JPS6332948Y2 - - Google Patents

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JPS6332948Y2
JPS6332948Y2 JP3958981U JP3958981U JPS6332948Y2 JP S6332948 Y2 JPS6332948 Y2 JP S6332948Y2 JP 3958981 U JP3958981 U JP 3958981U JP 3958981 U JP3958981 U JP 3958981U JP S6332948 Y2 JPS6332948 Y2 JP S6332948Y2
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JP
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slide valve
cylinder chamber
valve
rotor
pressure cylinder
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JP3958981U
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【考案の詳細な説明】 この考案は互に噛み合う一対のスクリユーロー
タをロータ室で回転せしめて気体を圧縮する容量
制御用スライドバルブ付スクリユー圧縮機に関す
るものである。
例えば冷凍機に供せられるスクリユー圧縮機は
冷凍係の冷媒の状態から負荷位置にてスライドバ
ルブが位置したまゝ停止する。一方起動時は液圧
縮を防止し、負荷を低くするためスライドバルブ
をアンロードの位置に移動するがこれは急速に行
われる。運転状態におけるスライドバルブの移動
は急速に行うとハンチングを生ずるので緩速度で
行う必要がある。これらの速度差は大きいので従
来第4図に示すような油圧回路にてスライドバル
ブを動作させる油圧ピストンの動作を行つてい
る。
第4図において15はスライドバルブ、13は
ピストン、14はピストン13とスライドバルブ
15を連結したピストンロツド、16は圧力シリ
ンダ室、17は圧縮機吸込側に通じる低圧シリン
ダ室であつて起動時急速にアンロードする場合に
は油圧源よりの配管21より送られた圧油は分岐
して並列する電磁弁22,23の一方の電磁弁2
2を開き、圧力シリンダ室16と低圧シリンダ室
17を結ぶ配管中の電磁弁24を閉じる。圧油は
圧力シリンダ室16に加わり、ピストン13は右
行してスライドバルブ15をアンロード位置に急
速に移動する。
運転中負荷を増大させるには、スライドバルブ
15の吐出側に加わる圧力に対抗するため、電磁
弁26にて流量を調整して、圧力シリンダ室16
の油を低圧シリンダ17側に流入し、それらの背
圧は圧力シリンダ室16に加わり、ピストン13
の推力とスライドバルブ15に加わる吐出圧にも
とずく推力差を少くしてスライドバルブ15を遅
く作動させる。アンロードさせるには電磁弁24
を閉じ、電磁弁23を開くと絞り弁25で絞られ
た圧油が圧力シリンダ室16に入り、スライドバ
ルブ15をおそい速度で右行させる。総ての電磁
弁を閉じるとスライドバルブ15は一定位置にホ
ルドされる。従来例はこのように急速動作と通常
動作の回路を別々にし、急速動作と通常動作の圧
油供給回路を切換えていて配管系統が複雑化して
いた。
更に従来のスクリユー圧縮機はロータ作用空間
に液がたまり起動時液ロツクを生じてロータ及び
軸受に過大な力を生ずることがあり、極端な場合
は耐久力を著しく短くしてしまうことがある。
この考案の目的はスクリユー圧縮機のスライド
バルブ制御用油圧シリンダに供給する圧油供給回
路を簡単にすることを目的とするものである。こ
の考案の他の目的はスライドバルブの起動時動作
に関連して液圧縮の生じない起動が行えるように
することにある。
この考案のスクリユー圧縮機はスライドバルブ
を制御する油圧シリンダへ開閉弁及び絞り弁を直
列に配して前記油圧シリンダの圧力シリンダ室へ
圧油を供給する如くなしたものであり、更にスラ
イドバルブをロータが圧縮作用を生じない位置ま
で起動時移動可能としたものである。
以下、この考案の実施例を図面に従つて設明す
る。第1図はスクリユー圧縮機の縦断面図、第2
図は第1図のA−A断面図である。
ロータケーシング1の両側は吸込側端壁1S及
び吐出側端壁1Dをなしており、吸込ケーシング
2、吐出ケーシング3により密閉され、第2図に
示すような形状の雄ロータ4、雌ロータ5がかみ
合つており、両ロータはケーシング1の吐出し側
の双円弧形外周と接している。両ロータは図示矢
印の方向に回転するとき夫々同一リードでもつて
かみ合う位置が漸次移動するようになつており、
外周にリードの大きいねじ溝とねじ山を設けてか
み合う雄ロータ4、雌ロータ5は一体となつた軸
部が夫々吸込ケーシング2に嵌入したジヤーナル
軸受及び夫々吐出ケーシング3に嵌入したジヤー
ナル軸受によりラジアル方向荷重を支承され、吐
出ケーシング3に嵌入したスラスト玉軸受により
軸方向移動を制止されている。
吸込ケーシング2は上方に吸込通路6が設けて
あり、雄ロータ4、雌ロータ5の間の上側端面と
なる位置に吸込口7が開口している。吸込口7の
下方の雄ロータ4と雌ロータ5が相会する位置の
反対側の吐出ケーシング3の端面には吐出口8が
設けてあり、吐出ケーシング3中の吐出通路9が
機外に通じている。
吸込ケーシング2にはシリンダ11が嵌入さ
れ、吸込ケーシング2に固定されたカバー12に
より密閉して押えられている。
シリンダ11内には密封輪によりシールされた
ピストン13が嵌入しており、ピストンロツド1
4がロータケーシング1内に延出され、吸込側容
積を変化させて吸込量を調節するスライドバルブ
15に固定されている。
ピストン13とカバー12間は圧力シリンダ室
16となつており、ピストン13を間にした低圧
シリンダ室17は連通穴18によりスライドバル
ブ15の低圧制御縁15a側の室に等圧となつて
おり、この室は吸込口7側ともつながつている。
圧力シリンダ室16には油供給口19が開口して
いる。
第1図はスライドバルブ制御用シリンダへの圧
油供給油圧回路図が併記されている。図示されな
い油圧源より圧油の供給される配管21には全閉
全開位置をとる電磁弁31と絞り弁32が直列に
配され、油供給口19に連通する。圧力シリンダ
室16と低圧シリンダ室17側を電磁弁33、絞
り弁34を介して配管35にて結んである。
スクリユー圧縮機の起動時は電磁弁31は開い
ており、電磁弁33は閉じている。従つて圧力シ
リンダ室16には圧油が送られピストン13は右
行し、スライドバルブ15もつれて右行して全開
位置をとる。
運転状態にて負荷を加えるには電磁弁31を閉
じ、電磁弁33を開くと吐出圧によるスライドバ
ルブ15の推力はピストン13を左行させ圧力シ
リンダ室16の油は油供給口19より出て電磁弁
33をとおり、絞り弁34にて絞られながら低圧
シリンダ室17側へ流入するので圧力シリンダ室
16には絞り弁34により背圧が生じスライドバ
ルブ15に適当な抵抗を与えることになり急激に
負荷がスクリユー圧縮機に生じない。
この状態で電磁弁33を閉じるとスライドバル
ブ15の推力はピストン13に加わつても圧力シ
リンダ室16の油は流出できないのでスライドバ
ルブ15は一定位置にホルドされる。
運転状態よりアンロードするには負荷を増加す
る場合と同じく急速なスライドバルブ15の運動
によるハンテイングを避けるためスライドバルブ
15を適当な速度で移動する必要がある。この場
合電磁弁31を開き、電磁弁33を閉じる。圧油
は配管21より電磁弁31をとおり、絞り弁32
にて絞られて油供給口19より圧力シリンダ室1
6に入る。ピストン13は右行してスライドバル
ブ15を右行させて負荷を減少させる。所要の位
置で電磁弁31を閉じるとスライドバルブ15は
停止する。
実施例は電磁弁であるがこれは他の形式の開閉
弁であつてもよい。
この考案のスライドバルブ15を制御する油圧
シリンダえの圧油の送入はアンロード時も、起動
時も同じ回路状態にして行われる。従つて絞り弁
32はスクリユー圧縮機の負荷変動に対応してハ
ンチングを起さない範囲で流量を多くして起動時
アンロード時間を短くする。絞り弁32は従つて
必ずしも必要とせられるものではなく電磁弁31
の容量を適当に選択することによつてこの目的は
達せられるものである。このようにすると起動時
のアンロードのためのスライドバルブの移動時間
は長くなる。処が従来例では起動時アンドロード
位置までスライドバルブを急速に移動できるが、
それよりもロータ間の液ロツクを起さないために
所要時間タイミングを置く必要があるので起動時
動作は綜合してとられる必要がある。
そこで、この考案に関しスライドバルブ移動位
置は以下のとおりとなされている。
第3図は雄ロータ4、雌ロータ5のスライドバ
ルブ15に接する側の外周を展開した図面であ
る。スライドバルブ15の低圧制御縁15aが最
も吸込側端壁1Sに近づいた最大負荷位置は実線
で示され、最小負荷位置となる低圧制御縁15a
の位置は二点鎖線で示されている。低圧制御縁1
5aの最小負荷位置は低圧制御縁15a側の吸気
室20と吐出口8が雄ロータ4、雌ロータ5のね
じ溝を通して連通するよう吐出側端壁まで寄せら
れてある。従つて、ロータ作用空間が低圧制御縁
をとじ込む前に吐出口8と連通するような位置と
なる。
起動時、スライドバルブ15をアンロードする
にはこのような最小負荷位置まで移動するから、
液ロツクのおそれはなく直ちに雄ロータ4、雌ロ
ータ5を起動してよいので結局起動全時間を余り
増さないですむことになる。
尚、低圧制御縁15aを以上に説明した最小負
荷位置即ち雄ロータ4、雌ロータ5が圧縮を行わ
ないで空転する位置まで運転中に移動するのは圧
縮冷媒が急激に吸気室側に吹ぬけるので上記最小
負荷位置よりもスライドバルブ15の無負荷位置
えの限界位置には限度を設けることとなる。これ
らは図示されないがピストン13の第1図におけ
る左方に更にピストンロツド14と同じくロツド
を設けてカバー12を密封挿通して該ロツドの動
きによりスイツチを動作させて行われる。(図示
されない)。
以上のとおり、スライドバルブの制御用油圧シ
リンダの圧力シリンダ室に全開全閉する開閉弁を
油圧源より直列に配して圧油を供給したから配管
及び電気回路が極めて簡単となる。スライドバル
ブの低圧制御縁をロータ作用空間がとじ込んでも
吐出口に連通する圧縮作用のない位置まで移動し
てスクリユー圧縮機の起動を行うようにしたから
起動時の軽負荷動作の時間が長くて、圧縮機内に
油が溜つた場合でも液圧縮を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスクリユー圧縮機の縦断面図、第2図
は第1図のAーA断面図、第3図はロータ外周の
展開図、第4図は従来例の油配管図である。 1……ロータケーシング、1S……吸込側端
壁、1D……吐出側端壁、2……吸込ケーシン
グ、3……吐出ケーシング、4……雄ロータ、5
……雌ロータ、6……吸込通路、7……吸込口、
8……吐出口、9……吐出通路、11……シリン
ダ、12……カバー、13……ピストン、14…
…ピストンロツド、15……スライドバルブ、1
5a……吸込側低圧制御縁、16……圧力シリン
ダ室、17……低圧シリンダ室、18……連通
穴、19……油供給口、21……配管、31,3
3……電磁弁、32……絞り弁、34……絞り
弁、35……配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互にかみ合うリードを有するねじ山とねじ溝を
    外周に備えた雄雌ロータを吸込口、吐出口を備え
    たケーシング中において外周を密着させて回転可
    能に支承され、ケーシング壁の一部に摺動可能に
    雄雌ロータ外周と近接してスライドバルブを設
    け、スライドバルブの移動を行う油圧シリンダの
    ピストンロツドをスライドバルブに連結し、油圧
    シリンダの一方のシリンダ室はスライドバルブの
    推力に対抗する圧力シリンダ室をなし、他方のシ
    リンダ室は圧縮機吸気側に連通する低圧シリンダ
    室を構成し圧力シリンダ室と低圧シリンダ室を開
    閉弁及び絞り弁を介して結合したものにおいて、
    油圧源より全閉時完全に流路の遮断される開閉弁
    及び絞り弁を直列に配して圧力シリンダ室に通ず
    る圧油供給回路を設けさらにスライドバルブの最
    小負荷位置はスライドバルブの低圧制御縁を通過
    しようとするロータ作用空間が低圧制御縁をとじ
    込む前に吐出口と連通する位置とし、スクリユー
    圧縮機はスライドバルブを最小負荷位置にしてか
    ら起動されることを特徴とするスクリユー圧縮
    機。
JP3958981U 1981-03-20 1981-03-20 Expired JPS6332948Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3958981U JPS6332948Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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JP3958981U JPS6332948Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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Publication Number Publication Date
JPS57152484U JPS57152484U (ja) 1982-09-24
JPS6332948Y2 true JPS6332948Y2 (ja) 1988-09-02

Family

ID=29836714

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JP3958981U Expired JPS6332948Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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