JP5195368B2 - チューブユニット、制御ユニット、マイクロポンプ - Google Patents

チューブユニット、制御ユニット、マイクロポンプ Download PDF

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Description

本発明は、チューブユニット、制御ユニット、及びこれらから構成され、チューブユニットと制御ユニットとが着脱可能なマイクロポンプに関する。
液体を低速で輸送する装置として蠕動駆動方式のポンプがある。蠕動駆動方式のポンプとしては、ステップモーターを駆動源とし、複数のローラーを備えたローターを回転させ、ローターが複数のローラーを転動させながら柔軟なチューブに沿って回転して液体の吸い込み及び吐出をする構造がある(例えば、特許文献1)。
このポンプは、ステップモーターを有するモーターモジュールと、複数のローラーとモーターとチューブとを有するポンプモジュールと、が、積重ねられて構成されている。
特許第3177742号公報
このような特許文献1の蠕動駆動方式のポンプは、製造後、チューブが常時ローラーにより圧閉されているため、製造(組立)してから使用するまでの期間が長い場合、チューブの復元力が劣化し、液体の吐出精度を確保できなくなるという課題がある。
また、上述した特許文献1によるポンプは、モーターモジュールと、ポンプモジュールとを積重ねて構成しているため、薄型化が困難である。
ステップモーターは小型化すると駆動トルクが小さくなるため、減速比が大きい減速機構(減速ギヤ機構)を用いてローターの回転トルクを大きくする必要性がある。従って、多段の減速ギヤ機構を用いることになりサイズが大きくなる他、減速に伴う損失が大きくなるという課題を有する。
また、ポンプモジュールとモーターモジュールとを積重ねて装着するとき、ピニオンとギヤを噛合させる構造のため、互いの歯部の位相がずれている場合には、ピニオンとギヤとが重なり合い破壊されてしまうことが考えられる。
さらに、ステップモーターは電磁ノイズを発生することが知られており、周囲の機器に悪影響を与えることが考えられる他、ステップモーター自身が周囲の機器の電磁ノイズの影響を受けることも考えられる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロポンプは、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーと、前記チューブと前記複数のフィンガーとを保持するチューブ案内枠と、を有するチューブユニットと、前記複数のフィンガーを前記チューブの流体流入側から流出側に順次押圧するカムと、前記カムに回転力を与えるローターと、圧電素子を有し、且つ長手方向端部に前記ローターに当接する突起部を有する振動体と、を有する制御ユニットと、前記チューブの流入口部が連通するリザーバーと、前記圧電素子に駆動信号を入力する制御回路部と、前記制御回路部に電力を供給する電源と、が備えられ、前記チューブユニットが、前記制御ユニットに前記カムの回転平面に対して略水平方向に着脱可能であって、前記圧電素子に交流電圧を印加することにより前記振動体が振動し、前記突起部から前記ローターに回転力を繰り返し加え、前記カムが前記複数のフィンガーを流体の流入側から流出側へ順次押圧して、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を輸送することを特徴とする。
チューブは圧閉状態を長期間継続すると、チューブの復元力が劣化して吐出精度が低下することが考えられる。しかし、本適用例によれば、チューブユニットは、チューブを圧閉する複数のフィンガーを押圧するカムを有する制御ユニットから分離可能であることから、チューブユニット単体の状態ではチューブは開放された状態が維持される。そのため、チューブの継続的な圧閉による復元力の劣化に伴う吐出精度の低下を防止し、所望の吐出精度を維持することができる。
また、チューブの圧閉と開放を長時間繰り返すことによりチューブの復元力が劣化することも考えられ、このような場合、チューブ交換が必要となるが、一定時間使用後、チューブをチューブユニットとして容易に交換することができる。
本適用例のマイクロポンプは、カムの回転駆動源として振動体を用いてローターを回転する構造である。詳しくは実施の形態で説明するが、振動体で駆動されるローターは回転トルクが大きいことから、従来技術のように減速ギヤ機構を必要とせず、また、モーターモジュールとポンプモジュールとの連結機構も不要となり構造を簡単にすることができる。
また、チューブユニットと、制御ユニットとをカムの回転平面に対して水平方向に装着して構成することにより、従来技術による積重ね構造に比べ薄型化が可能である。
また、チューブユニットと制御ユニットとは着脱可能な構成のため、薬液等に直接接触するチューブを含み低コストのチューブユニットを使い捨て使用とし、チューブユニットに対して高コストの制御ユニットを繰り返し使用すれば、ランニングコストを低減することができる。
また、チューブユニットを制御ユニットに対して水平方向に挿着すれば、複数のフィンガーをチューブ押圧状態にすることができることから、従来技術のようにモーターモジュールとポンプモジュールとの間に連結機構を必要とせず、構造を簡素化でき、組立性を向上させることができる。
さらに、振動体は圧電素子に交流電圧を印加することで振動し、ローターを回転させることから電磁ノイズを発生せず、周囲の機器に悪影響を与えることがない。また、周囲の機器が発生する電磁ノイズの影響も受けない。従って、特に医療現場における電磁ノイズのリスクを回避することができる。
[適用例2]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブユニットが、前記制御ユニットに設けられる空間に挿着されていることが好ましい。
このような構成によれば、制御ユニットの外郭がケースの機能を有するため、チューブユニットと制御ユニットとを収容するケースが不要となり、構造が簡素化でき、一層、薄型化を実現できる。
[適用例3]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記ローターが円盤形状を有し、前記突起部が、前記ローターの外周側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
本適用例に係るマイクロポンプは、振動体の突起部をローターの外周面に当接することによりローターを回転させる構造である。詳しくは実施形態で説明するが、振動体の振動を高効率で回転に変換でき、直径の大きなローターに当接させることで、同じ振動体を同じ条件で振動させたときにローターの回転トルクを大きくすることができるので安定駆動を継続できる。
[適用例4]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記ローターがリング形状を有し、前記突起部が、前記ローターのリング形状内周側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
このようにすれば、振動体をローターの外径よりも内側に配設することから、マイクロポンプの小型化を実現できる。
[適用例5]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記ローターが、前記カムの一方の平面に穿設されたリング形状の凹部の内部に形成され、前記突起部が、前記凹部の内周側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
このような構成によれば、ローターとカムとを一体形成することができる。従って、構造をより簡単にすることができ、また、小型化することができる。
[適用例6]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記制御回路部と前記振動体と前記カムとが、互いに平面的に重ならない位置に分散配設されていることが望ましい。
このようにすれば、制御回路部と振動体とカムとが互いに平面的に重ならないため、制御ユニットの薄型化が可能であり、そのことからマイクロポンプをより薄型化することができる。
[適用例7]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記ローターと前記カムとの間に、減速機構または増速機構が設けられていることが望ましい。
このように、減速機構または増速機構を設けることにより、ローターの回転速度を一定にしてカムの回転速度を変えることができる。つまり、流体の流動量を適宜調整することができる。
また、減速機構を設ける構造では、カムの回転トルクを大きくすることが可能で、チューブ押圧に伴う負荷が大きくなっても安定して駆動させることができる。
[適用例8]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブ案内枠が、前記チューブを挿着するチューブ案内溝と、前記チューブを前記チューブ案内溝に保持するためのチューブ保持部と、を有していることが好ましい。
マイクロポンプは、複数のフィンガーによりチューブを圧閉と開放を繰り返すことで流体を輸送する。従って、フィンガーによりチューブを押圧する範囲は、チューブの位置が正確に規制されていなければならない。
チューブの大部分は、チューブ案内溝によって平面方向の位置を規制し、フィンガーによりチューブを押圧する範囲をチューブ保持部で保持することにより、チューブの位置を正確に規制することができる。
[適用例9]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブユニットを前記制御ユニットに装着する際、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とを略一致させる案内部が、前記チューブユニット及び前記制御ユニットの互いに対向する側面に設けられていることが好ましい。
本適用例のマイクロポンプは、カムの回転により複数のフィンガーを押圧してチューブを圧閉する構成である。従って、チューブの円弧形状の円弧中心とカムの回転中心とを一致させることが必要である。
このことから、チューブユニットを制御ユニットに装着する際、互いの対向する側面に案内部を設けることにより、チューブユニットを制御ユニットに装着し、互いの案内部を当接することでチューブの円弧形状の中心とカムの回転中心とを一致させることができ、専用の位置規制部材を設けなくても、複数のフィンガーの全てがチューブ圧閉を確実に行うことができる。
[適用例10]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブユニットを前記制御ユニットに装着する際、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とが略一致したことを検出する検出部が、前記チューブユニットと前記制御ユニットとの間に設けられていることが望ましい。
このような構成にすれば、チューブの円弧形状の円弧中心とカムの回転中心とを一致したことを検出器により検出した場合に振動体の駆動を可能にする。このことにより、複数のフィンガーの全てが同じ圧閉量を有する状態で駆動されることから、流体を所望の単位時間当りの流動量で吐出することができる。
[適用例11]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブユニットを前記制御ユニットに固定するための蓋部材を有し、前記蓋部材と前記チューブユニットとの間に、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とを略一致させるよう前記チューブユニットを前記制御ユニットに付勢する弾性部材が備えられていることが好ましい。
チューブユニットを制御ユニットに蓋部材を用いて固定する場合、構成部品の寸法ばらつきにより、チューブユニットと制御ユニットとの間に水平方向の隙間が発生し、チューブをフィンガーにより圧閉できなくなることが考えられる。
そこで、弾性部材によりチューブユニットを制御ユニットの方向に付勢することにより、先述した制御ユニットの案内部にチューブユニットの案内部を確実に当接させて、チューブの円弧形状の円弧中心とカムの回転中心とを一致させ、複数のフィンガーの一つ一つがチューブを確実に圧閉することができる。
[適用例12]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記弾性部材の付勢力が、前記複数のフィンガーのチューブ押圧力よりも大きいことが好ましい。
このようにすれば、フィンガーがチューブを押圧する際に、フィンガーの押圧力によりチューブユニット(つまり、チューブ)がフィンガーから遠ざかる方向に移動しないので、確実にチューブを圧閉することができる。
[適用例13]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブ案内枠には、前記複数のフィンガーにより押圧されることによるチューブの移動を規制するチューブ規制壁が設けられ、前記チューブと前記チューブ規制壁の間に弾性部材が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、フィンガーでチューブを押圧するときに、弾性部材によってフィンガーの過大な押圧力を吸収する。このことにより、チューブを直接チューブ案内壁に押圧する構造よりもチューブの耐久性を向上させることができる。
なお、弾性部材の摩擦係数を小さい材料にすれば一層効果がある。
[適用例14]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記チューブユニット及び前記制御ユニットの外郭の一部または全部が透明であることが望ましい。
チューブユニット及び制御ユニットの外郭を透明にすることにより、内部の構成部品または各構成部品の係合関係、駆動状態を視認することができる。このことから各構成部品が正常な状態であるか、どこに不具合があるか等を検出することができる。さらに、リザーバーをチューブユニットに収容する場合にはリザーバー内の液量を視認することができる。
なお、透明にする範囲は、視認したい部分の範囲としてもよい。
[適用例15]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記電源と前記リザーバーのいずれか一方、または両方が、前記チューブユニットに収容されていることが好ましい。
チューブは、長期間にわたって圧閉と開放を繰り返すと劣化することが考えられる。従って、一定の期間駆動した場合にはチューブを交換することが望ましい。また、電源として小型ボタン電池等を採用する場合には、使用途中で電池容量が不足することも考えられる。そこで、長期間使用してチューブを交換する場合に、チューブユニットとしてチューブと共に電池を交換すれば、使用期間途中で電池容量が不足することを防止することができる。
電池をマイクロポンプの外部に備える場合には、接続のための長いリードや電池ケースが必要になるが、本適用例によれば、それらは必要なくなるという利点もある。
[適用例16]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記電源と前記リザーバーが、前記チューブユニットに対して着脱可能であることが望ましい。
マイクロポンプ使用途中でリザーバーの収容薬液が不足することが考えられる。そこで、リザーバーをチューブユニットに対して(つまり、チューブと)着脱可能にすることで、薬液が収容されたリザーバーをチューブに接続すれば、長期間にわたってマイクロポンプを使用することができる。
また、チューブユニットに対して電池を着脱可能な構成にすれば、電池を単独で交換でき、マイクロポンプを長期間にわたって使用することができる。
[適用例17]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記リザーバーが、内部に流体を流入または封止するためのポートを備えていることが好ましい。
ここで、ポートとしては、例えば、セプタム等を採用することができる。
リザーバーにセプタムを設けることにより、チューブに接続した状態で、リザーバーに流体の追加注入を容易に行うことができる。
[適用例18]上記適用例に係るマイクロポンプにおいて、前記リザーバーと前記チューブとの連通部に、気泡の通過を遮断するためのエアベントフィルターが備えられていることが望ましい。
リザーバーに収容される液体中には空気が溶け込んでいることがあり、時間経過と共に溶け込んでいる空気が集合して気泡となることが考えられる。流体が薬液であって生体内に注入する場合に、気泡も含んで注入すると看過できない影響がでることがある。
そこで、リザーバーとチューブの連通部に液体は通過し、気泡の通過は遮断するためのエアベントフィルターを設けることにより、気泡が生体内に浸入することを抑制することができ、安全性を高めることができる。
[適用例19]本適用例に係る制御ユニットは、上記適用例に記載のチューブユニットと着脱可能であって、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブの円弧形状の中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーを前記チューブの流体流入側から流出側に順次押圧するカムと、前記カムに回転力を与えるローターと、圧電素子を有し、且つ長手方向端部に前記ローターに当接する突起部を有する振動体と、を有することを特徴とする。
制御ユニットは振動体、ローター、カム、制御回路部等の駆動に関る要素を含んで構成されている。従って、制御ユニットの状態で駆動確認(駆動に関る検査等)を行うことができる。また、チューブユニットをスライド装着することでマイクロポンプを即使用状態にすることができる。
[適用例20]本適用例に係るチューブユニットは、上記適用例に記載の制御ユニットと着脱可能であって、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーと、前記チューブと前記複数のフィンガーとを保持するチューブ案内枠と、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、チューブユニットの状態では、チューブは開放された状態が維持されるため、チューブ圧閉状態で保持することに伴う復元力の劣化による吐出精度の低下を防止することができる。
また、チューブユニットには、チューブと複数のフィンガーを有している。チューブの外径(内径)は、寸法のばらつきが発生しやすく、ばらつきによって、流体の単位時間当りの流動量が変化する。そこで、チューブと、チューブの外径に合わせたフィンガーの長さを調整したものをチューブユニットに組み込んでおけば、ばらつきが小さい所望の流量を確保できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図10は実施形態1に係るマイクロポンプを示し、図11は実施形態2、図12は実施形態3、図13は実施形態4、図14,15は実施形態5、図16は実施形態6、図17,18は実施形態7に係るマイクロポンプを示している。
なお、以下の説明で参照する図は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るマイクロポンプを示す概観平面図、図2は概観正面図である。図1、図2において、マイクロポンプ10は、チューブユニット11を制御ユニット12の図示左側側面の開口部からスライド挿入すると共に、蓋部材としての固定枠13によりチューブユニット11を制御ユニット12に固定螺子90により固定し、一体に構成されている。
チューブユニット11は、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブ50と、チューブ50を保持するチューブ案内枠としての第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18と、チューブ50の流入口部52が連通すると共に流体を収容するリザーバー14とから構成されている。なお、以降、流体を薬液等の液体として表し説明する。
制御ユニット12は、カム20と、カム20と同軸に軸止されるローター140と、ローター140に回転力を与える振動体130と、振動体130に駆動信号を入力して駆動制御を行う制御回路部30と、を有して構成されている。
カム20と振動体130と制御回路部30とは、機枠としての第1機枠15と第2機枠16とによって形成される空間100内に支持されている。
また、チューブ50の一端は流出口部53であって、固定枠13を貫通して外部に突設され、リザーバー14から液体を外部に吐出する。
リザーバー14の一部には、リザーバー14の内部に液体を注入、または封止するためのポートとしてのセプタム95が設けられている。セプタム95は、固定枠13から突出しない程度にリザーバー14から突設されている。
続いて、チューブユニット11、制御ユニット12、及び固定枠13の構成と、組立方法について説明する。
図3は、マイクロポンプの分解平面図、図4は分解正面図である。なお、図3,4において、(a)は固定枠13、(b)はチューブユニット11、(c)は制御ユニット12を示している。
図3、図4に示すように、制御ユニット12には、第1機枠15と第2機枠16とによって空間100,110が構成されている。空間100にはカム20(ローター140を含む)と、振動体130と、制御回路部30が配設されている。また、一方に開口部を有する空間110はチューブユニット11が挿着される空間である。
チューブユニット11は、チューブ50とリザーバー14とが連通されて、第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とで保持されている。また、フィンガー40〜46が、第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とによって構成されるフィンガー案内孔85に装着された状態で制御ユニット12の空間110に、図示左側からスライド挿着される。
なお、フィンガー40〜46の一端は、制御ユニット12側に突設され、チューブユニット11が制御ユニット12に挿着されたときにカム20の外周側面に当接する。
なお、カム20は、回転中心Pを軸として回転する。従って、チューブユニット11は、カム20の回転平面に対して平行に制御ユニット12に挿着される。
また、チューブユニット11の固定枠13側近傍には、外周面に沿ってパッキン97が嵌着されており、チューブユニット11が制御ユニット12に挿着された状態で、空間100,110が密閉される。
チューブユニット11は、円弧形状(凹形状)の壁面18aが制御ユニット12の円弧形状に突設された壁面16aに当接するまで制御ユニット12(空間110)に押し込まれる。互いに対向する壁面18a,16aは共にカム20の回転中心Pを中心とする同心円で形成されている。
ここで、壁面18aと壁面16aが当接した状態で、チューブユニット11の制御ユニット側方向端部18c,18dは、制御ユニット12の内側側壁16b,16cとの間に隙間ができるよう寸法設定されている(図5も参照する)。
これは、壁面18aと壁面16aを確実に当接させ、チューブ50の円弧形状部分(少なくともフィンガー40〜46で押圧される範囲)の円弧中心をカム20の回転中心Pと一致させるためである。
チューブユニット11を制御ユニット12に挿着した後、固定枠13をチューブユニット11の尾部方向から装着する。具体的には、固定枠13に開設された貫通孔13d,13eに固定螺子90を挿入して、制御ユニット12の第1機枠15に設けられる螺子孔(図示せず)に螺着固定する。
チューブ50の流出口部53と、リザーバー14に設けられるセプタム95とは、チューブユニット11から突設され、固定枠13を固定したときに、チューブ50をチューブ挿通孔13a、セプタム95をセプタム挿通孔13bに挿通させる。流出口部53は固定枠13の外部に延在される。
第1チューブ案内枠17の端部には突起部96が形成されている。この突起部96は、チューブユニット11を制御ユニット12から抜き取る際に用いられる。突起部96は、固定枠13に穿設された凹部13c内に収容される。
続いて、上述したように組み立てられたマイクロポンプ10の各要素の構成、及び作用について図面を参照して説明する。
図5〜図7は、本実施形態に係るマイクロポンプ及びその一部を示し、図5は平面図、図6(a)は図5のA−P−A切断面を示す断面図、図6(b)は(a)のF−F切断面を示す断面図、図7はチューブの保持構造を示す部分断面図である。まず、図5,6を参照して制御ユニット12の構成について説明する。
なお、図5は、第2機枠16及び第2チューブ案内枠18を透視して表している。
制御ユニット12は、チューブユニット11が挿着された状態において、チューブユニット11に一部が平面視して円弧形状に配設されるチューブ50の円弧形状の中心と回転中心Pが略一致するカム20を有している。
そして、カム20に回転力を伝達する円盤形状のローター140と、ローター140の外周側面に突起部133aが当接するよう配設される振動体130と、制御回路部30とから構成されている。
カム20とローター140とはカム軸75に軸止されている。従って、カム20とローター140とは回転中心Pを共通の回転軸として一体で回転するよう構成されている。
なお、図5に示すように、制御回路部30と振動体130とカム20とは互いに平面的に重ならない位置に分散配設されている。
カム20は、外周方向に凹凸を有し、最外周部にフィンガー押圧面21a〜21dが形成されている。フィンガー押圧面21a〜21dは、回転中心Pから等距離の同心円上に形成される。
また、フィンガー押圧面21aとフィンガー押圧面21b、フィンガー押圧面21bとフィンガー押圧面21c、フィンガー押圧面21cとフィンガー押圧面21d、及びフィンガー押圧面21dとフィンガー押圧面21a、の周方向ピッチと外形形状は等しく形成されている。また、各フィンガー押圧面間のピッチは等しい。
フィンガー押圧面21a〜21dそれぞれは、フィンガー押圧斜面22と回転中心Pとを中心とする同心円上の円弧部23とが連続して形成されている。この円弧部23は、フィンガー40〜46を押圧しない位置に設けられる。
また、フィンガー押圧面21a,21b,21c,21dそれぞれの一方の端部と円弧部23とは、回転中心Pから延長した直線部24で結ばれている。
なお、図5,6に示す状態において、フィンガー40〜46は、フィンガーの一つ一つに対応して設けられるフィンガー案内孔85に沿って進退可能であり、カム20によってチューブ50方向に押圧され、チューブ50を圧閉して液体流動部51を閉塞する。なお、フィンガー40〜46の断面方向の中心位置は、チューブ50の中心とほぼ一致している。
次に、図6を参照して制御ユニット12の断面構成について説明する。第1機枠15と第2機枠16は、互いに積重ねられて周縁部を複数の固定螺子91(図5、参照)によって密着固定されている。
第1機枠15と第2機枠16とが固定された状態で、内部に空間100が形成され、この空間100内にカム20、ローター140、振動体130、制御回路部30が配設されている。
カム軸75は第2機枠16に設けられる軸受114と、第1機枠15に設けられる軸受115によって軸支されている。なお、第1機枠15と第2機枠16それぞれの軸受114,115の挿着穴は貫通していない。
ローター140の外周部側面には回転方向に沿って溝141が形成されており、溝141の内部側面が、振動体130との当接面142である。
振動体130は、ローター140の溝141の断面方向のほぼ中央に配設されると共に、固定軸138に固定螺子93によって補強板133の端部が固定されている。なお、振動体130の構成及び作用については、図8〜図10を参照して後述する。
第1機枠15の内面(空間100の底面)には回路基板150が設けられており、その表面には接続パターン(図示せず)が形成されている。回路基板150の上面には制御回路部30が接続固定されている。
制御回路部30には電源回路や発振回路等(共に図示せず)が含まれる。接続パターンを介して、電源回路は電源としての電池(図示せず)の電極と接続され、また、発振回路は振動体130の複数の電極と接続されている。
続いて、チューブユニット11の構成について図5,6,7を参照して説明する。
チューブユニット11は、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブ50と、チューブ50を保持するチューブ案内枠としての第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18と、チューブ50の流入口部52が連通し液体を収容するリザーバー14とから構成されている。
チューブ50は、第1チューブ案内枠17に形成されるチューブ案内溝17c内に装着されている。
チューブ50の流入口部52はリザーバー14に連通し、他端は固定枠13のチューブ挿通孔13aを通って延在される流出口部53である。
チューブ50は、ほぼ全体をチューブ案内溝17c内に装着することで平面形状と平面位置が規制されると共に、チューブ案内溝17cの内側側壁の一部にチューブ保持部としての突起部を形成して上方への浮き上がりを規制する。
図7は、上述の突起部の一部を示す部分断面図である。なお、図7では、フィンガー40〜46の互いに隣り合うフィンガーの間の突起部のうちフィンガー45とフィンガー46の間の突起部を例示して説明する(図5も参照する)。
チューブ案内溝17cは、フィンガー45,46が進退するために、フィンガー45とフィンガー46との間にフィンガーの進退を妨げない幅の突起部としてのチューブ案内側壁17fが設けられ、チューブ案内側壁17fの上部にチューブ50の上方一部にせり出すような突起部17eが形成されている。
このように、各フィンガーの間にチューブ案内側壁17fと突起部17eを設けることで、フィンガー40〜46が配設される範囲において、チューブの平面方向の位置規制と浮き上がり抑制を行う。
なお、本実施形態では、図5に示すようにチューブ50の流出口部53に近い位置、及び流入口部52に近い位置にも突起部17eと同様な突起部17hを設け、第2チューブ案内枠18を装着するまでの間、円弧形状部分以外の場所におけるチューブ50の浮き上がりを規制している。
フィンガー40〜46は、カム20の回転中心P方向から放射状に等間隔に貫通するフィンガー案内孔85に装着されている。フィンガー40〜46は同じ形状で形成されているのでフィンガー43を例示して説明する。
フィンガー43は図6(a)に示すように、円柱状の軸部43aと、軸部43aの一方の端部に設けられる鍔形状のチューブ押圧部43cと、他方の端部が半球状に丸められたカム当接部43bと、から構成されている。フィンガー40〜46は、フィンガー案内孔85に沿って軸方向に進退可能である。
フィンガー案内孔85は図6(b)に示すように、第1チューブ案内枠17に略U字形状の溝17aを形成し、図示上方の開口部を第2チューブ案内枠18で封止することにより構成される。
フィンガー43は、軸部43aを溝17aに開口部上方から装着した後、第2チューブ案内枠18を上方より第1チューブ案内枠17に装着することで、断面方向の位置が規制される。
また、図6(a)に示すように、チューブ押圧部43cがチューブ案内溝17cとチューブ50との間に配設されることにより、軸方向の移動位置が規制される。
チューブ50及びリザーバー14とフィンガー40〜46を第1チューブ案内枠17に装着した状態で、第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とを、互いの接合面を密接させ、固定螺子92を用いて固定する。
上述したように構成されたチューブユニット11は、制御ユニット12に形成される空間110(図4、参照)内にスライド挿着されている。
チューブ50の流出口部53の近傍は、第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とを固定した状態で、パッキンまたは接着等を用いてチューブ50との間を密閉される。このようにすることで、チューブユニット11内が密閉構造となる。
また、チューブユニット11の固定枠13近傍の外周には、パッキン97が嵌着されており、チューブユニット11を制御ユニット12に挿着した状態で、内部を密閉空間とし、マイクロポンプ10を防水構造及び防塵構造としている。
なお、マイクロポンプ10が非防水でよい場合には、パッキン97は不要である。
さらに、図5〜図7に示すように、チューブ案内溝17cのうち、少なくともフィンガー40〜46がチューブ50を押圧する範囲には、チューブ案内溝17cに沿った凹部により形成されたチューブ規制壁17dが形成されている。
この凹部内には、弾性部材60が設けられている。つまり、弾性部材60は、チューブ50とチューブ規制壁17dとの間に設けられる。弾性部材60は、チューブ50がフィンガー40〜46によって圧閉される際にダンパーとなりチューブ50が劣化しないように設けられている。なお、弾性部材60は、チューブ圧閉に必要な付勢力を有している。また、チューブ50との摩擦係数を小さくしておくことがより好ましい。
チューブ50とリザーバー14との連通部には互いの連通部材としてのエアベントフィルター65が備えられている。エアベントフィルター65の内部には、親液性を有し微細な孔が形成されるフィルターが備えられている。このフィルターは、液体は通過し、気泡の通過を遮断する。
フィルターに形成される孔は0.1〜1μmの範囲であって、液体を通過させ、リザーバー14内に発生する0.1μm以上または1μm以上の気泡のチューブ50への浸入を抑制する。
なお、チューブユニット11の外郭を構成する第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18、制御ユニット12の外郭の構成する第1機枠15、第2機枠16の一部または全部を透明にしている。
このようにすれば、内部の構成部品または各構成部品の係合関係、駆動状態を視認することができ、各構成部品が正常な状態であるか、どこに不具合があるか等を視認し、検出することができる。さらに、リザーバー14を透明にすれば、リザーバー14内の液量を視認することができる。従って、透明にする範囲は、視認したい部分の範囲のみとしてもよい。
なお、図5,6に示すように、第1チューブ案内枠17の元部(固定枠13側)の外側表面には突起部17b、先端部の外側表面には突起部17nが形成されている。さらに、第2チューブ案内枠18の元部及び先端部の外側表面にも突起部18b,18eが形成されている。
第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とを接合した状態で、突起部17b,18bが連続したリング状の突起部となり、突起部17n,18eとが連続したリング状の突起部となる。
チューブユニット11は、制御ユニット12にスライド挿着されるが、この際、突起部17b,17n,18b,18eを設けることで、制御ユニット12とチューブユニット11の位置精度を高めると共に、挿着時または抜き取り時の抵抗を減じている。
また、チューブユニット11の尾部(固定枠13側)には、溝96aを有する突起部96が形成されている。この突起部96は、制御ユニット12からチューブユニット11を抜き取るときに用いられる。
続いて、本実施形態に係るマイクロポンプ10の液体輸送について説明する。まず、振動体130の構成と、作用について図8〜図10を参照して説明する。
図8は、振動体の構成を示す斜視図である。図8に示すように、振動体130は、ほぼ長方形の薄板形状をしている。振動体130は、補強板133の表面に板状の圧電素子134、圧電素子134の表面に電極131a,131b,131cが積層形成されている。
補強板133の裏面には、板状の圧電素子135が密着され、圧電素子135の表面に電極132が積層されて構成されている。電極131aは、圧電素子134の幅方向中央に長さ方向全体にわたって形成され、電極131b,131cは電極131aを挟んで対角方向に配設される。
なお、図示は省略するが、電極132は、補強板133を挟んで電極131a,131b,131cに対して面対称となるように形成されている。
圧電素子134,135の材料としては特に限定されず、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリ弗化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等を用いることができる。
補強板133は、圧電素子134,135に対する共通電極としての機能と、振動体130の全体を補強する機能を有しており、振動体130が過振幅または外力等によって損傷することを防止する。補強板133の材料としては特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、銅または銅系合金等の金属材料であることが望ましい。
圧電素子134,135は、補強板133よりも厚さが厚いものであることが好ましい。これにより、振動体130をより高い効率で振動させることができる。
圧電素子134,135は、交流電圧が印加されると長手方向に繰り返し伸縮し、これに伴って、補強板133も長手方向に繰り返し伸縮する。
補強板133の長手方向端部には、突起部133aが一体的に形成されている。図5,6に示すように、振動体130は突起部133aがローター140の外周側面(当接面142)に当接するように配設されている。
なお、突起部133aは、補強板133の中央部(中心線G:図9、参照)からずれた位置(図示の構成では角部)に設けられている。
また、補強板133の長さ方向の中央両側には、一対の腕部133bが突設されており、腕部133bの先端部には固定部133cが形成されている。振動体130は、この固定部133cを固定軸138に固定螺子93を用いて第1機枠15に固定される(図5,6、参照)。つまり、振動体130は、腕部133bによって支持されている。これにより、振動体130は自由に振動することができ、比較的大きい振幅で振動する。
次に、振動体130の作用について図面を参照して説明する。
図9は振動体の作用を模式的に示す部分平面図、図10は突起部の動きを模式的に示す説明図である。図8に示すように、電極131a,131b,131cと、補強板133との間に交流電圧を印加すると、電極131aの下面範囲の圧電素子134は矢印Xで表すように長手方向に伸縮し、縦振動を行う。
そして、電極131b,131cの下面範囲の圧電素子134も長手方向に伸縮するが、それぞれが圧電素子134の対角方向に配設されているため、矢印Yに示すような屈曲振動を行う。
なお、圧電素子135においても、電極132(電極131a,131b,131cと面対称で形成された)に同様の交流電圧が印加される。
従って、振動体130は、主に長手方向に縦振動するが、縦振動と屈曲振動とを共振させ、突起部133aを楕円振動させる。以下、この点について説明する。
図9に示すように、振動体130がローター140を回転駆動するとき、突起部133aは、ローター140から反力fを受ける。本実施形態では、突起部133aが振動体130の中心線Gからずれた位置に設けられている。従って、振動体130は、この反力fによって図9に示すように面内方向に屈曲するように変形、振動する。なお、図9では、振動体130の変形を誇張して表している。
印加電圧の周波数、振動体130の形状・大きさ及び突起部133aの位置等を適宜選択することで、この屈曲振動の周波数と縦振動の周波数とが共振し、振幅が大きくなると共に、突起部133aは、図10中の矢印rにて表すように、ほぼ楕円に沿って変位(楕円振動)する。
これにより、振動体130の1回の振幅において、突起部133aが伸張しローター140を回転方向に送るときには、突起部133aがローター140により強い力で圧接される。また、突起部133aが収縮し戻るときには、ローター140との摩擦力を低減または消滅させることができるため、振動体130の振動をローター140の回転により高い効率で変換することができる。
なお、振動体130は腕部133bの弾性によって、突起部133aがローター140の外周側面の当接面142に付勢された状態で配設されている。
そこで、突起部133aがローター140の当接面142に当接された状態で、圧電素子134,135に交流電圧を印加して振動体130を振動させると、振動体130が伸張するときに突起部133aから摩擦力(押圧力)を受け、この押圧力の繰り返しでローター140が時計周り方向(矢印R)方向に回転する。
なお、振動体130は、ローター140と断面方向においてほぼ平行な姿勢で配設されると共に、ローター140の厚さよりも薄い。また、振動体130の厚さは、ローター140の外周面に形成される溝141の断面方向の幅よりも薄くすることがより好ましい。
圧電素子134,135に印加する周波数は特に限定されないが、振動体130の振動(縦振動)の共振周波数とほぼ同程度であることが好ましい。これにより、振動体130の振幅が大きくなり、高い効率、高トルクでローター140を回転駆動することができる。
続いて、本実施形態による液体の輸送に係る作用について図5を参照して説明する。カム20は、振動体130からローター140を介して回転される(図示、矢印R方向)。そして、カム20のフィンガー押圧面21dでフィンガー44を押圧する。
フィンガー45はフィンガー押圧面21dとフィンガー押圧斜面22との接合部に当接しており、チューブ50を圧閉している。また、フィンガー46はフィンガー押圧斜面22上でチューブ50を押圧しているが、フィンガー46はフィンガー44の押圧量より小さく、チューブ50を完全には圧閉していない。
フィンガー41〜43は、カム20の円弧部23の範囲にあり、押圧しない初期位置にある。また、フィンガー40はカム20のフィンガー押圧斜面22に当接しているが、この位置では、まだチューブ50を圧閉していない。
この位置から、さらにカム20を矢印R方向に回転すると、カム20のフィンガー押圧面21dによって、フィンガー45,46の順で押圧してチューブ50を圧閉していく。フィンガー44はフィンガー押圧面21dから解除されチューブ50は開放される。チューブ50のフィンガーから圧閉が開放される位置または、まだ圧閉されていない位置には、液体流動部51に液体が流入している。
カム20を振動体130によりさらに回転すると、フィンガー押圧斜面22が、フィンガー40,41,42,43の順に順次押圧していき、フィンガー押圧面21cに達したときにチューブ50を圧閉する。
このような動作を繰り返すことにより、液体を流入口部52側から流出口部53側に向けて流動し、流出口部53から吐出する。
この際、カム20のフィンガー押圧面には、複数のフィンガーのうちの2本が当接し、次のフィンガーを押圧する位置に移動するときには、フィンガーのうちの1本を押圧する。このように、フィンガーを2本押圧する状態と、1本を押圧する状態と、を繰り返すことにより、少なくとも1本のフィンガーがチューブ50を常時圧閉している状態を形成する。このような複数のフィンガーにより、チューブ50の液体流入側(流入口部52側)から流出側(流出口部53)へ順次押圧して、チューブ50の圧閉と開放を繰り返して流体を輸送するマイクロポンプの構造は蠕動駆動方式と呼ばれる。
チューブ50は圧閉状態を長期間継続すると、チューブ50の復元力が劣化して吐出精度が低下することが考えられる。しかし、本実施形態によれば、チューブユニット11は、チューブ50を圧閉するフィンガー40〜46を押圧するカム20を有する制御ユニット12から分離可能であることから、チューブユニット11単体の状態ではチューブ50は開放された状態が維持される。そのため、チューブ50の継続的な圧閉による復元力の劣化に伴う吐出精度の低下を防止し、所望の吐出精度を維持することができる。
また、チューブ50の圧閉と開放を長時間繰り返すことによってもチューブ50の復元力が劣化することも考えられ、このような場合チューブ交換が必要となるが、一定時間使用後、チューブ50をチューブユニット11として容易に交換することができる。
また、チューブ50の外径(内径も含む)は一般的に寸法のばらつきが大きい。チューブ50の寸法ばらつきによって、液体の単位時間当りの流量が変化する。そこで、チューブ50の外径に合わせたフィンガー40〜46の長さを調整したものをチューブユニット11にセットしておけば、ばらつきが小さい所望の流量を確保できるという効果がある。
本実施形態によるマイクロポンプ10は、カム20の回転駆動源として振動体130を用いてローター140を回転する構造である。振動体130で駆動されるローター140は回転トルクが大きいことから、従来技術のように減速ギヤ機構を必要とせず構造を簡単にすることができる。
また、チューブユニット11と、制御ユニット12とをカム20の回転平面に対して略水平方向に装着し構成することにより、従来技術による積み重ね構造に比べ薄型化が可能である。
また、チューブユニット11と制御ユニット12とは着脱可能な構成のため、薬液等に直接接触するチューブを含み低コストのチューブユニット11を使い捨て使用とし、チューブユニットに対して高コストの制御ユニット12を繰り返し使用すれば、ランニングコストを低減することができる。
また、チューブユニット11を制御ユニット12に対して水平方向に挿着すれば、フィンガー40〜46をチューブ押圧状態にすることができることから、従来技術のようにモーターモジュールとポンプモジュールとの間に連結機構を必要とせず、構造を簡素化でき、組立性を向上させることができる。
さらに、振動体130は圧電素子に交流電圧を印加することで振動し、ローター140を回転させることから電磁ノイズを発生せず、周囲の機器に悪影響を与えることがない。また、周囲の機器が発生する電磁ノイズの影響も受けない。従って、特に医療現場における電磁ノイズのリスクを回避することができる。
また、チューブユニット11を制御ユニット12に設けられる空間110の内部に挿着することにより、制御ユニット12の外郭(つまり、第1機枠15と第2機枠16)がケースの機能を有するため、チューブユニット11と制御ユニット12とを収容するケースが不要となり、構造が簡素化でき、一層、薄型化を実現できる。
また、本実施形態は、振動体130の突起部133aをローター140の外周面(当接面142)に当接することによりローター140を回転させる構造である。このような構造では、振動体130の振動を高効率で回転に変換でき、直径の大きなローター140に当接させることで、同じ振動体130を同じ条件で振動させたときにローター140の回転トルクを大きくすることができるので安定駆動を継続できる。
また、制御回路部30と振動体130とがカム20と平面的に積重ねない構造とすることで制御ユニット12の薄型化が可能であり、そのことからマイクロポンプ10をより薄型化することができる。
また、第1チューブ案内枠17が、チューブ50を挿着するチューブ案内溝17cと、チューブ50をチューブ案内溝17cに保持するためのチューブ案内側壁17fと、突起部17eとを設けている。従って、フィンガー40〜46によりチューブ50を押圧する範囲は、チューブ50の位置が正確に規制されていなければならない。
チューブ50の大部分は、チューブ案内溝17cによって平面方向の位置を規制し、フィンガーによりチューブを押圧する範囲を突起部17eで保持することにより、チューブ50の厚さ方向の位置を正確に規制することができる。
本実施形態のマイクロポンプ10は、カム20の回転によりフィンガー40〜46を押圧してチューブ50を圧閉する構成である。従って、チューブ50の円弧形状の円弧中心とカムの回転中心とを一致させることが必要である。
このことから、チューブユニット11を制御ユニット12に装着する際、チューブユニット11には壁面18a、制御ユニット12には壁面16aからなる案内部を設けることにより、チューブ50の円弧形状の中心とカム20の回転中心Pとを一致させることができる。従って、専用の位置規制部材を設けなくても、フィンガー40〜46の全てがチューブ圧閉を確実に行うことができる。
また、第1チューブ案内枠17には、フィンガー40〜46により押圧されることによるチューブ50の移動を規制するチューブ規制壁17dを設け、チューブ50とチューブ規制壁17dとの間に弾性部材60を設けている。このようにすれば、フィンガー40〜46でチューブ50を押圧するときに、弾性部材60によって過大な押圧力を吸収する。このことにより、チューブ50を直接チューブ規制壁17dに押圧する構造よりもチューブ50の耐久性を向上させることができる。
また、チューブユニット11及び制御ユニット12の外郭を構成する第1チューブ案内枠17、第2チューブ案内枠18、及び第1機枠15、第2機枠16の一部または全部を透明にしている。このことにより、内部の構成部品または各構成部品の係合関係、駆動状態を視認することができる。したがって、内部の構成部品及び駆動状態が正常な状態であるか、どこに不具合があるか等を検出することができる。さらに、リザーバー14を透明にすれば、リザーバー14内の液量を視認することができる。
また、リザーバー14には、内部に液体を流入または封止するためのポートとしてのセプタム95を備えることにより、リザーバー14をチューブ50に接続した状態、また、マイクロポンプ10の状態で、リザーバー14に液体の追加注入を容易に行うことができる。
また、リザーバー14とチューブ50の連通部に、気泡の通過を遮断するためのエアベントフィルター65を備えている。
リザーバー14に収容される液体中には空気が溶け込んでいることがあり、時間経過と共に溶け込んでいる空気が集合して気泡となることが考えられる。流体が薬液であって生体内に注入する場合に、気泡も含んで注入すると看過できない影響がでることがある。
そこで、液体は通過し、気泡の通過は遮断するためのエアベントフィルター65を設けることにより、気泡が生体内に浸入することを抑制することができ、安全性を高めることができる。
(実施形態2)
続いて、実施形態2について図面を参照して説明する。実施形態2は、チューブユニットを制御ユニットに付勢する弾性部材を設けていることに特徴を有する。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図11は、実施形態2に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のE−E切断面を示す断面図である。図11(a)において、チューブユニット11と固定枠13の間には、弾性部材としての板バネ99が備えられている。
板バネ99は、固定枠13のチューブユニット11側に設けられた凹形状の板バネ固定部13fに固定される。板バネ99の力点は中心線J上にあって、チューブユニット11をカム20の回転中心Pに向かって付勢している。
そのことによって、チューブユニット11の壁面18aと制御ユニット12の壁面16aとが、中心線J上で当接される。
板バネ99の固定は、図11(b)に示すように、固定枠13の板バネ固定部13fに突設された案内軸13gを熱溶着等の固定手段で固定される。なお、板バネ99の弾性を損なわなければ、固定枠13を固定した状態で脱落しなければよいので必ずしも固定しなくてもよい。
チューブユニット11を制御ユニット12に固定枠13により固定する場合、チューブユニット11、制御ユニット12、固定枠13の構成部品の寸法ばらつきにより、チューブユニット11と制御ユニット12との間に水平方向(平面方向)の隙間が発生し、チューブ50をフィンガー40〜46により圧閉できなくなることが考えられる。
そこで、板バネ99によりチューブユニット11を制御ユニット12の方向に付勢することにより、互いの壁面16a,18aを当接させて、チューブ50の円弧形状の中心とカム20の回転中心Pとを略一致させ、フィンガー40〜46がチューブ50を確実に圧閉させることができる。
なお、板バネ99の弾性力は、フィンガー40〜46のチューブ押圧力よりも大きくなるよう設定される。
このようにすれば、フィンガー40〜46がチューブ50を圧閉する際に、チューブユニット11(つまり、チューブ50)がフィンガー40〜46から遠ざかる方向に移動しないので、確実にチューブを圧閉することができる。
なお、本実施形態では、弾性部材として板バネ99を例示したが、板バネに限らず、コイルバネ、厚さ方向に弾性を有する平板でもよく、また、これらを複数用いる構造としてもよい。
(実施形態3)
続いて、実施形態3に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態3は、電源がチューブユニットに収容されていることを特徴としている。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図12は実施形態3に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のH−H切断面を示す断面図である。図12(a),(b)において、電源としての小型ボタン型電池120(以降、単に電池120と表す)がチューブユニット11の内部に収容されている。
電池120はリザーバー14と共に、第1チューブ案内枠17に形成される凹部内に装着されて、上部を第2チューブ案内枠18によって封鎖される。ここで、電池120の図示下方面をマイナス極、上面及び側面をプラス極とするとき、下方面はマイナス端子121に接続され、側面がプラス端子122に接続される。
マイナス端子121及びプラス端子122は、図示しないリードによって第1チューブ案内枠17の端部に植立される接続端子123,124に接続されている。
接続端子123,124は、第1チューブ案内枠17の制御ユニット側方向端部18dから制御ユニット12の内側側壁16b方向に突設されて、制御ユニット12の内部にまで延在されている。制御ユニット12には、接続端子123,124に電気的に独立して接続する接続端子(図示せず)が設けられ、これら接続端子は制御回路部30(図5、参照)に接続される。
チューブユニット11を制御ユニット12に装着した状態で、電池120から制御回路部30に電力が供給され、マイクロポンプ10が駆動可能な状態となる。
なお、電池120をチューブユニット11の内部に収容し、リザーバー14をチューブユニット11の外部に備える構造としてもよい。
使用する薬液を変更する場合、または長期間使用してチューブ50を交換する場合に、チューブユニット11としてチューブ50と共に電池120を交換することで、使用途中で電池容量が不足することを防止することができる。
また、電池120は、チューブユニット11に対して着脱可能である。図12に示す構成では、第1チューブ案内枠17と第2チューブ案内枠18とを接合する固定螺子92(図5、参照)を外して、電池120を着脱する例を示している。
ここで、電池120の着脱構造としては、第2チューブ案内枠18に電池蓋を設ける構造としてもよく、また、電池120をチューブユニット11の尾部(固定枠13側)からスライド挿入する構造として、固定枠13を外して電池120の着脱をする構造としてもよい。
なお、本実施形態では、電池として小型ボタン型電池を例示したが、他にシート電池、リチウムイオン電池等の二次電池を採用することができる。シート電池を用いる場合はリザーバー14と重ねて配設することができ、リザーバーの容量を大きくできるという利点がある。
また、二次電池を採用する場合には外部から充電することが可能で、繰り返し使用することができるという利点がある。
(実施形態4)
続いて、実施形態4に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態4は、チューブユニットが制御ユニットに対して正確な位置に挿着されているかを検出する接続端子と検出端子とからなる検出部をチューブユニットと制御ユニットとの間に備えていることに特徴を有する。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図13は、実施形態4に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のM−M切断面を示す断面図である。図13(a),(b)において、チューブユニット11の円弧状に形成される壁面18aの両側の半島状端部に、第1接続端子66と第2接続端子67とが植立されている。
第1接続端子66と第2接続端子67とは、一方の端部が接続リード94によって電気的に接続されている。また、他方の端部は制御ユニット12の内部まで入り込むようにチューブユニット11の端部17k,17mから突設されている。
制御ユニット12(第1機枠15)には、略U字バネ形状の第1検出端子68、第2検出端子69とが備えられている。第1検出端子68、第2検出端子69とは同じ形状のため、第2検出端子を例示して説明する。
第2検出端子69は、第1機枠15に設けられる凹部内に撓められて装着される。ここで第2検出端子69の腕部69a,69bは、凹部内の対向する側壁を押圧する。
従って、腕部69aは、凹部内の側壁15gによって位置規制される。側壁15gの位置は、カム20の回転中心P位置に対して正確に位置規制されている。また、第1接続端子66と第2接続端子67の先端部位置も、カム20の回転中心P位置に対して正確に位置規制されている。
チューブユニット11の円弧状の壁面18aと制御ユニット12の円弧状の壁面16aとが当接するまでチューブユニット11を制御ユニット12に挿入したとき、第2接続端子67が第2検出端子69に電気的に接続される。同時に第1接続端子66も第1検出端子68に電気的に接続される。
第2検出端子69にはリード64が接続され、リード64は制御回路部30の検出端子A(図示せず)に接続されている。一方、第1検出端子68にはリード63が接続され、リード63は制御回路部30の検出端子B(図示せず)に接続されている。
ここで、第2接続端子67と第2検出端子69、及び第1接続端子66と第1検出端子68の両方が、電気的に接続されたことを検出端子Aと検出端子Bで検出したとき、チューブユニット11の円弧状の壁面18aと制御ユニット12の円弧状の壁面16aとが当接したと判定する。
このような状態のとき、チューブ50の円弧形状の中心とカム20の回転中心Pとが一致していると判定し、制御回路部30により振動体130(図5、参照)を駆動可能な状態にする。
また、第2接続端子67と第2検出端子69、及び第1接続端子66と第1検出端子68の両方が、電気的に接続されていない場合には、駆動できない状態と判定し、チューブユニット11の制御ユニット12への挿着をやり直す。
なお、本実施形態では検出部として接点方式を例示したが、光検出や磁気検出構造を採用することができる。
このような構成にすれば、チューブ50の円弧形状の中心とカム20の回転中心Pとを一致したことを検出した場合に振動体130を駆動することにより、設定通りのチューブ50の圧閉と開放ができるため、液体を所望の単位時間当り流動量で輸送することができる。
(実施形態5)
続いて、実施形態5に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態5は、ローターをリング形状とし、振動体の突起部がローターのリング形状内周側面に当接するよう配設されていることに特徴を有している。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図14は、実施形態5に係る制御ユニットの一部を示す部分断面図、図15はローターを示す平面図である。図14,15において、ローター170は、図示下面方向に円形凹部が形成されリング形状を有している。そして、この凹部内に振動体130が配設されている。
ローター170のリング形状内周側面には、ローター170の回転方向に沿って溝171が形成されている。この溝171の内周側面は、振動体130に設けられる突起部133aが当接する当接面172である。
ローター170は、実施形態1と同様にカム20と共にカム軸75に重ねて軸止され一体で回転するよう構成される。
また、振動体130は、腕部133b(図8、参照)の先端部において、第1機枠15に植立された固定軸138に固定螺子93により固定されている。この際、腕部133bは、レイアウト設計上においてローター170の回転軸方向の1本で構成されることが好ましい。
なお、振動体130の構成及び駆動作用は実施形態1(図8〜図10、参照)と同じであるが、突起部133aはローター170のリング形状内周側面の当接面172に当接し、ローター170を時計回り方向(図中、矢印R方向)に回転させる。
このような構成によれば、ローター170をリング形状とし、振動体130の突起部133aをローター170のリング形状内周側面の当接面172に当接するよう配設している。従って、振動体130をローター170の外径よりも内側に配設することから、より小型化を実現でき、制御回路部30(図5も参照する)のレイアウト設計が容易になるという効果がある。
(実施形態6)
続いて、実施形態6に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態6は、前述した実施形態5の構造をさらに簡素化するもので、ローターが、カムの一方の平面に穿設された円形凹部の内部に形成され、振動体に設けられる突起部が、凹部の内周側面に当接するよう配設されていることに特徴を有している。従って、実施形態5との相違個所を中心に説明する。
図16は、実施形態6に係る制御ユニットの一部を示す部分断面図である。図16において、カム20の下面(第1機枠15方向の面)には凹部が穿設され、この凹部内に振動体130が配設されている。従って、カム20に穿設されるこの凹部がローター170に相当する。
ローター170の内周側面には溝171が形成され、この溝171の内側側面には、振動体130に設けられる突起部133aが当接する当接面172が形成される。つまり、ローター機能がカム20と一体で形成されている。
また、振動体130は、腕部133bの先端部(図8、参照)において、第1機枠15に植立された固定軸138に固定螺子93により固定されている。
なお、振動体130の構成及び駆動作用は実施形態1(図8〜図10、参照)と同じであるが、実施形態5(図14,15、参照)と同様に、突起部133aはローター170のリング形状内周側面の当接面172に当接し、ローター170を時計回り方向に回転させる。
従って、上述した構成によれば、ローター170をカム20の内部にカム20と一体形成していることになるので、構造をより簡単にすることができ、また、小型化することができる。
(実施形態7)
続いて、実施形態7に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態7は、ローターとカムの間に駆動力伝達機構として減速機構または増速機構を備えていることを特徴とする。なお、減速機構の1例を例示して説明する。
図17は、実施形態7に係る制御ユニットを示す平面図、図18は図17のL−L切断面を示す部分断面図である。図17,18において、本実施形態の減速機構は、カム20に設けられるカム歯車180と、ローター140に設けられるローター歯車144と、カム歯車180とローター歯車144とに歯合する中間車190とから構成されている。
カム歯車180は、カム20と共にカム軸75に軸止されると共に、軸受114,115により軸支されている。また、中間車190は中間歯車191を有し、第1機枠15に設けられる軸受112と、中間車受210によって軸支されている。なお、中間車受210は、第1機枠15に固定螺子等で固定されている。
一方、ローター歯車144は、ローター140を軸止するローター軸143に形成され、第1機枠15に設けられる軸受113と、第2機枠16に設けられる軸受116とによって軸支される。
なお、軸受112〜116に設けられる軸穴は貫通していないので、第1機枠15と第2機枠16によって形成される空間は、チューブユニット11が制御ユニット12に挿着された状態で密閉される。
また、振動体130は、腕部133bの先端部(図8、参照)において、第1機枠15に植立された固定軸138に固定螺子93により固定されている。
ローター140の形状は前述した実施形態1(図6、参照)と同じ場合を例示しており、ローター140の外周部には回転方向に沿って溝141が形成されており、溝141の内部側面が突起部133aとの当接面142である。
なお、振動体130の構成及び作用は実施形態1(図8〜図10、参照)と同じであり、振動体130とローター140との関係も実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
振動体130の振動によってローター140が回転され、このローター140の回転は、ローター歯車144、中間歯車191、カム歯車180を介してカム20に伝達される。中間車190を設けることにより、カム20は、実施形態1(図5、参照)と同じ方向に回転する。
ここで、ローター歯車144とカム歯車180との歯数比は減速比であって、減速比はローター歯車144とカム歯車180との歯数比により適宜変更することができる。また、中間車190を大歯車と小歯車の構成にすれば減速比をさらに大きく調整可能となる。なお、増速する場合は、各歯車の歯数比を増速ギヤ機構とすればよい。
このように、カム20とローター140との間に、減速機構または増速機構を設けることにより、ローター140の回転速度を一定にしてカム20の回転速度を変えることができる。つまり、液体の流動量を適宜調整することができる。
また、振動体130、ローター140、減速機構、カム20などの可動機構を全て制御ユニット12に設けることにより、制御ユニット12とチューブユニット11の間で、連結機構を必要とせず組立性が向上する。
なお、本実施形態では、ローター140の外周側面の当接面142に振動体130の突起部133aを当接する構造を例示して説明したが、前述した実施形態5,6(図14〜16、参照)に示すローター170の内周側面の当接面172に突起部133aを当接する構成にも適合可能である。
以上前述した実施形態1〜実施形態7によるマイクロポンプ10は、小型化、薄型化が可能で、微量流量を安定して連続的に流動することができるため、生体内または生体表面に装着し、新薬の開発やドラッグデリバリなどの医療用に好適である。また、様々な機械装置において、装置内、または装置外に搭載し、水や食塩水、薬液、油類、芳香液、インク、気体等の流体の輸送に利用することができる。さらに、マイクロポンプ単独で、流体の流動、供給に利用することができる。
実施形態1に係るマイクロポンプを示す概観平面図。 実施形態1に係るマイクロポンプを示す概観正面図。 実施形態1に係るマイクロポンプの分解平面図。 実施形態1に係るマイクロポンプの分解正面図。 実施形態1に係るマイクロポンプを示す平面図。 (a)は図5のA−P−A切断面を示す断面図、(b)は(a)のF−F切断面を示す断面図。 実施形態1に係るチューブの保持構造を示す部分断面図。 実施形態1に係る振動体の構成を示す斜視図。 実施形態1に係る振動体の作用を模式的に示す部分平面図。 実施形態1に係る振動体の突起部の動きを模式的に示す説明図。 実施形態2に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のE−E切断面を示す断面図。 実施形態3に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のH−H切断面を示す断面図。 実施形態4に係るマイクロポンプを示し、(a)は部分平面図、(b)は(a)のM−M切断面を示す断面図。 実施形態5に係る制御ユニットの一部を示す部分断面図。 実施形態5に係るローターを示す平面図。 実施形態6に係る制御ユニットの一部を示す部分断面図。 実施形態7に係る制御ユニットを示す平面図。 図17のL−L切断面を示す部分断面図。
符号の説明
10…マイクロポンプ、11…チューブユニット、12…制御ユニット、20…カム、30…制御回路部、40〜46…フィンガー、50…チューブ、130…振動体、133a…突起部、140…ローター。

Claims (20)

  1. 一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーと、前記チューブと前記複数のフィンガーとを保持するチューブ案内枠と、を有するチューブユニットと、
    前記複数のフィンガーを前記チューブの流体流入側から流出側に順次押圧するカムと、
    前記カムに回転力を与えるローターと、圧電素子を有し、且つ長手方向端部に前記ローターに当接する突起部を有する振動体と、を有する制御ユニットと、
    前記チューブの流入口部が連通するリザーバーと、
    前記圧電素子に駆動信号を入力する制御回路部と、
    前記制御回路部に電力を供給する電源と、
    が備えられ、
    前記チューブユニットが、前記カムの回転平面に対する略水平方向において前記制御ユニットに着脱可能であって、
    前記圧電素子に交流電圧を印加することにより前記振動体が振動し、前記突起部から前記ローターに回転力を繰り返し加え、前記カムが前記複数のフィンガーを流体の流入側から流出側へ順次押圧して、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を輸送することを特徴とするマイクロポンプ。
  2. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブユニットが、前記制御ユニットに設けられる空間に挿着されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記ローターが円盤形状を有し、
    前記突起部が、前記ローターの外周側面に当接するよう配設されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記ローターがリング形状を有し、
    前記突起部が、前記ローターのリング形状内周側面に当接するよう配設されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  5. 請求項1または請求項2に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記ローターが、前記カムの一方の平面に穿設されたリング形状の凹部の内部に形成され、
    前記突起部が、前記凹部の内周側面に当接するよう配設されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  6. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記制御回路部と前記振動体と前記カムとが、互いに平面的に重ならない位置に分散配設されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  7. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記ローターと前記カムとの間に、減速機構または増速機構が設けられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  8. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブ案内枠が、前記チューブを挿着するチューブ案内溝と、前記チューブを前記チューブ案内溝に保持するためのチューブ保持部と、を有していることを特徴とするマイクロポンプ。
  9. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブユニットを前記制御ユニットに装着する際、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とを略一致させる案内部が、前記チューブユニット及び前記制御ユニットの互いに対向する側面に設けられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  10. 請求項9に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブユニットを前記制御ユニットに装着する際、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とが略一致したことを検出する検出部が、前記チューブユニットと前記制御ユニットとの間に設けられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  11. 請求項1または請求項2に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブユニットを前記制御ユニットに固定するための蓋部材を有し、
    前記蓋部材と前記チューブユニットとの間に、前記チューブの円弧形状の中心と前記カムの回転中心とを略一致させるよう前記チューブユニットを前記制御ユニットに付勢する弾性部材が備えられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  12. 請求項11に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記弾性部材の付勢力が、前記複数のフィンガーのチューブ押圧力よりも大きいことを特徴とするマイクロポンプ。
  13. 請求項1または請求項2に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブ案内枠には、前記複数のフィンガーにより押圧されることによるチューブの移動を規制するチューブ規制壁が設けられ、
    前記チューブと前記チューブ規制壁の間に弾性部材が設けられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  14. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記チューブユニット及び前記制御ユニットの外郭の一部または全部が透明であることを特徴とするマイクロポンプ。
  15. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記電源と前記リザーバーのいずれか一方、または両方が、前記チューブユニットに収容されていることを特徴とするマイクロポンプ。
  16. 請求項15に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記電源と前記リザーバーが、前記チューブユニットに対して着脱可能であることを特徴とするマイクロポンプ。
  17. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記リザーバーが、内部に流体を流入または封止するためのポートを備えていることを特徴とするマイクロポンプ。
  18. 請求項1に記載のマイクロポンプにおいて、
    前記リザーバーと前記チューブとの連通部に、気泡の通過を遮断するためのエアベントフィルターが備えられていることを特徴とするマイクロポンプ。
  19. 請求項1に記載のチューブユニットと着脱可能であって、
    一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブの円弧形状の中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーを前記チューブの流体流入側から流出側に順次押圧するカムと、
    前記カムに回転力を与えるローターと、
    圧電素子を有し、且つ長手方向端部に前記ローターに当接する突起部を有する振動体と、
    を有することを特徴とする制御ユニット。
  20. 請求項1に記載の制御ユニットと着脱可能であって、
    一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、
    前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に配設される複数のフィンガーと、
    前記チューブと前記複数のフィンガーとを保持するチューブ案内枠と、
    を有することを特徴とするチューブユニット。
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