JP5222684B2 - 不燃性鏡面化粧板 - Google Patents

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Description

本発明は、非塩化ビニル系樹脂の不燃性鏡面化粧板に関するものである。
キッチン、洗面所、トイレ、ビル、公共施設などの内壁には、不燃性の材料を用いることが建築基準法により定められている。従って、従来これら内壁にはタイル工法によってタイルが貼付されていた。しかし、タイル工法は湿式工事であるため手間がかかり、更にタイル貼付後には目地の部分の汚れが取れ難いという問題があった。
そこで近年、貼付作業に手間がかからず、貼付後も目地の部分が少ないため汚れ難いとの観点から、これら内壁に大型化粧パネルを貼付する、大型化粧パネル工法への置き換えが進んでいる。
大型化粧パネルとしては、木質化粧板(MDF基材等)、メラミン不燃化粧板の他、ケイ酸カルシウム化粧板(特許文献1及び特許文献2参照)などが知られている。
特許第3441797号公報 特開2005−30021号公報
しかしながら、木質化粧板は鏡面性に優れているが、不燃性に問題がある。尚、ここで鏡面性に優れるとは、目視で鏡面状の光沢を有することを示す。
一方、メラミン不燃化粧板やケイ酸カルシウム化粧板は鏡面性に劣るもので、これら化粧板を壁に貼付した後、更に鏡面性に優れた化粧板を別途貼付する必要があり、手間が生じた。
また、ケイ酸カルシウム化粧板等に予め有機化合物によって表面処理を施す場合もあるが、これらに有機化合物による表面処理を行うと、近年の厳しい不燃性能要求には応えられない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、不燃性と鏡面性を両立させた不燃性鏡面化粧板を目的とする。
本発明の不燃性鏡面化粧板は、基材層と、該基材層の表面に設けられた少なくともウレタン系塗料による平滑な下地処理層と、該下地処理層の上に設けられた第1の接着剤層と、該第1の接着剤層の上に設けられた着色層と、該着色層の上に設けられた表面層を有し、該基材層が、ガラス繊維強化酸化マグネシウム板からなり、該表面層が透明な二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム又は透明な電離放射線硬化性樹脂の塗膜からなり、該表面層、該着色層及び該第1の接着剤層の厚さの合計が220μm以下であることを特徴とする。
本発明の不燃性鏡面化粧板では、前記着色層が顔料を含んだポリエステル系樹脂からなることが好ましい。
本発明の不燃性鏡面化粧板では、前記表面層と前記着色層の間に、印刷層及び/又は第2の接着剤層が配置されることが好ましい。
本発明の不燃性鏡面化粧板では、前記表面層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなり、前記表面層、前記着色層及び前記第1の接着剤層の厚さの合計が170〜220μmであることが好ましい。
本発明の不燃性鏡面化粧板では、前記表面層が透明な電離放射線硬化性樹脂の塗膜からなり、前記表面層、前記着色層及び前記第1の接着剤層の厚さの合計が140〜220μmであることが好ましい。
本発明の不燃性鏡面化粧板によれば、高い不燃性を発揮し、且つ鏡面性に優れている。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の不燃性鏡面化粧板は、基材層と、該基材層の表面に設けられた少なくともウレタン系塗料による平滑な下地処理層と、該下地処理層の上に設けられた第1の接着剤層と、該第1の接着剤層の上に設けられた着色層と、該着色層の上に設けられた表面層を有することを特徴とする。
本発明の不燃性鏡面化粧板の一例の模式図を図1に示す。図1の不燃性鏡面化粧板10は、基材層11、下地処理層12、第一の接着剤層13、着色層14、表面層15を有している。
[基材層]
基材層11は本発明の不燃性鏡面化粧板に強度や不燃性を付与するものである。
基材層11としては、ガラス繊維強化酸化マグネシウム板を用いる。
ガラス繊維強化酸化マグネシウム板の概略図を図2に示す。
図2に示すように、ガラス繊維強化酸化マグネシウム板20とは、酸化マグネシウム板21の両面にガラス繊維質層22を接合したものである。
ここで、酸化マグネシウム板21とは、酸化マグネシウムを塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム等と混合し、骨材を加え、水と共に練ったマグネシアセメントより形成されるものである。尚、骨材としては、ケイ砂、砂利、破砕石等の無機質粒子、ロックウール、グラスウールなどの無機質繊維、ウッドチップ、パルプなどの有機質繊維等を用いることができる。
また、ガラス繊維質層22には、ガラス繊維ネットなどを用いるとよい。
酸化マグネシウムを含有するマグネシアセメントは、結晶水を多く含む傾向にあり、マグネシアセメントによって形成された酸化マグネシウム板は自身が不燃性であるだけではなく、このマグネシウム板と共に用いる他の成分を燃え難くすることができる。
また、酸化マグネシウム板21の両面にガラス繊維質層22を配置すると、酸化マグネシウム板21の強度を向上させることができる。
尚、酸化マグネシウム板21の強度を維持する観点から、このガラス繊維質層22の坪量は50〜100g/mであることが好ましく、70g/mであることが特に好ましい。
ガラス繊維強化酸化マグネシウム板20による基材層11の厚さは特に限定しないが、3〜12mmであることが好ましく、3〜6mmであることがより好ましい。基材層11の厚さが3mm以上であれば、強度や不燃性を維持できる傾向にある。一方、12mm以下であれば、運搬等取扱に適した重さになり易い。このようなガラス繊維強化酸化マグネシウム板として、具体的には、メガボード(商品名)((株)三和不燃ボード工業製)等を用いることができる。
[下地処理層]
下地処理層12は、基材層11表面を平滑にする層である。
下地処理層12は、少なくともウレタン系塗料による平滑な層である。ウレタン系塗料は基材層や第1の接着剤層との密着性に優れる傾向が見られ、下地処理層12に適している。
尚、必要に応じて、下地処理層として水性パテ(アクリルエマルジョン)等による層を付与し、基材層11表面をより平滑にすることもできる。
ウレタン系塗料としては、2液型ウレタン系塗料を用いることが、基材層や第1の接着剤層との密着性の観点から好ましい。
2液型ウレタン系塗料としては、ポリウレタンと、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の溶剤;タルク、酸化チタン等の体質顔料;ステアリン酸塩等の安定剤等を含有するものを用いることができる。
水性パテとしては、変性アクリルエマルジョンと炭酸カルシウムの混合物、変性アクリルエマルジョンと水酸化アルミニウムの混合物等を用いることができ、特に塗工性に優れることから変性アクリルエマルジョンと炭酸カルシウムの混合物を用いることが好ましい。
ウレタン系塗料及び水性パテは、基材層11に塗工後、ベルトサンダーや水研磨などによる研磨工程を経てその塗工表面を平滑にされ、下地処理層12とされる。
ウレタン系塗料の塗工量は特に限定しないが、研磨後、最終的に乾燥質量で35〜80g/mとすることが好ましい。ウレタン系塗料の塗工量が35g/m以上であれば、基材層の凹凸を充分に埋めることが出来るため、不燃性鏡面化粧板の表面外観において、ゆず肌感が強くなったり、基材層が見えたりし難い傾向にある。一方、80g/m以下であれば不燃性に影響を与え難い。
一方、水性パテの塗工量も特に限定しないが、最終的に乾燥質量で5〜8g/mとすることが好ましい。水性パテの塗工量が上記範囲内であれば、基材層11の表面の孔を埋め易い傾向にある。
[第1の接着剤層]
第1の接着剤層13は、基材層に重ねられた下地処理層と、鏡面性を有する樹脂層(着色層と表面層を有するもの)とを接着するものである。
第1の接着剤層13には、反応性ホットメルト接着剤、アクリル系ホットメルト接着剤、エチレン酢酸ビニル系ホットメルト接着剤等を用いることができ、特に反応性ホットメルト接着剤を用いることが好ましい。
尚、反応性ホットメルト接着剤とは、具体的には湿気硬化型ウレタン接着剤のことである。
第1の接着剤層13の厚さは、30〜90μmであることが好ましく、40〜70μmであることがより好ましい。第1の接着剤層の厚さが30μm以上であれば、基材層の凹凸を吸収できるため鏡面性に優れる不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、90μm以下であれば不燃性が得易い傾向にある。
[着色層]
着色層14は、基材層11及び下地処理層12を隠蔽し、本発明の不燃性鏡面化粧板の意匠性を向上させるものである。
着色層14には、顔料と非晶性ポリエステル系樹脂とを混合した混合物であって、非晶性ポリエステル系樹脂を主成分(50質量%以上含有)とする混合物を用いることが好ましい。非晶性ポリエステル系樹脂としては、特にグリコール変性ポリエチレンテレフタレートを用いることが好ましい。
なお、グリコール変性ポリエチレンテレフタレートとはポリエチレンテレフタレートの一種であり、ポリエチレンテレフタレートのグリコール成分がエチレングリコールであるのに対し、グリコール成分として、エチレングリコールの他、シクロヘキサンジメタノール等のジオールが含まれている非晶性ポリエステルである。尚、エチレングリコールが70質量%程度で、シクロヘキサンジメタノール等のジオールが30質量%程度含有されているとより好ましい
尚、着色層14には、顔料と非晶性ポリエステル系樹脂以外に、アクリルゴム成分、ジエン系ゴム成分、オレフィン系ゴム成分等を含有する耐衝撃性樹脂、滑剤、酸化防止剤、難燃剤、加工助剤等の一般的な添加剤を含有させることができる。
また、顔料としては、酸化チタン、カーボン、酸化鉄等が挙げられ、これらの顔料と非晶性ポリエステル系樹脂の混合物より成形されるフィルムを用いることが、基材層が見えなくなる等の意匠性向上の観点から好ましい
着色層14の厚さは、60〜150μmであることが好ましく、80〜100μmであることがより好ましい。着色層の厚さが60μm以上であれば、基材層11及び下地処理層12の隠蔽性に優れ、意匠性に優れた不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、150μm以下であれば不燃性が良好となる。
[表面層]
表面層15は、本発明の不燃性鏡面化粧板に鏡面性を与えるものである。
表面層15としては、透明な二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム又は透明な電離放射線硬化性樹脂の塗膜を用いる。
透明な電離放射線硬化性樹脂としては、硬化塗膜層を形成する際の塗工性に優れることから、重合性オリゴマー及び重合性モノマーを含有するものを用いると好ましい。
尚、ここで電離放射線とは、電子線及び紫外線のことを示す。
重合性オリゴマーとしては、例えば、ウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマー、アクリル樹脂アクリレート等のアクリル系オリゴマー;アリルエーテル系オリゴマー、ビニルエーテル系オリゴマー、アリルウレタン系オリゴマー、ポリエーテルアクリレートオリゴマー、ポリオールアクリレートオリゴマー、メラミンアクリレートオリゴマーなどが挙げられる。
これら重合性オリゴマーの中でも、柔軟性を付与しやすく、取扱が容易であることから、ウレタンアクリレートオリゴマーを用いると好ましい。
重合性モノマーとしては、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、イソオクチルアクリレート等の単官能アクリレート;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート等の2官能アクリレート;トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能アクリレート;ポリチオール化合物などが挙げられる。
これら重合性モノマーの中でも、安価で入手しやすいことから、トリメチロールプロパントリアクリレートを用いると好ましい。
表面層15として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる場合、その厚さは35〜70μmであることが好ましく、45〜60μmであることがより好ましい。二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さが35μm以上であれば、第1の接着剤層等によって接着を行った際の接着ムラ等を吸収できるため鏡面性に優れる不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、70μm以下であれば不燃性が良好となる。
一方、表面層15として電離放射線硬化性樹脂の塗膜を用いる場合、その厚さは5〜50μmであることが好ましく、8〜30μmであることがより好ましい。電離放射線硬化性樹脂の塗膜の厚さが5μm以上であれば、第1の接着剤層等によって接着を行った際の接着ムラ等を吸収できるため鏡面性に優れる不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、50μm以下であれば不燃性が良好となる。
尚、表面層15として電離放射線硬化性樹脂の塗膜を用いる場合、電離放射線照射によって硬化させる際、電離放射線硬化性樹脂の塗膜の上に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等を積層させる等して、鏡面性を付与する必要がある。尚、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層させた場合、電離放射線照射によって塗膜が硬化した後に剥離するとよい。
表面層15として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる場合、表面層15、着色層14及び第1の接着剤層13の厚さの合計は220μm以下あり、170〜220μmであることが好ましい。これらの合計の厚さが170μm以上であれば、第1の接着剤層等によって接着を行った際の接着ムラや、基材層11表面の凹凸等を吸収できるため、鏡面性に優れる不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、220μm以下であれば不燃性が良好となる。
表面層15として電離放射線硬化性樹脂の塗膜を用いる場合、表面層15、着色層14及び第1の接着剤層13の厚さの合計は220μm以下あり、140〜220μmであることが好ましい。これらの合計の厚さが140μm以上であれば、第1の接着剤層等によって接着を行った際の接着ムラや、基材層11表面の凹凸等を吸収できるため、鏡面性に優れる不燃性鏡面化粧板を得ることができる。一方、220μm以下であれば不燃性が良好となる。
また、本発明の不燃性鏡面化粧板は、表面層と着色層の間に、印刷層及び/又は第2の接着剤層を配置してもよい。
本発明の不燃性鏡面化粧板の一例である図1では表面層15と着色層14の間に、印刷層16及び第2の接着剤層17が配置されている。
[印刷層]
印刷層16は、着色層14と共に用いることで本発明の不燃性鏡面化粧板の意匠性を更に向上させるものである。
印刷層16は、図1では着色層14に印刷されているが、表面層15の着色層14側の面に印刷されていてもよい。印刷層16を、表面層15と着色層14の間に配置することで、不燃性鏡面化粧板の意匠性がより向上する傾向にある。
印刷層16には、ウレタン系、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合系、及びアクリル系等のインクを用いると好ましく、これらをグラビア印刷、凸版印刷、インクジェット印刷、リバースロールコート法等の方法を用いて印刷する。
尚、印刷層16の厚さは薄いため考慮しなくてよい。
[第2の接着剤層]
第2の接着剤層17は表面層15として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートを用いる際に表面層15と着色層14を接着するために用いられる。
第2の接着剤層に用いる接着剤としては、ドライラミネート用のポリエステル系、ウレタン系の接着剤等を用いることができ、これらをグラビアコート、コンマコート、リバースコート等の方法を用いて塗工する。
尚、第2の接着剤層の厚さは薄いため考慮しなくてよい。
また、本発明の化粧シートは上述の各層の他、本発明の目的を損ねない範囲で、表面層の上にハードコート層を設けたり、着色層の裏面側にプライマー層を設けることもできる。
[不燃性鏡面化粧板の製造方法]
以下、本発明の不燃性鏡面化粧板の一例である図1の不燃性鏡面化粧板10の製造方法を示す。
尚、本発明の不燃性鏡面化粧板の製造方法はこれに限定されるものではない。
まず、基材層11に下地処理層12を形成する。具体的には、必要に応じて基材層11の上に、水性パテを塗工し、60℃で3分間で乾燥させる。その後、その上にウレタン系塗料を塗工し自然乾燥させる。更にその後、ベルトサンダーと水研磨にて塗工表面を平滑にし、下地処理層12とする。この基材層11に下地処理層12を形成したものを積層物Aとする。
次に、表面層15として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、表面層15に着色層14の印刷層16側を重ねて、第2の接着剤層17にてドライラミネートする。この、表面層15及び印刷層16が印刷された着色層14が積層したものを積層物Bとする。
最後に、積層物Aと積層物Bを貼り合わせる。
具体的には、120〜130℃に加熱した塗工装置で、積層物Bの着色層14の非印刷層側に接着剤を塗工して第1の接着剤層13を形成する。そして、積層物Aの下地処理層12の表面と第1の接着剤層13の温度が40〜60℃になるようにした後、積層物Aの下地処理層12に、第1の接着剤層13を重ね合わせ、熱ロールを用いて貼り合わせる。このとき、熱ロールの温度が60〜80℃であることが好ましい。また、積層物Aの下地処理層12の表面と第1の接着剤層13の表面の温度をコントロールするために積層物Aの表面層15側、及び積層物Bの基材層11側より予め加温することが好ましい。
尚、表面層15として、電離放射線硬化性樹脂の塗膜を用いて積層物Bを形成する場合、着色層14に電離放射線硬化性樹脂を塗工し、更にその上を二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにて被覆する。そして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの上から、窒素ガス雰囲気下で、電離放射線照射を行い、電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、その後、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、積層物Bとする。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
各実施例及び比較例の基材層、下地処理層、第1の接着剤層、着色層、及び表面層に用いたものを以下に示す。
(基材層)
ガラス繊維強化酸化マグネシウム板:メガボード(商品名)、(株)三和不燃ボード工業製、厚さ3mm。
ケイ酸カルシウム板(ケイカル板):エーアンドエーマテリアル製、厚さ6mm。
石膏ボード:吉野石膏製、厚さ12.5mm。
鉱物繊維と火山性ガラス質材料の複層板:ダイライト(商品名)、大建工業(株)製、厚さ6mm。
(下地処理層)
水性パテ:変性アクリルエマルジョン30〜40質量%、炭酸カルシウム55〜70質量%含有。
ウレタン系塗料:A液/B液=4/1のもの(A液:酢酸ブチル(19.6質量%)、酢酸イソブチル(2.4質量%)、ステアリン酸亜鉛(3.0質量%)、タルク(7.4質量%)、酸化チタン(11.9質量%)、及びポリウレタン(55.7質量%)含有;B液:酢酸エチル(22.5質量%)、酢酸ブチル(19.9質量%)、及びポリウレタン(57.6質量%)含有)。
(第1の接着剤層)
反応性ウレタン系ホットメルト接着剤:ハイボン4836W(商品名)、日立化成ポリマー(株)製。
(着色層)
グリコール変性ポリエチレンテレフタレートフィルム:シーアイ化成製、厚さ80μm(表面がグラビア印刷されている(印刷層))。
グリコール変性ポリエチレンテレフタレートフィルム:シーアイ化成製、厚さ100μm(表面がグラビア印刷されている(印刷層))。
(表面層)
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET):東洋紡績製、厚さ38μm。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET):東洋紡績製、厚さ50μm。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET):東洋紡績製、厚さ100μm。
電子線硬化性樹脂(EB):昭和インク社製。
[実施例1]
実施例1では図1で示される不燃性鏡面化粧板10を以下の方法で得た。
基材層1として、ガラス繊維強化酸化マグネシウム板(メガボード)を用いた。
まず、基材層11の上に、水性パテを、乾燥質量で6.5g/m塗工し、60℃で乾燥させた。その後、その上にウレタン系塗料を、乾燥質量で80g/m塗工し自然乾燥させた。更にその後、ベルトサンダーと水研磨にて塗工表面を平滑にし、ウレタン系塗料を40g/mとして下地処理層12を形成し、積層物Aとした。
次に、表面層15に厚さ50μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、着色層14に厚さ100μmのグリコール変性ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。表面層15に着色層14に印刷された印刷層16を重ねて、ドライラミネート用接着剤(日立化成ポリマー製、ポリエステル系)にてドライラミネートし、積層物Bとした。
次に、積層物Bの着色層14の非印刷層側に、120℃に加熱した塗工装置(塗工ヘッドはTダイ)を用いて、反応性ウレタン系ホットメルト接着剤を厚さ60μになるように塗工して第1の接着剤層13を形成した。
最後に、積層物Aの下地処理層12の表面と第1の接着剤層13の表面の温度が40℃になるようにし、積層物Aの下地処理層12に、第1の接着剤層13を、熱ロールを用いて貼り合わせ、不燃性鏡面化粧板とした。尚、ここで熱ロールの温度は60℃とした。
[実施例2〜3、5、比較例1〜3、5〜7]
基材層11に用いた板(又はボード)、第1の接着剤層の厚さ、着色層及び表面層に用いたフィルムの厚さのいずれかを、表1に示すものとした他は、実施例1と同様にして不燃性鏡面化粧板を作成した。
[実施例4]
まず、実施例1と同様にして積層物Aを得た。
別途、表面層15、着色層14及び第1の接着剤層13を積層させて積層物Bとした。
具体的には、着色層14に厚さ100μmのグリコール変性ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、着色層14に印刷された印刷層16側に、電子線硬化性樹脂を厚さが10μmになるように塗工し、更にその上を二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ100μm)にて被覆した。その後、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの上から、窒素ガス雰囲気下で、加速電圧150Kv、線量30kGy、速度10m/minの条件で電子線照射を行い、電子線硬化性樹脂を硬化させた後、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して表面層15を形成し、積層物Bとした。
最後に、実施例1と同様にして、積層物Bに第1の接着剤層13を形成し、更にこの第1の接着剤層と積層物Aの下地処理層12とを貼り合わせ、不燃性鏡面化粧板とした。
[比較例4]
基材層に用いた板を、表1に示すものとした他は、実施例4と同様にして不燃性鏡面化粧板を作成した。
実施例1〜5及び比較例1〜7で得られた各不燃性鏡面化粧板について、以下の方法で鏡面性及び不燃性を評価した。結果を表1に示す。
[鏡面性]
各実施例及び比較例で得られた不燃性鏡面化粧板における、照明の映り込み具合及び表面の凹凸状態を目視にて観察し、以下の基準で評価した。尚、鏡面性△以上を合格とする。
○:不燃性鏡面化粧板に照明が綺麗に映り込み、ほとんど表面の凹凸がない。
△:不燃性鏡面化粧板に映り込んだ照明の形状がくずれていないが、表面の凹凸が若干ある。
×:表面に凹凸があり、不燃性鏡面化粧板に映り込んだ照明が綺麗に見えない(形が崩れている)。
[不燃性]
各実施例及び比較例で得られた不燃性鏡面化粧板より、一辺の大きさが99mmである正方形の試験体を3個得た。
コーンカロリーメーター(東洋製機製)を用い、得られた各試験体表面に、輻射電気ヒーターにて50kW/mの輻射熱を20分間照射した。
尚、20分間とは、試験体表面に輻射熱を照射し、且つ試験体に点火用プラグによる電気スパークが作動してからの時間とした。
以上の試験にて、2秒間隔で酸素、一酸化炭素及び二酸化炭素の濃度を測定し、下記一般式(1)及び下記一般式(2)によって試験体の最高発熱速度を求め、下記一般式(3)によって試験体の総発熱量を求め、更に試験体の外観を目視観察し、以下の基準で評価した。尚、試験は各3回ずつ行った。
Figure 0005222684
Figure 0005222684
Figure 0005222684
尚、上記一般式(1)〜一般式(3)における各記号は以下の意味を示す。
CV :コンバージョンファクタ(約1.31×10kJ/kg)
C :キャリブレーションファクタ
T :差圧温度(K)
ΔP :差圧(Pa)
:Oベースライン
O2 :Oの読み
As :試料面積(m
HRR:発熱速度
Δt :試験時間(S)
(評価方法)
(1)加熱開始後20分間の総発熱量が、8MJ/m以下であること。
(2)加熱開始後20分間、防災上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないこと。
(3)加熱開始後20分間、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/mを超えないこと。
以上(1)〜(3)の総ての基準を、試験3回総て満足したものを合格とし、そうでないものを不合格とした。
Figure 0005222684
表1によれば、実施例1〜5で得られた不燃性鏡面化粧板は鏡面性も不燃性も優れるものであった。特に実施例1〜3は表面層の厚みが第1の接着剤層等によって接着を行った際の接着ムラを充分吸収できるだけの厚みであり、実施例4は表面層が厚さ10μmの電子線硬化性樹脂であるが、硬化時に仮被覆された二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの鏡面性が転写されているので化粧板の鏡面性も良好であった。
一方、比較例1〜4で得られた不燃性鏡面化粧板は基材として結晶水が含まれないものを用いているため、有機化合物である表面層、着色層及び第1の接着剤層等他の層を積層した際に、不燃性を得ることが出来なかった。更に、比較例2では、石膏ボードは表面の凹凸のうねりが大きいため、鏡面性を得ることが出来なかった。また、比較例4ではダイライトが凹凸の大きい板であるため、ベルトサンダー及び水研磨などにより研磨しても、下地処理層を積層させても、表面の凹凸のうねりをなくすことができず、鏡面性を得ることが出来なかった。
また、比較例5〜7では、表面層、着色層及び第1の接着剤層の厚さの合計が220μmを超えており、不燃性鏡面化粧板における有機化合物が多くなり、不燃性が得られなかった。
本発明の不燃性鏡面化粧板の断面の模式図である。 本発明の不燃性鏡面化粧板に用いるガラス繊維強化酸化マグネシウム板の断面の模式図である
符号の説明
10:不燃性鏡面化粧板
11:基材層
12:下地処理層
13:第1の接着剤層
14:着色層
15:表面層
16:印刷層
17:第2の接着剤層

Claims (5)

  1. 基材層と、該基材層の表面に設けられた少なくともウレタン系塗料による平滑な下地処理層と、該下地処理層の上に設けられた第1の接着剤層と、該第1の接着剤層の上に設けられた着色層と、該着色層の上に設けられた表面層を有し、
    該基材層が、ガラス繊維強化酸化マグネシウム板からなり、
    前記下地処理層は研磨が施され、
    該表面層が透明な二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム又は透明な電離放射線硬化性樹脂の塗膜からなり、
    該表面層、該着色層及び該第1の接着剤層の厚さの合計が220μm以下である不燃性鏡面化粧板。
  2. 前記下地処理層は乾燥質量35〜80g/m2 ウレタン系塗料からなる請求項1に記載の不燃性鏡面化粧板。
  3. 前記表面層と前記着色層の間に、印刷層及び/又は第2の接着剤層が配置された請求項1又は2に記載の不燃性鏡面化粧板。
  4. 前記表面層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなり、前記表面層、前記着色層及び前記第1の接着剤層の厚さの合計が170〜220μmである、請求項1〜3のいずれかに記載の不燃性鏡面化粧板。
  5. 前記表面層が透明な電離放射線硬化性樹脂の塗膜からなり、前記表面層、前記着色層及び前記第1の接着剤層の厚さの合計が140〜220μmである、請求項1〜のいずれかに記載の不燃性鏡面化粧板。
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