JP6720623B2 - 不燃シート - Google Patents

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本発明は、不燃シートに関する。
近年、建築物の膜天井等に用いられるシート状部材には、火災時の安全性確保のため不燃性の要請が高まっている(特許文献1等参照)。例えば、一定の規模・用途に供する、居室や廊下・階段等の避難経路等の膜天井等には、その要求性能に応じた防火材料を用いなければならないことが、法律(建築基準法施行令第129条)で義務付けられている。
特開2014−040034号公報
本発明は、上述したような点に着目してなされたもので、不燃性を有する不燃シートを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ガラスクロスの一方の面に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有する接着剤層を介して化粧シートが貼り付けられており、化粧シートは、ポリエステル樹脂を含有する樹脂フィルムと、樹脂フィルムのガラスクロスと反対側の面に形成された印刷インキ層と、印刷インキ層の樹脂フィルムと反対側の面に形成された表面保護層と、樹脂フィルムのガラスクロス側の面に形成された裏面プライマー層とを有し、樹脂フィルムの厚さは、0.045[mm]以上0.093[mm]以下であり、印刷インキ層の有機質量は、6.1[g/m 2 ]以下であり、表面保護層の有機質量は、12.7[g/m 2 ]以下であり、裏面プライマー層の有機質量は、1.0[g/m 2 ]以下であり、接着剤層の質量は、62.0[g/m2]以下であり、樹脂フィルム、印刷インキ層、表面保護層、裏面プライマー層及び接着剤層の有機質量の合計値は、131.4[g/m 2 ]以下であり、印刷インキ層は、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を22.4質量%以上含み、樹脂フィルムは、無機顔料を4.5質量%以上含み、裏面プライマー層は、無機顔料を37.7質量%以上含むことを特徴とする。
本発明の不燃シートが有する不燃性は、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験に準拠し、不燃シートの時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8[MJ/m2]以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200[kW/m2]を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性である。
本発明の一態様では、ガラスクロスを基材とすると共に、樹脂フィルムの厚さと接着剤層の質量とを小さくしたため、有機質を低減することができる。それゆえ、燃焼量を低減でき、不燃性を有する不燃シートを提供することができる。
本発明の実施形態の不燃シートを示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の不燃シート10は、ガラスクロス1の一方の面に、接着剤層5を介して化粧シート2が貼り付けられてシート状に形成されている。
不燃シート10の化粧シート2側の面(後述する表面保護層2A)の形状は、平滑または凹凸形状とする。凹凸形状の最大深さは、例えば、0.044[mm]程度とする。
また、不燃シート10の厚さは、例えば、0.215[mm]以上0.423[mm]以下とし、より好ましくは0.215[mm]以上0.374[mm]以下とする。また、質量は、245[g/m2]以上436.88[g/m2]以下とし、より好ましくは245[g/m2]以上414.81[g/m2]以下とする。
(ガラスクロス1)
ガラスクロス1は、ガラス繊維を織って形成したクロスである。ガラス繊維としては、例えば、Eガラス、表面処理剤(接着性を向上させる集束剤、シラン化合物等)を含むものを使用できる。ガラスクロス1の組成(ガラス繊維の組成)は、例えば、Eガラスを97質量以上99質量%以下、表面処理剤を1質量%以上3質量%以下含むものとする。
また、織り方は、例えば、平織りとする。さらに、糸番手は、例えば、縦糸を68.5[tex]、横糸を68.5[tex]とし、織密度は、例えば、縦糸を42[本/25mm]以上46[本/25mm]以下、横糸を31[本/25mm]以上35[本/25mm]以下とする。
また、ガラスクロス1の厚さは、例えば、0.17[mm]以上0.21[mm]以下とする。さらに、ガラスクロス1の質量は、例えば、190.8[g/m2]以上233.2[g/m2]以下(有機質量2.0[g/m2]以上6.4[g/m2]以下)とする。
(化粧シート2)
化粧シート2は、樹脂フィルム2Cと、樹脂フィルム2Cのガラスクロス1と反対側の面に形成された印刷インキ層2Bと、印刷インキ層2Bの樹脂フィルム2Cと反対側の面に形成された表面保護層2Aとを有している。なお、表面保護層2Aは、印刷インキ層2Bが形成されていない場所、つまり、インキが塗布されていない場所においては、樹脂フィルム2C上に形成されることになる。また、化粧シート2は、樹脂フィルム2Cのガラスクロス1側の面に形成された裏面プライマー層2Dを有している。
(樹脂フィルム2C)
樹脂フィルム2Cは、ポリエステル樹脂を含有するポリエステル樹脂系フィルムである。また、樹脂フィルム2Cには、必要に応じて無機顔料(酸化チタン、酸化鉄等)を添加してもよい。樹脂フィルム2Cの組成は、例えばポリエステル樹脂を67.0質量%以上96.5質量%以下、無機顔料を3.5質量%以上33.0質量%以下含むものとする。
また、樹脂フィルム2Cの厚さは、例えば、0.093[mm]以下(より好ましくは0.077[mm])とし、厚さを薄くする。これにより、燃焼量を低下させる。なお、厚さの下限値は、例えば、樹脂フィルム2Cの強度等を考慮して、0.045[mm]以上とする。また、樹脂フィルム2Cの質量は、例えば、124.0[g/m2]以下(有機質量111.0[g/m2]以下)とし、好ましくは110.0[g/m2]以下(有機質量78.76[g/m2]以下)とする。
(印刷インキ層2B)
印刷インキ層2Bは、不燃シート10の意匠性を向上するためにウレタン樹脂系インキによる印刷で形成された層である。ウレタン樹脂系インキとしては、例えば、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、有機顔料、無機顔料を含むものを使用できる。印刷インキ層2Bの組成は、例えば、ウレタン樹脂を50.9質量%以上76.7質量%以下、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を10.2質量%以上23.3質量%以下、有機顔料を0質量%以上37.7質量%以下、無機顔料を0質量%以上20.0質量%以下含むものとする。印刷方法としては、例えば、インクジェットヘッドからインク滴を吹き付けるインクジェット印刷法、くぼんでいる反面を用いるグラビア印刷法を採用できる。
また、印刷インキ層2Bの質量は、例えば、11.8[g/m2]以下(固形量)(有機質量9.50[g/m2]以下)とし、好ましくは8.36[g/m2]以下(固形量)(有機質量6.71[g/m2]以下)とする。
(表面保護層2A)
表面保護層2Aは、不燃シート10の表面を保護するためにアクリル樹脂系塗料で形成された層である。アクリル樹脂系塗料としては、例えば、紫外線硬化型等の特性を有するアクリル樹脂を使用できる。また、表面保護層2Aには、必要に応じて無機質添加剤(シリカ等)を添加してもよい。表面保護層2Aの組成は、例えば、アクリル樹脂を80質量%以上86質量%以下、無機質添加剤を14質量%以上20質量%以下含むものとする。
また、表面保護層2Aの厚さは、例えば、0.062[mm]以下とし、好ましくは0.044[mm]以下とする。また、質量は、24.60([g/m2]以下(固形量)(有機質量19.70[g/m2]以下)とし、好ましくは17.49([g/m2]以下(固形量)(有機質量13.97[g/m2]以下)とする。
ここで、表面保護層2Aの表面には、意匠性を付与するために凹凸模様が形成されていてもよい。凹凸模様としては、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン等が例示される。凹凸模様の形成方法としては、例えば、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機によるエンボス加工法を採用できる。
(裏面プライマー層2D)
裏面プライマー層2Dは、接着性の向上のためにウレタン樹脂系プライマーで形成された層である。ウレタン樹脂系プライマーとしては、例えば、ウレタン樹脂、無機顔料(シリカ等)を含むものを使用できる。裏面プライマー層2Dの組成は、例えば、ウレタン樹脂を56.2以上68.5以下、無機顔料を34.0以上41.4以下含むものとする。
また、裏面プライマー層2Dの質量は、2.48[g/m2]以下(固形量)(有機質量1.55[g/m2]以下)とし、好ましくは1.76[g/m2]以下(固形量)(有機質量1.10[g/m2]以下)とする。
(接着剤層5)
接着剤層5は、ガラスクロス1と化粧シート2とを接着するために合成樹脂系接着剤(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤)で形成される層である。エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、無機顔料(シリカ等)を含むものを使用できる。エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤の組成は、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を80.3質量%以上100質量%以下、無機顔料(シリカ等)を0質量%以上19.7質量%以下含むものとする。
また、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤の質量は、62.0[g/m2]以下(固形量)(有機質量62.0[g/m2]以下)とし、好ましくは44.0[g/m2]以下(固形量)(有機質量44.0[g/m2]以下)とする。する。
(作用その他)
以上の構成の不燃シート10では、ガラスクロス1を基材とすると共に、樹脂フィルム2Cにポリエステル樹脂を含有させ、接着剤層5にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有させ、更に樹脂フィルム2Cの厚さを0.045[mm]以上0.093[mm]以下とし、接着剤層5の質量を62.0[g/m2]以下、つまり小さくしたため、有機質量を低減できる。それゆえ燃焼量を低減でき、不燃性を有する不燃シート10を提供できる。
本発明の不燃シート10が有する不燃性は、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験に準拠し、不燃シート10の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8[MJ/m2]以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200[kW/m2]を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性である。
また、本実施形態の不燃シート10では、表面保護層2Aとして、アクリル樹脂系塗料を用いたため、凹凸模様を容易に形成でき、意匠性を向上できる。
さらに、本実施形態の不燃シート10では、樹脂成分として、塩化ビニル樹脂を含まないため、燃焼時にダイオキシン等の有害物質の発生を防止できる。
また、本実施形態の不燃シート10では、比較的質量を軽くすることができ、2[kg/m2]以下の膜天井を実現できる。膜天井は素材が軽く、柔らかい為、大きな変形や衝撃に耐えることが出来るだけでなく、万が一落下しても軽いので、安全性が高く、さらに内天井からの落下物に対し、防止ネットのような役割もある。平成25年8月に国土交通省より、特定天井並びに天井脱落に関する対策、措置が示された。施行は平成26年4月である。これにより、特定天井(吊り天井で、高さ6m以上、200m2以上、単位面積質量2[kg/m2]以上、居室、廊下、その他人が日常利用する場所に設けられる)に対しては、構造耐久力上安全な構造形式が義務化された。単位面積質量2[kg/m2]以下の天井材は、特定天井対象外となり、複雑な構造設計が不要で材料代、工事代を抑制できる。
(変形例)
なお、上記実施形態では、接着剤層5に含有させる合成樹脂系接着剤としてエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を使用する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、合成樹脂系接着剤として、ウレタン樹脂系接着剤を使用する構成としてもよい。
ウレタン樹脂系接着剤としては、例えば、ウレタン樹脂、有機質系硬化剤(イソシアネート系)を含むものを使用できる。この場合、ウレタン樹脂系接着剤の組成は、例えば、ウレタン樹脂を84.3質量%以下含むものとし、質量は、46.5[g/m2]以下(固形量)(有機質量46.5[g/m2]以下)とし、好ましくは33.0[g/m2]以下(固形量)(有機質量33.0[g/m2]以下)とする。
本変形例の不燃シート10は、ガラスクロス1を基材とすると共に、樹脂フィルム2Cにポリエステル樹脂を含有させ、接着剤層5にウレタン樹脂系接着剤を含有させ、更に、樹脂フィルム2Cの厚さを0.045[mm]以上0.093[mm]以下とし、接着剤層5の質量を46.5[g/m2]以下、つまり小さくしたため、有機質量を低減できる。それゆえ、燃焼量を低減でき、不燃性を有する不燃シート10を提供することができる。
次に、本発明の不燃シート10の実施例について説明する。
下記の構成で、本実施例の不燃シート10を作成した。
(化粧シート2)
まず、樹脂フィルム2Cの一方の面に、インク滴を吐出するインクジェット印刷法により印刷インキ層2Bを形成した。樹脂フィルム2Cの組成は、ポリエステル樹脂を95.5質量%、無機顔料を4.5質量%含むものとした。また、樹脂フィルム2Cの厚さは0.06[mm]とし、質量は75[g/m2](有機質量71.6[g/m2])とした。
また、印刷インキ層2Bの組成は、ウレタン樹脂を75.3質量%、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を22.4質量%、有機顔料を2.3質量%、無機顔料を0質量%含むものとした。また、質量は、6.1[g/m2](固形量)(有機質量6.1[g/m2])とした。
続いて、印刷インキ層2Bの上に表面保護層2Aを形成した。表面保護層2Aの組成は、アクリル樹脂を86質量%、無機質添加剤を14質量%含むものとし、厚さは0.04[mm]とし、質量は14.9[g/m2](固形量)(有機質量12.7[g/m2])とした。
続いて、樹脂フィルム2Cの他方の面に、裏面プライマー層2Dを形成した。裏面プライマー層2Dの組成は、ウレタン系樹脂を62.3質量%、無機顔料を37.7質量%含むものとした。また質量は1.6[g/m2](固形量)(有機質量1.0[g/m2])とした。
(接着剤層5)
続いて、裏面プライマー層2Dの上に、接着剤層5を設けた。接着剤層5の組成は、エチレン−酢酸ビニル共重合系樹脂を100質量%、無機顔料を0質量%含むものとした。接着剤層5の質量は、40.0[g/m2](固形量)(有機質量40.0[g/m2])とした。
(ガラスクロス1)
続いて、接着剤層5を介して、ガラスクロス1の一方の面に化粧シート2を貼り付けた。ガラスクロス1の組成は、Eガラスを98質量%、表面処理剤を2質量%含むものとした。また、織り方は、平織りとし、糸番手は、縦糸を68.5[tex]、横糸を68.5[tex]とした。さらに、織密度は、縦糸を44[本/25mm]、横糸を33[本/25mm]とした。厚さは、0.190[mm]とし、質量は、212.0[g/m2](有機質量4.2[g/m2])とした。
(評価)
(不燃試験)
上記構成の不燃シート10に対し、コーンカロリーメーターを用いた試験方法(ISO5660−1に準拠)にて、燃焼性を確認した。試験は3つのサンプルにて実施した。
試験結果を下記表1に示す。表1より、3回のサンプルの試験とも総発熱量が4.6[MJ/m2]以下であり、またいずれも10秒以上継続して200[kW/m2]を超えることが無かった。また、加熱開始後20分間裏面に達する亀裂が発生しなかった。このように、本実施例に基づく不燃シート10は、不燃材の規格を満足していることが確認できた。
また、本実施例の燃焼試験結果では、総発熱量は、規定の8[MJ/m2]の1割減の7.2[MJ/m2]と比較しても十分に小さくなった。そのため、表面保護層2A、印刷インキ層2B、樹脂フィルム2C、裏面プライマー層2D、接着剤層5の質量、有機質量、厚み等を、本実施例の1.55倍まで大きくした不燃シート10、つまり、本発明に基づく不燃シート10も、不燃材の規格を満足することが推測できる。
Figure 0006720623
1 ガラスクロス
2 化粧シート
2A 表面保護層
2B 印刷インキ層
2C 樹脂フィルム
2D 裏面プライマー層
5 接着剤層
10 不燃シート

Claims (3)

  1. ガラスクロスの一方の面に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有する接着剤層を介して化粧シートが貼り付けられており、
    前記化粧シートは、ポリエステル樹脂を含有する樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの前記ガラスクロスと反対側の面に形成された印刷インキ層と、前記印刷インキ層の前記樹脂フィルムと反対側の面に形成された表面保護層と、前記樹脂フィルムの前記ガラスクロス側の面に形成された裏面プライマー層とを有し、
    前記樹脂フィルムの厚さは、0.045[mm]以上0.093[mm]以下であり、
    前記印刷インキ層の有機質量は、6.1[g/m 2 ]以下であり、
    前記表面保護層の有機質量は、12.7[g/m 2 ]以下であり、
    前記裏面プライマー層の有機質量は、1.0[g/m 2 ]以下であり、
    前記接着剤層の質量は、62.0[g/m2]以下であり、
    前記樹脂フィルム、前記印刷インキ層、前記表面保護層、前記裏面プライマー層及び前記接着剤層の有機質量の合計値は、131.4[g/m 2 ]以下であり、
    前記印刷インキ層は、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を22.4質量%以上含み、
    前記樹脂フィルムは、無機顔料を4.5質量%以上含み、
    前記裏面プライマー層は、無機顔料を37.7質量%以上含むことを特徴とする不燃シート。
  2. 前記接着剤層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を80.3質量%以上100質量%以下、無機顔料を0質量%以上19.7質量%以下含むことを特徴とする請求項1に記載の不燃シート。
  3. 前記樹脂フィルムは、ポリエステル樹脂を67.0質量%以上96.5質量%以下、無機顔料を4.5質量%以上33.0質量%以下含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の不燃シート。
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