JP5193934B2 - 電気部品の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気部品の複数の配線に複数のプローブの先端を同時に接触させてその電気部品を検査する方法に関するものである。
図15は、液晶ディスプレイの駆動回路(以下「ドライバIC」という。)を搭載したTAB(tape automated bonding)テープの一部の平面図である。この図面は、検査端子の近傍だけを示している。このTABテープ10には切断予定線12が設定されている。その外側(図15では上側)の拡張部13には、ドライバICを測定するための複数の検査端子14が形成されている。検査端子14は配線16につながっていて、配線16よりも幅が大きくなっている。このような複数の検査端子14に複数のプローブの先端18を同時に接触させることで、TABテープ10上のドライバICを検査することができる。
TABテープ10は、その製作時に寸法の多少のばらつきがあり、また、製作後の熱ストレスや湿度変化によっても収縮や膨張が起きやすくて、寸法のばらつきが生じやすい。そのような寸法のばらつきがあっても、プローブの先端が確実に配線に接触できるように、上述のように比較的大きな検査端子14を必要としている。検査端子14を形成した拡張部13は、検査後の製品には不要なものなので、切断予定線12のところで切り離される。
図16は切断予定線12で切断したときの断面図である。切断の際に、隣り合う配線16の間に導体のバリや屑20が挟まると、配線間がショートするおそれがある。ショートが発生すると製品の歩留まりが低下する。したがって、拡張部を余分に作るためのコストを削減するためにも、そして、切断作業に起因する不具合を避けるためにも、専用の検査端子を無くす工夫が望まれていた。しかしながら、専用の検査端子を省略すると、プローブの接触不良が生じるおそれがある。
図17は、専用の検査端子を設けていないTABテープの一部の平面図である。この図面は、プローブが配線に接触する近傍だけを示している。TABテープの配線16とプローブの先端18との間で位置ずれが生じると、接触不良が生じるおそれがある。配線16の配列ピッチが小さくなっていき、かつ、配線16の幅が狭くなっていくと、プローブの先端18が配線16から外れたり、プローブの先端18が隣の配線16にまで接触してショートする危険性が増大する。
プローブと配線との接触を確実にするための従来の工夫として、プローブ側の工夫と、配線側の工夫とが知られている。プローブ側の工夫としては次のものが知られている。特開2004−333332号公報(特許文献1)に記載のプローブユニットは、プローブの先端を横方向に広げることで、プローブのピッチと電極のピッチが一致しなくても、プローブの先端と電極との接触面積を確保できるようにしている。
一方、配線側の工夫としては次のものが知られている。実開平2−89850号公報(特許文献2)に記載のフラットパッケージは、半導体パッケージの外部リードの折り曲げ部の高さを、隣り合う外部リードの間では異なるようにしている。これにより、プローブが特定の外部リードに接触するときに、その隣の外部リードに接触する危険を少なくしている。
特開2004−333332号公報 実開平2−89850号公報
特許文献1に記載の従来技術は、プローブの先端を横方向に広げているので、配線の幅が狭くなっても、プローブの先端が配線から外れる危険性は少なくなる。しかし、配線ピッチが小さくなればなるほど、プローブの先端が隣の配線にまで接触してショートする危険性が増大する。
特許文献2に記載の従来技術は、外部リードの折り曲げ部の高さを隣り合う外部リードの間で変えているので、プローブが隣の外部リードに接触する危険性は少なくなる。しかし、プローブの先端が外部リードから外れる危険性は減少しない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、プローブと配線との間に位置ずれがあっても安定したコンタクトが得られるとともに、配線ピッチが小さくなってもプローブが隣の配線に接触することのない検査方法を提供することにある。
本発明は、電気部品の複数の配線に複数のプローブの先端を同時に接触させてその電気部品を検査する検査方法に関するものであって、次の特徴を備えている。電気部品の複数の配線は、互いに平行になるように延びている。その延びている方向を第1方向と呼ぶことにする。その複数の配線は、第1方向に対して垂直な第2方向に間隔を置いて所定のピッチで並んでいる。そして、その複数の配線は、それぞれ、プローブが接触するための接触領域と、その接触領域よりも高さの低い凹所とを備えている。隣り合う配線の接触領域と凹所は次のような位置関係にある。複数の配線のうちの任意の配線を考えると、その任意の配線の接触領域から隣の配線に向かって第2方向に平行に直線を引いたときに、その直線が隣の配線と交わる地点に、その隣の配線における凹所が存在している。すなわち、隣り合う配線において、接触領域の隣には凹所が存在する。一方で、複数のプローブの先端における第2方向の寸法は、配線のピッチよりも大きくなっている。電気部品を検査するときは、複数のプローブの先端を複数の配線の接触領域に同時に接触させる。
本発明は、上述の構成を備えることにより、次の効果を奏する。プローブの先端の第2方向(配線の配列方向)の寸法が配線のピッチよりも大きいので、プローブと配線との位置ずれが相当大きくても、プローブの先端が配線から外れることはない。これにより、安定したコンタクトが可能になる。一方で、プローブの先端が配線の接触領域に接触したときに、そのプローブの先端の横の部分が隣の配線にオーバーラップしても、その隣の配線にはそのオーバーラップした箇所に凹所が形成されているので、プローブの先端は隣の配線には接触しない。これにより、プローブの先端の寸法が大きくなっても、隣の配線とはショートしない。
図1は本発明の検査方法の第1実施例で使用するプローブと配線を示す斜視図である。 図2は配線の配列状態を示す平面図である。 図3はプローブの配列状態を示す平面図である。 図4は複数の配線の接触領域に複数のプローブの接触体を同時に接触させた状態を示す平面図である。 図5は図4の5−5線断面図である。 図6(A)は図4の6A−6A線断面図であり、図6(B)は図4の6B−6B線断面図である。 図7はプローブと配線の間で位置ずれがある場合の図4と同様の平面図である。 図8は図7に示す場合の図5と同様の断面図である。 図9は配線に凹所が形成されていない従来例の場合の先端サイズ検討図である。 図10は、図9に示す従来例において、プローブの先端サイズを変化させたときに、オープンマージンとショートマージンがどのように変化するかを示したグラフである。 図11は配線に凹所が形成されている本発明の場合の先端サイズ検討図である。 図12は、図10に示す本発明の場合において、プローブの先端サイズを変化させたときに、オープンマージンとショートマージンがどのように変化するかを示したグラフである。 図13は本発明の検査方法の第2実施例におけるプローブの配列を示す平面図である。 図14は、図13に示すプローブを、図2に示す配線に接触させた状態を示す平面図である。 図15は液晶ディスプレイの駆動回路を搭載した従来のTABテープの一部の平面図である。 図16は切断予定線で切断したときの断面図である。 図17は専用の検査端子を設けていない従来のTABテープの一部の平面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施例を詳しく説明する。図1は本発明の検査方法の第1実施例で使用するプローブと配線を示す斜視図である。この図面は、複数のプローブ22と、そのプローブ22に接触される複数の配線24とを示している。図1に示された配線24は、TABテープに形成された配線の一部であり、このTABテープには液晶ディスプレイのICドライバが搭載されている。プローブ22を配線24に接触させることで、プローブ22につながっている検査装置によって、ICドライバを検査できる。
次に、図1と図2を参照して、配線24の形状と配列を説明する。図2は配線24の配列状態を示す平面図である。図1と図2において、複数の配線24は、互いに平行であって、X方向(第1方向)に直線状に延びている。これらの配線24は、Y方向(第2方向)に間隔を置いて所定のピッチで並んでいる。Y方向(第2方向)はX方向(第1方向)に対して垂直である。配線24の幅W1は例えば10μmであり、配線ピッチP1は例えば32μmである。それぞれの配線24は、プローブが接触する接触領域26と、凹所28を備えている。接触領域26は配線のその他の部分と基本的に同じ構造であり、見た目は配線のその他の部分とは区別が付かない。この接触領域26は、プローブ22が接触することが予定されている領域である。図1と図2では、接触領域26にハッチングを施して、配線24のその他の部分と区別できるようにしている。凹所28は接触領域26よりも高さが低くなっている。配線24の厚さは例えば4μmである。凹所28の高さは接触領域26の高さよりも1〜3μmだけ低くするのが好ましい。この実施例では2μmだけ低くなっている。したがって、この実施例では凹所28における配線の厚さは2μmと薄くなっている。接触領域26のX方向の寸法L1は例えば20μmである。凹所28のX方向の寸法L2は例えば40μmである。接触領域26の凹所28側の端部と凹所28の接触領域26側の端部との距離L3は例えば60μmである。凹所28は例えば次のようにして作ることができる。第1の形成方法は、配線を形成した後に、凹所を形成すべき箇所にプレス加工をして、その部分の配線の高さを低くする方法である。図2において凹所28のY方向の幅が少しだけ左右に広がっているのは、このプレス加工による形成を想定しているからである。第2の形成方法は、配線を形成した後に、凹所28を形成すべき箇所を所定の深さまでエッチングする方法である。その場合、ウェットエッチングまたはドライエッチングを用いることができる。
隣り合う配線24において、接触領域26と凹所28は次のような位置関係にある。任意の配線24を考えると、その任意の配線24の接触領域26から隣の配線24に向かってY方向(第2方向)に平行に直線を引いたときに、その直線が隣の配線24と交わる地点に、その隣の配線24における凹所28が存在している。すなわち、隣り合う配線において、接触領域26の隣には凹所28が存在する。図2の例では、接触領域26と凹所28は千鳥配列になっている。Y方向に沿って眺めると、接触領域26と凹所28が交互に配置されている。
次に、図1と図3を参照して、プローブ22の形状と配列を説明する。図3はプローブ22の配列状態を示す平面図である。図1と図3において、プローブ22の先端付近は階段状に下がっている。そして、プローブ22の先端に接触体30が形成されている。この接触体30は横方向すなわちY方向(第2方向)に広がっている。接触体30の幅W2(Y方向の寸法)は例えば59μmである。接触体30のX方向の寸法L4は例えば20μmである。既に述べた配線24の接触領域26のX方向の寸法L1(図2を参照)は、接触体30のX方向の寸法L4に等しくなる。複数のプローブ22は、図3において下から上に向かって先端側に延びる第1のプローブ群32と、上から下に向かって先端側に延びる第2のプローブ群34に分かれている。第1のプローブ群32におけるプローブ22のピッチP2は例えば64μmである。第2のプローブ群34におけるピッチも同様である。このピッチP2は、既に述べた配線ピッチP1(図2を参照)の2倍である。
図4は複数の配線24の接触領域26に複数のプローブ22の接触体30を同時に接触させた状態を示す平面図である。図4において、左から1番目と3番目の配線24の接触領域26には、第1のプローブ群32のプローブ22の接触体30が接触する。左から2番目と4番目の配線24の接触領域26には、第2のプローブ群34のプローブ22の接触体30が接触する。接触体30は横に広がっているので、この接触体30の左端または右端(あるいはその両方)は、隣の配線24にオーバーラップする可能性がある。ただし、オーバーラップする可能性のある箇所には配線24に凹所28が形成されているので、接触体30は隣の配線24には接触しない。
図5は図4の5−5線断面図である。配線24はTABテープ36の上面に形成されている。プローブ22の接触体30は配線24の接触領域に接触している。接触体30の左端または右端(あるいはその両方)は隣の配線24とオーバーラップするが、その部分に凹所28が存在するので、接触体30は隣の配線24には接触しない。
図6(A)は図4の6A−6A線断面図であり、図6(B)は図4の6B−6B線断面図である。図6(A)の断面図では、プローブ22の接触体30が配線24の接触領域に接触している。図6(B)の断面図では、プローブ22の接触体30が凹所28の上方にあって、配線24には接触していない。
図7はプローブと配線の間で位置ずれがある場合の図4と同様の平面図である。図8はその場合の図5と同様の断面図である。図7と図8において、配線24の幅方向の中心線38と、プローブ22の幅方向の中心線40とは、距離Dだけずれている。このような位置ずれがあっても、プローブ22の接触体30が幅方向に広がっているので、接触体30が配線24から外れることがない。また、接触体30の右端が隣の配線24のところまで大きく進出するが、その配線24のところには凹所28が形成されているので、接触体30は隣の配線24には接触しない。
次に、プローブの接触体の横幅(Y方向の寸法であり、以下「先端サイズ」という。)の最適値を検討する。図9は配線に凹所が形成されていない従来例の場合の検討図である。複数の配線24が等ピッチで並んでいる場合、配線24の幅をW1、配線24のピッチをP1とする。配線24が延びる方向がX方向であり、それに垂直な方向がY方向である。この配線24にプローブの接触体30が接触することを想定する。接触体30の先端サイズをW2とする。接触体30の幅方向の中心線が、配線24の幅方向の中心線に一致しているときが、位置ずれゼロである。この状態を理想状態とする。接触体30が理想状態からずれていくと、いずれ、接触体30と配線24とが接触不良になる。この接触不良となるような位置ずれ量をオープンマージンと定義する。その値をOMと表記する。接触体30が位置ずれをして、接触体30の幅方向の端部が配線24の幅方向の中心線に一致したときに接触不良になる、と考えるものとする。このときの位置ずれ量がオープンマージンであり、その値OMは接触体30の先端サイズW2の半分である。図9に別位置で示した接触体30aはオープンマージンの状態を示している。
また、別の種類の不具合も存在する。接触体30の位置が大きくずれると、接触体30の幅方向の端部が隣の配線24に接触してしまう。そのときの位置ずれ量をショートマージンと定義する。その値をSMと表記する。ショートマージンの値SMは、SM=P1−(W1/2)−(W2/2)で計算できる。図9に別位置で示した接触体30bはショートマージンの状態を示している。
図10のグラフは、図9に示す従来例において、プローブの先端サイズを変化させたときに、オープンマージンとショートマージンがどのように変化するかを示したものである。配線ピッチP1=32μm、配線の線幅W1=10μmの条件である。先端サイズが大きくなるにつれて、オープンマージンは増加していき(すなわち、プローブの接触体が配線から外れにくくなり)、逆にショートマージンは減少していく(すなわち、プローブの接触体が隣の配線に接触しやすくなる)。接触の不具合ができるだけ生じないようにするには、オープンマージンとショートマージンのどちらも起こらないようにすれば良いわけで、そのためには、オープンマージンとショートマージンが等しくなるような先端サイズを採用すればよい。矢印42のところでオープンマージンとショートマージンが等しくなり、そのときの先端サイズは27μmである。このときのオープンマージンとショートマージンの値は13.5μmである。したがって、図9に示す従来例では、接触体30の先端サイズW1を27μmにするのが最適であって、そのときのプローブ22と配線24との位置ずれの許容限界値は13.5μmである。
次に、本発明におけるプローブの接触体の先端サイズの最適値を検討する。図11は配線に凹所が形成されている本発明の場合の検討図である。配線24の幅をW1、配線24のピッチをP1とする。配線24には凹所28が千鳥配列になるように形成されている(図2を参照)。配線24が延びる方向がX方向であり、それに垂直な方向がY方向である。この配線24の接触領域26にプローブの接触体30が接触することを想定する。接触体30の先端サイズW2はY方向に広くなっている。このような幅広の接触体30と、凹所28を形成した配線24との間でのマージンを検討すると、次のようになる。接触体30のオープンマージンOMは、接触体30の先端サイズW2の半分である。図11に別位置で示した接触体30aはオープンマージンの状態を示している。
一方、本発明におけるショートマージンを考えるときは、隣の配線24との間ではなくて、さらにその隣の配線24との間で考える必要がある。言い換えれば、接触領域26同士の配列ピッチ(P1の2倍)で考える必要がある。なぜならば、接触体30は、隣の配線24とは接触せずに(凹所28があるため)、次の接触領域26のところまで位置ずれが生じて初めてショートするからである。したがって、接触体30のショートマージンの値SMは、SM=2×P1−(W1/2)−(W2/2)で計算できる。図11に別位置で示した接触体30bはショートマージンの状態を示している。
図12のグラフは、図10に示す本発明の場合において、プローブの先端サイズを変化させたときに、オープンマージンとショートマージンがどのように変化するかを示したものである。接触領域のピッチ=2×P1=64μm、配線の線幅W1=10μmの条件である。先端サイズが大きくなるにつれて、オープンマージンは増加していき(すなわち、プローブの接触体が配線から外れにくくなり)、逆にショートマージンは減少していく(すなわち、プローブの接触体が隣の接触領域に接触しやすくなる)。矢印44のところでオープンマージンとショートマージンが等しくなり、そのときの先端サイズは59μmである。このときのオープンマージンとショートマージンの値は29.5μmである。したがって、図11に示す本発明の場合、接触体30の先端サイズW1を59μmにするのが最適であって、そのときのプローブ22と配線24との位置ずれの許容限界値は29.5μmである。上述の従来例の許容限界値13.5μmと比較すると、本発明の場合には、位置ずれの許容限界値が格段に大きくなっている。本発明において、プローブ22の接触体30の先端サイズ(W2=59μm)は、配線24のピッチ(P1=32μm)よりも大きくなっている。これに対して、従来例(図9)では、プローブ22の接触体30の先端サイズ(W2=27μm)は、配線24のピッチ(P1=32μm)よりも小さくなっている。
図13は本発明の検査方法の第2実施例におけるプローブの配列を示す平面図である。上述の図3に示す第1実施例では、第1のプローブ群32と第2のプローブ群34とが互いに逆向きに配置されていたが、図13の第2実施例では、第1のプローブ群46と第2のプローブ群48が同じ向きに配置されている。このようなプローブ配列に対応する配線の配列は図2と同じである。第1のプローブ群46に属するプローブ22aと、第2のプローブ群48に属するプローブ22bは、上から見ると、部分的に互いに重なり合っているように見える。しかし、第1のプローブ群46に属するプローブ22aの接触体30は、第2のプローブ群48に属するプローブ22bの本体の下方に位置するので、それらが互いに接触することはない。
図14は、図13に示すプローブを、図2に示す配線24に接触させた状態を示す平面図である。プローブ22の接触体30と、配線24の接触領域26及び凹所28との位置関係は、第1実施例の図4における位置関係と同じである。
本発明の検査方法は、複数の配線に複数のプローブを同時に接触させるタイプの検査方法であれば、各種の電気部品の検査に適用できる。検査すべき電気部品としては、代表的には、半導体集積回路などの電子部品や、液晶ディスプレイなどの電気応用製品がある。複数のプローブを用いる検査用機器としては、代表的には、プローブカードがある。
10 TABテープ
12 切断予定線
13 拡張部
14 検査端子
16 配線
18 プローブの先端
20 切断の屑
22 プローブ
24 配線
26 接触領域
28 凹所
30 接触体
32 第1のプローブ群
34 第2のプローブ群
36 TABテープ
38 配線の中心線
40 プローブの中心線
42 矢印
44 矢印
46 第1のプローブ群
48 第2のプローブ群

Claims (2)

  1. 電気部品の複数の配線に複数のプローブの先端を同時に接触させて前記電気部品を検査する検査方法において、
    前記複数の配線は互いに平行であって第1方向に延びていて、
    前記複数の配線は前記第1方向に対して垂直な第2方向に間隔を置いて所定のピッチで並んでいて、
    前記複数の配線は、それぞれ、前記プローブが接触するための接触領域と、前記接触領域よりも高さの低い凹所とを備えていて、
    前記複数の配線のうちの任意の配線の前記接触領域から、隣の配線に向かって前記第2方向に平行に直線を引いたときに、その直線が前記隣の配線と交わる地点に前記隣の配線における前記凹所が存在していて、
    前記複数のプローブの先端における前記第2方向の寸法は前記ピッチよりも大きくなっていて、
    前記電気部品を検査するときに、前記複数のプローブの先端を前記複数の配線の前記接触領域に接触させることを特徴とする検査方法。
  2. 請求項1に記載の検査方法において、前記ピッチをP1、前記配線の前記第2方向の幅をW1、前記プローブの先端の前記第2方向の寸法をW2とすると、(W2/2)で表されるオープンマージンと、「2×P1−(W1/2)−(W2/2)」で表されるショートマージンとが、互いに実質的に等しくなるように、W2が定められていることを特徴とする検査方法。
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