JPH0849662A - 圧縮機の圧力を低下させるための装置 - Google Patents

圧縮機の圧力を低下させるための装置

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JPH0849662A
JPH0849662A JP7074165A JP7416595A JPH0849662A JP H0849662 A JPH0849662 A JP H0849662A JP 7074165 A JP7074165 A JP 7074165A JP 7416595 A JP7416595 A JP 7416595A JP H0849662 A JPH0849662 A JP H0849662A
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compressor
valve
conduit
suction
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JP7074165A
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Karl Rein
ライン カール
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Hoerbiger Ventilwerke GmbH and Co KG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 圧縮機の無負荷運転中及び当該圧縮機を停止
させる場合にこの圧縮機の圧力を低下させるための装置
において、圧力低下が可能な限り迅速に行われかつ運転
特性に適合した形式で夫々所望の圧力で行われうる装置
を提供する。 【構成】 そのため圧力を低下させるための装置が、所
望の圧力に調整可能な、ばね負荷された圧力保持弁29
と、第1逃し弁23に並列に配置された付加的な第2逃
し弁24とを有し、該第2逃し弁24は、圧縮機1の直
前に形成されている吸込導管3内の圧力によって負荷さ
れていて、圧縮機1を停止させる際にこの圧力が所定の
高さを超えた場合には付加的な逃し通路30を直ちに開
放するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸込導管内にその流通
を制御する吸込制御弁が接続されており、この吸込制御
弁がバイパス通路によって橋絡されており、圧縮機の出
口が蓄圧器を介して消費機に通じており、蓄圧器内の圧
力によって作動する調節装置が吸込制御弁のために設け
られており、逃し弁によって遮断可能なバイパス導管が
蓄圧器から吸込側へ戻されており、該バイパス導管内に
圧力を低下させるための装置が組み込まれている形式
の、圧縮機の無負荷運転中及び当該圧縮機を停止させる
場合にこの圧縮機の圧力を低下させるための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧縮機、更に厳密には往復動ピストンを
備えたピストン圧縮機及び特にねじ圧縮機である回転圧
縮機の場合においても、その吐出量を制御する形式とし
ては、吸込導管の貫流横断面積を変える形式、つまり吸
い込まれる媒体量を多小共絞るという形式が公知であ
る。その場合無負荷運転中吸込導管を完全に閉じるのは
不利である。それは、比較的大きな負圧が圧縮機の領域
に発生するからである。このことは、特に回転圧縮機の
場合とりわけねじ圧縮機の場合に不利である。それは、
それによって圧縮機の潤滑及び冷却が中断されるからで
ある。このことを阻止するため、吸込制御弁をバイパス
通路によって橋絡し、これによって無負荷運転中常に所
定の最小吐出量が存在するようになっていて、圧縮機内
の有害な負圧を阻止すると同時に圧縮機の充分な冷却及
び潤滑を保証できるようになっているという形式が既に
公知である。
【0003】無負荷運転中に吐出される媒体量は、僅か
な量であるがこれを、圧縮機の吸込側へ戻すか又は、空
気の場合に可能であるが、自由大気中に排出する。この
目的のためにバイパス導管を蓄圧器から吸込側へ環流さ
せるようにすることが公知であり、該バイパス導管は1
つの逃し弁によって遮断可能であり、かつバイパス導管
内には圧力を低下させるための装置が組み込まれてい
る。
【0004】公知の構成の場合には圧力を低下させるた
めの装置が不動の貫通横断面を備えたノズルから成って
おり、該貫通横断面の大きさは、通常の無負荷運転中蓄
圧器内に運転を保証するために必要な圧力が正しく保持
されうるような大きさに規定されている。つまりこの圧
力低下ノズルは比較的小さな寸法である場合が多い。従
って完全な運転圧力から出発して無負荷運転圧力に到達
するまでの圧力低下は極めて緩慢に行われる。同じ様に
圧縮機を遮断する際の空気抜き時間もこれに対応して長
くなっている。これらのことは、固定ノズルの大きさ及
び蓄圧器の大きさ並びに存在する運転圧力によって規定
されている。このノズルは吐出される媒体内に連行され
る汚染物によって部分的に容易に塞がれる可能性があ
り、これによってその貫通横断面積が縮小され、かつ圧
力低下のために必要な時間が益々長くなる。このこと
は、無負荷運転であるにかかわらず容器内の圧力が上昇
することを意味している。これによって駆動エネルギの
損失が発生する。それは、この時間中圧縮機が過剰に高
い圧力レベルで作業し、かつ引続いて該圧力を無駄に減
圧させなければならないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、圧縮
機の圧力低下装置を簡単な形式で改良して、圧縮機の無
負荷運転中においてもまた停止させる場合においても、
圧力低下が可能な限り迅速に行われかつ運転特性に適合
した形式で夫々所望の圧力で行われうるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では圧力を低下さ
せるため装置が、所望の圧力に調整可能な、ばね負荷さ
れた圧力保持弁と、第1逃し弁に並列に配置された付加
的な第2逃し弁とを有し、該第2逃し弁は、圧縮機の直
前に形成されている吸込導管内の圧力によって負荷され
ていて、圧縮機を停止させる際にこの圧力が所定の高さ
を超えた場合には付加的な逃し通路を直ちに開放するよ
うになっていることによって、上記課題を解決すること
ができた。
【0007】
【発明の効果】調節可能な圧力保持弁によって、夫々所
望の無負荷運転圧力を流出開口の横断面積には無関係に
達成することができかつ保持することができる。流出開
口はより大きな寸法にすることができ、それによって閉
塞の危険性を減らすことができる。それでもなお総ての
場合に発生する横断面の減少は、幾分より大きく開放さ
れた圧力保持弁によってこれを補償することができる。
これによって、圧力保持弁が均一で迅速な圧力放圧を行
いうるように保証可能である。
【0008】更に本発明に基いて付加的に設けられた第
2逃し弁が圧縮機の遮断の際第2逃し通路を開放するよ
うな場合には、完全な迅速減圧が達成される。この第2
逃し弁は吸込導管内で圧縮機の直前を支配している圧力
によって作動させられ、該圧力は圧縮機が遮断されかつ
吸込導管内の戻し弁が閉じた場合には、よく知られてい
るように直ちに急速に上昇する。本発明によって無負荷
運転のための迅速な減圧と、遮断する場合の迅速な圧力
低下とが保証可能であり、これによってとりわけ頻繁な
切換操作の際に著しい省エネが達成される。
【0009】本発明の別の構成にあっては、圧力保持弁
及び両方の逃し弁が、圧力低下ユニットとして1つの共
通なケーシングに纏められている。これによって、とり
わけコンパクトな構造ユニットが達成されかつ必要な接
続導管を著しく節減することができるという利点が達成
される。
【0010】同じことを目的にした本発明の別の特徴に
よれば、圧力低下ユニットの共通のケーシングと、吸込
制御弁のケーシングとが1つの共通な構造ユニットに組
み立てられている。この場合には圧縮機の制御のために
役立つ総ての装置が吸込導管内の単一の装置に統合され
ているため、連接導管を徹底的に省くことができかつ全
装置のために特に僅かの空間が必要なだけである。
【0011】本発明の有利な構成にあっては、圧力低下
ユニットの共通のケーシングがシリンダ孔を有し、その
両終端区分内には各1つのピストンがシールされて案内
されており、かつ両ピストン間でシリンダ孔が各1つの
中央孔を備えた2つの横方向壁によって分割されてお
り、該中央孔を両ピストンの内の一方の突起が貫通して
おり、この一方の孔は一方のピストンのための案内部と
して設けられており、該ピストンは、孔の方向にばねに
よって負荷されていて、孔を有する横方向壁に密接に当
て付けられており、他方の孔を第2ピストンの突起が貫
通しており、該第2ピストンは、その端部領域にシール
装置を有しかつ貫通の際に横方向壁における孔をシール
しており、またケーシングは5つの接続部を有し、その
内の第1の接続部が、一方のピストンのばね負荷された
側でシリンダ室内に通じていて吸込制御弁のための制御
導管に接続されており、第2の接続部が、反対側に位置
するピストンのシリンダ室内に開口していて、圧縮機の
直前で吸込導管に接続されており、第3の接続部が、シ
リンダ孔の両横方向壁の間の空間内に通じていて、蓄圧
器に接続されており、かつ両ピストンによって、供給さ
れる圧力の高さに依存して交互に又は一緒に、第4接続
部及び第5接続部に接続可能であり、この両接続部が圧
力逃し導管を介して大気又は吸込導管に開口している。
【0012】この構造的な構成によって圧力低下のため
の本発明の全部の弁、厳密に言えば逃し弁も圧力保持も
共に、省スペース的に統合することができる。このこと
は、単に構造的な利点を有しているだけでなく、圧縮機
のその他の制御装置との組立の際にも好都合である。そ
の上この装置の構成は、簡単にかつ僅かの経費で製作で
きるようになっている。
【0013】本発明の枠内で更に、圧力保持弁の前方に
接続された、殊に電磁弁から成っている遮断弁のための
作動装置内に、調節可能な遅延リレーが接続されてお
り、該遅延リレーが圧縮機の始動の際逃し弁の閉鎖を遅
延させるように構成されている。この構成によって、休
止の後圧縮機を始動する際逃し弁がなお暫く間開放され
ていてひいては圧力保持弁が機能したままになってお
り、これによってこの時間の間蓄圧器内の圧力が無負荷
運転圧力を超えるのを阻止できるようになっている。つ
まりこの手段によって先づ、無負荷運転における圧縮機
装置の暖気運転が可能となり、かつ始動中圧縮機の吐出
圧力の急激な上昇が阻止可能である。この場合有利に
は、遅延リレーが圧力保持弁の逃し弁を作動する電磁弁
の電流供給導線内に接続されている。この配置によっ
て、簡単な電気遅延リレーを使用することができるとい
う利点が達成されている。
【0014】本発明のその他の利点及び詳細について
は、図面に図示された実施例の次の説明からこれを推測
することができる。
【0015】
【実施例】図1乃至図4に図示されている実施例は、ね
じ圧縮機として構成された圧縮機1から成り、該圧縮機
1は電動機2によって駆動されている。電動機2への電
流供給装置及び所属の制御装置は図示されていない。こ
の場合この駆動装置は、汎用の装置であって、例えば始
動のためのスターデルタスイッチを備えた三相モータで
ある。
【0016】圧縮機1は拡大して図示された吸込導管3
を有し、該吸込導管3内には、調節ピストン5によって
調節可能な閉鎖部材6を備えている吸込制御弁4が組み
込まれている。この閉鎖部材6は、吸込導管3を吸込方
向で遮断し、同時に反対方向における逆止弁として作用
している。圧縮された媒体は、圧縮機1から吐出導管7
を介し蓄圧器8に導かれており、該蓄圧器8は油分離器
として構成されていて、その上方部分内には微粒分離器
9が設けられている。供給導管10は、該分離器9から
図示されていない消費機に導かられている。
【0017】供給導管10には所謂最小圧力弁11が組
み込まれており、該最小圧力弁11は、蓄圧器8の放圧
の際に閉じて、同時に消費機の放圧を阻止している。反
対に最小圧力弁11は消費機内の圧力が最小値以下に下
った場合にも閉じて、蓄圧器8内の急激な圧力降下を阻
止し、これによって圧縮機1の潤滑及び冷却が危険に晒
されないようになっている。つまりこれによって、蓄圧
器8からねじ圧縮機として構成された圧縮機1への流体
の供給を保証できるようにするため、蓄圧器8内に常に
充分な最小圧力が存在するように保証されている。この
目的のために流体導管12が蓄圧器8の下方部分から圧
縮機1に通じており、かつ微粒分離器9から圧縮機1へ
通じる別の流体導管13が設けられている。これらの導
管12,13を介して供給される流体はねじ圧縮機のシ
ール、冷却及び潤滑に役立っている。
【0018】圧縮機1の吐出量を制御しかつ蓄圧器8内
で夫々正しい媒体圧力を維持するため、戻しばね14′
と後で説明する別の幾つかの弁とを備えた電磁弁14が
設けられている。電磁弁14は2つの電流導線15を介
して作動させられ、該電流導線15内には、図面には示
唆されているだけの遅延リレー16が組み込まれてい
る。更に電流導線15には、制御装置を選択的に開閉す
るためのスイッチ17と、圧力監視導管19を介して供
給導管10に結合されている圧力スイッチ18とが設け
られている。
【0019】蓄圧器8の微粒分離器9から電磁弁14へ
制御導管20が通じており、該制御導管20は分岐して
いて、分岐部22が組み込まれている分岐導管21を介
して夫々1つの1つの逃し弁23及び24に案内されて
おり、該逃し弁23,24は夫々戻しばね25及び26
によって負荷されている。逃し弁23には、導管27を
介しばね28によって負荷された圧力保持弁29が接続
されており、該圧力保持弁29から逃し導管30が圧縮
機1の吸込導管3に戻されている。第2逃し弁24は導
管31を介し制御弁4に接続されている。導管31は、
吸込導管3内の圧力が圧縮機1の直前を支配している、
制御弁4のその位置から出発している。逃し弁24から
出発している別の導管32が逃し導管30に開口し、ひ
いては同じ様に吸込導管3に戻されている。更になお制
御導管33が設けられており、該制御導管33は、電磁
弁14から吸込制御弁4の調節ピストン5のシリンダ室
内に通じており、かつ制御導管33から分岐導管34
が、圧力保持弁29の前方に設けられた逃し弁23自体
を作動させるための第1逃し弁23に開口している。つ
まり圧縮機1の吐出量の制御は、閉鎖部材6を用いて吸
込導管3の横断面積を要求に基き多かれ少なかれ開閉し
ている吸込制御弁4によって行われている。図1には圧
縮機装置の始動時に対応する位置が示されている。スイ
ッチ17及び圧力スイッチ18は閉じていて、遅延リレ
ー16はなお暫くの間電磁弁14の切換えを遅延させて
いる。この遅延時間の間は閉鎖部材6が吸込制御弁4を
閉じている。この弁座内にバイパス通路35が設けられ
ており、該バイパス通路35を通って吸込制御弁4が閉
じていても僅かな空気量をを吸込むことができ、この僅
かな空気量によって圧縮機1内の厄介な負圧の発生を阻
止することができ、かつ同時に蓄圧器8内に僅かな圧力
を構築することができて、ねじ圧縮機として構成された
圧縮機1の潤滑及び冷却を、両流体導管12及び13を
介して行うことができるようになっている。圧力保持弁
29は、開放された逃し弁23を介して蓄圧器8内の圧
力が所定の値を超えて上昇するのを阻止しており、それ
によって圧縮機装置が無負荷運転中の遅延時間の間暖気
運転できるようになっている。
【0020】遅延時間が終了すると直ちに、電磁弁14
が図2に図示された位置に切り換えられる。その場合蓄
圧器8からの媒体圧力が制御導管20及び分岐導管34
を介し第1逃し弁23に到達し、その結果第1逃し弁2
3もばね25の力に抗して切り換えられる。これによっ
て逃し弁23は、制御装置が全負荷運転の形式で図示さ
れている図2に図示されたように閉鎖される。弁のこの
位置において吸込制御弁4の制御導管33も制御導管2
0を介して蓄圧器8に接続され、その結果吸込制御弁4
の調節ピストン5が蓄圧器8内を支配している圧力によ
って負荷されるようになり、これによって閉鎖部材6が
外方に移動して、図2で2つの矢印37及び38によっ
て明らかなような最大の貫流横断面積の位置に位置する
ようになる。つまり圧縮機1は制御装置のこの位置にお
いて全負荷で作業し、かつ接続された図示なしの消費機
に蓄圧器8及び供給導管10を介して圧力媒体を供給し
ている。
【0021】消費機が圧縮機1よりも少ない圧力媒体を
消費している場合には、消費機装置内の圧力が上昇し、
ひいては供給導管10内の圧力も上昇する。この上昇し
た圧力が圧力監視導管19を介して圧力スイッチ18に
伝達され、該圧力が予め選択可能な圧力を超えた場合に
は電気導線を遮断し、ひいては電磁弁14への接続が遮
断されるようになっている。
【0022】制御装置のこの位置が図3に図示されてお
り、この位置は無負荷の運転形式に一致している。制御
導管20が閉じているため制御導管33にも圧力がな
く、このため制御ピストン5が、戻しばね5′及び閉鎖
部材6の作用を受け乍ら、作用する吸込媒体の流れ力に
よって図3に図示された閉じた位置に戻される。しかし
バイパス通路35は開放されたまま残っているので、無
負荷運転中も、矢印36で示唆されているようにバイパ
ス通路35を通ってだけ媒体が吸い込まれる。
【0023】制御導管20の遮断によって、逃し弁23
に導かれている分岐導管34にも圧力が無くなる。従っ
て逃し弁23が戻しばね25の作用の元に切り換えら
れ、それによって制御導管20から分岐した分岐導管2
1が、開放された逃し弁23及び導管27を介して圧力
保持弁29に接続されるようになる。この結果として蓄
圧器8が、圧力保持弁29によって該弁29に調節され
て低下した圧力にまで放圧されるようになり、該圧力は
連続して圧力保持弁29によって保持される。選択され
た圧力以上になった場合には、圧力保持弁29がばね2
8の力に抗して開放されるため、過剰の媒体が逃し導管
30を介して吸込導管3へ流出するようになる。第2の
逃し弁24はこの運転形式においては閉じたままであ
る。
【0024】つまり無負荷運転中第1逃し弁23の開放
によって、蓄圧器8内の圧力が圧力保持弁29及び逃し
導管30を介して、実用上ほぼ2バールと3バールとの
間である所定の値に急速に減圧される。その後この圧力
は全負荷運転中自動的に保持される。迅速に圧力が減圧
されるため省エネが達成される。それは、媒体の過剰な
圧縮が阻止されるからである。蓄圧器8内に保持される
最小圧力は、無負荷運転中においても圧縮機1の冷却と
潤滑とを充分に保証している。
【0025】図4には、圧縮装置を遮断した場合の回路
配置の位置が図示されている。この場合スイッチ17が
開放され同時に電動機2も遮断される。遮断が無負荷運
転中に行われる場合には圧力スイッチ18も既に開放し
ている。制御導管20は電磁弁14によって遮断されて
いるが第1逃し弁23は開放されているので、蓄圧器8
内をなお支配している圧力が制御導管20、分岐導管2
1、逃し弁23及び圧力保持弁29を介し、更には逃し
導管30を介して吸込導管3内で減圧される。電動機2
の遮断によって圧縮機1の吸込仕事が終了する。その結
果先づ圧力媒体が、蓄圧器8から吐出導管7を介し更に
圧縮機1を貫通して吸込制御弁4内に逆流する。これに
よって、この場合逆止弁として作用する閉鎖部材6が逆
流する媒体の作用を受けて、吸込導管3を閉鎖する図4
に図示された位置に位置するようになる。この結果とし
て吸込導管3内の圧力が吸込制御弁4の範囲内に上昇す
るようになる。この圧力は導管31を介して第2逃し弁
24に供給され、該逃し弁24は、その後切り換えら
れ、かつ分岐導管21の分岐部22と、逃し導管30に
開口している導管23との間の貫通路を開放する。これ
によって蓄圧器8は第2逃し通路を介してなお付加的に
放圧させられる。これによって圧縮機の遮断の際、蓄圧
器8のひいては全圧縮装置の有利で迅速な放圧が保証可
能である。
【0026】図5には変化態様の実施例が図示されてお
り、この例では吸込制御弁4が図1から図4までの実施
例とは異なった構造形式を有しているが、基本的には同
一形式で作業している。更に図5では圧力低下のための
装置の主要な弁が共通のケーシング39内で1つの圧力
低下ユニットに統合されている。図5から判るように、
共通のケーシング39は両逃し弁23及び24並びに圧
力保持弁29を内包しており、その際個々の弁の間の導
管接続部が大部分共通のケーシング39自体内に設けら
れており、そのために多くの導管を省くことができる。
これによって、図1から図4までの構成に比較して図面
の比較からも判るような簡略化を行うことができる。し
かし圧力を低下させるための装置の作用形式は変ってい
ない。図5には装置のスタートの際の運転状態が図示さ
れていて、図1の装置と比較することができる。
【0027】図6には、共通な圧力低下ユニットの実施
例が拡大して図示されている。共通なケーシング39は
殆んどその全長に亙って貫通して幾つにも分岐している
シリンダ孔40を有しており、該シリンダ孔40には5
つの接続部が設けられている。容易に理解できるよう
に、個々の接続部はそれに接続された導管の符号と同一
の符号で右肩に′を付けて表わされている。
【0028】孔40の両終端区分には夫々1つのピスト
ン41及び42がシールされて案内されている。両ピス
トン41,42の間でシリンダ孔40は、該孔40内に
挿入された挿入部材によって分割されており、該挿入部
材は夫々1つの中央孔45及び46を備えた2つの横方
向壁43及び44を形成している。この両孔45及び4
6は両ピストン41,42の夫々の突起47及び48に
よって貫通されており、その際横方向壁43内の孔45
はピストン41の案内部として設けられている。突起4
7はこの目的のためにリブを有している。ピストン41
は孔45の方向にばね49によって負荷されていて、横
方向壁43に密接に当て付けられている。 横方向壁4
4内の孔46は第2ピストン42の突起48によって貫
通されている。この突起48はその端部領域に、貫通の
際に孔46をシールするシール装置を有している。
【0029】ケーシング39の5つの接続部の内接続部
34′は、ピストン41のばね負荷された側のシリンダ
室内に導かれていて、図5に基く回路図内で分岐導管3
4を介し吸込制御弁4のための制御導管33に接続され
ている。第2接続部31′は反対側に位置するピストン
42のシリンダ室内に開口していて、導管31を介し圧
縮機1の直前で吸込導管3に接続されている。第3の接
続部21′は両横方向壁43,44の間の空間内に通じ
ていて、制御導管20を介し蓄圧器8に接続されてい
る。この接続部21′は、供給される圧力の高さに依存
して両ピストン41,42により交互か又は一緒に、逃
し導管30に案内されている第4接続部32′と、逃し
導管30に直接接続されている第5接続部30′とに接
続可能である。
【0030】つまり共通のケーシング39は主として、
ばね負荷されたピストン41によって形成されて同時に
圧力保持弁29も形成している圧力逃し弁23と、機能
がピストン42によって構成されている第2圧力逃し弁
24とを有している。つまりこのように統合された圧力
低下ユニットを使用することによって、全装置の著しい
簡素化、導管の省略が達成されひいては圧力低下のため
の全装置の運転の安全性が高められている。
【0031】更に図7には、圧力低下ユニットの共通の
ケーシング39が吸込制御弁4のケーシングと共に1つ
の共通な構造ユニットに組み立てられた実施例が図示さ
れている。その際圧力低下ユニットの構成は図6に図示
された実施例の場合と同じである。しかし別の接続導管
も省かれている。つまり接続部31′が、ケーシング3
9のカバープレート50内の切欠きを介して吸込制御弁
4の内室に直接接続されている。共通なケーシング39
の別の端部において接続部34′は、ケーシング4内に
切欠かれて鉛直に延びている通路51を介し吸込制御弁
4の調節ピストン5の下方でシリンダ室に接続されてお
り、そのためこの場合も接続導管が省かれている。つま
りこの装置は、圧縮機の無負荷運転中及び該圧縮機を停
止させる際迅速な圧力低下のための総ての機能を行うこ
とのできる、容易に組立可能で僅かなスペースしか必要
としない、統合された構造ユニットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略図示された本発明の実施例の、スタート時
における回路図である。
【図2】概略図示された本発明の実施例の、全負荷時に
おける回路図である。
【図3】概略図示された本発明の実施例の、無負荷運転
時における回路図である。
【図4】概略図示された本発明の実施例の、停止時にお
ける回路図である。
【図5】別の実施例のスタート時における回路図であ
る。
【図6】統合された本発明の圧力低下ユニットの縦断面
図である。
【図7】吸込制御弁に付加された圧力低下ユニットの縦
断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 電動機 3 吸込導管 4 吸込制御弁 5 調節ピストン 6 閉鎖部材 7 吐出導管 8 蓄圧器 9 微粒分離器 10 供給導管 11 最小圧力弁 12,13 流体導管 14 電磁弁 14′ 戻しばね 15 電流導線 16 遅延リレー 17 スイッチ 18 圧力スイッチ 19 圧力監視導管 20 制御導管 21 分岐導管 21′ 接続部 22 分岐管 23,24 逃し弁 25,26 戻しばね 27 導管 28 ばね 29 圧力保持弁 30 逃し導管 30′ 接続部 31 導管 31′ 接続部 32 導管 32′ 接続部 33 制御導管 34 分岐導管 34′ 接続部 35 バイパス通路 37,38 矢印 39 ケーシング 40 シリンダ孔 41,42 ピストン 43,44 横方向壁 45,46 孔 47,48 突起 49 ばね 50 カバープレート 51 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/10 311 J 321 D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込導管内にその流通を制御する吸込制
    御弁が接続されており、この吸込制御弁がバイパス通路
    によって橋絡されており、圧縮機の出口が蓄圧器を介し
    て消費機に通じており、蓄圧器内の圧力によって作動す
    る調節装置が吸込制御弁のために設けられており、逃し
    弁によって遮断可能なバイパス導管が蓄圧器から吸込側
    へ戻されており、該バイパス導管内に圧力を低下させる
    ための装置が組み込まれている形式の、圧縮機の無負荷
    運転中及び当該圧縮機を停止させる場合にこの圧縮機の
    圧力を低下させるための装置において、 圧力を低下させるための装置が、所望の圧力に調整可能
    な、ばね負荷された圧力保持弁(29)と、第1逃し弁
    (23)に並列に配置された付加的な第2逃し弁(2
    4)とを有し、該第2逃し弁(24)は、圧縮機(1)
    の直前に形成されている吸込導管(13)内の圧力によ
    って負荷されていて、圧縮機(1)を停止させる際にこ
    の圧力が所定の高さを超えた場合には付加的な逃し通路
    (22,32)を直ちに開放するようになっていること
    を特徴とする、圧縮機の圧力を低下させるための装置。
  2. 【請求項2】 圧力保持弁(29)及び両方の逃し弁
    (23,24)が、圧力低下ユニットとして1つの共通
    なケーシング(39)に纏められていることを特徴とす
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 圧力低下ユニットの共通のケーシング
    (39)と、吸込制御弁(4)のケーシングとが1つの
    共通な構造ユニットに組み立てられていることを特徴と
    する、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 圧力低下ユニットの共通なケーシング
    (39)がシリンダ孔(40)を有し、その両終端区分
    内には各1つのピストン(41,42)がシールされて
    案内されており、かつ両ピストン(41,42)間でシ
    リンダ孔(40)が各1つの中央孔(45,46)を備
    えた2つの横方向壁(43,44)によって分割されて
    おり、該中央孔(45,46)を両ピストン(41,4
    2)の内の一方の突起(47,48)が貫通しており、
    この一方の孔(45)は一方のピストン(41)のため
    の案内部として設けられており、該ピストン(41)
    は、孔(45)の方向にばね(49)によって負荷され
    ていて、孔(45)を有する横方向壁(43)に密接に
    当て付けられており、他方の孔(46)を第2ピストン
    (42)の突起(48)が貫通しており、該第2ピスト
    ン(42)は、その端部領域にシール装置を有しかつ貫
    通の際に横方向壁(44)における孔(46)をシール
    しており、またケーシング(39)は5つの接続部を有
    し、その内の第1の接続部(34′)が、一方のピスト
    ン(41)のばね負荷された側でシリンダ室内に通じて
    いて吸込制御弁(4)のための制御導管(33)に接続
    されており、第2の接続部(31′)が、反対側に位置
    するピストン(42)のシリンダ室内に開口していて、
    圧縮機(1)の直前で吸込導管(3)に接続されてお
    り、第3の接続部(21′)が、シリンダ孔(40)の
    両横方向壁(43,44)の間の空間内に通じていて、
    蓄圧器(8)に接続されており、かつ両ピストン(4
    1,42)によって、供給される圧力の高さに依存して
    交互に又は一緒に、第4接続部(32′)及び第5接続
    部(30′)に接続可能であり、この両接続部(3
    2′,30′)が圧力逃し導管(32,30)を介して
    大気又は吸込導管(3)に開口していることを特徴とす
    る、請求項2又は3記載の装置。
  5. 【請求項5】 圧力保持弁(29)の前方に接続され
    た、殊に電磁弁(14)から成っている遮断弁(23)
    のための作動装置内に、調節可能な遅延リレー(16)
    が接続されており、該遅延リレー(16)が圧縮機
    (1)の始動の際逃し弁(23)の閉鎖を遅延させるこ
    とを特徴とする、請求項1から4までのいづれか1項記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 遅延リレー(16)が圧力保持弁(2
    9)の逃し弁(23)を作動する電磁弁(14)の電流
    供給導線(15)内に接続されていることを特徴とす
    る、請求項5記載の装置。
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