JP2006168638A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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【課題】トレッド部の磨耗を均一化できる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】この空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する複数の主溝2A、2Bと、これらの主溝2A、2Bにより区画されて成る陸部3A、3Bとがトレッド部に形成されている。そして、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧を負荷されたときに、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインPclよりもタイヤ半径方向外側に突出すること。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、トレッド部の磨耗を均一化できる空気入りタイヤに関する。
重荷重用空気入りタイヤでは、トレッド部のセンター領域がショルダー領域よりも磨耗し易いという課題がある。そして、センター領域が早期磨耗してトレッド部全体が不均一に摩耗すると、タイヤ使用寿命が低下する。
かかる課題において、従来の空気入りタイヤには、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつカーカスの外側に配されるベルト層とを具える。そして、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した正規内圧状態のタイヤに正規荷重を負荷した時の接地面形状において、この接地面形状のタイヤ周方向輪郭線上の各点Pでの接線Aは、タイヤ軸方向外側に向かって接地長さ中心側に傾斜するとともに、前記接線Aのタイヤ軸方向線に対する接線角度をαとしたとき、トレッド接地端における接線角度α1は25°以下、しかもタイヤ赤道からトレッド接地半巾の0.5〜0.7倍の距離を隔てた領域Yでの前記接線角度αの最小値α2と、タイヤ赤道からトレッド接地半巾の0.9倍の距離を隔てた位置での前記接線角度α3との差α3−α2を−10°〜+10°としたことを特徴とする。
従来の空気入りタイヤでは、上記のように接地面形状を特定することにより、偏摩耗を抑制し摩耗の均一化を図っていた。
特開2003−182309号公報
この発明は、トレッド部の磨耗を均一化できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝により区画されて成る陸部とがトレッド部に形成されている空気入りタイヤであって、正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧を負荷されたときに、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出することを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、走行時の内圧上昇を想定した高圧条件下にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出する。かかる構成では、走行時にてタイヤの内圧が上昇したときに、ショルダー領域とセンター領域とが略等しい接地圧にて接地する。これにより、トレッド部の摩耗が均一化されてタイヤの使用寿命が向上する利点がある。なお、センター領域とショルダー領域とは、例えば、タイヤ幅方向の最も外側にある主溝(外側主溝)により区分される。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝により区画されて成る陸部とがトレッド部に形成されている空気入りタイヤであって、正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧および正規荷重を負荷されたときに、トレッド部のセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長LshとがLcl≦Lshの関係を有するように、トレッド部のプロファイルが規定されることを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、トレッド部のセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長LshとがLcl≦Lshの関係を有するように、トレッド部のプロファイルが規定される。かかる構成では、走行時にてタイヤの内圧が上昇したときに、ショルダー領域の陸部とセンター領域の陸部とが略等しい接地圧にて接地する。これにより、トレッド部の摩耗が均一化されてタイヤの使用寿命が向上する利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出することにより、センター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長Lshとが上記の関係に規定される。
この空気入りタイヤでは、トレッド部のショルダー領域がセンター領域よりもタイヤ半径方向に突出することより、センター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長Lshとの関係が適正化される。これにより、接地長Lcl、Lshが容易に適正化される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部のセンター領域とショルダー領域とが、タイヤ幅方向の最も外側にある主溝により区分けされている。
この空気入りタイヤでは、トレッド部のセンター領域とショルダー領域とが、タイヤ幅方向の最も外側にある主溝(外側主溝)により区分けされているので、プロファイルラインPcl、Pshの位置関係の設計が容易という利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部のセンター領域の接地幅W1とトレッド部全体の接地幅TDWとの比W1/TDWが0.3≦W1/TDW≦0.75の範囲内にある。
この空気入りタイヤでは、トレッド部のセンター領域の接地幅W1とトレッド部全体の接地幅TDWとの比W1/TDWが適正化されているので、トレッド部全体の摩耗がより均一化される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ子午線方向の断面視にて、センター領域の陸部の高さd1と、ショルダー領域の陸部3Bの高さd2との差dhが0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内にある。
この空気入りタイヤでは、センター領域の陸部の高さとショルダー領域の陸部の高さとの差が適正化されているので、トレッド部全体の摩耗がより均一化される利点がある。
この発明にかかる空気入りタイヤでは、走行時の内圧上昇を想定した高圧条件下にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出するので、トレッド部の摩耗が均一化されてタイヤの使用寿命が向上する利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例1にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。図2および図3は、図1に記載した空気入りタイヤの要部を示す説明図である。図4は、図1に記載した空気入りタイヤの接地形状を示す説明図である。図5〜図8は、図1に記載した空気入りタイヤの試験結果を示す表(図5)およびグラフ(図6〜図8)である。
この空気入りタイヤ1では、タイヤ周方向に延在する複数の主溝2A,2Bと、主溝2A,2Bにより区画されて成る陸部3A,3Bとがトレッド部に形成されている。主溝2A,2Bは、内側主溝2Aおよび外側主溝2Bから成る(図1〜図3参照)。そして、内側主溝2Aがトレッド部のセンタークラウンCLに形成され、一対の外側主溝2B、2Bがトレッド幅TDWの略1/4の位置にそれぞれ形成されている。また、これらの外側主溝2B、2Bは、複数の主溝のうちタイヤ幅方向の最も外側に形成された主溝である。
また、これらの主溝2A、2Bにより、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部が四つの陸部3A、3Bに分割(四分割)されている。陸部3A、3Bは、外側主溝2Bよりもタイヤ幅方向内側に位置する内側陸部3Aと、タイヤ幅方向内側に位置する外側陸部3Bとから成る。また、例えば、内側陸部3Aがセンターリブあるいはセンターブロックであり、外側陸部3Bがショルダーリブあるいはショルダーブロックである。この実施例では、トレッド部のセンター領域が内側陸部3Aにより構成され、ショルダー領域が外側陸部3Bにより構成されている。
ここで、発明者らの研究によれば、車両走行時(タイヤ転動時)にてタイヤの内部温度が上昇すると、その内圧が上昇してタイヤの接地形状が変化する。すなわち、規定状態(規定内圧および規定荷重が負荷された状態)ではセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長Lshとが略同一である。しかし、走行により内圧が上昇してタイヤが膨らむと、センター領域の接地長Lclがショルダー領域の接地長Lshよりも長くなる。このため、センター領域がショルダー領域よりも早期に磨耗してトレッド部の摩耗が全体として不均一となり、タイヤの使用寿命が低下する。そこで、この空気入りタイヤ1では、走行時の内圧上昇を想定した高圧条件下にて、トレッド部のプロファイルあるいは接地形状が適正化されている。なお、トレッド部の接地形状とは、走行時におけるトレッド部の接地部分の形状をいうものとする。
[トレッド部のプロファイル]
トレッド部のプロファイルは、以下のように適正化される。まず、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧を負荷された状態を基準とする。なお、正規リムおよび正規内圧は、2004年のJATMAに規定されるものが採用される。
このとき、タイヤ子午線方向の断面視にて、ショルダー領域(外側陸部3B)の踏面全体(プロファイルラインPsh)が、センター領域(内側陸部3A)のプロファイルラインPclよりもタイヤ半径方向外側に突出するように、トレッド部が構成される(図1および図2参照)。例えば、センター領域のプロファイルラインPclが、内側陸部3Aの両縁部PA,PBを踏面に沿って結ぶ略円弧により近似されるとする。すると、ショルダー領域の踏面全体がこの略円弧の延長線よりもタイヤ半径方向外側に突出するように構成される。このとき、タイヤのインフレート形状がトレッド部のセンター領域にて凹状となりショルダー領域にて凸状となる。これにより、トレッド部のプロファイルが適正化される。
[プロファイルと接地形状との関係]
また、トレッド部のプロファイルは、タイヤの接地形状に対して以下の関係を有する。まず、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧および正規荷重を負荷された状態を基準とする。なお、正規リム、正規内圧および正規荷重は、2004年のJATMAに規定されるものが採用される。
このとき、トレッド部のセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長LshとがLcl≦Lshの関係を有するように、トレッド部のプロファイルが規定される(図4参照)。具体的には、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のプロファイルがセンター領域にて凹状となりショルダー領域にて凸状となるように構成される(図1および図2参照)。
[作用効果]
この空気入りタイヤ1では、走行時の内圧上昇を想定した高圧条件下にて、トレッド部のショルダー領域の陸部3Bの踏面全体がセンター領域の陸部3AのプロファイルラインRclよりもタイヤ半径方向外側に突出する(図1参照)。かかる構成では、走行時にてタイヤの内圧が上昇したときに、ショルダー領域の陸部3Bとセンター領域の陸部3Aとが略等しい接地圧にて接地する。これにより、トレッド部の摩耗が均一化されてタイヤの使用寿命が向上する利点がある。
なお、センター領域とショルダー領域とは、例えば、タイヤ幅方向の最も外側にある主溝(外側主溝)により区分される(図1参照)。また、センター領域の陸部3AのプロファイルラインRclは、例えば、踏面に凹凸や段差が形成されている場合などに、内側陸部3Aの両縁部PA,PBを踏面に沿って結ぶ略円弧により近似されても良い。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部のセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長LshとがLcl≦Lshの関係を有するように、トレッド部のプロファイルが規定される(図4参照)。かかる構成では、走行時にてタイヤの内圧が上昇したときに、ショルダー領域の陸部3Bとセンター領域の陸部3Aとが略等しい接地圧にて接地する。これにより、トレッド部の摩耗が均一化されてタイヤの使用寿命が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部のショルダー領域がセンター領域よりもタイヤ半径方向に突出することより、センター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長Lshとの関係が適正化される(図1および図4参照)。これにより、接地長Lcl、Lshが容易に適正化される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部のセンター領域とショルダー領域とが外側主溝2Bにより区分けされている(図1および図2参照)。言い換えると、内側陸部3Aによりセンター領域が構成され、外側陸部3Bによりショルダー領域が構成されている。かかる構成は、プロファイルラインPcl、Pshの位置関係の設計が容易という点で好ましい。また、内側陸部3A(あるいは外側陸部3B)の中途に形成された段差によりセンター領域とショルダー領域とが区分けされる構成(図示省略)と比較して、内側陸部3A(あるいは外側陸部3B)の偏磨耗が生じ難いという利点がある。
[変形例1]
なお、この空気入りタイヤ1では、トレッド部のセンター領域の接地幅W1とトレッド部全体の接地幅TDWとの比W1/TDWが0.3≦W1/TDW≦0.75の範囲内にあることが好ましい。かかる構成とすれば、センター領域とショルダー領域との比が適正化されるので、トレッド部全体の摩耗がより均一化される利点がある。
ここで、タイヤ接地幅とは、空気入りタイヤを正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷したときにこの空気入りタイヤが路面と接地する際のタイヤ幅方向の幅をいう。ここで、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいはETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
[変形例2]
また、この空気入りタイヤ1では、タイヤ子午線方向の断面視にて、センター領域の陸部3Aの高さ(外側主溝2Bの溝底からの高さ)d1と、ショルダー領域の陸部3Bの高さd2との差dh(=d2−d1)が0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内にあることが好ましい(図3参照)。かかる構成とすれば、センター領域に対するショルダー領域の突出量が好適となるので、トレッド部全体の摩耗がより均一化される利点がある。
[変形例3]
また、この空気入りタイヤ1では、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部(センター領域およびショルダー領域)のプロファイルラインPcl、PshがセンタークラウンCLを軸として対称に形成されている(図1参照)。しかし、これに限らず、トレッド部のプロファイルラインPcl、Pshが非対称に形成されていても良い(図示省略)。かかる構成は、例えば、カント路面を走行するための空気入りタイヤなどに適用される。
[適用例]
また、この空気入りタイヤ1は、三軸以上の車軸を有する重荷重用空気入りタイヤに適用されることが好ましい。かかる空気入りタイヤ1では、トレッド部のセンター領域がショルダー領域よりも特に磨耗し易い。したがって、この空気入りタイヤ1がかかる重荷重用空気入りタイヤに適用されることにより、トレッド部におけるセンター磨耗の抑制効果が顕著に得られる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、操舵軸(例えば、フロント軸)以外の車軸(例えば、リア軸、駆動軸、複輪軸など)に取り付けられることが好ましい。例えば、駆動軸に取り付けられた空気入りタイヤ1では、タイヤ前後方向への制動力あるいは駆動力が掛かるため、トレッド部のセンター領域がショルダー領域よりも特に磨耗し易い。したがって、この空気入りタイヤ1が操舵軸以外の車軸に取り付けられることにより、トレッド部におけるセンター磨耗の抑制効果が顕著に得られる利点がある。
[性能試験]
この実施例1では、条件が異なる複数の空気入りタイヤについて、耐センター磨耗性能にかかる性能試験が行われた(図5〜図8参照)。この性能試験では、タイヤサイズ11R22.5の空気入りタイヤがリムサイズ22.5×7.50のリムにリム組みされ、この空気入りタイヤに700[kPa]の空気圧が負荷される。また、空気入りタイヤが、試験車両である2D−4(2輪−駆動複2輪・複2輪)形式のトラックのドライブ軸に装着される。そして、試験車両がテストコースを走行して、各主溝の残溝[mm]が測定される。そして、残溝が1.5[mm]以下(磨耗限界)となったときの試験車両の走行距離が測定される。
発明例1、2および比較例の空気入りタイヤ1は、いずれも、走行時の内圧上昇を想定した高圧条件下にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出する構成を有する(図1参照)。一方、発明例1、2の空気入りタイヤ1は、センター領域の陸部3Aの高さd1と、ショルダー領域の陸部3Bの高さd2との差dh(=d2−d1)が0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内にあり、比較例の空気入りタイヤ1は、高さの差dhがこの範囲外にある。
試験結果が示すように、発明例1、2の空気入りタイヤ1は、比較例の空気入りタイヤ1と比較して、タイヤ使用寿命が著しく(約10「%」前後)向上している。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部の磨耗を均一化できる点で有用である。
この発明の実施例1にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図1に記載した空気入りタイヤの要部を示す説明図である。 図1に記載した空気入りタイヤの要部を示す説明図である。 図1に記載した空気入りタイヤの接地形状を示す説明図である。 図1に記載した空気入りタイヤの試験結果を示す図表である。 図1に記載した空気入りタイヤの試験結果を示すグラフである。 図1に記載した空気入りタイヤの試験結果を示すグラフである。 図1に記載した空気入りタイヤの試験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2A 内側主溝
2B 外側主溝
3A 内側陸部
3B 外側陸部

Claims (6)

  1. タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝により区画されて成る陸部とがトレッド部に形成されている空気入りタイヤであって、
    正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧を負荷されたときに、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝により区画されて成る陸部とがトレッド部に形成されている空気入りタイヤであって、
    正規リムにリム組みされて正規内圧(100[%])の115[%]以上130[%]以下の内圧および正規荷重を負荷されたときに、トレッド部のセンター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長LshとがLcl≦Lshの関係を有するように、トレッド部のプロファイルが規定されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部のショルダー領域の踏面全体がセンター領域のプロファイルラインよりもタイヤ半径方向外側に突出することにより、センター領域の接地長Lclとショルダー領域の接地長Lshとが上記の関係に規定される請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. トレッド部のセンター領域とショルダー領域とが、タイヤ幅方向の最も外側にある主溝により区分けされている請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. トレッド部のセンター領域の接地幅W1とトレッド部全体の接地幅TDWとの比W1/TDWが0.3≦W1/TDW≦0.75の範囲内にある請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. タイヤ子午線方向の断面視にて、センター領域の陸部の高さd1と、ショルダー領域の陸部3Bの高さd2との差dhが0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内にある請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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