JP2009000907A - タイヤ用ゴム部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム層の薄肉化が可能で、かつタイヤ用ゴム部材の形成時間を短縮することでタイヤの生産性を向上しうるタイヤ用ゴム部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部1と第二ゴム部2とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボン3を、第一ゴム部1の外周側に第二ゴム部2が配されるようにタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けて、第一ゴム部1からなる第一ゴム層1Lのタイヤ外周側に、第二ゴム部2からなる第二ゴム層2Lが積層されたタイヤ用ゴム部材8を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることによりタイヤ用ゴム部材を形成するタイヤ用ゴム部材の製造方法に関する。
空気入りタイヤは、複数のゴム部材を貼り合わせて成形され、各ゴム部材からなる多数のゴム層が積層されて構成される。従来、タイヤ用ゴム部材を形成する方法としてリボン巻き工法が知られている。リボン巻き工法は、未加硫ゴム組成物からなる小幅かつ小厚さのゴムリボンを、タイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることによりゴム部材を形成する方法であり、ゴム押出品をカットして所望の断面形状を得る場合に比べて、ゴム部材を精度良く容易に形成することができる。
ところで、図8(a)に示すようなゴム層31と、そのゴム層31とは物性の異なるゴムで構成されたゴム層32との積層構造を形成する場合、リボン巻き工法では、まず、図8(b)に示すように、ゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付け、ゴム層31を構成するゴム部材を形成し、続いて、ゴム層31とは物性の異なるゴムで構成されたゴムリボンを前述のゴム部材の外周側に巻き付けて、ゴム層32を構成するゴム部材を形成するようにする。
このように、従来のリボン巻き工法では、物性の異なるゴム層ごとに別のゴムリボンを巻き付ける必要があるため、貼り付けポジションがゴム層の数に応じて必要となり、ゴム部材の形成に時間がかかるという問題があった。また、ゴムリボンを押出成形するための口金のサイズを薄くするには、装置を大型化して押出圧力を高めなければならず、ゴムリボンの厚みには実質的な下限があるため、それにより形成されるゴム層の薄肉化が困難であった。
下記特許文献1には、物性の異なる複数種類のゴムリボンをそれぞれ複数回、別々にかつ同時に巻き付けることにより、複数のゴム層を有するトレッドゴムを形成する方法が記載されている。しかしながら、かかる方法によれば、種類の異なるゴム毎にゴムリボンを巻き付けるため、貼り付けポジションがゴム層の数に応じて必要となり、ゴム部材の形成に多くの時間を要するという問題がある。
下記特許文献2には、シリカ多量配合のゴムリボンの長手方向側面等に導電性のゴム部を設け、該ゴムリボンを巻き付けてトレッドゴムを形成する方法が記載されている。しかしながら、かかる方法は、シリカ多量配合のゴム層と、そのゴム層の内部であみだくじ状或いは網目状に存在する導電性ゴム層とを備えたゴム部材を形成するものであり、上記のような積層構造を形成するものではない。
下記特許文献3には、ゴムリボンを所定の小さな重なり幅を有して巻き付けしてなる表面層を形成した後、該表面層上にさらにゴムリボンを巻き付けることによりゴム部材を形成する方法が記載されている。
しかしながら、かかる方法によっても、ゴム部材の形成時にゴムリボンを複数回、別々に巻き付ける必要があるため、ゴム部材の形成に多くの時間を要する。加えて、ゴムリボンの薄肉化には実質的に限界があることからゴム部材の薄肉化は難しく、それにより形成されるゴム層の厚みもゴムリボンの厚みに依存したものとなるため、ゴム層の薄肉化は困難であった。
特開平10−193475号公報 特開平11−227415号公報 特開2002−79590号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゴム層の薄肉化が可能で、かつタイヤ用ゴム部材の形成時間を短縮することでタイヤの生産性を向上しうるタイヤ用ゴム部材の製造方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係るタイヤ用ゴム部材の製造方法は、互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部と第二ゴム部とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボンを、前記第一ゴム部の外周側に前記第二ゴム部が配されるようにタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けて、前記第一ゴム部からなる第一ゴム層のタイヤ外周側に、前記第二ゴム部からなる第二ゴム層が積層されたタイヤ用ゴム部材を形成するものである。
本発明に係るタイヤ用ゴム部材の製造方法によれば、互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部と第二ゴム部とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボンを、第一ゴム部の外周側に第二ゴム部が配されるようにタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることにより、積層された二つのゴム層を同時に形成できる。そのため、複数本のゴムリボンを別々に巻き付ける従来のゴム部材の製造方法に比べて、ゴム部材の形成時間を短縮することでタイヤの生産性を向上することができる。
さらに、本発明では互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部と第二ゴム部とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボンを使用することで、第一、第二ゴム部に応じた厚みのゴム層を形成できるため、従来の方法に比べてゴム層の薄肉化に有用である。
上記において、前記第一ゴム部を低空気透過性ゴムで構成し、前記第一ゴム層としてのインナーライナー層と、前記インナーライナー層とカーカス層との間に介在する前記第二ゴム層としての中間層とを有するタイヤ用ゴム部材を形成するものが好ましい。かかる方法によれば、第一ゴム部を低空気透過性ゴムで構成することで、インナーライナー層としての機能を確保しつつ、インナーライナー層と中間層とを有するタイヤ用ゴム部材を同時に形成することができる。また、インナーライナー層と中間層の両者を良好に薄肉化できるため、タイヤの軽量化に寄与できる。
上記において、前記第二ゴム部を前記第一ゴム部よりもオイル含有率の高いゴムで構成し、前記第一ゴム層としての低オイル含有層と、前記第二ゴム層としての高オイル含有層と、を有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材を形成するものが好ましい。かかる方法によれば、ベースゴムの内周側に低オイル含有層を配し、外周側に高オイル含有層を配することで、ベルト層に近いベースゴム内周側での耐ベルトセパレーション性を高め、溝部に近いベースゴム外周側での耐グルーブクラック性を高めることができる。また、本発明によれば、このような積層構造を有するベースゴムを比較的薄肉で形成することができる。
以下、本発明の実施の一形態について図面を参照しながら説明する。本発明ではゴムリボンとして、図1に一例として示すように、互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部1と第二ゴム部2とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボン3を使用することを特徴とする。このゴムリボン3は断面台形状をなし、厚み方向に重なっていて界面が幅方向に延びる第一ゴム部1と第二ゴム部2とにより構成されている。ゴムリボン3は、例えば多層押出し成形により形成することができる。
本発明に係るタイヤ用ゴム部材の製造方法では、例えば図2に示す装置を用いてタイヤ用ゴム部材を形成することができる。成形ドラム4は、ドラム軸5を中心としてR方向に回転可能に構成されている。ゴムリボン供給装置6はゴムリボン3を供給する機能を有する。ゴムリボン供給装置6は、不図示の移動機構によりドラム軸方向に移動可能に構成されている。制御装置7は、成形ドラム4の回転およびゴムリボン供給装置6の移動を制御する機能を有する。
上記装置によれば、まず、成形ドラム4の外周面にゴムリボン3の巻き付け始端を固定し、成形ドラム4をR方向に回転させながらゴムリボン供給装置6をドラム軸方向に移動させる。成形ドラム4の回転速度およびゴムリボン供給装置6のドラム軸方向の移動速度は、制御装置7により適切に調節される。これにより、ゴムリボン3がタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けられ、所定の寸法及び断面形状を有するゴム部材が形成される。
図3に本実施形態により製造されたタイヤ用ゴム部材8の一例を示す。このゴム部材8は、インナーライナー層9と、そのインナーライナー層9とカーカス層11との間に介在する中間層10とを有する。
ここで、第一ゴム部1の外周側に第二ゴム部2が配されるようにゴムリボン3をタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることで、積層された第一ゴム層1L及び第二ゴム層2Lを同時に形成できる。また、第一ゴム部1、第二ゴム部2に応じた厚みの第一ゴム層1L、第二ゴム層2Lを形成できる。
かかる方法により形成されたタイヤ用ゴム部材8では、第一ゴム部1を低空気透過性ゴムで構成し、第一ゴム層1Lとしてのインナーライナー層9と、そのインナーライナー層9とカーカス層11との間に介在する第二ゴム層2Lとしての中間層10とを有する。かかる方法により、インナーライナー層9としての機能を確保しつつ、インナーライナー層9と中間層10とを有するタイヤ用ゴム部材8を同時に形成することができる。
インナーライナー層9と中間層10とを有するタイヤ用ゴム部材8を形成する際に使用するゴムリボン3としては、例えばゴムリボン幅が20mmを超え、かつ95mm未満、ゴムリボン厚みが0.5mmを超え、かつ2.0mm未満のものが挙げられる。また、ゴムリボン3の厚みに対する第一ゴム部1の厚みの比率としては、例えば0.2を超え、かつ0.8未満のものが挙げられる。また、ゴムリボン3における第一ゴム部1の幅に対する第二ゴム部2の幅の比率としては、例えば0.5を超え、かつ2.0未満のものが挙げられる。ゴムリボン3をタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付ける際の重なり幅としては、ゴムリボン3の幅に対して5%を超え、かつ60%未満が挙げられる。
ここで、第一ゴム部を構成する低空気透過性ゴムとは、ブチルゴムに代表される空気を殆ど通さない性質を有するゴムであって、例えば、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソブチレンとパラメチルスチレンとの共重合ゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。かかる低空気透過性ゴムは単独で使用してもよく、二種以上を混合して使用してもよい。さらには、インナーライナー層の低空気透過性を損なわない範囲で、かかる低空気透過性ゴムに天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等を混合して使用してもよい。
図4に本発明の別実施形態により製造されたタイヤ用ゴム部材8の一例を示す。このタイヤ用ゴム部材8は、第二ゴム部2を第一ゴム部1よりもオイル含有率の高いゴムで構成し、第一ゴム層1Lとしての低オイル含有層12と、第二ゴム層2Lとしての高オイル含有層13と、を有するトレッドのベースゴムを構成する。
本実施形態においては、トレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材8の外周側にはトレッドパターンを構成する複数の溝部16を備えたキャップゴム14が配され、内周側にはベルト層15が配されている。かかる方法により形成されたタイヤ用ゴム部材8では、ベースゴムの内周側層が低オイル含有層12で構成され、外周側層が高オイル含有層13で構成されている。
一般に、タイヤは古くなるにつれキャップゴム14に形成された溝部16の底に細く小さなクラックが発生する傾向にある。さらに、タイヤが古くなった場合、ベルト層15とトレッドのベースゴムとの間にセパレーションが発生する恐れがある。しかし、かかる方法により、低オイル含有層12と高オイル含有層13とを有するベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材8を形成できるため、ベルト層15に近いベースゴム内周側での耐ベルトセパレーション性を高め、溝部16に近いベースゴム外周側での耐グルーブクラック性を高めることができる。
ここで、第一ゴム部1のオイル含有率が5〜10重量%であると、第一ゴム部1からなる低オイル含有層12での耐ベルトセパレーション性を効果的に高めることができるため好ましい。また、第二ゴム部2のオイル含有率が12〜22重量%であると、第二ゴム部2からなる高オイル含有層13での耐グルーブクラック性を効果的に高めることができるため好ましい。JISK6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)による第一ゴム部1の硬度(HS)としては、例えば57のものが挙げられ、第二ゴム部2の硬度(HS)としては、例えば72のものが挙げられる。
低オイル含有層12と高オイル含有層13とを有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材8を形成する際に使用するゴムリボン3としては、例えばゴムリボン幅が10mmを超え、かつ30mm未満、ゴムリボン厚みが0.5mmを超え、かつ3.0mm未満のものが挙げられる。また、ゴムリボン3の厚みに対する第一ゴム部1の厚みの比率としては、例えば0.3を超え、かつ0.7未満のものが挙げられる。また、ゴムリボン3における第一ゴム部1の幅に対する第二ゴム部2の幅の比率としては、例えば0.67を超え、かつ1.5未満のものが挙げられる。ゴムリボン3をタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付ける際の重なり幅としては、ゴムリボン3の幅に対して10%を超え、かつ80%未満が挙げられる。
[他の実施形態]
ゴムリボンの断面形状としては、図1に示した台形状のものの他、図5に示すように長方形状(a)、偏平六角形状(b)のもの等が挙げられる。また、ゴムリボンは図1〜2に示すように、厚み方向に重なっていて界面が幅方向に延びる第一ゴム部1と第二ゴム部2とにより構成されたものだけでなく、界面が厚み方向に延びる第一ゴム部1と第二ゴム部2とにより構成された、図6に示すゴムリボン33であってもよい。
ゴムリボン33を使用してインナーライナー層と中間層とを有するタイヤ用ゴム部材を形成した場合、図7に示すようなインナーライナー層9と、そのインナーライナー層9とカーカス層11との間に介在する中間層10とを有するタイヤ用ゴム部材8を形成することができる。この場合、効率良く確実に低空気透過性ゴムで構成された第一ゴム部1でインナーライナー層9を形成することができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)タイヤ用ゴム部材の生産性
タイヤ成形に要した時間を計測し、比較例1を100として指数評価した。数値が大きいほど成形時間が短い、即ち生産性に優れていることを示す。
(2)耐空気透過性
ASTM D1434に準拠して行い、空気透過係数を算出して、比較例1を100として指数評価した。数値が小さいほど、耐空気透過性に優れることを示す。
実施例1
本発明のタイヤ用ゴム部材の製造方法により、図3に示すインナーライナー層9と中間層10とを有するタイヤ用ゴム部材8を形成した。ゴムリボンとして、第一ゴム部1と第二ゴム部2とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボン3を使用した。第一ゴム部1は従来からインナーライナー層として使用されているゴム配合からなり、第二ゴム部2は従来から中間層として使用されるゴム配合からなる。使用したゴムリボン3のゴムリボン幅は28mm、ゴムリボン厚みは1.4mm、ゴムリボン3の厚みに対する第一ゴム部1の厚みの比率は0.4、ゴムリボン3における第一ゴム部1の幅に対する第二ゴム部2の幅の比率は0.6、ゴムリボン3をタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付ける際の重なり幅は6.0mmである。
比較例1
実施例1で使用したものと同じ配合比で構成された第一ゴム部のみからなるゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けてインナーライナー層を形成した後、該インナーライナー層上にさらに実施例1で使用したものと同じ配合比で構成された第二ゴム部のみからなるゴムリボンを巻き付けて中間層を形成することにより、インナーライナー層と中間層とを有するタイヤ用ゴム部材を形成した。評価結果を表1に示す。
Figure 2009000907
表1に示すように、実施例1では積層された中間層とインナーライナー層とを同時に形成できるため、第一ゴム部のみからなるゴムリボンと第二ゴム部のみからなるゴムリボンとを別々に巻き付ける比較例1に比べて生産性が向上することがわかる。加えて、実施例1では、比較例1と同等の耐空気透過性を確保できることがわかる。
(3)耐グルーブクラック性
ASTM D4482に準拠して行い、サンプルを70℃×5日間、熱老化した後、モンサント型疲労試験機にて、試験温度23℃、伸長率100%、速度100サイクル/分の条件で、疲労破壊迄の繰り返し回数を、比較例4を100として指数評価した。数値が大きいほど、耐グルーブクラック性に優れていることを示す。
(4)耐ベルトセパレーション性
サンプルタイヤを70℃×56日間熱老化した後、JIS D4230に準拠した耐久性能試験を実施する。最終試験ステップを延長し、20000kmまで走行後、タイヤを解体し、そのベルトセパレーション量を比較例4を100にして指数評価した。数値の大きいほど耐ベルトセパレーション性に優れていることを示す。
実施例2
本発明のタイヤ用ゴム部材の製造方法により、図4に示す第一ゴム層1Lとしての低オイル含有層12と、第二ゴム層2Lとしての高オイル含有層13と、を有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材8を形成した。ゴムリボンとして、表2上段に示す各配合比で構成された第一ゴム部1と第二ゴム部2とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボン3を使用した。使用したゴムリボン3のゴムリボン幅は20mm、ゴムリボン厚みは1.5mm、ゴムリボン3の厚みに対する第一ゴム部1の厚みの比率は0.5、ゴムリボン3における第一ゴム部1の幅に対する第二ゴム部2の幅の比率は0.7、ゴムリボン3をタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付ける際の重なり幅は3.0mmである。
比較例2
実施例2で使用したものと同じ配合比で構成された第一ゴム部1のみからなるゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることにより、トレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材を形成した。ベースゴムの厚み等、タイヤ用ゴム部材の形状は実施例2と同一となるように設定した。
比較例3
実施例2で使用したものと同じ配合比で構成された第二ゴム部2のみからなるゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けることにより、トレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材を形成した。ベースゴムの厚み等、タイヤ用ゴム部材の形状は実施例2と同一となるように設定した。
比較例4
実施例1で使用したものと同じ配合比で構成された第一ゴム部のみからなるゴムリボンをタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けて低オイル含有層を形成した後、該低オイル含有層上にさらに実施例2で使用したものと同じ配合比で構成された第二ゴム部のみからなるゴムリボンを巻き付けて高オイル含有層を形成することにより、低オイル含有層と高オイル含有層とを有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材を形成した。評価結果を表2下段に示す。なお、タイヤ用ゴム部材の生産性については、比較例4を100として指数評価した。
Figure 2009000907
表2に示すように、実施例2では積層された低オイル含有層と高オイル含有層を同時に形成できるため、第一ゴム部のみからなるゴムリボンと第二ゴム部のみからなるゴムリボンとを別々に巻き付ける比較例4に比べて生産性が向上できることがわかる。また、実施例2では低オイル含有層と高オイル含有層とを薄肉化することにより、低オイル含有層と高オイル含有層とを有するベースゴムが比較例2〜3と同じ厚みで形成できるため、比較例2〜3に比べて耐グルーブクラック性と耐ベルトセパレーション性がバランスよく向上したタイヤ用ゴム部材が形成できることがわかる。
本発明で用いられるゴムリボンの断面図の一例 ゴムリボンの巻き付けを行う装置の構成を示す模式図 インナーライナー層と中間層とを有するタイヤ用ゴム部材の断面図の一例 低オイル含有層と高オイル含有層とを有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材の断面図の一例 本発明で用いられるゴムリボンの断面図の他の例 本発明で用いられるゴムリボンの断面図の他の例 インナーライナー層と中間層とを有するタイヤ用ゴム部材の断面図の他の例 従来のリボン巻き工法により積層構造を形成する方法を例示した図
符号の説明
1 第一ゴム部
1L 第一ゴム層
2 第二ゴム部
2L 第二ゴム層
3 ゴムリボン
4 成形ドラム
5 ドラム軸
6 ゴムリボン供給装置
7 制御装置
8 タイヤ用ゴム部材
9 インナーライナー層
10 中間層
11 カーカス層
12 低オイル含有層
13 高オイル含有層
14 キャップゴム
15 ベルト層
16 溝部

Claims (3)

  1. 互いに物性の異なるゴムで構成された第一ゴム部と第二ゴム部とを界面が長手方向に沿うように接合したゴムリボンを、前記第一ゴム部の外周側に前記第二ゴム部が配されるようにタイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けて、前記第一ゴム部からなる第一ゴム層のタイヤ外周側に、前記第二ゴム部からなる第二ゴム層が積層されたタイヤ用ゴム部材を形成するタイヤ用ゴム部材の製造方法。
  2. 前記第一ゴム部を低空気透過性ゴムで構成し、前記第一ゴム層としてのインナーライナー層と、前記インナーライナー層とカーカス層との間に介在する前記第二ゴム層としての中間層とを有するタイヤ用ゴム部材を形成する請求項1記載のタイヤ用ゴム部材の製造方法。
  3. 前記第二ゴム部を前記第一ゴム部よりもオイル含有率の高いゴムで構成し、前記第一ゴム層としての低オイル含有層と、前記第二ゴム層としての高オイル含有層と、を有するトレッドのベースゴムを構成するタイヤ用ゴム部材を形成する請求項1記載のタイヤ用ゴム部材の製造方法。
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