JP5188742B2 - ガス昇圧圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスを昇圧するガス昇圧圧縮装置に関する。
ガス昇圧圧縮装置は、ガス供給源から供給された加圧状態の製品ガスをガス圧縮機に供給し、この製品ガスをガス圧縮機により昇圧して貯留タンクに貯留するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−336574号公報
上記のガス昇圧圧縮装置において、ガス供給源が、空気を圧縮する空気圧縮機と、この空気圧縮機により生成された圧縮空気を貯留する空気タンクと、この空気タンクから吐出された圧縮空気のうちの一の気体を製品ガスとして分離する気体分離手段と、この気体分離手段により分離された製品ガスを貯留する第1の貯留タンクとで構成されるものがある。このようなガス昇圧圧縮装置においては、例えば、長期停止後等の立ち上げ時に、気体分離手段および第1の貯留タンクの製品ガスのガス濃度が低下し、またガス圧縮機で圧縮したガスを貯留する第2の貯留タンク内のガス濃度も低下した状態となっている場合があり、このような場合には、第2の貯留タンク内の製品ガスの濃度が取り出し可能となる基準値を満たすまで、ガス供給源側の空気圧縮機およびガス圧縮機を駆動し続けることになる。すると、第1の貯留タンクの製品ガスの濃度が高くなってから、第2の貯留タンク内の製品ガスの濃度が高くなり、よって、第2の貯留タンク内の製品ガスの濃度が取り出し可能となる基準値を満たすまで、長い時間が必要な上、その間の電力消費が大きいという問題があった。
したがって、本発明は、例えば長期停止後等の立ち上げ時に短時間で製品ガスを取り出し可能となり、電力消費を抑制することが可能なガス昇圧圧縮装置の提供を目的とする。
請求項に係る発明は、ガス供給源から供給された加圧状態の製品ガスを昇圧するガス圧縮機と、該ガス圧縮機により昇圧された製品ガスを貯留する貯留タンクと、前記ガス供給源と前記貯留タンクとを前記ガス圧縮機をバイパスして連通させるバイパス配管と、前記製品ガスの濃度を検出する第1の濃度検出手段と、前記貯留タンク内の製品ガスの濃度を検出する第2の濃度検出手段とを有し、前記第2の濃度検出手段により検出されるガス濃度が、前記第1の濃度検出手段により検出されるガス濃度よりも低い場合、前記製品ガスを前記バイパス配管を介して前記貯留タンクに供給することを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記製品ガスの圧力を検出する第1の圧力検出手段と、前記貯留タンク内の製品ガスの圧力を検出する第2の圧力検出手段とを有し、前記第2の圧力検出手段により検出される圧力が、前記第1の圧力検出手段により検出される圧力よりも低い場合、前記製品ガスを前記バイパス配管を介して前記貯留タンクに供給することを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ガス供給源は、圧縮空気のうちの一の気体を製品ガスとして分離する気体分離手段とすることを特徴としている。
発明によれば、例えば長期停止後等の立ち上げ時に短時間で製品ガスを取り出し可能となり、電力消費を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態のガス昇圧圧縮装置を図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態のガス昇圧圧縮装置1は、空気を圧縮する空気圧縮機2と、空気圧縮機2と一体に設けられてこの空気圧縮機2により生成された圧縮空気を貯留する空気タンク3と、空気タンク3に配管4を介して接続されこの空気タンク3から吐出された圧縮空気から窒素ガス(一の気体)を製品ガスとして分離するPSA(Pressure Swing Adsorption)式の窒素ガス生成機(気体分離手段)5とを有している。
また、窒素ガス生成機5は、空気タンク3より吐出された圧縮空気から窒素ガス(一の気体)を製品ガスとして分離して取出す吸着槽10と、窒素ガスを貯留する貯留タンク(第1の貯留タンク)15とを有している。貯留タンク15には、その内圧を検出する圧力センサ(第1の圧力検出手段)21が配管22を介して接続されている。
なお、空気圧縮機2、窒素ガス生成機5は、ガス昇圧圧縮装置1の運転中、圧力センサ21で検出される貯留タンク15のガス圧を所定の範囲内に維持するように制御される。
ガス昇圧圧縮装置1は、貯留タンク15にメイン配管23を介して接続されこの貯留タンク15から吐出された窒素ガスをさらに昇圧するガス圧縮機24と、メイン配管23に貯留タンク15側から順に設けられた減圧弁25、フィルタ26、スピードコントローラ27および電磁式のメイン開閉弁28とを有している。メイン配管23のフィルタ26とスピードコントローラ27との間には配管29が接続されており、この配管29には中間位置にスピードコントローラ30が設けられ、端末位置に貯留タンク15の窒素ガスの濃度を検出する濃度センサ(第1の濃度検出手段)31が設けられている。ここで、メイン配管23、減圧弁25、フィルタ26、スピードコントローラ27およびメイン開閉弁28がメイン経路32を構成している。
また、ガス昇圧圧縮装置1は、ガス圧縮機24と、ガス圧縮機24により昇圧された窒素ガスを貯留する窒素ガスタンク(第2の貯留タンク)36と、窒素ガスタンク36に配管38を介して接続され窒素ガスタンク36から吐出される窒素ガスを外部に供給するための窒素ガス取出口39とを有している。窒素ガスタンク36には、ガスを大気に排気する排気管40が設けられており、この排気管40には、中間位置に、窒素ガスタンク36側から順に、電磁式のタンク排気開閉弁41およびスピードコントローラ42が設けられ、端末位置に排気サイレンサ43が設けられている。加えて、窒素ガスタンク36には、その内圧を検出する圧力センサ(第2の圧力検出手段)45が配管46を介して接続されている。また、排気管40の窒素ガスタンク36とタンク排気開閉弁41との間には配管47が接続されており、この配管47には中間位置にスピードコントローラ48が設けられ、端末位置に窒素ガスタンク36の窒素ガスの濃度を検出する濃度センサ(第2の濃度検出手段)49が設けられている。
また、ガス昇圧圧縮装置1は、貯留タンク15と窒素ガスタンク36とをガス圧縮機24をバイパスして連通させるバイパス配管51を有しており、このバイパス配管51には、貯留タンク15側から順に、スピードコントローラ52と、電磁式のバイパス開閉弁53と、フィルタ54と、貯留タンク15から窒素ガスタンク36へのガスの流れのみを許容する逆止弁55が設けられている。ここで、バイパス配管51、スピードコントローラ52、バイパス開閉弁53、フィルタ54および逆止弁55がバイパス経路56を構成している。
バイパス配管51のスピードコントローラ52とバイパス開閉弁53との間には配管57が接続されており、この配管57には中間位置にバイパス排気開閉弁58が設けられ、大気開放端に排気サイレンサ59が設けられている。ここで、配管57、バイパス排気開閉弁58および排気サイレンサ59がバイパス排気経路60を構成している。
また、ガス昇圧圧縮装置1は、貯留タンク15の圧力センサ21および濃度センサ31と、窒素ガスタンク36の圧力センサ45および濃度センサ49からの信号を受けて、各部を制御する制御部61を有している。ここで、各濃度センサ31,49は酸素センサであり、これらには酸素を含む空気あるいは窒素ガスが導入されるため、酸素濃度を検出することで代替え的に窒素ガスの濃度を検出する。
次に、制御部61の制御内容の要部について図2のフローチャートを参照して説明する。
以上のガス昇圧圧縮装置1において、制御部61は、貯留タンク15内のガス圧Pgを、第1所定値(例えば0.6MPa)〜これよりも高い第2所定値(例えば0.9MPa)の間に維持するように、空気圧縮機2、窒素ガス生成機5を制御している。減圧弁25は、貯留タンク15から供給される窒素ガスを、例えば第1所定値よりも低い第3所定値(例えば0.5MPa)まで、減圧・調圧し、メイン配管23を介してガス圧縮機24の吸込口に供給可能となっている。
また、制御部61は、上記した貯留タンク15よりも上流側の制御とは別に以下のように、貯留タンク15よりも下流側の制御を行う。ここで、貯留タンク15よりも下流側にあるメイン配管23のメイン開閉弁28、バイパス配管51のバイパス開閉弁53、排気管40のタンク排気開閉弁41および配管57のバイパス排気開閉弁58はすべて閉状態が初期状態となっている。
制御部61は、濃度センサ31により検出されるメイン配管23内つまり貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが、予め設定された規定値Dsを越えているか否かを判定する(ステップS1)。貯留タンク15内の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを越えている場合、制御部61は、濃度センサ49により検出される窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが、予め設定された規定値Dsを越えているか否かを判定する(ステップS2)。窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを越えている場合、制御部61は、圧力センサ45で検出される窒素ガスタンク36の圧力Pbが、圧力センサ21で検出される貯留タンク15の圧力Pgよりも高いか否かを判定する(ステップS3)。窒素ガスタンク36の圧力Pbが貯留タンク15の圧力Pgよりも高ければ、制御部61は、窒素ガスタンク36の圧力Pbが、所定の運転開始圧(例えば0.8MPa)よりも高いか否かを判定する(ステップS4)。窒素ガスタンク36の圧力Pbが運転開始圧よりも高ければ、そのままステップS1に戻る。つまり、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが共に規定値Dsを満足しており、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pgおよび運転開始圧よりも高ければ、何も行わない。
また、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが共に規定値Dsを満足しており(ステップS1,S2)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pgよりも高いものの(ステップS3)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが運転開始圧(例えば0.8MPa)以下となると(ステップS4)、制御部61は、メイン配管23のメイン開閉弁28を開き(ステップS5)、ガス圧縮機24を運転する(ステップS6)。そして、圧力センサ45で検出される窒素ガスタンク36の圧力Pbが、所定の運転停止圧(例えば1.0MPa)になるまで待ち(ステップS7)、窒素ガスタンク36の圧力Pbが所定の運転停止圧になると、メイン開閉弁28を閉じるとともに(ステップS8)、ガス圧縮機24を停止する(ステップS9)。つまり、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが共に規定値Dsを満足しており(ステップS1,S2)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pgよりも高い場合に(ステップS3)、窒素ガスタンク36の圧力Pbが、運転開始圧以下になるとガス圧縮機24を運転し、運転停止圧を越えるとガス圧縮機24を停止することになり、窒素ガスタンク36内の圧力Pbは、運転開始圧と運転停止圧との範囲にほぼ維持される。
また、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが規定値Dsを満足しており(ステップS1,S2)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pg以下の場合(ステップS3)、制御部61は、圧力センサ21で検出される貯留タンク15の圧力Pgが、所定の運転開始圧(例えば0.8MPa)よりも高いか否かを判定する(ステップS10)。貯留タンク15の圧力Pgが、所定の運転開始圧よりも高ければ、制御部61はバイパス配管51のバイパス開閉弁53を開く(ステップS11)。これにより、ガス圧縮機24を駆動することなく、運転開始圧(例えば0.8MPa)よりも高い貯留タンク15の圧力Pgをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に導入する。そして、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pgと等しくなると(ステップS12)、バイパス開閉弁53を閉じる(ステップS13)。つまり、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが規定値Dsを満足しており、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pg以下の場合、貯留タンク15の圧力Pgが所定の運転開始圧よりも高ければ、ガス圧縮機24を駆動することなく、バイパス配管51を介して窒素ガスタンク36の圧力Pbを貯留タンク15の圧力Pgと均一化されるまで高めることになる。以上により、ステップS3の判断において、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pgより低い場合には、ステップS11でバイパス開閉弁53を開いて貯留タンク15の窒素ガスをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に供給することになる。
また、貯留タンク15および窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dg,Dbが規定値Dsを満足しており(ステップS1,S2)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが貯留タンク15のガス圧Pg以下であっても(ステップS3)、貯留タンク15の圧力Pgが所定の運転開始圧(例えば0.8MPa)以下の場合(ステップS10)、窒素ガスタンク36のガス圧Pbが所定の運転開始圧以下であり、しかも貯留タンク15による昇圧も十分にはできないので、制御部61は、メイン配管23のメイン開閉弁28を開き(ステップS5)、ガス圧縮機24を運転して(ステップS6)、窒素ガスタンク36の圧力Pbが運転停止圧(例えば1.0MPa)になると(ステップS7)、メイン開閉弁28を閉じ(ステップS8)、ガス圧縮機24を停止する(ステップS9)。
また、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを満足しているものの(ステップS1)、窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを満足していない場合(ステップS2)、制御部61は、バイパス配管51のバイパス開閉弁53を開くとともに(ステップS14)、排気管40のタンク排気開閉弁41を開く(ステップS15)。これにより、窒素ガスタンク36の相対的に低濃度の窒素ガスを排気管40を介して排気しながら貯留タンク15の相対的に高濃度の窒素ガスを窒素ガスタンク36に導入することができる。そして、窒素ガス濃度Dbが規定値Dsより大きくなるまで待ち(ステップS16)、窒素ガス濃度Dbが規定値Dsより大きくなると、バイパス開閉弁53を閉じるとともに(ステップS17)、タンク排気開閉弁41を閉じて(ステップS18)、ステップS3に進む。つまり、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを満足しており、窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを満足していない場合は、ガス圧縮機24を駆動することなく、バイパス配管51を介して貯留タンク15の相対的に高濃度の窒素ガスで窒素ガスタンク36をパージすることになる。なお、バイパス配管51には逆止弁55が設けられているため、窒素ガスタンク36の窒素ガスが貯留タンク15側に逆流することはない。以上により、ステップS1,S2の判断で、貯留タンク15内の窒素ガスの濃度Dgが規定値Dsよりも高く窒素ガスタンク36内の窒素ガスの濃度Dbが規定値Ds以下の場合、言い換えれば、窒素ガスタンク36内の窒素ガスの濃度Dbが、貯留タンク15内の窒素ガスの濃度Dgよりも低い場合には、ステップS14でバイパス開閉弁53を開いて貯留タンク15の窒素ガスをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に供給するとともに、ステップS15でタンク排気開閉弁41を開いて、排気管40により窒素ガスタンク36の窒素ガスを排気する。
また、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを満足していない場合(ステップS1)、制御部61は、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが、濃度センサ49により検出される窒素ガスタンク36内の窒素ガス濃度Dbよりも高いか否かを判定する(ステップS19)。貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbよりも高ければ、貯留タンク15の相対的に高濃度の窒素ガスで相対的に低濃度の窒素ガスタンク36をパージ可能であるため、ステップS2に進む。他方、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを満足していない場合(ステップS1)に、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Db以下であれば(ステップS19)、窒素ガスタンク36へのパージにも使用できないため、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgを即座に高めるために、バイパス配管51に接続された配管57のバイパス排気開閉弁58を開いて(ステップS20)、バイパス配管51および配管57を介して貯留タンク15のガスを排気しつつ窒素ガス生成機5側からの相対的に高濃度の窒素ガスで貯留タンク15をパージする。そして、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsより高くなるまで待ち(ステップS21)、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsより高くなったら、貯留タンク15の窒素ガスが窒素ガスタンク36へのパージに使用可能になるため、バイパス排気開閉弁58を閉じて(ステップS22)、ステップS2に進む。
代表的な状態について制御内容をまとめると図3に示すようになる。つまり、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを超えており、窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを超えている場合、貯留タンク15のガス圧Pgが窒素ガスタンク36のガス圧Pbよりも低い状況下では、タンク排気開閉弁41およびバイパス開閉弁53は共に閉状態とされ(図3の(1)の状態)、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを超えており、窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを超えている場合、貯留タンク15のガス圧Pgが窒素ガスタンク36のガス圧Pbよりも高い状況下では、タンク排気開閉弁41は閉状態、バイパス開閉弁53は開状態とされ(図3の(2)の状態)、貯留タンク15の窒素ガス濃度Dgが規定値Dsを超えていても、窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbが規定値Dsを超えていない場合は、貯留タンク15のガス圧Pgが窒素ガスタンク36のガス圧Pbよりも低い状況下でも、貯留タンク15のガス圧Pgが窒素ガスタンク36のガス圧Pbよりも高い状況下でも、タンク排気開閉弁41およびバイパス開閉弁53は共に開状態とされる(図3の(3),(4))
以上に述べた本実施形態のガス昇圧圧縮装置1によれば、貯留タンク15と窒素ガスタンク36とをバイパス配管51でガス圧縮機24をバイパス(迂回)して連通させることができる。このため、濃度センサ49で検出される窒素ガスタンク36の窒素ガスの濃度Dbが、濃度センサ31で検出される貯留タンク15の窒素ガスの濃度Dgよりも低い場合に、ガス圧縮機24を駆動せずに貯留タンク15の窒素ガスをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に供給し窒素ガスタンク36の窒素ガス濃度Dbを即座に高めることができる。また、圧力センサ45で検出される窒素ガスタンク36内の圧力Pbが、圧力センサ21で検出される貯留タンク15内の圧力Pgよりも低い場合に、ガス圧縮機24を駆動せずに貯留タンク15の窒素ガスをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に供給し窒素ガスタンク36のガス圧Pbを即座に高めることができる。よって、ガス圧縮機24を駆動せず貯留タンク15の窒素ガスをバイパス配管51を介して窒素ガスタンク36に供給することができる状況下で適正にバイパス配管51を介して窒素ガスを供給することができる。したがって、例えば長期停止後等の立ち上げ時に短時間で製品ガスを取り出し可能となり、電力消費を抑制することができる。
しかも、濃度センサ49で検出される窒素ガスタンク36内の窒素ガスの濃度Dbが、濃度センサ31で検出される貯留タンク15内の窒素ガスの濃度Dgよりも低い場合に、排気管40により窒素ガスタンク36のガスを排気するため、より早く窒素ガスタンク36の窒素ガスの濃度Pbを高めることができる。
本発明の一実施形態のガス昇圧圧縮装置の全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態のガス昇圧圧縮装置における制御内容の要部を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のガス昇圧圧縮装置の制御内容を代表的な状況についてまとめた図表である。
符号の説明
1 ガス昇圧圧縮装置
2 空気圧縮機
3 空気タンク
5 窒素ガス生成機(気体分離手段)
15 貯留タンク(第1の貯留タンク)
21 圧力センサ(第1の圧力検出手段)
24 ガス圧縮機
31 濃度センサ(第1の濃度検出手段)
36 窒素ガスタンク(第2の貯留タンク)
40 排気管
45 圧力センサ(第2の圧力検出手段)
49 濃度センサ(第2の濃度検出手段)
51 バイパス配管

Claims (3)

  1. ガス供給源から供給された加圧状態の製品ガスを昇圧するガス圧縮機と、
    該ガス圧縮機により昇圧された製品ガスを貯留する貯留タンクと、
    前記ガス供給源と前記貯留タンクとを前記ガス圧縮機をバイパスして連通させるバイパス配管と、
    前記製品ガスの濃度を検出する第1の濃度検出手段と、
    前記貯留タンク内の製品ガスの濃度を検出する第2の濃度検出手段とを有し、
    前記第2の濃度検出手段により検出されるガス濃度が、前記第1の濃度検出手段により検出されるガス濃度よりも低い場合、前記製品ガスを前記バイパス配管を介して前記貯留タンクに供給することを特徴とするガス昇圧圧縮装置。
  2. 請求項1に記載のガス昇圧圧縮装置において、
    前記製品ガスの圧力を検出する第1の圧力検出手段と、
    前記貯留タンク内の製品ガスの圧力を検出する第2の圧力検出手段とを有し、
    前記第2の圧力検出手段により検出される圧力が、前記第1の圧力検出手段により検出される圧力よりも低い場合、前記製品ガスを前記バイパス配管を介して前記貯留タンクに供給することを特徴とするガス昇圧圧縮装置。
  3. 請求項1または2に記載のガス昇圧圧縮装置において、
    前記ガス供給源は、圧縮空気のうちの一の気体を製品ガスとして分離する気体分離手段とすることを特徴とするガス昇圧圧縮装置。
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