JP2008195556A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

酸素濃縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008195556A
JP2008195556A JP2007030472A JP2007030472A JP2008195556A JP 2008195556 A JP2008195556 A JP 2008195556A JP 2007030472 A JP2007030472 A JP 2007030472A JP 2007030472 A JP2007030472 A JP 2007030472A JP 2008195556 A JP2008195556 A JP 2008195556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
adsorption
enriched gas
valve
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007030472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4798016B2 (ja
Inventor
Keita Kondo
啓太 近藤
Satoru Ueda
哲 上田
Yuki Mishina
由紀 三品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007030472A priority Critical patent/JP4798016B2/ja
Publication of JP2008195556A publication Critical patent/JP2008195556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4798016B2 publication Critical patent/JP4798016B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】高濃度の酸素を効率よく取り出せる酸素濃縮装置を提供する。
【解決手段】空気を圧縮するコンプレッサ2と、そのコンプレッサ2により圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された第1,第2吸着筒4A,4Bと、第1,第2吸着筒4A,4Bから酸素濃縮ガスを取り出す取出弁8と、取出弁8を介して第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスを溜める酸素タンク9とを備える。上記取出弁8は、酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間のガス流路を開くリリーフ弁である。
【選択図】図1

Description

この発明は、酸素濃縮装置に関し、詳しくは空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮装置に関する。
従来、酸素濃縮装置としては、空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成するPSA(Pressure Swing Adsorption;圧力スイング吸着)方式のものがある(例えば、特開2002−291892号公報(特許文献1)参照)。
図8は上記PSA方式の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この酸素濃縮装置は、図8に示すように、防塵フィルタ101と、上記防塵フィルタ101を介して吸い込んだ空気を圧縮するコンプレッサ102と、上記コンプレッサ102の吐出側のガス流路に配設された制御弁103と、上記制御弁103を介してコンプレッサ102から供給された空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された第1吸着筒104Aと、上記第1吸着筒104Aの下流側のガス流路に配設された逆止弁105Aと、上記制御弁103を介してコンプレッサ102から供給された空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された第2吸着筒104Bと、上記第2吸着筒104Bの下流側のガス流路に配設された逆止弁105Bと、上記第1,第2吸着筒104A,104Bからの排気を制御弁103を介して排気するときに排気音を低減するための排気マフラ106と、第1,第2吸着筒104A,104Bの下流側のガス流路間に配設されたパージ弁107と、上記第1,第2吸着筒104A,104Bの下流側が逆止弁105A,105Bを介して接続された酸素タンク109と、上記酸素タンク109からの酸素濃縮ガスを減圧する減圧弁110と、上記減圧弁110により減圧された酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサ111と、上記酸素タンク109から減圧弁110を介して供給される酸素濃縮ガスの流量を調整する流量調整器112と、上記流量調整器112により流量が調整された酸素濃度ガスを吐出するための吐出口カプラ113とを備えている。また、上記酸素濃縮装置は、制御弁103とパージ弁107とコンプレッサ102等を制御する制御部120とを備えている。
図9は上記酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。図9において、横軸は時間(任意目盛)を表し、縦軸は吸着筒内圧力(任意目盛)を示しており、実線のグラフは第1吸着筒104A内の圧力であり、点線のグラフは第2吸着筒104B内の圧力である。
また、図9に示すT1,T2,T3はそれぞれ、昇圧時間,均圧時間,濃縮酸素生成時間である。そして、実線と点線のグラフの交点間でかつ点線のグラフよりも実線のグラフが上の期間が、第1吸着筒104Aから酸素タンク109に取り出される第1酸素取り出し期間であり、実線と点線のグラフの交点間でかつ実線のグラフよりも点線のグラフが上の期間が、第2吸着筒104Bから酸素タンク109に取り出される第2酸素取り出し期間である。
上記酸素濃縮装置は、圧縮空気を吸着剤入の第1,第2吸着筒104A,104Bに通して吸着剤に窒素を吸着させることにより高濃度酸素を生成し、生成された酸素濃縮ガスを酸素タンク109に貯留した後に、吐出口カプラ113から高濃度酸素を供給する。上記第1,第2吸着筒104A,104Bの吸着剤に吸着された窒素は、減圧により吸着剤から窒素を脱着させて、脱着させた窒素を含むガスを、制御弁103,排気マフラ106を介して外部に排気する。このように、第1,第2吸着筒104A,104B内の吸着剤を用いた窒素の吸着と脱着を交互に行うサイクルが繰り返される。
しかしながら、上記酸素濃縮装置では、図9に示すように、第1,第2吸着筒104A,104Bを通過した後の酸素濃縮ガスの酸素濃度にサイクル(吸着,脱着)内において高低差があり、酸素濃度の異なる酸素濃縮ガスが酸素タンク109に混合される。このため、吐出口カプラ113から供給される酸素濃度は、サイクル内における最高濃度ではなく、平均濃度となるため、高濃度の酸素を効率よく取り出せないという問題がある。
特開2002−291892号公報
そこで、この発明の課題は、高濃度の酸素を効率よく取り出せる酸素濃縮装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の酸素濃縮装置は、
空気を圧縮するコンプレッサと、
上記コンプレッサにより圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器と、
上記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部と、
上記酸素濃縮ガス取出部を介して上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンクと
を備え、
上記酸素濃縮ガス取出部は、上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスの酸素濃度または上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンクとの間のガス流路を開閉することを特徴とする。
上記構成の酸素濃縮装置によれば、上記吸着容器において、コンプレッサから供給された圧縮空気中から窒素を選択的に吸着剤に吸着して酸素濃縮ガスを生成する。この酸素濃縮ガスの生成時に、吸着容器からの酸素濃縮ガスの酸素濃度に基づいて、酸素濃縮ガス取出部によって、吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開閉する構成とすることによって、酸素濃縮ガス生成時に酸素濃縮ガスの酸素濃度が低濃度から高濃度に変化するサイクルにおいて、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留するように吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開くことが可能となる。なお、酸素濃縮ガスの酸素濃度の代わりに、酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素として、例えば酸素濃縮ガスの圧力や、実験により得られた酸素濃縮ガスの取り出し期間(高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留することが可能な期間)に基づいて、酸素濃縮ガス取出部により、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留するように吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開いてもよい。
このように、高濃度の酸素が酸素タンク内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、吸着容器内の圧力を低圧化でき、コンプレッサの負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素としての上記酸素濃縮ガスの圧力に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンクとの間のガス流路を開閉する。
上記実施形態によれば、上記酸素濃縮ガスの圧力に基づいて、酸素濃縮ガス取出部により吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開閉することによって、吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路の開閉制御が容易にできる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、
上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに開くリリーフ弁である。
上記実施形態によれば、上記酸素濃縮ガス取出部に、酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに開くリリーフ弁を用いることによって、簡単な構成で吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路の開閉制御が容易にできる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、
上記吸着容器は複数の吸着部を有し、
上記酸素濃縮ガス取出部の上記リリーフ弁は、上記複数の吸着部と上記酸素タンクとの間に夫々配設されている。
上記実施形態によれば、上記複数の吸着部と酸素タンクとの間にリリーフ弁を夫々配設することによって、複数の吸着部と酸素タンクとの間に逆流防止のために配設されるべき逆止弁をなくすことができ、構成を簡略化できる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、
上記酸素濃縮ガス取出部は、
上記吸着容器と上記酸素タンクとの間に配設された開閉弁と、
上記吸着容器と上記開閉弁との間のガス流路内の上記酸素濃縮ガスの圧力を検出する圧力センサと、
上記圧力センサにより検出された上記酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに上記開閉弁を開くように、上記開閉弁を制御する開閉弁制御部と
を有する。
上記実施形態によれば、上記圧力センサにより検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに、吸着容器と酸素タンクとの間に配設された開閉弁を開くように、開閉弁制御部により開閉弁を制御するので、酸素濃度センサを用いることなく、安価な圧力センサにより酸素タンクの上流側のガス流路を開閉する開閉弁の制御ができる。また、リリーフ弁とは異なり、開閉弁を開閉するときの設定圧力を調整することが容易にでき、吸着容器内の吸着剤の経年変化などに応じて設定圧力の変更が可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、
上記酸素濃縮ガス取出部は、
上記吸着容器と上記酸素タンクとの間に配設された開閉弁と、
上記吸着容器と上記開閉弁との間のガス流路内の上記酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサと、
上記酸素濃度センサにより検出された上記酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに上記開閉弁を開くように、上記開閉弁を制御する開閉弁制御部と
を有する。
上記実施形態によれば、上記酸素濃度センサにより検出された酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに、吸着容器と酸素タンクとの間に配設された開閉弁を開くように、開閉弁制御部により開閉弁を制御するので、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に確実に貯留することが可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素として予め設定された酸素濃縮ガスの取り出し期間に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンクとの間のガス流路を開閉する。
上記実施形態によれば、例えば実験やシミュレーション等により得られた酸素濃縮ガスの取り出し期間(高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留することが可能な期間)を予め設定して、その酸素濃縮ガスの取り出し期間に基づいて、酸素濃縮ガス取出部により吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開閉するので、圧力センサや酸素濃度センサ等を用いて電磁弁制御を行うことなく、簡単な構成で高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に確実に貯留することが可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置では、
上記吸着容器は、第1吸着部と第2吸着部とを有し、
上記第1吸着部と上記コンプレッサとを接続するか、または、上記第2吸着部と上記コンプレッサとを接続するかを切り換えて、上記コンプレッサからの圧縮された空気を上記第1吸着部または上記第2吸着部のいずれか一方に供給する第1切換部と、
上記第1吸着部と外部とを接続するか、または、上記第2吸着部と外部とを接続するかを切り換えて、上記第1吸着部または上記第2吸着部のいずれか他方を減圧する第2切換部と、
上記第1切換部と上記第2切換部を制御する切換制御部と
を備え、
上記切換制御部により上記第1切換部と上記第2切換部を制御することによって、上記第1吸着部が上記コンプレッサに接続されて上記第2吸着部が上記外部に接続された状態と、上記第1吸着部が上記外部に接続されて上記第2吸着部が上記コンプレッサに接続された状態とを交互に切り換える。
上記実施形態によれば、上記切換制御部により第1,第2切換部を制御することによって、第1吸着部がコンプレッサに接続されて第2吸着部が外部に接続された状態と、第1吸着部が外部に接続されて第2吸着部がコンプレッサに接続された状態とを交互に切り換える。そうすることにより、コンプレッサにより圧縮された空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成する加圧工程と、減圧により吸着剤から脱着された窒素を含む排気ガスを外部に排気する減圧工程とを、第1吸着部と第2吸着部において交互に繰り返すので、連続して酸素濃縮ガスを生成することが可能となり、高濃度の酸素をさらに効率よく取り出すことができる。
以上より明らかなように、この発明の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素を効率よく取り出せる酸素濃縮装置を実現することができる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、酸素濃縮ガスの圧力に基づいて、酸素濃縮ガス取出部により吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開閉することによって、吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路の開閉制御を容易に行うことができる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに開くリリーフ弁を酸素濃縮ガス取出部に用いることによって、簡単な構成で吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路の開閉制御を容易に行うことができる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、上記吸着容器の複数の吸着部と酸素タンクとの間にリリーフ弁を夫々配設することによって、複数の吸着部と酸素タンクとの間に逆流防止のために配設されるべき逆止弁をなくすことができ、構成を簡略化できる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、上記圧力センサにより検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに、吸着容器と酸素タンクとの間に配設された開閉弁を開くように、開閉弁制御部により開閉弁を制御することによって、酸素濃度センサを用いることなく、安価な圧力センサにより酸素タンクの上流側のガス流路を開閉する開閉弁の制御ができると共に、開閉弁を開閉するときの設定圧力を調整することが容易にでき、吸着容器内の吸着剤の経年変化などに応じて設定圧力の変更が可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、酸素濃度センサにより検出された酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに、吸着容器と酸素タンクとの間に配設された開閉弁を開くように、開閉弁制御部により開閉弁を制御することによって、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に確実に貯留することが可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、予め設定された酸素濃縮ガスの取り出し期間(高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留することが可能な期間)に基づいて、酸素濃縮ガス取出部により吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開閉することによって、圧力センサや酸素濃度センサ等を用いて電磁弁制御を行うことなく、簡単な構成で高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に確実に貯留することが可能となる。
また、一実施形態の酸素濃縮装置によれば、切換制御部により第1,第2切換部を制御して、第1吸着部がコンプレッサに接続されて第2吸着部が外部に接続された状態と、第1吸着部が外部に接続されて第2吸着部がコンプレッサに接続された状態とを交互に切り換えることによって、コンプレッサにより圧縮された空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成する加圧工程と、減圧により吸着剤から脱着された窒素を含む排気ガスを外部に排気する減圧工程とを、第1吸着部と第2吸着部において交互に繰り返すので、連続して酸素濃縮ガスを生成することが可能となり、高濃度の酸素をさらに効率よく取り出すことができる。
以下、この発明の酸素濃縮装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この酸素濃縮装置は、呼吸器疾患患者等に対して高濃度酸素を提供する在宅酸素療法において用いられる。
この第1実施形態の酸素濃縮装置は、図1に示すように、外部から吸い込む空気中の塵を除去するための防塵フィルタ1と、上記防塵フィルタ1を介して吸い込んだ空気を圧縮するコンプレッサ2と、上記コンプレッサ2の圧縮空気が吐出される側のガス流路に配設された制御弁3と、上記制御弁3を介してコンプレッサ2から圧縮空気が供給され、その圧縮空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された吸着容器の第1吸着部の一例としての第1吸着筒4Aと、上記第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に配設された逆止弁5Aと、上記制御弁3を介してコンプレッサ2から供給された空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された吸着容器の第2吸着部の一例としての第2吸着筒4Bと、上記第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に配設された逆止弁5Bと、上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの排気を制御弁3を介して排気するときに排気音を低減するための排気マフラ6と、第1,第2吸着筒4A,4Bの下流側のガス流路間に配設されたパージ弁7と、上記第1,第2吸着筒4A,4Bの下流側が逆止弁5A,5Bを介して一端に接続された酸素濃縮ガス取出部の一例としての取出弁8と、上記取出弁8の他端に接続された酸素タンク9と、上記酸素タンク9からの酸素濃縮ガスを減圧する減圧弁10と、上記減圧弁10により減圧された酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサ11と、上記酸素タンク9から減圧弁10を介して供給する酸素濃縮ガスの流量を調整するための流量調整器12と、上記流量調整器12により流量が調整された酸素濃縮ガスを人に提供するためのカニューラ(図示せず)が接続される吐出口カプラ13とを備えている。また、上記酸素濃縮装置は、酸素濃度センサ11からの検出信号を受けて、制御弁3とパージ弁7とコンプレッサ2等を制御する制御部20とを備えている。
ここで、取出弁8は、ある一定圧力以上で開くリリーフ弁である。
また、上記制御弁3は、一端がコンプレッサ2に接続され、他端が第1吸着筒4Aに接続された第1ポート3aと、一端がコンプレッサ2に接続され、他端が第2吸着筒4Bに接続された第2ポート3bと、一端が排気マフラ6に接続され、他端が第1吸着筒4Aに接続された第3ポート3cと、一端が排気マフラ6に接続され、他端が第2吸着筒4Bに接続された第4ポート3dとを有する。上記第1ポート3aと第2ポート3bで第1切換部を構成し、第3ポート3cと第4ポート3dで第2切換部を構成している。
また、上記制御部20は、マイクロコンピュータと入出力回路等からなり、制御弁3とパージ弁7とコンプレッサ2を制御する。上記制御部20は、第1切換部と第2切換部を制御する切換制御部の機能を備えている。
上記構成の酸素濃縮装置において、制御部20により、制御弁3の第1ポート3aと第4ポート3dを開き、第2ポート3bと第3ポート3cを閉じて、コンプレッサ2を運転する(第1吸着筒4Aの加圧工程、第2吸着筒4Bの減圧工程)。そして、コンプレッサ2は、防塵フィルタ1を介して吸い込んだ空気を圧縮する。上記コンプレッサ2により圧縮された空気は、制御弁3の第1ポート3aを通って第1吸着筒4Aにおいて加圧され、空気中の窒素を吸着剤に吸着させて高濃度酸素を生成する。上記第1吸着筒4Aで生成された高濃度酸素は、逆止弁5Aを通って、圧力が所定圧力以上となって開いた取出弁8を介して酸素タンク9に貯留する。そうして、酸素タンク9に溜めた酸素濃縮ガスは、減圧弁10により減圧した後、流量調整器12により流量が調整されて吐出口カプラ13から吐出される。
このとき、第2吸着筒4B側は、減圧により吸着剤から窒素を脱着させて、脱着させた窒素を含むガスを、制御弁3の第4ポート3dと排気マフラ6を介して外部に排気する。
ここで、第1吸着筒4Aの加圧工程中に、第2吸着筒4Bには、第1吸着筒4Aで生成された高濃度酸素の一部がパージ弁7を介して供給され、第2吸着筒4B内の圧力を少し上げた状態で、制御部20により、制御弁3の第2ポート3bと第3ポート3cを開き、第1ポート3aと第4ポート3dを閉じて、第2吸着筒4Bの加圧工程に切り換える。
このようにして、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤を用いた窒素の吸着と脱着を交互に行うサイクルが繰り返される。
図6は上記酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力変化を示す図である。図6において、横軸は時間(任意目盛)を表し、縦軸は吸着筒内の圧力(任意目盛)を示しており、実線のグラフは第1吸着筒4A内の圧力であり、点線のグラフは第2吸着筒4B内の圧力である。
また、図6に示すT1,T2,T3はそれぞれ、昇圧時間,均圧時間,濃縮酸素生成時間である。そして、実線のグラフにおいて設定圧力よりも圧力が上の期間が、取出弁8が開いて第1吸着筒4Aから酸素タンク9に取り出される第1酸素取り出し期間であり、点線のグラフにおいて設定圧力よりも圧力が上の期間が、取出弁8が開いて第2吸着筒4Bから酸素タンク9に取り出される第2酸素取り出し期間である。ここで、設定圧力は、取出弁8に用いたリリーフ弁が開く所定圧力のことである。
上記第1実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、上記取出弁8を酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに開くリリーフ弁を酸素濃縮ガス取出部に用いることによって、第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間のガス流路の開閉制御を容易に行うことができる。
また、上記制御部20により制御弁3を制御することによって、第1吸着筒4Aがコンプレッサ2に接続されて第2吸着筒4Bが外部に接続された状態と、第1吸着筒4Aが外部に接続されて第2吸着筒4Bがコンプレッサ2に接続された状態とを交互に切り換える。そうして、コンプレッサ2により圧縮された空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成する加圧工程と、吸着剤から脱着された窒素を含む排気ガスを外部に排気する減圧工程とを、第1吸着筒4Aと第2吸着筒4Bにおいて交互に繰り返すことによって、連続して酸素濃縮ガスを生成することが可能となり、高濃度の酸素をさらに効率よく取り出すことができる。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第2実施形態の酸素濃縮装置は、取出弁を除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図2に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に取出弁15Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に取出弁15Bを配設している。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスは、取出弁15A,15Bを介して酸素タンク9に貯留する。
ここで、取出弁15A,15Bは、第1,第2吸着筒4A,4B側が所定圧力以上になると開くリリーフ弁であり、この取出弁15A,15Bで酸素濃縮ガス取出部を構成している。
この第2実施形態の酸素濃縮装置は、第1実施形態の酸素濃縮装置と同様に、図6に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。ここで、設定圧力は、取出弁15A,15Bに用いたリリーフ弁が開く所定圧力のことである。
上記第2実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出せる酸素濃縮装置を実現することができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、上記第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間に取出弁15A,15Bとしてリリーフ弁を夫々配設することによって、第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間に逆流防止のために配設されるべき逆止弁をなくすことができ、構成を簡略化できる。
〔第3実施形態〕
図3はこの発明の第3実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第3実施形態の酸素濃縮装置は、電磁弁と圧力センサを除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図3に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に逆止弁5Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に逆止弁5Bを配設している。また、逆止弁5A,5Bと酸素タンク9との間に開閉弁の一例としての電磁弁16を配設し、その電磁弁16の上流側かつ逆止弁5A,5Bの下流側に圧力センサ17を設けている。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスを、逆止弁5A,5Bと電磁弁16を介して酸素タンク9に貯留する。
また、制御部20は、圧力センサ17により検出された電磁弁16の上流側の圧力に基づいて電磁弁16を制御する。上記電磁弁16と圧力センサ17および制御部20で酸素濃縮ガス取出部を構成している。上記制御部20は、電磁弁16を制御する開閉弁制御部の機能を備えている。
図7は上記酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。図7において、横軸は時間(任意目盛)を表し、縦軸は吸着筒内の圧力(任意目盛)を示しており、実線のグラフは第1吸着筒4A内の圧力であり、点線のグラフは第2吸着筒4B内の圧力である。
また、図7に示すT1,T2,T3はそれぞれ、昇圧時間,均圧時間,濃縮酸素生成時間である。そして、実線のグラフにおいて設定圧力よりも圧力が上の期間が、電磁弁16が開いて第1吸着筒4Aから酸素タンク9に取り出される第1酸素取り出し期間であり、点線のグラフにおいて設定圧力よりも圧力が上の期間が、電磁弁16が開いて第2吸着筒4Bから酸素タンク9に取り出される第2酸素取り出し期間である。
ここで、電磁弁16を開く設定圧力は、制御部20の演算により決定される。制御部20では、圧力センサ17により検出された電磁弁16の上流側の圧力に基づいて、酸素濃縮ガスの酸素濃度を推測し、必要な酸素濃度が得られるように電磁弁16を開く期間を求める。
上記第3実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、上記圧力センサ17により検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに、第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間に配設された電磁弁16を開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁16を制御することによって、酸素濃度センサを用いることなく、安価な圧力センサ17により酸素タンク9の上流側のガス流路を開閉する電磁弁16の制御ができると共に、リリーフ弁とは異なり、電磁弁16を開閉するときの設定圧力を調整することが容易にでき、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤の経年変化などに応じて設定圧力の変更が容易にできる。
なお、圧力センサ17により検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上であっても、第1,第2吸着筒4A,4Bの高濃度酸素の供給能力は、吸着剤の能力等によって左右されるので、電磁弁16の開時間が制限される場合もある。
〔第4実施形態〕
図4はこの発明の第4実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第4実施形態の酸素濃縮装置は、電磁弁と圧力センサを除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図4に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Bを配設している。また、その電磁弁18Aの上流側かつ第1吸着筒4Aの下流側に圧力センサ19Aを設けると共に、電磁弁18Bの上流側かつ第2吸着筒4Bの下流側に圧力センサ19Bを設けている。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスは、電磁弁18A,18Bを介して酸素タンク9に貯留する。
ここで、制御部20は、圧力センサ19Aにより検出された電磁弁18Aの上流側の圧力および圧力センサ19Bにより検出された電磁弁18Bの上流側の圧力に基づいて電磁弁18A,18Bを制御する。
この第4実施形態の酸素濃縮装置は、第3実施形態の酸素濃縮装置と同様に、図7に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。
上記第4実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、上記圧力センサ19A,19Bにより検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに、第1吸着筒4Aと酸素タンク9との間および第2吸着筒4Bと酸素タンク9との間に夫々配設された電磁弁18A,18Bを開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁18A,18Bを制御することによって、酸素濃度センサを用いることなく、安価な圧力センサ19A,19Bにより酸素タンク9の上流側のガス流路を開閉する電磁弁18A,18Bの制御ができる。また、リリーフ弁とは異なり、電磁弁18A,18Bを開閉するときの設定圧力を調整することが容易にでき、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤の経年変化などに応じて設定圧力の変更が容易にできる。
なお、第3実施形態の酸素濃縮装置と同様に、圧力センサ17により検出された酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上であっても、電磁弁16の開時間が制限される場合もある。
〔第5実施形態〕
図5はこの発明の第5実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第5実施形態の酸素濃縮装置は、電磁弁と酸素濃度センサを除いて第2実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Bを配設している。また、その電磁弁18Aの上流側かつ第1吸着筒4Aの下流側に酸素濃度センサ22Aを設け、電磁弁18Bの上流側かつ第2吸着筒4Bの下流側に酸素濃度センサ22Bを設けている。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスは、電磁弁18A,18Bを介して酸素タンク9に貯留する。
ここで、酸素濃度センサ22Aにより検出された第1吸着筒4Aからの酸素濃縮ガスの酸素濃度および酸素濃度センサ22Bにより検出された第2吸着筒4Bからの酸素濃縮ガスの酸素濃度に基づいて、制御部20により電磁弁18A,18Bを制御する。
なお、酸素濃度センサ22A,22Bを用いずに、酸素タンク9の下流側の酸素濃度センサ11により検出された酸素タンク9からの酸素濃縮ガスの酸素濃度(平均酸素濃度)に基づいて、電磁弁18A,18Bを制御してもよい。この場合、運転管理や安全対策等の目的で設けられている酸素濃度センサ11を電磁弁の制御に兼用することにより、低コスト化が図れる。
この第5実施形態の酸素濃縮装置は、第3実施形態の酸素濃縮装置と同様に、図7に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。
上記第5実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、酸素濃度センサ11により検出された酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに、第1吸着筒4Aと酸素タンク9との間および第2吸着筒4Bと酸素タンク9との間に夫々配設された電磁弁18A,18Bを開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁18A,18Bを制御することによって、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク9内に確実に貯留することが可能となる。
〔第6実施形態〕
図10はこの発明の第6実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第6実施形態の酸素濃縮装置は、電磁弁と酸素濃度センサを除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に逆止弁5Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に逆止弁5Bを配設している。また、逆止弁5A,5Bと酸素タンク9との間に開閉弁の一例としての電磁弁16を配設し、その電磁弁16の上流側かつ逆止弁5A,5Bの下流側に酸素濃度センサ23を設けている。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスを、逆止弁5A,5Bと電磁弁16を介して酸素タンク9に貯留する。
また、制御部20は、酸素濃度センサ23により検出された電磁弁16の上流側の酸素濃度に基づいて電磁弁16を制御する。上記電磁弁16と酸素濃度センサ23および制御部20で酸素濃縮ガス取出部を構成している。上記制御部20は、電磁弁16を制御する開閉弁制御部の機能を備えている。
なお、酸素濃度センサ23を用いずに、酸素タンク9の下流側の酸素濃度センサ11により検出された酸素タンク9からの酸素濃縮ガスの酸素濃度(平均酸素濃度)に基づいて、電磁弁16を制御してもよい。この場合、運転管理や安全対策等の目的で設けられている酸素濃度センサ11を電磁弁の制御に兼用することにより、低コスト化が図れる。
この第6実施形態の酸素濃縮装置は、第3実施形態の酸素濃縮装置と同様に、図7に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。
上記第6実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、酸素濃度センサ23により検出された酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに電磁弁16を開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁16を制御することによって、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク9内に確実に貯留することが可能となる。
また、酸素濃度センサ11により検出された酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに、第1,第2吸着筒4A,4Bと酸素タンク9との間に配設された電磁弁16を開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁16を制御することによって、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク9内に確実に貯留することが可能となる。
〔第7実施形態〕
図11はこの発明の第7実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第7実施形態の酸素濃縮装置は、圧力センサを除いて第3実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図11に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に逆止弁5Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に逆止弁5Bを配設している。また、逆止弁5A,5Bと酸素タンク9との間に開閉弁の一例としての電磁弁16を配設している。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスを、逆止弁5A,5Bと電磁弁16を介して酸素タンク9に貯留する。
また、制御部20は、予め実験(またはシミュレーション等)によって得られた酸素取り出し期間に基づいて電磁弁16の開閉を制御する。上記電磁弁16および制御部20で酸素濃縮ガス取出部を構成している。上記制御部20は、電磁弁16を制御する開閉弁制御部の機能を備えている。ここで、制御部20は、電磁弁16を開閉する期間の時間基準点は、第1,第2吸着筒4A,4Bの加圧工程と減圧工程を切り換える制御弁3の切換時としている。
この第7実施形態の酸素濃縮装置は、図13に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。
上記第7実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、予め実験によって得られた酸素取り出し期間に電磁弁16を開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁16を制御することによって、圧力センサや酸素濃度センサ等を用いて電磁弁制御を行うことなく、簡単な構成で高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク9内に確実に貯留することが可能となる。
〔第8実施形態〕
図12はこの発明の第8実施形態の酸素濃縮装置のブロック図を示している。この第8実施形態の酸素濃縮装置は、圧力センサを除いて第4実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図12に示すように、第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Aを配設すると共に、第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に開閉弁の一例としての電磁弁18Bを配設している。上記第1,第2吸着筒4A,4Bからの酸素濃縮ガスは、電磁弁18A,18Bを介して酸素タンク9に貯留する。
また、制御部20は、予め実験(またはシミュレーション等)によって得られた酸素取り出し期間に基づいて電磁弁18A,18Bの開閉を制御する。上記電磁弁18A,18Bおよび制御部20で酸素濃縮ガス取出部を構成している。上記制御部20は、電磁弁16を制御する開閉弁制御部の機能を備えている。ここで、制御部20は、電磁弁18A,18Bを開閉する期間の時間基準点は、第1,第2吸着筒4A,4Bの加圧工程と減圧工程を切り換える制御弁3の切換時としている。
この第8実施形態の酸素濃縮装置は、図13に示す第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す。
上記第8実施形態の酸素濃縮装置によれば、高濃度の酸素が酸素タンク9内に貯留するので、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができる。また、高濃度の酸素を効率よく取り出すことができるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の圧力を低圧化でき、コンプレッサ2の負荷を下げて、消費電力を低減できる。
また、予め実験によって得られた酸素取り出し期間に電磁弁16を開くように、開閉弁制御部としての制御部20により電磁弁16を制御することによって、圧力センサや酸素濃度センサ等を用いて電磁弁制御を行うことなく、簡単な構成で高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク9内に確実に貯留することが可能となる。
上記第1〜第8実施形態では、2つの第1,第2吸着筒を備えた酸素濃縮装置について説明したが、1または3以上の吸着筒を備えた酸素濃縮装置にこの発明を適用してもよい。
また、第1〜第8実施形態では、呼吸器疾患患者等に対して在宅酸素療法を行うために用いる酸素濃縮装置について説明したが、酸素濃縮装置はこれに限らず、高濃度の酸素を提供する全ての分野にこの発明を適用してもよい。
また、第1〜第4実施形態では、酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素の一例として酸素濃縮ガスの圧力に基づいて、酸素濃縮ガス取出部(8,15A,15B,16,18A,18B)により、高濃度の酸素濃縮ガスのみを酸素タンク内に貯留するように吸着容器と酸素タンクとの間のガス流路を開いたが、酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素はこれに限らず、例えば窒素濃度センサを用いて酸素濃縮ガスの窒素濃度を検出し、検出された窒素濃度から酸素濃度を推定してもよい。
図1はこの発明の第1実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図2はこの発明の第2実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図3はこの発明の第3実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図4はこの発明の第4実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図5はこの発明の第5実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図6は上記第1,第2実施形態の酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。 図7は上記第3,第4,第5,第6実施形態の酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。 図8は従来の酸素濃縮装置のブロック図である。 図9は上記酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。 図10はこの発明の第6実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図11はこの発明の第7実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図12はこの発明の第8実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図13は上記第7,第8実施形態の酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒内の圧力変化を示す図である。
符号の説明
1…防塵フィルタ
2…コンプレッサ
3…制御弁
4A…第1吸着筒
4B…第2吸着筒
5A,5B…逆止弁
6…排気マフラ
7…パージ弁
8,15A,15B…取出弁
9…酸素タンク
10…減圧弁
11,22A,22B,23…酸素濃度センサ
12…流量調整器
13…吐出口カプラ
17,19A,19B…圧力センサ
16,18A,18B…電磁弁
20…制御部

Claims (8)

  1. 空気を圧縮するコンプレッサ(2)と、
    上記コンプレッサ(2)により圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器と、
    上記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部と、
    上記酸素濃縮ガス取出部を介して上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンク(9)と
    を備え、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスの酸素濃度または上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンク(9)との間のガス流路を開閉することを特徴とする酸素濃縮装置。
  2. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素としての上記酸素濃縮ガスの圧力に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンク(9)との間のガス流路を開閉することを特徴とする酸素濃縮装置。
  3. 請求項2に記載の酸素濃縮装置において、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに開くリリーフ弁(8)であることを特徴とする酸素濃縮装置。
  4. 請求項3に記載の酸素濃縮装置において、
    上記吸着容器は複数の吸着部(4A,4B)を有し、
    上記酸素濃縮ガス取出部の上記リリーフ弁(15A,15B)は、上記複数の吸着部(4A,4B)と上記酸素タンク(9)との間に夫々配設されていることを特徴とする酸素濃縮装置。
  5. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、
    上記吸着容器と上記酸素タンク(9)との間に配設された開閉弁(16,18A,18B)と、
    上記吸着容器と上記開閉弁(16,18A,18B)との間のガス流路内の上記酸素濃縮ガスの圧力を検出する圧力センサ(17,19A,19B)と、
    上記圧力センサ(17,19A,19B)により検出された上記酸素濃縮ガスの圧力が所定圧力以上のときに上記開閉弁(16,18A,18B)を開くように、上記開閉弁(16,18A,18B)を制御する開閉弁制御部(20)と
    を有することを特徴とする酸素濃縮装置。
  6. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、
    上記吸着容器と上記酸素タンク(9)との間に配設された開閉弁(16,18A,18B)と、
    上記吸着容器と上記開閉弁(16,18A,18B)との間のガス流路内の上記酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(22A,22B,23)と、
    上記酸素濃度センサ(22A,22B,23)により検出された上記酸素濃縮ガスの酸素濃度が所定濃度以上のときに上記開閉弁(16,18A,18B)を開くように、上記開閉弁(16,18A,18B)を制御する開閉弁制御部(20)と
    を有することを特徴とする酸素濃縮装置。
  7. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記酸素濃縮ガス取出部は、上記酸素濃縮ガスの酸素濃度に関わる要素として予め設定された酸素濃縮ガスの取り出し期間に基づいて、上記吸着容器と上記酸素タンク(9)との間のガス流路を開閉することを特徴とする酸素濃縮装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の酸素濃縮装置において、
    上記吸着容器は、第1吸着部(4A)と第2吸着部(4B)とを有し、
    上記第1吸着部(4A)と上記コンプレッサ(2)とを接続するか、または、上記第2吸着部(4B)と上記コンプレッサ(2)とを接続するかを切り換えて、上記コンプレッサ(2)からの圧縮された空気を上記第1吸着部(4A)または上記第2吸着部(4B)のいずれか一方に供給する第1切換部(3a,3b)と、
    上記第1吸着部(4A)と外部とを接続するか、または、上記第2吸着部(4B)と外部とを接続するかを切り換えて、上記第1吸着部(4A)または上記第2吸着部(4B)のいずれか他方を減圧する第2切換部(3c,3d)と、
    上記第1切換部(3a,3b)と上記第2切換部(3c,3d)を制御する切換制御部(20)と
    を備え、
    上記切換制御部(20)により上記第1切換部(3a,3b)と上記第2切換部(3c,3d)を制御することによって、上記第1吸着部(4A)が上記コンプレッサ(2)に接続されて上記第2吸着部(4B)が上記外部に接続された状態と、上記第1吸着部(4A)が上記外部に接続されて上記第2吸着部(4B)が上記コンプレッサ(2)に接続された状態とを交互に切り換えることを特徴とする酸素濃縮装置。
JP2007030472A 2007-02-09 2007-02-09 酸素濃縮装置 Active JP4798016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007030472A JP4798016B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 酸素濃縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007030472A JP4798016B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 酸素濃縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008195556A true JP2008195556A (ja) 2008-08-28
JP4798016B2 JP4798016B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=39754851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007030472A Active JP4798016B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 酸素濃縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4798016B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2181752A1 (fr) * 2008-11-03 2010-05-05 Mil'S Procédé de traitement de fluide par adsorption à variation de pression et installation correspondante
JP2010227517A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Metoran:Kk 酸素濃縮装置
JP2016052631A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 本田技研工業株式会社 二酸化炭素回収装置
US10137401B2 (en) 2013-12-20 2018-11-27 Koninklijke Philips N.V. Oxygen separator with rapid diagnostic
KR20220001715A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 자인주식회사 산소 공급 시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662515A (en) * 1979-10-29 1981-05-28 Nippon Sanso Kk Gas adsorptive separating method and its apparatus
JPS63115038U (ja) * 1987-01-20 1988-07-25
JPH03135411A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Tokico Ltd 気体分離装置
JPH06246001A (ja) * 1993-01-04 1994-09-06 Teijin Ltd 酸素濃縮装置
JP2000334248A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Nippon Sanso Corp ガス分離方法
JP2003286009A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Ngk Spark Plug Co Ltd 酸素濃縮器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662515A (en) * 1979-10-29 1981-05-28 Nippon Sanso Kk Gas adsorptive separating method and its apparatus
JPS63115038U (ja) * 1987-01-20 1988-07-25
JPH03135411A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Tokico Ltd 気体分離装置
JPH06246001A (ja) * 1993-01-04 1994-09-06 Teijin Ltd 酸素濃縮装置
JP2000334248A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Nippon Sanso Corp ガス分離方法
JP2003286009A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Ngk Spark Plug Co Ltd 酸素濃縮器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2181752A1 (fr) * 2008-11-03 2010-05-05 Mil'S Procédé de traitement de fluide par adsorption à variation de pression et installation correspondante
FR2937878A1 (fr) * 2008-11-03 2010-05-07 Mil S Procede de traitement de fluide par adsorption a variation de pression et installation correspondante
JP2010227517A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Metoran:Kk 酸素濃縮装置
US10137401B2 (en) 2013-12-20 2018-11-27 Koninklijke Philips N.V. Oxygen separator with rapid diagnostic
JP2016052631A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 本田技研工業株式会社 二酸化炭素回収装置
KR20220001715A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 자인주식회사 산소 공급 시스템
KR102415531B1 (ko) * 2020-06-30 2022-07-01 자인주식회사 산소 공급 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP4798016B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101522246B (zh) 氧浓缩装置
KR100491684B1 (ko) 압력순환흡착을 이용한 산소농축방법 및 장치
KR101511803B1 (ko) 산소 농축 장치
EP2561897B1 (en) Apparatus and method of providing concentrated product gas
KR20000076622A (ko) 압력 스윙 흡착 가스 흐름 제어 방법 및 그 시스템
JP4798016B2 (ja) 酸素濃縮装置
KR102060980B1 (ko) 산소 공급 장치
JP2008238076A (ja) 圧力スイング吸着型酸素濃縮器
JP2010227517A (ja) 酸素濃縮装置
JP4922739B2 (ja) 酸素濃縮装置
JP5226282B2 (ja) 酸素濃縮装置
JP7064835B2 (ja) 気体分離装置
JP2007054678A (ja) 気体濃縮における気体濃度の安定化方法及び気体濃縮装置
CN107921357B (zh) 具有改进的效率的氧气分离器
KR200190287Y1 (ko) 단탑형 산소발생장치
JP2006015221A (ja) 気体分離装置
KR100360836B1 (ko) 단탑형 산소농축기를 병렬배치한 산소발생장치
JP4594223B2 (ja) 窒素ガス発生装置
JP4358724B2 (ja) 酸素濃縮器
KR100715016B1 (ko) 중·저순도 산소농축장치
KR200287409Y1 (ko) 압력순환흡착을 이용한 산소농축장치
WO2022186175A1 (ja) 酸素濃縮装置、制御方法及び制御プログラム
JP2014000241A (ja) 酸素濃縮装置
KR20180110895A (ko) 다수 흡착탑의 개별 제어형 고순도 질소, 산소 발생시스템
KR100685983B1 (ko) 산소발생기의 제어장치 및 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4798016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3