施形態においては、ポンプ65及びエアベントタンク63が塗布部3の門型フレーム31に設けられた構成であったが、これに限られることは無く、例えば塗布部3の他の部分に設けられた構成であっても構わない。また、塗布部3に限られず、例えば管理部4の収容部44や支持部材45に設けられた構成であっても構わないし、塗布装置1に門型フレーム31のようなフレーム(第2フレーム)を別途設けて、当該フレーム上に配置する構成であっても構わない。
また、上記実施形態においては、ポンプ65が架橋部材31bに設けられておりエアベントタンク63が支柱部材31aに設けられた構成であったが、これに限られることは無い。例えば、エアベントタンク63とポンプ65とを門型フレーム31の支持部材31a及び架橋部材31bのうち同じ側に設けた構成としても構わない。例えば、エアベントタンク63とポンプ65とを共に架橋部材31bに設ける構成、エアベントタンク63とポンプ65とを共に支柱部材31aに設ける構成のいずれであっても構わない。また、エアベントタンク63を架橋部材31bに設けてポンプ65を支柱部材31aに設けても構わない。これらのいずれの構成であっても、エアベントタンク63とポンプ65とが近接して配置された状態を保持することができる。
また、上記実施形態においては、ポンプ65が2つ設けられた構成であったが、これに限られることは無く、ポンプ65が1つ若しくは3つ以上設けられた構成であっても構わない。また、上記実施形態においては、1つのエアベントタンク65が複数のポンプ65のそれぞれに接続された構成としたが、これに限られることは無く、1つのポンプ65に1つ以上のエアベントタンク63が接続された構成であっても構わない。これにより、各エアベントタンク63の負担を軽減することができる。
また、上記実施形態では、エアベントタンク63から各ポンプ65までの配管64の距離が異なる構成としたが、例えばエアベントタンク63からポンプ65までの配管64の長さが互いに略同一であるように構成しても構わない。これにより、各ポンプ65について同一の配管抵抗とすることができるため、レジストの供給速度にバラつきが生じることなく、安定してレジストを供給することができる。
また、上記実施形態では、基板Sを浮上させて搬送させる塗布装置1を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば塗布部に基板の載置台が設けられ当該載置台に基板を載置させた状態でレジストの塗布を行う塗布装置であっても本発明の構成を適用することができる。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す正面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す平面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図。 本実施形態に係るレジスト供給機構の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の動作を示す図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 本実施形態に係る他の塗布装置の構成を示す平面図。
符号の説明
1…塗布装置 2…基板搬送部 3…塗布部 4…管理部 60…レジスト供給機構 61…レジスト供給源 62、64、66、67、68…配管 63…エアベントタンク 65…ポンプ 69…バッファタンク R…レジスト

Claims (14)

  1. 基板を搬送する基板搬送部と、基板に塗布するノズルを有する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記液状体を貯留する液状体供給源と、
    第一配管を介して前記ノズルに接続され、前記液状体を前記ノズルに供給するポンプと、
    第二配管を介して前記液状体供給源に接続されると共に第三配管を介して前記ポンプに接続され、前記ポンプに近接して設けられ、前記ポンプに供給される前の前記液状体に含まれる気体を除去するエアベントタンクと
    を備え
    前記ポンプ、前記エアベントタンク及び前記第三配管は、前記ノズルと一体で移動可能に設けられている
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 前記塗布部は、前記基板を載置する載置台を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記基板搬送部は、前記基板を浮上させて搬送する浮上搬送手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  4. 前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記塗布部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  5. 前記塗布部は、前記ノズルを設置する第1フレーム部を有し、
    前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記第1フレーム部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  6. 前記第1フレーム部は、前記基板搬送部の上空に昇降可能に設けられ前記ノズルを支持する梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有し、
    前記エアベントタンクは、前記柱部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  7. 前記第1フレーム部は、前記ノズルを支持し前記基板搬送部の上空に設けられ前記基板搬送部に対して昇降可能な梁部材と、前記梁部材を支持する柱部材とを有し、
    前記エアベントタンクは、前記梁部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  8. 前記ポンプは、前記梁部材及び前記柱部材のうち前記エアベントタンクが設けられている部材と同じ側に設けられている
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の塗布装置。
  9. 前記ポンプは、前記梁部材及び前記柱部材のうち前記エアベントタンクが設けられている部材とは異なる側に設けられている
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の塗布装置。
  10. 前記ノズルに対して前記基板の搬送方向の上流側に配置された第2フレーム部を更に備え、
    前記ポンプ及び前記エアベントタンクは、前記第2フレーム部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  11. 前記ポンプは複数設けられており、
    前記エアベントタンクは、前記複数のポンプのそれぞれに接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  12. 前記ポンプは複数設けられており、
    前記エアベントタンクは、前記ポンプごとにそれぞれ1つ以上設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  13. 前記エアベントタンクから前記ポンプまでの液状体搬送経路の長さが互いに略同一である
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の塗布装置。
  14. 前記エアベントタンクと前記ノズルとの間に前記液状体を貯留するバッファタンクが設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項13のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
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