JP3009255B2 - 給油式スクリュー圧縮機の吸込み絞り弁 - Google Patents

給油式スクリュー圧縮機の吸込み絞り弁

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JP3009255B2
JP3009255B2 JP3192869A JP19286991A JP3009255B2 JP 3009255 B2 JP3009255 B2 JP 3009255B2 JP 3192869 A JP3192869 A JP 3192869A JP 19286991 A JP19286991 A JP 19286991A JP 3009255 B2 JP3009255 B2 JP 3009255B2
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valve
pressure
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suction throttle
piston
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幸男 朝日
憲治 仲川
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油式スクリュー圧縮
に係り、特に吸込側(一次側)への油逆流の防止およ
びアンロード特性の向上を図った吸込み絞り弁に関す
【0002】
【従来の技術】従来の吸込絞り弁は、圧縮室側(圧力
側)と大気側とのシールをボデーとバルブシートでおこ
ない、アンローダピストンとバルブシートの摺動部は、
微少間隙シール構造としている。従って、圧力側が高く
なるほど洩れが増加する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、吸込絞り
弁のピストンとバルブシート摺動部を微少間隙シール構
造としている。しかし、圧縮室内から高圧の圧縮空気や
油が逆流した場合、完全にシールする配慮がされていな
かった。また、圧縮機起動時やアンロード時の吸込容量
を減少させる場合、この微少間隙から空気を吸込んで起
動特性やアンロード特性が劣ることが考えられる。
【0004】本発明は、圧縮機の吐出圧力または吸込絞
り弁室内の条件にかかわらず大気側とのシールを摺動部
で行なわない構造にし、大気側の洩れをなくすことを目
的にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、給油式スクリュー圧縮機の容量を調節する吸込み絞
り弁であって、アンローダピストンと、このアンローダ
ピストンを軸方向に移動可能に支持する第1の軸受と、
この第1の軸受が延在し2個の操作室が形成されたピス
トンボデーと、ピストンボデー内に収納されたばねと、
アンローダピストンの先端部に位置し、このアンローダ
ピストンの軸方向に移動可能な第2の軸受を有するバル
ブシートとを備え、前記2個の操作室内のガス圧と前記
ばねの力により大気側に連通する流路を前記バルブシー
トにより開閉するものである。
【0006】
【作用】圧縮機停止すると圧縮機室内の潤滑油が吸込
絞り弁を経由して吸込側(大気側)へ流れ出ないよう
、吸込絞り弁は下記の動作をする。
【0007】(1)圧縮機室内と圧縮空気系統の逆止弁ま
でに溜まった圧縮空気の圧力が、吸込絞り弁の操作A室
に作用する。この圧力は、圧縮機の停止時にはバネ力よ
り大きいので、アンローダピストン及びそれに摺動可能
に設けられたバルブシートを移動させ、吸込側との連通
部(開口部)を閉塞する。
【0008】(2)放気弁が作動して、圧縮機内の圧力が
低下するに従って操作A室の圧力も低下し、やがてバネ
力の方が大になる。このとき、アンローダピストンが逆
方向に移動し、吸込側の連通部を開口するが、その際、
圧縮機の圧力も大気圧近くまで低下しているので、油や
空気が圧縮機側から吸込側に逆流するのを防止できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1および図2を参
照して説明する。
【0010】まず図1は本発明の一実施例に係わる油冷
式圧縮機の吸込絞り弁系統図である。図中の各矢印は、
操作空気の流れを示し、破線矢印は起動アンロード時、
停止時,実線および一点鎖線矢印は容量制御などアンロ
ード時の操作空気の流れを示す。
【0011】図1に示すように、圧縮機2の吸入側に吸
込絞り弁1が取付けられており、圧縮機2の下流には、
オイルセパレータ3,クーラ4が設けられている。そし
て、圧縮空気配管13には、逆止弁6,調圧弁7が配設
されている。オイルセパレータ3の操作空気取出口14
から油回収フィルタ15を経由し、放気電磁弁8と圧力
調整弁9に分岐している。放気電磁弁8から減圧弁10
と真空緩和弁11に分岐され減圧弁10はオリフィス1
2を介してピストンボデー25内に形成された操作A室
16へ接続している。また、真空緩和弁11は、オリフ
ィス12を介して大気側へ所定の圧力により放気を行な
う。三方電磁弁5は、COMがピストンボデー25内に
形成された操作B室17へ、NOが逆止弁6を介して吸
込絞り弁1へ接続されている。また、NCは大気側解放
としている。
【0012】容量調整機構の動作を以下説明する。始動
直後、吸込絞り弁の圧縮機側は、真空圧になる。三方電
磁弁5の操作により操作B室17は、同時に真空とな
る。図2に示す吸込絞り弁1のアンローダピストン22
は、ピストンボデー25内に延びたアンローダピストン
ドライベアリング28により、軸方向に移動可能に支持
されている。操作B室が真空になると、操作A室は大気
であるから、アンローダピストン22は右方向に移動す
る。さらに、始動直後に圧縮された空気は、オイルセパ
レータ3に入り、放気電磁弁8を介して減圧弁10を経
由し、操作A室の圧力が上昇しアンローダピストン22
を確実に右方向へ移動させバルブシート21を閉塞す
る。ここで、バルブシート21は、一体型の密閉ガイド
であり、バル ブシートドライベアリング27を有してい
る。このバルブシートドライベアリング27内をアンロ
ーダピストン22が移動可能に配置されている。
【0013】始動後は、三方電磁弁5と放気電磁弁8が
閉に切替り、操作A室16,操作B室17は大気圧状態
になり、バネ24によりバルブシート21が開き、圧縮
機が負荷運転となる。オイルセパレータ3の圧力が上昇
すると、圧力調整弁9が開き操作A室16に操作空気が
流入しバネ24に打勝ってアンローダピストン22の移
動によりバルブシート21が閉じ始める。さらに圧力が
上昇すると圧力スイッチ18により放気電磁弁8が開と
なる。圧力調整弁9と別系統からさらに高い圧力が操作
A室に流入しバルブシート21が全閉となる。同時
オリフィス12を経由して大気に放出され、オイルセパ
レータ3は、減圧され負荷軽減状態で運転継続になる。
【0014】圧縮機停止時は、放気電磁弁8が開きオイ
ルセパレータ3の高い圧力が操作A室16に流入し、ア
ンローダピストン22が右方向へ移動しバルブシート2
1を全閉にする。また、操作A室16に流入した空気は
オリフィス12を経由して大気に放出される。
【0015】本実施例によれば、圧縮機停止時にアンロ
ーダピストン22でバルブシート21を閉じ、さらに吸
込絞り弁二次側と一次側(大気側)との差圧で確実に
油,空気の逆流を防ぐことができる。また、従来のもの
と比較すると、アンローダピストン22から吸気と排気
の洩れがなくなったため、起動時と容量制御時のシール
効果が増、起動,容量制御特性の向上により省エネル
ギーの効果も期待できる。
【0016】
【発明の効果】本発明により、次の効果がある。
【0017】1.圧縮機停止時に、吸込絞り弁吸込側
(大気側)へ圧縮機側(高圧側)から油,空気の流を
完全に防止でき、信頼性向上が図れる。
【0018】2.吸込絞り弁のバルブシートからの洩れ
が減少するので、バルブシートの開閉時間が短縮され、
起動時特性や容量制御特性が向上し、圧縮機ランニング
費用が減少される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の油冷式スクリュー圧縮機系
統図である。
【図2】本発明の吸込絞り弁断面図である。
【符号の説明】
1…吸込絞り弁、2…圧縮機、3…オイルセパレータ、
4…クーラ、5…三方電磁弁、6…逆止弁、7…調圧
弁、8…放気電磁弁、9…圧力調整弁、10…減圧弁、
11…真空緩和弁、12…オリフィス、13…圧縮空気
配管、14…操作空気取出口、15…油回収フィルタ、
16…操作A室、17…操作B室、18…圧力スイッ
チ、21…バルブシート、22…アンローダピストン、
23…ボデー、24…バネ、25…ピストンボデー、2
6…カバー、27…バルブシートドライベアリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−121291(JP,A) 特開 昭60−249694(JP,A) 実開 昭60−144108(JP,U) 実開 平1−114996(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油式スクリュー圧縮機の容量を調節する
    吸込み絞り弁であって、アンローダピストン(22)
    と、このアンローダピストンを軸方向に移動可能に支持
    する第1の軸受(28)と、この第1の軸受が延在し2
    個の操作室が形成されたピストンボデー(25)と、ピ
    ストンボデー内に収納されたばね(24)と、アンロー
    ダピストンの先端部が遊嵌し、このアンローダピストン
    を軸方向に移動可能に案内する第2の軸受(27)が形
    成されたバルブシート(21)とを備え、このバルブシ
    ートは中央部が袋状に形成され、その袋状の内面が前記
    第2の軸受となっており、前記2個の操作室内のガス圧
    と前記ばねの力により大気側に連通する流路を前記バル
    ブシートにより開閉することを特徴とする吸込み絞り
    弁。
JP3192869A 1991-08-01 1991-08-01 給油式スクリュー圧縮機の吸込み絞り弁 Expired - Lifetime JP3009255B2 (ja)

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