JP2001206006A - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

自動二輪車用空気入りタイヤ

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JP2001206006A
JP2001206006A JP2000014701A JP2000014701A JP2001206006A JP 2001206006 A JP2001206006 A JP 2001206006A JP 2000014701 A JP2000014701 A JP 2000014701A JP 2000014701 A JP2000014701 A JP 2000014701A JP 2001206006 A JP2001206006 A JP 2001206006A
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rubber
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carcass
tread
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Takeshi Ishikawa
毅 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナリング性能を向上させる。 【解決手段】 トレッド部の端縁2e、2e間のタイヤ
軸方向距離であるトレッド巾TWがタイヤ最大幅をな
し、かつトレッド面2Sがタイヤ半径方向外側に凸で円
弧状に湾曲する自動二輪車用タイヤ1である。タイヤ1
は、トレッド部2からサイドウォール部3を通りビード
部4のビードコア5に至る本体部6aにビードコア5の
周りを折返した折返し部6bを有する少なくとも1枚の
カーカスプライ6Aを有するカーカス6を具える。カー
カス6のタイヤ内腔i側には、空気透過性の低いゴム材
からなるインナーライナーゴム9が配される。該インナ
ーライナーゴム9は、300%モジュラスが5000k
Pa以下、かつ破断時の応力が11700kPa以上、
しかも破断時の伸びが500%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーナリング性能
を向上させ、かつ乗り心地を改良した自動二輪車用空気
入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動二輪車用空気入りタイヤにおいても、安全性の面か
ら乗用車用タイヤと同様に急速にチューブレス化が進み
つつある。一般に、チューブレスタイヤは、タイヤ内腔
面に空気透過性の低いゴム材からなるインナーライナー
ゴムを配することにより、タイヤ内圧を保持する。また
このような空気透過性の低いゴム材としては、乗用車用
タイヤと同様のゴム材からなるブチルゴムが一般的に用
いられている。
【0003】ところが、発明者らの種々の実験の結果、
チューブレスタイプの自動二輪車用空気入りタイヤは、
チューブ付きの自動二輪車用空気入りタイヤに比べる
と、乗り心地に劣る他、コーナリング特性、とりわけレ
ース等の高速走行に供される場合、サーキットでのコー
ナリング中にタイヤが細かく跳ね上がりながら横滑りす
るいわゆる「チャタリング」と呼ばれる現象が生じやす
いことが分かった。
【0004】発明者らは、このような問題点について鋭
意検討を進めたところ、自動二輪車は車体を傾けること
によりタイヤにキャンバー角を与え、遠心力と逆向きの
キャンバースラストを発生させてコーナリングを行うと
いう四輪自動車とは全く異なったコーナリング機能を持
っており、タイヤの微妙な剛性バランスの違いがこのよ
うなコーナリング特性に大きく影響することを見出し
た。そして、さらに検討を進めたところ、従来、四輪自
動車用タイヤにおいては走行性能には殆ど関与しないと
考えられていたインナーライナーゴムの剛性等が、自動
二輪車用タイヤではコーナリング特性などに大きな影響
を及ぼすことを突き止め本発明を完成させるに至った。
【0005】以上のように本発明は、タイヤ内圧保持機
能を確保しつつコーナリング性能及び乗り心地を改善し
うるチューブレスタイプの自動二輪車用空気入りタイヤ
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド部の端縁間のタイヤ軸方向距離で
あるトレッド巾がタイヤ最大幅をなし、かつ該トレッド
部の端縁間のトレッド面がタイヤ半径方向外側に凸で円
弧状に湾曲するとともに、トレッド部からサイドウォー
ル部を通りビード部のビードコアに至る本体部に該ビー
ドコアの周りを折返して係止された折返し部を設けた少
なくとも1枚のカーカスプライを有するカーカスを具え
た自動二輪車用空気入りタイヤであって、該カーカスの
タイヤ内腔側に、空気透過性の低いゴム材からなるイン
ナーライナーゴムを具えるとともに、該インナーライナ
ーゴムは、300%モジュラスが5000kPa以下で
あり、かつ破断時の応力が11700kPa以上であ
り、しかも破断時の伸びが500%以上であることを特
徴としている。
【0007】このように本発明では、インナーライナー
ゴムの300%モジュラス等を規制したことにより、イ
ンナーライナーゴムの剛性を従来に比して低下させるこ
とができる。これにより、タイヤはコーナリング走行中
に必要とされるトレッド部、サイドウォール部などの撓
みを十分に得つつ路面を効果的にグリップでき、前述の
チャタリングの発生を抑制してコーナリング性能を向上
しうる。さらに、タイヤ全体の縦剛性を下げることが可
能となるため乗り心地をも向上しうる。
【0008】なお前記インナーライナーゴムと前記カー
カスとの間に、300%モジュラスが、6850〜15
000kPaであるインスレーションゴムを配すること
も好ましく実施しうる。これによって、カーカスとイン
ナーライナーゴムとの剛性段差を緩和することができ、
応力集中などを効果的に防止してタイヤの耐久性を高め
るのに役立つ。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には、本実施形態の自動二輪車
用空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということが
ある)1のタイヤ子午線断面図を示し、図2には、図1
のX−X断面の部分断面図を示している。図においてタ
イヤ1は、トレッド部2の端縁2e、2e間のタイヤ軸
方向距離であるトレッド巾TWがタイヤ最大幅をなし、
かつ該端縁2e間のトレッド面2aがタイヤ半径方向外
側に凸で円弧状に湾曲する如く構成される。これによ
り、タイヤ1は、自動二輪車を傾けてコーナリングを行
う際に、トレッド部の端縁2e付近までを円滑に接地さ
せ、キャンバースラストを発生させうる。
【0010】また、タイヤ1は、トレッド部2の両端か
らタイヤ半径方向内側に向けてのびるサイドウォール3
と、該サイドウォール3のタイヤ半径方向内端に位置す
るビード部4とを有し、前記ビード部4に埋設されたビ
ードコア5、5間をトロイド状に跨るカーカス6と、こ
のカーカス6の外側かつトレッド部2の内部に配された
ブレーカ層7とを具えている。
【0011】前記カーカス6は、トレッド部2からサイ
ドウォール部3を通りビード部4に埋設されたビードコ
ア5に至る本体部6aに、該ビードコア5の周りを折返
した折返し部6bを一体に設けた少なくとも1枚、本例
ではタイヤ半径方向内、外で重なる2枚のカーカスプラ
イ6A、6Bからなるものが例示されている。また各カ
ーカスプライ6A、6Bは、本例ではカーカスコード6
c(図2に示す)を平行に配列したコード配列体の両側
をトッピングゴム6gにて被覆して形成されている。ま
た本例のカーカスプライ6A、6Bは、タイヤ赤道Cに
対して約35°度の角度で傾斜させて配列したバイアス
構造であって、各プライ6A、6Bのカーカスコード6
cは同一角度でかつ互いに交差するように配置されてい
る。また前記カーカスコード6cには、例えばナイロ
ン、レーヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の有
機繊維コードが好適に用いられ、本例では940d/2
のナイロンコードが使用される。
【0012】なお前記本体部6aと折返し部6bとの間
には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側へ断面
略三角形状でのびるビードエーペックスゴム8が配置さ
れている。なお本例では、前記内のカーカスプライ6A
と外のカーカスプライ6Bとの各折返し部6bの外端高
さを違えることにより、該外端近傍にて発生する歪を緩
和している。またカーカスプライの本体部6aの中間を
通るカーカスラインは、タイヤ赤道面Cからカーカスの
最大巾部分を経てさらにビードエーペックスゴム8の半
径方向外方まで円弧形状で形成されている。
【0013】前記ブレーカ層7は、本実施形態ではタイ
ヤ半径方向内、外で重なる2枚のブレーカープライ7
A、7Bから構成される。各ブレーカプライ7A、7B
は、本例ではタイヤ半径方向内側のブレーカプライ7A
を略トレッド巾をなす幅広とし、その外側のブレーカプ
ライ7Bをこれよりも狭巾としプライ端部の重複を防止
することで応力集中を緩和している。各ブレーカプライ
7A、7Bのコードはタイヤ赤道Cに対して40°の略
同一角度でかつ互いに交差する向きに重ねられる。前記
コードには、例えばナイロン、レーヨン、ポリエステ
ル、芳香族ポリアミド等の有機繊維やスチールコードが
用いられ、本実施例では1670d/2のナイロンコー
ドが用いられている。なお、図示していないが、このよ
うなブレーカ層は、例えば1ないし少数本のコードをト
ッピングゴムにて被覆した小巾かつ長尺の帯状プライを
螺旋巻きすることによっても形成しうる。
【0014】またタイヤ1は、前記カーカス6のタイヤ
内腔i側に、空気透過性の低いゴム材からなるインナー
ライナーゴム9を具えたチューブレスタイヤとして構成
される。このインナーライナーゴム9は、本例ではビー
ドコア5、5間をトロイド状に跨ってタイヤ内腔iのほ
ぼ全域に配置されたものが例示される。このような空気
透過性の低いゴム材としては、例えばブチルゴム又はそ
の誘導体を10重量%以上含有するブチル系ゴムが好ま
しい。ブチルゴム(IIR)は、イソブチレンと少量の
イソプレンとの共重合体であり、又その誘導体として
は、前記ブチルゴムに塩素、臭素等を反応させてなる例
えば塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム等のハロゲン
化ブチルゴムがあげられる。なおこのようなブチル系ゴ
ムには、ブチルゴム又はその誘導体以外のゴム成分とし
て、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチ
レン・ブタジエンゴム(SBR)等のジエン系ゴムを含
ませることができ、その他、カーボンブラック等の補強
剤、加硫剤、加硫促進剤、オイル、亜鉛華などを適宜添
加させうる。またインナーライナーゴム9は、ゴム厚さ
を増すことにより、例示のブチル系ゴム以外のゴム、例
えば天然ゴムなども用いることができる。
【0015】そして本発明では、このインナーライナー
ゴム9は、加硫後の物性において、300%モジュラス
が5000kPa以下であり、かつ破断時の応力が11
700kPa以上であり、しかも破断時の伸びが500
%以上であることを特徴の一つとしている。
【0016】このようにインナーライナーゴム9の物性
を規制したことにより、必要かつ十分な耐久性を確保し
つつインナーライナーゴム9の剛性を従来に比して低下
させることができる。これにより、インナーライナーゴ
ム9によってタイヤの剛性が過度に高められることがな
く、タイヤ旋回走行中に必要なタイヤのサイド部などの
たわみを有効に確保し、路面を十分にグリップして前述
のチャタリング等を抑制しコーナリング性能を向上しう
る。さらにタイヤ全体の縦剛性も低下させることが可能
となるため、衝撃吸収性を高め乗り心地をも向上しう
る。このような観点より、インナーライナーゴム9の3
00%モジュラスは、より好ましくは490〜4500
kPa、さらに好ましくは980〜2950kPaとす
るのが望ましい。
【0017】またこのような低モジュラスゴム材をイン
ナーライナーゴム9として用いると、タイヤ走行中の繰
り返し発生する撓みにより、耐久性不足、より具体的に
はクラック等の発生も考えられる。そこで、本発明では
インナーライナーゴム9のゴム材の破断時の応力を11
700kPa以上とし、しかも破断時の伸びを500%
以上とすることによって、このような問題を解決してい
る。なお、さらに好ましくは、インナーライナーゴム9
は、破断時の応力を、13700〜19700kPaの
範囲とし、破断時の伸びを、700〜800%の範囲に
設定するのが望ましい。またこのようなインナーライナ
ーゴム9の厚さt1は例えば0.5〜2.0mm程度が望
ましい。
【0018】また本例では、図2に示した如く、前記イ
ンナーライナーゴム9と前記カーカス6との間に、イン
スレーションゴム10を配したものが例示されている。
このインスレーションゴム10は、例えば前記カーカス
プライ6A、6Bのトッピングゴム6gと同一のゴム組
成物とすることが望ましい。より具体的にはブチルゴム
又はその誘導体などを含まないゴム組成物であることが
好ましい。ブチルゴムは一般にカーカスコード6cに使
用される有機繊維コードなどとの接着が劣るからであ
る。本例のインスレーションゴム10(及びカーカスプ
ライのトッピングゴム6g)は、ブチルゴム又はその誘
導体などを含まずかつ天然ゴムを主成分とするジエン系
ゴムから構成しており、例えば加硫後の物性において、
300%モジュラスが、6850kPa以上、より好ま
しくは6850〜15000kPaのゴム材から形成す
るのが望ましい。
【0019】このように、インナーライナーゴム9に比
して高モジュラスのインスレーションゴム10を前記カ
ーカス6とインナーライナーゴム9との間に配すること
により、インナーライナーゴム9とカーカス6とが直接
接触するのを防止できる。これはタイヤ成形工程、加硫
工程などでのカーカスの湾曲変形に伴い、例えばインナ
ーライナーゴム9がタイヤ半径方向外方(カーカス側)
へと偏って移行することなどを有効に防止し、加硫後の
タイヤのインナーライナー層の均一なゴム厚さを確保す
るのに役立つほか、インナーライナーゴム9の加硫接着
性をも向上しうる。
【0020】このような観点より、インスレーションゴ
ム10の加硫後のゴム物性は、さらに好ましくは、30
0%モジュラスが9800〜15000kPa、破断時
の応力は、8800〜11300kPa、破断時の伸び
は、300〜400%に設定されるのが望ましく、また
その厚さt2は、例えば0.3〜1.0mm程度とするの
が望ましい。
【0021】図3には、本発明の他の実施形態として、
図1のX−X断面に相当する位置の部分断面図を示して
いる。この例では、インナーライナーゴム9が、配合が
異なる複数層からなり、本例ではタイヤ半径方向内側の
第1のインナーライナーゴム9aと、その外側に重なる
第2のインナーライナーゴム9bとを含むものが例示さ
れており、インスレーションゴム10、カーカス6等
は、前記実施形態と同一としている。
【0022】前記第2のインナーライナーゴム9bに
は、例えば第1のインナーライナーゴム9Aとインスレ
ーションゴム10との中間的な物性のゴム材が使用さ
れ、これらの層間の剛性段差による剪断歪を緩和するこ
とができ、タイヤの耐久性をさらに向上するのに役立
つ。なお「中間的な物性」とは、少なくとも300%モ
ジュラス、破断時の応力、及び破断時の伸びの各値が、
第1のインナーライナーゴム9aとインスレーションゴ
ム10の各対応する値の間に含まれていることを言う。
【0023】なお例えば、第2のインナーライナーゴム
9bに、第1のインナーライナーゴム9aと同一のゴム
組成物を適用することも勿論可能である。このとき、第
1のインナーライナーゴム9aと第2のインナーライナ
ーゴム9bとの加硫接着を防止する非接着剤ないし非接
着層等を配して互いに加硫接着させず離間し得るように
形成しても良い。これによって、第1、第2のインナー
ライナーゴム9a、9b間での加硫時のゴムの移行を防
止することができ、例えばインナーライナーゴム9の厚
さを均一かつ十分に確保することも可能になる。
【0024】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は例示のバイアス構造に限定されず、ラジアル構造を
有する自動二輪車用空気入りタイヤにも適用することが
できるのは言うまでもない。
【0025】
【実施例】タイヤサイズが90/80−17であり、か
つ図1、図2に示す構成を有するタイヤ(実施例)につ
いて試作し、その性能をテストした。なお比較のため、
インナーライナーゴムの配合を変えた本発明外のタイヤ
(比較例1〜3)についても併せて試作し性能を比較し
た。テスト条件は下記の通りである。
【0026】(1)エアシール性 チューブレス用リム(サイズ:2.15×17)にリム
組後、180kPaに内圧を充填し、3ヶ月間放置した
後に内圧を測定し、低下内圧を調べた。 (2)チャタリング性能、乗り心地 チューブレス用リム(サイズ:2.15×17)にリム
組し、180kPaに内圧を充填し、排気量50cm3
4サイクルエンジンの国産自動二輪車の前輪に装着し、
テストコースの乾燥路・舗装路面を走行させ、ドライバ
ーによる官能評価を行った。評価は5点法で行い、数値
が高いほど良好な結果を示す。 (3)インナーライナーゴムの耐久性 チューブレス用リム(サイズ:2.15×17)にリム
組し、180kPaに内圧を充填し、室内台上試験機
で、荷重2256N、速度65km/h、室内温度20℃
で、1000時間走行させた後、タイヤ内腔(インナー
ライナーゴム)を目視にて観察し評価した。各タイヤの
仕様を表1に、またインナーライナーゴムの配合例を表
2にそれぞれ示すが、実施例のものは、いずれの性能に
ついても高いレベルを示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動二輪車用空
気入りタイヤは、チューブレスタイヤとしての空気保持
性能を確保しつつ、特定の物性のインナーライナー層を
有することで、チャタリングなどを有効に防止してコー
ナリング性能を向上しうる他、乗り心地をも高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すタイヤ子午線断面図で
ある。
【図2】そのX−X断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す図1のX−X断面
位置に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車用空気入りタイヤ 2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6A、6B カーカスプライ 7 ブレーカ層 9 インナーライナーゴム 10 インスレーションゴム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部の端縁間のタイヤ軸方向距離で
    あるトレッド巾がタイヤ最大幅をなし、かつ該トレッド
    部の端縁間のトレッド面がタイヤ半径方向外側に凸で円
    弧状に湾曲するとともに、 トレッド部からサイドウォール部を通りビード部のビー
    ドコアに至る本体部に該ビードコアの周りを折返して係
    止された折返し部を設けた少なくとも1枚のカーカスプ
    ライを有するカーカスを具えた自動二輪車用空気入りタ
    イヤであって、 該カーカスのタイヤ内腔側に、空気透過性の低いゴム材
    からなるインナーライナーゴムを具えるとともに、 該インナーライナーゴムは、300%モジュラスが50
    00kPa以下であり、かつ破断時の応力が11700
    kPa以上であり、しかも破断時の伸びが500%以上
    であることを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記インナーライナーゴムと前記カーカス
    との間に、300%モジュラスが、6850〜1500
    0kPaであるインスレーションゴムが配されてなる請
    求項1記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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