JP7255327B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
規格にて定められた最大負荷能力の40%,75%,100%に対応する荷重をそれぞれW40,W75,W100(kN)とし、前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W40,W75,W100を負荷した条件にて測定されるコーナリングパワーをそれぞれCP40,CP75,CP100(kN/°)とし、前記空気入りタイヤの偏平比をRとし、その外径をD(mm)とし、その断面幅の呼びをA(mm)としたとき、前記荷重W40,W75,W100及び前記コーナリングパワーCP40,CP75,CP100が0.05≦(R×D/2A)2×[(CP100-CP75)/(W100-W75)]/[(CP75-CP40)/(W75-W40)]≦0.50の関係を満足し、
前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W75を負荷した条件にて接地した際のタイヤ幅方向の最大接地幅をWB1とし、前記トレッド部を、タイヤ赤道を中心として最大接地幅WB1の53%に相当する幅を持つセンター領域と最大接地幅WB1内で前記センター領域よりもタイヤ幅方向外側となるショルダー領域とに区分したとき、前記センター領域に含まれる少なくとも1列の陸部に複数本のサイプが形成されており、該サイプがそのエッジに面取り部を有し、前記サイプの最大深さx(mm)と前記面取り部の最大深さy(mm)がx×0.1≦y≦x×0.3+1.0の関係を満足することを特徴とするものである。
1.02≦(LB2/LB1)/(LA2/LA1)≦1.25
1.00≦(LC2/LC1)/(LB2/LB1)≦1.20
0.75≦LB2/LB1≦1.00
比Sm/Saを上記範囲に設定することにより、面取り部32の総量を十分に確保し、ウエット路面での操縦安定性とセンター領域Xcでの耐偏摩耗性をより高い次元で両立することができる。ここで、比Sm/Saが1.01より小さいと面取り部32の総量が不足するため上記性能を両立する効果が低下し、逆に1.50よりも大きいと面取り部32の総量が過大となるため上記性能を両立する効果が低下する。特に、1.05≦Sm/Sa≦1.30の関係を満足することが望ましい。
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて摩擦エネルギー測定試験機に装着し、空気圧230kPa、負荷荷重4.5kNの条件下にて、トレッド部のショルダー領域及びセンター領域での平均摩擦エネルギーを測定した。測定値は、各領域で10mm間隔となるタイヤ幅方向2箇所×タイヤ周方向2箇所の計4点における摩擦エネルギーを測定し、これらを平均したものである。評価結果は、測定値の逆数を用い、各領域について従来例を100とする指数にて示した。指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて排気量2リットルの前輪駆動車に装着し、当該車両の指定空気圧を充填し、散水されたテストコースにてパネラーによる走行試験を実施し、ウエット路面での操縦安定性に関する官能評価を行った。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。指数値が大きいほどウエット路面での操縦安定性が優れていることを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組み付けて排気量2リットルの前輪駆動車に装着し、当該車両の指定空気圧を充填し、舗装路からなるテストコースにてパネラーによる走行試験を実施し、操縦安定性のリニアリティについて官能評価を行った。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。指数値が大きいほど操縦安定性のリニアリティが良好であることを意味する。
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルト補強層
11 中央主溝
12 外側主溝
20,30,40 陸部
31 サイプ
32 面取り部
33 周方向細溝
41 ラグ溝
42 サイプ
Claims (13)
- タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝が形成され、これら主溝により複数列の陸部が区画された空気入りタイヤにおいて、
規格にて定められた最大負荷能力の40%,75%,100%に対応する荷重をそれぞれW40,W75,W100(kN)とし、前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W40,W75,W100を負荷した条件にて測定されるコーナリングパワーをそれぞれCP40,CP75,CP100(kN/°)とし、前記空気入りタイヤの偏平比をRとし、その外径をD(mm)とし、その断面幅の呼びをA(mm)としたとき、前記荷重W40,W75,W100及び前記コーナリングパワーCP40,CP75,CP100が0.05≦(R×D/2A)2×[(CP100-CP75)/(W100-W75)]/[(CP75-CP40)/(W75-W40)]≦0.50の関係を満足し、
前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、前記荷重W75を負荷した条件にて接地した際のタイヤ幅方向の最大接地幅をWB1とし、前記トレッド部を、タイヤ赤道を中心として最大接地幅WB1の53%に相当する幅を持つセンター領域と最大接地幅WB1内で前記センター領域よりもタイヤ幅方向外側となるショルダー領域とに区分したとき、前記センター領域に含まれる少なくとも1列の陸部に複数本のサイプが形成されており、該サイプがそのエッジに面取り部を有し、前記サイプの最大深さx(mm)と前記面取り部の最大深さy(mm)がx×0.1≦y≦x×0.3+1.0の関係を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記面取り部の最大幅wが前記サイプのサイプ幅tに対してt×0.8≦w≦t×5の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプがタイヤ周方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプのタイヤ周方向に対する鋭角側の傾斜角度θが40°~80°の範囲にあることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプの少なくとも一部が平面視において湾曲或いは屈曲していることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプの少なくとも一方の端部が主溝に開口していることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプと直交する断面における前記面取り部の輪郭の少なくとも一部を湾曲或いは屈曲させることで、該面取り部の輪郭を直線とした場合の該面取り部の仮想断面積よりも該面取り部の実断面積を大きくしたことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイプと直交する断面における前記面取り部の輪郭の少なくとも一部を湾曲或いは屈曲させることで、該面取り部の輪郭を直線とした場合の該面取り部の仮想断面積よりも該面取り部の実断面積を小さくしたことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記面取り部が前記サイプと平行に延在することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記最大接地幅WB1により規定される前記トレッド部の接地領域において、前記面取り部を含めた溝面積Smと前記面取り部を含めない溝面積Saが1.01≦Sm/Sa≦1.50の関係を満足することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター領域における前記面取り部を含めない溝面積の比率Sarが5%~30%の範囲にあることを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記空気入りタイヤに230kPaの空気圧を充填し、規格にて定められた最大負荷能力のそれぞれ40%,75%,100%の荷重を負荷した条件にて接地した際のタイヤ周方向の最大接地長をそれぞれLA1,LB1,LC1とし、タイヤ幅方向の最大接地幅をそれぞれWA1,WB1,WC1とし、タイヤ中心位置からタイヤ幅方向外側に向かって最大接地幅WA1,WB1,WC1の40%の位置におけるタイヤ周方向の外部接地長をそれぞれLA2,LB2,LC2としたとき、前記最大接地長LA1,LB1,LC1及び前記外部接地長LA2,LB2,LC2が1.02≦(LB2/LB1)/(LA2/LA1)≦1.25、1.00≦(LC2/LC1)/(LB2/LB1)≦1.20、0.75≦LB2/LB1≦1.00の関係を満足することを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記トレッド部に、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本のベルトコードを含み、層間でベルトコードが互いに交差する複数層のベルト層が埋設され、前記ベルトコードのタイヤ中心位置でのタイヤ周方向に対する傾斜角度αが21°≦α≦30°の関係を満足することを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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