JP4444640B2 - 輸液ポンプ装置 - Google Patents

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本発明は、薬液を注入するダイアフラム式ポンプ(圧電式流量制御ポンプともいう)とダイアフラム式ポンプに駆動電圧を供給する電源ユニットを着脱可能に組み合わせた輸液ポンプ装置と、前記ダイアフラム式ポンプを輸液回路に装着した輸液ポンプ装置に関するものである。
ダイアフラム式ポンプ(圧電式流量制御ポンプ)の発明として、出願人は特許文献1に「振動の伝達が可能な合成樹脂より構成されるポンプ部と、ポンプ部の駆動部より構成され、ポンプ部は内部に逆止弁を配置した液体流入管と液体流出管を両側に装着することにより構成され、駆動部は振動板とこれを振動させる圧電アクチュエータとから構成され、ポンプ部は押圧板を有するハウジング内に収納され、前記振動板は前記ハウジングの押圧板と対向する底面に配置され、前記圧電アクチュエータは前記振動板を保護するハウジング内に配置した、液体移送ポンプ。」の発明、特許文献2に「圧電素子より構成されるポンプ部と、ポンプ部へパルス電圧を供給する発振回路より構成され、前記ポンプ部に内部に逆止弁を配置した液体流入管と液体流出管を装着した、液体移送ポンプ。」の発明を提案した。
また特許文献3にも「圧電効果を示す結晶あるいは圧電性セラミックスに、互いに離れた2つの電極を取り付けた加圧部を備え、該電極間に周期的に直流電圧あるいは高周波を印加することにより液体を吐出させる輸液ポンプ。」の発明、また特許文献4にも「振動駆動部により駆動されるポンプ手段に関し、内容物吐出液体容器収納部、該容器収納部に収納された内容物吐出液体容器の液体吐出口に設けられた振動駆動計量吐出ポンプを着脱自在に収納するポンプ振動駆動手段、より構成されることを特徴とした小型計量吐出ポンプ付き液体容器のポンプ駆動装置であって、上記のポンプ振動駆動手段は、ゴム等の弾性中空体とその出入口付近に設けられた一対の逆止弁より成る外部の振動駆動計量吐出ポンプを、振動することにより駆動するポンプ駆動装置」の発明が開示されている。
これらのダイアフラム式ポンプ(圧電式流量制御ポンプ)は、(A)小量流体の定量継続吐出が可能で、輸液を正確に行うことができる。(B)装置自体が堅牢で、小型軽量化でき、安価に製作できる。(C)消費電力が少なく、騒音も少ない。(D)継続性が良い等々数多くの利点を持っている。
ところで、例えば末期癌患者など患部に継続的な疼痛を有する患者に対してモルヒネなどの鎮痛薬を持続的に輸液する治療法において、患者が病院ではなく在宅でも治療を受けることができるように、患者が簡単に装置を使用できる形態であること、輸液する量を医師や薬剤師などの治療担当者以外の者が変更できないようにすること、回路内に気泡が入っていることを自動的に検知し、報知することができるようにすること等が、医療現場で要求されているが、前記ダイアフラム式ポンプ(圧電式流量制御ポンプ)は、これらの要求を満たすことはできない。
特開平8−261157(特許請求の範囲) 特開平8−303352(特許請求の範囲) 特開平6−173845(特許請求の範囲) 特開平5−231329(特許請求の範囲)
解決しようとする問題点は、従来のダイアフラム式ポンプ(圧電式流量制御ポンプ)では、患者が簡単に使用できないこと、輸液する量を治療担当者以外の者が変更できること、回路内に気泡が入っていることを自動的に検知し、報知することができない点である。
そこで本発明者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
[1]本発明は、印加電圧によって流量の調節が可能なダイアフラム式ポンプ(11)と、一定の電力を供給可能な電源ユニット(21)とを有し、
前記ダイアフラム式ポンプ(11)は、
ポンプ室(12)と、当該ポンプ室(12)を収納するハウジング(19)とを有し、
前記ポンプ室(12)の内部壁面の一部に、圧電素子(18)を装着し、
前記ポンプ室(12)に、液体流入口(13)と液体流出口(14)とを装着し、前記当該液体流入口(13)と前記液体流出口(14)のそれぞれの液体流路内に、液体の逆流を阻止する逆止弁(15、16)を配置し、
前記圧電素子(18)に、前記電源ユニット(21)より、電力の供給を受けるためのコネクタ(17)を配線し、
当該コネクタ(17)は、前記ハウジング(19)の底面より突設し、
前記電源ユニット(21)は、
ハウジング(22)を有し、当該ハウジング(22)の天面に、前記ダイアフラム式ポンプ(11)のハウジング(19)を収納できる凹部(23)を形成し、
前記ダイアフラム式ポンプ(11)の前記ハウジング(19)の外枠の形状と、前記電源ユニット(21)のハウジング(22)の凹部(23)の形状を、略同一形状に形成し、
前記ハウジング(22)の凹部(23)の天面に、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に対して電力を供給するコネクタ(27)を装着し、
前記ハウジング(22)の表面ないし内部に、
〈a〉前記ダイアフラム式ポンプ(11)に対して供給する電圧を設定ないし変更できる制御部(24)と、
〈b〉輸液回路(51)内の気泡を検出するセンサ(25)と、
当該センサ(25)の報知部(26)と、
〈c〉二次電池(30)と、
〈d〉外部機器(62)と通信可能な通信用部材(29)とを、
配置ないし内蔵し、
前記ダイアフラム式ポンプ(11)と前記電源ユニット(21)は、
前記ダイアフラム式ポンプ(11)側のコネクタ(17)と、前記電源ユニット(21)側のコネクタ(27)を介して着脱できるように形成した、輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[2]本発明は、前記制御部(24)は、プログラムを書き込んだROMまたはRAMを使用したマイクロコンピュータであり、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に供給するための電力を治療目的に応じて、設定ないし変更することができる、[1]に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[3]本発明は、前記二次電池(30)は、リチウムイオン電池またはニカド電池であり、前記電源ユニット(21)の外部から充電を行う充電器(61)に接続するためのコネクタ(C)を備え、当該充電器(61)に対して非接触で充電を行うための部材として、コイルを使用した電磁誘導による充電方式を採用した、[1]または[2]に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[4]本発明は、前記報知部(26)は、発光ダイオードまたは電子ブザーであり、前記電源ユニット(21)の二次電池(30)の電力残量を計測し、電力残量が少なくなってきた状況を検知し、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に供給する電力が無くなる前に報知させることができる、[1]から[3]のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[5]本発明は、気泡を検知するセンサ(25)は、赤外線センサまたは超音波センサであり、前記輸液回路(51)内の気泡が検知された場合、前記報知部(26)によって報知されるとともに、前記ダイアフラム式ポンプ(11)への電力供給を停止し、輸液を停止することができる、[1]から[4]のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[6]本発明は、前記通信用部材(29)は、USB、またはRS232C、またはIrDAのいずれかであり、
外部機器(62)であるパソコンまたは携帯型情報端末から前記制御部(24)に設定されている供給電力値を変更または確認することによって、前記ダイアフラム式ポンプ(11)の流量を変更することができる、[1]から[5]のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[7]本発明は、前記電源ユニット(21)に、外部機器(62)を備えず、供給電力を設定できないようにして、生産時に設定された電力のみ供給して、前記ダイアフラム式ポンプ(11)の流量を固定し、前記電源ユニット(21)のハウジング(22)の色または、型番のシール表示で設定されている流量を示すことができる、[1]から[6]のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を提供する。
[8]本発明は、液体移送チューブ(52)の上流側の一端部に、薬液バッグを接続するためのコネクタ、または針(55)を装着し、
前記液体移送チューブ(52)の下流側の他方の一端部に、患者側回路を接続するためのコネクタ(54)を装着し、
前記液体移送チューブ(52)の前記コネクタ、または針(55)よりも下流側に、気泡が人体に注入されることを防ぐエアベントフィルタ(53)を配置し、
前記エアベントフィルタ(53)とコネクタ(54)との間の前記液体移送チューブ(52)の途中に、[1]から[7]のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を配置した、ことを特徴とする輸液ポンプ装置(1A)を提供する。
(1)輸液ポンプ装置1は、小型軽量且つ静音であるため、携帯性が向上する。
(2)輸液ポンプ装置1は、操作が簡単であるため、臨床だけでなく、患者が在宅でも操作することが望める。
(3)電源ユニット21には、外部機器62と通信可能な通信用部材29を設けることにより、(A)流量を変更するための部材を備えなくてもよいため、治療を担当する者以外が流量を操作することができないので、安全性が担保される。(B)安価になり生産性が向上する。
(4)輸液ポンプ装置1自体が安価であるため電源ユニット21を複数個用意することによって二次電池31が消耗した際のスペアにすることができる。
図1は本発明の輸液ポンプ装置の概略図、図2、図3はダイアフラム式ポンプの概略図、図4は電源ユニットの概略図、図5はダイアフラム式ポンプを装着した電源ユニットの概略図、図6はダイアフラム式ポンプと電源ユニットのブロック図、図7は流量の表示手段の一例を示す概略図である。
[輸液ポンプ装置1]
本発明の輸液ポンプ装置1は、図1から6に例示するように、印加電圧によって流量の調節が可能なダイアフラム式ポンプ11を、一定の電力を供給可能な電源ユニット21に、コネクタ17、27を介して接続している。また本発明の輸液ポンプ装置1Aは、前記輸液ポンプ装置1を輸液回路51の途中に装着している。
[輸液回路51]
本発明に使用する輸液回路51は、図1に例示するように、液体移送チューブ52の上流側(カテーテル、輸液バッグ等の医療用具側)から下流側(患者側)に向けて、薬液バッグに接続するためのコネクタ又は針55、気泡が人体に注入されることを防ぐエアベントフィルタ53と、患者に穿刺されているカテーテル又は留置針などの患者側回路に接続するためのコネクタ54を配置している。ダイアフラム式ポンプ11は、下流側コネクタ54とエアベントフィルタ53の間に配置される。
[ダイアフラム式ポンプ11]
ダイアフラム式ポンプ11は、例えば公知の特許文献1から4に記載されているように、印加電圧によって流量の調節が可能なもので、図2から図3に例示するように、ポンプ室12の内部壁面の一部に圧電素子18を装着し、当該ポンプ室12に液体流入口13と液体流出口14を装着し、液体流入口13と液体流出口14の液体流路内に、液体の逆流を阻止する逆止弁15、16を配置している。
圧電素子18は、電圧を印加することにより伸縮する性質を有した部材であり、ポンプ室12の内部壁面にある圧電素子18が、電圧によって伸縮することにより、ポンプ室12内の容積が変化することで当該ポンプ室12内の圧力が変動し、体流入口13より吸引した液体を、液体流出口14から排出することにより、送液を行うことができる。
また逆止弁15、16を配置することにより、ポンプ1が動作している状態、していない状態にかかわらず、患者側(下流側)から液体が流れないようになっている。
ポンプ室12は、さらにハウジング19に収納される。ハウジング19は、電源ユニット21の凹部23に対して収容される形状をしている。
またポンプ室12および、液体流入口13、液体流出口14、ハウジング19の各部材は液体及び気泡等を外部から視認できるように透明度のある材料を採用するのが好ましい。
また圧電素子18は、電源ユニット21より電力の供給を受ける為のコネクタ17と配線されている。
圧電素子18は、ポンプ室12内の液体が直接接触しないように耐薬品性に優れ、人体、人体に注入される薬液等に対して偽害性のない公知のフッ素ゴム、シリコンゴム、ブチルゴム、エチレンゴム等の材料で封入されているか、前記材料が薬液に接する部分に装着されている。
[電源ユニット21]
電源ユニット21は、図5に例示するように、ダイアフラム式ポンプ11に対して供給する電圧を設定ないし変更できる制御部24と、輸液回路51内の気泡を検出するセンサ25と、当該センサ25の報知部26を有する。また電源ユニット21は、二次電池30と、外部機器62と通信可能な通信用部材29を有する。
これらの各部材は、図1、図4に例示するようにハウジング22表面(天面、側面も含む)ないしその内部に配置ないし内蔵される。
またハウジング22の天面には、ダイアフラム式ポンプ11のハウジング19を収納できる形状の凹部23が形成されている。またハウジング22には、ダイアフラム式ポンプ11に電力を供給するためのコネクタ27が装着されている。
凹部23をダイアフラム式ポンプ11と略同一形状にすることにより、コネクタ17、27の接続を正確におこなうことができる。
さらにポンプ11のハウジング19と電源ユニット21の凹部23の形状、サイズの組み合わせは、設定できる流量や対応する薬液の種類に応じた形状、サイズの組み合わせにして、ポンプ11と電源ユニット21の種類が適正な組み合わせで無い場合は、凹部23にハウジング19が収納できないようにして、異なる薬液の投与や過剰な量の輸液などの過誤を防ぐこともできる。
制御部24は、例えばプログラムを書き込んだROMまたはRAMを使用したマイコンであり、ポンプ11に供給するための電力を治療目的に応じて、設定ないし変更することができる。
二次電池30は、例えばリチウムイオン電池やニカド電池が使用され、電源ユニット21の外部から充電を行う充電器61と接続するためのコネクタCを備えることができる。また充電器61に対して非接触で充電を行うための部材として、例えばコイルを使用した電磁誘導による充電方式を採用することもできる。
報知部26には、例えば発光ダイオード(LED)や電子ブザー等が採用できる。電源ユニット21の二次電池30の電力残量を計測し、電力残量が少なくなってきた状況を検知し、ポンプ11に供給する電力が無くなる前に報知させることができる。
気泡を検知するセンサ25は、例えば赤外線センサや超音波センサが使用され、輸液回路51内の気泡が検知された場合、報知部26によって報知されると共に、ポンプ11への電力供給を停止し、輸液を停止することができる。
通信用部材29(例えば、USB、RS232C、IrDAなどの通信規格)を設けることにより、外部機器62(例えばパソコンまたは、携帯型情報端末)から制御部24に設定されている供給電力値を変更又は確認することによってポンプ11の流量を変更することができる。
また電源ユニット21に外部機器62を備えず、供給電力を設定できないようにして、生産時に設定された電力のみ供給し、ポンプ11の流量を固定する方法も採用することができる。その場合は、例えば図6に例示するように、電源ユニット21のハウジング22の色や、型番などのシール表示で設定されている流量を示すことができる。
次に本発明の輸液ポンプ装置1の使用方法の一例を示す。
(1)輸液回路51と輸液バッグを接続し、輸液回路内の空気を除去する。
(2)輸液回路51を患者側回路に接続する。
(3)ポンプ11を電源ユニット21にセットする、このとき、ポンプのコネクタ17と電源ユニットのコネクタ27が接着される。
(4)電源ユニット21のスイッチ28を投入すると、制御部24に設定されている電力が二次電池30よりポンプ11に供給される。
(5)ポンプ11内の圧電素子18が駆動し、輸液が開始される。
(6)回路内の気泡をセンサ25が検出した場合は、報知部26のランプやブザーによって報知させることができる。
(7)二次電池30が消耗した場合は、報知部26のランプやブザーによってポンプ11が停止する事前に報知することができ、別の電源ユニット21に切り替えて輸液を継続することができる。
(8)ポンプ1が動作している状態や動作していない状態でも、通信用部材29を介して、パソコンや携帯端末などの外部機器62と通信することにより、制御部24に設定されている電力値から、流量を確認することができる。
本発明の輸液ポンプ装置の概略図 ダイアフラム式ポンプの概略図 ダイアフラム式ポンプの概略図 電源ユニットの概略図 ダイアフラム式ポンプを装着した電源ユニットの概略図 ダイアフラム式ポンプと電源ユニットのブロック図 流量の表示手段の一例を示す概略図
符号の説明
1、1A 輸液ポンプ装置
11 ダイアフラム式ポンプ
12 ポンプ室
13 液体流入口
14 液体流出口
15、16 逆止弁
17 コネクタ(オス)
18 圧電素子
19 ハウジング
21 電源ユニット
22 ハウジング
23 凹部
24 制御部(CPU)
25 センサ
26 報知部(表示部、LED)
27 コネクタ(メス)
28 (電源)スイッチ
29 通信用部材
30 二次電池
51 輸液回路
52 液体移送チューブ
53 エアベントフィルタ
54 コネクタ
55 針
61 充電器
62 外部機器
C コネクタ

Claims (8)

  1. 印加電圧によって流量の調節が可能なダイアフラム式ポンプ(11)と、一定の電力を供給可能な電源ユニット(21)とを有し、
    前記ダイアフラム式ポンプ(11)は、
    ポンプ室(12)と、当該ポンプ室(12)を収納するハウジング(19)とを有し、
    前記ポンプ室(12)の内部壁面の一部に、圧電素子(18)を装着し、
    前記ポンプ室(12)に、液体流入口(13)と液体流出口(14)とを装着し、前記当該液体流入口(13)と前記液体流出口(14)のそれぞれの液体流路内に、液体の逆流を阻止する逆止弁(15、16)を配置し、
    前記圧電素子(18)に、前記電源ユニット(21)より、電力の供給を受けるためのコネクタ(17)を配線し、
    当該コネクタ(17)は、前記ハウジング(19)の底面より突設し、
    前記電源ユニット(21)は、
    ハウジング(22)を有し、当該ハウジング(22)の天面に、前記ダイアフラム式ポンプ(11)のハウジング(19)を収納できる凹部(23)を形成し、
    前記ダイアフラム式ポンプ(11)の前記ハウジング(19)の外枠の形状と、前記電源ユニット(21)のハウジング(22)の凹部(23)の形状を、略同一形状に形成し、
    前記ハウジング(22)の凹部(23)の天面に、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に対して電力を供給するコネクタ(27)を装着し、
    前記ハウジング(22)の表面ないし内部に、
    〈a〉前記ダイアフラム式ポンプ(11)に対して供給する電圧を設定ないし変更できる制御部(24)と、
    〈b〉輸液回路(51)内の気泡を検出するセンサ(25)と、
    当該センサ(25)の報知部(26)と、
    〈c〉二次電池(30)と、
    〈d〉外部機器(62)と通信可能な通信用部材(29)とを、
    配置ないし内蔵し、
    前記ダイアフラム式ポンプ(11)と前記電源ユニット(21)は、
    前記ダイアフラム式ポンプ(11)側のコネクタ(17)と、前記電源ユニット(21)側のコネクタ(27)を介して着脱できるように形成した、ことを特徴とする輸液ポンプ装置(1)。
  2. 前記制御部(24)は、プログラムを書き込んだROMまたはRAMを使用したマイクロコンピュータであり、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に供給するための電力を治療目的に応じて、設定ないし変更することができる、ことを特徴とする請求項1に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  3. 前記二次電池(30)は、リチウムイオン電池またはニカド電池であり、前記電源ユニット(21)の外部から充電を行う充電器(61)に接続するためのコネクタ(C)を備え、当該充電器(61)に対して非接触で充電を行うための部材として、コイルを使用した電磁誘導による充電方式を採用した、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  4. 前記報知部(26)は、発光ダイオードまたは電子ブザーであり、前記電源ユニット(21)の二次電池(30)の電力残量を計測し、電力残量が少なくなってきた状況を検知し、前記ダイアフラム式ポンプ(11)に供給する電力が無くなる前に報知させることができる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  5. 気泡を検知するセンサ(25)は、赤外線センサまたは超音波センサであり、前記輸液回路(51)内の気泡が検知された場合、前記報知部(26)によって報知されるとともに、前記ダイアフラム式ポンプ(11)への電力供給を停止し、輸液を停止することができる、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  6. 前記通信用部材(29)は、USB、またはRS232C、またはIrDAのいずれかであり、
    外部機器(62)であるパソコンまたは携帯型情報端末から前記制御部(24)に設定されている供給電力値を変更または確認することによって、前記ダイアフラム式ポンプ(11)の流量を変更することができる、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  7. 前記電源ユニット(21)に、外部機器(62)を備えず、供給電力を設定できないようにして、生産時に設定された電力のみ供給して、前記ダイアフラム式ポンプ(11)の流量を固定し、前記電源ユニット(21)のハウジング(22)の色または、型番のシール表示で設定されている流量を示すことができる、ことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)。
  8. 液体移送チューブ(52)の上流側の一端部に、薬液バッグを接続するためのコネクタ、または針(55)を装着し、
    前記液体移送チューブ(52)の下流側の他方の一端部に、患者側回路を接続するためのコネクタ(54)を装着し、
    前記液体移送チューブ(52)の前記コネクタ、または針(55)よりも下流側に、気泡が人体に注入されることを防ぐエアベントフィルタ(53)を配置し、
    前記エアベントフィルタ(53)とコネクタ(54)との間の前記液体移送チューブ(52)の途中に、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の輸液ポンプ装置(1)を配置した、ことを特徴とする輸液ポンプ装置(1A)。
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