JP2012131351A - 空気入りタイヤおよびスタッドピン - Google Patents

空気入りタイヤおよびスタッドピン Download PDF

Info

Publication number
JP2012131351A
JP2012131351A JP2010284866A JP2010284866A JP2012131351A JP 2012131351 A JP2012131351 A JP 2012131351A JP 2010284866 A JP2010284866 A JP 2010284866A JP 2010284866 A JP2010284866 A JP 2010284866A JP 2012131351 A JP2012131351 A JP 2012131351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud pin
pneumatic tire
flange portion
convex
shank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010284866A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Nakasaki
敬介 中崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2010284866A priority Critical patent/JP2012131351A/ja
Priority to FI20116285A priority patent/FI20116285A/fi
Priority to RU2011152107/11A priority patent/RU2011152107A/ru
Priority to DE102011089314A priority patent/DE102011089314A1/de
Publication of JP2012131351A publication Critical patent/JP2012131351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • B60C11/1625Arrangements thereof in the tread patterns, e.g. irregular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • B60C11/1637Attachment of the plugs into the tread, e.g. screwed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • B60C11/1643Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile with special shape of the plug-body portion, i.e. not cylindrical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • B60C11/1643Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile with special shape of the plug-body portion, i.e. not cylindrical
    • B60C11/1668Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile with special shape of the plug-body portion, i.e. not cylindrical with an additional collar

Abstract

【課題】耐ピン抜け性能を向上できる空気入りタイヤおよびスタッドピンを提供すること。
【解決手段】この空気入りタイヤ1は、トレッド部の踏面に埋設されるスタッドピン4を備えている。そして、このスタッドピン4が、シャンク41と、シャンク41に形成されるフランジ部43と、このフランジ部43の縁部に形成される少なくとも1つの凸部44とを有している。このような空気入りタイヤ1の構成では、凸部44が、フランジ部43をトレッドゴム15に係留してスタッドピン4の倒れ込みを抑制できる。
【選択図】図3

Description

この発明は、空気入りタイヤおよびスタッドピンに関し、さらに詳しくは、耐ピン抜け性能を向上できる空気入りタイヤおよびスタッドピンに関する。
氷雪路用のスタッドタイヤは、トレッド部踏面に埋設されたスタッドピンにより、その氷上性能を発揮する。このようなスタッドタイヤでは、スタッドピンの抜けを防止すべき課題がある。このような課題に関する従来のスタッドタイヤとして、特許文献1〜3に記載される技術が知られている。
特開2010−95212号公報 特開2009−23603号公報 特表平01−502178号公報
この発明は、耐ピン抜け性能を向上できる空気入りタイヤおよびスタッドピンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部の踏面に埋設されるスタッドピンを備え、且つ、前記スタッドピンが、シャンクと、前記シャンクに形成されるフランジ部と、前記フランジ部の縁部に形成される少なくとも1つの凸部とを有することを特徴とする。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記スタッドピンの軸方向を高さ方向とするときに、前記フランジ部および前記凸部から成る部分の高さAと、前記フランジ部の縁部の高さBとが1.5≦A/B≦3.0の関係を有することが好ましい。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記凸部が、前記フランジ部から前記スタッドピンの頂部側および底部側のいずれか一方に突出することが好ましい。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記凸部が、前記フランジ部から前記スタッドピンの頂部側および底部側の双方に突出することが好ましい。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、複数の前記凸部が、前記フランジ部の縁部に沿って所定間隔をあけて配置されることが好ましい。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記凸部が、前記フランジ部の縁部に沿って延在するリブ状構造を有することが好ましい。
また、この発明にかかるスタッドピンは、シャンクと、前記シャンクに形成されるフランジ部と、前記フランジ部の縁部に形成される少なくとも1つの凸部とを有することを特徴とする。
この発明にかかる空気入りタイヤでは、凸部が、フランジ部をトレッドゴムに係留してスタッドピンの倒れ込みを抑制する。これにより、トレッドゴムからのスタッドピンの抜けを抑制できる利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。 図3は、図1に記載した空気入りタイヤのスタッドピンを示す断面図である。 図4は、図1に記載した空気入りタイヤのスタッドピンを示す斜視図である。 図5は、図4に記載した空気入りタイヤのスタッドピンの変形例を示す斜視図である。 図6は、図4に記載した空気入りタイヤのスタッドピンの変形例を示す斜視図である。 図7は、図4に記載した空気入りタイヤのスタッドピンの変形例を示す斜視図である。 図8は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。これらの図は、スタッドピンを備える氷雪路用のスタッドタイヤを示している。
この空気入りタイヤ1は、ビードコア11と、ビードフィラー12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム15と、サイドウォールゴム16とを備える(図1参照)。ビードコア11は、環状構造を有し、左右一対を一組として構成される。ビードフィラー12は、ビードコア11のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのビード部を補強する。カーカス層13は、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に折り返されて係止される。ベルト層14は、積層された複数のベルト材141、142から成り、カーカス層13のタイヤ径方向外周に配置される。トレッドゴム15は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。サイドウォールゴム16は、左右一対を一組として構成され、カーカス層13のタイヤ幅方向外側に配置されてタイヤのサイドウォール部を構成する。
また、空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する3本の周方向主溝21と、タイヤ幅方向に延在する複数のラグ溝22と、これらの周方向主溝21およびラグ溝22に区画されて成る複数のブロック3とをトレッド部に備える(図2参照)。これにより、4つのブロック列を基調としたトレッドパターンが形成される。
また、空気入りタイヤ1は、スタッドピン4を備える(図1および図2参照)。スタッドピン4は、その頂部がブロック3の踏面に現れるように、トレッドゴム15に埋設される。具体的には、トレッドゴム15に植え込み穴が形成され、この植え込み穴にスタッドピン4が打ち込まれて埋設される。なお、スタッドピン4の植え込み穴は、例えば、タイヤ加硫時にてトレッドゴム15と共に成形されても良いし、タイヤ加硫後にトレッドゴム15にドリル加工を施して形成されても良い。
図3および図4は、図1に記載した空気入りタイヤのスタッドピンを示す断面図(図3)および斜視図(図4)である。これらの図において、図3は、スタッドピンをトレッドゴムに埋設した状態を示し、図4は、スタッドピン単体の様子を示している。なお、これらの図では、スタッドピンがトレッド部に埋設された状態にて、タイヤ踏面側を頂部と呼び、タイヤ内部側を底部と呼ぶ。
スタッドピン4は、シャンク41と、チップピン42と、フランジ部43とを有する(図3および図4参照)。シャンク41は、金属製(例えば、アルミニウム製)の軸状部材であり、スタッドピン4の本体部を構成する。また、シャンク41は、一方の端部を拡径した段付き円柱形状を有する。なお、シャンク41の拡径部は、柱状形状を有しても良いし(図4参照)、テーパ形状を有しても良い(図示省略)。チップピン42は、超合金製の硬質なピン状部材であり、スタッドピン4の先端部を構成する。このチップピン42は、一方の端部をシャンク41の頂部からシャンク41の軸方向に突出させつつ、シャンク41の頂部に埋設される。フランジ部43は、金属製(例えば、アルミニウム製)であり、スタッドピン4の抜けを抑制するための係止部を構成する。このフランジ部43は、円盤形状あるいは円環形状を有し、シャンク41の底部に配置されてシャンク41の底部を拡径する。なお、フランジ部43は、シャンク41に一体形成されても良いし、シャンク41に後付けされても良い。
また、スタッドピン4は、凸部44を有する(図3および図4参照)。この凸部44は、スパイク状の係止片であり、フランジ部43の縁部に一体形成される。また、4つの凸部44がフランジ部43の縁部に沿って周方向に等間隔をあけて配置される。また、凸部44は、フランジ部43の縁部からスタッドピン4の軸方向かつ頂部側に突出する形状を有する。このため、スタッドピン4は、その軸方向断面視にて、フランジ部43および凸部44から成る鈎状の底部形状を有する。
この空気入りタイヤ1では、タイヤ転動時にて、凸部44がフランジ部43をトレッドゴム15に係留してスタッドピン4の倒れ込みを抑制する。すると、スタッドピン4の動きが低減されて、スタッドピン4とトレッドゴム15との隙間が生じ難くなる。これにより、スタッドピン4がトレッドゴム15にしっかりと保持されて、トレッドゴム15からのスタッドピン4の抜けが抑制される。
なお、この空気入りタイヤ1では、フランジ部43および凸部44から成る部分の高さAと、フランジ部43の高さBとが1.5≦A/B≦3.0の関係を有する(図3参照)。すなわち、フランジ部43に対する凸部44の突出量(A−B)と、フランジ部43の高さBとが0.5≦(A−B)/B≦2.0の関係を有する。これにより、フランジ部43に対する凸部44の突出量が適正化されて、スタッドピン4の抜けが効果的に抑制される。
また、上記の構成では、フランジ部43の径Rと、シャンク41およびフランジ部43から成る部分の高さLとが0.6≦R/L≦1.2の関係を有する(図3参照)。また、フランジ部43の径Rと、フランジ部43の高さBとが4.0≦R/B≦8.0の関係を有する。これにより、スタッドピン4全体に対する凸部44の突出量が適正化される。
図5〜図7は、図4に記載した空気入りタイヤのスタッドピンの変形例を示す斜視図である。これらの図は、スタッドピンの凸部の形状および構造にかかる変形例を示している。
図4のスタッドピン4では、凸部44が、フランジ部43の縁部からスタッドピン4の軸方向かつ頂部側に突出する。かかる構成では、タイヤの制駆動によりスタッドピン4の倒れ込みが生じたときに(引っ掛かり作用)、凸部44がトレッドゴム15に引っ掛かることにより、スタッドピン4の抜けが抑制される。
しかし、これに限らず、凸部44が、フランジ部43の縁部からスタッドピン4の軸方向かつ底部側に突出しても良い(図5参照)。具体的には、4つの凸部44がフランジ部43の縁部に沿って等間隔で配置され、フランジ部43の縁部からスタッドピン4の軸方向かつ底部側にそれぞれ突出する。かかる構成では、スタッドピン4がトレッドゴム15に埋設された状態にて、踏面側のトレッドゴム15がフランジ部43をタイヤ径方向内側に押さえ込むことにより、凸部44がトレッドゴム15に噛み込んでトレッドゴム15を強固に把持する。これにより、スタッドピン4の倒れ込みが抑制されて(押さえ込み作用)、スタッドピン4の抜けが抑制される。
さらに、凸部44が、フランジ部43からスタッドピン4の頂部側および底部側の双方に突出しても良い(図6参照)。具体的には、4つの凸部44がフランジ部43の頂部側の縁部に沿って等間隔で配置され、さらに、これらの凸部44と同位置であってフランジ部43の底部側に、4つの凸部44がそれぞれ配置される。したがって、4つの凸部44が、フランジ部43の頂部側および底部側の双方からそれぞれ突出する。これにより、上記した引っ掛かり作用および押さえ込み作用の双方が得られるので、スタッドピン4の倒れ込みが効果的に抑制される。
また、図4のスタッドピン4では、4つの凸部44が、フランジ部43の縁部に沿って周方向に等間隔で配置される。かかる構成では、凸部がリブ状構造を有する構成と比較して、凸部44がトレッドゴム15に引っ掛かる作用が増加する。これにより、スタッドピン4の抜けが効果的に抑制される。
しかし、これに限らず、凸部44が、フランジ部43の縁部に沿って延在するリブ状構造を有しても良い(図7参照)。具体的には、凸部44がフランジ部43の縁部を囲む環状構造を有することにより、フランジ部43の縁部からスタッドピン4の頂部側に屈曲したL字状の断面部が形成される。かかる構成では、フランジ部43の縁部のボリュームが凸部44により増加するので、タイヤ転動時におけるスタッドピン4の動きが抑制される。これにより、スタッドピン4の抜けが効果的に抑制される。
なお、スタッドピン4における凸部44の設置数および配置間隔は、任意に設定できる。また、フランジ部43の外周形状は、円盤形状、円環形状、円柱形状などの滑らかな外周形状を有することが好ましいが、これに限定されない。
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、トレッド部の踏面に埋設されるスタッドピン4を備える(図3参照)。そして、このスタッドピン4が、シャンク41と、シャンク41に形成されるフランジ部43と、このフランジ部43の縁部に形成される少なくとも1つの凸部44とを有する。かかる構成では、凸部44が、フランジ部43をトレッドゴム15に係留してスタッドピン4の倒れ込みを抑制する。これにより、トレッドゴム15からのスタッドピン4の抜けを抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、スタッドピン4の軸方向を高さ方向とするときに、フランジ部43および凸部44から成る部分の高さAと、フランジ部43の縁部の高さBとが1.5≦A/B≦3.0の関係を有する(図3参照)。これにより、フランジ部43に対する凸部44の突出量が適正化されるので、スタッドピン4の抜けを効果的に抑制できる利点がある。例えば、A/B<1.5となると、凸部の突出量が小さ過ぎるため、スタッドピンの倒れ込み抑制作用が小さくなり、好ましくない。また、3.0<A/Bとなると、凸部の突出量が大き過ぎるため、シャンクと凸部との間にトレッドゴムが密着できず、スタッドピンの保持作用が低下するため、好ましくない。
また、この空気入りタイヤ1では、凸部44が、フランジ部43からスタッドピン4の頂部側および底部側のいずれか一方に突出する(図4および図5参照)。これにより、トレッドゴム15からのスタッドピン4の抜けを効果的に抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、凸部44が、フランジ部43からスタッドピン4の頂部側および底部側の双方に突出する(図6参照)。これにより、トレッドゴム15からのスタッドピン4の抜けを効果的に抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、複数の凸部44が、フランジ部43の縁部に沿って所定間隔をあけて配置される(図4〜図6参照)。かかる構成では、凸部がリブ状構造を有する構成と比較して、凸部44がトレッドゴム15に引っ掛かり或いはトレッドゴム15に噛み込む作用が増加する。これにより、スタッドピン4の抜けを効果的に抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、凸部44が、フランジ部43の縁部に沿って延在するリブ状構造を有する(図7参照)。かかる構成では、フランジ部43の縁部のボリュームが凸部44により増加するので、タイヤ転動時におけるスタッドピン4の動きが抑制される。これにより、スタッドピン4の抜けを効果的に抑制できる利点がある。
図8は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。同図は、タイヤの耐ピン抜け性能にかかる性能試験の結果を示している。
耐ピン抜け性能にかかる性能試験では、スタッドピンを備えるタイヤサイズ205/55R16の空気入りタイヤがJATMA規定の適用リムに組み付けられ、この空気入りタイヤにJATMA規定の最高空気圧および最大負荷能力が付与される。また、空気入りタイヤが排気量2000[cc]かつ前輪駆動の試験車両に装着され、この試験車両が氷雪路を10000[km]走行した後に、スタッドピンの抜け本数が観察される。そして、この観察結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほど好ましい。
従来例の空気入りタイヤでは、スタッドピンが平坦な円盤形状のフランジ部を有しており、凸部を有していない(図示省略)。
実施例1〜10の空気入りタイヤ1は、図1〜図3に記載した構造を有する。また、実施例1〜5の空気入りタイヤ1は、図4に記載したスタッドピン4を有する。また、実施例6の空気入りタイヤ1は、図5に記載したスタッドピン4を有する。また、実施例7の空気入りタイヤ1は、図6に記載したスタッドピン4を有する。また、実施例8の空気入りタイヤ1は、図7に記載したスタッドピン4を有する。図4〜図7に示すように、これらのスタッドピン4は、平坦な円盤形状のフランジ部43と、4つの凸部44とをそれぞれ有する。
なお、これらの空気入りタイヤでは、スタッドピンのフランジ部の高さBがB=1.5[mm]であり、シャンクおよびフランジ部から成る部分の高さLがL=10.0[mm]である(図3参照)。
試験結果に示すように、実施例1〜10の空気入りタイヤ1では、タイヤの耐ピン抜け性能が向上することが分かる。また、実施例1〜5を比較すると、凸部44の高さに関する比A/Bが適正化されることにより、タイヤの耐ピン抜け性能がさらに向上することが分かる。また、実施例1、6〜8を比較すると、凸部44の形状がタイヤの耐ピン抜け性能に影響を与えることが分かる。また、実施例1、9、10を比較すると、R/Bが適正化されることにより、タイヤの耐ピン抜け性能がさらに向上することが分かる。
以上のように、この発明にかかる空気入りタイヤおよびスタッドピンは、耐ピン抜け性能を向上できる点で有用である。
1 空気入りタイヤ、21 周方向主溝、22 ラグ溝、3 ブロック、4 スタッドピン、41 シャンク、42 チップピン、43 フランジ部、44 凸部、11 ビードコア、12 ビードフィラー、13 カーカス層、14 ベルト層、141、142 ベルト材、15 トレッドゴム、16 サイドウォールゴム

Claims (7)

  1. トレッド部の踏面に埋設されるスタッドピンを備え、且つ、
    前記スタッドピンが、シャンクと、前記シャンクに形成されるフランジ部と、前記フランジ部の縁部に形成される少なくとも1つの凸部とを有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記スタッドピンの軸方向を高さ方向とするときに、前記フランジ部および前記凸部から成る部分の高さAと、前記フランジ部の縁部の高さBとが1.5≦A/B≦3.0の関係を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凸部が、前記フランジ部から前記スタッドピンの頂部側および底部側のいずれか一方に突出する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凸部が、前記フランジ部から前記スタッドピンの頂部側および底部側の双方に突出する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  5. 複数の前記凸部が、前記フランジ部の縁部に沿って所定間隔をあけて配置される請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凸部が、前記フランジ部の縁部に沿って延在するリブ状構造を有する請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. シャンクと、前記シャンクに形成されるフランジ部と、前記フランジ部の縁部に形成される少なくとも1つの凸部とを有することを特徴とするスタッドピン。
JP2010284866A 2010-12-21 2010-12-21 空気入りタイヤおよびスタッドピン Pending JP2012131351A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010284866A JP2012131351A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 空気入りタイヤおよびスタッドピン
FI20116285A FI20116285A (fi) 2010-12-21 2011-12-19 Pneumaattinen rengas ja nasta
RU2011152107/11A RU2011152107A (ru) 2010-12-21 2011-12-20 Пневматическая шина и шпилька шипа
DE102011089314A DE102011089314A1 (de) 2010-12-21 2011-12-20 Luftreifen und Spike

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010284866A JP2012131351A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 空気入りタイヤおよびスタッドピン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012131351A true JP2012131351A (ja) 2012-07-12

Family

ID=46512479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010284866A Pending JP2012131351A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 空気入りタイヤおよびスタッドピン

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2012131351A (ja)
DE (1) DE102011089314A1 (ja)
FI (1) FI20116285A (ja)
RU (1) RU2011152107A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014102937A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びそれを備える空気入りタイヤ
WO2015114813A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 横浜ゴム株式会社 スタッドピン及び空気入りタイヤ
DE102015219368A1 (de) 2014-10-09 2016-04-14 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Spike und Spikereifen
JP2016078769A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ
JP2016078482A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ
JP2016078521A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ
CN105745094A (zh) * 2013-11-29 2016-07-06 横滨橡胶株式会社 充气轮胎

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3578391B1 (en) * 2018-06-08 2021-03-31 Nokian Renkaat Oyj A method for making a blind hole in a tire and a method for inserting an insert to the blind hole

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3426822A (en) * 1966-12-01 1969-02-11 Gen Electric Tire stud
JPS51158005U (ja) * 1976-05-28 1976-12-16
JPS54183006U (ja) * 1978-06-15 1979-12-25
JPS6216003U (ja) * 1985-07-15 1987-01-30
JPS63147303U (ja) * 1987-03-19 1988-09-28
JPH0230706U (ja) * 1988-08-23 1990-02-27
JPH0337004U (ja) * 1989-08-24 1991-04-10
JP2002120517A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Continental Ag 車両タイヤ用のスパイク

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988003877A1 (en) 1986-11-26 1988-06-02 Neste Oy Fixed spike, respectively sleeve-mounted spike, fitted on a vehicle tyre
JP5196115B2 (ja) 2007-07-23 2013-05-15 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5379444B2 (ja) 2008-10-20 2013-12-25 株式会社ブリヂストン タイヤ用スパイク

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3426822A (en) * 1966-12-01 1969-02-11 Gen Electric Tire stud
JPS51158005U (ja) * 1976-05-28 1976-12-16
JPS54183006U (ja) * 1978-06-15 1979-12-25
JPS6216003U (ja) * 1985-07-15 1987-01-30
JPS63147303U (ja) * 1987-03-19 1988-09-28
JPH0230706U (ja) * 1988-08-23 1990-02-27
JPH0337004U (ja) * 1989-08-24 1991-04-10
JP2002120517A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Continental Ag 車両タイヤ用のスパイク

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014102937A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びそれを備える空気入りタイヤ
JPWO2014102937A1 (ja) * 2012-12-26 2017-01-12 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びそれを備える空気入りタイヤ
JP5937700B2 (ja) * 2012-12-26 2016-06-22 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びそれを備える空気入りタイヤ
CN105745094A (zh) * 2013-11-29 2016-07-06 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
JP5983731B2 (ja) * 2014-01-31 2016-09-06 横浜ゴム株式会社 スタッドピン及び空気入りタイヤ
WO2015114813A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 横浜ゴム株式会社 スタッドピン及び空気入りタイヤ
CN104968511A (zh) * 2014-01-31 2015-10-07 横滨橡胶株式会社 防滑钉和充气轮胎
US10035382B2 (en) 2014-01-31 2018-07-31 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Stud pin and pneumatic tire
CN104968511B (zh) * 2014-01-31 2018-06-05 横滨橡胶株式会社 防滑钉和充气轮胎
DE102015219368A1 (de) 2014-10-09 2016-04-14 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Spike und Spikereifen
JP2016078482A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ
DE102015219368B4 (de) 2014-10-09 2021-12-02 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Spike und Spikereifen
JP2016078521A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ
JP2016078769A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 東洋ゴム工業株式会社 スタッドピン及びスタッドタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
DE102011089314A1 (de) 2012-06-21
RU2011152107A (ru) 2013-06-27
FI20116285A (fi) 2012-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012131351A (ja) 空気入りタイヤおよびスタッドピン
JP5790166B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6186147B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5297778B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN107554205B (zh) 充气轮胎
JP6153763B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6386726B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP2013067192A (ja) スパイクタイヤ
JP2018095042A (ja) 空気入りタイヤ
CN109835119B (zh) 充气轮胎
JP2019116197A (ja) タイヤ
JP2008296643A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5974717B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2016037083A (ja) 空気入りタイヤ
CN109910522B (zh) 充气轮胎
JP6117556B2 (ja) 建設車両用タイヤ
JP2016199073A (ja) 空気入りタイヤ
JP7393632B2 (ja) タイヤ
JP6963485B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006168638A (ja) 空気入りタイヤ
CN109795264A (zh) 充气轮胎
JP2012056326A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2013199154A (ja) 空気入りタイヤ
JP5465990B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP2016130059A (ja) スタッドピン及び空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131029