JP2008296643A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】主溝間のリブの耐偏摩耗性や耐ティア性の低下を招くことなく、耐摩耗性を向上し、タイヤ寿命を改善することが可能な重荷重用空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】4本の主溝12間に形成されたリブ13にタイヤ幅方向に延在しかつ両端が主溝に連通する第1サイプ15をタイヤ周方向TCに所定のピッチP1で配置した重荷重用空気入りタイヤにおいて、第1サイプ15のピッチP1とリブ13の幅Wとの比P1/Wを0.80〜0.95の範囲にする。リブ13に各第1サイプ15と交差する第2サイプ16をタイヤ周方向TCに延設する。JATMAに記載される最大負荷能力に相当する荷重と該最大負荷能力に対応する空気圧の条件下で得られるトレッド面11の接地形状において、第1サイプ15がトレッド面11上で開いた状態になるように構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、トラックやバスなどに使用される重荷重用空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、耐摩耗性を改善するようにした重荷重用空気入りタイヤに関する。
従来、トレッド面にタイヤ周方向に延在する主溝間にリブを形成し、このリブにサイプを設けるようにしたリブパターンの重荷重用空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1,2)。トレッド面に形成したリブにサイプの配置方法を工夫することで、トラクション性を向上させたり、操縦安定性を向上させたりしている。
このようなリブパターンの重荷重用空気入りタイヤは、高速連続走行を主体とする長距離運行のトラックやバスの操舵輪(従動輪)にも使用されるが、その場合、主溝間のリブの摩耗が早く進む傾向があり、それによりタイヤの早期交換を招き、タイヤ寿命が短いという問題があった。
特開平5−69704号公報 特開平6−80002号公報
本発明の目的は、主溝間のリブの耐偏摩耗性や耐ティア性の低下を招くことなく、耐摩耗性を向上し、タイヤ寿命を改善することが可能な重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する4本の主溝を配置し、該主溝間に3本の陸部を形成し、該3本の陸部の内の少なくとも1つをリブに形成し、該リブにタイヤ幅方向に延在しかつ両端が主溝に連通する第1サイプをタイヤ周方向に所定のピッチP1で配置した重荷重用空気入りタイヤにおいて、前記第1サイプのピッチP1と該第1サイプを配置したリブの幅Wとの比P1/Wを0.80〜0.95の範囲にする一方、該リブに各第1サイプと交差する第2サイプをタイヤ周方向に延設し、更にJATMAに記載される最大負荷能力に相当する荷重と該最大負荷能力に対応する空気圧の条件下で得られるトレッド面の接地形状において前記第1サイプをトレッド面上で開いた状態になるように構成したことを特徴とする。
上述した本発明によれば、リブに設けた第1サイプのピッチP1とその第1サイプを配置したリブの幅Wとの比P1/Wを上記した範囲に規定し、かつ各第1サイプと交差する第2サイプをタイヤ周方向に延設し、更に接地時に第1サイプが閉じずに開く構造にすることにより、タイヤ回転中のリブの滑りを抑制することができるため、リブの耐摩耗性を向上してタイヤ寿命を長くすることができる一方、リブの耐偏摩耗性及び耐ティア性も低下することがない。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1,2は、トラックやバスなどに使用される本発明の重荷重用空気入りタイヤの一実施形態を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部、100はタイヤ赤道面である。
左右のビード部3間にカーカス層4が延設され、その両端部4aがビード部3に埋設したビードコア5の周りに、ビードフィラー6を挟み込みようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層4の外周側には、スチールコードをタイヤ周方向TCに対して傾斜配列した複数のベルト層7が設けられている。複数のベルト層7は、カーカス層4に隣接して配置した第1ベルト層7Aと、この第1ベルト層7Aの外周側に配置した第2ベルト層7Bと、この第2ベルト層7Bの外周側に配置した第3ベルト層7Cと、この第3ベルト層7Cの外周側に配置した第4ベルト層7Dとから構成されている。第2ベルト層7Bのスチールコードと第3ベルト層7Cのスチールコードは、タイヤ周方向TCに対する傾斜方向を逆向きにして交差している。複数のベルト層7はタイヤ赤道面100に対して左右対称的に配置されている。
図2に示すように、トレッド部1のトレッド面11には、タイヤ周方向TCに直線状に延在する4本の主溝12が設けられている。4本の主溝12は、タイヤ赤道面100の両側に配置した2本の主溝12A,12Bと、この主溝12A,12Bのタイヤ幅方向両外側に配置した主溝12C,12Dとから構成され、各隣接する主溝12間のタイヤ幅方向の間隔は略等間隔になっている。最外側に位置する主溝12C,13D間のトレッド面11のセンター領域11Cには、各隣接する主溝12間にリブ13が形成されている。最外側の主溝12C,12Dのタイヤ幅方向外側がトレッド面11のショルダー領域11Sになっており、このショルダー領域11Sにもリブ14が形成されている。
主溝12間に形成された3本のリブ13のトレッド表面31には、それぞれタイヤ幅方向に延在しかつ両端が主溝12に連通する第1サイプ15がタイヤ周方向TCに所定のピッチP1で配置されている。また、第1サイプ15のピッチP1と第1サイプ15を配置したリブ13の幅Wとの比P1/Wが0.80〜0.95の範囲になっている。
リブ13のトレッド表面31のタイヤ幅方向中央領域32(図3参照)には、第1サイプ15と交差するようにして、タイヤ周方向TCに沿ってジグザグ状に延在する環状の1本の第2サイプ16が設けられている。第2サイプ16の部分61は第1サイプ15と重複している。
第1サイプ15は、図3に示すように、深さが浅い部分51と深さが深い部分52とから構成され、浅い部分51を部分的に有している。深い部分52がトレッド表面31のタイヤ幅方向中央領域32とタイヤ幅方向両側の端部領域33に位置し、浅い部分51が中央領域32と各端部領域33との間の中間領域34に位置し、浅い部分51を左右対称に配置している。
このように第1サイプ15が部分的に深さが浅い部分51を有する構成にすることにより、JATMA(2006年のYEAR BOOK)に記載される最大負荷能力に相当する荷重とその最大負荷能力に対応する空気圧の条件下で得られるトレッド面11の接地形状において、第1サイプ15がトレッド面11上で閉じずに開いた状態を維持できるようにしている。なお、ここで言う第1サイプ15が開いた状態とは、図4に示すように、最大負荷能力に対応する空気圧を加えた無負荷状態のタイヤにおける第1サイプ15(実線)の幅に対して、第1サイプ15の開口15xが1/4以上開いた状態を言う。
第2サイプ16は、図5に示すように、深さを周期的に変化させながらタイヤ周方向TCに延在しており、各第1サイプ15間の中央部の位置で深さが部分的に浅くなっている。
各リブ13のトレッド表面31の両端部領域33(リブのタイヤ幅方向両端部)の隣接する各第1サイプ15間には、一端のみが主溝12に連通する第3サイプ17がタイヤ周方向TCに所定のピッチP3で配置されている。
ショルダー領域11Sのリブ14のトレッド表面41の主溝12に面する端部領域42には、一端のみが主溝12に連通する第4サイプ18がタイヤ周方向TCに所定のピッチP4で配置されている。第4サイプ18のピッチP4は、第3サイプ17のピッチP3より大きくなっている。
リブ14のトレッド表面41のタイヤ幅方向外側の端部領域43には、タイヤ周方向TCに直線状に延在する1本の細溝19が設けられている。この細溝19よりタイヤ幅方向内側のトレッド表面41の領域44にも細溝9に一端が開口する第4サイプ18がタイヤ周方向TCに所定のピッチP4で配置されている。
本発明者は、4本の主溝によりリブを形成したリブパターンの重荷重用空気入りタイヤにおいて、高速連続走行を主体とする長距離運行のトラックやバスの操舵輪(従動輪)に使用した時に主溝間のリブの摩耗が早く進む点について鋭意検討し、実験を繰り返し行った結果、以下のことを知見した。
即ち、主溝間のリブにタイヤ幅方向に延設した第1サイプのピッチとその第1サイプを設けたリブの幅との関係を特定することにより、更に各第1サイプに交差する第2サイプをタイヤ周方向に延設し、タイヤが接地した際にトレッド面の接地部分において、第1サイプが閉じずに開いた状態を維持することにより、主溝間のリブの摩耗の進行が遅くなることがわかった。これは、おそらく、第1サイプを設けたリブの部分における滑りが抑制され、リブ剛性がタイヤ周上で従来より均一的になるからであると推測される。
そこで、本発明では、4本の主溝2によりリブパターンを設けた重荷重用空気入りタイヤにおいて、第1サイプ15のピッチP1とその第1サイプ15を配置したリブ13の幅Wとの比P1/Wを上記した範囲に規定する一方、リブ13に各第1サイプ15と交差する第2サイプ16をタイヤ周方向TCに延設し、更にJATMAに記載される最大負荷能力に相当する荷重と該最大負荷能力に対応する空気圧の条件下で得られるトレッド面の接地形状において第1サイプ15がトレッド面11上で開いた状態になるように構成したのである。これによりリブ13の耐摩耗性が向上し、タイヤ寿命を長くすることができると共に、リブ13の耐偏摩耗性及び耐ティア性の低下を招くことがない。
比P1/Wが0.80より小さいと、主溝12に面するリブ13の端部が千切れ易くなり、耐ティア性が低下する。逆に比P1/Wが0.95を超えると、リブ13に偏摩耗が発生し易くなり、耐偏摩耗性が低下する。接地時に第1サイプ15がトレッド面11上で閉じた状態になると、リブ13の耐摩耗性を向上してタイヤ寿命を長くする効果を得ることができなくなる。第1サイプ15と交差する第2サイプ16をタイヤ周方向TCに延設しない場合も、同様である。
本発明において、第1サイプ15の浅い部分51と深い部分52は、上述したように左右対称に配置するのが、リブ13の剛性バランスの点から好ましいが、左右非対称に配置することも可能である。浅い部分51が占める割合としては、リブ幅方向において第1サイプ15の40〜80%を占めるようにするのがよい。浅い部分51が占める割合が40%より小さくなると、接地時に第1サイプ15の開口が閉じ易くなり、逆に80%を超えると、接地時のリブの圧縮緩和能力が低下し、偏摩耗抑制効果が低下する。なお、浅い部分51が占める割合は、トレッド表面31上においてリブ幅方向に占める割合である。
浅い部分51の深さD1としては、第1サイプ15の幅SWとの関係で、幅SWと深さD1の比SW/D1を0.25〜1.00の範囲にするのがよい。比SW/D1が0.25より小さいと、浅い部分51の深さD1が浅くなり過ぎて、接地時のリブの圧縮緩和能力が低下し、偏摩耗抑制効果が低下する。逆に比SW/D1が1.00を超えると、接地時に第1サイプ15が閉じ易くなるので、好ましくない。
タイヤ径方向最外側に位置する第4ベルト層7Dの幅Wbとタイヤ総幅Wtとの比Wb/Wtとしては、0.4〜0.6の範囲にするのがよい。比Wb/Wtを0.4以上にすることにより、リブ15の耐偏摩耗性を改善しながら、耐摩耗性を向上することができる。比Wb/Wtが0.6を超えると、耐偏摩耗性が悪化する。
第3サイプ17は、第1サイプ15との関係で、第3サイプ17のピッチP3と第1サイプ15のピッチP1との比P3/P1が0.1〜0.5の範囲となるように配置するのが、リブ13の耐偏摩耗性の点からよい。
ショルダー領域1Sのリブ14に配置する第4サイプ18は、図示するように、ピッチP4が第3サイプ17のピッチP3より大きなるようにするのが、リブ14のサイプ間の耐ティア性を高める上でよい。
第1サイプ15には、上記した実施形態では、ジグザグ状に延在する環状の第2サイプ14を交差させたが、それに代えて、図6に示すように、タイヤ周方向TCに短い長さで延在する第2サイプ20を各第1サイプ15と交差するように設けてもよい。
上記した主溝12の深さとしては、10〜20mmの範囲にすることができ、タイヤサイズにより適宜選択することができる。第1サイプ15、第2サイプ16の深さとしては、深い部分で5〜20mmの範囲にすることができる。好ましくは、深い部分で主溝12の深さの0.5〜1.0倍にするのがよい。
なお、本発明でいうサイプ15〜18とは、幅が0.5〜1.0mmの切り込みを言う。
上記実施形態では、4本の主溝12間に形成した陸部がそれぞれリブ13の例を示したが、4本の主溝12間の3本の陸部の内の少なくとも1つをリブに形成した重荷重用空気入りタイヤにも本発明は好適に用いることができる。
タイヤサイズを11R22.5で共通にし、第1サイプのピッチP1とリブ幅Wの比P1/Wと接地時の第1サイプの状態を表1のようにした図1,2に示す構成(但し、第3,4,5サイプなし)を有する本発明タイヤ1,2(本実施例1,2)と比較タイヤ1〜3(比較タイヤ1〜3)、及び本発明タイヤ2において第2サイプがない比較タイヤ4(比較例4)、タイヤ周方向に延びる第2サイプのみをタイヤ周方向に所定のピッチで配置した図7に示す構成を有する従来タイヤ1と、深さを一定(深い部分のみ)にした第1サイプのみを配置した図8に示す構成を有する従来タイヤ2をそれぞれ試験タイヤとして作製した。
各試験タイヤ共、第4ベルト層の幅Wbとタイヤ総幅Wtとの比Wb/Wtは0.5、サイプの深さは10mm、幅は0.8mmである。なお、サイプの深さは、浅い部分と深い部分を有するサイプの場合は深い部分の深さである。また、第1サイプの浅い部分が占める割合と、第1サイプの浅い部分の深さD1と第1サイプの幅SWとの比SW/D1は、表1に示す通りである。
これら各試験タイヤをリムサイズ14RPのリムに組み付け、空気圧を700kPaにして積載重量10tのトラック(2−D車)の操舵輪に使用し、車道(高速道路80%、一般道20%)を50000km走行した後、主溝間のリブの摩耗量(耐摩耗性)及び偏摩耗量(耐偏摩耗性)を測定すると共に、リブ端部の千切れ状態(耐ティア性)を目視により観察し、その評価結果を従来タイヤ1を100とする指数値で示した。この値が大きい程、それぞれの性能が優れている。
Figure 2008296643
表1から、本発明タイヤは、リブの耐偏摩耗性及び耐ティア性の低下を招くことなく、耐摩耗性を向上する、即ちタイヤ寿命を延ばすことができることがわかる。
タイヤサイズを実施例1と同じにし、接地時の第1サイプの状態を開状態にし、第1サイプのピッチP1とリブ幅Wの比P1/Wと第4ベルト層の幅Wbとタイヤ総幅Wtとの比Wb/Wtを表1のようにした、第3,4サイプない他は図1,2に示す構成を有する本発明タイヤ3〜5(実施例3〜5)と、第4サイプがない他は図1,2に示す構成を有する本発明タイヤ6(実施例6)と、第4,5サイプがある図1,2に示す構成を有する本発明タイヤ7(実施例7)をそれぞれ試験タイヤとして作製した。
本発明タイヤ6,7において、第3サイプのピッチP3と第1サイプのピッチP1との比P3/P1は0.2である。また、本発明タイヤ7において、第4サイプのピッチP4を第3サイプのピッチP3より大きく、比P4/P3は1.3である。
各試験タイヤ共、サイプの深さは10mm、幅は0.8mmである。なお、サイプの深さは浅い部分と深い部分を有するサイプの場合は深い部分の深さである。また、第1サイプの浅い部分が占める割合と、第1サイプの浅い部分の深さD1と第1サイプの幅SWとの比SW/D1は、表1に示す通りである。
これら各試験タイヤを実施例1と同様にして、耐摩耗性、耐偏摩耗性及び耐ティア性の評価試験を実施したところ、表2に示す結果を得た。
Figure 2008296643
表2から、比Wb/Wtを0.4〜0.6にした実施例4,5は、リブの耐偏摩耗性を改善しながら、耐摩耗性を向上できることがわかる。
また、第3サイプのピッチP3と第1サイプのピッチP1との比P3/P1を0.1〜0.5の範囲にする実施例6,7は、リブの耐偏摩耗性を一層改善できることがわかる。
また、ショルダー領域のリブの端部に一端のみが主溝に連通する第4サイプを第3サイプのピッチより大きいピッチで配置した実施例7は、更にリブの耐ティア性を改善できることがわかる。
本発明の重荷重用空気入りタイヤの一実施形態を示すタイヤ子午線半断面図である。 図1の重荷重用空気入りタイヤのトレッド面の部分展開図である。 図2の第1サイプをタイヤ周方向に投影した状態を示す第1サイプの説明図である。 接地時の第1サイプの開状態を説明する拡大断面図である。 図2の第2サイプの一部をタイヤ幅方向に投影した状態を示す第2サイプの説明図である。 第1サイプと交差する第2サイプの他の例を示す平面図である。 従来タイヤ1のトレッドパターンを示すトレッド面の部分展開図である。 従来タイヤ2のトレッドパターンを示すトレッド面の部分展開図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
7 ベルト層
7D 第4ベルト層
11 トレッド面
11S ショルダー領域
12 主溝
13,14 リブ
15 第1サイプ
16 第2サイプ
17 第3サイプ
18 第4サイプ
20 第2サイプ
51 浅い部分
TC タイヤ周方向

Claims (7)

  1. トレッド面にタイヤ周方向に延在する4本の主溝を配置し、該主溝間に3本の陸部を形成し、該3本の陸部の内の少なくとも1つをリブに形成し、該リブにタイヤ幅方向に延在しかつ両端が主溝に連通する第1サイプをタイヤ周方向に所定のピッチP1で配置した重荷重用空気入りタイヤにおいて、
    前記第1サイプのピッチP1と該第1サイプを配置したリブの幅Wとの比P1/Wを0.80〜0.95の範囲にする一方、該リブに各第1サイプと交差する第2サイプをタイヤ周方向に延設し、更にJATMAに記載される最大負荷能力に相当する荷重と該最大負荷能力に対応する空気圧の条件下で得られるトレッド面の接地形状において前記第1サイプをトレッド面上で開いた状態になるように構成した重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記3本の陸部をそれぞれリブに形成し、各リブに前記第1サイプと前記第2サイプを配置した請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 各第1サイプは、部分的に深さが浅い部分を有し、該浅い部分が第1サイプの40〜80%を占める請求項1または2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 前記第1サイプの浅い部分の深さD1と該第1サイプの幅SWとの比SW/D1が0.25〜1.00の範囲である請求項3に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 左右のビード部にカーカス層を延設し、トレッド部のカーカス層外周側に複数のベルト層を設け、該複数のベルト層の内、タイヤ径方向最外側に位置するベルト層の幅Wbとタイヤ総幅Wtとの比Wb/Wtを0.4〜0.6の範囲にした請求項1乃至4のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  6. 各リブのタイヤ幅方向両端部の隣接する各第1サイプ間に、一端のみが主溝に連通する第3サイプをタイヤ周方向に所定のピッチP3で配置し、該第3サイプのピッチP3と前記第1サイプのピッチP1との比P3/P1を0.1〜0.5の範囲にした請求項1乃至5のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  7. 前記4本の主溝のタイヤ幅方向両外側に位置するショルダー領域にリブを形成し、該リブの主溝に面する端部に一端のみが主溝に連通する第4サイプをタイヤ周方向に所定のピッチP4で配置し、かつ該第4サイプのピッチP4を前記第3サイプのピッチP3より大きくした請求項6に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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