JP6760003B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ビードコアを具えた空気入りタイヤに関する。
従来から、空気入りタイヤにおいて、例えば、旋回走行時に作用する大きな横力によって、リムとビード部との間に隙間が生じ、ビード部の剛性が低下するので、操縦安定性能が悪化することが知られていた。このようなリムとビード部との間の隙間の形成を抑制するため、ビード部の剛性を高めて、リムへの締め付け力を増加させることで、リムとビード部との密着性を高めることが考えられる。
しかしながら、このような空気入りタイヤは、ビード部とリムとを嵌め合わせしづらくなり、リムとの嵌合性が悪化しやすいという問題があった。
特開2000−198327号公報
本発明は、以上のような実情に鑑みなされたもので、ビード部のビード底面を改善することを特徴として、リムとの嵌合性及び操縦安定性能をバランス良く向上し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部を有する空気入りタイヤであって、前記各ビード部のタイヤ軸方向の外側面であるフランジ当接面間のタイヤ軸方向の距離が、正規リムのリム幅に一致するように前記ビード部を保持した非リム組み状態において、前記ビード部は、ビードトウからタイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に向かって傾斜するビード底面を有し、前記ビード底面は、前記ビードトウからタイヤ軸方向に対して17〜24度の角度αでタイヤ軸方向外側にのびるトウ側部分と、前記トウ側部分のタイヤ軸方向外側に位置しかつタイヤ軸方向に対して3〜7度の角度βでタイヤ軸方向外側にのびるヒール側部分と、前記ヒール側部分と前記フランジ当接面との間を滑らかに接続する曲率半径Rが1.5〜3.5mmのヒール側円弧部分とを含む。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記非リム組み状態において、前記ビードトウから前記フランジ当接面までのタイヤ軸方向の距離であるビード底面幅Aが、前記ビードコアのタイヤ軸方向の最大幅Bの1.7〜2.4倍であるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記非リム組み状態において、前記ビード部において、前記ビードコアと前記フランジ当接面との間のタイヤ軸方向のゴム厚さaが、前記ビードコアと前記ビードトウとの間のタイヤ軸方向のゴム厚さbよりも小さいのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ゴム厚さbが、前記ビードトウから前記フランジ当接面までのタイヤ軸方向の距離であるビード底面幅Aの0.2倍以上であるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ビード部が、前記ビードコアのタイヤ軸方向内側に、第1ゴム部と、前記第1ゴム部よりもタイヤ軸方向内側に配される第2ゴム部とを含み、前記第2ゴム部は、前記第1ゴム部よりもブチルゴムを多く含有するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、ビード部にビードトウからタイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に向かって傾斜するビード底面を有している。
非リム組み状態において、ビード底面は、ビードトウからタイヤ軸方向外側にのびるトウ側部分と、トウ側部分のタイヤ軸方向外側に位置するヒール側部分と、ヒール側部分とフランジ当接面との間を滑らかに接続するヒール側円弧部分とを含んでいる。トウ側部分は、タイヤ軸方向に対して17〜24度の角度αで傾斜している。ヒール側部分は、タイヤ軸方向に対して3〜7度の角度βでタイヤ軸方向外側にのびている。ヒール側円弧部分は、曲率半径Rが1.5〜3.5mmである。このようなトウ側部分は、旋回走行時において大きな横力が作用した場合でも、リムとの密着性を確保し得るので、操縦安定性能の低下を抑制する。また、ヒール側部分及びヒール側円弧部分は、リムへの締め付け力を小さくしてリムとの嵌合性を確保しつつ、ビード部とリムのリムフランジ面との密着性を高めて操縦安定性能を高め得る。
従って、本発明の空気入りタイヤは、リムとの嵌合性及び操縦安定性能がバランス良く向上する。
本発明の非リム組み状態の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。 図1のビード部の拡大図である。 正規状態のビード部の拡大図である。 図1のビード部の拡大図である。 (a)、(b)は、他の実施形態のビードコアの断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1の非リム組み状態のタイヤ回転軸(図示省略)を含むタイヤ子午線断面図である。本発明は、自動二輪車用の他、乗用車用のタイヤ1として好適に用いられる。
前記「非リム組み状態」とは、本明細書では、タイヤ1がビード部4のタイヤ軸方向の外側面であるフランジ当接面8、8間のタイヤ軸方向の距離Wa(図2に示す)が、タイヤ1に装着される正規リム(以下、単に「リム」という場合がある。)30のリム幅Wbに一致するようにビード部4を保持した状態をいう。以下、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等はこの非リム組み状態で測定された値である。
「正規リム」30とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"である。
図1に示されるように、リム30は、本実施形態では、フランジ当接面8が接触するリムフランジ面31と、リムフランジ面31よりもタイヤ軸方向内側に配されるリムシート面32とを有している。リムフランジ面31は、本実施形態では、直線状にのびる直線部31a(図2に示す)を有している。リムシート面32には、ビード部4のタイヤ半径方向の内面4aが着座する。リムシート面32は、本実施形態では、タイヤ軸方向に対する角度θ(図2に示す)が5度で傾斜している。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向外側に配されるベルト層7と、ビード部4に埋設されるビードコア5とを具える。
カーカス6は、少なくとも1枚、本実施形態では、1枚のカーカスプライ6Aで形成されている。カーカスプライ6Aは、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aの両側に連なりかつビードコア5の回りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部6b、6bとを含んでいる。
ベルト層7は、トレッド部2の内方に埋設され、両側のトレッド端Te近傍までのびている。ベルト層7は、本実施形態では、タイヤ半径方向の内外に配された2枚のベルトプライ7A、7Bで構成されている。
ビード部4は、本実施形態では、タイヤ子午線断面において、フランジ当接面8と、フランジ当接面8に連なるビード底面9と、ビード底面9に連なるビード内側面10とを有している。ビード底面9は、タイヤ半径方向の最内端4iであるビードトウ13を含んでいる。ビードトウ13は、本実施形態では、ビード部4のタイヤ軸方向の最内端も構成している。
図2に示されるように、フランジ当接面8は、本実施形態では、正規状態のタイヤ1(図3に示す)では、リムフランジ面31の直線部31aに接してタイヤ半径方向に直線状にのびる第1直線状部14を含んでいる。なお、非リム組み状態において、本実施形態のフランジ当接面8は、直線状を形成していない態様を含んでいる。前記フランジ当接面8、8間の距離Waは、正規状態のタイヤ1に現れる第1直線状部14のタイヤ半径方向の内端14aと同じ位置で測定される距離である。
「正規状態」とは、タイヤ1が正規リム30にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
ビード内側面10は、本実施形態では、ビードトウ13からリム30に接触することなくタイヤ半径方向外側にのび、タイヤ1の内腔面2bを形成している。
ビード底面9は、ビードトウ13からタイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に向かって傾斜してのび、フランジ当接面8よりもタイヤ軸方向内側に配されている。
ビード底面9は、本実施形態では、トウ側部分15とヒール側部分16とヒール側円弧部分17とを含んでいる。
トウ側部分15は、非リム組状態において、ビードトウ13からタイヤ軸方向に対して17〜24度の角度αでタイヤ軸方向外側にのびている。角度αが17度未満の場合、内圧充填時におけるトウ側部分15とリムシート面32との密着性が低下し、操縦安定性能が悪化する。角度αが24度を超える場合、リムとの嵌合性が悪化する。
トウ側部分15は、本実施形態では、非リム組状態において、直線状にのびる第2直線状部15aを含んでいる。第2直線状部15aは、リムシート面32との、嵌合性と密着性とをバランス良く向上する。
第2直線状部15aのタイヤ軸方向の長さLaは、例えば、ビードトウ13からフランジ当接面8までのタイヤ軸方向の距離であるビード底面幅A(図4に示す)の35%〜65%であるのが望ましい。第2直線状部15aの長さLaが、ビード底面幅Aの35%未満の場合、リムシート面32との密着性が悪化するおそれがある。第2直線状部15aの長さLaが、ビード底面幅Aの65%を超える場合、リムシート面32との嵌合性が悪化するおそれがある。本実施形態では、ビード底面幅Aは、ビードトウ13からフランジ当接面8の第1直線状部14の内端14aまでのタイヤ軸方向の距離である。
ヒール側部分16は、トウ側部分15のタイヤ軸方向外側に位置しかつタイヤ軸方向に対して3〜7度の角度βでタイヤ軸方向外側にのびている。ヒール側部分16の角度βが3度未満、又は7度を超える場合、ヒール側部分16とリムシート面32との密着性が低下する。また、タイヤ1をリム30に嵌合するとき、ビードコア5の断面中心を中心軸としたビード廻りの回転運動が阻害され、リムとの嵌合性が悪化する。
ヒール側部分16は、本実施形態では、直線状にのびる第3直線状部16aを含んでいる。このような第3直線状部16aも、リムシート面32との密着性を高めるので、操縦安定性能が向上する。ヒール側部分16のタイヤ軸方向の外端16e、本実施形態では、第3直線状部16aのタイヤ軸方向の外端16eとリム30との接点が、予め規格によって定められているリム径よりも0〜1.5mm(通常は1.0mm)小さい径Dの基準となる。
第3直線状部16aのタイヤ軸方向の長さLbは、例えば、第2直線状部15aの長さLaよりも小さいのが望ましい。大きな横力が作用する旋回走行時には、ビードコア5の断面中心を中心軸としたビード廻りの回転運動が生じるので、ビードコア5からタイヤ軸方向に大きく離間した第2直線状部15aには、第3直線状部16aに比して大きなモーメントが作用する。従って、第2直線状部15aの長さLaを第3直線状部16aの長さLbよりも大きくすることで、第2直線状部15a側でリムシート面32との大きな密着性が発揮され、操縦安定性能を大きく向上し得る。このような観点より、第3直線状部16aの長さLbは、ビード底面幅Aの10%〜30%であるのが望ましい。
トウ側部分15とヒール側部分16とは、本実施形態では、タイヤ半径方向外側に凸の円弧状となる円弧状部18で滑らかに接続されている。このような円弧状部18は、リムシート面32との間の隙間の形成を抑制し、密着性を高めるのに役立つ。本実施形態では、円弧状部18のタイヤ軸方向の内端18iでの接線18cが、第2直線状部15aと一致している。
特に限定されるものではないが、円弧状部18は、その曲率半径r(図4に示す)が3〜8mmであるのが望ましい。
なお、トウ側部分15又はヒール側部分16のいずれかが、前記直線状部を含まず、円弧状のみで形成される場合、直線状部と円弧状の部分とで、トウ側部分15とヒール側部分16とが区分される。また、トウ側部分15又はヒール側部分16が円弧状のみで形成される場合、そのタイヤ軸方向に対する角度α又はβは、円弧状のタイヤ軸方向の両端間を結ぶ仮想線で特定される。
ヒール側円弧部分17は、ヒール側部分16とフランジ当接面8との間を滑らかに接続している。ヒール側円弧部分17は、本実施形態では、正規状態のタイヤ1において現れるフランジ当接面8の第1直線状部14と滑らかに接続されている。また、ヒール側円弧部分17は、本実施形態では、ヒール側部分16の第3直線状部16aと滑らかに接続されている。具体的には、ヒール側円弧部分17のタイヤ軸方向の内端17iでの接線17cと第3直線状部16aとが一致している。
図4に示されるように、非リム組み状態において、ヒール側円弧部分17の曲率半径Rは、1.5〜3.5mmである。ヒール側円弧部分17の曲率半径Rが1.5mm未満の場合、又は、3.5mmを超える場合、リムシート面32とヒール側円弧部分17との密着性が低下し、操縦安定性能が悪化する。
非リム組み状態において、ビード底面幅Aは、ビードコア5のタイヤ軸方向の最大幅Bの1.7〜2.4倍であるのが望ましい。ビード底面幅Aがビードコア5の最大幅Bの1.7倍未満の場合、ビード底面9とリムシート面32との密着性が低下し、操縦安定性能が悪化するおそれがある。ビード底面幅Aがビードコア5の最大幅Bの2.4倍を超える場合、ビード部4とリム30との嵌合性が悪化するおそれがある。
非リム組み状態のビード部4において、ビードコア5とフランジ当接面8との間のタイヤ軸方向のゴム厚さaは、ビードコア5とビードトウ13との間のタイヤ軸方向のゴム厚さbよりも小さいのが望ましい。前記ゴム厚さaが前記ゴム厚さbよりも大きい場合、ビードコア5のタイヤ半径方向内側に配されるゴム容積が大きくなり、高い締め付け力が作用されず、操縦安定性能が悪化するおそれがある。前記ゴム厚さaが前記ゴム厚さbよりも過度に小さい場合、ビードコア5のタイヤ半径方向内側に配されるゴム容積が小さくなり、その変形量が小さくなるので、嵌合性能が悪化するおそれがある。このような観点より、前記ゴム厚さaは、前記ゴム厚さbの0.4〜0.7倍程度が望ましい。本実施形態では、ゴム厚さaは、ビードコア5のタイヤ軸方向の外端と、正規状態に現れる前記内端14aとの間のタイヤ軸方向の距離である。
上述の作用を効果的に発揮させるため、ゴム厚さbは、ビード底面幅Aの0.2倍以上であるのが望ましい。また、ゴム厚さbは、ビード底面幅Aの0.4倍以下であるのが望ましい。
図3に示されるように、ビード部4は、本実施形態では、ビードコア5のタイヤ軸方向内側に、第1ゴム部25と、第1ゴム部25よりもタイヤ軸方向内側に配される第2ゴム部26とを含んでいる。これにより、ビード部4のタイヤ軸方向内側のゴム容積が確保され、リムとの嵌合性や操縦安定性能の向上を確保することができる。
また、第2ゴム部26は、本実施形態では、第1ゴム部25よりもブチルゴムを多く含有している。また、カーカス6の本体部6aよりもタイヤ軸方向内側に第1ゴム部25が配されている。ブチルゴムを多く含有する第2ゴム部26は、タイヤ1の内圧を高く維持し得るが、カーカス6との接着性が小さい。このため、ブチルゴム含有率の小さい第1ゴム部25を第2ゴム部26とカーカス6との間に設けることにより、第1ゴム部25と第2ゴム部26との接着性、及び、第1ゴム部25とカーカス6との接着性が確保されるので、操縦安定性能が向上する。このような第1ゴム部25は、粘着性に優れた例えば天然ゴムリッチのゴム配合が採用されたタイガムであるのが望ましい。
第1ゴム部25及び第2ゴム部26は、本実施形態では、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨って形成されている。第1ゴム部25は、カーカスプライ6Aの折返し部6bとともに、ビードコア5のタイヤ軸方向の外側面5bに沿ってのびて終端している。第2ゴム部26は、ビードコア5のタイヤ軸方向の内側面5cに沿ってのび、ビードコア5のタイヤ半径方向の内側面5aよりもタイヤ半径方向の内側で終端している。このような第1ゴム部25及び第2ゴム部26は、従来のタイヤ1のビード部4に比して、ビード部4のゴム容積を大きくするので、リムとの嵌合性と操縦安定性能とをさらにバランス良く向上する。
また、ビード部4には、リムズレ防止用のチェーファゴム27が設けられている。チェーファゴム27は、本実施形態では、ビード部4の外面を形成し、ビードコア5を囲うように略U字状に形成されている。
ビードコア5は、タイヤ子午線断面図において、本実施形態では、台形状に形成されている。しかしながら、このような態様に限定されるものではなく、図5に示されるように、ビードコア5は、タイヤ子午線断面図において、四角形状(図5(a)に示す)を含む多角形状や、円形状(図5(b)に示す)でも良い。なお、図5には、ビードコア5を構成する金属ワイヤ20が示される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1の基本構造をなすサイズ180/55ZR17の自動二輪車用空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及びリムとの嵌合性がテストされた。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
各テストタイヤが、下記の条件で、排気量1300ccの自動二輪車の後輪に装着された。なお、前輪には、市販タイヤが装着されている。そして、テストライダーが、テスト車両をドライアスファルト路面の周回コースであるテストコースを走行させ、このときのハンドル応答性、剛性感、グリップ力、及び過渡特性に関する走行特性がテストライダーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点で表され、数値が大きいほど良好である。
リム:MT5.50×17
内圧:290kPa
<嵌合性>
各テストタイヤを上記リムにリム組みする際、空気を徐々に注入して、ビード部がリムのハンプを乗り越えるときの圧力(嵌合圧)が計測された。結果は、各実施例及び各比較例の圧力を比較例1の圧力で除して100を掛けた値とする指数で表された。数値は、大きい方が良好である。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006760003
Figure 0006760003
表1から明らかなように、実施例の空気入りタイヤは、比較例に比べて操縦安定性能と、リムとの嵌合性とが有意にバランス良く向上していることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
4 ビード部
9 ビード底面
8 フランジ当接面
13 ビードトウ
11 トウ側部分
12 ヒール側部分
13 ヒール側円弧部分

Claims (5)

  1. それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部を有する空気入りタイヤであって、
    前記各ビード部のタイヤ軸方向の外側面であるフランジ当接面間のタイヤ軸方向の距離が、正規リムのリム幅に一致するように前記ビード部を保持した非リム組み状態において、
    前記ビード部は、ビードトウからタイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に向かって傾斜するビード底面を有し、
    前記ビード底面は、
    前記ビードトウからタイヤ軸方向に対して17〜24度の角度αでタイヤ軸方向外側にのびるトウ側部分と、
    前記トウ側部分のタイヤ軸方向外側に位置しかつタイヤ軸方向に対して3〜7度の角度βでタイヤ軸方向外側にのびるヒール側部分と、
    前記ヒール側部分と前記フランジ当接面との間を滑らかに接続する曲率半径Rが1.5〜3.5mmのヒール側円弧部分とを含む空気入りタイヤ。
  2. 前記非リム組み状態において、前記ビードトウから前記フランジ当接面までのタイヤ軸方向の距離であるビード底面幅Aは、前記ビードコアのタイヤ軸方向の最大幅Bの1.7〜2.4倍である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記非リム組み状態において、前記ビード部において、前記ビードコアと前記フランジ当接面との間のタイヤ軸方向のゴム厚さaは、前記ビードコアと前記ビードトウとの間のタイヤ軸方向のゴム厚さbよりも小さい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ゴム厚さbは、前記ビードトウから前記フランジ当接面までのタイヤ軸方向の距離であるビード底面幅Aの0.2倍以上である請求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ビード部は、前記ビードコアのタイヤ軸方向内側に、第1ゴム部と、前記第1ゴム部よりもタイヤ軸方向内側に配される第2ゴム部とを含み、
    前記第2ゴム部は、前記第1ゴム部よりもブチルゴムを多く含有する請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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