JP5258666B2 - 発光装置の作製方法および成膜用基板 - Google Patents

発光装置の作製方法および成膜用基板 Download PDF

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Description

本発明は、発光装置およびその作製方法に関する。また、基板上に成膜可能な材料の成膜に用いられる成膜用基板に関する。
有機化合物は無機化合物に比べて、多様な構造をとることができ、適切な分子設計により様々な機能を有する材料を合成できる可能性がある。これらの利点から、近年、機能性有機材料を用いたフォトエレクトロニクスやエレクトロニクスに注目が集まっている。
例えば、有機化合物を機能性有機材料として用いたエレクトロニクスデバイスの例として、太陽電池や発光素子、有機トランジスタ等が挙げられる。これらは有機化合物の電気物性および光物性を利用したデバイスであり、特に発光素子はめざましい発展を見せている。
発光素子の発光機構は、一対の電極間に、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence、以下ELとも記す)層を挟んで電圧を印加することにより、陰極から注入された電子および陽極から注入された正孔がEL層の発光中心で再結合して分子励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に緩和する際にエネルギーを放出して発光するといわれている。励起状態には一重項励起と三重項励起が知られ、発光はどちらの励起状態を経ても可能であると考えられている。
発光素子を構成するEL層は、少なくとも発光層を有する。また、EL層は、発光層の他に、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層などを有する積層構造とすることもできる。
また、EL層を形成するEL材料は低分子系(モノマー系)材料と高分子系(ポリマー系)材料に大別される。一般に、低分子系材料は蒸着装置を用いて成膜され、高分子系材料はインクジェット法などを用いて成膜されることが多い。従来の蒸着装置は基板ホルダに基板を設置し、EL材料、つまり蒸着材料を封入したルツボ(または蒸着ボート)と、ルツボ内のEL材料を加熱するヒーターと、昇華するEL材料の拡散を防止するシャッターとを有している。そして、ヒーターにより加熱されたEL材料が昇華し、基板に成膜される。このとき、均一に成膜を行うために、被成膜基板を回転させ、さらに、300mm×360mmの大きさの基板でも、基板とルツボとの間の距離は1m程度離す必要がある。
上記の方法で、赤、緑、青の発光色を用いてフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製することを考えた場合、基板と蒸発源との間に、基板と接してメタルマスクが設置され、このマスクを介して塗り分けが実現される。しかし、この方法は、成膜精度がそれほど高くないため、異なる画素間の間隔を広く設計し、画素間に設けられる絶縁物からなる隔壁(バンク)の幅を広くする必要がある。このため、高精細の表示装置への適用が困難になっている。
また、赤、緑、青の発光色を用いるフルカラーのフラットパネルディスプレイとして、より高精細化や高開口率化や高信頼性の要求が高まっている。こうした要求は、発光装置の高精細化(画素数の増大)及び小型化に伴う各表示画素ピッチの微細化を進める上で大きな課題となっている。また、同時に生産性の向上や低コスト化の要求も高まっている。
そこで、レーザ熱転写により、発光素子のEL層を形成する方法が提案されている。
詳細には、レーザ光に対する高反射層と低反射層(光吸収層)から構成される金属層を支持基板表面ないし裏面に形成され、この金属層の表面に発光層などの材料層(EL層)が形成された転写用基板を作製する。その後、転写用基板の裏面側からレーザ光を当てる。レーザ光は高反射層では反射され、低反射層では吸収されて熱に変換されることにより、低反射層上の材料層(EL層)が転写される(特許文献1参照)。
特許文献1では、光吸収層において光から変換された熱が、膜厚方向だけでなく、膜面方向へも伝導してしまう。膜面方向への熱伝導が起きると、加熱される材料層の領域が広がってしまい、その結果、被成膜基板へ転写される転写層であるEL層も同時に広がってしまう。
特開2006−309995号公報
本発明の一態様は、被成膜基板に成膜されるEL層のパターン形成の精度を向上させることが可能な発光装置の作製方法、及びそれに用いる成膜用基板を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、開口部を有する反射層と、
前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に溝部を有する保護層と、
前記保護層上に形成された材料層と、を有する第1の基板の一方の面と、
第2の基板の被成膜面と、を対向させて配置し、
前記第1の基板の他方の面側から光の照射を行い、
前記第2の基板の被成膜面の、前記反射層の開口部と重なる領域にEL層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法である。
また、本発明の一態様は、前記保護層が、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることも可能である。
また、本発明の一態様は、開口部を有する反射層と、
前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する第1の保護層と、
前記第1の保護層の開口部を覆って、前記第1の保護層上に形成された第2の保護層と、
前記第2の保護層上に形成された材料層と、を有する第1の基板の一方の面と、
第2の基板の被成膜面と、を対向させて配置し、
前記第1の基板の他方の面側から光の照射を行い、
前記第2の基板の被成膜面の、前記反射層の開口部と重なる領域にEL層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法である。
また、本発明の一態様は、前記第1の保護層が、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることも可能である。
また、本発明の一態様は、開口部を有する反射層と、
前記反射層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する断熱層と、
前記反射層の開口部及び前記断熱層の開口部を覆って、前記断熱層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成された保護層と、
前記保護層上に形成された材料層と、を有する第1の基板の一方の面と、
第2の基板の被成膜面と、を対向させて配置し、
前記第1の基板の他方の面側から光の照射を行い、
前記第2の基板の被成膜面の、前記反射層の開口部及び前記断熱層の開口部と重なる領
域にEL層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法である。
また、本発明の一態様は、前記断熱層が、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることも可能である。
また、本発明の一態様は、前記第2の基板の被成膜面には、第1の電極が設けられており、前記第1の基板の前記材料層を加熱し、前記第2の基板の前記第1の電極上に成膜させた後、前記第2の基板上に第2の電極を形成することも可能である。
本発明の一態様は、基板上に形成された開口部を有する反射層と、
前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に溝部を有する保護層と、
前記保護層上に形成された材料層と、を有することを特徴とする成膜用基板である。
本発明の一態様は、基板上に形成された開口部を有する反射層と、
前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する第1の保護層と、
前記第1の保護層の開口部を覆って、前記第1の保護層上に形成された第2の保護層と、
前記第2の保護層上に形成された材料層と、を有することを特徴とする成膜用基板である。
本発明の一態様は、基板上に形成された開口部を有する反射層と、
前記反射層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する断熱層と、
前記反射層の開口部及び前記断熱層の開口部を覆って、前記断熱層上に形成された光吸収層と、
前記光吸収層上に形成された保護層と、
前記保護層上に形成された材料層と、を有することを特徴とする成膜用基板である。
本発明の一態様を適用することで、被成膜基板に成膜されるEL層のパターン形成の精度を向上させることができる。
(A)〜(D)は、本発明の一態様に係る成膜用基板の作製方法を示す断面図。 (A)〜(D)は、本発明の一態様に係る成膜用基板の作製方法を示す断面図。 (A),(B)は、本発明の一態様に係る発光装置の作製方法を示す断面図。 (A)〜(C)は、変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明する断面図。 他の変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明するための断面図。 (A)〜(D)は、本発明の一態様に係る成膜用基板の作製方法を示す断面図。 (A),(B)は、本発明の一態様に係る発光装置の作製方法を示す断面図。 変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明するための断面図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の一態様に係る成膜用基板の作製方法を示す断面図である。図3は、図2(D)に示す成膜用基板を用いた発光装置の作製方法を示す断面図である。
図1(A)に示すように、第1の基板101上に反射層103を成膜した後、図1(B)に示すように、反射層103に開口部を形成する。
第1の基板101は、反射層、光吸収層、断熱層などの支持基板であり、発光装置の作製工程において、材料層を被成膜基板に成膜するために照射する光を透過する基板である。よって、第1の基板101は光の透過率が高い基板であることが好ましい。具体的には、材料層を成膜するためにランプ光やレーザ光を用いる場合、第1の基板101として、それらの光を透過する基板を用いることが好ましい。第1の基板101としては、例えば、ガラス基板、石英基板、無機材料を含むプラスチック基板などを用いることができる。
反射層103は、発光装置の作製工程において、第1の基板に照射する光を反射して、反射層103と重なる領域に形成された材料層(図2(D)の参照符号109)に、成膜に必要な熱を与えないように遮断する層である。
なお、本明細書において「重なる」とは、成膜用基板を構成する要素(例えば、反射層や光吸収層など)同士が直接接して重なり合う場合だけでなく、間に別の層を介して重なり合う場合も含むものとする。
反射層103は、照射される光に対して、反射率が85%以上、さらに好ましくは、反射率が90%以上の高い反射率を有する材料で形成されていることが好ましい。例えば、800nm乃至2500nmの赤外領域の光を照射する場合、反射層の材料として、アルミニウム、銀、金、白金、銅、アルミニウムを含む合金、または銀を含む合金などを用いることができる。特に、アルミニウム−チタン合金、アルミニウム−ネオジム合金、銀−ネオジム合金は、赤外領域の光(波長800nm以上)に対して高い反射率を有しているため、反射層として好適に用いることができる。例えば、アルミニウム−チタン合金膜は、膜厚が400nmの場合、赤外領域(波長800nm以上2500nm以下)にわたって、85%以上の反射率を示し、特に、波長が900nm以上2500nm以下の範囲については90%以上の反射率を示す。なお、第1の基板101に照射する光の波長により、反射層103に好適な材料の種類は変化する。また、反射層は一層に限らず複数の層により構成されていてもよい。
反射層103は、種々の方法を用いて形成することができる。例えば、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、真空蒸着法などにより形成することができる。また、反射層の膜厚は、材料により異なるが、概ね100nm以上2μm以下であることが好ましい。100nm以上であることにより、照射した光が反射層を透過することを抑制することができる。
また、反射層103に開口部を形成する際には種々な方法を用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。ドライエッチングを用いることにより、開口部の側壁が鋭くなり、微細なパターンを成膜することができる。
本実施の形態においては、反射層103として膜厚100nm以上500nm以下(好ましくは150nm)のアルミニウム膜を形成する。アルミニウム膜は、膜厚100nm以上500nm以下において、赤外領域(波長800nm以上2500nm以下)にわたって、85%以上の反射率を示し、特に、波長が900nm以上2500nm以下の範囲については90%以上の反射率を示す。また、膜厚100nm以上500nm以下のアルミニウム膜は、赤外領域(波長800nm以上2500nm以下)にわたって、透過率が0%であるため反射層として好適に用いることができる。
次に、図1(C)に示すように、反射層103の開口部を覆って、反射層103上に光吸収層105を形成する。
光吸収層105は発光装置の作製工程において、材料層(図2(D)の参照符号109)を加熱するために照射する光を吸収して熱へと変換する層である。このため、少なくとも材料層を加熱する領域に形成されていれば良く、光吸収層105は例えば島状に形成されていても良い。光吸収層105は、照射される光に対して、70%以下の低い反射率を有し、また、高い吸収率を有する材料で形成されていることが好ましい。また、光吸収層105は、それ自体が熱によって変化しないように、耐熱性に優れた材料で形成されていることが好ましい。光吸収層105に好適な材料の種類は、材料層を加熱するために照射する光の波長により変化する。例えば、波長800nmの光に対しては、モリブデン、窒化タンタル、チタン、タングステンなどを用いることが好ましい。また、波長1300nmの光に対しては、窒化タンタル、チタンなどを用いることが好ましい。
また、モリブデン膜およびタングステン膜は、例えば、膜厚400nmとした場合、波長800nm以上900nm以下の光に対しては、反射率が60%以下であるため、光吸収層105として好適に用いることができる。また、波長2000nm〜2500nmの光に対しては、反射率が85%以上であるため、反射層として用いることができる。
光吸収層105は、種々の方法を用いて形成することができる。例えば、スパッタリング法で、モリブデン、タンタル、チタン、タングステンなどのターゲット、またはこれらの合金を用いたターゲットを用い、光吸収層105を形成することができる。また、光吸収層は一層に限らず複数の層により構成されていてもよい。
光吸収層の膜厚は、照射される光が透過しない膜厚であることが好ましい。材料によって異なるが、100nm以上2μm以下の膜厚であることが好ましい。特に、光吸収層105の膜厚を200nm以上600nm以下とすることで、照射される光を効率良く吸収して発熱させることができる。
なお、光吸収層105は、材料層(図2(D)の参照符号109)に含まれる成膜材料が成膜温度まで加熱されるのであれば、照射する光の一部が透過してもよい。ただし、一部が透過する場合には、光が照射しても分解しない材料を、材料層109に用いることが好ましい。
なお、反射層103と光吸収層105の反射率は差が大きいほど好ましい。具体的には、照射する光の波長に対して、反射率の差が25%以上、より好ましくは30%以上であることが好ましい。
本実施の形態においては、光吸収層105として膜厚200nm以上600nm以下(好ましくは150nm)のチタン膜を形成するものとする。チタン膜は、膜厚が200nm以上600nm以下の範囲において、赤外領域の波長800nm以上2500nm以下に渡って、67%以下の反射率を示す。特に、波長が800nm以上1250nm以下の波長領域については60%以下の反射率を示す。また、300nm以上2500nm以下の波長領域において、ほぼ光を透過しない。さらに、膜厚200nm以上600nm以下のチタン膜は、吸収率が30%以上であり、光吸収層として好適に用いることができる。
次いで、図1(D)に示すように、光吸収層105の上に保護層107を成膜する。
保護層107は、発光装置の作製工程において、熱による光吸収層105の変形を抑制するための層である。また、保護層107を設けることで、反射層103と重なる領域に位置する材料層(図2(D)の参照符号109)が加熱されるのを抑制することができる。保護層107としては、例えば、酸化チタン、酸化珪素、酸化窒化珪素、酸化ジルコニウム、炭化チタン、窒化珪素、窒化酸化珪素を好ましく用いることができる。ただし、保護層107は、反射層103及び光吸収層105に用いた材料よりも熱伝導率の低い材料を用いるのが好ましい。なお、本明細書において、酸化窒化物とは、その組成として、窒素よりも酸素の含有量が多い物質である。
保護層107は、様々な方法を用いて形成することができる。例えば、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、真空蒸着法、またはCVD法などにより形成することができる。また、保護層107の膜厚は、材料により異なるが、10nm以上2μm以下、好ましくは100nm以上600nm以下とすることができる。保護層107を10nm以上2μm以下の膜厚とすることにより、反射層103が加熱された場合でも、反射層103の上に位置する材料層に熱が伝導するのを抑制する効果を有する。
次いで、図2(A)に示すように、保護層107の上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜を露光、現像することにより、保護層107の上にレジストパターン108を形成する。その後、図2(B)に示すように、このレジストパターン108をマスクとして保護層107にハーフエッチングを施す。次いで、図2(C)に示すように、レジストパターン108を除去する。これにより、保護層107には反射層103の開口部と重なる領域に位置する溝部が形成され、その溝部によって当該領域の保護層107の膜厚が薄く形成される。
本実施の形態においては、保護層107として酸化珪素膜を形成するものとし、反射層103の開口部と重なる領域(画素部)に位置する保護層107の厚さを100nmとし、反射層103と重なる領域(非画素部)に位置する保護層107の厚さを600nmとする。反射層103と重なる領域に位置する保護層107の膜厚を厚くすることで、当該領域の保護層を成膜用基板と被成膜基板との距離を制御するためのスペーサとして機能させることが可能となる。スペーサとしての保護層107の側壁はテーパー形状を有している。
次いで、図2(D)に示すように、保護層107上に、成膜材料を含む材料層109を形成する。材料層109は加熱により第2の基板に転写される層である。成膜材料としては、種々の材料が挙げられる。また、材料層109は複数の成膜材料を含んでいてもよい。また、材料層109は、単層でもよいし、複数の層が積層されていてもよい。成膜材料を含む層を複数積層することにより、共成膜することが可能である。なお、成膜材料を含む層を複数積層する場合には、第1の基板側に成膜温度が低い成膜材料を含むように積層されていることが好ましい。このような構成とすることにより、成膜材料を含む複数の層を効率良く加熱させることができ、成膜することができる。なお、本明細書において「成膜温度」とは、熱の作用によって成膜材料の少なくとも一部が成膜用基板より被成膜基板へ転写される温度を示す。
材料層109は、種々の方法により形成される。例えば、乾式法である真空蒸着法、スパッタリング法等を用いることができる。また、湿式法であるスピンコート法、スプレーコート法、インクジェット法、ディップコート法、キャスト法、ダイコート法、ロールコート法、ブレードコート法、バーコート法、グラビアコート法、又は印刷法等を用いることができる。これら湿式法を用いて材料層109を形成するには、所望の成膜材料を溶媒に溶解あるいは分散させ、溶液あるいは分散液を調整すればよい。溶媒は、成膜材料を溶解あるいは分散させることができ、且つ成膜材料と反応しないものであれば特に限定されない。例えば、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、或いはクロロベンゼンなどのハロゲン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、n−プロピルメチルケトン、或いはシクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、ベンゼン、トルエン、或いはキシレンなどの芳香族系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、或いは炭酸ジエチルなどのエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、或いはジオキサンなどのエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド、或いはジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド、ヘキサン、又は水等を用いることができる。また、これらの溶媒複数種を混合して用いてもよい。湿式法を用いることにより、材料の利用効率を高めることができ、発光装置を作製するコストを低減することができる。
なお、後の工程(図3の工程)で被成膜基板である第2の基板111上に形成されるEL層117の膜厚は、支持基板である第1の基板101上に形成された材料層109に依存する。そのため、材料層109の膜厚を制御することにより、容易に被成膜基板である第2の基板111上に形成されるEL層117の膜厚を制御することができる。また、EL層の膜厚および均一性が保たれるのであれば、材料層は必ずしも均一の層である必要はない。例えば、微細な島状に形成されていてもよいし、凹凸を有する層状に形成されていてもよい。
また、成膜材料としては、有機化合物、無機化合物、又は、無機化合物を含有する有機化合物にかかわらず、種々の材料を用いることができる。特に、有機化合物は無機化合物に比べ、成膜温度が低い材料が多いため、光の照射により成膜することが容易であり、本実施の形態の発光装置の作製方法に好適である。例えば、有機化合物としては、発光装置に用いられる発光材料、キャリア輸送材料などが挙げられる。また、無機化合物としては、発光装置のキャリア輸送層やキャリア注入層、電極などに用いられる金属酸化物、金属窒化物、ハロゲン化金属、金属単体などがあげられる。
次に、図3(A)に示すように、第1の基板101において、反射層103、光吸収層105、保護層107および材料層109が形成された面に対向する位置に、被成膜基板である第2の基板111を配置する。第2の基板111は、成膜処理により所望の層が成膜される被成膜基板である。
第1の基板101と第2の基板111とを至近距離、具体的には第1の基板101に設けられた成膜材料の層の表面と第2の基板111との距離dは、0mm以上2mm以下、好ましくは0mm以上0.05mm以下、さらに好ましくは0mm以上0.03mm以下となるように近づけて近接させる。距離dを上記の範囲程度まで小さくすることで、成膜材料の利用効率を向上させることができる。また、被成膜基板に形成されるEL層117のパターン形成の精度を向上させることができる。なお、被成膜基板の表面に凹凸がない場合には、被成膜基板である第2の基板111と支持基板である第1の基板101との距離dは0mmより大きいことが好ましい。
なお、距離dは、支持基板上に形成された材料層109の表面と、被成膜基板の表面との距離で定義する。また、被成膜基板上に何らかの層(例えば、電極として機能する導電層や隔壁として機能する絶縁層等)が形成されている場合、距離dは、支持基板上の材料層109の表面と、被成膜基板上に形成された層の表面との距離で定義する。ただし、支持基板上に形成された材料層或いは被成膜基板上に形成された層の表面に凹凸を有する場合は、距離dは、支持基板上の材料層109の表面と、被成膜基板或いは被成膜基板上に形成された層の最表面との間の最も短い距離で定義する。
材料の利用効率を向上させるため、また、パターン形成の精度を向上させるために、第1の基板と第2の基板の基板間の距離は狭いほうが好ましいが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
図3において、第2の基板111は、第1の電極層113を有している。第1の電極層113の端部は絶縁物115で覆われていることが好ましい。本実施の形態において、第1の電極層は、発光素子の陽極あるいは陰極となる電極を示している。
第1の基板101及び第2の基板111を配置した後、図3(B)に示すように、第1の基板101の裏面、すなわち材料層が形成された面と対向する面から矢印のように光を照射する。照射された光は、反射層103が形成された領域においては反射し、反射層103に設けられた開口部においては、透過して、開口部と重なる領域の光吸収層105において吸収される。吸収された光が熱エネルギーへと変換されることで、当該領域の光吸収層105と重なる領域の材料層109が保護層107を介して加熱される。加熱した成膜材料は第1の電極層上に成膜され、これによってEL層117が成膜される。
本実施の形態では、光吸収層105上に保護層107を設けることにより、熱による光吸収層105の変形を抑制することができ、成膜用基板を複数回使用することができる。また、光吸収層105上に保護層107を設けることによりEL層への光吸収層を構成する材料の混入を防ぐことができ、その結果、混入によって起こりえる発光素子の特性への悪影響を防ぐことができる。
なお、第1の基板101に光を照射した際に、光吸収層105で発生した熱が面方向に伝導して、反射層103が加熱されることがある。また、反射率が85%以上の材料を用いて反射層103を形成したとしても、照射する光の熱量によっては、ある程度の熱の吸収が考えられる。しかしながら、本実施の形態に係る成膜用基板は、反射層103と材料層109との間に、保護層107が設けられているため、反射層103が加熱された場合であっても、保護層107において材料層109への熱の伝導を抑制することができる。これによって、選択的に、開口部と重なる領域の材料層109を加熱させて、被成膜基板上に所望のパターンを有するEL層117を形成することができる。
また、上述したように、被成膜基板上にEL層を形成する際には、成膜用基板である第1の基板と被成膜基板である第2の基板間の距離dは、短くすることが望ましい。ただし、光を吸収して発熱する光吸収層105と第2の基板111の表面とが近接しすぎると、光吸収層からの輻射熱によって第2の基板における成膜領域が加熱され、成膜されたEL層が分解または結晶化してしまうことがある。したがって、距離dが0.03mm以下、例えば第1の基板の表面と第2の基板の表面が接している場合でも、開口部と重なる領域の光吸収層表面と、第2の基板における成膜領域表面との距離は、1μm以上10μm以下であることが望ましい。
本実施の形態で示す成膜用基板では、反射層と重なる光吸収層の上部にスペーサとしての保護層107が形成されており、該保護層の膜厚を制御することで、第1の基板と第2の基板間の距離dを近接させたまま、光吸収層と第2の基板における成膜領域表面の距離を制御することができ、EL層のパターン精度を向上させることができる。
照射する光の光源としては、種々の光源を用いることができる。
例えば、キセノンランプ、メタルハライドランプのような放電灯、ハロゲンランプ、タングステンランプのような発熱灯を光源として用いることができる。また、これらの光源をフラッシュランプ(例えばキセノンフラッシュランプ、クリプトンフラッシュランプなど)として用いても良い。フラッシュランプは短時間(0.1ミリ秒乃至10ミリ秒)で非常に強度の高い光を繰り返し、大面積に照射することができるため、第1の基板の面積にかかわらず、効率よく均一に加熱することができる。また、発光させる時間の長さを変えることによって第1の基板101の加熱の制御もできる。また、フラッシュランプは寿命が長く、発光待機時の消費電力が低いため、ランニングコストを低く抑えることができる。
また、光源としてレーザ発振装置を用いてもよい。レーザ光としては、例えば、Arレーザ、Krレーザ、エキシマレーザなどの気体レーザ、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、アレキサンドライトレーザ、Ti:サファイアレーザ、銅蒸気レーザまたは金蒸気レーザのうち一種または複数種から発振されるものを用いることができる。また、レーザ媒体が固体である固体レーザを用いると、メンテナンスフリーの状態を長く保てるという利点や、出力が比較的に安定している利点を有している。
なお、照射する光としては、赤外光(波長800nm以上)であることが好ましい。赤外光であることにより、光吸収層105における熱変換が効率よく行われ、成膜材料を効率よく加熱させることができる。
本実施の形態の発光装置の作製方法においては、成膜用基板に形成された材料層のうち光吸収層に重なる領域を選択的に加熱するため、材料層全面を加熱する場合と比較して、光を照射する時間は比較的短くてよい。
また、成膜は減圧雰囲気で行われることが好ましい。減圧雰囲気は、成膜室内を真空排気手段により真空度が5×10−3Pa以下、好ましくは10−4Pa乃至10−6Pa程度の範囲になるように真空排気することで得られる。
なお、本実施の形態では、被成膜基板である第2の基板が、支持基板である第1の基板の下方に位置する場合を図示したが、本実施の形態はこれに限定されない。基板の設置する向きは適宜設定することができる。
本実施の形態に係る発光装置に適用する成膜方法は、支持基板に形成した材料層の膜厚によって、成膜処理により被成膜基板に成膜されるEL層の膜厚を制御することができる。つまり、支持基板に形成した材料層をそのまま成膜すればよいため、膜厚モニターが不要である。よって、膜厚モニターを利用した成膜速度の調節を使用者が行う必要がなく、成膜工程を全自動化することが可能である。そのため、生産性の向上を図ることができる。
また、本実施の形態に係る発光装置に適用する成膜方法は、材料層が複数の成膜材料を含む場合、材料層と同じ成膜材料を略同じ重量比で含有するEL層を被成膜基板に成膜することができる。このように、本実施の形態に係る成膜方法は、成膜温度の異なる複数の成膜材料を用いて成膜する場合、共成膜のようにそれぞれ成膜レートを制御する必要がない。そのため、成膜レート等の複雑な制御を行うことなく、所望の異なる成膜材料を含む層を容易に精度良く成膜することができる。
また、本実施の形態を適用することで、発光層のパターン形成が容易となるため、発光装置の製造も簡便となる。また、微細なパターン形成が可能となるため、高精細な発光装置を得ることができる。また、本実施の形態を適用することにより、光源として、レーザ発振装置だけでなく、安価ではあるが熱量の大きなランプヒーター等を用いることができる。また、光源として、ランプヒーター等を用いることにより、大面積を一括して成膜することが可能となるため、タクト時間を短縮することができる。よって、発光装置の作製コストを削減することができる。
また、本実施の形態に係る成膜方法は、所望の成膜材料を無駄にすることなく、被成膜基板に成膜することが可能である。よって、成膜材料の利用効率が向上し、コスト削減を図ることができる。また、成膜室内壁に成膜材料が付着することも防止でき、成膜装置のメンテナンスを簡便にすることができる。
よって、本実施の形態を適用することで、所望の異なる成膜材料を含む層の成膜が容易になり、当該異なる成膜材料を含む層を用いた発光装置等の製造における生産性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る成膜用基板を用いることにより、成膜材料の利用効率良く成膜することが可能となり、コスト削減を図ることができる。また、本実施の形態の成膜用基板を用いることにより、精度良く、所望の形状の膜を形成することが可能となる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
図4(A)〜(C)は、本実施の形態の変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明するための断面図であり、図1及び図2と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
図4(A)に示すように、第1の基板101上に反射層103を成膜した後、反射層103に開口部を形成する。次いで、反射層103の開口部を覆って、反射層103上に光吸収層105を形成する。
次いで、図4(B)に示すように、光吸収層105の上にスペーサとしての第1の保護層107aを成膜し、第1の保護層107aに開口部を形成する。第1の保護層107aの開口部は反射層103の開口部と重なる領域に形成される。
次いで、図4(C)に示すように、第1の保護層107aの開口部を覆って、第1の保護層107a上に第2の保護層107bを形成する。
第1及び第2の保護層107a,107bは、本実施の形態の保護層107と同様の材料、同様の成膜方法、同様の厚さおよび形状を用いることができる。第1の保護層107aのより好ましい厚さは500nm程度であり、第2の保護層107bのより好ましい厚さは100nm程度である。
上記変形例においても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図5は、本実施の形態の他の変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明するための図2(C)に対応する断面図であり、図1及び図2と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
図2(C)に示す工程では、非画素部にハーフエッチングを施していないが、本変形例では、図5に示すように、非画素部102にもハーフエッチングを施すことにより、非画素部102のスペーサとしての保護層107に溝を形成したトレンチ構造とする。非画素部102の保護層107に設ける溝の数は1つでも良いし、2つ以上でも良い。溝を2つ以上設ける場合、溝の幅は、均等でなくても良いが、均等にするのが好ましい。また、非画素部102の保護層107に施すハーフエッチングは、画素部分の保護層に施すハーフエッチングに合わせて行うのが好ましいが、別途ハーフエッチングを行っても良い。
上記他の変形例においても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記他の変形例では、スペーサとしての保護層107をトレンチ構造とすることにより、保護層107の応力を分散させることができ、非画素部の保護層107が厚いために起こる基板のそりを抑制することができる。
(実施の形態2)
図6(A)〜(D)は、本発明の一態様に係る成膜用基板の作製方法を示す断面図である。図7は、図6(D)に示す成膜用基板を用いた発光装置の作製方法を示す断面図である。なお、図6及び図7において、図1〜図5と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
図6(A)に示すように、第1の基板101上に反射層103を成膜し、反射層103上に、断熱層104を成膜する。
次いで、図6(B)に示すように、断熱層104上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜を露光、現像することにより、断熱層104上にレジストパターン106を形成する。
その後、図6(C)に示すように、このレジストパターン106をマスクとして断熱層104および反射層103をエッチングし、レジストパターン106を除去する。このようにして反射層103および断熱層104に開口部が形成される。
断熱層104は、発光装置の作製工程において、反射層103と重なる領域に位置する材料層109が加熱されるのを抑制するための層である。断熱層104としては、例えば、酸化チタン、酸化珪素、酸化窒化珪素、酸化ジルコニウム、炭化チタン等を好ましく用いることができる。ただし断熱層107は、反射層103及び光吸収層105に用いた材料よりも熱伝導率の低い材料を用いる。
断熱層104は、様々な方法を用いて形成することができる。例えば、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、真空蒸着法、またはCVD法などにより形成することができる。また、断熱層の膜厚は、材料により異なるが、10nm以上2μm以下、好ましくは100nm以上600nm以下とすることができる。断熱層107を10nm以上2μm以下の膜厚とすることにより、反射層103が加熱された場合でも、反射層103の上に位置する材料層に熱が伝導するのを遮断する効果を有する。
また、断熱層104は、反射層103の開口部と重なる領域に開口部が形成されている。断熱層104及び反射層103のパターンを形成する際には、種々の方法を用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。ドライエッチングを用いることにより、パターン形成された断熱層104の側壁が鋭くなり、微細なパターンを成膜することができる。
なお、本実施の形態では、断熱層104と、反射層103のパターン形成を一度のエッチング工程によって行い、それにより断熱層104と反射層103に設けられる開口部の側壁をそろえることができ、より微細なパターンを成膜することができるが、断熱層104と反射層103のパターン形成を別々のエッチング工程によって行ってもよい。
次いで、図6(D)に示すように、断熱層104の開口部を覆って、断熱層104上に光吸収層105を形成する。次いで、光吸収層105の上に保護層107cを成膜する。
保護層107cは、発光装置の作製工程において、熱による光吸収層105の変形を抑制するための層である。また、保護層107cを設けることで、反射層103と重なる領域に位置する材料層109が加熱されるのを抑制することができる。保護層107cとしては、例えば、酸化チタン、酸化珪素、酸化窒化珪素、酸化ジルコニウム、炭化チタン、窒化珪素、窒化酸化珪素を好ましく用いることができる。ただし、保護層107cは、反射層103及び光吸収層105に用いた材料よりも熱伝導率の低い材料を用いるのが好ましい。
保護層107cは、様々な方法を用いて形成することができる。例えば、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、真空蒸着法、またはCVD法などにより形成することができる。また、保護層107cの膜厚は、材料により異なるが、10nm以上2μm以下、好ましくは100nm以上600nm以下とすることができる。保護層107cを10nm以上2μm以下の膜厚とすることにより、反射層103が加熱された場合でも、反射層103の上に位置する材料層に熱が伝導するのを抑制する効果を有する。
次いで、保護層107c上に、成膜材料を含む材料層109を形成する。材料層109は加熱により第2の基板に転写される層である。
次に、図7(A)に示すように、第1の基板101において、反射層103、断熱層104、光吸収層105、保護層107cおよび材料層109が形成された面に対向する位置に、第2の基板111を配置する。第2の基板111は、成膜処理により所望の層が成膜される被成膜基板である。
図7において、第2の基板111は、第1の電極層113を有している。第1の電極層113の端部は絶縁物115で覆われていることが好ましい。本実施の形態において、第1の電極層は、発光素子の陽極あるいは陰極となる電極を示している。
第1の基板101及び第2の基板111を配置した後、図7(B)に示すように、第1の基板101の裏面、すなわち材料層が形成された面と対向する面から矢印のように光を照射する。照射された光は、反射層103が形成された領域においては反射し、反射層103に設けられた開口部においては、透過して、開口部と重なる領域の光吸収層105において吸収される。吸収された光が熱エネルギーへと変換されることで、当該領域の光吸収層105と重なる領域の材料層109が保護層107cを介して加熱される。加熱した成膜材料は第1の電極層上に成膜され、これによってEL層117が成膜される。
本実施の形態では、光吸収層105上に保護層107cを設けることにより、熱による光吸収層105の変形を抑制することができ、成膜用基板を複数回使用することができる。また、光吸収層105上に保護層107cを設けることによりEL層への光吸収層を構成する材料の混入を防ぐことができ、その結果、混入によって起こりえる発光素子の特性への悪影響を防ぐことができる。
なお、第1の基板101に光を照射した際に、光吸収層105で発生した熱が面方向に伝導して、反射層103が加熱されることがある。また、反射率が85%以上の材料を用いて反射層103を形成したとしても、照射する光の熱量によっては、ある程度の熱の吸収が考えられる。しかしながら、本実施の形態に係る成膜用基板は、反射層103と材料層109との間に、熱伝導率の低い材料によって形成された断熱層104および保護層107cが設けられているため、反射層103が加熱された場合であっても、断熱層104および保護層107cにおいて材料層109への熱の伝導を遮断することができる。これによって、選択的に、開口部と重なる領域の材料層109を加熱させて、被成膜基板上に所望のパターンを有するEL層117を形成することができる。
本実施の形態で示す成膜用基板では、光吸収層105の下部に断熱層104が形成されており、該断熱層の膜厚を制御することで、第1の基板と第2の基板間の距離dを近接させたまま、光吸収層105と第2の基板111における成膜領域表面の距離を制御することができ、EL層のパターン精度を向上させることができる。
図6および図7で説明した実施の形態においても図1〜図5で説明した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図8は、本実施の形態の変形例に係る成膜用基板の作製方法を説明するための断面図であり、図8(A),(B)は図6(C),(D)に対応する断面図であり、図6及び図7と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
図6(C)に示す工程では、非画素部の断熱層104に溝を形成していないが、本変形例では、図8(A)に示すように、非画素部の断熱層104aに溝を形成したトレンチ構造とする。非画素部の断熱層104aに設ける溝の数は1つでも良いし、2つ以上でも良い。溝を2つ以上設ける場合、溝の幅は、均等でなくても良いが、均等にするのが好ましい。また、断熱層104aに溝を形成する方法はハーフエッチングによって行うことが好ましい。
図8(B)に示す工程では、トレンチ構造を有する断熱層104aおよび開口部の上に光吸収層105を形成し、光吸収層105の上に保護層107cを形成し、保護層107c上に、成膜材料を含む材料層109を形成する。
上記変形例においても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記変形例では、断熱層104aをトレンチ構造とすることにより、断熱層104aの応力を分散させることができ、非画素部の断熱層104aが厚いために起こる基板のそりを抑制することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
101 第1の基板
102 非画素部
103 反射層
104,104a 断熱層
105 光吸収層
106 レジストパターン
107 保護層
107a 第1の保護層
107b 第2の保護層
107c 保護層
108 レジストパターン
109 材料層
111 第2の基板
113 電極層
115 絶縁物
117 EL層

Claims (9)

  1. 開口部を有する反射層と、
    前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に溝部を有する保護層と、
    前記保護層上に形成された材料層と、を有する第1の基板の一方の面と、
    第2の基板の被成膜面と、を対向させて配置し、
    前記第1の基板の他方の面側から光の照射を行い、
    前記第2の基板の被成膜面の、前記反射層の開口部と重なる領域にEL層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  2. 開口部を有する反射層と、
    前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する第1の保護層と、
    前記第1の保護層の開口部を覆って、前記第1の保護層上に形成された第2の保護層と、
    前記第2の保護層上に形成された材料層と、を有する第1の基板の一方の面と、
    第2の基板の被成膜面と、を対向させて配置し、
    前記第1の基板の他方の面側から光の照射を行い、
    前記第2の基板の被成膜面の、前記反射層の開口部と重なる領域にEL層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  3. 請求項1において、
    前記保護層は、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることを特徴とする発光装置の作製方法。
  4. 請求項2において、
    前記第1の保護層は、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることを特徴とする発光装置の作製方法。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか一において、
    前記第2の基板の被成膜面には、第1の電極が設けられており、
    前記第1の基板の前記材料層を加熱し、前記第2の基板の前記第1の電極上に成膜させた後、
    前記第2の基板上に第2の電極を形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  6. 基板上に形成された開口部を有する反射層と、
    前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に溝部を有する保護層と、
    前記保護層上に形成された材料層と、を有することを特徴とする成膜用基板。
  7. 基板上に形成された開口部を有する反射層と、
    前記反射層の開口部を覆って、前記反射層上に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層上に形成され、前記反射層の開口部と重なる位置に開口部を有する第1の保護層と、
    前記第1の保護層の開口部を覆って、前記第1の保護層上に形成された第2の保護層と、
    前記第2の保護層上に形成された材料層と、を有することを特徴とする成膜用基板。
  8. 請求項において、
    前記保護層は、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることを特徴とする成膜用基板。
  9. 請求項において、
    前記第1の保護層は、前記反射層と重なる位置に形成された溝を有していることを特徴とする成膜用基板。
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