JP2000034980A - ブースタコンプレッサ - Google Patents
ブースタコンプレッサInfo
- Publication number
- JP2000034980A JP2000034980A JP10201547A JP20154798A JP2000034980A JP 2000034980 A JP2000034980 A JP 2000034980A JP 10201547 A JP10201547 A JP 10201547A JP 20154798 A JP20154798 A JP 20154798A JP 2000034980 A JP2000034980 A JP 2000034980A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- valve
- air tank
- solenoid valve
- primary side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 始動時、吸気弁とピストンとが接触するのを
防止するブースタコンプレッサを提供する。 【解決手段】 工場等のエアーラインを流れる加圧空気
を1次側吸込み空気とする、少なくとも、上流側から1
次側空気バルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気タンクを装
備するブースタコンプレッサにおいて、1次側空気バル
ブと電磁弁との間と空気タンクとの間に、上流側から空
気タンクへのエアーの流れを許容する逆止弁を挿設した
バイパス流路を設けたことを特徴とするブースタコンプ
レッサ。
防止するブースタコンプレッサを提供する。 【解決手段】 工場等のエアーラインを流れる加圧空気
を1次側吸込み空気とする、少なくとも、上流側から1
次側空気バルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気タンクを装
備するブースタコンプレッサにおいて、1次側空気バル
ブと電磁弁との間と空気タンクとの間に、上流側から空
気タンクへのエアーの流れを許容する逆止弁を挿設した
バイパス流路を設けたことを特徴とするブースタコンプ
レッサ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等のエアーラ
インに挿設されるブースタコンプレッサに関するもので
ある。
インに挿設されるブースタコンプレッサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】工場等では、エアー機器等の空気源とし
て加圧空気を流すエアーラインを設けている。このエア
ーラインは長くなると、途中で圧力が低下する。このた
め、ラインの途中にブースタコンプレッサを設けて圧力
低下を防いでいる。又、ラインの圧力よりも高い圧力を
必要とする機器には、専用のブースタコンプレッサを設
け、これで昇圧して機器に供給している。こうすると、
ラインの圧力は低く抑えられ、省エネ効果が期待でき
る。
て加圧空気を流すエアーラインを設けている。このエア
ーラインは長くなると、途中で圧力が低下する。このた
め、ラインの途中にブースタコンプレッサを設けて圧力
低下を防いでいる。又、ラインの圧力よりも高い圧力を
必要とする機器には、専用のブースタコンプレッサを設
け、これで昇圧して機器に供給している。こうすると、
ラインの圧力は低く抑えられ、省エネ効果が期待でき
る。
【0003】ブースタコンプレッサも、一般的には、上
流側から1次側空気バルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気
タンクで構成されている。図4は圧縮機本体のシリンダ
の要部断面図であるが、ピストンAを収容するシリンダ
Bのヘッド部分には、それぞれ吸気口Cに続く吸気弁D
と排気口Eに続く排気弁Fとが設けられている。そし
て、ピストンAが下行するときには吸気弁Dが開いて排
気弁Fが閉じ、吸気口CからシリンダB内に空気を吸い
込む。一方、ピストンAが上行するときには吸気弁Dは
閉じて排気弁Fが開き、シリンダB内の空気を圧縮して
排気口Eから吐出する。
流側から1次側空気バルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気
タンクで構成されている。図4は圧縮機本体のシリンダ
の要部断面図であるが、ピストンAを収容するシリンダ
Bのヘッド部分には、それぞれ吸気口Cに続く吸気弁D
と排気口Eに続く排気弁Fとが設けられている。そし
て、ピストンAが下行するときには吸気弁Dが開いて排
気弁Fが閉じ、吸気口CからシリンダB内に空気を吸い
込む。一方、ピストンAが上行するときには吸気弁Dは
閉じて排気弁Fが開き、シリンダB内の空気を圧縮して
排気口Eから吐出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上において、特に、
ブースタコンプレッサをスポット的に使用してラインの
加圧空気を昇圧する場合、起動時には空気タンクは空に
近い状態になっている。このため、1次側空気バルブを
開いて圧縮機本体を始動させると、空気タンクと1次側
との圧力差によって吸気弁及び排気弁が共に開いてシリ
ンダ内に空気の流れを発生させる。このとき、ピストン
が始動すると、シリンダ内にある吸気弁がピストンに触
れて損傷の危険がある。
ブースタコンプレッサをスポット的に使用してラインの
加圧空気を昇圧する場合、起動時には空気タンクは空に
近い状態になっている。このため、1次側空気バルブを
開いて圧縮機本体を始動させると、空気タンクと1次側
との圧力差によって吸気弁及び排気弁が共に開いてシリ
ンダ内に空気の流れを発生させる。このとき、ピストン
が始動すると、シリンダ内にある吸気弁がピストンに触
れて損傷の危険がある。
【0005】特に、最近のコンプレッサでは、圧縮効率
を高めるためにピストンの上死点をシリンダの上端に設
定していることから、吸気弁が開いたときにピストンが
上行すると、この現象が生ずる。そこで、本発明は、ブ
ースタコンプレッサが始動する前に空気タンクにある程
度の空気を充填しておき、空気タンクと1次側との圧力
差をなくすようにして前記現象を回避したものである。
を高めるためにピストンの上死点をシリンダの上端に設
定していることから、吸気弁が開いたときにピストンが
上行すると、この現象が生ずる。そこで、本発明は、ブ
ースタコンプレッサが始動する前に空気タンクにある程
度の空気を充填しておき、空気タンクと1次側との圧力
差をなくすようにして前記現象を回避したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、工場等のエアーラインを流れる加圧空気を1次側吸
込み空気とする、少なくとも、上流側から1次側空気バ
ルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気タンクを装備するブー
スタコンプレッサにおいて、1次側空気バルブと電磁弁
との間と空気タンクとの間に、上流側から空気タンクへ
のエアーの流れを許容する逆止弁を挿設したバイパス流
路を設けたことを特徴とするブースタコンプレッサを提
供する。
は、工場等のエアーラインを流れる加圧空気を1次側吸
込み空気とする、少なくとも、上流側から1次側空気バ
ルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気タンクを装備するブー
スタコンプレッサにおいて、1次側空気バルブと電磁弁
との間と空気タンクとの間に、上流側から空気タンクへ
のエアーの流れを許容する逆止弁を挿設したバイパス流
路を設けたことを特徴とするブースタコンプレッサを提
供する。
【0007】以上の手段をとることにより、1次側空気
バルブを開き、電磁弁を作動させるとともに、圧縮機本
体を始動させるとき、既に、バイパス流路からラインの
空気がある程度空気タンクに流れ込んでいるから、空気
タンクと1次側との圧力差は解消している。従って、吸
気弁は開かず、ピストンに触れることはない。
バルブを開き、電磁弁を作動させるとともに、圧縮機本
体を始動させるとき、既に、バイパス流路からラインの
空気がある程度空気タンクに流れ込んでいるから、空気
タンクと1次側との圧力差は解消している。従って、吸
気弁は開かず、ピストンに触れることはない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すブース
タコンプレンサのブロック図、図2はブースタコンプレ
ンサの正面図、図3は側面図であるが、ブースタコンプ
レンサを構成する各機器は、上流側から1次側空気バル
ブ10、フイルタ12、レギュレータ14、吸込み圧の
圧力計16、電磁弁18、圧縮機本体20、逆止弁2
2、空気タンク24、2次側空気弁26が配置されてい
る。
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すブース
タコンプレンサのブロック図、図2はブースタコンプレ
ンサの正面図、図3は側面図であるが、ブースタコンプ
レンサを構成する各機器は、上流側から1次側空気バル
ブ10、フイルタ12、レギュレータ14、吸込み圧の
圧力計16、電磁弁18、圧縮機本体20、逆止弁2
2、空気タンク24、2次側空気弁26が配置されてい
る。
【0009】この場合、圧縮機本体20は、モータ又は
エンジン等からなる原動機28で駆動される。又、空気
タンク24には、満タン圧を感知して電磁弁18を閉じ
させる圧力スイッチ30、吐出し圧の圧力計32、安全
(リリーフ)弁34、ドレンバルブ36が設けられてい
る。
エンジン等からなる原動機28で駆動される。又、空気
タンク24には、満タン圧を感知して電磁弁18を閉じ
させる圧力スイッチ30、吐出し圧の圧力計32、安全
(リリーフ)弁34、ドレンバルブ36が設けられてい
る。
【0010】本発明は、以上の構成において、1次側空
気バルブ10と電磁弁18との間と空気タンク24との
間に、上流側から空気タンク24へのみ空気の流れを許
容する逆止弁38を挿設したバイパス流路40を設ける
のである。パイパス流路40の分岐点は、1次側空気バ
ルブ10と電磁弁18との間であればどこでもよいが、
レギュレータ14と電磁弁18との間がクリーンでレギ
ュレートされた空気を供給できて好ましい。
気バルブ10と電磁弁18との間と空気タンク24との
間に、上流側から空気タンク24へのみ空気の流れを許
容する逆止弁38を挿設したバイパス流路40を設ける
のである。パイパス流路40の分岐点は、1次側空気バ
ルブ10と電磁弁18との間であればどこでもよいが、
レギュレータ14と電磁弁18との間がクリーンでレギ
ュレートされた空気を供給できて好ましい。
【0011】以上により、ブースタコンプレンサを作動
させるには、1次側空気バルブ10を開き、始動スイッ
チ(図示省略)を入れて電磁弁18を開くとともに、圧
縮機本体20を始動させるのであるが、このとき、始動
スイッチを入れるまでには幾らかの時間差があるから、
1次側の加圧空気はバイパス流路40を通って空気タン
ク24内に流れ込んでいる。従って、空気タンク24と
1次側との圧力差は解消しており、吸気弁は閉じていて
ピストンに触れることはない。尚、空気タンク24の空
気は、逆止弁38によって電磁弁18の上流側に逆流す
ることはない。
させるには、1次側空気バルブ10を開き、始動スイッ
チ(図示省略)を入れて電磁弁18を開くとともに、圧
縮機本体20を始動させるのであるが、このとき、始動
スイッチを入れるまでには幾らかの時間差があるから、
1次側の加圧空気はバイパス流路40を通って空気タン
ク24内に流れ込んでいる。従って、空気タンク24と
1次側との圧力差は解消しており、吸気弁は閉じていて
ピストンに触れることはない。尚、空気タンク24の空
気は、逆止弁38によって電磁弁18の上流側に逆流す
ることはない。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明によれば、電磁弁の上流側
と空気タンクとの間に空気タンクへの空気の流れを許容
する逆止弁を挿設したバイパス流路を設けるといった極
めて簡単で低コストの手段を講ずるのみで、ブースタコ
ンプレンサの始動時におけるピストンによる吸気弁の叩
きを防止できる。
と空気タンクとの間に空気タンクへの空気の流れを許容
する逆止弁を挿設したバイパス流路を設けるといった極
めて簡単で低コストの手段を講ずるのみで、ブースタコ
ンプレンサの始動時におけるピストンによる吸気弁の叩
きを防止できる。
【図1】本発明の一例を示すブースタコンプレンサのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の一例を示すブースタコンプレンサの正
面図である。
面図である。
【図3】本発明の一例を示すブースタコンプレンサの側
面図である。
面図である。
【図4】コンプレンサのシリンダの要部断面図である。
10 1次側空気バルブ 12 フィルタ 14 レギュレータ 18 電磁弁 20 圧縮機本体 24 空気タンク 38 逆止弁 40 バイパス流路
Claims (2)
- 【請求項1】 工場等のエアーラインを流れる加圧空気
を1次側吸込み空気とする、少なくとも、上流側から1
次側空気バルブ、電磁弁、圧縮機本体、空気タンクを装
備するブースタコンプレッサにおいて、1次側空気バル
ブと電磁弁との間と空気タンクとの間に、上流側から空
気タンクへのエアーの流れを許容する逆止弁を挿設した
バイパス流路を設けたことを特徴とするブースタコンプ
レッサ。 - 【請求項2】 1次側空気バルブと電磁弁との間に、上
流側からフィルタ及びレギュレータが設けられており、
バイパス流路がレギュレータと電磁弁との間から分岐す
るものである請求項1に記載のブースタコンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201547A JP2000034980A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | ブースタコンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201547A JP2000034980A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | ブースタコンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000034980A true JP2000034980A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16442869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201547A Pending JP2000034980A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | ブースタコンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000034980A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248847A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Hitachi Ltd | ガス昇圧圧縮装置 |
JP2009008065A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Hitachi Ltd | 圧縮機 |
JP2015083782A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社日立産機システム | 昇圧装置 |
JP2019044607A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 株式会社日立産機システム | 圧縮装置 |
-
1998
- 1998-07-16 JP JP10201547A patent/JP2000034980A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248847A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Hitachi Ltd | ガス昇圧圧縮装置 |
JP2009008065A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Hitachi Ltd | 圧縮機 |
JP2015083782A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社日立産機システム | 昇圧装置 |
JP2019044607A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 株式会社日立産機システム | 圧縮装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080606 |