JP5196115B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば乗用車、トラック、バス等の雪氷路走行用として用いられる空気入りタイヤに関するものである。
従来、スタッドタイヤまたはスパイクタイヤと称される雪氷路走行用の空気入りタイヤとしては、トレッド部に滑り止め用のスタッドピンを埋設したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−267004号公報
しかしながら、前記空気入りタイヤにおいては、スタッドピンをトレッド部に設けたピン孔に打ち込んで装着しているため、走行中にスタッドピンが抜け落ちる場合があり、スタッドピンの欠落により雪氷路走行性能を低下させるという問題点があった。例えば、タイヤの接地部分では表面にタイヤ周方向の収縮力が生ずるため、ピン孔の周囲にピン孔を狭くしようとする力が加わるが、その際にタイヤの接地部分以外ではタイヤ周方向に引張力が生ずるため、ピン孔の周囲にピン孔を広げようとする力が加わり、これによりスタッドピンの保持力が低下してスタッドピンが抜け落ちていた。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スタッドピンが容易に抜け落ちることのない空気入りタイヤを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成している。
これにより、ピン孔を広げようとする力が加わった場合でも、ピン孔の深さ方向の一部から開口部側のみが径方向に広がることから、ピン孔の底部側は広がらずにスタッドピンの基端側が確実に保持される。
本発明によれば、ピン孔を広げようとする力が加わった場合でも、スタッドピンの基端側を確実に保持することができるので、耐ピン抜け性の向上を図ることができる。
図1乃至図14は本発明の一実施形態を示すもので、図1は空気入りタイヤの部分平面図、図2はその要部正面断面図、図3はその要部拡大正面断面図、図4はスタッドピンの正面図、図5はピン孔の正面断面図、図6はピン孔の周囲に作用する力を示す概略図、図7及び図8はピン孔の変形を示す概略図、図9乃至図14は試験結果を示す図である。
この空気入りタイヤは、タイヤ外周面側に形成されるトレッド部1を有し、トレッド部1は、タイヤ周方向に延びる複数の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数の横溝3と、縦溝2及び横溝3によって区画されるブロック4と、ブロック4に埋設されたスタッドピン5とを有している。また、トレッド部1には、スタッドピン埋設用のピン孔6が設けられ、スタッドピン5はピン孔6に打ち込まれて埋設される。
トレッド部1は、タイヤ径方向外側に配置される第1のゴム層1aと、第1のゴム層1aのタイヤ径方向内側に配置される第2のゴム層1bとからなり、第2のゴム層1bは100%モジュラスが2.0MPa以上のゴムによって形成されている。尚、これらのモジュラスの値は、JISK6251によって100%伸長時のモジュラスを測定したものである。また、第2のゴム層1bには、圧縮永久歪みが25%以下のゴムが用いられる。ここでいう圧縮永久歪みは、全体の25%に圧縮したゴムを70℃で24時間放置し、圧縮を解除した後の歪み量である。
スタッドピン5は、略円柱状のピン本体5aと、ピン本体5aの先端面(図中上端側)に設けられた突部5bと、スタッドピン5の基端部(図中下端側)にピン本体5aの先端側よりも外径が大きくなるように設けられたフランジ5cとからなり、ピン本体5aは先端側の大径部5dと基端側の小径部5eとから形成されている。スタッドピン5は、ピン本体5aの先端部と突起5bが第1のゴム層1aから外部に突出するように第1及び第2のゴム層1a,1bに埋設され、ピン本体5aの基端側及びフランジ5cが第2のゴム層1b内に配置されている。
ピン孔6は、第1のゴム層1aから第2のゴム層1bに亘る深さに形成され、その内側面の深さ方向の二箇所には第1及び第2の拡径部6a、6bが設けられている。
第1の拡径部6aはピン孔6の開口部から深さ方向に向かって内径が徐々に大きくなるようにテーパ状に形成され、スタッドピン5のピン本体5aに対応するように設けられている。この場合、第1の拡径部6aは、ピン孔6の開口部の内径寸法Aよりも大きく、径方向に最も大きい部分の内径寸法Bがスタッドピン5の大径部5dの外径寸法B1 に1/2を乗じた値以上、B1 に9/10を乗じた値以下になるように形成されている。また、第1の拡径部6aは、全体の高さ寸法Cがピン孔6の全体の深さ寸法Dに1/4を乗じた値以上、Dに3/4を乗じた値以下になるように形成されている。
第2の拡径部6bは高さ方向一様な外径で径方向に広がるように形成され、スタッドピン5のフランジ5cに対応するように設けられている。この場合、第2の拡径部6bは、高さ寸法Fがスタッドピン5のフランジ5cの高さ寸法F1 に3/4を乗じた値以上、F1 に5/4を乗じた値以下になるように形成されている。また、第2の拡径部6bは、内径寸法Eがスタッドピン5のフランジ5cの外径寸法E1 に3/4を乗じた値以上、E1 に5/4を乗じた値以下になるように形成されている。
以上のように構成された空気入りタイヤにおいては、図6に示すようにタイヤTの接地部分では表面にタイヤ周方向の収縮力が生ずるため、図7(a) に示すようにピン孔6の周囲にはピン孔6を狭くしようとする力が加わるが、タイヤTの接地部分以外では表面にタイヤ周方向の引張力が生ずるため、図7(b) に示すようにピン孔6の周囲にピン孔6を広げようとする力が加わる。この場合、ピン孔6の第1の拡径部6aが開口部側に対して径方向に広がるように形成されていることから、ピン孔6を広げようとする力が加わった場合でも、ピン孔6は第1の拡径部6aの最大径部分を基点に開口部側のみが広がり、第1の拡径部6aからピン孔6の底部側は広がらずにスタッドピン5の基端側が確実に保持される。これに対し、従来のように深さ方向に同一の内径寸法に形成されたピン孔7では、タイヤ表面に収縮力が生ずると、図8(a) に示すようにピン孔7の周囲にはピン孔7を狭くしようとする力が加わるが、タイヤ表面に引張力が生ずると、図8(b) に示すようにピン孔7の周囲にピン孔6を広げようとする力が加わり、ピン孔7の深さ方向全体が広がってスタッドピンの保持力が本実施形態のピン孔6よりも低下する。
また、本実施形態の空気入りタイヤにおいては、スタッドピン5の基端側を含む一部が第2のゴム層1b内に配置されているので、スタッドピン5が第2のゴム層1bのゴムによる締付力を受ける。この場合、第2のゴム層1bの100%モジュラスが2.0MPa以上であることから、スタッドピン5に対する径方向からの締付力が高まる。尚、100%モジュラスが2.0MPaよりも小さいと、十分なピン抜け防止効果が得られないため、100%モジュラスは2.0MPa以上、好ましくは2.4MPa以上がよい。
ここで、本発明の実施例1及び比較例1について、耐ピン抜け性の試験を行ったところ、図9に示す結果が得られた。実施例1には、ピン孔6の第1の拡径部6bの内径寸法Bが5.0mm、第2の拡径部6bの高さ寸法Fが1.7mm、第2の拡径部6bの内径寸法Eが8.0mmのものを用い、比較例1にはピン孔が深さ方向に同一の内径寸法2.5mm(実施例のピン孔6の開口部の内径寸法Aに等しい内径寸法)に形成されたものを用いた。また、スタッドピン5には、大径部5dの外径寸法B1 が6.5mm、フランジ5cの高さ寸法F1 が1.7mm、フランジ5cの外径寸法E1 が8.0mmのものを用いた。
本試験では、タイヤサイズ205/65R15のスタッドタイヤを排気量2500ccの国産車に装着し、時速40〜100km/hで1000km走行させた後、ピンの抜けた本数の逆数を指数化し、比較例1を100として実施例1を評価した。この場合、指数の値が大きいほどピン抜け数が少なく、優位性があるとして評価した。試験の結果、実施例1は比較例1に対し、耐ピン抜け性に優れている結果が得られた。
また、ピン孔6の第1の拡径部6aの内径寸法Bをスタッドピン5の大径部5dの外径寸法B1 に1/2を乗じた値以上、B1 に9/10を乗じた値以下とすると、B1 が6.5mmの場合、Bは3.25mm以上5.85mm以下となる。そこで、耐ピン抜け性について試験を行い、図10に示すようにBが3.2mmの場合を100として指数で評価したところ、Bが3.25mmよりも小さいと十分な効果が得られず、Bが5.85mmよりも大きいと、接触圧が小さくなりすぎてスタッドピン5への保持力が低下するという結果が得られた。従って、Bは3.25mm以上5.85mm以下が好ましい。
更に、ピン孔6の第2の拡径部6bの高さ寸法Fをスタッドピン5のフランジ5cの高さ寸法F1 に3/4を乗じた値以上、F1 に5/4を乗じた値以下とすると、F1 が1.7mmの場合、Fは1.275mm以上2.125mm以下となる。そこで、耐ピン抜け性及び耐内部損傷性について試験を行い、図11に示すようにFが1.2mmの場合を100として指数で評価したところ、Fが1.275mmよりも小さいと、フランジ5cへの保持力が低下して耐ピン抜け性の効果が十分に得られず、Fが2.125mmよりも大きいと、スタッドピン5の基端部の動きが大きくなり、ゴム層の内部損傷が増加するという結果が得られた。従って、Fは1.275mm以上2.125mm以下が好ましい。
また、ピン孔6の第2の拡径部6bの内径寸法Eがスタッドピン5のフランジ5cの外径寸法E1 に3/4を乗じた値以上、E1 に5/4を乗じた値以下とすると、E1 が8.0mmの場合、Eは6.0mm以上10.0mm以下となる。そこで、耐ピン抜け性及び耐内部損傷性について試験を行い、図12に示すようにEが5.0mmの場合を100として指数で評価したところ、Eが6.0mmよりも小さいと、フランジ5cへの保持力が低下して耐ピン抜け性の効果が十分に得られず、Eが10.0よりも大きいと、スタッドピン5の基端部の動きが大きくなり、ゴム層の内部損傷が増加するという結果が得られた。従って、Cは6.0mm以上10.0mm以下が好ましい。
次に、本発明の実施例2〜5及び比較例2について、耐ピン抜け性、乗心地及び雪上性能の試験を行ったところ、図13及び図14に示す結果が得られた。実施例2及び3には100%モジュラスが比較例2に対して異なるものを用い、実施例4及び5には100%モジュラス、圧縮永久歪みが比較例2に対して異なるものを用いた。尚、本試験では、タイヤサイズ205/65R15のスタッドタイヤを排気量2500ccの国産車に装着して行った。
耐ピン抜け性の試験では、時速40〜100km/hで1000km走行させた後、ピンの抜けた本数の逆数を指数化し、比較例2を100として各実施例2〜5を評価した。この場合、指数の値が大きいほどピン抜け数が少なく、優位性があるとして評価した。
乗心地の試験では、走行時のドライバーの官能評価結果を指数化し、比較例2を100として指数の値が大きいほど優位性があるとして評価した。
雪上性能の試験では、雪上制動性と雪上操縦安定性に対するドライバーの官能評価結果を総合したものを指数化し、比較例2を100として指数の値が大きいほど優位性があるとして評価した。
前記試験の結果、実施例2〜5は比較例に対し、耐ピン抜け性、乗心地及び雪上性能の少なくとも一つについて優れている結果が得られた。
このように、本実施形態によれば、トレッド部1に設けられるスタッドピン埋設用のピン孔6を、その深さ方向の一部がピン孔6の開口部よりも径方向に拡大するように形成したので、ピン孔6を広げようとする力が加わった場合でも、ピン孔6の第1の拡径部6aから開口部側のみが広がり、第1の拡径部6aからピン孔6の底部側は広がらずにスタッドピン5の基端側を確実に保持することができ、耐ピン抜け性の向上を図ることができる。
この場合、ピン孔6に、スタッドピン5のピン本体5aに対応する第1の拡径部6aと、スタッドピン5のフランジ5cに対応する第2の拡径部6bとを設けたので、第1の拡径部6aによってピン孔6の開口部側を径方向に確実に広げることができるとともに、第2の拡径部6bによってスタッドピン5のフランジ5cを確実に保持することができ、耐ピン抜け性をより向上させることができる。
また、第1の拡径部6aを、ピン孔6の開口部から深さ方向に向かって内径が徐々に大きくなるように形成するとともに、径方向に最も大きい部分の内径寸法Bがスタッドピン5の大径部5dの外径寸法B1 に1/2を乗じた値以上、9/10を乗じた値以下になるように形成したので、スタッドピン5の保持力を低下させることなく耐ピン抜け性の効果を十分に得ることができ、実用化に際して極めて有利である。
更に、第2の拡径部6bを、高さ寸法Fがスタッドピン5のフランジ5cの高さ寸法F1 に3/4を乗じた値以上、5/4を乗じた値以下になるように形成したので、ゴム層の内部損傷を増加させることなく耐ピン抜け性の効果を十分に得ることができ、実用化に際して極めて有利である。
また、第2の拡径部6bを、内径寸法Eがスタッドピン5のフランジ5cの外径寸法E1 に3/4を乗じた値以上、5/4を乗じた値以下になるように形成したので、ゴム層の内部損傷を増加させることなく耐ピン抜け性の効果を十分に得ることができ、実用化に際して極めて有利である。
尚、第1の拡径部6aの高さ寸法Cがピン孔6の全体の深さ寸法Dに1/4を乗じた値よりも小さいと、ピン孔6を広げる力が加わった際に、開口部のみを開くようにする効果が少なくなり、CがDに3/4を乗じた値よりも大きいと、スタッドピン5を締め付ける効果が少なくなりすぎるため、第1の拡径部6aの高さ寸法Bをピン孔6の全体の深さ寸法Dに1/4を乗じた値以上、Dに3/4を乗じた値以下にすることにより、耐ピン抜け性の効果を十分に得ることができる。
また、トレッド部1を第1のゴム層1aと第2のゴム層1bとから形成するとともに、第2のゴム層1bを100%モジュラスが2.0MPa以上になるように形成し、第1及び第2のゴム層1a,1bに埋設されるスタッドピン5の基端側を含む高さ方向の一部が第2のゴム層1b内に配置されるようにしたので、第2のゴム層1bによってスタッドピン5のピン本体5a及びフランジ5cに対する締付力を高めることができ、耐ピン抜け性の向上を図ることができる。この場合、第2のゴム層1bが第1のゴム層1aのタイヤ径方向内側に配置されているので、第1のゴム層1aをタイヤ表面側に適したゴムから形成することができ、乗心地及び雪上性能を低下させることがないという利点がある。
更に、第2のゴム層1bに圧縮永久歪みが25%以下のゴムを用いるようにしたので、圧縮永久歪みが25%よりも小さい場合に比べ、第2のゴム層1bの弾性力低下の防止効果を高めることができ、長期的な使用においても耐ピン抜け性の効果を維持することができる。
図15はピン孔の変形例を示す正面断面図で、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
図15(a) に示す第1の変形例は、ピン孔8に前記実施形態と同様の第1の拡径部8a及び第2の拡径部8bを設けるとともに、第1の拡径部8aの上端から開口部までを開口部と同一の内径に形成したものである。これにより、第1の拡径部8aよりも開口部側の部分でスタッドピン5の締付力を高めることができる。
図15(b) に示す第2の変形例は、ピン孔9に前記実施形態の第1の拡径部6aと同様の拡径部9aを設けるとともに、ピン孔9の開口部の周囲に径の大きい凹部9bを設けたものである。これにより、ピン孔9の開口部にスタッドピン5を挿入し易くすることができる。
図15(c) に示す第3の変形例は、ピン孔10の深さ方向一箇所に半円径の拡径部10aを設けたものである。これにより、ピン孔10及び拡径部10aの形状を簡素化することができる。
図15(d) に示す第4の変形例は、ピン孔11の深さ方向の二箇所に半円径の拡径部11aを設けたものである。これにより、ピン孔11を二段階に広げることができる。
本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤの部分平面図 空気入りタイヤの要部正面断面図 空気入りタイヤの要部拡大正面断面図 スタッドピンの正面図 ピン孔の正面断面図 ピン孔の周囲に作用する力を示す概略図 ピン孔の変形を示す概略図 ピン孔の変形を示す概略図 試験結果を示す図 試験結果を示す図 試験結果を示す図 試験結果を示す図 試験結果を示す図 試験結果を示す図 ピン孔の変形例を示す正面断面図
符号の説明
1…トレッド部、1a…第1のゴム層、1b…第2のゴム層、5…スタッドピン、6…ピン孔、6a…第1の拡径部、6b…第2の拡径部、8…ピン孔、8a…第1の拡径部、8b…第2の拡径部、9…ピン孔、9a…拡径部、10…ピン孔、10a…拡径部、11…ピン孔、11a…拡径部。

Claims (6)

  1. トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、
    ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、
    前記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成するとともに、スタッドピンのピン本体に対応する第1の拡径部と、スタッドピンのフランジに対応する第2の拡径部とを有するように形成し、
    第1の拡径部を、ピン孔の開口部から深さ方向に向かって内径が徐々に大きくなるように形成するとともに、径方向に最も大きい部分の内径寸法がスタッドピンのピン本体の高さ方向先端側の外径寸法に1/2を乗じた値以上、9/10を乗じた値以下になるように形成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、
    ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、
    前記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成するとともに、スタッドピンのピン本体に対応する第1の拡径部と、スタッドピンのフランジに対応する第2の拡径部とを有するように形成し、
    第1の拡径部を、ピン孔の開口部から深さ方向に向かって内径が徐々に大きくなるように形成するとともに、全体の高さ寸法がピン孔全体の深さ寸法に1/4を乗じた値以上、3/4を乗じた値以下になるように形成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、
    ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、
    前記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成するとともに、スタッドピンのピン本体に対応する第1の拡径部と、スタッドピンのフランジに対応する第2の拡径部とを有するように形成し、
    第2の拡径部を、高さ寸法がスタッドピンのフランジの高さ寸法に3/4を乗じた値以上、5/4を乗じた値以下になるように形成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、
    ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、
    前記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成するとともに、スタッドピンのピン本体に対応する第1の拡径部と、スタッドピンのフランジに対応する第2の拡径部とを有するように形成し、
    第2の拡径部を、内径寸法がスタッドピンのフランジの外径寸法に3/4を乗じた値以上、5/4を乗じた値以下になるように形成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. トレッド部に設けたピン孔に、高さ方向先端側の外径がピン孔の開口部の内径よりも小さいスタッドピンが埋設される空気入りタイヤにおいて、
    ピン本体の高さ方向基端側に先端側よりも外径の小さい小径部を有し、高さ方向基端部にはピン本体の高さ方向先端側よりも外径の大きいフランジが設けられたスタッドピンを用いるとともに、
    前記ピン孔を、その深さ方向の一部の内径がピン孔の開口部よりも径方向に拡大するように形成し、
    全体の25%に圧縮したゴムを70℃で24時間放置し、圧縮を解除した後の歪みを圧縮永久歪みとした場合、この圧縮永久歪みが25%以下のゴムを第2のゴム層に用いた
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 前記トレッド部におけるタイヤ径方向外側に配置される第1のゴム層と、
    第1のゴム層のタイヤ径方向内側に配置される第2のゴム層とを備え、
    第2のゴム層を100%モジュラスが2.0MPa以上になるように形成し、
    スタッドピンの基端側を含む高さ方向の一部が第2のゴム層内に配置されるようにスタッドピンを第1及び第2のゴム層に埋設した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または記載の空気入りタイヤ。
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