JP4573074B2 - 可変ディフューザ付き遠心圧縮機とその制御方法 - Google Patents

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内羽根をディフューザ部に出没できる可変ディフューザ付き遠心圧縮機とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠心圧縮機の羽根車とスクロール部との間には、リング状の流路であるディフューザ部が設けられている。このディフューザ部は、羽根車から吐出される流体の運動エネルギを圧力に変換する役割を有している。
【0003】
また、このディフューザ部に流体の流れを制御する案内羽根が設けられた遠心圧縮機も広く知られている。かかる案内羽根を設けることにより、「羽根なし」の場合より一般的に効率は高まるが、使用可能な流量範囲は羽根なしの場合より狭くなる。そのため、車両用過給機に適用する遠心圧縮機のように、流量範囲が非常に広い場合には、ディフューザ部の特性を変化させて、常に最適に近い特性を得る必要がある。
【0004】
この要望に応え、ディフューザ部の特性を変化させる手段として、従来から、(1)ディフューザ羽根の取付角を変える手段(いわゆる可変ピッチ機構)や、(2)ディフューザ壁面の幅を変える手段(例えば、特開平4−47199号)が提案され、一部で実施されている。しかし、可変ピッチ機構は構造が複雑であるため、小型の遠心圧縮機(例えば乗用車用の過給機)には適用が困難であった。また、ディフューザ壁面の幅を変える手段(特開平4−47199号)では、流路の段差が不可避であり、性能低下が大きい問題があった。
【0005】
一方、これらの問題が少なく、比較的簡単な構造で性能上のメリットも大きい手段として、ディフューザ部の羽根を出没させる手段が提案されている(例えば、特開平5−99199号、特開平8−254127号等)。
【0006】
特開平5−99199号の「遠心圧縮機」は、図6に示すように、静止羽根1の内周側に弦長が大なる羽根2と小なる羽根3とで構成される羽根装置を配置し、圧縮機の運転流量に応じて大なる羽根2又は小なる羽根3をディフューザ流路内に突出させるものである。
また、特開平8−254127号の「過給装置」は、図7に示すように、ディフューザ部に突出・引き込み可能に設けられた案内羽根4、案内羽根をディフューザ部に突出させ又は引き込ませるアクチュエータ5、及びエンジンの作動状態に応答してアクチュエータを作動するコントローラを有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示した遠心圧縮機では、ディフューザ部に静止羽根1が常にあるため、大小の羽根2又3を突出させても、広範囲の流量範囲に適応できる「羽根なし」の特性は得られない問題点があった。
また、図7に示した過給装置では、原理的には案内羽根をディフューザ部に完全に突出・引き込みできるが、(1)案内羽根とディフューザ部の間を気密に保持することが困難又は不可能であり、加圧流体の漏れを完全には防止できない、(2)アクチュエータ5はディフューザ部の加圧された内圧に抗して作動するため、アクチュエータが大型となる、等の問題点があった。
【0008】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の主目的は、案内羽根をディフューザ部に完全に出没でき、案内羽根とディフューザ壁の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止でき、案内羽根の出没に要する力が小さい、可変ディフューザ付き遠心圧縮機を提供することにある。また、本発明の別の目的は、案内羽根の駆動機構をシールプレート内に内蔵して全体を小型化でき、かつ制御が容易かつ切り換え速度の速い可変ディフューザ付き遠心圧縮機を提供することにある。更に本発明の別の目的は、案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減できる可変ディフューザ付き遠心圧縮機を提供することにある。更にまた、本発明の別の目的は、広範囲の流量範囲において、高い効率を維持することができる可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、対向するディフューザ壁(11)の少なくとも一方から出没可能な案内羽根(12)と、該案内羽根を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気室(13)と、該気室をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材(14)と、を備え、前記案内羽根の一部が弾性仕切り部材に取り付けられており、
更に、前記弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構を備え
前記流体駆動機構は、弾性仕切り部材を軸方向に付勢する付勢手段(16)と、気室のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通する第1開閉弁(17a)と、気室の反ディフューザ側を外部に連通する第2開閉弁(17b)とを備え、第1開閉弁を開き第2開閉弁を閉じた状態で付勢手段により、弾性仕切り部材を軸方向に移動し、第1開閉弁を閉じ第2開閉弁を開いた状態で付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させる、ことを特徴とする可変ディフューザ付き遠心圧縮機が提供される。
【0010】
本発明の構成によれば、案内羽根(12)を収容する中空の気室(13)をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割する弾性仕切り部材(14)を備えているので、案内羽根とディフューザ壁の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止できる。また、流体駆動機構により、弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させるので、案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減できる。
また、この構成により、第1開閉弁(17a)と第2開閉弁(17b)の開閉だけで、案内羽根の出没ができるので、制御が容易でありかつ瞬時に切り換えることができる。また、第1開閉弁を開いて気室のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通させた状態で付勢手段により弾性仕切り部材を軸方向に移動させるので、ディフューザ側と反ディフューザ側の圧力がバランスして弾性仕切り部材に余分な力が作用しないので、わずかな付勢力で弾性仕切り部材と共に案内羽根(12)を移動させることができる。更に、この付勢力が弱いので、第1開閉弁を閉じ第2開閉弁を開いた状態で、反ディフューザ側をわずかに減圧又は加圧するだけで、付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させることができる。
【0011】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記弾性仕切り部材(14)は、ダイヤフラムまたはベローズである。
【0013】
また、前記付勢手段(16)は、気室の反ディフューザ側に圧縮状態で収容された圧縮バネであり、前記第2開閉弁(17b)は、外部の負圧源に連通している。
この構成により、案内羽根の駆動機構をシールプレート内に内蔵して全体を小型化できる。
【0014】
前記第1開閉弁(17a)と第2開閉弁(17b)は、シールプレート内に収容された電磁3方弁(17)である、ことが好ましい。この構成により、駆動機構をシールプレート内に内蔵して全体を小型化できると共に、制御が容易でありかつ瞬時に切り換えることができる。
【0015】
また、本発明によれば、対向するディフューザ壁(11)の少なくとも一方から出没可能な案内羽根(12)と、該案内羽根を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気室(13)と、該気室をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材(14)と、を備え、前記案内羽根の一部が弾性仕切り部材に取り付けられており、
更に、前記弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構を備え、
前記流体駆動機構は、弾性仕切り部材を軸方向に付勢する付勢手段(16)と、気室のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通する第1開閉弁(17a)と、気室の反ディフューザ側を外部に連通する第2開閉弁(17b)とを備え、第1開閉弁を開き第2開閉弁を閉じた状態で付勢手段により、弾性仕切り部材を軸方向に移動し、第1開閉弁を閉じ第2開閉弁を開いた状態で付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させる可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法であって、圧縮機の流量を検出し、小流量側で案内羽根をディフューザ部に突出させ、大流量側で案内羽根をディフューザ部から抜き出す、ことを特徴とする可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法が提供される。
【0016】
本発明の好ましい実施形態によれば、案内羽根をディフューザ部に突出させた突出状態と案内羽根をディフューザ部から抜き出した格納状態とで流量、圧力比、又は回転数が等しくなる作動ラインAを予め設定し、作動ラインAを境にして、前記小流量側と大流量側に切り換える。
【0017】
上述した方法により、流量、圧力比、又は回転数が等しくなる作動ラインAを境として、小流量側で案内羽根をディフューザ部に突出させ、大流量側で案内羽根をディフューザ部から抜き出すように切り換えることにより、小流量側では案内羽根の存在により効率を高め、大流量側は逆に案内羽根がないことにより効率を高めて、小流量から大流量までの広い流量範囲で、高い効率を維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の第1実施形態を示す全体構成図である。この図に示すように、本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機10は、対向するディフューザ壁11の少なくとも一方(この図では、反シュラウド側)から出没可能な案内羽根12と、案内羽根12を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気室13と、気室13をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材14とを備えている。なお、この図において、6は羽根車、7はスクロールケーシング、8はシールプレートである。
【0019】
案内羽根12は、この例では、円板状の羽根基部12aと、この羽根基部12aに一端が固定され周方向に間隔を隔てて配置された複数の羽根部12bとからなる。反シュラウド側のディフューザ壁11には、各羽根部12bが貫通する貫通孔が設けられ、羽根部12bが反シュラウド側のディフューザ壁11内に面一に引っ込む位置から、羽根部12bが反対側のディフューザ壁11に当接する突き出し位置まで、羽根部12bが羽根車6の軸方向に移動できるようになっている。
【0020】
中空の気室13は、この例では、反シュラウド側のディフューザ壁11の内部、すなわちシールプレート8内に設けられた中空円筒形の空間である。また、弾性仕切り部材14は、リング状のダイヤフラムまたはベローズであり、その外縁部と内縁部が気室13に気密に固定され、この空間(気室13)をディフューザ側と反ディフューザ側とに分割している。更に、このダイヤフラム(またはベローズ)は、気密を保持したまま軸方向に変形可能であり、その中間部分に案内羽根12の一部(この例では羽根基部12aの左端部)が取り付けられている。
【0021】
本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機10では、更に、弾性仕切り部材14を流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構を備える。この流体駆動機構は、弾性仕切り部材14を軸方向に付勢する付勢手段16と、気室13のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通する第1開閉弁17aと、気室13の反ディフューザ側を外部に連通する第2開閉弁17bとからなる。
【0022】
付勢手段16は、この例では、気室13の反ディフューザ側(図で左側)に圧縮状態で収容された圧縮バネであり、弾性仕切り部材14及びこれを介して案内羽根12をディフューザ部の反対側のディフューザ壁に向けて付勢している。
【0023】
また、第1開閉弁17aと第2開閉弁17bは、この例では、シールプレート8内に収容された電磁3方弁17である。更に、第2開閉弁17b、すなわち電磁3方弁17の1つの連結口が外部の負圧源(例えば、ブレーキ用真空源)に連通している。
【0024】
図2は、図1の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の作動説明図である。この図において、(A)は案内羽根12の突出状態、(B)はそれを引込めた状態を示している。
すなわち、例えば、遠心圧縮機の流量が少なく、効率を高める必要がある場合に、電磁3方弁17により、第1開閉弁17aを開き第2開閉弁17bを閉じると、図2(A)に示すように、気室13のディフューザ側と反ディフューザ側が連通されて同圧となり、ディフューザ側と反ディフューザ側の圧力がバランスして弾性仕切り部材14に差圧力が作用しない状態となる。従って、付勢手段16の付勢力により、案内羽根12が反対側のディフューザ壁に向けて移動され、案内羽根12の先端(図で右端)が反対側のディフューザ壁に隙間なく当接した状態となる。
【0025】
また、逆に、遠心圧縮機の流量が多く、効率よりもその安定作動が要求される場合に、電磁3方弁17により、第1開閉弁17aを閉じ第2開閉弁17bを開くと、図2(B)に示すように、気室13の反ディフューザ側が外部の負圧源(例えば、ブレーキ用真空源)に連通して負圧となる。また、この状態では、ディフューザ側と反ディフューザ側は遮断されているので、気室13のディフューザ側は、案内羽根12とディフューザ壁11の隙間から流入する加圧流体により、ディフューザ部の圧力と同一又は若干低い圧力となる。従って、弾性仕切り部材14のディフューザ側(図で右側)の圧力が反ディフューザ側(左側)の圧力より高くなり、付勢手段16の付勢力に抗して弾性仕切り部材14及びこれに取り付けられた案内羽根12を反対方向(図で左側)に移動させ、案内羽根12が引っ込み、その先端(図で右端)がディフューザ壁11と面一となる。
【0026】
図3は、本発明の第2実施形態を示す全体構成図である。この例では、電磁3方弁17が、シールプレート8の外部に取り付けられ、第1開閉弁17aは、ディフューザ部からスクロールケーシング7の外部を通って連通している。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
この構成によっても、電磁3方弁17により、第1開閉弁17aを開き第2開閉弁17bを閉じると、気室13のディフューザ側と反ディフューザ側が連通されて同圧となり、付勢手段16の付勢力により、案内羽根12が反対側のディフューザ壁に向けて移動され、案内羽根12の先端が反対側のディフューザ壁に隙間なく当接した状態となる。
また、逆に、電磁3方弁17により、第1開閉弁17aを閉じ第2開閉弁17bを開くと、弾性仕切り部材14のディフューザ側の圧力が反ディフューザ側の圧力より高くなり、付勢手段16の付勢力に抗して弾性仕切り部材14及びこれに取り付けられた案内羽根12を反対方向に移動させ、案内羽根12が引っ込み、その先端がディフューザ壁11と面一となる。
【0027】
なお、上述した電磁3方弁17の1つの連結口を外部の負圧源に変えて加圧源(例えば、圧縮空気源)に連通し、付勢手段16として、例えば、圧縮バネを気室13のディフューザ側(図で右側)に圧縮状態で収容してもよい。また、シールプレート7とスクロールケーシング8を一体に形成してもよい。
【0028】
上述した本発明の構成によれば、案内羽根12を収容する中空の気室13をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割する弾性仕切り部材14(ダイヤフラムまたはベローズ)を備えているので、案内羽根12とディフューザ壁11の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止できる。また、流体駆動機構により、弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させるので、案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減できる。
【0029】
更に、第1開閉弁17aと第2開閉弁17bの開閉だけで、案内羽根12の出没ができるので、制御が容易でありかつ瞬時に切り換えることができる。また、第1開閉弁17aを開いて気室13のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通させた状態で付勢手段16(圧縮バネ)により弾性仕切り部材14を軸方向に移動させるので、ディフューザ側と反ディフューザ側の圧力がバランスして弾性仕切り部材に余分な力が作用しない。従って、わずかな付勢力で弾性仕切り部材14と共に案内羽根12を移動させることができる。更に、この付勢力が弱いので、第1開閉弁17aを閉じ第2開閉弁17bを開いた状態で、反ディフューザ側をわずかに減圧又は加圧するだけで、付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させることができる。
【0030】
【実施例】
図4は、本発明の実施例を示す構成図である。この実施例では、図3に示した可変ディフューザ付き遠心圧縮機に、更に、ギャップセンサ21、出口圧力センサ22、回転数センサ23、入口圧力センサ24、流量センサ25、ディフューザ部圧力センサ26を備えている。また、この実施例では、ダイヤフラム14の反ディフューザ側に直接連通する流路ライン27aと、ディフューザ部に直接連通する流路ライン27bを独立して設け、これを図示しない3ポート電磁弁で制御した。
【0031】
図5は、本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の試験結果を示す特性図である。この図において、横軸は流量、縦軸は圧力比であり、図中のa,b,cは案内羽根をディフューザ部に突出させた突出状態、c,d,eは案内羽根をディフューザ部から抜き出した格納状態を示している。また、図中のAラインは、突出状態と格納状態とで作動点(流量、圧力比、又は回転数)が等しい作動ラインである。
【0032】
本発明の方法では、作動ラインAを境にして、小流量側と大流量側に切り換え、小流量側で案内羽根をディフューザ部に突出させ、大流量側で案内羽根をディフューザ部から抜き出す。この方法により、小流量側では案内羽根の存在により図5のa,b,cに示すように同一回転数で格納状態よりも高い圧力比を得ることができる。また同様に、大流量側では逆に案内羽根がないことにより、図5のd,e,fに示すように同一回転数で突出状態よりも高い圧力比を得ることができる。従って、小流量から大流量までの広い流量範囲で、高い効率を維持することができる。
【0033】
なお、遠心圧縮機の作動点は、流量、圧力比、回転数の3つのパラメータ、又はこれら3つと等価なパラメータにより定めることができるので、図4に示したすべてのセンサは不要であり、例えば、流量センサと回転センサ、回転センサとディフューザ圧力センサ、等の2種のセンサと、図5に示したような切換え点用圧縮機特性マップとで、本発明の方法を実施することができる。なお、センサはそれ以外の等価な状態量を取得できるセンサを用いてもよい。
【0034】
また、上述した方法以外に、加減速時で切り換え線を変える方法、格納時のサージを検出して突出させる、等によっても、可変ディフューザ付き遠心圧縮機の特性を広範囲で安定化することができる。なお、この場合には、例えばサージ検出器のみを使用する等、センサ数を1つにすることもできる。
【0035】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、ディフューザ羽根(案内羽根)を駆動するアクチュエータを、羽根と一体化してシールプレート内に組み込んでいる。また、その際問題となるディフューザ羽根が出没するスリットを通してディフューザ流路の高圧空気がアクチュエータに及ぼす力を、簡単な導圧通路17aを設けることにより解決し、小型・簡便・高信頼性で、制御が容易かつ切り換え速度の速い可変ディフューザ付き遠心圧縮機を実現したものである。
また、付随的効果として、ディフューザ羽根突出時に、羽根上面が壁面に密着するように設計でき、この場合は一般的な可変ディフューザに不可避な翼端隙間損失を低減することができる。
更に、広範囲の流量範囲において、高い効率を維持することもできる。
【0036】
従って、本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機とその制御方法は、案内羽根をディフューザ部に完全に出没でき、案内羽根とディフューザ壁の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止でき、案内羽根の出没に要する力が小さく、案内羽根の駆動機構をシールプレート内に内蔵して全体を小型化でき、かつ制御が容易かつ切り換え速度が速く、案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減でき、更に、広範囲の流量範囲において、高い効率を維持することもできる等の優れた効果を有する。
【0037】
なお、本発明は上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りで自由に変更することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の第1実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の作動説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す全体構成図である。
【図4】本発明の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の試験結果を示す特性図である。
【図6】従来の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の模式図である。
【図7】従来の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の別の模式図である。
【符号の説明】
1 静止羽根、2,3 羽根、4 案内羽根、5 アクチュエータ、
6 羽根車、7 スクロールケーシング、8 シールプレート
10 可変ディフューザ付き遠心圧縮機、11 ディフューザ壁、
12 案内羽根、13 気室、
14 弾性仕切り部材(ダイヤフラムまたはベローズ)、
16 付勢手段(圧縮バネ)、17 電磁3方弁、
17a 第1開閉弁、17b 第2開閉弁、
21 ギャップセンサ、22 出口圧力センサ、
23 回転数センサ、24 入口圧力センサ、
25 流量センサ、26 ディフューザ部圧力センサ、
27a,27b 流路ライン

Claims (6)

  1. 対向するディフューザ壁(11)の少なくとも一方から出没可能な案内羽根(12)と、該案内羽根を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気室(13)と、該気室をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材(14)と、を備え、前記案内羽根の一部が弾性仕切り部材に取り付けられており、
    更に、前記弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構を備え
    前記流体駆動機構は、弾性仕切り部材を軸方向に付勢する付勢手段(16)と、気室のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通する第1開閉弁(17a)と、気室の反ディフューザ側を外部に連通する第2開閉弁(17b)とを備え、第1開閉弁を開き第2開閉弁を閉じた状態で付勢手段により、弾性仕切り部材を軸方向に移動し、第1開閉弁を閉じ第2開閉弁を開いた状態で付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させる、ことを特徴とする可変ディフューザ付き遠心圧縮機。
  2. 前記弾性仕切り部材(14)は、ダイヤフラムまたはベローズである、ことを特徴とする請求項1に記載の可変ディフューザ付き遠心圧縮機。
  3. 前記付勢手段(16)は、気室の反ディフューザ側に圧縮状態で収容された圧縮バネであり、前記第2開閉弁(17b)は、外部の負圧源に連通している、ことを特徴とする請求項2に記載の可変ディフューザ付き遠心圧縮機。
  4. 前記第1開閉弁(17a)と第2開閉弁(17b)は、シールプレート内に収容された電磁3方弁(17)である、ことを特徴とする請求項2に記載の可変ディフューザ付き遠心圧縮機。
  5. 対向するディフューザ壁(11)の少なくとも一方から出没可能な案内羽根(12)と、該案内羽根を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気室(13)と、該気室をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材(14)と、を備え、前記案内羽根の一部が弾性仕切り部材に取り付けられており、
    更に、前記弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構を備え、
    前記流体駆動機構は、弾性仕切り部材を軸方向に付勢する付勢手段(16)と、気室のディフューザ側及び反ディフューザ側を連通する第1開閉弁(17a)と、気室の反ディフューザ側を外部に連通する第2開閉弁(17b)とを備え、第1開閉弁を開き第2開閉弁を閉じた状態で付勢手段により、弾性仕切り部材を軸方向に移動し、第1開閉弁を閉じ第2開閉弁を開いた状態で付勢手段に抗して弾性仕切り部材を反対方向に移動させる可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法であって、圧縮機の流量を検出し、小流量側で案内羽根をディフューザ部に突出させ、大流量側で案内羽根をディフューザ部から抜き出す、ことを特徴とする可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法。
  6. 案内羽根をディフューザ部に突出させた突出状態と案内羽根をディフューザ部から抜き出した格納状態とで流量、圧力比、又は回転数が等しくなる作動ラインAを予め設定し、作動ラインAを境にして、前記小流量側と大流量側に切り換える、ことを特徴とする請求項5に記載の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の制御方法。
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