JP5286551B2 - 燃料電池用コイルスプリング - Google Patents
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Description
また燃料電池に用いられる金属部材から金属イオンの溶出を防止するためには、金属表面を不動態化処理すること(特許文献2及び3)等の他、金メッキを施すこと等が提案されている。
従って本発明の目的は、燃料電池の酸性を示す内容液に接触した場合にも金属イオンの溶出が確実に抑制されている燃料電池又は燃料電池用カートリッジ用のコイルスプリングを提供することである。
I=A+2B+3C ・・・(1)
式中、A、B、Cはそれぞれ、コイルスプリングをメタノール溶液(水1%+蟻酸4000ppm含有)中に浸漬し、60℃1週間の条件で保存した際のメタノール溶液中の、コイルスプリング1個当たりの1価金属イオンの濃度(ppb)、1価又は3価以外の金属イオンの濃度(ppb)、3価金属イオンの濃度(ppb)を表す、
で表されるカチオン指数Iが60以下であることを特徴とする燃料電池用コイルスプリングが提供される。
1.短ピッチ部及び長ピッチ部を有し、短ピッチ部の線間距離が、1μmより大きく且つコイルスプリングの線径よりも小さいと共に、短ピッチ部長さが長ピッチ部の線間距離より大きいこと、
2.ソルトバステンパー処理に付されて成ること、
が好適である。
また本発明のコイルスプリングは、所定間隔の隙間を有する座巻きを形成することにより、スタック防止性を有しながらコイルスプリングの洗浄性を向上することが可能となる。
本発明のコイルスプリングは、燃料電池用カートリッジの燃料電池への接続部分の弁に特に好適に使用することができる。
前述したとおり、一般にコイルスプリングの成形方法においては、伸線加工時の潤滑性を向上させるために線材にニッケルめっきが施されているが、本発明においては、ニッケルめっきを施すことなく成形することによって、ニッケルイオンの溶出が防止されている。
更に、本発明において用いるオーステナイト系ステンレスは、透磁率が低く、それ自体低溶出性に優れたものであるが、コイルスプリング形成のための伸線及びコイリングの加工を施すことにより、マルテンサイト変態を誘起して低溶出性が損なわれるおそれがあるが、本発明においては、かかるマルテンサイト変態を生じた場合にも、後述するテンパー処理を施すことによって、加工誘起マルテンサイトを低減させることが可能となり、オーステナイト系ステンレスが有する優れた低溶出性を維持しているのである。
すなわち、燃料中にコイルスプリングから金属イオンが溶出すると、かかる溶出金属イオンに起因して、本来カソード極での反応に使用される水素イオンのカソード極への移動が阻害されることから、コイルスプリングから溶出される金属イオンにより減少した水素イオン量を上記式(1)で表されるカチオン指数として測定することにより、コイルスプリングが燃料電池の発電性能に与える影響を知ることができる。
従って、かかるカチオン指数はその値が小さいほど、金属イオンの溶出量が少なく、燃料電池の発電への性能に影響が低いことを意味するのであり、本発明においてはかかるカチオン指数が一定値以下であるコイルスプリングが、満足する低溶出性を有し、燃料電池又は燃料電池用カートリッジの用途に好適に使用できることを表している。
尚、カチオン指数Iの測定方法は、メタノール溶液(水1%+蟻酸4000ppm含有)25ml中にステンレス部材を浸漬し、60℃1週間の条件で保存した際のメタノール溶液中の金属イオン濃度を測定し、コイルスプリング1個当たりの値として算出する。尚、溶液中に蟻酸を含有するのは、燃料電池中でメタノールの副反応により蟻酸が発生し、スプリング使用部に逆流した場合を想定する事に基づくものであり、蟻酸が発生することに伴い、コイルスプリングからの金属イオンの溶出が促進されるからである。また上記式(1)における一価の金属イオンAとしては、Li+、Na+、K+であり、1価又は3価以外の金属イオン、具体的には2価又は4価の金属イオンBとしては、Mg2+,Ca2+,Ti2+,Mn2+、Fe2+,Co2+,Ni2+,Cu2+,Zn2+,Ge4+,Mo4+,Pb2+であり、3価の金属イオンCとしてはAl3+,Cr3+,Sb3+を測定する。
図1に示す本発明のコイルスプリングの一例においては、隙間が形成された座巻き部分である短ピッチ部1及び座巻き以外の部分である長ピッチ部2を有しており、短ピッチ部1の線間距離L1が1μmより大きく且つコイルスプリングの線径φよりも小さいと共に、短ピッチ部長さL2が、長ピッチ部2の線間距離L3より大きいこと、すなわち
1μm<L1<φ 且つ L3<L2
を満足することが特に好適である。これにより座巻きによるスタック防止性を損なうことなく、洗浄性を向上することができる。
上述した特性を有する本発明の燃料電池用コイルスプリングは、(1)伸線工程、コイリング工程、アルカリ超音波洗浄工程、水洗浄工程、テンパー処理工程、水洗浄工程、不動態化処理工程、水洗浄工程、純水超音波洗浄工程、から成る製造工程、或いは(2)伸線工程、コイリング工程、アルカリ超音波洗浄工程、水洗浄工程、テンパー処理工程、水洗浄工程、純水超音波洗浄工程、から成る製造工程により好適に製造することができる。
以下に各工程について説明する。
[線材]
本発明の燃料電池用コイルスプリングにおいては、オーステナイト系ステンレス鋼からなる線材を用いる。オーステナイト系ステンレス鋼としては、透磁率が1.000乃至2.500の範囲にあるものを好適に使用できる。
オーステナイト系ステンレス鋼から成る線材を必要な線径にするために、まず伸線加工を施す。この際従来のコイルスプリングの製造工程においては、潤滑剤としてニッケルメッキが施された線材が使用されていたが、本発明においては、低溶出性の観点から、ニッケルメッキが施されていない線材が用いられる。このため本発明のコイルスプリングの製造方法においては、減摩剤を用いることが好ましい。減摩剤としては、従来公知のものを使用することができるが、本発明においては特にステアリン酸カルシウム、或いはステアリン酸ナトリウムを好適に用いることができる。
次いで、従来公知のコイリング加工に付されてコイルスプリング形状に付形される。
次いで、伸線の際に用いた減摩剤を除去すべく、アルカリ超音波洗浄に付される。アルカリ超音波洗浄は、アルカリ性溶液にコイルスプリングを浸漬した状態で超音波振動を加えて洗浄する。アルカリ性溶液のpHは、これに限定されるものではないが、8乃至13の範囲にあることが好適であり、またアルカリ性溶液の温度は、これに限定されるものではないが、30乃至70℃の範囲にあることが好ましい。
次いで、アルカリ超音波洗浄により、スプリングコイルに付着したアルカリ性溶液を除去すべく、水洗浄を行う。この際用いる水は井水であってもよい。
アルカリ除去のために水洗浄に付されたコイルスプリングは、次いでテンパー処理に付される。一般にテンパー処理は、コイルスプリングの製造工程において必須の工程であり、伸線及びコイリングにより生じた残留応力が除去されると共に、コイルスプリングの形状を安定化させる処理であるが、本発明で採用するテンパー処理においては、伸線加工或いはコイリング加工によりコイルスプリングに存在する残留応力を除去する及び形状の安定化という作用効果以外に、前述した加工誘起マルテンサイトを低減させて、透磁率を低減させ、酸化鉄被膜を形成することにより、ステンレス母材自体を低溶出性のものにするという作用効果が奏される。
このような作用効果を奏することができるテンパー処理としては、ソルトバステンパー処理を挙げることができる。ソルトバスは熱容量が大きく、比較的短時間で加熱処理を行うことができるため効果的に上記作用効果を達成でき、後述する不動態化処理を施さなくても、コイルスプリングのカチオン指数を6以下にすることができ、優れた低溶出性を確保することが可能となる。
ソルトバステンパー処理は、これに限定されないが塩浴剤として硝酸塩、亜硝酸塩等を好適に用いることができ、270乃至420℃の範囲に加熱されたソルトバス中に、コイルスプリングを浸漬して、10乃至30分加熱することにより処理される。
尚、電気炉によりテンパー処理を行う場合であっても、後述する不動態化処理を施すことによりカチオン指数が20未満の値に低減させることが可能となる。
テンパー処理後、水洗浄を行う。特にソルトバスによるテンパー処理では、コイルスプリングに付着したソルト岩塩を除去する必要がある。この際用いる水は井水であってもよい。
本発明のコイルスプリングにおいては、酸化膜を形成していない鉄を洗い流すと共に酸化クロム被膜を形成し、ステンレス母材の低溶出性を向上させ、カチオン指数をより小さい値にするために、不動態化処理(酸洗浄)を行うことが好ましい。
不動態化処理は、それ自体公知の方法により行うことができ、用いる有機酸溶液の種類、濃度、温度及び処理時間によって、酸化膜を形成していない鉄の除去量及び酸化クロム被膜の形成量が変わってくるので、一概に規定することはできないが、濃度30wt%の硝酸を用いた場合には、30乃至50℃で5乃至30分間処理することが好適である。
不動態化処理後、スプリングコイルに付着した酸を除去すべく、水洗浄を行う。この際後述するように、最終工程として純水を用いた洗浄工程があるので、酸を除去するために用いる水は井水であってもよい。
不動態化処理後洗浄工程に付されたスプリングコイルは、金属イオンなどを含有しない純水中に浸漬された状態で超音波振動が加えられて洗浄される。かかる超音波洗浄に付されることにより、スプリングコイルに付着した不純物等が除去、清浄化されて、燃料電池又は燃料電池用カートリッジ用のコイルスプリングが製造される。
[カチオン指数]
コイルスプリング(表面積1.64cm2)をメタノール溶液(水1%+蟻酸4000ppm含有)25ml中に浸漬し、60℃1週間の条件で保存した際のメタノール溶液中の金属イオン濃度をICP−MSを用いて測定し、前記式(1)を用いてカチオン指数を測定した。
底面の直径、高さがコイルスプリングの自由長10倍以上の金属、またはガラス容器にコイルスプリングを自由長の5倍以上の高さになるまで入れ、JISZ0232に規定される振動条件により振動試験を行った後、スプリング同士のスタックの有無を観察した。
クロム酸化膜の存在の定義は、以下のように定義している。まず、X線光電子分光分析装置(XPS)により、スプリング最表面のクロム、鉄、および酸素を測定する。この時、酸素のピークが計測されると共に、クロムと鉄の原子%の比Cr/Feが3.0以上の場合をクロム酸化膜が存在すると定義した。一般にスプリングの測定にあたっては、スプリングを圧縮した状態に保持し、その状態のまま、線材の曲率がつぶれない程度に軽くプレス加工しておおよその平面を出してから、直径10μm〜100μmの測定径でXPS測定を行った。スプリングの線径が小さい場合には困難であるが、可能であれば測定径は大きい方が感度の点から望ましい。
透磁率が1.500のオーステナイト系ステンレス鋼から成る直径0.6mmの線材にステアリン酸カルシウムを施し、これを伸線加工及びコイリング加工を施し、自由長が11.7mm、線径(φ)が0.41mm、外径が3.79mm短ピッチ部の長さ(L2)が1.62mm、短ピッチ部の線間距離(L1)が0.20、長ピッチ部の長さが7.87mm、長ピッチ部の線間距離(L3)が0.83mmのコイルスプリングを成形した。次いでこのコイルスプリングをpH9のアルカリ処理液を用いて洗浄した後、水洗した。
洗浄後、コイルスプリングを硝酸塩、亜硝酸塩から成る温度350℃のソルトバス中に20分間浸漬してテンパー処理を行った。更に水洗した後、純水中に浸漬し、超音波による振動を加えて洗浄した。
テンパー処理を施し、水洗した後に、コイルスプリングを硝酸(濃度30wt%)を用いて40℃10分不動態化した以外は参考例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
短ピッチ部の長さ(L2)が1.23mm、短ピッチ部の線間距離(L1)が0mmすなわち短ピッチ部を持たない事以外は参考例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を270℃の電気炉で10分行った以外は参考例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を350℃の電気炉で30分行った以外は参考例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を420℃の電気炉で30分行った以外は参考例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を270℃の電気炉で10分行った以外は実施例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を350℃の電気炉で30分行った以外は実施例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
透磁率が1.500のオーステナイト系ステンレス鋼から成る直径0.6mmの線材にNiメッキを施し、これを伸線加工及びコイリング加工を施し、自由長が11.7mm、線径(φ)が0.41mm、外径が3.79mm短ピッチ部の長さ(L2)が1.62mm、短ピッチ部の線間距離(L1)が0.20、長ピッチ部の長さが7.87mm、長ピッチ部の線間距離(L3)が0.83mmのコイルスプリングを成形した。次いでこのコイルスプリングをpH9のアルカリ処理液を用いて洗浄した後、水洗した。
洗浄後、コイルスプリングを270℃の電気炉で10分間テンパー処理を行った。更に水洗した後、純水中に浸漬し、超音波による振動を加えて洗浄した。
Niメッキを行わず、代わりにステアリン酸カルシウムを施した以外は比較例1と同様にしてコイルスプリングを製造した。
テンパー処理を行わなかった以外は比較例2と同様にしてコイルスプリングを製造した。
Claims (3)
- 内容液が酸性を示す燃料を用いる燃料電池或いは燃料電池用カートリッジの、内容液と接触する部位に用いられる燃料電池用コイルスプリングであって、オーステナイト系ステンレスから成ると共に、表層に不動態化処理で形成されたクロムと鉄の原子%比Cr/Feが3.0以上であるクロムの酸化被膜を有し、且つ表面にニッケルめっき層が形成されることなく、下記式
I=A+2B+3C
式中、A、B、Cはそれぞれ、ステンレス部材をメタノール溶液(水1%+蟻酸4000ppm含有)25ml中に浸漬し、60℃1週間の条件で保存した際のメタノール溶液中の、コイルスプリング1個当たりの1価金属イオンの濃度(ppb)、1価又は3価以外の金属イオンの濃度(ppb)、3価金属イオンの濃度(ppb)を表す、
で表されるカチオン指数Iが60以下であることを特徴とする燃料電池用コイルスプリング。 - 短ピッチ部及び長ピッチ部を有し、短ピッチ部の線間距離が、1μmより大きく且つコイルスプリングの線径よりも小さいと共に、短ピッチ部長さが長ピッチ部の線間距離より大きい請求項1記載の燃料電池用コイルスプリング。
- ソルトバステンパー処理に付されて成る請求項1又は2記載の燃料電池用コイルスプリング。
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