JP7287178B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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規格にて定められた最大負荷能力の40%,75%,100%に対応する荷重をそれぞれW40,W75,W100(kN)とし、前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W40,W75,W100を負荷した条件にて測定されるコーナリングパワーをそれぞれCP40,CP75,CP100(kN/°)とし、前記空気入りタイヤの偏平比をRとし、その外径をD(mm)とし、その断面幅の呼びをA(mm)としたとき、前記荷重W40,W75,W100及び前記コーナリングパワーCP40,CP75,CP100が0.05≦(R×D/2A)2×[(CP100-CP75)/(W100-W75)]/[(CP75-CP40)/(W75-W40)]≦0.50の関係を満足し、
前記複数本の主溝が少なくとも1本のセンター主溝とタイヤ幅方向両側の最外側に位置する2本のショルダー主溝を含み、前記トレッド部に、前記2本のショルダー主溝の内側に区画されるセンター領域と該2本のショルダー主溝の外側に区画されるショルダー領域とを定義したとき、タイヤ子午線断面において、前記センター領域に含まれる各陸部の踏面を規定するプロファイルラインが前記センター領域の基準プロファイルラインよりもタイヤ径方向外側に突出していることを特徴とするものである。
1.02≦(LB2/LB1)/(LA2/LA1)≦1.25
1.00≦(LC2/LC1)/(LB2/LB1)≦1.20
0.75≦LB2/LB1≦1.00
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて摩擦エネルギー測定試験機に装着し、空気圧230kPa、負荷荷重4.5kNの条件下にて、トレッド部のセンター領域での平均摩擦エネルギーを測定した。測定値は、各領域で10mm間隔となるタイヤ幅方向2箇所×タイヤ周方向2箇所の計4点における摩擦エネルギーを測定し、これらを平均したものである。評価結果は、測定値の逆数を用い、各領域について従来例を100とする指数にて示した。指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて排気量2リットルの前輪駆動車に装着し、当該車両の指定空気圧を充填し、舗装路からなるテストコースにてパネラーによる走行試験を実施し、操縦安定性のリニアリティについて官能評価を行った。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。指数値が大きいほど操縦安定性のリニアリティが良好であることを意味する。
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルト補強層
10 主溝
11 センター主溝
12 ショルダー主溝
20,30,40 陸部
31 サイプ
32 周方向細溝
41 ラグ溝
42 サイプ
Claims (9)
- タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝が形成され、これら主溝により複数列の陸部が区画された空気入りタイヤにおいて、
規格にて定められた最大負荷能力の40%,75%,100%に対応する荷重をそれぞれW40,W75,W100(kN)とし、前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W40,W75,W100を負荷した条件にて測定されるコーナリングパワーをそれぞれCP40,CP75,CP100(kN/°)とし、前記空気入りタイヤの偏平比をRとし、その外径をD(mm)とし、その断面幅の呼びをA(mm)としたとき、前記荷重W40,W75,W100及び前記コーナリングパワーCP40,CP75,CP100が0.05≦(R×D/2A)2×[(CP100-CP75)/(W100-W75)]/[(CP75-CP40)/(W75-W40)]≦0.50の関係を満足し、
前記複数本の主溝が少なくとも1本のセンター主溝とタイヤ幅方向両側の最外側に位置する2本のショルダー主溝を含み、前記トレッド部に、前記2本のショルダー主溝の内側に区画されるセンター領域と該2本のショルダー主溝の外側に区画されるショルダー領域とを定義したとき、タイヤ子午線断面において、前記センター領域に含まれる各陸部の踏面を規定するプロファイルラインが前記センター領域の基準プロファイルラインよりもタイヤ径方向外側に突出していることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記センター領域の基準プロファイルラインに対する前記センター領域に含まれる各陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量Hcが0.2mm≦Hc≦1.5mmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター領域の基準プロファイルラインに対する前記センター領域に含まれる各陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量Hcの平均値Hcaveが0.2mm≦Hcave≦0.8mmの範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記複数本の主溝が少なくとも2本のセンター主溝を含み、前記センター領域において、タイヤ赤道に最も近い陸部をセンター陸部とし、それ以外の陸部をミドル陸部としたとき、前記センター領域の基準プロファイルラインに対する前記センター陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量Hccと前記センター領域の基準プロファイルラインに対する前記ミドル陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量HcmとがHcc>Hcmの関係を満足することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記ショルダー領域に含まれる各陸部の踏面を規定するプロファイルラインが前記ショルダー領域の基準プロファイルラインよりもタイヤ径方向外側に突出していることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター領域の基準プロファイルラインに対する前記センター領域に含まれる各陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量Hcの最大値Hcmaxと前記ショルダー領域の基準プロファイルラインに対する前記ショルダー領域に含まれる各陸部のプロファイルラインのタイヤ径方向外側への突出量Hsの最大値HsmaxがHcmax≧Hsmaxの関係を満足することを特徴とする請求項5に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター領域に含まれる陸部はタイヤ周方向に実質的に連続するリブ構造を有することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、規格にて定められた最大負荷能力のそれぞれ40%,75%,100%の荷重を負荷した条件にて接地した際のタイヤ周方向の最大接地長をそれぞれLA1,LB1,LC1とし、タイヤ幅方向の最大接地幅をそれぞれWA1,WB1,WC1とし、タイヤ中心位置からタイヤ幅方向外側に向かって最大接地幅WA1,WB1,WC1の40%の位置におけるタイヤ周方向の外部接地長をそれぞれLA2,LB2,LC2としたとき、前記最大接地長LA1,LB1,LC1及び前記外部接地長LA2,LB2,LC2が1.02≦(LB2/LB1)/(LA2/LA1)≦1.25、1.00≦(LC2/LC1)/(LB2/LB1)≦1.20、0.75≦LB2/LB1≦1.00の関係を満足することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記トレッド部に、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本のベルトコードを含み、層間でベルトコードが互いに交差する複数層のベルト層が埋設され、前記ベルト層のセンター部における前記ベルトコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度αが21°≦α≦30°の関係を満足することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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