JP5294159B2 - 第10族金属の錯体を用いたノルボルネン型モノマーのモールド内付加重合 - Google Patents
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Description
本発明は、飽和した、高いガラス転移温度のポリマーを生成するために、付加重合を経て多環式オレフィンを重合できるニッケル触媒およびパラジウム触媒に関する。前記飽和ポリマーは、熱可塑性材料または熱硬化性材料として調製することができ、耐酸化性、高温での挙動が向上しており、そして開環メタセシス重合によって調製された環状ポリマーよりもエージング後の機械的特性が良好である。
開環メタセシス重合(ROMP)による熱硬化性シクロオレフィンポリマーの調製は、ポリマー技術においては比較的最近開発されたものである。アルキリデン錯体の存在下においてメタセシス重合可能な多環式オレフィン系モノマーを開環することによってポリオレフィンを反応射出成形(RIM)することは、多環式オレフィン化学の特に重要な態様である。例えば、Klosiewicz(米国特許出願第4,400,340号および4,520,181号)は、複数の反応性モノマーの流れを混合することによってポリジシクロペンタジエンを調製することができる方法について述べている。Klosiewiczは、1つの流れが「プロ触媒」を含み、そして第2の流れが「プロ触媒活性剤」または「活性剤」を含むという複流式反応射出成形法を経てジシクロペンタジエンからROMPポリマーを調製することを開示している。前記モノマー反応剤の流れは、プロ触媒と活性剤が活性メタセシス触媒を生成する混合ヘッド内で混合される。前記反応性触媒/モノマー混合物を直ちにモールドに射出すると、数秒以内にモールドの形に成品を成形しながら重合が起こる。このようなメタセシス触媒は、多環式オレフィンの重合においては非常に効果的であるが、出発モノマーの不飽和性はポリマー主鎖中に保持される。さらに、得られるポリマーは、下記反応式に示されるように、出発モノマーよりも1つ少ない環状単位を持つ繰返し単位を含有している。
高転化、高架橋および高強化されたポリオレフィン成形品が、所望の成品形状を有するモールド内で、多環式モノマーを配位触媒と付加重合させることによって製造されたことはこれまでに無かった。
本発明は、2以上の部分付加重合触媒系を用いることによって、ノルボルネン型モノマーの付加重合単位を含む、高い耐衝撃強さおよび高い温度耐性のホモポリマーまたはコポリマーを製造するための方法を包含する。前記ポリマーは、高い弾性率と、優れた衝撃強さとを備えた、丈夫で硬質な材料である。曲げ率は、約150,000〜約300,000psiの範囲内であり、ノッチ付きアイゾッド衝撃強さは、少なくとも1.5ft.lb./in.notchである。
また、本発明は、少なくとも2種類の成分からなり、そしてそのうちの少なくとも一方が多環式モノマーである、反応性調合物の貯蔵安定性のある活性剤成分を提供する。
本発明の他の目的は、多環式オレフィンの2以上の反応剤溶液を混合し、ニッケルまたはパラジウム触媒と活性剤を用いそれらを付加重合させることによって、熱可塑性または熱硬化性の重合物にオレフィンポリマーを成形するための方法を提供することである。
本発明のさらなる他の目的は、モノマーからポリマーへの高い転化率を実現できる多環式オレフィン重合用触媒を提供することである。
本発明のさらなる目的は、ヒドロカルビル配位子と第15族電子供与配位子を含有する第10族金属のプロ触媒を提供することである。
本発明の他の目的は、ヒドロカルビル配位子および弱配位アニオンの塩を有する第15族電子供与配位子を含有する第10族金属のプロ触媒を活性化することである。
本発明のさらなる他の目的は、弱配位アニオン塩、ポリシクロオレフィンモノマーおよび少なくとも2つの重合性ノルボルネン部分を含有する多官能ポリシクロオレフィンモノマーと組み合わさった第10族金属プロ触媒を含有する反応混合物を提供することである。
本発明の他の目的は、(a)第10族の遷移金属の化合物、および(b)活性剤を含む触媒組成物の存在下において、トリエトキシシリルノルボルネン、ブチルノルボルネン、ノルボルネン、ジメタノテトラヒドロナフタレン(TDD)、およびこれらの混合物から選択されるポリシクロオレフィンを重合させることである。
本発明のさらなる目的は、優れた炭化水素およびモノマー溶解性を有する活性剤を提供することである。
反応射出成形(RIM)、樹脂移動成形(RTM)、液体射出成形(LIM)、注入成形、レイアップ法またはスプレーアップ法によってプラスチック成品を成型するために、重合されて実質的に完全にポリマーに転化するモノマーの反応性調合物が提供される。本発明の反応性調合物は、ポリシクロオレフィンモノマーと、前記モノマーを少なくとも90%の転化率で重合させる活性化された付加重合触媒系とを組み合わせて含有している。本発明は、このような反応性調合物の貯蔵安定性のある活性剤成分を提供する。貯蔵安定性のある活性剤成分が、分離して貯蔵されたプロ触媒成分と組み合わされる重合系が提供される。前記重合系の貯蔵安定性成分がモノマーと組み合わさると、反応混合物が得られる。好ましい実施態様においては、前記重合系は、反応射出成形(RIM)法、RTM法またはLIM法のための完全な供給材料として用いられることができる。本発明によって提供される貯蔵安定性成分内の多環式モノマーは、少なくとも1つのノルボルネン部分の存在によって特徴付けられる。
本発明の触媒は、第10族金属のカチオン錯体と、下記式Iで表される弱配位カウンターアニオン錯体を含む。
[R’M(L’)X(L”)y]b[WCA]d I
ここでMは第10族の遷移金属を表し、R’はアニオンヒドロカルビル配位子を表し、L’は第15族の中性電子供与配位子を表し、L”は不安定中性電子供与配位子を表し、xは0、1または2(好ましくは1または2)であり、yは0、1または2であり、そしてbおよびdは、それぞれ、触媒錯体全体の電子電荷のバランスをとるためにカチオン錯体と弱配位カウンターアニオン錯体(WCA)とが用いられた回数を表す数字である。
中性電子供与体は、閉殻電子構造中の中心金属Mから離れたときに中性の電荷を有するあらゆる配位子である。
不安定中性電子供与配位子は、中心金属Mにそれほど強く結合していなく、前記金属Mから容易に脱離し、そして閉殻電子構造中の中心金属から離れたときに中性の電荷を有するあらゆる配位子である。
上記カチオン錯体において、Mは、ニッケル、パラジウムおよび白金から選択される第10族金属を表し、パラジウムが最も好ましい金属である。
R’が環系を表すカチオン錯体の他の例を下記構造式IV〜IVcに示す。
カチオン錯体中のアリル配位子は、下記構造式で表すことができる。
アリル配位子を含有する代表的なカチオン錯体を以下に示す。
E(R7')3
ここでEは、ヒ素またはアンチモンであり、そしてR7'は、独立に、水素、線状および分岐状C1〜C10アルキル、C5〜C10シクロアルキル、線状および分岐状C1〜C10アルコキシ、アリル、線状および分岐状C2〜C10アルケニル、C6〜C12アリール、C6〜C12アリールオキシ、アリールスルフィド(例えば、PhS)、C7〜C18アラルキル、環状エーテルおよびチオエーテル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルキル)シリル、トリ(C6〜C12アリール)シリル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルコキシ)シリル、トリアリールオキシシリル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルキル)シロキシ、およびトリ(C6〜C12アリール)シロキシから選択されるが、前記置換基は、それぞれ場合により、線状または分岐状C1〜C5アルキル、線状または分岐状C1〜C5ハロアルキル、C1〜C5アルコキシ、ハロゲン、およびこれを組み合わせたもので置換されていてもよい。代表的なアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、およびドデシルを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的なシクロアルキル基としては、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的なアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、およびイソプロポキシを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的な環状エーテル基およびチオ環状エーテル基としては、それぞれ、フリルおよびチエニルを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的なアリール基としては、フェニル、o−トリル、およびナフチルを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的なアラルキル基としては、ベンジル、およびフェニルエチル(例えば、−CH2CH2PH)を挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。代表的なシリル基としては、トリフェニルシリル、トリメチルシリル、およびトリエチルシリルを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。上記一般定義のように、前記基のそれぞれは、場合により、線状または分岐状C1〜C5アルキル、線状または分岐状C1〜C5ハロアルキル、およびハロゲンで置換されていてもよい。
代表的なアルシンとしては、トリフェニルアルシン、トリエチルアルシン、およびトリエトキシシリルアルシンが挙げられる。
代表的なスチビンとしては、トリフェニルスチビンおよびトリチオフェニルスチビンが挙げられる。
P(R7')g[X’(R7')h]3-g
ここでX’は酸素、窒素またはシリコンであり、R7'は上記において定義された通りであり、各R7'置換基は他から独立しており、gは0、1、2または3であり、そしてhは1,2または3であるが、ただし、X’がシリコン原子である場合hは3であり、X’が酸素原子である場合hは1であり、そしてX’が窒素原子である場合hは2である。gが0でありかつX’が酸素である場合、R7'のうちの任意の2つまたは3つと、それらが結合している酸素原子とを一緒にして、環状部分を形成することができる。gが3である場合、R7'のうちの任意の2つと、それらが結合しているリン原子とを一緒にして、下記式のホスファサイクルを表すことができる。
ホスホナイト配位子の例としては、ジフェニルフェニルホスホナイト、ジメチルフェニルホスホナイト、ジエチルメチルホスホナイト、ジイソプロピルフェニルホスホナイトおよびジエチルフェニルホスホナイトを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
代表的な塩素化アルカンとしては、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、およびカーボンテトラクロライドを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
代表的なエステルとしては、エチルアセテートおよびi−アミルアセテートを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
WCAの説明
式Iの弱配位カウンターアニオン錯体[WCA]は、ボレートおよびアルミネート、ボレートベンゼンアニオン、カルボランアニオンおよびハロカルボランアニオンから選択することができる。
[M’(R24')(R25')(R26')(R27')]- II
[M’(OR28')(OR29')(OR30')(OR31')]- III
式Iの触媒は、溶媒中で予備成形された単一成分触媒として調製することもできるが、重合される所望のモノマーに触媒前駆体成分を混合することによって現場で調製することもできる。
(1) [R’MA’]2+xL’+yL”+[WCA]塩
→ [R’M(L’)x(L”)y]b[WCA]d
式[R’MA’]2の好適なプロ触媒二量体としては、下記の組成物、すなわち、(アリル)パラジウムトリフルオロアセテート二量体、(アリル)パラジウムクロライド二量体、(クロチル)パラジウムクロライド二量体、(アリル)パラジウムヨード二量体、(β−ピネニル)パラジウムクロライド二量体、メタアリルパラジウムクロライド二量体、1,1−ジメチルアリルパラジウムクロライド二量体、(アリル)パラジウムアセテート二量体、[CH2C(CH3)CH2(C10H10)Ni(O2CCF3)](挿入部分C10H10はジシクロペンタジエンから誘導される)、[CH2C(CH3)CH2(C7H10)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分C7H10はノルボルネンから誘導される)、[CH2C(CH3)CH2(C13H22)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分C13H22はヘキシルノルボルネンから誘導される)、[CH2C(CH3)CH2(C14H16)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分C10H10はノルボルナジエン二量体[NBD]2から誘導される)、[CH2C(CH3)CH2(C15H15)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分C15H15はトリシクロペンタジエンから誘導される)、[CH2C(CH3)CH2(エキソ−C12H20)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分エキソ−C12H20はエキソペンチルノルボルネンから誘導される)、および[CH2C(CH3)CH2(C13H22)Ni(O2CCF3)]2(挿入部分C13H22はヘキシルノルボルネンから誘導される)を挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
(2) [R’M(L”)yA’]+xL’+[WCA]塩
→ [R’M(L’)x(L”)y]b[WCA]d
式[R’M(L”)yA’]の代表的なプロ触媒として、(COD)パラジウム(メチル)クロライドが挙げられるが、これに限定されるわけではない。
(3) [R’M(L’)xA’]+yL”+[WCA]塩
→ [R’M(L’)x(L”)y]b[WCA]d
式[R’M(L’)xA’]の好適なプロ触媒として、下記の組成物、すなわち、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルオロアセテート、(アリル)パラジウム(トリ−o−トリルホスフィン)クロライド、(アリル)パラジウム(トリ−o−トリルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリ−o−トリルホスフィン)ナイトレート、(アリル)パラジウム(トリ−o−トリルホスフィン)アセテート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリフェニルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリナフチルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)p−トリルスルホナート、(アリル)パラジウム(トリフェニルホスフィン)トリフラート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(アリル)プラチナ(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(アリル)プラチナ(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、(1,1−ジメチルアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(2−クロロアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(クロチル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフラート、(クロチル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、(クロチル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフラート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフラート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフラート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルイミド、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルイミド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフルイミド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルオロアセテート、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフルオロアセテート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)アセテート、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)アセテート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)アセテート、(メタアリル)ニッケル(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、{2−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル−C,N−}−パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、{[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル−C,N−}−パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラート、(ヒドリド)パラジウムビス(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(ヒドリド)パラジウムビス(トリイソプロピルホスフィン)クロライド、(ヒドリド)パラジウムビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ナイトレート、(ヒドリド)パラジウムビス(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルオロアセテート、(ヒドリド)パラジウムビス(トリイソプロピルホスフィン)トリフラート、(ヒドリド)パラジウムビス(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフラートおよび(ヒドリド)パラジウムビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ホルマートを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
(5) [R’M(L’)x(L”)yA’]+[WCA]塩
→ [R’M(L’)x(L”)y]b[WCA]d
式[R’M(L’)x(L”)yA’]の好適なプロ触媒としては、下記の組成物、すなわち、[(アリル)Pd(NCCH3)P(i−Pr)3][B(O2−3,4,5,6−Cl4C6)2]、[(アリル)Pd(HOCH3)P(i−Pr)3][B(O2−3,4,5,6−Cl4C6)2]、[(アリル)Pd(HOCH3)P(i−Pr)3][B(O2−3,4,5,6−Br4C6)2]、[(アリル)Pd(HOCH3)P(i−Pr)3][B(O2C6H4)2]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][BPh4]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][SbF6]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][BF4]、[(アリル)Pd(OEt2)(PCy3)][BF4]、[(アリル)Pd(OEt2)(PPh3)][BF4]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][PF6]、[(アリル)Pd(OEt2)(PCy3)][PF6]、[(アリル)Pd(OEt2)(PPh3)][PF6]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][ClO4]、[(アリル)Pd(OEt2)(PCy3)][ClO4]、[(アリル)Pd(OEt2)(PPh3)][ClO4]、[(アリル)Pd(OEt2)(P(i−Pr)3)][SbF6]、[(アリル)Pd(OEt2)(PCy3)][SbF6]、および[(アリル)Pd(OEt2)(PPh3)][SbF6]を挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
前述の第10族金属プロ触媒成分は市販されているし、または当該技術分野において周知の方法によって合成することもできる。
A’は、WCA塩によって与えられる弱配位アニオンによって容易に置き換えることができるアニオン脱離基を表す。前記脱離基は、WCA塩のカチオンと共に塩を形成する。脱離基A’は、ハロゲン、ナイトレート、トリフラート(トリフルオロメタンスロホナート)、トリフルイミド(ビストリフルオロメタンスルホンイミド)、トリフルオロアセテート、トシラート、AlBr4 -、AlF4 -、AlCl4 -、AlF3O3SCF3 -、AsCl6 -、SbCl6 -、SbF6 -、PF6 -、BF4 -、ClO4 -、HSO4 -、アセテート、カーボネート、アルミネート、およびボレートから選択される。
本発明の処理に用いられる弱配位アニオンの塩は、式[C(L”)z]b[WCA]dで表すことができる。前記式において、Cはプロトン(H+)、アルカリ土類金属カチオン、遷移金属カチオンまたは有機基含有カチオンを表し、L”およびWCAは上記において定義された通りであり、zは0〜8の整数であり、そしてbおよびdは、それぞれ、カチオン錯体と弱配位カウンターアニオン錯体(WCA)が塩錯体全体の電子電荷のバランスをとるための回数を表す。
アルカリ土類金属カチオンとしては、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムから選択される第2族金属が挙げられる。好ましい第2族金属カチオンは、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムがある。遷移金属カチオンは、亜鉛、銀およびタリウムから選択される。
)アルミネートを挙げることができるが、これらに限定されるわけではない。
本発明の触媒は、環状繰返し単位を含むポリマーの調製に幅広く適している。多環式ポリマーは、式Iの触媒または上記プロ触媒成分の触媒量の存在下において、ポリシクロオレフィンモノマーのモールド内付加重合によって調製される。ここで述べるように、「ポリシクロオレフィン」モノマー、「多環式」モノマーおよび「ノルボルネン型」(NB)モノマーという用語は同義に用いられ、モノマーが下記に示されるように少なくとも1つのノルボルネン部分を含有していることを意味する。
から選択される基を表す。R5の定義によって説明される代表的なヒドロカルビル基は、R1〜R4の定義により上記で確認されたものと同じである。R1〜R4により上記で説明したように、R5によって定義されるヒドロカルビル基は、ハロゲン化および過ハロゲン化されていてもよい。R6基は、−C(CH3)3、−Si(CH3)3、−CH(R7)OCH2CH3、−CH(R7)OC(CH3)3、または下記の環状基から選択される部分を表す。
ヒドロカルビル置換されたノルボルネンモノマーおよび官能基で置換されたノルボルネンモノマーを調製するための経済的な経路はディールス‐アルダー反応に依存するものであり、下記反応式で一般に示される置換ノルボルネン型付加物を形成するために、CPDまたは置換CPDを高温で好適なジエノフィルと反応させる。
RIMにおいて有用である多官能性ノルボルネン型モノマーは、ノルボルナジエンおよびその付加物から誘導することができる。これらのモノマーは二量体および三量体架橋剤、およびノルボルナジエンの異性化物、すなわち、
市販の環状オレフィンは、84%〜約99.9%にわたる様々な純度で入手することができるが、純度範囲の上方の純度は、蒸留、分解および改質、さらに異物および重合条件下において共重合しないオレフィンを除去する処理の結果である。
おおざっぱな言い方をすれば、本発明の方法は、反応性モノマー組成物を形成するために複数の反応流れを混合することを含み、そして次に反応性モノマー組成物は重合が進行するモールドへ移される。各反応流れは、触媒系成分とキャリヤー液を含有する。反応流れを混合するとき、活性触媒が現場で形成される。前記キャリヤー液は、触媒系成分用または重合されるノルボルネン型モノマー用の溶媒でもよい。前記反応流れの少なくとも1つが、少なくとも一種類のノルボルネン型モノマーを含有していなければならない。本発明の1つの実施態様では、前述の式[R’ML’XA’]のプロ触媒を含む反応流れが、WCA活性剤塩成分を含む反応流れと混合される。次に、形成された反応組成物は、重合が起こるモールドへ移される。これらの反応流れの少なくとも一方、好ましくは両方が少なくとも一種類のノルボルネン型モノマーを含む。
付加重合可能なモノマーの成形は、好ましくはモル基準で約100:1を超え、さらに好ましくは約200:1を超え、そしてさらに好ましくは約500:1を超える、モノマーのモル比対(NiおよびPdをベースとした)プロ触媒の比を用いて達成できる。ブチルノルボルネンの如きポリシクロオレフィンの場合、モノマーに対する(NiおよびPdをベースとした)プロ触媒の比は、好ましくは約100:1〜約1,000,000:1であり、さらに好ましくは100:1〜500,000:1であり、さらにより好ましくは100:1〜約25,000:1であり、そして最も好ましくは約500:1〜約25,000:1である。
付加重合可能なモノマーの成形は、好ましくはモル基準で約100:1〜0.5:1であり、さらに好ましくは約5:1〜1:1であり、最も好ましくは約2:1〜1:1である、(NiおよびPdをベースとした)プロ触媒対WCA塩活性剤のモル比を用いて達成することができる。
付加重合による触媒の形成速度は初期温度に依存するので、ゲル化時間および硬化時間は、重合温度を調節することによって制御することができる。一般に、反応が行われる温度を上昇させると、反応速度も速くなる。温度を8℃上昇させるごとに、反応速度は約2倍になる。従って、より高い反応温度で制御した反応速度を維持するために、付加重合触媒系の活性を低くした調合物を用いてもよい。反応が行われる温度を上昇させると、ゲル化時間および硬化時間は減少する。
圧力は、モールド内のモノマーが液相または超臨界相に維持されるような圧力であるべきである。モールド内の好適な圧力は、用いられるモノマーおよび温度に依存するが、0〜2,500psiゲージの範囲内である。モールド圧は、通常、大気圧ぐらい〜1,000psi、好ましくは0〜100psi、最も好ましくは0〜15psiである。
プロ触媒成分および活性剤成分をモールド内に射出した後、発熱性重合反応からの急速な発熱が始まる前に「誘導時間」とよばれる時間がある。工業用のRIM法では、この誘導時間は、モールドが一杯に埋まるのに十分なほど長い時間であるべきであり、通常は約2分間、好ましくは30秒よりも短い時間である。一旦重合が始まると、重合はかなり急速に起こり、通常は一分以内、好ましくは10秒以内で進行し、そして温度の急速な上昇を伴う。しかしながら、重合が完了するのに必要とされる時間は、モノマーおよび触媒の反応性とモールド内で維持される温度の関数である。実質的に完全な反応は、1秒ほどのわずかな時間で得られることもあるが、数時間にわたる期間をかけて得られることもある。付加重合熱硬化配合物の利点の1つは、ROMP調合物ほど速くゲル化しないことである。
触媒生成の改質速度、触媒反応性の制御および重合作用
本発明は、比較的幅広い反応時間、温度、圧力、反応物質相および混合の条件下において実施することができる。条件の選択は、供給モノマーの反応性、触媒の活性および選択性並びに所望するポリマーの種類の関数である。
さらに、反応性に対する外的な制御は、ルイス塩基種を重合可能なモノマーに結合させることによって実現することができる。このようにして、調整剤が重合してポリマー構造に取り込まれることによって、系に重要な官能基を与えることになる。好適な官能基の例としては、エーテル、トリアルコキシシラン、エステル、カルボン酸、およびアルコールが挙げられる。具体例としては、トリエトキシシリルノルボルネン、ノルボルネンメタノールおよびブトキシノルボルネンが挙げられる。
各種添加剤を、ノルボルネンポリマーの特性を調製するために含めることができる。本発明による成形品の作製は、例えば、溶媒、発泡剤、充填剤、繊維、顔料、染料、滑剤、酸化防止剤、オゾン分解防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、臭気吸収剤またはマスキング剤、難燃剤、光安定剤、可塑剤、発泡剤、表面平滑化用ウイスカー、強化剤、補強剤、衝撃改質剤およびポリマー改質剤並びに増粘剤の如き非干渉添加剤の存在下において行うことができる。重合時間が速いため、これらの添加剤は、多環式オレフィンがモールド内で硬化する前に添加されなければならない。これらの成分は、モールドに射出される前に、1つ以上の反応剤流れの構成成分として、あるいはモノマー中の液体または溶液として反応に加えられることが最も都合がよい。反応流れを入れる前に、充填剤を型穴に入れることもできるが、これは反応流れがこれらの充填剤の周りを容易に流動してモールド内の残った空間を埋めることができることが前提である。添加剤が触媒活性に影響を与えないことが不可欠である。
モノマーからポリマーへの転化
本発明を実施する際に、モノマーからポリマーへの転化は実質的に完全であること、すなわち、転化率が90%を上回る、好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは少なくとも99%であることが必須であり、その結果、モールドを完全に埋め尽くす凝集ポリマーの塊が得られる。
モノマー1
5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンの精製
5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン(架橋剤)は、2−(3−ブテニル)−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレンとの混合物(63:37)として得られた。この混合物を冷却して所望の生成物を白色の結晶として沈殿させ、濾過して単離させた。このようにして得られた生成物の純度は92%であった。ヘキサン(生成物40gに対して20ml)で再結晶させると、純度が97.5%の生成物が得られた。
(ノルボルナジエンからのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体の調製)
「ビシクロヘプタジエンのオリゴマー(Oligomers of Bicycloheptadiene)」(米国特許出願第3,440,294号)にR.L.PruettおよびE.A.Rickによって説明されている方法と同様にしてノルボルナジエンを調製した。トルエンを還流させる際に、エキソ−トランス−エキソ−1,4:5,8−ドデカヒドロジメタノビフェニレン(ノルボルナジエン二量体)へのノルボルナジエンの好ましい二量化において、Ni(COD)2触媒を用いた。得られた混合生成物を高い純度が得られるまで蒸留し、エキソ−トランス−エキソ異性体を分別晶出によって他の異性体から分離させた。最も純度の高い生成物は、冷えたトルエン中での所望の生成物の再結晶によって得られた。最終生成物の純度は、98%を上回っていた。
1,2,3,4,4,5,8,8−オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン(DMNまたはTDD)の調製
ノルボルナジエンをシクロペンタジエンと220℃で1:2のモル比で反応させた。次に、得られた生成物を真空下において蒸留すると純度が98%を上回るTDDが得られた。
エキソ−7−ペンチルノルボルネンの調製
−10℃まで冷却したメチルアクリレート(761g、8.84モル)を、557g、8.4モルのシクロペンタジエンに滴下した。発熱反応が0℃以下に維持されるように滴下をゆっくりと行うことが必要であった。得られた反応混合物を室温で一晩攪拌した。純粋なエキソ/エンド−ノルボルネンカルボン酸メチルエステルを蒸留する前に、減圧下において過剰なメチルアクリレートを取り除いた。1,603gの25重量%ナトリウムメトキシドメタノール溶液の入った5Lのフラスコに、700.63gのエキソ/エンド−ノルボルネンカルボン酸メチルエステルを滴下した。次に、得られた混合物を90℃で48時間還流させた。その後、反応容器を0℃にまで冷やし、1.5リットルの冷水をゆっくりと加えた。次に、全反応容量が2リットルになるまで、蒸留によってメタノールを反応から取り除いた。さらに500mlの水を反応に加え、反応を一晩還流させた。その後、減圧下において残留メタノールを取り除いた。ノルボルネンカルボン酸のナトリウム塩と水との混合物を−10℃にまで冷却し、濃硫酸(206ml、3.71モル、1,000gの氷に添加)の冷たい水溶液を滴下することによって中和した。次に、水(500ml)を添加して反応をさらに希釈し、中和工程で発生した余分な熱を取り除いた。濃硫酸による反応混合物の中和を、溶液のpHが2(18MのH2SO4について約30ml)と判定されるまで続けた。この好ましいpHにおいて、所望のエキソを豊富に含む反応生成物を水相から取り出し、濁った層として分離させた。エキソ/エンド−ノルボルネンカルボン酸生成物を、ジエチルエーテルに抽出(250ml×3)することによって水層から分離させた。得られた溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させてからエーテルを取り除くと545.6gの粗生成物が得られた。エキソを豊富に含むカルボン酸を蒸留によって精製すると472gの55%エキソ/45%エンド−ノルボルネンカルボン酸が得られた。
エキソ−7−ヘプチルノルボルネンの調製
250mlの三口フラスコに、CuCN(8.96g、0.125モル)と、75mlの乾燥テトラヒドロフランを入れた。反応容器を、エタノール/液体窒素冷却混合物中で、−78℃になるまで蒸留した。冷却したN−ヘキシルリチウム(100ml、−10℃のヘキサン中2.5M)を−78℃より低い温度に維持しながら添加した。この工程が終了するのに約1時間かかり、淡い黄褐色の生成物が見られた。この反応混合物を−10℃まで加温すると、反応混合物が均質になった。次に、この反応混合物を−78℃まで再び冷却し、エキソ−5−ブロモメチル−2−ノルボルネン(11.0g)を約−70℃で添加した。このエキソ−5−ブロモメチル−2−ノルボルネンを添加した後に、反応を0℃まで加温し、3.5時間攪拌した。−10℃で、約5mlの9:1塩化アンモニウム(飽和):水酸化アンモニウム(濃縮)溶液をゆっくりと添加することによって反応を終了させた。反応を室温で18時間攪拌した。ジエチルエーテル(150ml)を反応混合物に添加し、得られた溶液を、銅の金属沈殿物を除去するために、Celite(登録商標)フィルタリングエイドを通して濾過した。淡い黄色のジエチルエーテル相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、エーテルを蒸発させることによって、12.2gの粗エキソ−5−ヘプチル−2−ノルボルネンが得られた。この生成物を、45℃、0.15mmHgで蒸留することによって、エキソ−5−ヘプチル−2−ノルボルネンの純粋な試料(収率70%)が得られた。
5−ブトキシ−2−ノルボルネンの調製
ジシクロペンタジエンをブチルビニルエーテルとともに加熱することによって、5−ブトキシ−2−ノルボルネンのディールス‐アルダー生成物が形成された。この生成物は真空蒸留によって精製された。
エキソ−,エキソ−5,6−ジメチルノルボルネンの調製
エンド−ナド酸無水物を熱異性化することによってエキソ−ナド酸無水物が形成された。純粋なエキソ−ナド酸無水物をVitride(登録商標)還元剤を用いて還元することによって、エキソ−,エキソ−5,6−ジメタノノルボルネンを生成した。この材料を、トルエンスルホニルクロライドを用いて、エキソ−,エキソ−5,6−ビストシラートジメチルノルボルネン生成物に転化させた。エキソ−,エキソ−5,6−ビストシラートジメチルノルボルネンをLiAlH4で還元することによって所望の生成物であるエキソ−,エキソ−5,6−ジメチルノルボルネンを生成した。
エキソ−,エキソ−5,6−ジフェニルノルボルネンの調製
エンド−ナド酸無水物を熱異性化することによってエキソ−ナド酸無水物が形成された。純粋なエキソ−ナド酸無水物をVitride(登録商標)還元剤を用いて還元することによって、エキソ−,エキソ−5,6−ジメタノノルボルネンを生成した。この材料を、トルエンスルホニルクロライドを用いて、エキソ−,エキソ−5,6−ビストシラートジメチルノルボルネン生成物に転化させた。エキソ−,エキソ−5,6−ビストシラートジメチルノルボルネンをアセトン中で臭化リチウムで還元することによって、エキソ−,エキソ−5,6−ビストシラートジメチルノルボルネンをエキソ−,エキソ−5,6−ジブロモメチルノルボルネンに転化させた。エキソ−,エキソ−5,6−ジブロモメチルノルボルネンをn−ブチルリチウムおよびシアン化銅と反応させることによって所望の生成物であるエキソ−,エキソ−5,6−ジフェニルノルボルネンを生成した。
(π−アリル)(トリシクロヘキシルホスフィン)(パーフルオロフェニル)パラジウム(II)の調製
0℃で5mlのTHF中で(アリル)(トリシクロホスフィン)パラジウム(II)クロライド(189mg)を攪拌した溶液に、5mlのTHF中のZn(C6F5)2(ジメトキシエタン)(100mg)の溶液を添加した。反応を室温で1時間攪拌し、真空下で溶媒を取り除いた。得られた固体を10mlのヘキサンで抽出し、濾過し、真空下で溶媒を取り除くことによって白い粉末として生成物(159mg、64%)が得られた。
(π−アリル)(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロライドの調製
THF中でπ−アリルパラジウムクロライド二量体(1.0g)を攪拌した溶液に、THF中のトリシクロヘキシルホスフィン(1.53g)を添加した。0.5時間攪拌した後、真空下で溶媒を取り除くことによって淡い黄色の粉末として生成物が得られた。
(π−アリル)(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)p−トリルスルホナートの調製
THF中の銀p−トルエンスルホナート(300mg)のスラリーに、THF中の(π−アリル)(トリシクロホスフィン)パラジウム(II)クロライド(500mg)を添加した。一晩攪拌した後、反応を濾過し、溶液を取り除くと、白色の泡が得られた。この泡をヘキサンで洗浄すると白色の粉末として生成物が得られた。
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)クロライドの調製
20mlのメタノール中の(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)クロライド(2.0g)のスラリーに、20mlのメタノールで希釈されたメタノール中のナトリウムメトキシドの25重量%溶液を1.67g添加した。0.5時間後、(2−メトキシ−3−シクロオクテニル)パラジウムクロライド二量体を空気中での濾過によって白色の粉末として単離し、真空下で乾燥させた(1.67g、85%)。
25mlのメタノール中の(2−メトキシ−3−シクロオクテニル)パラジウムクロライド二量体(500mg)のスラリーに、トリシクロヘキシルホスフィン(1.0g)を固体として添加した。反応が均一になるまで攪拌した。攪拌を止め、溶液を−20℃の冷凍器の中で冷却した。生成物を空気中での濾過によって灰色の結晶性固体として単離し、真空下で乾燥させた(900mg、72%)。
ビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)クロライドの調製
25mlのメタノール中の(2−メトキシ−3−シクロオクテニル)パラジウムクロライド二量体(0.5g)のスラリーに、トリイソプロピルホスフィン(0.57g)を添加した。反応が均一になるまで攪拌した。攪拌を止め、溶液を−20℃の冷凍器の中で一晩冷却した。少量の黒い固体を空気中で濾別し、溶媒を真空下で取り除くと、粘り気のある黄色い固体が得られた。生成物をヘキサンで再結晶させ、真空下で乾燥させると、生成物が白色の固体として得られた。
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)ナイトレートの調製
75ml中のエタノール中のトリシクロヘキシルホスフィン(4.86g)のスラリーに、−35℃で、固体としてパラジウム(II)ナイトレート(2.0g)を添加した。黄色い沈殿物が直ちに形成された。1.5時間後、トルエン(150ml)を添加し、反応を−5℃まで加温した。水素化ホウ素ナトリウム(0.33g)を25mlのエタノールに添加し、反応を室温まで加温させた。40時間後、反応を濾過し、溶媒を取り除くと、黄褐色の固体が得られた。この生成物を75mlエチルエーテルで洗浄しかつヘキサンで数回洗浄した。トルエン/ヘキサンから再結晶させると、黄褐色の結晶として生成物(3.3g、53%)が得られた。
(π−アリル)(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
THF中で(π−アリル)パラジウムクロライド二量体(1.0g)を攪拌した溶液に、THF中のトリシクロヘキシルホスフィン(1.53g)を添加した。0.5時間攪拌した後に、銀トリフルオロメタンスルホナート(1.4g)を、THF中の溶液として添加した。反応を1時間攪拌し、濾過し、溶媒を取り除くと、白色の粉末として生成物(2.8g、89%)が得られた。
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)トリフルオロアセテートの調製
―30℃で、75mlエタノール中のパラジウム(II)トリフルオロアセテート(2.89g)のスラリーに、トリシクロヘキシルホスフィン(4.86g)を固体として添加した。得られた濃いオリーブグリーン色のスラリーを2時間攪拌し、0℃まで加温しかつ150mlのトルエンを添加した。25mlのエタノール中の水素化ホウ素ナトリウム(0.33g)を滴下し、反応を21時間攪拌した。反応を濾過し、真空下で溶媒を取り除くと、茶色の固体が得られた。ヘキサンで洗浄し、トルエン/ヘキサンから再結晶させると、灰色がかった白色の結晶性固体として生成物(1.25g、18%)が得られた。
ビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
5mlのエチルエーテル中のタリウムトリフルオロメタンスルホナート(38mg)の部分スラリーに、5mlのエチルエーテル中のビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)クロライド(50mg)を添加した。1時間後、反応を濾過し、溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物が得られた。
ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウム(II)ホルマートの調製
10mlのエチルエーテル中のビストリシクロヘキシルホスフィンパラジウム(0)(200mg)のスラリーに、1mlのメタノール中のギ酸(30.4mg)を添加した。溶液は直ちに均一になった。1時間後、真空下で溶媒を取り除き、得られた白色の固体ヘキサンで洗浄し、乾燥させて生成物を得た。
(1,1−ジメチル−π−アリル(トリイソプロピルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロアセテートの調製
200mlのヘキサン中のトリフルオロ酢酸無水物(100g)に、3−メチル−2−ブテン−1−オール(37.2g)とピリジン(37.67g)の溶液をゆっくりと添加した。氷浴を用いて温度を20℃に保った。1.5時間攪拌した後、白色の沈殿物を濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、いくぶん揮発性の液体として生成物である3−メチル−2−ブテニルトリフルオロアセテート(47g、60%)が得られた。
(π−アリル)(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
THF中の(π−アリル)パラジウムクロライド二量体(0.5g)の溶液に、THF中のトリフェニルホスフィン(0.717g)を添加した。数分間攪拌した後に、銀トリフルオロメタンスルホナート(0.702g)を固体として添加した。反応を0.5時間攪拌し、塩化銀(AgCl)を濾別し、溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物(1.32g、86%)が得られた。
(π−アリル)(トリイソプロピルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
25mlの塩化メチレン中の(π−アリル)パラジウムクロライド二量体(1.0g)の溶液に、5mlの塩化メチレン中のトリイソプロピルホスフィン(0.876g)をゆっくりと添加した。得られた淡い黄色の溶液を、25mlの塩化メチレン中の銀トリフルオロメタンスルホナート(1.4g)のスラリーにゆっくりと添加した。1.5時間攪拌した後に、塩化銀(AgCl)を濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物(2.4g、96%)が得られた。
(2−クロロ−π−アリル)(トリイソプロピルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロアセテートの調製
100mlのヘキサン中のトリフルオロ酢酸無水物(22.7g)に、20mlのヘキサン中の2−クロロ−2−プロペン−1−オール(10.0g)とピリジン(8.55g)の溶液をゆっくりと添加した。氷浴を用いて温度を10℃よりも低い温度に保った。室温で1.5時間攪拌した後、白色の沈殿物を濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、いくぶん揮発性の液体として生成物である2−クロロ−2−プロペニルトリフルオロアセテート(5g、23%)が得られた。
(Me2NCH2C6H4)Pd(O3SCF3)PCy3
オルト−メタレート化されたフェニルメチレンジメチルアミノパラジウムクロライド二量体(0.25g)をジクロロメタン(25ml)に溶かした。トリイソプロピルホスフィン(0.145g)をジクロロメタン(5ml)と混合し、パラジウム誘導体の溶液に添加した。室温で30分間攪拌した後に、この混合物を銀トリフラート(0.233g)のスラリーに添加しかつ暗所で攪拌した。溶液をCelite(登録商標)フィルタリングエイドで濾過することによって塩化銀沈殿物を取り除いた。溶媒を除去すると黄緑色のオイルが生成した。このオイルにヘキサンとFreon(登録商標)1,1,2とを添加すると、淡い黄色の固体((Me2NCH2C6H4)Pd(O3SCF3)P(i−Pr)3)が得られた。
(アリル)(トリイソプロピルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロアセテートの調製
20mlの塩化メチレン中のアリルパラジウムクロライド二量体(0.5g)の溶液に、5mlの塩化メチレン中のトリイソプロピルホスフィン(0.437g)をゆっくりと添加した。得られた淡い黄色の溶液を、15mlの塩化メチレン中のトリフルオロ酢酸銀(0.604g)のスラリーにゆっくりと添加した。0.5時間攪拌した後に、AgClを濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物が得られた。
(アリル)(トリシクロペンチルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
20mlの塩化メチレン中のアリルパラジウムクロライド二量体(0.5g)の溶液に、5mlの塩化メチレン中のトリシクロペンチルホスフィン(0.651g)をゆっくりと添加した。得られた淡い黄色の溶液を、15mlの塩化メチレン中のトリフルオロメタンスルホン酸銀(0.702g)のスラリーにゆっくりと添加した。0.5時間攪拌した後に、AgClを濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物(1.0g、68%)が得られた。
[(π−アリル)Pd(P−i−Pr3)(NCCH3)][B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]の調製
室温で、Li[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2](1.0g、外来のアセトニトリルを含有)を、約50mlのトルエン中の(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(1.0g)と反応させた。反応を一晩攪拌し続けた後、黄色の溶液を取り除いて乾燥させた。得られた生成物を20mlのヘキサンで洗浄し、黄色の固体を回収した。プロトン、燐およびフッ素NMR分光分析に基づいて、この生成物は、[(アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]であると同定された。
[(π−アリル)Pd(P−i−Pr3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2]の調製
室温で、Li(HOMe)4[B(O2C6Cl4)2](0.58g)を、約20mlのアセトニトリル中の(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(1.0g)と反応させた。反応を一晩攪拌し続けた後、黄色の溶液を取り除いてオレンジ色の溶液を得た。得られた生成物を最少量のジクロロメタンに再度溶かし、−32℃まで冷却した。形成された結晶を回収し、乾燥させた。プロトン、燐およびフッ素NMR分光分析に基づいて、この生成物は、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2]であると同定された。単X線測定によって、この構造体が[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2]であることが確認された。この触媒の分子構造を図2に示す。
(クロチル)(トリイソプロピルホスフィン)パラジウム(II)トリフルオロメタンスルホナートの調製
20mlの塩化メチレン中のクロチルパラジウムクロライド二量体(0.5g)の溶液に、5mlの塩化メチレン中のトリイソプロピルホスフィン(0.407g)をゆっくりと添加した。得られた淡い黄色の溶液を、15mlの塩化メチレン中のトリフルオロメタンスルホン酸銀(0.652g)のスラリーにゆっくりと添加した。0.5時間攪拌した後に、AgClを濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、淡い黄色の固体として生成物が得られた。
ビストリフルオロメタンスルホンイミド銀塩の調製、および(π−アリル)(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)ビストリフルオロメタンスルホンイミドの調製
15mlの水中のビストリフルオロメタンスルホンイミド(2.0g)の溶液に、炭酸銀(1.18g)を固体として添加した。得られた溶液を0.5時間の間ずっと65℃まで加熱し、濾過し、そして真空下で水を取り除いた。得られた生成物をエチルエーテルに溶かし、固体の不純物を取り除くために濾過した。真空下でエーテルを取り除くと、白色の固体、Ag[N(SO2CF3)2]として生成物が得られた。
(π−アリル)(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ビストリフルオロメタンスルホンイミドの調製
3ml塩化メチレン中の50mgアリルパラジウムクロライド二量体の攪拌溶液に、2ml塩化メチレン中の72mgトリフェニルホスフィンを添加した。5分間攪拌した後に、この溶液を、3ml塩化メチレン中の106mg銀ビストリフルオロメタンスルフィミドのスラリーに添加した。反応を0.5時間攪拌し、塩化銀を濾別し、溶媒を取り除くと、黄褐色の泡が得られた。ヘキサン中で攪拌し続いて濾過をすると、黄色の固体として生成物が得られた。
(π−アリル)(トリシクロペンチルホスフィン)パラジウムビストリフルオロメタンスルホンイミドの調製
3ml塩化メチレン中の250mgアリルパラジウムクロライド二量体の攪拌溶液に、2ml塩化メチレン中の326mgトリシクロペンチルホスフィンを添加した。5分間攪拌した後に、この溶液を、3ml塩化メチレン中の557mg銀ビストリフルオロメタンスルフィミドのスラリーに添加した。反応を0.5時間攪拌した後に、塩化銀を濾別し、溶媒を取り除くと、茶色のオイルが得られた。ヘキサン中で攪拌して続いて濾過をすると、淡い茶色の固体として生成物が得られた。
[(C18H37)2NHCH3]B(C6F5)4の調製
50mlのヘキサン中の(C18H37)2NCH3(0.50g)のスラリーに、エチルエーテル中の1M塩酸溶液を1.17ml添加した。直ちに、白色の沈殿物が形成された。1時間後、空気中で濾過して[(C18H37)2NHCH3]Clを単離し、真空下で乾燥させた。
25mlのシクロヘキサン中の[(C18H37)2NHCH3]Cl(0.05g)とLi(Et2O)2.5B(C6F5)4(0.076g)の溶液を2.5時間還流させた。この溶液を濾過してLiClを取り除き、溶媒を取り除くと茶色のオイルとして生成物が得られた。
LiWCA−H(リチウムテトラキス[ヘキサフルオロプロポキシフェニル]アルミネート)の調製
15mlのヘキサン中の水素化アルミニウムリチウム(0.0777g)のスラリーに、15mlのヘキサン中の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノール(RfOH)(1.0g)を添加した。一晩攪拌した後に、この溶液をCelite(登録商標)で濾過し、溶媒を取り除くと、白色の固体として生成物(0.85g、85%)が得られた。
ブチルノルボルネン中のLiWCA−Hの調製
10gのブチルノルボルネン中の水素化アルミニウムリチウム(0.078g)のスラリーに、10gのブチルノルボルネン中の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノール(1.0g)を添加した。一晩攪拌した後に反応を濾過すると、透明で、いくぶん粘り気のある溶液が得られた。
9.0gのブチルノルボルネン中の1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P−i−Pr)3の溶液に、1.0gのブチルノルボルネン中の上記原液を75mg添加した。重合はゆっくりと進行した。上記原液をさらに0.25ml添加した。重合は直ちにゲル化しかつ210℃の温度に達した。
LiWCA−CH3RfOH:LiAlH4=4:2の調製
100mlのヘキサン中の水素化アルミニウムリチウム(0.367g)のスラリーに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリル)−イソプロパノール(5.0g)を添加した。一晩攪拌した後に、この溶液をCelite(登録商標)フィルタリングエイドで濾過し、溶媒を取り除くと、白色の固体として生成物(4.7g、91%)が得られた。
Li[(CH3(CH2)7)2O]2.5FABAの調製
10mlのエチルエーテル中のLiFABA(0.25g)の溶液に、n−オクチルエーテル(0.174g)を添加した。一晩攪拌した後に、溶媒を取り除くと茶色のオイルとして生成物が得られた。
LiWCA−HRfOH:LiAlH4=4:1.2の調製
2.0Lの(LiAlH4で乾燥させた)ヘキサン中の水素化アルミニウムリチウム(0.696g)のスラリーに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノール(14.9g)を添加した。反応を週末の間中攪拌し、濾過し、溶媒を取り除くと、白色の固体として生成物(14.0g、91%)が得られた。
LiWCA−HRfOH:LiAlH4=4:1.5の調製
80mlのヘキサン中の水素化アルミニウムリチウム(0.05g)のスラリーに、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノール(0.86g)を添加した。反応を一晩攪拌した後に、濾過し、溶媒を取り除くと、白色の固体として生成物(0.63g、71%)が得られた。前述の反応をより大きな反応スケール(すなわち、水素化アルミニウムリチウム=2.34g、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノール=40g)で再現することによって、LiWCA−Hが白色の結晶性生成物として単離された。収量は38g、収率は92%であった。
Li(HOCH3)2.5[B(C6F5)4]の調製
0.11gのエーテルを含まないLi[B(C6F5)4]をメタノール(4ml)に溶かすとオレンジ色の溶液が得られた。2時間攪拌した後に、真空下でメタノールを取り除くと、白色の固体としてLi(HOCH3)2.5[B(C6F5)4]が得られた。
Li(HO−i−Pr)3[B(C6F5)4]の調製
0.100gのLi(OEt2)2.5[B(C6F5)4]をイソプロパノール(5ml)に溶かすとオレンジ色の溶液が得られた。2時間攪拌した後に、真空下でイソプロパノールを取り除くと、白色の固体が得られた。プロトンNMR分析によって、配位ジエチルエーテルのすべてが置換されたことが示された。TGAおよびプロトンNMR分光分析を用いた内部基準測定に基づいて、この生成物がLi(HO−i−Pr)3[B(C6F5)4]であると確認された。
Li(HO−n−Pr)3[B(C6F5)4]の調製
0.100gのLi(OEt2)2.5[B(C6F5)4]をn−プロパノール(4ml)に溶かすとオレンジ色の溶液が得られた。15分間攪拌した後に、真空下で溶媒を取り除くと、灰色がかった白色の固体が得られた。プロトンNMR分析によって、配位ジエチルエーテルのすべてが置換されたことが示された。この生成物は、Li(HO−n−Pr)3[B(C6F5)4]として特徴付けられた。
Li(HO−t−Bu)3[B(C6F5)4]の調製
t−ブタノール(0.21ml)を、ジクロロメタン(10ml)に溶かした0.50gのLi(OEt2)2.5[B(C6F5)4]に溶かすと透明な無色の溶液が得られた。1時間攪拌した後に、真空下で溶媒を取り除くと、白色の固体が得られた。プロトンNMR分析によって、配位ジエチルエーテルのすべてが除去されたことが示された。この生成物は、Li(HO−t−Bu)3[B(C6F5)4]であるとして特徴付けられた。
混合アルミネート活性剤Li[OC(CF3)2C6H5)4]/Li[OC(CF3)2H)4]
Li[OC(CF3)2C6H5)4](0.143g)とLi[OC(CF3)2H4)4](0.100g)の混合物を、約5mlのFreon112に溶かした。室温で2時間攪拌した後、真空中で溶媒を取り除くと、白色の固体が得られた。
[Li(HOMe)4][B(O2C6Cl4)2]の調製
室温で、5.20gのトリメトキシボロン(B(OCH3)3)を、ドライボックス中で、メタノール中のリチウムメトキシド1M溶液50mlに滴下した。反応を室温で24時間攪拌し、次に真空下で溶媒を取り除くと、所望の生成物であるテトラメチルホウ酸リチウム、Li[B(OMe)4]、が定量的収量で得られた。
テトラクロロカテコール(2.95g)を、約20mlのジクロロメタンに溶かし/懸濁させた(材料のすべてが可溶というわけではなかった)。この材料を、約20mlのジクロロメタン中のテトラメトキシホウ酸リチウムLi[B(OMe)4](0.75g)の溶液に添加した(繰り返すが、材料のすべてが添加する前に可溶というわけではなかった)。混合すると、これらのすべての成分が溶けた。約30分後、白色の沈殿物が形成され始めた。この溶液を濾過し、得られた白色の固体を乾燥させた(40g)。残った紫色の溶液をほぼ乾燥するまでストリップすると、白色の沈殿物が残った。これを濾過して、白色の固体を回収した(1.3g)。溶液を−30℃の冷凍器に入れると、1時間後には結晶が成長していた。この溶液を一晩保管し、朝に回収した(1.18g)。Li(HOMe)4[B(O2C6Cl4)2]の合計収率は90%であった。質量スペクトルによって、すべての材料が同じ生成物であることが示されたはずである。熱重量測定(TGA)を用いてメタノール分子の数を測定し、単X線測定によって、この構造体がLi(HOMe)4[B(O2C6Cl4)2]であることが確認された。この活性剤の分子構造を図1に示す。
Li[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]の調製
3,5−ジ−t−ブチルカテコール(2.0g)とテトラメトキシホウ酸リチウムLi[B(OMe)4](0.61g)とを、アセトニトリル(30ml)中で室温で反応させた。これらの反応剤は溶媒に完全に溶解し、得られた溶液は、約15分後に緑色に変わり、約1時間後に青色に変わった。一晩攪拌した後に、得られた混合物を乾燥するまでストリップすると、青みがかった固体が得られた。この生成物は、プロトンNMRによって、かなり純粋なLi[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]であると特徴付けられ、非定量の溶媒化アセトニトリルを含有していることが分かった。
Li(溶媒)x[B(O2C6Br4)2]の調製
テトラブロモカテコール(1.0g)とテトラメトキシホウ酸リチウムLi[B(OMe)4](0.61g)を、アセトニトリル(30ml)中で室温で反応させた。これらの反応剤は溶媒に完全に溶解し、得られた溶液は、約15分後に緑色に変わり、約1時間後に青色に変わった。一晩攪拌した後に、得られた混合物を乾燥するまでストリップすると、灰色がかった白色の固体が得られた。この生成物は、プロトンNMRによって、かなり純粋なLi(HOMe)4[B(O2C6Br4)2]であると特徴付けられた。また、溶媒は溶媒和アセトニトリルを用いることもできた。
4−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニル−ボラートの調製
3mlの塩化メチレン中の4−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリニウムクロライド(36.8mg)の溶液に、2mlの塩化メチレン中のLiFABAを添加した。0.5時間攪拌した後に、LiClを濾別し、真空下で溶媒を取り除くと、白色の泡が得られた。エチルエーテル/ヘキサンから再結晶させると、白色の結晶性固体として生成物が得られた。
リチウム(トリスパーフルオロフェニル)(ヘキシル)ボレートの調製
3ml塩化メチレン中の17mgトリスパーフルオロフェニルボロンの攪拌溶液に、ヘキシルリチウム(ヘキサン中の2.5M溶液13.3μl)を添加した。1時間攪拌した後に、1mlのエチルエーテルを添加し、数分間攪拌し、溶媒を取り除くと、無色のオイルとして生成物が得られた。
ヘキシルノルボルネンの重合
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=2,000:1:1
トリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(36mg)を、9gのへキシルノルボルネン中で攪拌した。この懸濁液に、1gのへキシルノルボルネン中のパラジウムビス(アセチルアセトネート)(Pd(アセチルアセトネート)2)(9mg)を添加した。得られた懸濁液を室温で3時間攪拌する間に、この溶液の粘度がわずかに増加した。室温で54時間攪拌した後に、硬い黄色のパック(puck)が得られた。TGAによる収率は98.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(9.4mg)を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分B:5.0mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を、9.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bとを55℃で高圧反応器中に射出し、圧力を900psiまで上昇させた。10分後、固体の目的物を反応器から取り出した。TGAによる収率は83.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:3.0mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンと0.50gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを55℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=50s、t200℃=55s、tTmax=110s、tgel=85℃、tTmax=257℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:NaBArf(10.0mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンと0.50gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:4.1mgの(PCy3)2Pd(H)(NO3)を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを55℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=6min、t100℃=6:20min、t200℃=6:40min、tTmax=7:20min、tgel=85℃、tTmax=235℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.2mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.2mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=2s、t200℃=5s、tTmax=15s、tTmax=216℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は133%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンと0.50gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:4.1mgの(PCy3)2Pd(H)(NO3)を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを58℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=120s、t100℃=128s、t200℃=130s、tTmax=180s、tgel=86℃、tTmax=207℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンと、0.50gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=15s、t200℃=19s、tTmax=45s、tgel=85℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンと、0.50gの2.0%Katon(登録商標)1101を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gの2.0%Kraton(登録商標)1101を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=20s、t100℃=24s、t200℃=26s、tTmax=60s、tgel=85℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:3.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.90gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=20s、t200℃=33s、tTmax=140s、tgel=75℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t100℃=40s、t200℃=46s、tTmax=75s、tgel=85℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=5,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:DANFABA(N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート)(9.0mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:6.7mgの(アリル)Pd(C6F5)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=2:00min、t100℃=2:30min、t200℃=2:35min、tTmax=3:00min、tgel=75℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.3mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:3.2mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=26s、t100℃=29s、t200℃=34s、tTmax=55s、tgel=98℃、tTmax=208℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.90gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=22s、t100℃=38s、t200℃=75s、tTmax=105s、tgel=76℃、tTmax=203℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は66%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6gの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと1.0gのノルボルナジエン二量体に溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=13s、t100℃=24s、t200℃=40s、tTmax=75s、tgel=73℃、tTmax=203℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は42%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.7gの2.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=24s、t100℃=30s、t200℃=36s、tTmax=70s、tgel=80℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを80℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=15s、t200℃=26s、tTmax=55s、tgel=100℃、tTmax=224℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを100℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=6s、t200℃=16s、tTmax=45s、tgel=130℃、tTmax=235℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(96mg)を、13.97gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:31.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、186gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを100℃で混合し、15秒間攪拌し、そして得られた溶液を19×8cmのアルミニウム製の平なべに注いだ。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを28℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=3:30min、t100℃=5:20min、tTmax=5:35、tgel=40℃、tTmax=174℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.7mgの(アリル)Pd(O3C6H4CH3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:30min、t100℃=1:45min、t200℃=2:08min、tTmax=2:30min、tgel=80℃、tTmax=207℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.9gの4.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=26s、t100℃=35s、t200℃=44s、tTmax=80s、tgel=74℃、tTmax=205℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、4.76gのヘキシルノルボルネンと4.56gのフェニルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:20min、t100℃=3:00min、t200℃=3:30min、tTmax=4:00min、tgel=74℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(2.5mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=55s、t100℃=75s、t200℃=90s、tTmax=110s、tgel=78℃、tTmax=209℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(339mg)を、60gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:112mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、718gのヘキシルノルボルネンと75.1gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=15,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(6.5mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:2.2mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.90gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=25s、tTmax=60s、tgel=75℃、tTmax=197℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(361mg)を、52.6gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:119mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、702gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bと60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=35s、t100℃=50s、t200℃=57s、tTmax=80s、tgel=80℃、tTmax=217℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを40℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:40min、t100℃=2:15min、tTmax=2:45min、tgel=60℃、tTmax=190℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.14%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを50℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:05min、t100℃=1:33min、t200℃=1:44min、tTmax=2:00min、tgel=67℃、tTmax=203℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.7gの4.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンと0.9gのテトラシクロドカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを50℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=44s、t100℃=1:23min、tTmax=2:30min、tgel=60℃、tTmax=191℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと1.2gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=20s、t100℃=40s、t200℃=43s、tTmax=75s、tgel=64℃、tTmax=209℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.60gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=23s、tTmax=42s、tgel=55℃、tTmax=197℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.3%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は71%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.0gのヘキシルノルボルネンと1.2gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=22s、tTmax=50s、tgel=56℃、tTmax=197℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は83%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、1.43gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.0gのヘキシルノルボルネンと1.2gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:45min、t100℃=3:20min、t175℃=3:30min、tTmax=4:00、tgel=55℃、tTmax=180℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと1.2gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=55s、t100℃=2:00min、tTmax=2:20min、tgel=54℃、tTmax=192℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:2:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.8mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:45min、t100℃=2:25min、tTmax=2:45min、tgel=62℃、tTmax=197℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:2:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と1.6mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを50℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=5:00min、t100℃=6:20min、tTmax=7:00min、tgel=64℃、tTmax=182℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと1.2gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:活性剤の反応剤比=20,000:1:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(2.4mg)とLiWCA−H(2.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:10min、t100℃=1:40min、tTmax=1:55min、tgel=68℃、tTmax=198℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:5である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(12.2mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:20min、t100℃=1:50min、tTmax=2:15min、tgel=64℃、tTmax=193℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.6gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:30min、t100℃=2:05min、t200℃=2:20min、tTmax=2:22min、tgel=62℃、tTmax=201℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、1.27gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:2.0mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、10.3gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを50℃で高圧反応器に射出し、圧力を900psiまで上昇させた。反応は下記反応パラメータによって示される。t100℃=40s、t200℃=42s、tTmax=1:40min、tTmax=250℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は84.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=30,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.1mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=22s、t200℃=39s、tTmax=55s、tgel=65℃、tTmax=202℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのヘキシルノルボルネンと0.18gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=9s、t100℃=15s、t200℃=36s、tTmax=50s、tgel=60℃、tTmax=201℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は157%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.44gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=7s、t100℃=12s、t200℃=18s、tTmax=43s、tgel=60℃、tTmax=206℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.9%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は106%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=7s、t100℃=12s、t200℃=18s、tTmax=43s、tgel=60℃、tTmax=206℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.5%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は108%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=60,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(1.9mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:0.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t100℃=55s、tTmax=1:30min、tgel=60℃、tTmax=199℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=21s、t200℃=35s、tTmax=50s、tgel=60℃、tTmax=202℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は108%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=50,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(1.6mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:0.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=48s、t100℃=1:55min、t150℃=2:13min、tTmax=2:45min、tgel=55℃、tTmax=187℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.8mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、8.8gのヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=2:00min、t100℃=7:30min、t150℃=8:30min、tTmax=10:00min、tgel=55℃、tTmax=166℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.5%であった。DMAによるTgは307℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.0gのヘキシルノルボルネンと0.61gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=18s、t200℃=25s、tTmax=35s、tgel=68℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.0%であった。DMAによるTgは245℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.08mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=16s、t100℃=25s、t200℃=40s、tgel=60℃、tTmax=200℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.16mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=24s、t200℃=40s、tgel=60℃、tTmax=200℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.9mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=24s、t100℃=32s、t200℃=37s、tTmax=50s、tgel=70℃、tTmax=218℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.5である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.40mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=20s、t100℃=33s、t200℃=44s、tTmax=52s、tgel=63℃、tTmax=202℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4.0mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:2.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、11.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で高圧反応器中に射出し、圧力を900psiまで上昇させた。反応は下記反応パラメータによって示される。t100℃=13s、t200℃=18s、tTmax=35、tTmax=218℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3と0.8mgのトリシクロヘキシルホスフィンを、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15min、tgel=55℃。軟らかいゲルが得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、7.0gのヘキシルノルボルネンと1.22gのメチルノルボルネンとに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=58s、tTmax=63s、tgel=42℃、tTmax=181℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。DMAによるTgは248℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=36s、t100℃=52s、tTmax=60s、tgel=37℃、tTmax=157℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は100%であった。DMAによるTgは292℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.0mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、6.5gのヘキシルノルボルネンと1.9gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=55s、t100℃=1:16min、tTmax=63s、tgel=42℃、tTmax=181℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。DMAによるTgは245℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、7.0gの2.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンと、1.22gのメチルノルボルネンと、0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=31s、t100℃=41s、tTmax=63s、tgel=44℃、tTmax=182℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は95%であった。DMAによるTgは277℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(36.2mg)を、10gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:20.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、116gのヘキシルノルボルネンと、3.1gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを23℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=2:00min、t100℃=3:15min、tTmax=4:30min、tgel=40℃、tTmax=176℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は133%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(36.2mg)を、10gの2.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:20.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、118gの2.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンと3.1gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=45s、t100℃=1:25min、tTmax=2:10min、tgel=39℃、tTmax=186℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=52s、t100℃=1:20min、tTmax=1:50min、tgel=45℃、tTmax=182℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(9.8mg)を、0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:4.1mgの(PCy3)2Pd(H)(NO3)を、9.5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=5:00min、t100℃=6:10min、tTmax=6:30min、tgel=62℃、tTmax=192℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4.0mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、11.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:40min、t100℃=2:02min、t200℃=2:08min、tTmax=2:30min、tgel=46℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(8.0mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:4.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、11.0gのブチルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=45s、t200℃=47s、tTmax=50s、tgel=55℃、tTmax=208℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのブチルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=42s、t100℃=49s、t200℃=55s、tTmax=70s、tgel=50℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は108%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=55s、t100℃=1:05min、t200℃=1:09min、tTmax=1:20min、tgel=49℃、tTmax=208℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.8%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は91%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.9mg)を、1.0gのシクロヘキセニルノルボルネンに溶かした。成分B:4.0mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、11.0gのシクロヘキセニルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:55min、t100℃=2:55min、tTmax=4:15min、tgel=60℃、tTmax=150℃。固体の脆い目的物が得られた。TGAによる収率は91.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gの4.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.2gの4.0%Kraton(登録商標)1657を含有するヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:05min、t100℃=2:10min、tTmax=2:50min、tgel=38℃、tTmax=163℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.2%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は122%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(4.9mg)を、1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.2gのヘキシルノルボルネンと、0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンと、0.18gの2−(3−ブテニル)−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:15min、t100℃=1:55min、tTmax=2:05min、tgel=60℃、tTmax=200℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.7%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は123%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(128mg)を、10gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:73mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、181gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応を数秒間攪拌してから8×18cmのアルミニウム製の平なべに注いだ。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.5%であった。DMAによるTgは304℃、HDTは80℃であった。この生成物の試料を、200℃/0.1torrの真空オーブンの中に20時間設置した。TGAによる残留モノマーは3.1%、HDTは210℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(134mg)を、10gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:77mgの(アリル)Pd(O3SCF)PCy3を、185gのブチルノルボルネンと5.7gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応を数秒間攪拌してから8×18cmのアルミニウム製の平なべに注いだ。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.9%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は82%であった。HDTは66℃であった。
この生成物の試料を、200℃/0.1torrの真空オーブンの中に20時間設置した。TGAによる残留モノマーは4.1%、HDTは204℃であった。この生成物の試料を、200℃/0.1torrの真空オーブンの中に96時間設置した。TGAによる残留モノマーは2.0%、一晩置いたトルエン中での膨張率は106%、そしてHDTは207℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を、1.0gの4.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.2gの4.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.0gのブチルノルボルネンと1.43gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=23s、t100℃=33s、tTmax=55s、tgel=43℃、tTmax=179℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.7mg)を、1.0gの4.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.2mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、9.2gの4.0%Kraton(登録商標)1726を含有するヘキシルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=37s、t100℃=52s、t200℃=1:02min、tTmax=1:40min、tgel=40℃、tTmax=208℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4.5mg)を、1.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、10.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:07min、t100℃=1:16min、t200℃=1:20min、tTmax=1:30min、tgel=50℃、tTmax=233℃。気泡を含有する固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=5,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(13.4mg)を、1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:7.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.24gの5,5’−(1,2−エタンジイル)ビスビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=33s、t100℃=34s、tTmax=36s、tgel=60℃、tTmax=217℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4.5mg)を、1.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、10.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。重合瓶をクリンプキャップで密閉した。ほとんど気泡のない固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.5%であった。DMAによるTgは266℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4.5mg)を、1.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、10.0gのエチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で圧力反応器に射出し、圧力を100psiまで高めた。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(134mg)を、10gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:77mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、170gのブチルノルボルネンと21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合し、8×18cmのアルミニウム製の平なべに注いだ。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.0%であった。HDTは70℃であった。
この生成物の試料を、200℃/0.1torrの真空オーブンの中で72時間、後硬化させた。TGAによる残留モノマーは5.0%であった。HDTは196℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(134mg)を、10gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:77mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、180gのブチルノルボルネンと10.5gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合し、8×18cmのアルミニウム製の平なべに注いだ。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.9%であった。HDTは99℃であった。
この生成物の試料を、200℃/0.1torrの真空オーブンの中で72時間、後硬化させた。TGAによる残留モノマーは3.9%であった。HDTは204℃であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(5.8mg)を0.85gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:5.2mgの(PCy3)2Pd(H)(O2CCF3)を、9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=4:00min、t100℃=4:27min、t200℃=4:31min、tTmax=4:42min、tgel=68℃、tTmax=220℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(5.8mg)を0.85gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:5.2mgの(PCy3)2Pd(H)(O2CCF3)を、9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:13min、t100℃=1:23min、t200℃=1:27min、tTmax=1:48min、tgel=85℃、tTmax=232℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.1mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bと25℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(11.6mg)を0.85gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:5.2mgの(PCy3)2Pd(H)(O2CCF3)を、9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを63℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=48s、t100℃=54s、t200℃=59s、tTmax=1:05min、tgel=87℃、tTmax=235℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.3mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=17s、t200℃=20s、tTmax=40s、tgel=45℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.1mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=13s、t100℃=18s、t200℃=23s、tTmax=35s、tgel=40℃、tTmax=205℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=40,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(1.7mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:0.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=21s、t100℃=34s、t200℃=44s、tTmax=60s、tgel=40℃、tTmax=205℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:3.8mgの(PCy3)2Pd(H)O3CCF3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:05min、t100℃=1:14min、t200℃=1:17min、tTmax=1:30min、tgel=70℃、tTmax=222℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(2.9mg)を0.85gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=3:20min、t100℃=5:10min、tTmax=5:45min、tgel=37℃、tTmax=190℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(2.9mg)を0.85gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=41s、t100℃=52s、t200℃=56s、tTmax=1:02min、tgel=68℃、tTmax=220℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を、1.0gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.5gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=17s、t100℃=23s、t200℃=35s、tTmax=60s、tgel=40℃、tTmax=203℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を50gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:15.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、50gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、10〜24スタティックミキサーを介して、窒素パージされたTeflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(50.3mg)を75gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:22.9mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、75gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、5〜18スタティックミキサーを介して、窒素パージされたTeflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を、50gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと3.5gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:13.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、50gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと3.5gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、5〜18スタティックミキサーを介して、窒素パージされたTeflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を、51.5gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと1.4gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:13.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、51.5gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと1.4gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、5〜18スタティックミキサーを介して、窒素パージされたTeflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=22s、t200℃=24s、tTmax=45s、tgel=40℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を、50gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:15.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、50gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、10〜24スタティックミキサーを介して、窒素パージされたプラークモールドに85℃で射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(48.8mg)を、75gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと1.5gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:22.2mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、75gの5.0%Kraton(登録商標)1726を含有するブチルノルボルネンと1.5gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、5〜18スタティックミキサーを介して、窒素パージされたプラークモールドに85℃で射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.8mg)を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=60s、tTmax=1:20、tgel=40℃、tTmax=181℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(98mg)を、75gの3.0%Diene55AC10(登録商標)を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分B:44.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、75gの3.0%Diene55AC10(登録商標)を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BとをMIXPACミキシングガンに装填し、5〜18スタティックミキサーを介して、窒素パージされたプラークモールドに55℃で射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.690g)を610gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:0.313gの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、610gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを、マイクロRIM装置の混合ヘッド内で、高圧流れとして35℃で混合した。4回の試験から4つの固体の目的物が得られた。TGAによる収率は、98.3%、97.6%、97.6%および97.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li(Oct2O)2.5FABA(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=17s、t100℃=18s、t200℃=21s、tTmax=35s、tgel=55℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.0mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(o−tolyl)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=2:45min、t100℃=4:03min、tTmax=5:00min、tgel=37℃、tTmax=167℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は82.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.4mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(ナフチル)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=35s、t100℃=50s、t200℃=60s、tTmax=1:30min、tgel=45℃、tTmax=209℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.4mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PPh3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=55s、tTmax=1:30min、tgel=40℃、tTmax=196℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(1,1−ジメチルアリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:08min、t100℃=1:14min、t200℃=1:16min、tTmax=1:25min、tgel=55℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を、51gの2.5%Nordel(登録商標)1070を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分B:15.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、51gの2.5%Nordel(登録商標)1070を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、8〜24スタティックミキサーを介して、Teflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(33.5mg)を、51gの2.5%Vistanex(登録商標)MML−140を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分B:15.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、51gの2.5%Vistanex(登録商標)MML−140を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、8〜24スタティックミキサーを介して、Teflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=12s、t100℃=18s、t200℃=24s、tTmax=35s、tgel=45℃、tTmax=202℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、8.5gのブチルノルボルネンと0.53gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=11s、t100℃=18s、t200℃=26s、tTmax=40s、tgel=45℃、tTmax=205℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.0gのブチルノルボルネンと1.05gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=18s、tTmax=45s、tgel=40℃、tTmax=200℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は86.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.8mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=8s、t100℃=10s、t200℃=13s、tTmax=25s、tgel=45℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.8mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bとを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=9s、t100℃=13s、t200℃=17s、tTmax=30s、tgel=45℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(1,1−ジメチルアリル)Pd(O2CCF3)PCy3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=56s、t100℃=59s、t200℃=1:03min、tTmax=1:15min、tgel=40℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(1,1−ジメチルアリル)Pd(O2CCF3)PCy3を、8.8gのブチルノルボルネンと0.21gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=31s、t100℃=37s、t200℃=41s、tTmax=60s、tgel=40℃、tTmax=207℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(2−クロロアリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を、9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=21s、t100℃=27s、t200℃=29s、tTmax=50s、tgel=45℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(34mg)を、50gの2.5%Vistanex(登録商標)MML−140を含有するブチルノルボルネンと1.3gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:15mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、50gの2.5%Vistanex(登録商標)MML−140を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、8〜24スタティックミキサーを介して、Teflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(34mg)を、50gの2.5%Nordel(登録商標)1070を含有するブチルノルボルネンと1.3gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:15mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、50gの2.5%Nordel(登録商標)1070を含有するブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分BをMIXPACミキシングガンに装填し、8〜24スタティックミキサーを介して、Teflon(登録商標)カップに射出した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=500:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(0.11g)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かしかつ50℃まで加熱した。成分B:30mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合すると、30秒以内に反応が重合し、160℃で暗い色になった。tTmax=225℃であった。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(0.055g)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かし、50℃まで加熱した。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合して、70℃まで加熱した。30秒以内に反応が重合し、180℃で暗い色になった。tTmax=215℃であった。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は98.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(0.055g)を周囲温度で9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合すると、明るい黄色の溶液が観察された。反応は15秒以内にゲル化しかつ30秒以内に重合した。tTmax=205℃であった。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は99.5%以上であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(0.055g)を周囲温度で8.0gのヘキシルノルボルネンと1.0gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合すると、明るい黄色の溶液が観察された。反応は45秒以内にゲル化しかつ3分以内に重合した。tTmax=190℃であった。濃い黄色の固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(0.055g)を周囲温度で9.0gのヘキシルノルボルネンと0.5gのノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合しかつ55℃まで加熱した。明るい黄色の溶液が観察された。反応は15秒以内にゲル化しかつ2分以内に重合した。tTmax=210℃であった。濃い黄色の固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(LiFABA)(0.049g)を9.0gのヘキシルノルボルネン中で攪拌した。このLiFABAは溶けなかった。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bとを混ぜ合わせて、60℃で加熱した。明るい黄色の溶液が観察された。反応は直ちにゲル化し、最高到達反応温度は205℃と記録された。反応は2分以内に重合した。tTmax=210℃であった。光沢のある固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=5,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(0.010g)を周囲温度で9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合しかつゆっくりと加熱した。重合している塊が65℃に達したときに反応がゲル化した。白色の沈殿物が反応において観察された。反応は3分以内に重合した。tTmax=185℃であった。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(0.048g)を9.0gのヘキシルノルボルネン中で撹拌しかつ60℃まで加熱した。このLiFABAは完全には溶けなかった。成分B:20mgの[(アリル)PdCl]2を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネン中で攪拌しかつ60℃まで加熱した。同様に、[(アリル)PdCl]2のすべてが完全に溶けたわけではなかったが、黄色い溶液が得られた。成分Aと成分Bを混合すると、反応が45秒以内にゲル化した。反応は約150℃で黒くなり、150℃の最高重合発熱温度に達した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.056g)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:10mgの[(アリル)PdCl]2を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かしかつ50℃まで加熱した。[(アリル)PdCl]2のすべてが完全に溶けたわけではなかったが、部分的に黄色い溶液が得られた。成分Aと成分Bとを室温で混合したが、はっきりとした反応は起こらなかった。その後。この混合物に25mgのトリシクロヘキシルホスフィン(PCy3)を添加し、加熱した。反応は直ちに明るいオレンジがかった黄色になり、発熱し始め、20秒でゲル化した。この重合塊は225℃の最高重合発熱温度に達した。PCy3の存在下では、ポリマーの温度がその重合発熱温度まで上昇しても、ポリマーが黒ずむことはなかった。固体のポリマー目的物が得られた。TGAによる収率は95.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.056g)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2と25mgのトリシクロヘキシルホスフィン(PCy3)を1.0gのヘキシルノルボルネンと混合すると、白色のスラリーが形成された。成分Aと成分Bを室温で混合すると、直ちに黄色の溶液が形成された。重合は下記反応パラメータによって示される。tgel=9s、tTmax=225℃。反応溶液は2分以内に重合した。硬い黄色のポリマー目的物が得られた。TGAによる収率は98.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.056g)と25mgのトリシクロヘキシルホスフィン(PCy3)とを9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:15mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を1.0gのヘキシルノルボルネン中で攪拌した。成分Aと成分Bを室温で混合すると、直ちに黄色い綿状の物質が形成された。混合後の初めの2分間は反応は重合しなかった。重合は下記反応パラメータによって示される。tTmax=180℃。反応溶液は2分以内にゆっくりと重合した。固体のポリマー目的物が得られた。TGAによる収率は97.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.056g)と[(アリル)Pd(O2CCF3)]2(15mg)を、3.0gのヘキシルノルボルネンと混合した。この懸濁液を室温で攪拌した。成分B:25mgのトリシクロヘキシルホスフィン(PCy3)を7.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bとを室温で混合しかつ65℃まで加熱した。このプロ触媒と活性剤とのスラリーは、加熱されるにつれて、ゆっくりと溶解および反応した。反応溶液が重合して硬い黄色のパックが得られた。tTmax=205℃。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(56mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:26mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに懸濁させた。成分Aと成分Bを混合すると、重合は30秒以内に終了した。tTmax=200℃。硬いオレンジ色のパックが得られた。TGAによる収率は98.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=2,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(28mg)を8.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:7mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を1.0gのメチルノルボルネンに懸濁させた。成分Aと成分Bを混合すると、溶液が黄色に変わり、20秒以内にゲル化した。重合発熱は200℃に達した。硬い黄色のパックが得られた。TGAによる収率は92.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(0.59g)を95gのヘキシルノルボルネンと5gのノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:0.16gの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを40℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、tTmax=251℃。無臭の固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=2,000:1:5である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(28mg)を9gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3mgの[(アリル)Pd(O2CCF3)]2を5gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、透明で無臭のパックが生成した。TGAによる収率は93.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=2,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(56mg)を8.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:10mgの[(アリル)PdCl]2を1.0gのメチルノルボルネンに懸濁させた。成分Aと成分Bを混合すると、溶液が黄色に変わった。重合によって硬い黄色のパックが生成した。TGAによる収率は93.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:10である2成分重合系を調製した。成分A:Li[Al(OC(CF3)2H)4](20mg)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かしかつ60℃まで加熱した。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を、1.0gのヘキシルノルボルネンに40℃で溶かした。成分Aと成分Bを混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=9s、t110℃=13s、t201℃=17s、tTmax=75s、tgel=69℃、tTmax=260℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(12.0mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かしかつ50℃まで加熱した。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=34s、t105℃=46s、t201℃=70s、tTmax=105s、tgel=67℃、tTmax=223℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(12.0mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かしかつ50℃まで加熱した。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=70s、t101℃=88s、t200℃=145s、tTmax=180s、tgel=68℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(12.0mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かしかつ50℃まで加熱した。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=70s、t101℃=88s、t200℃=145s、tTmax=180s、tgel=68℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=1,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(56mg)を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かしかつ50℃まで加熱した。成分B:15mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに40℃で溶かした。成分Aと成分Bを混合すると、反応は明るいオレンジ色に変わり、15秒以内にゲル化した。最大重合は245℃で測定された。固体のオレンジがかった黄色のパックが得られた。TGAによる収率は96.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=2,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(28mg)を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かしかつ55℃まで加熱した。成分B:7.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに40℃で溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合すると、反応混合物は直ちにオレンジ色に変わり、15秒以内にゲル化し、241℃の最高温度に達した。無臭の黄色のパックが得られた。TGAによる収率は95.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.5mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、反応混合物は直ちに黄色に変わり、30秒以内にゲル化し、251℃の最高温度に達した。無臭の黄色のパックが得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.5mg)を、7.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かしかつ55℃まで加熱した。成分B:7.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、反応混合物は直ちに黄色に変わり、35秒でゲル化し、210℃の最高温度に達した。無臭の黄色のパックが得られた。TGAによる収率は93.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.6mg)を、8.0gのヘキシルノルボルネンと1.0gの1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を周囲温度で1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、反応混合物は直ちに黄色に変わり、30秒以内にゲル化し、225℃の最高温度に達した。無臭の黄色のパックが得られた。TGAによる収率は88.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.6mg)を9.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、反応混合物は直ちに黄色に変わり、20秒以内にゲル化し、241℃の最高温度に達した。無臭のオレンジ色のパックが得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=15,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−CH3(45mg)を、115gのヘキシルノルボルネンと6gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:24mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を6gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを周囲温度で混合すると、反応混合物は直ちに黄色に変わり、30秒以内にゲル化し、248℃の最高温度に達した。無臭の黄色のパックが得られた。TGAによる収率は96.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11mg)を、8.5gのヘキシルノルボルネンと0.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:3.2mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを室温で混合すると、50秒以内にゲル化し、そして重合は242℃の内部温度に達した。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.5mg)を、7gのヘキシルノルボルネンと2gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを28℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=12s、t104℃=30s、t201℃=42s、tTmax=95s、tgel=38℃、tTmax=220℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.5mg)を9gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを29℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=28s、t100℃=40s、t200℃=45s、tTmax=85s、tgel=50℃、tTmax=247℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.5mg)を9gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを29℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=28s、t100℃=40s、t200℃=45s、tTmax=85s、tgel=50℃、tTmax=247℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=10,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(11.5mg)を7gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを31℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=18s、t118℃=28s、t214℃=31s、tTmax=75s、tgel=50℃、tTmax=268℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.5mg)を7gのヘキシルノルボルネンと2gのノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを29℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=80s、t207℃=83s、tTmax=165s、tgel=41℃、tTmax=260℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=50,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.8mg)を23gのヘキシルノルボルネンと6gのノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを58℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=25s、t103℃=45s、t204℃=60s、tTmax=118s、tgel=70℃、tTmax=241℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は80.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=50,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.8mg)を24gのヘキシルノルボルネンと5gのノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを65℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=12s、t100℃=25s、t212℃=36s、tTmax=87s、tgel=72℃、tTmax=270℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は80.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(13.6mg)を24gのヘキシルノルボルネンと5gのメチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=12s、t100℃=20s、t210℃=22s、tTmax=175s、tgel=71℃、tTmax=269℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は91.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(13.6mg)を26gのヘキシルノルボルネンと3gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:1.8mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=17s、t200℃=26s、tTmax=85s、tgel=66℃、tTmax=250℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(8.0mg)を24gのヘキシルノルボルネンと5gのメチルノルボルネンに溶かした。成分B:4.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t101℃=20s、t199℃=28s、tTmax=120s、tgel=76℃、tTmax=288℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は86.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(32mg)を117gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:17mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を3gのメチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=22s、t210℃=27s、tTmax=105s、tgel=73℃、tTmax=288℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(32mg)を、117gのブチルノルボルネンと12gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:17mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を3gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t106℃=18s、t200℃=23s、tTmax=127s、tgel=70℃、tTmax=278℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(6.7mg)を29gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:3.6mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを70℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=12s、t206℃=17s、tTmax=100s、tgel=82℃、tTmax=272℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は90.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=50,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.5mg)を29gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t100℃=41s、t205℃=56s、tTmax=90s、tgel=79℃、tTmax=260℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.5mg)を27.5gのヘキシルノルボルネンと1.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。成分B:3.4mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを80℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=6s、t104℃=10s、t205℃=20s、tTmax=80s、tgel=86℃、tTmax=250℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(27mg)を117gのヘキシルノルボルネンに溶かした。この活性剤/モノマー溶液を、プロ触媒と混合する前に、真空下で脱気した。成分B:15mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を3gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=25s、t100℃=40s、t203℃=50s、tTmax=75s、tgel=74℃、tTmax=241℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(27mg)を111gのヘキシルノルボルネンと1.5gのエキソ−トランス−エキソ−ノルボルナジエン二量体に溶かした。この活性剤/モノマー溶液を、プロ触媒と混合する前に、真空下で脱気した。成分B:15mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を3gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを70℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=9s、t106℃=16s、t204℃=24s、tTmax=140s、tgel=78℃、tTmax=267℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(27mg)を9gのエキソ−ペンチルノルボルネンに溶かした。この活性剤/モノマー溶液を、プロ触媒と混合する前に、真空下で脱気した。成分B:1.3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのエキソ−ペンチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=180s、t160℃=480s、tTmax=720s、tgel=86℃、tTmax=234℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。TGAによる収率は89.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.4mg)を9gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.3mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=7s、t140℃=10s、t208℃=13s、tTmax=60s、tgel=74℃、tTmax=260℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.4mg)を9gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.3mgの(Me2NCH2C6H4)Pd(O3SCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合すると、反応中間体が黄色に変わった。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=135s、t100℃=185s、t209℃=193s、tTmax=240s、tgel=71℃、tTmax=262℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:5である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](10mg)を0.7gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.2mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合すると、反応中間体が黄色に変わり、60秒以内に重合した。tTmax=220℃であった。空隙の全くない透明な固体のパックが得られた。TGAによる収率は95.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](10mg)を、8gのヘキシルノルボルネンと1gのブトキシノルボルネンに溶かした。成分B:1.2mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを50℃で混合すると、反応中間体が黄色に変わった。tgel=230s、t101℃=430s、tTmax=660s、tgel=70℃、tTmax=175℃。空隙の全くない透明な固体のパックが得られた。TGAによる収率は93.49%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](4mg)を、1gのトリエトキシシリルノルボルネンと8gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.3mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを55℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=180s、t100℃=270s、t208℃=345s、tTmax=375s、tgel=82℃、tTmax=261℃。空隙の全くない固体のパックが得られた。TGAによる収率は94.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=35,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](32mg)を、6gのトリエトキシシリルノルボルネンと111gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:15mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)PCy3を3gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。空隙の全くない透明な固体のスラブが得られた。TGAによる収率は96.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Na[B(C6H3−3,5−(CF3)2)4](4mg)を、1gのトリエトキシシリルノルボルネンと8gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:1.1mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを室温で混合すると、溶液は直ちに黄色に変わった。重合塊は244℃の最高内部温度に達した。空隙の全くない固体のパックが得られた。TGAによる収率は92.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(9mg)を19gのゴム化ヘキシルノルボルネン(1重量%のEPDM)に溶かした。成分B:2.4mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1gのゴム化ヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを100℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=5s、t206℃=10s、tTmax=375s、tgel=110℃、tTmax=251℃。反応中、溶液の色が透明な黄色から濁った灰色がかった白色に変わった。固体のパックが得られた。TGAによる収率は91.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(9mg)を、0.7gのトリエトキシシリルノルボルネンと19gのゴム化ヘキシルノルボルネン(1重量%のEPDM)に溶かした。成分B:2.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を0.3gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを53℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=285s、t103℃=390s、t203℃=465s、tTmax=525s、tgel=75℃、tTmax=216℃。固体のパックが得られた。TGAによる収率は90.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](9mg)を、1.0gのトリエトキシシリルノルボルネンと18gのゴム化ヘキシルノルボルネン(1重量%のEPDM)に溶かした。成分B:2.4mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=135s、t100℃=165s、t200℃=190s、tTmax=305s、tgel=94℃、tTmax=243℃。固体のパックが得られた。TGAによる収率は94.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:[Ph3C][Al(OC(CF3)2C6H5)4](7mg)を、1gのトリエトキシシリルノルボルネンと8gのヘキシルノルボルネンの中で攪拌した。この溶液を60℃まで加熱して活性剤を溶かした。成分B:2.4mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合した。固体のパックが得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(9mg)を、2重量%のFirestone1107ポリブタジエンを含有する19.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分B:2.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を1.0gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを60℃で混合して、100℃の浴中で加熱した。固体のパックが得られた。TGAによる収率は92.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(9mg)を、0.7gのトリエトキシシリルノルボルネンと19gのゴム化ヘキシルノルボルネン(1重量%のEPDM)に溶かした。成分B:2.5mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)PCy3を0.3gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを70℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=230s、t108℃=230s、t203℃=345s、tTmax=465s、tgel=108℃、tTmax=253℃。固体のパックが得られた。TGAによる収率は93.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=25,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(2.4mg)を、0.7gのトリエトキシシリルノルボルネンと19gのゴム化ヘキシルノルボルネン(1重量%のEPDM)に溶かした。成分B:1.7mgの(π−アリル)Pd(O2CCF3)P(i−Pr)3を1gのヘキシルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを53℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=8s、tTmax=255℃。固体のパックが得られた。TGAによる収率は96.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(4mg)を9gのエチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.9mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)P(i−Pr)3を3gのエチルノルボルネンに溶かした。この活性剤/モノマー溶液を、プロ触媒と混合する前に、真空下で脱気した。成分Aと成分Bを23℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=390s、t100℃=407s、t204℃=415s、tTmax=425s、tgel=51℃、tTmax=213℃。固体のパックが得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を、8.5gのブチルノルボルネンと0.31gのノルボルナジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.1%であった。一晩置いたトルエン中での膨張率は158%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.4mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=4:00min、t100℃=4:37min、t200℃=4:40min、tTmax=5:00min、tgel=38℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(5.8mg)を0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.4mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=20s、t100℃=23s、t200℃=24s、tTmax=30s、tgel=71℃、tTmax=222℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(5.8mg)を0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.4mgの(アリル)Pd(P(i−pr)3)P(i−pr)3を9.5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを空気に曝し、5分間攪拌し、25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=3:00min、t100℃=3:36min、tTmax=4:00min、tgel=40℃、tTmax=197℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに部分的に溶かした。成分B:1.4mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=17s、t100℃=21s、t200℃=22s、tTmax=40s、tgel=58℃、tTmax=222℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を8.9gのブチルノルボルネンと0.10gのジシクロペンタジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=12s、t100℃=16s、t200℃=20s、tTmax=45s、tgel=40℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
LiWCA−H(3.4mg)と1.4mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3を1mlの塩化メチレン中で混合し、数分間攪拌した。これを10.0gのブチルノルボルネン(モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1)に25℃で添加した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:00min、t100℃=1:10min、t200℃=1:12min、tTmax=1:30min、tgel=40℃、tTmax=209℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.3%であった。
LiFABA(5.8mg)と1.4mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3とを0.25mlの塩化メチレン中で混合し、数分間攪拌した。この溶液を10.0gのブチルノルボルネン(モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2)に45℃で添加した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=5s、t100℃=7s、t200℃=9s、tTmax=25s、tgel=60℃、tTmax=222℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(シクロペンチル)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=23s、t100℃=29s、t200℃=30s、tTmax=50s、tgel=49℃、tTmax=217℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(5.8mg)を0.71gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(シクロペンチル)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=29s、t100℃=36s、t200℃=38s、tTmax=60s、tgel=65℃、tTmax=226℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.2%であった。
モノマー:プロ触媒:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:0.5:0.5:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:0.7mgの(アリル)Pd(O2CCF3)P(i−pr)3と0.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=23s、t100℃=30s、t200℃=34s、tTmax=50s、tgel=43℃、tTmax=207℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(シクロペンチル)3を、8.5gのブチルノルボルネンと0.5gのブテニルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=19s、t200℃=21s、tTmax=40s、tgel=52℃、tTmax=221℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.8mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(シクロペンチル)3を、8.0gのブチルノルボルネンと1.0gのブテニルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=23s、t100℃=26s、t200℃=29s、tTmax=40s、tgel=58℃、tTmax=223℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=50,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(1.3mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:0.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(シクロペンチル)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=37s、t100℃=49s、t200℃=54s、tTmax=1:10min、tgel=44℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=100,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(5.0mg)を74gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを40℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=18s、t100℃=35s、t200℃=47s、tTmax=1:00min、tgel=58℃、tTmax=215℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は86.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=100,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:LiFABA(8.7mg)を1.0gのトリエトキシシリルノルボルネンに溶かした。成分B:2.3mgの(アリル)Pd(O3SCF3)P(i−pr)3を74gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=27s、t100℃=52s、t200℃=60s、tTmax=1:10min、tgel=55℃、tTmax=216℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.3%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.2mg)を1.0gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分B:1.4mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P−i−Pr)3を9.0gのテトラシクロドデカジエンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=18s、t100℃=27s、tTmax=50s、tgel=40℃、tTmax=163℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は89.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Bの原液:15.3mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を90.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと9.0gの成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=17s、t200℃=22s、tTmax=45s、tgel=50℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.8%であった。
成分Bの原液をドライボックスに入れ、室温で4ヶ月間暗所に保管した。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:9.0gの「熟成させた」原液。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=22s、t100℃=30s、t200℃=33s、tTmax=45s、tgel=40℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(クロチル)Pd(O3SCF3)(P(i−pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=80s、t100℃=90s、t200℃=94s、tTmax=110s、tgel=38℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.7%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.01gのDisperse Blue 14を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=19s、t200℃=21s、tTmax=45s、tgel=43℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.01gのDisperse Red 1を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=11s、t100℃=14s、t200℃=17s、tTmax=30s、tgel=45℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.1gのBHT−ノルボルネンを9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=11s、t100℃=14s、t200℃=17s、tTmax=30s、tgel=45℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.05gのBHTを9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=13s、t100℃=17s、t200℃=19s、tTmax=45s、tgel=46℃、tTmax=215℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[B(C6F5)3(ヘキシル)](2.0mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=19s、t100℃=24s、tTmax=60s、tgel=45℃、tTmax=170℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は83.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd[N(SO2CF3)2](P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=45s、t100℃=58s、t200℃=66s、tTmax=90s、tgel=46℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd[N(SO2CF3)2](P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=10s、t100℃=14s、t200℃=25s、tTmax=45s、tgel=64℃、tTmax=218℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[B(C6F5)3(ヘキシル)](2.0mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd[N(SO2CF3)2](P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=21s、t100℃=28s、t200℃=35s、tTmax=60s、tgel=55℃、tTmax=190℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は88.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:4−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート(2.9mg)を9.0gのブチルノルボルネンに懸濁させた。成分B:1.6mgの(アリル)Pd(C6F5)PCy3を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを45℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=4:30min、t100℃=5:30min、t200℃=5:42min、tTmax=5:55min、tgel=58℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は92.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.4mgの(アリル)Pd[N(SO2CF3)2]PPh3を9.0gのブチルノルボルネンに懸濁させた。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:25min、t100℃=2:00、tTmax=3:00、tgel=41℃、tTmax=191℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.6mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.05gのEthanox(登録商標)330を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=14s、t100℃=17s、t200℃=19s、tTmax=35s、tgel=43℃、tTmax=215℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は97.0%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:2.2mgの(π−アリル)Pd[N(SO2CF3)2]P(シクロペンチル)3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=15s、t100℃=20s、t200℃=24s、tTmax=60s、tgel=40℃、tTmax=217℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は96.6%であった。
ポリブチルノルボルネンのタイルを、ブチルノルボルネンとブチルノルボルネンの1:1ブレンドを用いて、ミネソタ大学のMicro−RIM装置の混合ヘッドによってRIM成形した。20,000:1:1(BuNB:(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3):LiWCA−H)の反応剤比を用いた。このプラークに、F−1152プライマーと、F−2010ブラックベースコートと、F−3053クリアーコートとからなるU.S.Paintを塗布した。これらの塗料は、4:1のG3010触媒に対する塗料比を用いて混合された。それらはT003レジューサーを用いて体積で25%減らされた。
10〜15分の短い時間が、溶媒を除去するため塗布する合間に用いられた。クリアーコートの後、25分の短い時間が硬化する前に用いられた。用いた硬化時間は180(Fで30分であった。この試料はASTMクロスハッチ試験を用いて試験を行い、合格した。
ポリブチルノルボルネンのタイルを、ブチルノルボルネンとブチルノルボルネンの1:1ブレンドを用いて、ミネソタ大学のMicro−RIM装置の混合ヘッドによってRIM成形した。20,000:1:1(BuNB:(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3):LiWCA−H)の反応剤比を用いた。このプラークに、F−1152プライマーと、F−2010ブラックベースコートと、F−3053クリアーコートとからなるU.S.Paintを塗布した。これらの塗料は、4:1のG3010触媒に対する塗料比を用いて混合された。それらはT003レジューサーを用いて体積で25%減らされた。
10〜15分の短い時間が、溶媒を除去するため塗布する合間に用いられた。クリアーコートの後、25分の短い時間が硬化する前に用いられた。用いた硬化時間は180゜Fで30分であった。
本実施例と実施例214との違いは、ポリプロピレンプライマーが1152プライマーの前に用いられたということである。使用されたポリプロピレンプライマーは「そのままで」、すなわち、触媒が添加されずかつ塗料は使用前に希釈されなかった。用いられたプライマーは、U.S.Paint製品V−3008である。
この試料はASTMクロスハッチ試験を用いて試験され、合格した。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.1mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.4mgの(クロチル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=25s、t100℃=30s、t200℃=33s、tTmax=40s、tgel=50℃、tTmax=216℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:0.7mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.8mgの(クロチル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=58s、t100℃=1:05min、t200℃=1:08min、tTmax=1:30min、tgel=46℃、tTmax=216℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:0.4mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と1.1mgの(クロチル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=1:19min、t100℃=1:27min、t200℃=1:29min、tTmax=1:50min、tgel=49℃、tTmax=216℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.09mgのPPh3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=13s、t100℃=17s、t200℃=20s、tTmax=40s、tgel=45℃、tTmax=215℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.5である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.45mgのPPh3を9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=40s、t100℃=55s、t200℃=60s、tTmax=1:15min、tgel=49℃、tTmax=210℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.8%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.09mgのPPh3Oを9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=21s、t100℃=25s、t200℃=28s、tTmax=40s、tgel=50℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.2%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.5である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.45mgのPPh3Oを9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=50s、t100℃=1:02min、t200℃=1:05min、tTmax=1:30min、tgel=55℃、tTmax=214℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.9%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤:改質剤の反応剤比=20,000:1:1:0.7である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.65mgのPPh3Oを9.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=61s、t100℃=74s、t200℃=78s、tTmax=100s、tgel=50℃、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
Li(HOCH3)2.5[B(C6F5)4](0.0052g)をBuNB中で一晩攪拌した。(アリル)Pd(P(i−Pr)3)(O3SCF3)の溶液(5gのBuNB中の0.0015g)を添加した。反応は2分以内にゲル化し発熱して固体の目的物が生成した。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li(HO−i−Pr)3[B(C6F5)4](活性剤10)(2.8mg)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=130s、t100℃=160s、tTmax=175s、tgel=43℃、tTmax=206℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1.5である2成分重合系を調製した。成分A:Li(HO−i−Pr)3[B(C6F5)4](活性剤10)(4.2mg)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを28℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=23s、tgel=47℃、tTmax=213℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:2である2成分重合系を調製した。成分A:Li(HO−i−Pr)3[B(C6F5)4](活性剤10)(5.6mg)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=24s、t100℃=34s、tTmax=74s、tgel=49℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[OC(CF3)2C6H5]4]/Li[OC(CF3)2H]4](活性剤13)(2.9mg)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを30℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=67s、t100℃=81s、t200℃=90s、tTmax=100s、tgel=51℃、tTmax=207℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は93.1%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li(OEt2)2.5[B(C6F5)4](0.05MのTHF溶液0.067mlを成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を10gのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを28℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=72s、t210℃=90s、tTmax=95s、tgel=48℃、tTmax=212℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は95.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[OC(CF3)2C6H5]4](0.0034g)を2重量%のDiene55AM5ブチルノルボルネン溶液1.5mlに溶かし、成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を2重量%のDiene55AM5溶液9gに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t131℃=60s、t187℃=75s、tTmax=90s、tgel=32℃、tTmax=192℃。固体の目的物が得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li(HO−n−Pr)2.5[B(C6F5)4](活性剤11)(2.9mg)を5mlのブチルノルボルネンに溶かし、成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5mlのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t100℃=53s、tTmax=75s、tgel=42.4℃、tTmax=>201℃。固体の目的物が得られた。TGAによる収率は94.5%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li(HO−t−Bu)3[B(C6F5)4](活性剤12)(2.9mg)を5mlのブチルノルボルネン中で30分間攪拌しそして成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を5mlのブチルノルボルネンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=63s、t90℃=75s、tTmax=100s、tgel=45℃、tTmax=205℃。固体の目的物が得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[OC(CF3)2C6H5]4](3.5mg)を1mlのブチルノルボルネンに溶かし、成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.55gのブチルノルボルネンと0.66gのトリシクロペンタジエンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=30s、t121℃=40s、tTmax=75s、tgel=46℃、tTmax=208℃。固体の目的物が得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[OC(CF3)2C6F5]4](3.5mg)を1mlのブチルノルボルネンに溶かし、成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を9.05gのブチルノルボルネンと1.33gのトリシクロペンタジエンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=25s、t75℃=35s、t193℃=45s、tTmax=80s、tgel=42℃、tTmax=203℃。固体の目的物が得られた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:Li[OC(CF3)2C6H5]4](3.5mg)を1mlのブチルノルボルネンに溶かし、成分Bに添加した。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)を8.54gのブチルノルボルネンと1.99gのトリシクロペンタジエンに溶かした。成分Aと成分Bを27℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。tgel=25s、t98℃=30s、t196℃=40s、tTmax=60s、tgel=42℃、tTmax=202℃。固体の目的物が得られた。
(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(0.32g)とLi[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2](活性剤15)をジクロロメタン中で16時間反応させた。反応を濾過し、乾燥するまでストリップすると、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(溶媒)][B(O2C6H2−3,5−CMe3)2](溶媒は、アセトニトリル、メタノールまたはジクロロメタン)として特徴付けられる黄色の固体が生成した。重合実験の場合、この反応生成物は[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(B(O2C6H2−3,5−CMe3)2であると考えられ、10,000:1(BuNB:Pd)の反応剤モル比が用いられた。このようにして、(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)(0.004g)をブチルノルボルネン(9g)に溶かし、100℃までゆっくりと加熱した。はっきりとした反応、すなわち、溶液の増粘化や自発的な重合発熱は起こらなかった。その後、ブチルノルボルネン(1g)に溶かしたLi[OC(CF3)2C6H5]4)(3.5mg)を添加すると、直ちに重合発熱が起こり、205℃に達した。固体の目的物が回収された。TGAによる収率は86.3%であった。
(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(0.32g)をLi[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2](活性剤15)とジクロロメタン中で16時間反応させた。反応を濾過し、乾燥するまでストリップすると、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(メタノール)][B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]として特徴付けられる黄色の固体が生成した。10,000:1(BuNB:Pd)の反応剤モル比が用いられた。このようにして、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(メタノール)(B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)(0.004g)をブチルノルボルネン(9g)に溶かし、45℃まで加熱した。はっきりとした反応、すなわち、溶液の増粘化や自発的な重合発熱は起こらなかった。その後、ブチルノルボルネン(1g)に溶かしたLi[OC(CF3)2C6H5)4](3.5mg)を添加してもはっきりとした反応は起こらなかった。そして、この混合物を100℃まで加熱するとゲル化し、その後、混合物自身で重合発熱し、203℃に達した。固体の目的物が回収された。TGAによる収率は93.3%であった。
(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(0.32g)をLi[B(O2C6H2−3,5−CMe3)2](活性剤15)とジクロロメタン中で16時間反応させた。反応を濾過し、乾燥するまでストリップすると、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(メタノール)][B(O2C6H2−3,5−CMe3)2]として特徴付けられる黄色の固体が生成した。10,000:1のBuNB:Pd反応剤モル比が用いられた。[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(メタノール)](B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)(0.004g)を、ブチルノルボルネン(9g)を含有する20mlのトルエンに溶かした。この混合物を50℃まで加熱した。16時間後、この混合物をイソプロパノールに注ぎ込んだが、ポリマーは全く形成されなかった。
(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)(0.32g)をLi[B(O2C6Cl4)2]とジクロロメタン中で16時間反応させた。反応を濾過し、乾燥するまでストリップすると、[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2](溶媒は、アセトニトリル、メタノールまたはジクロロメタン)として特徴付けられる黄色の固体が生成した。重合実験の場合、この反応生成物は[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)(B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)であると考えられ、10,000:1のBuNB:Pd反応剤モル比が用いられた。[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)](B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)(0.005g)をブチルノルボルネン(9g)と20mlのトルエンに溶かし、この混合物を50℃で16時間加熱した。その後、反応中間体は実験の初期よりも高い粘度になっていた。この反応混合物をアセトンに注ぎ込んでポリマーを沈殿させた。得られたポリマーをトルエン(150ml)に再度溶かし、アセトン/イソプロパノールの1:3混合物中に再沈殿させて、2.04gのポリブチルノルボルネン(Mw=490,000、Mn=292,000、およびPDI=1.68)が得られた。
[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2](0.005g)を9gのブチルノルボルネンに溶かした。室温ではっきりとした反応が起こり、そして反応混合物をゆっくりと約100℃まで加熱すると混合物はゲル化し始め、180℃よりも高い重合発熱と硬質のポリマーをもたらす重合が起こった。これとは異なり、同一条件下で[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)](B(O2C6H2−3,5−CMe3)2)を用いた場合、反応は全く起こらなかった。
[(π−アリル)Pd(P(i−Pr)3)(NCCH3)][B(O2C6Cl4)2](0.005g)を、10,000:1のBuNB:Pd反応剤モル比が用いられるように、9gのブチルノルボルネンに溶かした。初めは、はっきりとした反応は起こらなかった。その後、ブチルノルボルネン(1g)中のLi[Al(OC(CF3)2C6H5)4](3.5mg)の溶液をパラジウムプロ触媒モノマー溶液に添加した。自発的な重合発熱が始まり、反応塊は重合して硬いパックになった。TGAによる収率は97.4%であった。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(Li[Al(OC(CF3)2C6F5)4])(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と0.1g(約15体積%)の3M K−1 Scotchlite Brand Glass Bubblesを9.0gのブチルノルボルネンに混合した。成分Aと成分Bを23℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。t100℃=23s、t200℃=28s、tTmax=40s、tTmax=211℃。固体の目的物が得られた。この目的物を水浴に落とすと浮いた。
モノマー:プロ触媒:活性剤の反応剤比=20,000:1:1である2成分重合系を調製した。成分A:LiWCA−H(Li[Al(OC(CF3)2C6F5)4])(3.4mg)を1.0gのブチルノルボルネンに溶かした。成分B:1.5mgの(π−アリル)Pd(O3SCF3)(P(i−Pr)3)と1.00g(約50体積%)の3M K−1 Scotchlite Brand Glass Bubblesを9.0gのブチルノルボルネンに混合した。成分Aと成分Bを25℃で混合した。反応は下記反応パラメータによって示される。t100℃=25s、tTmax=30s、tgel=45℃、tTmax=185℃。固体の目的物が得られた。この目的物を水浴に落とすと浮いた。
Claims (26)
- ポリシクロオレフィンモノマー組成物のモールド内付加重合によってポリマー成品を製造するための方法であって、
(a)反応混合物を形成するために複数の反応剤の流れを混合し、前記流れの少なくとも1つが第10族遷移金属のプロ触媒からなり、そして前記反応剤の流れの他の1つがカチオンと弱配位アニオンを含む活性剤塩からなり、ここで前記カチオンは、第1族元素のカチオンと、第2族の金属カチオンと、亜鉛、銀およびタリウムからなる群から選択される遷移金属カチオンからなる群から選択され、そして前記流れの少なくとも1つは、1つの重合可能なノルボルネン型部分を含有するポリシクロオレフィンモノマーを含有する工程と、
(b)前記反応混合物を重合が起こるモールドに射出してモールドの形状にポリマー成品を形成する工程と、を備える方法。 - 前記ポリシクロオレフィンモノマー組成物が、多官能ポリシクロオレフィンを包含する、請求項1に記載の方法。
- 前記カチオン中の前記第1族元素が、プロトン、リチウム、ナトリウムおよびカリウムからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記カチオン中の前記第2族の金属が、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記第10族遷移金属のプロ触媒が、下記式
[R’ML’xA’]
ここでMは第10族の遷移金属を表し、R’はアニオン性ヒドロカルビル配位子を表し、L’は第15族の中性電子供与配位子を表し、A’はアニオン性脱離基を表し、そしてxは1または2である、
の化合物から選択される、請求項1に記載の方法。 - 前記反応剤の流れの少なくとも1つが第15族の電子供与配位子化合物を含有しており、そして前記第10族遷移金属のプロ触媒が、下記式
[R’MA’]2
ここでMは第10族の遷移金属を表し、R’はアリル配位子を表し、L’は第15族の中性電子供与配位子を表し、A’はイオン性脱離基を表す、
の化合物から選択される、請求項1に記載の方法。 - Mが、ニッケル、パラジウムおよび白金からなる群から選択される、請求項5または6に記載の方法。
- R’は水素、線状および分岐状C1〜C20アルキル、線状および分岐状C2〜C20アルケニル、アリル配位子およびそのカノニカル形態、置換および非置換C5〜C10シクロアルキル、置換および非置換C6〜C15シクロアルケニル、置換および非置換C7〜C30アラルキル、置換および非置換C6〜C30アリール、C6〜C30ヘテロ原子含有アリール、ここで前記ヘテロ原子は硫黄、酸素、窒素並びにリンからなる群から選択され、前記置換された基内の置換基は、線状または分岐状C1〜C5アルキル、線状または分岐状C1〜C5ハロアルキル、線状または分岐状C2〜C5アルケニル、ハロアルケニル、ハロゲンおよび場合により線状または分岐状C1〜C5アルキル、線状または分岐状C1〜C5ハロアルキルおよびハロゲンで置換されていてもよいフェニルからなる群から選択され、並びに下記式
−Cd'H2d'−、−Cd'H2d'X→
前記配位子の各々は第10族金属と一緒になってメタラサイクルまたはヘテロ原子含有メタラサイクルを形成し、ここでd’は3〜10の整数を表し、そしてX→は第10族中心金属に配位結合するアルケニルまたはヘテロ原子含有部分を表す、
から選択されるヒドロカルビル含有配位子からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。 - 前記アリル配位子が、下記式
によって表される、請求項8に記載の方法。 - 前記第15族電子供与配位子が、アミン、ピリジン、アルシン、スチビンおよび有機リン含有化合物からなる群から選択される、請求項5または6に記載の方法。
- 前記有機リン含有配位子は、下記式
P(R7')g[X’(R7')h]3-g
ここでX’は酸素、硫黄、窒素またはシリコンであり、gは0、1、2または3であり、そしてhは1,2または3であり、ただし、X’がシリコン原子である場合hは3であり、X’が酸素原子または硫黄原子である場合hは1であり、そしてX’が窒素原子である場合hは2であり、R7'は、独立に、水素、線状および分岐状C1〜C10アルキル、C5〜C10シクロアルキル、線状および分岐状C1〜C10アルコキシ、アリル、線状および分岐状C2〜C10アルケニル、C6〜C12アリール、C6〜C12アリールオキシ、C6〜C12アリールスルフィド、C7〜C18アラルキル、環状エーテルおよびチオエーテル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルキル)シリル、トリ(C6〜C12アリール)シリル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルコキシ)シリル、トリアリールオキシシリル、トリ(線状および分岐状C1〜C10アルキル)シロキシ並びにトリ(C6〜C12アリール)シロキシから選択され、ここでこれらの置換基は、それぞれ、場合により線状または分岐状C1〜C5アルキル、線状または分岐状C1〜C5ハロアルキル、C1〜C5アルコキシ、ハロゲン、およびこれらの組み合わせで置換されていてもよく、そしてgが0でありかつX’が酸素である場合、R7'のうちの任意の2つまたは3つは、それらが結合している酸素原子と一緒になって環状部分を形成することができ、gが3である場合、R7'のうちの任意の2つは、それらが結合しているリン原子と一緒になって下記式
のホスファサイクルを表すことができる、
の化合物から選択される、請求項10に記載される方法。 - gが3であり、そしてR7'が、独立に、水素、線状および分岐状C1〜C10アルキル、C5〜C10シクロアルキル、線状および分岐状C1〜C10アルコキシ、アリル、線状および分岐状C2〜C10アルケニル、C6〜C12アリール並びにC6〜C12アリールオキシからなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記有機リン含有配位子が、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリ−n−プロピルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−sec−ブチルホスフィン、トリ−i−ブチルホスフィン、トリ−t−ブチルホスフィン、トリシクロペンチルホスフィン、トリアリルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリナフチルホスフィン、トリ−p−トリルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、トリ−m−トリルホスフィン、トリベンジルホスフィン、トリ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン、トリス(トリフルオロメチル)ホスフィン、トリ(p−フルオロフェニル)ホスフィン、トリ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン、アリルジフェニルホスフィン、ベンジルジフェニルホスフィン、ビス(2−フリル)ホスフィン、ビス(4−メトキシフェニル)フェニルホスフィン、ビス(4−メチルフェニル)ホスフィン、ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィン、t−ブチルビス(トリメチルシリル)ホスフィン、t−ブチルジフェニルホスフィン、シクロへキシルジフェニルホスフィン、ジアリルフェニルホスフィン、ジベンジルホスフィン、ジブチルフェニルホスフィン、ジブチルホスフィン、ジ−t−ブチルホスフィン、ジシクロヘキシルホスフィン、ジエチルフェニルホスフィン、ジ−i−ブチルホスフィン、ジメチルフェニルホスフィン、ジメチル(トリメチルシリル)ホスフィン、ジフェニルホスフィン、ジフェニルプロピルホスフィン、ジフェニル(p−トリル)ホスフィン、ジフェニル(トリメチルシリル)ホスフィン、ジフェニルビニルホスフィン、ジビニルフェニルホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、(2−メトキシフェニル)メチルフェニルホスフィン、トリ−n−オクチルホスフィン、トリス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィン、トリス(3−クロロフェニル)ホスフィン、トリス(4−クロロフェニル)ホスフィン、トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィン、トリス(3−フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(2−フリル)ホスフィン、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(3−メトキシプロピル)ホスフィン、トリス(2−チエニル)ホスフィン、トリス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン、トリス(トリメチルシリル)ホスフィン、イソプロピルジフェニルホスフィン、ジシクロヘキシルフェニルホスフィン、(+)−ネオメンチルジフェニルホスフィン、トリベンジルホスフィン、ジフェニル(2−メトキシフェニル)ホスフィン、ジフェニル(ペンタフルオロフェニル)ホスフィン、ビス(ペンタフルオロフェニル)フェニルホスフィンおよびトリス(ペンタフルオロフェニル)ホスフィンからなる群から選択されるホスフィンである、請求項11に記載の方法。
- 前記アニオン性脱離基が、ハロゲン、ナイトレート、トリフレート、トリフルイミドトリフルオロアセテート、トシレート、AlBr4 -、AlF4 -、AlCl4 -、AlF3O3SCF3 -、AsCl6 -、SbCl6 -、SbF6 -、PF6 -、BF4 -、ClO4 -、HSO4 -、カルボキシレート、アセテート、アセチルアセトネート、カーボネート、アルミネート、ボレート、ヒドロカルビル並びにヒドリド、線状および分岐状C1〜C5アルキル、線状および分岐状C1〜C5ハロアルキル、C5〜C10シクロアルキル、C5〜C10シクロハロアルキル、C6〜C10アリールおよびC6〜C10ハロアリール、ここで前記シクロハロアルキル基およびハロアリール基は、臭素、塩素、フッ素およびヨウ素から選択されるハロゲン基で単置換または複数置換されている、から選択されるハロゲン化ヒドロカルビルからなる群から選択される、請求項5または6に記載の方法。
- 前記プロ触媒が、ビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムクロライド、ビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムナイトレート、ビス(トリイソプロピルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムトリフレート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)クロライド、(クロチル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)クロライド、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(1,1−ジメチル−π−アリル(トリイソプロピルホスフィン)パラジウムトリフルオロアセテート、(2−クロロアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルオロアセテート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフレート、(クロチル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフレート、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフレート、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルイミド、(メタアリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)トリフルイミド、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムクロライド、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムナイトレート、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムトリフルオロアセテート、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)(ヒドリド)パラジウムホーメート、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)クロライド、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルオロアセテート、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフレート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフレート、(クロチル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフレート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)p−トリルスルホネート、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)クロライド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)クロライド、(アリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフレート、(クロチル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフレート、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフレート、(アリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフルイミド、(メタアリル)パラジウム(トリシクロペンチルホスフィン)トリフルイミド、(アリル)パラジウム(トリイソプロピルホスフィン)C6F5、(アリル)パラジウム(トリシクロヘキシルホスフィン)C6F5、および[(アリル)パラジウム(HOCH3)(トリイソプロピルホスフィン)][B(O2−3,4,5,6−Cl4C6)2]からなる群の化合物から選択される、請求項1、5または14に記載の方法。
- 前記弱配位アニオンが、ボレート、アルミネート、ボラトベンゼンアニオン、カルボランアニオンおよびハロカルボランアニオンからなる群から選択される、請求項5または6に記載の方法。
- 前記弱配位アニオンが、下記式
[M’(R24')(R25')(R26')(R27')]
ここで、M’はホウ素またはアルミニウムであり、そしてR24'、R25'、R26'およびR27'は、独立に、フッ素、線状および分岐状C1〜C10アルキル基、線状および分岐状C1〜C10アルコキシ基、線状および分岐状C3〜C5ハロアルケニル基、線状および分岐状C3〜C12トリアルキルシロキシ基、C18〜C36トリアリールシロキシ基、置換および非置換C6〜C30アリール基並びに置換および非置換C6〜C30アリールオキシ基を表し、ここでR24'〜R27'は同時にアルコキシを表すことまたは同時にアリールオキシを表すことはできず、そして、前記アリール基およびアリールオキシ基は、置換される場合、単置換または複数置換され、そして、該置換基は、独立に、線状および分岐状C1〜C5アルキル、線状および分岐状C1〜C5ハロアルキル、線状および分岐状C1〜C5アルコキシ、線状および分岐状C1〜C5ハロアルコキシ、線状および分岐状C1〜C12トリアルキルシリル、C6〜C18トリアリールシリル並びに塩素、臭素およびフッ素から選択されるハロゲンから選択される、
のボレートまたはアルミネートである、請求項16に記載の方法。 - 前記ボレートが、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ボレート、テトラキス(2−フルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3−フルオロフェニル)ボレート、テトラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3,5−ジフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3,4,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボレート、メチルトリス(パーフルオロフェニル)ボレート、エチルトリス(パーフルオロフェニル)ボレート、フェニルトリス(パーフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(1,2,2−トリフルオロエチレニル)ボレート、テトラキス(4−トリ−i−プロピルシリルテトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(4−ジメチル−t−ブチルシリルテトラフルオロフェニル)ボレート、(トリフェニルシロキシ)トリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、(オクチルオキシ)トリス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス[3,5−ビス[1−メトキシ−2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ボレート、テトラキス[3−[1−メトキシ−2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ボレートおよびテトラキス[3−[2,2,2−トリフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1−(トリフルオロメチル)エチル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ボレートからなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
- 前記アルミネートが、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、トリス(ノナフルオロビフェニル)フルオロアルミネート、(オクチルオキシ)トリス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、テトラキス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)アルミネートおよびメチルトリス(ペンタフルオロフェニル)アルミネートからなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
- 弱配位アニオンが、下記式
[M’(OR28')(OR29')(OR30')(OR31')]
M’はホウ素またはアルミニウムであり、R28'、R29'、R30'およびR31'は、独立に、線状および分岐状C1〜C10アルキル基、線状および分岐状C1〜C10ハロアルキル基、C2〜C10ハロアルケニル基、置換および非置換C6〜C30アリール基並びに置換および非置換C7〜C30アラルキル基を表し、ただしR28'〜R31'のうちの少なくとも3つがハロゲン含有置換基を含有していなければならないものとし、OR28'およびOR29'は一緒になって−O−R32'−O−で表されるキレート性置換基を形成することができ、ここで、酸素原子はM’に結合しており、そしてR32'は、置換および非置換C6〜C30アリール並びに置換および非置換C7〜C30アラルキルから選択される2価の基であり、そして前記アリール基およびアラルキル基は、置換される場合、単置換または複数置換され、そして該置換基は、独立に、線状および分岐状C1〜C5アルキル、線状および分岐状C1〜C5ハロアルキル、線状および分岐状C1〜C5アルコキシ、線状および分岐状C1〜C5ハロアルコキシ、線状および分岐状C1〜C12トリアルキルシリル、C6〜C18トリアリールシリル並びに塩素、臭素およびフッ素から選択されるハロゲンから選択される、
のボレートまたはアルミネートである、請求項16に記載の方法。 - 前記ボレートが、[B(O2C6F4)2]-、[B(OC(CF3)2(CH3))4]-、[B(OC(CF3)2H)4]-、[B(OC(CF3)(CH3)H)4]-および[B(OCH2(CF3))4]-からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
- 前記アルミネートが、[Al(OC(CF3)2Ph)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H4−4−CH3)4]-、[Al(OC(CF3)3)4]-、[Al(OC(CF3)(CH3)H)4]-、[Al(OC(CF3)2H)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H4−4−i−Pr)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H4−4−t−ブチル)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H4−4−SiMe3)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H4−4−Si−i−Pr3)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H2−2,6−(CF3)2−4−Si−i−Pr3)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H3−3,5−(CF3)2)4]-、[Al(OC(CF3)2C6H2−2,4,6−(CF3)3)4]-および[Al(OC(CF3)2C6F5)4]-からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
- 前記活性剤塩が、リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウム(ジエチルエーテル)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウム(ジエチルエーテル)2.5テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムトリス(イソプロパノール)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(メタノール)テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、銀テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリス(トルエン)銀テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、銀テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、トリス(トルエン)銀テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、タリウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、LiB(O2C6F4)2、LiB(OC(CH3)(CF3)2)4、LiAl(OC(CF3)2Ph)4、LiAl(OC(CF3)2C6H4CH3)4、LiAl(OC(CH3)(CF3)2)4、LiAl(OC(CF3)3)4、LiAl(OC(CF3)2C6H4−4−i−Pr)4、LiAl(OC(CF3)2C6H3−3,5−(CF3)2)4、LiAl(OC(CF3)2C6H2−2,4,6−(CF3)3)4およびLiAl(OC(CF3)2C6F5)4からなる群から選択される、請求項1、5または6に記載の方法。
- 前記ポリシクロオレフィンモノマー組成物が、下記式
を表す、
を表す
の化合物から選択されるモノマーを包含する、請求項1、5または6に記載の方法。 - 前記反応混合物が、水、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、ジメトキシエタン、ジグライム、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(オルト−トリル)ホスフィン、トリ−t−ブチルホスフィン、トリシクロペンチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ(ペンタフルオロフェニル)ホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、ジメチルフェニルホスフィン、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイト、トリイソプロピルホスファイト、エチルジフェニルホスフィナイト、トリブチルホスファイト、トリフェニルホスファイト、ジエチルフェニルホスホナイト、トリベンジルホスフィン、2−シクロヘキセノン、トリフェニルホスフィンオキサイドおよびこれの混合物からなる群から選択される速度調整剤をさらに含有する、請求項1、5または6に記載の方法。
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