JP4942589B2 - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布装置及び塗布方法に関する。
液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線パターンや電極パターンなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、例えばフォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト膜を形成する工程、このレジスト膜をパターン露光する工程、その後に当該レジスト膜を現像する工程がそれぞれ行われる。
基板の表面上にレジスト膜を塗布する装置として、スリットノズルを固定し、当該スリットノズルの下を移動するガラス基板にレジストを塗布する塗布装置が知られている。その中でも、ステージ上に気体を噴出することで基板を浮上移動させる塗布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−236092号公報
しかしながら、ステージ上に噴出される気体がノズルに吹きつけられると、ノズル内のレジストの粘度が増加したり、ノズル内が乾燥して詰まりの原因になったりする。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、液状体の高粘度化を抑え、塗布部の乾燥を抑えることが可能な塗布装置及び塗布方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔とを備え、前記ノズルは、その先端に平面視で重なる前記気体噴出孔の数が最も少なくなるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、塗布部に設けられ液状体を吐出するノズルと、基板搬送部のうちノズルに対応する領域に複数設けられ基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔とを備え、ノズルはその先端に平面視で重なる気体噴出孔の数が最も少なくなるように配置されていることとしたので、気体噴出孔からノズルに直接吹き付けられる気体の量を最小限に抑えられることになる。これにより、液状体の高粘度化を抑えることができ、ノズルの乾燥を抑えることが可能になる。
上記の塗布装置は、前記ノズルは、その先端が平面視で前記気体噴出孔から外れた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの先端が平面視で気体噴出孔から外れた位置に配置されているので、気体噴出孔からノズルの先端に直接気体が吹き付けられるのを回避することができる。これにより、液状体の高粘度化をより確実に抑えることができ、ノズルの乾燥をより確実に抑えることが可能になる。ノズルの先端を気体噴出孔から外れた位置に配置することにより、液状体の落下領域において基板に対する振動が最も少なくなるため、液状体の塗布状態を向上させることにもつながる。
上記の塗布装置は、前記気体噴出孔は、前記基板搬送部上に複数配列されており、前記ノズルの先端が平面視で前記気体噴出孔の間に位置するように前記ノズルが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、気体噴出孔が基板搬送部上に複数配列されており、ノズルの先端が平面視で気体噴出孔の間に位置するようにノズルが配置されていることとしたので、気体噴出孔からノズルの先端に直接吹き付けられる気体の量を抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記気体噴出孔は、前記基板搬送部上にマトリクス状に複数配列されており、前記マトリクスの行方向及び列方向についての前記気体噴出孔のピッチがほぼ同一になっており、前記ノズルは、その先端が平面視で隣接する前記気体噴出孔のほぼ中央に位置するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、気体噴出孔が基板搬送部上にマトリクス状に複数配列されており、マトリクスの行方向及び列方向についての気体噴出孔のピッチがほぼ同一になっており、ノズルはその先端が平面視で隣接する気体噴出孔のほぼ中央に位置するように配置されていることとしたので、気体噴出孔からノズルの先端に直接吹き付けられる気体の量を抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記ノズルに対応する領域のうち平面視で前記ノズルに重なる領域は、それ以外の領域に比べて前記気体噴出孔の間隔が大きくなっていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルに対応する領域のうち平面視でノズルに重なる領域がそれ以外の領域に比べて気体噴出孔の間隔が大きくなっていることとしたので、ノズルに直接吹き付けられる気体の量を当該ノズルの周囲に比べて少なくすることが可能となる。
上記の塗布装置は、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、吸引を行う吸引孔を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、気体噴出孔において気体の噴出を行い、吸引孔において吸引を行う場合であっても、ノズルに直接吹き付けられる気体の量を最小限に抑えることが可能となる。
本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔と、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分に複数設けられ、吸引を行う吸引孔とを備え、前記ノズルは、その先端に平面視で重なる前記気体噴出孔及び前記吸引孔の数が最も少なくなるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルはその先端に平面視で重なる気体噴出孔及び吸引孔の数が最も少なくなるように配置されていることとしたので、気体噴出孔から噴出される気体及び吸引孔から吸引される気体のノズルに対する影響を最小限に抑えることができる。これにより、液状体の高粘度化を抑えることができ、ノズルの乾燥を抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記ノズルは、平面視で前記気体噴出孔及び前記吸引孔から外れた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルは平面視で気体噴出孔及び吸引孔から外れた位置に配置されていることとしたので、気体噴出孔からノズルの先端に吹き付けられる気体の影響及び吸引孔によって吸引される気体の影響を最小限に抑えることができる。これにより、液状体の高粘度化をより確実に抑えることができ、ノズルの乾燥をより確実に抑えることが可能になる。
本発明に係る塗布装置は、基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔と、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分に複数設けられ、吸引を行う吸引孔とを備え、前記ノズルは、その先端において前記気体噴出孔及び前記吸引孔による影響が最も少なくなる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルはその先端において気体噴出孔及び吸引孔による影響が最も少なくなる位置に配置されていることとしたので、気体噴出孔及び吸引孔による影響に起因する液状体の高粘度化及びノズルの乾燥を確実に抑えることが可能となる。
上記の塗布装置は、前記ノズルの先端は、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿ってスリット状に設けられていることを特徴とする。
ノズルの先端が基板の搬送方向に交差する方向に沿ってスリット状に設けられている場合、気体の影響がスリットを介してノズルの内部に及ぼされることになる。本発明によれば、当該気体の影響が最小限に抑えられるので、液状体の高粘度化及びノズルの乾燥を確実に抑えることが可能となる。
上記の塗布装置は、前記ノズルの先端は、前記液状体を吐出する複数の吐出部が設けられており、前記複数の吐出部は、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って配列されていることを特徴とする。
ノズルの先端に液状体を吐出する複数の吐出部が設けられており、複数の吐出部が基板の搬送方向に交差する方向に沿って配列されている場合、気体の影響が当該吐出部を介してノズルの内部に及ぼされることになる。本発明によれば、当該気体の影響が最小限に抑えられるので、液状態の高粘度化及びノズルの乾燥を確実に抑えることが可能となる。
本発明に係る塗布方法は、基板搬送部で基板を浮上させて搬送しつつノズルによって前記基板上に液状体を塗布する塗布方法であって、前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分には、気体噴出を行う気体噴出孔が複数設けられており、前記液状体の塗布に先立って、前記ノズルの先端に平面視で重なる前記気体噴出孔の数が最も少なくなるように前記ノズルを配置することを特徴とする。
本発明によれば、液状体の塗布に先立って、ノズルの先端に平面視で重なる気体噴出孔の数が最も少なくなるようにノズルを配置することとしたので、液状体を塗布する際にはノズルの先端に気体噴出孔から吹き付けられる気体の量を最小限に抑えることが可能となる。これにより、液状体の高粘度化及びノズルの乾燥を抑えることが可能となる。
本発明によれば、液状体の高粘度化を抑え、塗布部の乾燥を抑えることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る塗布装置1は、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板上にレジストを塗布する塗布装置であり、基板搬送部2と、塗布部3と、管理部4とを主要な構成要素としている。この塗布装置1は、基板搬送部2によって基板を浮上させて搬送しつつ塗布部3によって当該基板上にレジストが塗布されるようになっており、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。
図2は塗布装置1の正面図、図3は塗布装置1の平面図、図4は塗布装置1の側面図である。これらの図を参照して、塗布装置1の詳細な構成を説明する。
(基板搬送部)
まず、基板搬送部2の構成を説明する。
基板搬送部2は、基板搬入領域20と、塗布処理領域21と、基板搬出領域22と、搬送機構23と、これらを支持するフレーム部24とを有している。この基板搬送部2では、搬送機構23によって基板Sが基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22へと順に搬送されるようになっている。基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22は、基板搬送方向の上流側から下流側へこの順で配列されている。搬送機構23は、基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22の各部に跨るように当該各部の一側方に設けられている。
以下、塗布装置1の構成を説明するにあたり、表記の簡単のため、図中の方向をXYZ座標系を用いて説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板の搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向(基板搬送方向)に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
基板搬入領域20は、装置外部から搬送されてきた基板Sを搬入する部位であり、搬入側ステージ25と、リフト機構26とを有している。
搬入側ステージ25は、フレーム部24の上部に設けられており、例えばSUSなどからなる平面視で矩形の板状部材である。この搬入側ステージ25は、X方向が長手になっている。搬入側ステージ25には、エア噴出孔25aと、昇降ピン出没孔25bとがそれぞれ複数設けられている。これらエア噴出孔25a及び昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25を貫通するように設けられている。
エア噴出孔25aは、搬入側ステージ25のステージ表面25c上にエアを噴出する孔であり、例えば搬入側ステージ25のうち基板Sの通過する領域に平面視マトリクス状に配置されている。このエア噴出孔25aには図示しないエア供給源が接続されている。この搬入側ステージ25では、エア噴出孔25aから噴出されるエアによって基板Sを+Z方向に浮上させることができるようになっている。
昇降ピン出没孔25bは、搬入側ステージ25のうち基板Sの搬入される領域に設けられている。当該昇降ピン出没孔25bは、ステージ表面25cに供給されたエアが漏れ出さない構成になっている。
この搬入側ステージ25のうちY方向の両端部には、アライメント装置25dが1つずつ設けられている。アライメント装置25dは、搬入側ステージ25に搬入された基板Sの位置を合わせる装置である。各アライメント装置25dは長孔と当該長孔内に設けられた位置合わせ部材を有しており、搬入ステージ25に搬入される基板を両側から機械的に挟持するようになっている。
リフト機構26は、搬入側ステージ25の基板搬入位置の裏面側に設けられている。このリフト機構26は、昇降部材26aと、複数の昇降ピン26bとを有している。昇降部材26aは、図示しない駆動機構に接続されており、当該駆動機構の駆動によって昇降部材26aがZ方向に移動するようになっている。複数の昇降ピン26bは、昇降部材26aの上面から搬入側ステージ25へ向けて立設されている。各昇降ピン26bは、それぞれ上記の昇降ピン出没孔25bに平面視で重なる位置に配置されている。昇降部材26aがZ方向に移動することで、各昇降ピン26bが昇降ピン出没孔25bからステージ表面25c上に出没するようになっている。各昇降ピン26bの+Z方向の端部はそれぞれZ方向上の位置が揃うように設けられており、装置外部から搬送されてきた基板Sを水平な状態で保持することができるようになっている。
塗布処理領域21は、レジストの塗布が行われる部位であり、基板Sを浮上支持する処理ステージ27が設けられている。
処理ステージ27は、ステージ表面27cが例えば硬質アルマイトを主成分とする光吸収材料で覆われた平面視で矩形の板状部材であり、搬入側ステージ25に対して+X方向側に設けられている。処理ステージ27のうち光吸収材料で覆われた部分では、レーザ光などの光の反射が抑制されるようになっている。この処理ステージ27は、Y方向が長手になっている。処理ステージ27のY方向の寸法は、搬入側ステージ25のY方向の寸法とほぼ同一になっている。処理ステージ27には、ステージ表面27c上にエアを噴出する複数のエア噴出孔27aと、ステージ表面27c上のエアを吸引する複数のエア吸引孔27bとが設けられている。これらエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bは、処理ステージ27を貫通するように設けられている。また、処理ステージ27の内部には、エア噴出孔27a及びエア吸引孔27bを通過する気体の圧力に抵抗を与えるための図示しない溝が複数設けられている。この複数の溝は、ステージ内部においてエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bに接続されている。
処理ステージ27では、エア噴出孔27aのピッチが搬入側ステージ25に設けられるエア噴出孔25aのピッチよりも狭く、搬入側ステージ25に比べてエア噴出孔27aが密に設けられている。このため、この処理ステージ27では他のステージに比べて基板の浮上量を高精度で調節できるようになっており、基板の浮上量が例えば100μm以下、好ましくは50μm以下となるように制御することが可能になっている。
基板搬出領域22は、レジストが塗布された基板Sを装置外部へ搬出する部位であり、搬出側ステージ28と、リフト機構29とを有している。この搬出側ステージ28は、処理ステージ27に対して+X方向側に設けられており、基板搬入領域20に設けられた搬入側ステージ25とほぼ同様の材質、寸法から構成されている。搬出側ステージ28には、搬入側ステージ25と同様、エア噴出孔28a及び昇降ピン出没孔28bが設けられている。リフト機構29は、搬出側ステージ28の基板搬出位置の裏面側に設けられており、例えばフレーム部24に支持されている。リフト機構29の昇降部材29a及び昇降ピン29bは、基板搬入領域20に設けられたリフト機構26の各部位と同様の構成になっている。このリフト機構29は、搬出側ステージ28上の基板Sを外部装置へと搬出する際に、基板Sの受け渡しのため昇降ピン29bによって基板Sを持ち上げることができるようになっている。
搬送機構23は、搬送機23aと、真空パッド23bと、レール23cとを有している。搬送機23aは内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって搬送機23aがレール23c上を移動可能になっている。
この搬送機23aは、所定の部分23dが平面視で基板Sの−Y方向端部に重なるように配置されている。この基板Sに重なる部分23dは、基板Sを浮上させたときの基板裏面の高さ位置よりも低い位置に設けられている。
真空パッド23bは、搬送機23aのうち上記基板Sに重なる部分23dに複数配列されている。この真空パッド23bは、基板Sを真空吸着させる吸着面を有しており、当該吸着面が上方を向くように配置されている。真空パッド23bは、吸着面が基板Sの裏面端部を吸着することで当該基板Sを保持可能になっている。各真空パッド23bは搬送機23aの上面からの高さ位置が調節可能になっており、例えば基板Sの浮上量に応じて真空パッド23bの高さ位置を上下させることができるようになっている。レール23cは、搬入側ステージ25、処理ステージ27及び搬出側ステージ28の側方に各ステージに跨って延在しており、当該レール23cを摺動することで搬送機23aが当該各ステージに沿って移動できるようになっている。
(塗布部)
次に、塗布部3の構成を説明する。
塗布部3は、基板S上にレジストを塗布する部分であり、門型フレーム31と、ノズル32とを有している。
門型フレーム31は、支柱部材31aと、架橋部材31bとを有しており、処理ステージ27をY方向に跨ぐように設けられている。支柱部材31aは処理ステージ27のY方向側に1つずつ設けられており、各支柱部材31aがフレーム部24のY方向側の両側面にそれぞれ支持されている。各支柱部材31aは、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。架橋部材31bは、各支柱部材31aの上端部の間に架橋されており、当該支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構31cに接続されており、X方向に移動可能になっている。この移動機構31cによって門型フレーム31が管理部4との間で移動可能になっている。すなわち、門型フレーム31に設けられたノズル32が管理部4との間で移動可能になっている。また、この門型フレーム31は、図示しない移動機構によりZ方向にも移動可能になっている。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの−Z方向側の面に設けられている。このノズル32のうち−Z方向の先端には、自身の長手方向に沿ってスリット状の開口部32aが設けられており、当該開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。ノズル32は、開口部32aの長手方向がY方向に平行になると共に、当該開口部32aが処理ステージ27に対向するように配置されている。開口部32aの長手方向の寸法は搬送される基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジストが塗布されないようになっている。ノズル32の内部にはレジストを開口部32aに流通させる図示しない流通路が設けられており、この流通路には図示しないレジスト供給源が接続されている。このレジスト供給源は例えば図示しないポンプを有しており、当該ポンプでレジストを開口部32aへと押し出すことで開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。支持部材31aには不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によって架橋部材31bに保持されたノズル32がZ方向に移動可能になっている。ノズル32には不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によってノズル32が架橋部材31bに対してZ方向に移動可能になっている。門型フレーム31の架橋部材31bの下面には、ノズル32の開口部32a、すなわち、ノズル32の先端と当該ノズル先端に対向する対向面との間のZ方向上の距離を測定するセンサ33が取り付けられている。
(管理部)
管理部4の構成を説明する。
管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト(液状体)の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2のうち塗布部3に対して−X方向側(基板搬送方向の上流側)に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。保持部材45は、移動機構45aに接続されている。当該移動機構45aにより、収容部44がX方向に移動可能になっている。
予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。これら予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43のY方向の各寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が各部位を跨いでアクセスできるようになっている。
予備吐出機構41は、レジストを予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41はノズル32に最も近くに設けられている。ディップ槽42は、内部にシンナーなどの溶剤が貯留された液体槽である。ノズル洗浄装置43は、ノズル32の開口部32a近傍をリンス洗浄する装置であり、Y方向に移動する図示しない洗浄機構と、当該洗浄機構を移動させる図示しない移動機構とを有している。この移動機構は、洗浄機構よりも−X方向側に設けられている。ノズル洗浄装置43は、移動機構が設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。なお、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
図5は、ノズル32の先端32cの位置とエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bの位置との関係を示す図である。
例えば図5(a)に示すように、エア噴出孔27a及びエア吸引孔27bが図中XY方向に所定のピッチでマトリクス状に配列されており、エア噴出孔27aとエア吸引孔27bとが隣接するような配置である場合、ノズル32は、その先端32cが平面視で重なるエア噴出孔27aが最も少なくなるように、例えばエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bから外して配置する。また、ノズル先端32cのスリット幅は50〜150μm程度になっている。
また、例えば図5(b)に示すように、エア噴出孔27a及びエア吸引孔27bが図中Y方向に向けて千鳥状に配置されており、エア噴出孔27aとエア吸引孔27bとがY方向に交互に配列されているような構成にすることもできる。この場合、ノズル32は、その先端32cが平面視で重なるエア噴出孔27aが最も少なくなるように配置することが好ましい。図5(b)においては、図中最右列ではY方向上のエア噴出孔27aの個数は3つ、図中右から2番目の列では2つ、図中右から3番目の列では3つ、図中中央の列では2つ、図中左から3番目の列では3つ、図中左から2番目の列では3つ、図中最左列では3つとなっている。したがって、ノズル先端32cが平面視で重なるエア噴出孔27aが最も少なくなるのは、ノズル32cの先端を図中右から2番目の列又は図中中央の列に平面視で重なるように配置する。
次に、上記のように構成された塗布装置1の動作を説明する。
図6〜図9は、塗布装置1の動作過程を示す平面図である。各図を参照して、基板Sにレジストを塗布する動作を説明する。この動作では、基板Sを基板搬入領域20に搬入し、当該基板Sを浮上させて搬送しつつ塗布処理領域21でレジストを塗布し、当該レジストを塗布した基板Sを基板搬出領域22から搬出する。図6〜図9には門型フレーム31及び管理部4の輪郭のみを破線で示し、ノズル32及び処理ステージ27の構成を判別しやすくした。以下、各部分における詳細な動作を説明する。
基板搬入領域20に基板を搬入する前に、塗布装置1をスタンバイさせておく。具体的には、搬入側ステージ25の基板搬入位置の−Y方向側に搬送機23aを配置させ、真空パッド23bの高さ位置を基板の浮上高さ位置に合わせておくと共に、搬入側ステージ25のエア噴出孔25a、処理ステージ27のエア噴出孔27a、エア吸引孔27b及び搬出側ステージ28のエア噴出孔28aからそれぞれエアを噴出又は吸引し、各ステージ表面に基板が浮上する程度にエアが供給された状態にしておく。また、レジスト塗布動作に先立って、ノズル先端32cが平面視でエア噴出孔27aに重なる数が最も少なくなるようにノズル32の位置を合わせておく。
この状態で、例えば図示しない搬送アームなどによって外部から図6に示す基板搬入位置に基板Sが搬送されてきたら、昇降部材26aを+Z方向に移動させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25bからステージ表面25cに突出させる。そして、昇降ピン26bによって基板Sが持ち上げられ、当該基板Sの受け取りが行われる。
基板Sを受け取った後、昇降部材26aを下降させて昇降ピン26bを昇降ピン出没孔25b内に収容する。このとき、ステージ表面25cにはエアの層が形成されているため、基板Sは当該エアによりステージ表面25cに対して浮上した状態で保持される。基板Sがエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dの位置合わせ部材によって基板Sの位置合わせが行われ、基板搬入位置の−Y方向側に配置された搬送機23aの真空パッド23bを基板Sの−Y方向側端部に真空吸着させる。基板Sの−Y方向側端部が吸着された状態を図6に示す。
真空パッド23bによって基板Sの−Y方向側端部が吸着された後、搬送機23aをレール23cに沿って処理ステージ27へと移動させる。基板Sが浮上した状態になっているため、搬送機23aの駆動力を比較的小さくしても基板Sはレール23cに沿ってスムーズに移動する。処理ステージ27では、エア噴出孔27aによるエア噴出に加えてエア吸引孔27bによるエア吸引が行われており、より高精度に浮上量が調整される。
基板Sの搬送方向先端がノズル32の開口部32aの位置に到達したら、図7に示すように、ノズル32の開口部32aから基板Sへ向けてレジストを吐出する。レジストの吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させながら行う。基板Sの移動に伴い、図8に示すように基板S上にレジスト膜Rが塗布されていく。基板Sがレジストを吐出する開口部32aの下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
基板SにレジストRの塗布が行われる前に、架橋部材31bに取り付けられた2つのレーザセンサ33によって基板Sとノズル32の先端部とのZ方向上の距離(塗布ギャップ)を算出する。この算出結果に基づいて、当該塗布ギャップが予め設定された所定の値になるように、支持部材31aに設けられた移動機構によって塗布ギャップを調整する。塗布ギャップの算出の際には、レーザ射出部33aから基板Sに向けてレーザ光が射出され、基板Sの表面でレーザ光が反射されてレーザ受光部33bに入射する。処理ステージ27のステージ表面27cが光吸収材料である硬質アルマイトで覆われているため、レーザ光はステージ表面27cで反射することなく、基板Sの表面で反射された光のみがレーザ受光部33bに入射することになる。基板Sにレジストの塗布が行われる間、架橋部材31bに取り付けられた2つのレーザセンサ33によって基板SのY方向の両端部の浮上量をそれぞれ測定する。レーザ射出部33aから基板Sに向けてレーザ光が射出され、基板Sの表面でレーザ光が反射されてレーザ受光部33bに入射する。処理ステージ27のステージ表面27cが光吸収材料である硬質アルマイトで覆われているため、レーザ光はステージ表面27cで反射することなく、基板Sの表面で反射された光のみがレーザ受光部33bに入射することになる。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機23aによって搬出側ステージ28へと搬送される。搬出側ステージ28では、ステージ表面28cに対して浮上した状態で、図9に示す基板搬出位置まで基板Sが搬送される。
基板Sが基板搬出位置に到達したら、真空パッド23bの吸着を解除し、リフト機構29の昇降部材29aを+Z方向に移動させる。すると、昇降ピン29bが昇降ピン出没孔28bから基板Sの裏面へ突出し、基板Sが昇降ピン29bによって持ち上げられる。この状態で、例えば搬出側ステージ28の+X方向側に設けられた外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。基板Sを搬送アームに渡した後、搬送機23aを再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻し、次の基板Sが搬送されるまで待機させる。
次の基板Sが搬送されてくるまでの間、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。図10に示すように、移動機構31cによって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32をノズル洗浄装置43にアクセスさせる。ノズル洗浄装置43では、ノズル32の開口部32a近傍に向けてシンナー等の洗浄液を吐出するとともに、必要に応じて窒素ガスをシンナーと同時にノズル32の開口部32aに吐出しながら、図示しない洗浄機構をノズル32の長手方向にスキャンさせることによって、ノズル32を洗浄する。
ノズル32の洗浄後、当該ノズル32を予備吐出ユニット42にアクセスさせる。予備吐出ユニット42では、開口部32aと予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の開口部32aをZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向へ移動させながら開口部32aからレジストRを予備吐出する。
予備吐出の後、図11に示すように門型フレーム31を元の位置に戻す。次の基板Sが搬送されてきたら、図121に示すように移動機構32bによってノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。このように、基板Sにレジスト膜Rを塗布する塗布動作と予備吐出動作とを繰り返し行わせることで、基板Sには良質なレジスト膜Rが形成されることになる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42内にアクセスさせても良い。ディップ層42では、ノズル32の開口部32aをディップ槽42に貯留されたシンナー又はレジストの蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
このように、本実施形態によれば、塗布部3よりも基板Sの搬送方向の上流側に塗布部3に対して非接続状態で設けられ、基板S上の異物を検知する異物検知機構60を備えるので、当該異物検知機構60によって基板S上の異物を検出することができる。また、例えばメンテナンスなどのため塗布部3を取り外すときであっても異物検知機構60を取り外す必要が無いため、異物検知機構60の設定をし直すという煩雑さを回避することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
塗布装置1の全体構成については、上記実施形態では、搬送機構23を各ステージの−Y方向側に配置する構成としたが、これに限られることは無い。例えば、搬送機構23を各ステージの+Y方向側に配置する構成であっても構わない。また、図12に示すように、各ステージの−Y方向側には上記の搬送機構23(搬送機23a、真空パッド23b、レール23c)を配置し、+Y方向側には当該搬送機構23と同一の構成の搬送機構53(搬送機53a、真空パッド53b、レール53c)を配置して、搬送機構23と搬送機構53とで異なる基板を搬送できるように構成しても構わない。例えば、同図に示すように搬送機構23には基板S1を搬送させ、搬送機構53には基板S2を搬送させるようにする。この場合、搬送機構23と搬送機構53とで基板を交互に搬送することが可能となるため、スループットが向上することになる。また、上記の基板S、S1、S2の半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、例えば搬送機構23と搬送機構53とで1枚ずつ保持し、搬送機構23と搬送機構53とを+X方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送させることができる。このような構成により、スループットを向上させることができる。
また、上記実施形態では、例えば図5(b)のようにノズル先端32cが各孔の中央部に平面視で重なるように配置された構成であったが、これに限られることは無く、例えば列の間(例えば図(b)の右から3列目と中央列との間など)に位置するようにノズル32を配置しても構わない。
また、上記実施形態では、例えば図5(a)及び図5(b)のように、エア噴出孔27a及びエア吸引孔27bの間隔が均一(等ピッチ)であったが、これに限られることは無く、例えばノズル32に重なる領域(図5(a)及び図5(b)において破線で囲まれた領域)は、それ以外の領域に比べてエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bの間隔が大きくなるように構成されていても構わない。
また、上記実施形態では、ノズル先端32cが平面視で重なるエア噴出孔27aの個数が最も少なくなるようにノズル32が配置された構成であったが、これに限られることは無く、ノズル先端32cが平面視で重なるエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bの両方の個数が最も少なくなるようにノズル32が配置された構成にすると、エアの影響がより少なくなるため、一層好ましい。また、これらの配置に限られず、ノズル先端32cにおいてエア噴出孔27a及びエア吸引孔27bによる影響が最も少なくなる位置にノズル32が配置された構成であれば、他の構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、ノズル先端32cの形状が、基板Sの搬送方向に交差する方向(Y方向)に沿ったスリット状であったが、これに限られることは無く、例えばレジストを吐出する複数の吐出部が設けられており、これらの複数の吐出部が基板Sの搬送方向に交差する方向(Y方向)に沿って配列されている構成であっても構わない。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す正面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す平面図。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図。 本実施形態に係るエア噴出機構及び吸引機構の構成を示す図。 本実施形態に係る塗布装置の動作を示す図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 同、動作図。 本実施形態に係る他の塗布装置の構成を示す平面図。
符号の説明
1…塗布装置 2…基板搬送部 3…塗布部 4…管理部 27a…エア噴出孔 27b…エア吸引孔 32…ノズル 32c…ノズル先端 S…基板 R…レジスト膜

Claims (12)

  1. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔と
    を備え、
    前記ノズルは、その先端に平面視で重なる前記気体噴出孔の数が最も少なくなるように配置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 前記ノズルは、その先端が平面視で前記気体噴出孔から外れた位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記気体噴出孔は、前記基板搬送部上に複数配列されており、
    前記ノズルの先端が平面視で前記気体噴出孔の間に位置するように前記ノズルが配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記気体噴出孔は、前記基板搬送部上にマトリクス状に複数配列されており、
    前記マトリクスの行方向及び列方向についての前記気体噴出孔のピッチがほぼ同一になっており、
    前記ノズルは、その先端が平面視で隣接する前記気体噴出孔のほぼ中央に位置するように配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の塗布装置。
  5. 前記ノズルに対応する領域のうち平面視で前記ノズルに重なる領域は、それ以外の領域に比べて前記気体噴出孔の間隔が大きくなっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  6. 前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、吸引を行う吸引孔を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  7. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔と、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分に複数設けられ、吸引を行う吸引孔と
    を備え、
    前記ノズルは、その先端に平面視で重なる前記気体噴出孔及び前記吸引孔の数が最も少なくなるように配置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  8. 前記ノズルは、平面視で前記気体噴出孔及び前記吸引孔から外れた位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の塗布装置。
  9. 基板を浮上させて搬送する基板搬送部と、当該基板搬送部によって搬送させつつ前記基板に液状体を塗布する塗布部とを備えた塗布装置であって、
    前記塗布部に設けられ、前記液状体を吐出するノズルと、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する領域に複数設けられ、前記基板を浮上させるための気体噴出を行う気体噴出孔と、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分に複数設けられ、吸引を行う吸引孔と
    を備え、
    前記ノズルは、その先端において前記気体噴出孔及び前記吸引孔による影響が最も少なくなる位置に配置されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  10. 前記ノズルの先端は、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿ってスリット状に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  11. 前記ノズルの先端は、前記液状体を吐出する複数の吐出部が設けられており、
    前記複数の吐出部は、前記基板の搬送方向に交差する方向に沿って配列されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
  12. 基板搬送部で基板を浮上させて搬送しつつノズルによって前記基板上に液状体を塗布する塗布方法であって、
    前記基板搬送部のうち前記ノズルに対応する部分には、気体噴出を行う気体噴出孔が複数設けられており、
    前記液状体の塗布に先立って、前記ノズルの先端に平面視で重なる前記気体噴出孔の数が最も少なくなるように前記ノズルを配置する
    ことを特徴とする塗布方法。
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