JP5663297B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布装置に関する。
液液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線パターンや電極パターンなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、例えばフォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト膜を形成する工程、このレジスト膜をパターン露光する工程、その後に当該レジスト膜を現像する工程がそれぞれ行われる。
基板の表面上にレジスト膜を塗布する装置として、スリットノズルを固定し、当該スリットノズルの下を移動するガラス基板にレジストを塗布する塗布装置が知られている。その中でも、ステージ上に気体を噴出することで基板を浮上移動させる塗布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような塗布装置においては、ステージ表面に例えば気体噴出孔や吸引孔が設けられ、気体の噴出及び吸引を行うことで基板の浮上量を調節できるようになっており、基板の浮上高さを調節しつつ基板を浮上させた状態でレジストの塗布が行われるようになっている。例えば、基板の搬入出を行う基板搬入部及び基板搬出部に対して、基板に液状体を塗布する塗布部において浮上高さをより厳密に調整するようにした構成が知られている。この構成においては、塗布部における基板の浮上高さを基板搬入部及び基板搬出部における基板の浮上高さに比べて低くすることで、より微細な浮上量の調整が可能となっている。
特開2005−236092号公報
しかしながら、上記構成においては、基板搬入部及び基板搬出部と塗布部との間で浮上高さが異なるため、例えば基板搬入部から塗布部に基板が移動する際に、浮上高さが急激に変化してしまう。この場合、基板がステージ表面に接触し、安定して基板を搬送することができなくなる場合があるため、例えば基板上に形成される塗布膜の膜厚にバラつきが生じる可能性がある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、塗布膜の膜厚のバラつきを抑えることができる塗布装置及び塗布方法を提供することを目的とする。
本発明に係る塗布装置は、第一浮上量で基板を浮上させる第一浮上部、及び、前記第一浮上量よりも小さい第二浮上量で前記基板を浮上させる第二浮上部、を有し、前記第一浮上部と前記第二浮上部との間で前記基板を連続的に搬送する基板搬送部と、前記第二浮上部において前記第二浮上量で浮上する前記基板に液状体を塗布する塗布部と、前記第一浮上部と前記第二浮上部との間を移動する前記基板の浮上量を調整する浮上量調整部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第一浮上部と第二浮上部との間を移動する基板の浮上量を調整することができるので、当該第一浮上部と第二浮上部との間における浮上量の急激な変化を防ぐことができる。これにより、基板を安定して搬送することができるため、塗布膜の膜厚のバラつきを抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記浮上量調整部は、前記第一浮上部から前記第二浮上部に向かうにつれて前記基板の前記浮上量が前記第一浮上量から徐々に前記第二浮上量へ変化するように設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、第一浮上部から第二浮上部に向かうにつれて浮上量が第一浮上量から徐々に第二浮上量へ変化するように基板を浮上させることができるため、浮上量の急激な変化を確実に抑えることができる。
上記の塗布装置は、前記浮上量調整部は、前記第二浮上部に対して前記基板の搬送方向の上流側に配置される上流側調整部と、前記第二浮上部に対して前記基板の搬送方向の下流側に配置される下流側調整部と、を有し、前記第一浮上部は、前記上流側調整部に対して前記基板の搬送方向の上流側に配置される基板搬入部と、前記下流側調整部に対して前記基板の搬送方向の下流側に配置される基板搬出部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、基板搬入部から第二浮上部に基板が搬送される場合、及び、第二浮上部から基板搬出部に基板が搬送される場合、の両方について、基板の浮上量の急激な変化を防ぐことができるため、当該基板を安定して搬送することができる。
上記の塗布装置は、前記基板搬送部は、前記基板を案内する案内面が形成されたステージを有し、前記第二浮上部及び前記浮上量調整部は、前記ステージに設けられており、前記ステージは、前記案内面に形成され当該案内面と前記基板との間の空間に気体を噴出する複数の噴出口、及び、前記空間を吸引する複数の吸引口、のうち少なくとも一方を有することを特徴とする。
このような構成によれば、第二浮上部及び浮上量調整部がステージに設けられた構成であり、当該ステージには複数の噴出口及び複数の吸引口のうち少なくとも一方が形成されているため、基板とステージとの間に配置される気体の量を調整することができる。このため、基板の浮上量が急激に変化するのを防ぐことができる。
上記の塗布装置は、前記ステージは、一部材で形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、第二浮上部と浮上量調整部とが一部材で形成されたステージに設けられているため、当該第二浮上部と浮上量調整部との間で基板をスムーズに移動させることができる。
上記の塗布装置は、前記ステージは、板状に形成されると共に一方の板面に前記案内面が設定されており、前記ステージのうち前記案内面の裏面を覆うように設けられた保護部材を更に備え、前記保護部材は、板面視で複数の領域に分割されると共に、分割された領域毎に分離可能に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、ステージのうち案内面の裏面を覆うように設けられた保護部材が、板面視で複数の領域に分割されると共に、分割された領域毎に分離可能に設けられていることとしたので、一部材で形成されたステージに対してメンテナンスを行いやすい構成となる。例えば、ステージの一部分に対してメンテナンスを行う場合、当該ステージの一部分に対応する領域の保護部材を分離すれば良いことになる。これにより、メンテナンス時の負担を軽減することができる。
上記の塗布装置は、前記ステージは、複数の前記噴出口及び複数の前記吸引口を有し、前記ステージのうち前記第二浮上部に設けられる前記噴出口及び前記吸引口の個数は、前記ステージのうち前記浮上量調整部に設けられる前記噴出口及び前記吸引口の個数よりも多いことを特徴とする。
このような構成によれば、ステージが複数の噴出口及び複数の吸引口を有する場合において、第二浮上部に設けられる噴出口及び吸引口の個数が、浮上量調整部に設けられる噴出口及び吸引口の個数よりも多いこととしたので、浮上量調整部よりも第二浮上部の浮上量をより精密に調整することができる。
上記の塗布装置は、前記第一浮上部は、前記基板を搬送する外部搬送機構との間で前記基板を受け渡す際に当該外部搬送機構の一部を収容する複数の収容部を有することを特徴とする。
このような構成によれば、第一浮上部が基板を搬送する外部搬送機構との間で基板を受け渡す際に当該外部搬送機構の一部を収容する複数の収容部を有することとしたので、外部搬送機構の一部を収容させる際に併せて基板の受け渡しを行うことができる。これにより、昇降ピンを設けなくても基板の受け渡しを行うことができるので、その分のコストを低下させることができる。また、昇降ピンを設けなくても基板の受け渡しを行うことができるので、処理タクトを短縮化することが可能となる。また、基板搬入領域又は基板搬出領域において直接基板の受け渡しを行うことができるため、基板搬送部上のスペースを効率的に利用することができる。これにより、塗布装置を小型化することができる。
上記の塗布装置は、前記収容部は、前記基板の搬送方向に直交する方向に所定の間隔を空けて複数設けられており、複数の前記収容部のそれぞれは、前記基板の搬送方向に沿った方向に形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、収容部が基板の搬送方向に直交する方向に所定の間隔を空けて複数設けられているので、異なる構成の外部搬送機構であっても幅広く当該外部搬送機構の一部を収容させることができる。また、複数の収容部のそれぞれが基板の搬送方向に沿った方向に形成されているので、基板の受け渡し後、スムーズに当該基板の搬送を行うことができる。
本発明に係る塗布方法は、第一浮上量で基板を浮上させる第一浮上部と、前記第一浮上量よりも小さい第二浮上量で前記基板を浮上させる第二浮上部との間で前記基板を連続的に搬送する基板搬送ステップと、前記第二浮上部において前記第二浮上量で浮上する前記基板に液状体を塗布する塗布ステップと、前記第一浮上部と前記第二浮上部との間を移動する前記基板の浮上量を調整する浮上量調整ステップとを含むことを特徴とする。
このような構成によれば、第一浮上部と第二浮上部との間を移動する基板の浮上量を調整することにより、当該第一浮上部と第二浮上部との間における浮上量の急激な変化を防ぐことができる。これにより、基板を安定して搬送することができるため、塗布膜の膜厚のバラつきを抑えることができる。
本発明によれば、塗布膜の膜厚のバラつきを抑えることができる。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図である。 搬送機の要部構成を示す図である。 本実施形態に係る塗布装置の処理ステージの構成を示す平面図である。 本実施形態に係る塗布装置の処理ステージの一部の構成を示す断面図である。 (a)〜(c)本実施形態に係る塗布装置の動作を示す図である。 同、動作図である。 同、動作図である。 同、動作図である。 同、動作図である。 同、動作図である。 同、動作図である。 (a)(b)同、動作図である。 (a)(b)本実施形態に対する比較例を示す図である。 変形例に係る搬送機構の構成を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に係る塗布装置1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る塗布装置1は、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板上にレジストを塗布する塗布装置であり、基板搬送部(基板搬送系)2と、塗布部(塗布系)3と、管理部4と、制御部CONTとを主要な構成要素としている。この塗布装置1は、基板搬送部(基板搬送系)2によって基板を浮上させて搬送しつつ塗布部(塗布系)3によって当該基板上にレジストが塗布されるようになっており、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。
図2は塗布装置1の正面図、図3は塗布装置1の平面図、図4は塗布装置1の側面図である。これらの図を参照して、塗布装置1の詳細な構成を説明する。
(基板搬送部)
まず、基板搬送部2の構成を説明する。
基板搬送部2は、基板搬入領域(第一浮上部)20と、塗布処理領域21と、基板搬出領域(第一浮上部)22と、搬送機構23と、これらを支持するフレーム部24とを有している。この基板搬送部2では、搬送機構23によって基板Sが基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22へと順に搬送されるようになっている。基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22は、基板搬送方向の上流側から下流側へこの順で配列されている。搬送機構23は、基板搬入領域20、塗布処理領域21及び基板搬出領域22の各部に跨るように当該各部の一側方に設けられている。
以下、塗布装置1の構成を説明するにあたり、表記の簡単のため、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板の搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向(基板搬送方向)に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
基板搬入領域20は、装置外部から搬送されてきた基板Sを搬入する部位であり、搬入側ステージ25を有している。
搬入側ステージ25は、フレーム部24の上部に設けられており、例えばSUSなどからなる平面視で矩形の板状部材である。この搬入側ステージ25は、X方向が長手になっている。搬入側ステージ25には、エア噴出口25aと、収容部25bとがそれぞれ複数設けられている。これらエア噴出口25aは、搬入側ステージ25を貫通するように設けられている。
エア噴出口25aは、搬入側ステージ25のステージ表面(搬送面)25c上にエアを噴出する孔であり、例えば搬入側ステージ25のうち基板Sの通過する領域に平面視マトリクス状に配置されている。このエア噴出口25aには図示しないエア供給源が接続されている。この搬入側ステージ25では、エア噴出口25aから噴出されるエアによって基板Sを+Z方向に浮上させることができるようになっている。
収容部25bは、外部搬送機構から基板Sを受けとる際に当該外部搬送機構の一部を収容する部分である。この収容部25bは、搬入側ステージ25の基板Sの搬入領域のうち−X方向の端部から+X方向に向けてほぼ全面に設けられている。収容部25bは、Y方向に沿って複数設けられている。
この搬入側ステージ25のうちY方向の両端部には、アライメント装置25dが1つずつ設けられている。アライメント装置25dは、搬入側ステージ25に搬入された基板Sの位置を合わせる装置である。各アライメント装置25dは長孔と当該長孔内に設けられた位置合わせ部材を有しており、搬入側ステージ25に搬入される基板を両側から機械的に挟持するようになっている。
塗布処理領域21は、レジストの塗布が行われる部位であり、基板Sを浮上支持する処理ステージ(ステージ)27が設けられている。
処理ステージ27は、ステージ表面(案内面)27cが例えば硬質アルマイトを主成分とする光吸収材料で覆われた平面視で矩形の板状部材であり、搬入側ステージ25に対して+X方向側に設けられている。処理ステージ27のうち光吸収材料で覆われた部分では、レーザ光などの光の反射が抑制されるようになっている。この処理ステージ27は、Y方向が長手になっている。処理ステージ27のY方向の寸法は、搬入側ステージ25のY方向の寸法とほぼ同一になっている。処理ステージ27には、ステージ表面27c上にエアを噴出する複数のエア噴出口27aと、ステージ表面27c上のエアを吸引する複数のエア吸引口27bとが設けられている。これらエア噴出口27a及びエア吸引口27bは、処理ステージ27を貫通するように設けられている。また、処理ステージ27の内部には、エア噴出口27a及びエア吸引口27bを通過する気体の圧力に抵抗を与えるための図示しない溝が形成された保護部材BL(BL1及びBL2)が設けられている。保護部材BL1及び保護部材BL2は、それぞれ板状に形成されており、重なった状態で配置されている。当該保護部材BL1及びBL2に設けられた複数の溝は、ステージ内部においてエア噴出口27a及びエア吸引口27bに接続されている。
処理ステージ27では、エア噴出口27aのピッチが搬入側ステージ25に設けられるエア噴出口25aのピッチよりも狭く、搬入側ステージ25に比べてエア噴出口27aが密に設けられている。また、処理ステージ27においては、エア噴出口27aとともにエア吸引口27bが密に設けられている。これにより、この処理ステージ27では他のステージに比べて基板の浮上量を高精度で調節できるようになっている(図7等参照)。処理ステージ27には、ステージ表面27cと基板Sとの間の距離を検出可能な検出部MSが設けられている。
基板搬出領域22は、レジストが塗布された基板Sを装置外部へ搬出する部位であり、搬出側ステージ28と、リフト機構29とを有している。この搬出側ステージ28は、処理ステージ27に対して+X方向側に設けられており、基板搬入領域20に設けられた搬入側ステージ25とほぼ同様の材質、寸法から構成されている。搬出側ステージ28には、エア噴出口28a及び昇降ピン出没孔28bが設けられている。
リフト機構29は、搬出側ステージ28の基板搬出位置の裏面側に設けられており、例えばフレーム部24に支持されている。
リフト機構29は、搬出側ステージ28の基板搬出位置の裏面側に設けられている。このリフト機構29は、昇降部材29aと、複数の昇降ピン29bとを有している。昇降部材29aは、図示しない駆動機構に接続されており、当該駆動機構の駆動によって昇降部材29aがZ方向に移動するようになっている。複数の昇降ピン29bは、昇降部材29aの上面から搬出側ステージ28へ向けて立設されている。各昇降ピン29bは、それぞれ上記の昇降ピン出没孔29bに平面視で重なる位置に配置されている。昇降部材29aがZ方向に移動することで、各昇降ピン29bが昇降ピン出没孔29bからステージ表面29c上に出没するようになっている。各昇降ピン29bの+Z方向の端部はそれぞれZ方向上の位置が揃うように設けられており、装置外部から搬送されてきた基板Sを水平な状態で保持することができるようになっている。
搬送機構23は、図4に示すように、第一搬送機構60と、第二搬送機構61とを備えている。なお、図3においては、第一搬送機構60が基板Sを保持した状態を示し、第一搬送機構60の下方に配置されている第二搬送機構61の図示を省略している。
第一搬送機構60は、搬送機(保持部)60aと、真空パッド(吸着部)60bと、レール60cと、搬送機60aを基板Sの搬送面と平行な面上を移動可能とする移動機構(進退機構)63とを有している。また、第二搬送機構61は、搬送機(保持部)61aと、真空パッド(吸着部)61bと、レール61cと、搬送機61aを昇降(上下動作)可能とする昇降機構(進退機構)62とを有している。レール60c,61cは、搬入側ステージ25、処理ステージ27及び搬出側ステージ28の側方に各ステージに跨って延在している。
搬送機60a,61aは、内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって搬送機60a,61aがレール60c,61c上を移動することで各ステージに沿って移動できるようになっている。すなわち、搬送機60a,61aは、基板Sを保持する保持部としての機能と、該保持部を駆動する駆動部としての機能とを備えたものとなっている。搬送機60a,61aは、所定の部分60d、61dが平面視で基板Sの−Y方向端部に重なるようになっている。この基板Sに重なる部分60d、61dは、基板Sを浮上させたときの基板裏面の高さ位置よりも低い位置に配置されるようになっている。
第二搬送機構61は、図4に示すように第一搬送機構60と比べて、フレーム部24の階段状の段差部24aの下段に配置されている。また、平面的に視ると、第二搬送機構61は、第一搬送機構60に対してステージ側に配置されている。
図4に示されるように、第二搬送機構61は、上記昇降機構62により搬送機61aを上昇させることで基板Sにアクセス可能(進退可能)となっている。一方、第一搬送機構60は、上記移動機構63により搬送機60aを基板Sの搬送面と平行な面上で水平移動させることで基板Sにアクセス可能(進退可能)となっている。第一搬送機構60の搬送機60aと第二搬送機構61の搬送機61aとは、それぞれ独立して移動可能となっている。
また、例えば、第一搬送機構60が基板Sを保持している場合、基板Sを保持していない第二搬送機構61の搬送機61aは、昇降機構62が下降することによって下方に待機し、第一搬送機構60(搬送機60a)の搬送経路から退避している。また、第二搬送機構61が基板Sを保持している場合、基板Sを保持していない第一搬送機構60の搬送機60aは、移動機構63によって−Y方向に移動し、第二搬送機構61(搬送機61a)の搬送経路から退避している。
図3に示すように、真空パッド60bは、搬送機60aのうち上記基板Sに重なる部分60dに基板Sの搬送方向に沿って複数(本実施形態では3個)配置されている。この真空パッド60bは、基板Sを真空吸着するための吸着面を有しており、当該吸着面が上方を向くように配置されている。真空パッド60bは、吸着面が基板Sの裏面端部を吸着することで当該基板Sを保持可能になっている。これら真空パッド60bは、基板Sの搬送方向前方側の端部から250mm以内を保持するのが好ましく、80mm以内とするのが望ましい。具体的に本実施形態では、搬送機60aは、基板Sの搬送方向前方の端部から真空パッド60bまでの距離Wが80mm以内となるように基板Sを保持している。これにより搬送機60aにより基板Sが均一に保持されて、基板端部が垂れ下がることが防止され、基板Sを均一に浮上させた状態で搬送することができる。したがって、基板S上に塗布されるレジストを乾燥固化させた膜にムラが生じるのを防止している。
なお、第二搬送機構61における搬送機61aの構造は、図3では図示されていないものの、上記搬送機60aと同一構成を有している。すなわち、搬送機61aにおける真空パッド61bは、上記基板Sに重なる部分に基板Sの搬送方向に沿って3個配置されている。
ここで、搬送機60a、61aの要部構成について説明する。なお、上述のように搬送機60a、61aはそれぞれ同一構成を有するものであることから、本説明では搬送機60aを例に挙げ、その構成について図5を参照しつつ説明する。なお、図5(a)は搬送機60aの要部の平面構成を示す図であり、図5(b)は搬送機60aの要部の断面構成を示す図である。
図5(a)に示されるように、搬送機60aに設けられる真空パッド60bは、基板Sとの接触部が平面視略長円状となっている。そして、真空パッド60bの内部には不図示の真空ポンプ等に接続される排気孔65が設けられている。真空パッド60bは、この排気孔65を介して真空パッド60bと基板Sとの間に生じる密閉空間を排気することで基板Sを真空吸着することが可能となっている。
また、図5(b)に示すように、搬送機60a上に設けられた真空パッド60bの側方には、搬送中の基板Sの位置を規制するストッパー部材(位置規制部材)66を備えている。このストッパー部材66は、基板Sの側面S1に対向するとともに、基板Sの下面側に対向する凸部66aを備えている。この凸部66aは、基板Sの下方への撓みを規制するストッパーとして機能する。凸部66aは、図5(a)に示されるように、真空パッド60bの外周部を枠状に囲んだ状態に設けられている。凸部66aの上面は、搬入側ステージ25の上面に対して−30〜+30μmの範囲に設定するのが好ましく、−20μm近傍に設定するのが望ましい。また、凸部66aと真空パッド60bとの位置関係は、真空パッド60bを0〜1mm程度上方に設定するのが好ましい。
なお、隣接する真空パッド60bの間に凸部66aが配置される構成、すなわち各真空パッド60bの四方を凸部66aが囲むようにしてもよい。
本実施形態に係る真空パッド60bは、基板Sに対して変位可能となっている。具体的の本実施形態では、真空パッド60bが蛇腹構造からなる蛇腹部67を有している。これにより、例えば基板Sの端部に撓みが生じることで基板Sの高さに変動が生じた場合でも、真空パッド60bが基板Sの動きに追従することで当該基板Sに対する吸着を確実に保持することができる。また、真空パッド60bは、ステージ上における基板Sの浮上量を変化させた場合でも、蛇腹部67が変位することで基板Sを良好に吸着することができるようになっている。
(塗布部)
次に、塗布部3の構成を説明する。
塗布部3は、基板S上にレジストを塗布する部分であり、門型フレーム31と、ノズル32とを有している。
門型フレーム31は、支柱部材31aと、架橋部材31bとを有しており、処理ステージ27をY方向に跨ぐように設けられている。支柱部材31aは処理ステージ27のY方向側に1つずつ設けられており、各支柱部材31aがフレーム部24のY方向側の両側面にそれぞれ支持されている。各支柱部材31aは、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。架橋部材31bは、各支柱部材31aの上端部の間に架橋されており、当該支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構31cに接続されており、X方向に移動可能になっている。この移動機構31cによって門型フレーム31が管理部4との間で移動可能になっている。すなわち、門型フレーム31に設けられたノズル32が管理部4との間で移動可能になっている。また、この門型フレーム31は、図示しない移動機構によりZ方向にも移動可能になっている。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの−Z方向側の面に設けられている。このノズル32のうち−Z方向の先端には、自身の長手方向に沿ってスリット状の開口部32aが設けられており、当該開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。ノズル32は、開口部32aの長手方向がY方向に平行になると共に、当該開口部32aが処理ステージ27に対向するように配置されている。開口部32aの長手方向の寸法は搬送される基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジストが塗布されないようになっている。ノズル32の内部にはレジストを開口部32aに流通させる図示しない流通路が設けられており、この流通路には図示しないレジスト供給源が接続されている。このレジスト供給源は例えば図示しないポンプを有しており、当該ポンプでレジストを開口部32aへと押し出すことで開口部32aからレジストが吐出されるようになっている。支柱部材31aには不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によって架橋部材31bに保持されたノズル32がZ方向に移動可能になっている。ノズル32には不図示の移動機構が設けられており、当該移動機構によってノズル32が架橋部材31bに対してZ方向に移動可能になっている。門型フレーム31の架橋部材31bの下面には、ノズル32の開口部32a、すなわち、ノズル32の先端と当該ノズル先端に対向する対向面との間のZ方向上の距離を測定するセンサ33が取り付けられている。
(管理部)
管理部4の構成を説明する。
管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト(液状体)の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2のうち塗布部3に対して−X方向側(基板搬送方向の上流側)に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。保持部材45は、移動機構45aに接続されている。当該移動機構45aにより、収容部44がX方向に移動可能になっている。
予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。これら予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43のY方向の各寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が各部位を跨いでアクセスできるようになっている。
予備吐出機構41は、レジストを予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41はノズル32に最も近くに設けられている。ディップ槽42は、内部にシンナーなどの溶剤が貯留された液体槽である。ノズル洗浄装置43は、ノズル32の開口部32a近傍をリンス洗浄する装置であり、Y方向に移動する図示しない洗浄機構と、当該洗浄機構を移動させる図示しない移動機構とを有している。この移動機構は、洗浄機構よりも−X方向側に設けられている。ノズル洗浄装置43は、移動機構が設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。なお、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
(処理ステージ)
次に、上記の処理ステージ27に設けられた検出部MSの構成を説明する。
図6は、処理ステージ27の構成を示す平面図である。図7は、処理ステージ27をY方向に見たときの図である。
図6及び図7に示すように、処理ステージ27は、一枚の板状に形成されており、一部材として形成されている。また、処理ステージ27のステージ表面27c全体が平坦に形成されている。このため、浮上量緩和領域RC及び塗布浮上領域TCは、面一状態に形成されている。
処理ステージ27には、塗布浮上領域(第二浮上部)TCと、浮上量緩和領域(浮上量調整部)RCとが設けられている。塗布浮上領域TCは、処理ステージ27のX方向のほぼ中央に配置されている。塗布浮上領域TCは、ノズル32の開口部32aに対向する吐出領域CAを含む領域である。塗布浮上領域TCは、例えばX方向における処理ステージ27の全寸法のうち40%〜60%の寸法となるように形成されている。
浮上量緩和領域RCは、塗布浮上領域TCの上流側(−X側)に設けられた上流側緩和領域(上流側調整部)RAと、塗布浮上領域TCの下流側(+X側)に設けられた下流側緩和領域RBとを有している。浮上量緩和領域RCは、第一浮上部である基板搬入領域20と第二浮上部である塗布浮上領域TCとの間、及び、第二浮上部である塗布浮上領域TCと第一浮上部である基板搬出領域22との間、でそれぞれ基板Sの浮上量が急激に変化するのを緩和する部分である。
上流側緩和領域RAは、搬入側領域FA及び塗布側領域SAを有している。搬入側領域FAにおける基板Sの浮上量は、例えば搬入側ステージ25における基板Sの浮上量h1(第一浮上量:例えば200μm〜300μm程度)にほぼ等しくなっている。塗布側領域SAにおける基板Sの浮上量は、搬入側領域FAから塗布浮上領域TCにかけて、徐々に浮上量h3に近づくように設定されている。したがって、上流側緩和領域RAにおける基板Sの浮上量h2は、浮上量h1から浮上量h3へと+X方向に向けて徐々に小さくなる。なお、浮上量h2は、+X方向に向けて段階的に小さくなるように設定しても構わない。また、浮上量h2を調整する構成については、エアの噴出量及び吸引量を調整する構成に限られず、例えばエアの噴出圧、吸引圧を調整する構成であっても構わないし、エアを噴出させるエア噴出口27aの数や吸引を行うエア吸引口27bの数を切り替え可能な構成であっても構わない。また、エアの噴出量及び吸引量を調整する構成や、エアの噴出圧、吸引圧を調整する構成、エア噴出口27a及びエア吸引口27bの稼動数を調整する構成については、いずれか1つあるいは一部が設けられた構成であっても構わないし、全部が設けられた構成であっても構わない。加えて、浮上量h2を調整可能な他の構成が設けられていても構わない。上流側緩和領域RAは、例えばX方向における処理ステージ27の全寸法のうち20%〜30%の寸法となるように形成されている。
下流側緩和領域RBは、搬出側領域FB及び塗布側領域SBを有している。搬出側領域FBにおける基板Sの浮上量は、例えば搬出側ステージ28における基板Sの浮上量h5(第一浮上量:例えば200μm〜300μm程度)にほぼ等しくなっている。塗布側領域SBにおける基板Sの浮上量は、塗布浮上領域TCから搬出側領域FBにかけて、徐々に浮上量h5に近づくように設定されている。したがって、下流側緩和領域RBにおける基板Sの浮上量h4は、浮上量h3から浮上量h5へと+X方向に向けて徐々に大きくなる。なお、浮上量h4は、+X方向に向けて段階的に大きくなるように設定しても構わない。浮上量h4を調整する構成としては、上記の浮上量h2を調整する構成と同様の構成にすることができる。下流側緩和領域RBは、例えばX方向における処理ステージ27の全寸法のうち20%〜30%の寸法となるように形成されている。
基板搬入領域20における基板Sの浮上量h1及び基板搬出領域22における基板Sの浮上量h5としては、例えば200μm〜300μm程度に設定されている。塗布浮上領域TCにおける基板Sの浮上量h3は、搬入側領域FA及び搬出側領域FBの浮上量h1及びh5よりも小さくなっている。浮上量h3としては、例えば30μm程度に設定されている。
また、図7に示すように、処理ステージ27のうち塗布浮上領域TCに設けられるエア噴出口27a及びエア吸引口27bの個数は、浮上量緩和領域RCに設けられるエア噴出口27a及びエア吸引口27bの個数よりも多くなっている。このため、塗布浮上領域TCにおいては、より精密に基板Sの浮上量を調整することができるようになっている。
また、図2及び図6に示すように、処理ステージ27の−Z側を覆うように配置された保護部材BL1及びBL2は、XY平面において例えば6つの領域に分割されている。保護部材BL1及びBL2は、当該領域毎に分離可能に設けられている。例えば処理ステージ27の一部をメンテナンス(例えば、清掃など)する場合などには、当該メンテナンス対象箇所の保護部材BL1及びBL2を分離させることで、当該対象箇所にアクセス可能となる。保護部材BL1及びBL2の個数、配置及び寸法については、上記構成に限られることは無く、他の構成であっても構わない。
図6に示すように、複数の検出部MSは、それぞれ基板Sが通過する領域内に配置されている。本実施形態では、検出部MSは、処理ステージ27のうちX方向上の3箇所に設けられている(検出部MS1〜MS3)。各検出部MS1〜MS3には、それぞれ処理ステージ27のY方向の中央部と、Y方向の両端部とに1つずつ検出部MSが配置されている。このように、基板Sの搬送方向と直交する方向に分散して配置することにより、基板S全体における浮上量を検出可能になっている。
また、検出部MSを基板Sの搬送方向にも分散して配置することにより、基板Sの各搬送位置における浮上量を検出可能になっている。本実施形態では、基板Sの浮上量が変化する位置に検出部MSが設けられているため、当該基板Sの浮上量の管理がより厳密に行われるようになっている。
上記の配置において、複数の検出部MSは、処理ステージ27のうちそれぞれ吐出領域CAから外れた位置に設けられている。ノズル32の開口部32aから吐出されるレジストRが検出部MSに直接掛かりにくいため、検出部MSの検出結果に誤差が生じるのを防ぐことができる構成となっている。
処理ステージ27には、検出部MSを収容するための開口部(検出用開口部)27dが形成されている。各検出部MSは、この検出用開口部27d内に配置されている。検出用開口部27d(及び検出部MS)は、エア噴出口27a及びエア吸引口27bから外れた位置にそれぞれ設けられている。このため、各エア噴出口27aによる気体の噴出及びエア吸引口27bによる吸引にそれぞれ影響が及ばない構成となっている。
検出用開口部27dは、内部に検出部MSを収容する不図示のポートを有している。検出部MSが当該ポートに収容されることにより、例えば検出部MSは、上端(+Z側の端部)がステージ表面27cに対して所定の深さ(1mm程度)だけ−Z側に位置するように配置される。検出部MSは、例えば+Z側が球面状に形成されている。
当該球面状に形成された部分の内部には、例えば不図示の発光部及び受光部が設けられている。発光部は、基板Sの−Z側の面に向けて検出光を照射する。受光部は、当該基板Sの−Z側の面で反射された検出光を受光する。発光部としては、例えばレーザダイオードなどが用いられる。また、受光部としては、例えばフォトダイオードなどが用いられる。発光部及び受光部は、例えば上記の制御部CONTに接続されている。制御部CONTは、発光部における検出光の照射のタイミングや照射強度などを制御すると共に、受光部によって検出された検出光の解析を行う。
次に、上記のように構成された塗布装置1の動作を説明する。
図8〜図14は、塗布装置1の動作過程を示す平面図である。各図を参照して、基板Sにレジストを塗布する動作を説明する。この動作では、基板Sを基板搬入領域20に搬入し、当該基板Sを浮上させて搬送しつつ塗布処理領域21でレジストを塗布し、当該レジストを塗布した基板Sを基板搬出領域22から搬出する。図11〜図14には門型フレーム31及び管理部4の輪郭のみを破線で示し、ノズル32及び処理ステージ27の構成を判別しやすくした。以下、各部分における詳細な動作を説明する。
基板搬入領域20に基板を搬入する前に、塗布装置1をスタンバイさせておく。具体的には、搬入側ステージ25の基板搬入位置の−Y方向側に搬送機23aを配置させ、真空パッド23bの高さ位置を基板の浮上高さ位置に合わせておくと共に、搬入側ステージ25のエア噴出口25a、処理ステージ27のエア噴出口27a、エア吸引口27b及び搬出側ステージ28のエア噴出口28aからそれぞれエアを噴出又は吸引し、各ステージ表面に基板が浮上する程度にエアが供給された状態にしておく。
この状態で、図8(a)に示すように、例えば搬送アームARMなどの外部搬送機構によって外部から基板搬入位置に基板Sが搬送されてくる。この基板Sを搬入側ステージ25上に搬入する際には、図8(b)に示すように、当該搬送アームARMを−Z方向に移動させて当該搬送アームARMの一部を搬入側ステージ25に設けられた収容部25b内に収容させる。搬送アームARMが搬入側ステージ25のステージ表面25cを通過する際に、ステージ表面25c上に供給されたエアによって基板Sが保持され、搬送アームARM上から離れる。その後、図8(c)に示すように、収容部25b内の搬送アームARMを−X方向側へと移動させて、搬送アームARMを収容部25b外へと移動させる。
基板Sがエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dの位置合わせ部材によって基板Sの位置合わせが行われ、基板搬入位置の−Y方向側に配置された第一搬送機構60の移動機構63により搬送機60aの真空パッド60bを基板Sの−Y方向側端部に真空吸着させることができる(図3)。真空パッド60bによって基板Sの−Y方向側端部が吸着された後、搬送機60aをレール60cに沿って移動させる。基板Sが浮上した状態になっているため、搬送機60aの駆動力を比較的小さくしても基板Sはレール60cに沿ってスムーズに移動する。
基板Sを搬送する過程で、例えば基板Sが搬入側ステージ25を通過する間、制御部CONTは、例えば基板Sの浮上量が搬入側ステージ25における基板Sの浮上量(浮上量h1:図7参照)を維持するように、エア噴出部25aからのエアの噴出量を調整させる。
基板Sが上流側緩和領域RAに到達した後、図9に示すように、基板Sが上流側緩和領域RAを通過する間、制御部CONTは、基板Sの浮上量が基板搬入領域20における浮上量h1から塗布浮上領域TCにおける浮上量h3へと徐々に変化するように、上流側緩和領域RAにおけるエア噴出口27aからのエア噴出量及びエア吸引口27bの吸引量を調整させる。この動作により、基板Sは、上流側緩和領域RAから塗布浮上領域TCにかけて、滑らかに浮上量を変化させつつ上流側緩和領域RA上を移動する。このため、基板Sの浮上量の急激な変化が抑制されることになる。なお、浮上量h2を調整する際には、エア噴出量や吸引量の調整に限られることは無く、例えばエア噴出圧、吸引圧を調整したり、エアを噴出させるエア噴出口27aの数や吸引を行うエア吸引口27bの数を調整したりしても構わない。勿論、エア噴出量、吸引量の調整や、エア噴出圧、吸引圧の調整、エア噴出口27a及びエア吸引口27bの稼動数の調整のうちいずれかを単独で行わせても構わないし、組み合わせて行わせても構わない。これらの調整は、制御装置CONTの制御によって、あるいは手動によって、例えば上流側緩和領域RA、塗布浮上領域TC及び下流側緩和領域RBのそれぞれについて、領域毎に個別にあるいは複数の領域に対してまとめて行わせることができる。また、上流側緩和領域RAのうち例えば搬入側領域FAでは浮上量が例えば100μm〜250μm程度となるように調整し、搬出側領域SAでは浮上量が例えば30μm〜150m程度となるように調整することができる。この浮上量の設定値は、あくまで一例であって、当該値に限られることは無い。
制御部CONTによってこのような浮上量の調整を行いつつ、図10に示すように、基板Sの搬送方向先端がノズル32の開口部32aの位置(吐出領域CA)に到達したら、ノズル32の開口部32aから基板Sへ向けてレジストを吐出する(図12参照)。レジストの吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機60aによって基板Sを搬送させながら行う。
その後、レジストRが塗布された基板Sの先端が下流側緩和領域RBに到達した後、図11に示すように、基板Sが当該下流側緩和領域RBを通過する間、制御部CONTは、基板Sの浮上量が塗布浮上領域TCにおける浮上量h3から搬出側ステージ28における基板Sの浮上量(浮上量h5:図7参照)へと徐々に変化するように、エア噴出口27aからのエア噴出量及びエア吸引口27bの吸引量を調整させる。この動作により、基板Sは、塗布浮上領域TCから搬出側ステージ28にかけて、滑らかに浮上量を変化させつつ下流側緩和領域RBを移動する。このため、基板Sの浮上量の急激な変化が抑制されることになる。このような浮上量h4の調整については、上記の浮上量h2を調整する構成と同様に、エア噴出量、吸引量の調整や、エア噴出圧、吸引圧の調整、エア噴出口27a及びエア吸引口27bの稼動数の調整のうちいずれかを単独で行わせても構わないし、組み合わせて行わせても構わない。
なお、上記基板Sの搬送に伴い、制御部CONTは、例えば検出部MS(MS1〜MS3)を用いて基板Sの浮上量を検出させるようにすることができる。基板Sの浮上量を処理ステージ27側から検出することにより、基板Sの表面状態(レジストRの有無、パターンの有無など)にかかわらず、より精確な検出結果が得られることとなる。なお、制御部CONTにおいては、検出部MS(MS1〜MS3)における検出結果に基づいて例えばエア噴出口27aのエア噴出量や、エア吸引口27bの吸引量を調整させ、これにより基板Sの浮上量を調整しても構わない。
本実施形態では、第一搬送機構60により搬送される基板Sに対してレジスト塗布を行っている途中において、例えば図8(a)〜図8(c)に示す搬送アームARMなどによって外部から基板搬入位置に他の基板S´を受け渡すようにしている。基板S´を受け取った後、搬送アームARMを下降させて収容部25b内に収容することで、基板S´はエアによりステージ表面25cに対して浮上した状態で保持される。
基板S´がエア層の表面に到達した際、アライメント装置25dの位置合わせ部材によって基板S´の位置合わせが行われ、基板搬入位置の−Z方向側に配置された第二搬送機構61の昇降機構62により搬送機61aを上昇させ、真空パッド61bを基板S´の−Y方向側端部に真空吸着させる。制御部CONTは、当該基板S´についても、上記の基板Sと同様に浮上量の検出を適宜行わせる。
このように本実施形態では、第一搬送機構60の搬送機60aと第二搬送機構61の搬送機61aとがそれぞれ独立して移動可能となっているので、第一搬送機構60によって搬送される基板Sに対するレジスト塗布の処理が終了する前に、第二搬送機構61により他の基板S´をステージ上に搬送することができる。よって、片持ち状態で順次搬送する基板S、S´上にレジストを良好に塗布することができ、レジスト塗布処理において高いスループットを得ることができる。
基板Sの移動に伴い、図13に示すように基板S上にレジスト膜Rが塗布されていく。基板Sがレジストを吐出する開口部32aの下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。また、第二搬送機構61の搬送機61aは、基板S´を開口部32aの下方に移動させる。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機60aによって搬出側ステージ28へと搬送される。搬出側ステージ28では、ステージ表面28cに対して浮上した状態で、図13に示す基板搬出位置まで基板Sが搬送される。また、搬送機61aにより搬送された他の基板S´が開口部32aの下を通過することにより、他の基板S´の所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
基板Sが基板搬出位置に到達したら、真空パッド60bの吸着を解除し、リフト機構29の昇降部材29aを+Z方向に移動させる。すると、昇降ピン29bが昇降ピン出没孔28bから基板Sの裏面へ突出し、基板Sが昇降ピン29bによって持ち上げられる。この状態で、例えば搬出側ステージ28の+X方向側に設けられた外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。基板Sを搬送アームに渡した後、第一搬送機構60は、移動機構63により搬送機60a(真空パッド60b)を基板Sの下方から退避し、他の基板S´を搬送している第二搬送機構61の搬送経路(移動経路)から退避する。
そして、第二搬送機構61は、再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻り、次の基板が搬送されるまで待機する。このとき、図14に示されるように、第二搬送機構61に搬送される基板S´に対してレジスト塗布が行われているが、第一搬送機構60は、上述のように第二搬送機構61の搬送経路から退避しているので、第二搬送機構61に接触して他の基板S´の搬送を妨げることが無く、搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻ることができる。
また、第一搬送機構60により搬送された基板S´が基板搬出位置に到達したら、同様に外部の搬送アームが搬出側ステージ28にアクセスし、基板Sを受け取る。そして、再び搬入側ステージ25の基板搬入位置まで戻り、次の基板Sが搬送されるまで待機する。
次の基板が搬送されてくるまでの間、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。図15(a)に示すように、移動機構31cによって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32の先端をノズル洗浄装置43にアクセスさせ、当該ノズル洗浄装置43によってノズル先端32cを洗浄する。
ノズル先端32cの洗浄後、当該ノズル32を予備吐出機構41にアクセスさせる。予備吐出機構41では、開口部32aと予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の先端の開口部32aをZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向へ移動させながら開口部32aからレジストを予備吐出する。
予備吐出動作を行った後、門型フレーム31を元の位置に戻す。次の基板Sが搬送されてきたら、図15(b)に示すようにノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。このように、基板Sにレジスト膜Rを塗布する塗布動作と予備吐出動作とを繰り返し行わせることで、基板Sには良質なレジスト膜Rが形成されることになる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42内にアクセスさせても良い。ディップ槽42では、ノズル32の開口部32aをディップ槽42に貯留された溶剤(シンナー)の蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
上記のような塗布動作を行うにあたり、例えば図16(a)に示すように、例えば処理ステージ27に浮上量緩和領域RCを設けない場合、基板Sを搬送させると、搬入側ステージ25と処理ステージ27との間で浮上量が急激に異なってしまう。この場合、例えば搬入側ステージ25から処理ステージ27の塗布浮上領域TCへ基板Sが移動する際に、浮上量が急激に変化してしまう。
このため、例えば、図16(b)に示すように、相対的に浮上量が大きい領域(搬入側ステージ25)から相対的に浮上量が小さい領域(処理ステージ27の塗布浮上領域TC)に基板Sが移動すると、浮上量の変化によって基板Sが加速され、基板Sが処理ステージ27のステージ表面27cに接触するおそれがある。この場合、ステージ表面27cとの接触時の衝撃により基板Sが振動し、安定して基板を搬送することができなくなってしまう。このため、例えば基板S上に形成される塗布膜の膜厚にバラつきが生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態によれば、基板搬入領域20及び基板搬出領域22と塗布浮上領域TCとの間を移動する基板Sの浮上量を調整することができるので、当該基板搬入領域20及び基板搬出領域22と塗布浮上領域TCとの間における浮上量の急激な変化を防ぐことができる。これにより、基板Sを安定して搬送することができるため、塗布膜の膜厚のバラつきを抑えることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、第一搬送機構60及び第二搬送機構61が、それぞれ搬送機60a、61aを一個ずつ備えた構成について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、図17に示すように、第一搬送機構60としてレール60cに搬送機60aが3個設けられた構成とすることができる。なお、図17においては、図示を省略するものの、第二搬送機構61についても搬送機61aを3個備えた構成とすることができる。また、本説明では、搬送機60a、61aが3個ずつ備える構成について説明するが、本発明はこれに限定されることは無く、搬送機60a、61aを2個ずつ、或いは4個以上ずつ備える構成についても適用可能である。
本説明では、基板Sの搬送方向上流側から順に第1の搬送機161、第2の搬送機162、第3の搬送機163と称し、総称して搬送機161、162、163と呼ぶこともある。
これら搬送機161、162、163は、基板Sの搬送時においてはそれぞれが同期した状態でレール60c上を移動する。また、各搬送機161、162、163は、基板Sの非搬送時においては、レール60c上でそれぞれ独立に移動可能となっている。この構成によれば、搬送する基板Sの長さに応じて各搬送機161、162、163における基板Sの保持位置を任意に設定することができる。
搬送機161の真空パッド60bは、基板Sの搬送方向前方側の端部から250mm以内を保持するのが好ましく、80mm以内とするのが望ましい。具体的に搬送機161は、基板Sの搬送方向前方の端部から真空パッド60bまでの距離W1が80mm以内となるように基板Sを保持している。
また、搬送機163の真空パッド60bは、基板Sの搬送方向後方側の端部から250mm以内を保持するのが好ましく、80mm以内とするのが望ましい。具体的に搬送機163は、基板Sの搬送方向後方の端部から真空パッド60bまでの距離W2が80mm以内となるように基板Sを保持している。
これら搬送機161、162、163により基板Sが均一に保持されて、基板端部が垂れ下がることが防止され、大型の基板Sを均一に浮上させた状態で搬送することができる。したがって、大型の基板S上に塗布されるレジストを乾燥固化させた膜にムラが生じるのを防止できる。
また、上記実施形態においては、処理ステージ27が一部材で形成された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、二以上の部材で形成された構成であっても構わない。例えば、処理ステージ27が、例えば浮上量緩和領域RCと塗布浮上領域TCとで分割された構成であっても構わない。また、浮上量緩和領域RC内が搬入側領域FAと塗布側領域SAとに分割された構成、搬出側領域FBと塗布側領域SBとに分割された構成であっても構わない。
また、上記実施形態においては、処理ステージ27の上流側及び下流側のそれぞれに浮上量緩和領域RCが設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば上流側緩和領域RAのみが配置され、下流側緩和領域RBが省略された構成であっても構わない。
CONT…制御部 S…基板 TC…塗布浮上領域 CA…吐出領域 RC…浮上量緩和領域 RA…上流側緩和領域 RB…下流側緩和領域 20…基板搬入領域 21…塗布処理領域 22…基板搬出領域 25…搬入側ステージ 27…処理ステージ 28…搬出側ステージ

Claims (4)

  1. 第一浮上量で基板を浮上させる第一浮上部、及び、前記第一浮上量よりも小さい第二浮上量で前記基板を浮上させる第二浮上部、を有し、前記第一浮上部と前記第二浮上部との間で前記基板を連続的に搬送する基板搬送部と、
    前記第二浮上部において浮上する前記基板に液状体を塗布する塗布部と、
    前記第一浮上部と前記第二浮上部との間に設けられ、前記基板の浮上量を調整する浮上量調整部とを備え
    前記基板搬送部は、板状の一部材から形成されると共に一方の板面に前記基板を案内する案内面を含むステージを有しており、
    前記第二浮上部及び前記浮上量調整部は、前記ステージに設けられており、
    前記ステージは、前記案内面に形成され当該案内面と前記基板との間の空間に気体を噴出する複数の噴出口と、
    前記空間を吸引する複数の吸引口と、
    前記案内面の裏面を覆うように前記ステージに設けられ、前記噴出口及び前記吸引口に接続される複数の溝が形成された板状部材と、を備え、
    前記板状部材は、板面視で複数の領域に分割されると共に、分割された領域毎に前記裏面に対して分離可能とされている塗布装置。
  2. 前記浮上量調整部は、前記第一浮上部から前記第二浮上部に向かうにつれて前記基板の前記浮上量が前記第一浮上量から徐々に前記第二浮上量へ変化するように設けられている
    請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記浮上量調整部は、前記第二浮上部に対して前記基板の搬送方向の上流側に配置される上流側調整部と、前記第二浮上部に対して前記基板の搬送方向の下流側に配置される下流側調整部と、を有し、
    前記第一浮上部は、前記上流側調整部に対して前記基板の搬送方向の上流側に配置される基板搬入部と、前記下流側調整部に対して前記基板の搬送方向の下流側に配置される基板搬出部と、を有する
    請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記ステージは、複数の前記噴出口及び複数の前記吸引口を有し、
    前記ステージのうち前記第二浮上部に設けられる前記噴出口及び前記吸引口の個数は、前記ステージのうち前記浮上量調整部に設けられる前記噴出口及び前記吸引口の個数よりも多い
    請求項から請求項のうちいずれか一項に記載の塗布装置。
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