JP4594223B2 - 窒素ガス発生装置 - Google Patents

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本発明は吸着剤を用いて空気から酸素ガスに分離し窒素ガスを生成する窒素ガス発生装置に関する。
一般に、窒素ガス発生装置として、空気圧縮機、ドライヤ、分離手段等を備えたPSA式(Pressure Swing Absorption)の気体分離装置を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、気体分離装置の分離手段は、分子ふるいカーボンやゼオライトなどからなる吸着剤を用いて空気を窒素ガスと酸素ガスに分離している。
特開2003−117330号公報
そして、このような従来技術による気体分離装置は、(a)吸着工程:吸着剤が充填された吸着槽に圧縮機により圧縮された圧縮空気を導入すると共に、製品タンク内に残存する窒素ガスを吸着槽に還流して吸着槽内を昇圧させ圧力を利用して吸着剤に酸素分子を吸着させる工程、(b)取出工程:吸着工程から引続き、圧縮機から圧縮空気を吸着槽に導入し続けると同時に、吸着剤により分離生成された窒素ガスを吸着槽より取り出す工程、(c)均圧工程:取出工程終了後の吸着槽に残存する窒素濃度の高い残留ガスを吸着工程前の他の吸着槽に供給して各吸着槽間の圧力を均圧化を図り、次回の吸着工程の吸着効率を高めて、より高純度の窒素ガスを生成するための工程、(d)再生工程:均圧工程終了後の吸着槽内を大気解放または真空ポンプで減圧して吸着剤に吸着された酸素分子を脱着することにより吸着剤を再生する工程、が順次行われる。そして、これらの各工程(a)〜(d)を各吸着槽毎に繰返し行い、窒素ガスを分離生成すると共に、各吸着槽から吐出された窒素ガスは貯留タンク内に貯留させるものである。
ところで、上述した特許文献1の気体分離装置では、酸素ガスと窒素ガスを分離する分離手段(吸着槽)で水分を嫌うため、空気圧縮機と分離手段の間にドライヤを設け、該ドライヤを用いて圧縮空気中の水分を除去していた。一方、窒素ガスを種々の圧力で使用するために、気体分離装置から吐出された窒素ガスをさらに昇圧することがある。このとき、乾燥した窒素ガスを圧縮機を用いて昇圧すると、例えばピストンリング等が早期に摩耗して圧縮機のシール性能が得られず、またグリースが早期に劣化するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、圧縮機のシール性能を維持しつつ窒素ガスを昇圧することができる窒素ガス発生装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、空気を圧縮する空気圧縮機と、該空気圧縮機により生成された圧縮空気内の水分を除去するドライヤと、該ドライヤから吐出された乾燥した圧縮空気のうち酸素ガスを分離して窒素ガスを生成する分離手段とを備えた窒素ガス発生装置において、前記分離手段の後段には、該分離手段によって生成された窒素ガスに水分を補給する水分補給手段を設け、該水分補給手段の後段には、窒素ガスを昇圧する昇圧器を設けたことを特徴としている。
請求項2の発明では、前記水分補給手段は、前記空気圧縮機またはドライヤから排出される水分を用いる構成としている。
請求項1の発明によれば、分離手段の後段に水分補給手段を設けたから、水分補給手段を用いて、分離手段によって生成された乾燥した窒素ガスに水分を補給することができる。このため、水分補給手段の後段に設けられた昇圧器は、水分を含んだ窒素ガスを昇圧するから、窒素ガス中の水分によってピストンリング等の摩耗を抑制してシール性能を長期に亘って維持することができる。
請求項2の発明によれば、水分補給手段は、空気圧縮機またはドライヤから排出される水分を用いる構成としたから、水分を別途外部から供給する必要がなく、窒素ガスの生成のコストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態による窒素ガス発生装置としてPSA式の気体分離装置を用いた場合を例に挙げて、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、第1の実施の形態を示している。そして、図1において、1はPSA式の気体分離装置で、該気体分離装置1は、後述する空気圧縮機2、ドライヤ5、吸着ユニット9等によって構成されている。
2は圧縮空気供給源となる圧縮機で、圧縮機2は例えば電動モータ3等によって駆動し、吸込口から吸込んだ空気を圧縮して圧縮空気を生成する。また、圧縮機2の吐出口には空気タンクとしての空気槽4が接続されている。
5は空気槽4の吐出口に接続された水分除去手段としての例えば冷凍式のドライヤで、該ドライヤ5にはその内部に溜まった水分を排出するためのドレン排出弁5Aが設けられると共に、ドライヤ5の吐出側はエアフィルタ6を介して配管7,8に接続されている。そして、ドライヤ5は、配管7,8を介して後述の吸着層10,11に接続されている。これにより、ドライヤ5は、圧縮機2により生成された圧縮空気中の水分を除去して、乾燥した圧縮空気を吸着槽10,11に供給している。
9は空気中の酸素を吸着して窒素を分離する吸着ユニットで、該吸着ユニット9は、後述の吸着槽10,11等によって構成されている。
10,11は第1,第2の吸着槽で、各吸着槽10,11内にはそれぞれ吸着剤としての分子ふるいカーボン10A,11Aが充填されている。また、吸着槽10,11は配管7,8を介して空気槽4に接続されると共に、配管7,8の途中には電磁弁からなる遮断手段としての空気供給弁12,13が設けられている。そして、空気供給弁12,13が交互に開弁、閉弁することによって、空気槽4内の圧縮空気が吸着槽10,11に対してそれぞれ交互に供給される。
14,15は吸着剤から酸素分子を脱着させる時に吸着槽10,11からの気体(ガス)を排出する配管で、排気音を下げるサイレンサ16に接続されている。そして、配管14,15の途中にはそれぞれ吸着槽10,11内の脱着排ガスを半サイクル(一方の吸着槽が吸着工程から均圧工程まで)毎に交互に排出する電磁弁からなる排ガス排気弁17,18が設けられている。
19,20は吸着槽10,11から製品ガスとしての窒素ガスをそれぞれ取り出す取出配管で、該取出配管19,20は他の取出配管21に連結されている。また、取出配管19,20の途中には半サイクルの間だけ後述の制御回路41の制御の下に交互に開弁する電磁弁からなる取出弁22,23がそれぞれ設けられている。一方、取出配管21は後述の窒素槽24に接続されている。
24は取出配管21に接続された貯留タンクとしての窒素槽で、該窒素槽24は、吸着槽10,11により生成された製品ガスとしての窒素ガスを貯留し、後述の製品ガス取出配管30を介して後述の加湿器42に向けて窒素ガスを供給する。
25,26は吸着槽10,11間を連通する配管で、各配管25,26に吸着槽10,11の上流側と下流側との両端にそれぞれ配置されている。また、配管25は、配管7,8間を接続すると共に、その途中には電磁弁からなる下均圧弁27が設けられている。一方、配管26は、取出配管19,20間を接続すると共に、その途中には電磁弁からなる上均圧弁28が設けられている。そして、これらの均圧弁27,28は吸着槽10,11による半サイクルの終了間際に所定の数秒だけ開弁し、吸着槽10,11間を均圧にする(均圧工程)。なお、配管26には、絞り29が並列接続されている。
30は窒素槽24に接続された製品ガス取出配管で、該製品ガス取出配管30は、その途中にフィルタレギュレータ31と後述の製品ガス取出弁36とが設けられると共に、外部の被供給機器(図示せず)に接続されている。
32は窒素槽24内の窒素ガスの濃度を検出する濃度センサで、該濃度センサ32は、例えば酸素センサによって構成され、製品ガス取出配管30から分岐した分岐配管33に接続されると共に、分岐配管33の途中には電磁弁からなる濃度検出弁34と流量調整弁35とが設けられている。ここで、濃度検出弁34は、窒素槽24内の気体が濃度センサ32に供給可能となるように、装置の作動中は常時開弁している。
36は分岐配管33よりも下流側に位置して製品ガス取出配管30の途中に設けられた電磁弁からなる製品ガス取出弁で、該製品ガス取出弁36は、流量調整弁37を介して加湿器42に接続されている。そして、製品ガス取出弁36は、後述の制御回路41を用いて開弁、閉弁が制御され、濃度センサ32等により検出した値(窒素ガス濃度)が例えば99.9%程度の設定値を超えた場合に開弁して窒素槽24内の窒素ガスを外部に取り出し可能とし、設定値を超えない場合には閉弁する。
38は製品ガス取出配管30より分岐した排気管で、該排気管38の途中には、電磁弁からなる排出弁39と窒素ガスの排出量を一定に保つ可変の流量調整弁40とが設けられている。そして、排出弁39は、後述の制御回路41を用いて開弁、閉弁が制御され、濃度センサ32により検出した値(窒素ガス濃度)が例えば99.9%程度の設定値を超えない場合に開弁して窒素槽24内の窒素ガスを外部に排出し、設定値を超えた場合には閉弁する。
41は制御回路で、該制御回路41は、空気供給弁12,13、排ガス排気弁17,18、取出弁22,23、均圧弁27,28を開閉制御して窒素ガスを生成する。また、制御回路41は、濃度センサ32から出力される酸素ガス濃度測定信号を用いて窒素槽24内の窒素ガス濃度を検出し、該検出値に基づいて製品ガス取出弁36、排出弁39を開閉制御して窒素ガスの排出を制御する。そして、制御回路41は、第1,第2の吸着槽10,11に対して吸着工程、取出工程、均圧工程、再生工程を交互に実行して、圧縮空気から窒素ガスと酸素ガスを分離して窒素ガスを取り出す。また、制御回路41は、窒素槽24内の窒素濃度が例えば99.9%を超えたときに、排出弁39を閉弁すると共に、製品ガス取出弁36を開弁し、加湿器42に向けて窒素ガスを供給する。
42は吸着ユニット9の後段に設けられた水分補給手段としての加湿器で、該加湿器42は、製品ガス取出配管30を通じて窒素槽24に接続されると共に、水分供給配管43を通じて外部の水分供給源44に接続されている。また、加湿器42には、昇圧窒素ガス供給配管45を通じて後述の昇圧器46の出力側に接続されている。そして、加湿器42は、例えば窒素ガスを一時的に貯留するタンクと、該タンク内に水分を噴霧する噴霧器(いずれも図示せず)とによって構成されている。これにより、加湿器42は、タンク内に窒素ガスが供給されると、昇圧窒素ガス供給配管45を通じて供給される昇圧器46からの窒素ガスを用いて水分をタンク内に噴霧し、窒素ガスに水分を補給する。これにより、加湿器42は、窒素ガスの濃度を低下させることなく、窒素ガスに水分を補給することができる。
46は加湿器42の後段に設けられた昇圧器で、該昇圧器46は、例えば往復動圧縮機によって構成され、その吸気口が加湿窒素ガス供給配管47を通じて加湿器42に接続されると共に、吐出口が吐出配管48を通じて窒素ガスを使用する外部の被供給機器に接続されている。また、吐出配管48には昇圧窒素ガス供給配管45が分岐した状態で接続されている。これにより、昇圧器46は、水分を含んだ窒素ガスを圧縮し、昇圧した窒素ガスを吐出配管48および昇圧窒素ガス供給配管45に向けて吐出する。
本実施の形態による窒素ガス発生装置は上述のように構成されるものであり、次にその作動について説明する。
まず、空気圧縮機2から吐出された圧縮空気は、ドライヤ5によって水分が除去された後に、吸着ユニット9に供給される。そして、吸着ユニット9は、以下のように、吸着槽10,11で吸着工程、取出工程、均圧工程、再生工程を繰返すことによって、圧縮空気の窒素ガスと酸素ガスを分離して、窒素ガスを生成する。
まず、最初に、第2の吸着槽11では、吸着工程、取出工程、均圧工程が実行されるのに対し、第1の吸着槽10では、第2の吸着槽11が吸着工程、取出工程を行っている間に再生工程が実行され、再生工程の終了後に第2の吸着槽11との均圧工程が実行される。
そして、第2の吸着槽11の吸着工程では、第2の吸着槽11側の空気供給弁13、取出弁23を開弁する。これにより、第2の吸着槽11に原料気体としての圧縮空気が圧縮機2より供給されると共に、窒素槽24内の窒素ガスが取出配管20,21を逆流して上部(下流側)より吸着槽11内に還流する。これにより、第2の吸着槽11は圧縮機2からの圧縮空気と窒素槽24内の窒素ガスとの上・下方向から流入したガスにより昇圧状態にあり、分子ふるいカーボン11Aに酸素が吸着される。
一方、第1の吸着槽10では再生工程が実行され、排ガス排気弁17の開弁により減圧状態にあり、吸着していた酸素が脱着して排出されている。
次に、第2の吸着槽11の取出工程では、第2の吸着槽11側の空気供給弁13および取出弁23を吸着工程に引続き開弁したままで、圧縮空気を第2の吸着槽11に供給し続けるため、第2の吸着槽11内の圧力が窒素槽24内の圧力より高くなり、第2の吸着槽11内の窒素ガスが取り出される状態となる。このとき、第1の吸着槽10は排ガス排気弁17が開弁した減圧状態の再生工程のままである。
次に、均圧工程では、均圧弁27,28を開弁すると共に空気供給弁13、取出弁23、排ガス排気弁17を閉弁する。これにより、吸着槽10,11と圧縮機2との間が遮断されると共に、吸着槽10,11と窒素槽24との間が遮断され、吸着槽10,11の間が連通する。この結果、第2の吸着槽11内に残存する窒素ガスは第1の吸着槽10に回収され、各吸着槽10,11の圧力は均圧となる。
以上により、1サイクルのうちの前半のサイクルが終了したことになり、空気供給弁12、取出弁22、排ガス排気弁18を開弁することによって、後半のサイクルに切替り、これらの工程を繰り返す。そして、この後半のサイクルにおいて、第1の吸着槽10では吸着工程、取出工程、均圧工程を行うのに対し、第2の吸着槽11では、第1の吸着槽10が吸着工程、取出工程を行っている間に再生工程が実行され、再生工程の終了後に第1の吸着槽10との均圧工程が実行される。
以上のように、制御回路41は上記サイクルを繰り返すことにより、圧縮機2より供給される原料気体(圧縮空気)を吸着槽10,11内で窒素ガスとそれ以外のガス(酸素ガス)とに分離し、吸着槽10,11で分離された窒素ガスを窒素槽24内に貯留させる。
また、制御回路41は、気体分離装置1の起動時には製品ガス取出弁36を閉弁させた状態で、窒素槽24内の窒素ガス濃度を測定する。そして、制御回路41は、窒素槽24内の窒素濃度が予め決められた所定の設定値(例えば99.9%)を超えるまでの間は、排出弁39を開弁させて窒素槽24内の低濃度の窒素ガスを排気管38から排出する。その後、窒素槽24内の窒素濃度が高まって所定の設定値を超えると、制御回路41は、排出弁39を閉弁すると共に、製品ガス取出弁36を開弁させる。この結果、高濃度の窒素ガスは製品ガス取出配管30を介して加湿器42に供給される。
また、加湿器42に窒素ガスが供給されると、加湿器42は、昇圧窒素ガス供給配管45から供給される昇圧した窒素ガスと水分供給配管43から供給される水分とを用いて、気体分離装置1(吸着ユニット9)から吐出された乾燥した窒素ガスに対して水分を補充する。これにより、加湿状態の窒素ガスが昇圧器46に供給されるから、昇圧器46は、水分を含んだ窒素ガスを圧縮する。この結果、昇圧器46は、窒素ガス中の水分によってピストンリング等の摩耗を抑制してシール性能を長期に亘って維持することができる。
かくして、本実施の形態では、吸着ユニット9の後段に加湿器42を設けたから、加湿器42を用いて、吸着ユニット9によって生成された乾燥した窒素ガスに水分を補給することができる。このため、ドライヤ5によって圧縮空気中の水分が除去され、吸着ユニット9が乾燥した窒素ガスを吐出しても、加湿器42の後段に設けられた昇圧器46は、水分を含んだ窒素ガスを昇圧することができる。このため、窒素ガス中の水分によって昇圧器46のピストンリング等の摩耗を抑制してシール性能を長期に亘って維持することができ、耐久性、信頼性を高めることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、ドライヤ5に冷凍式ドライヤを用いて説明したが、これに限ることはなく、圧縮空気の水分を除湿することができれば乾燥剤などを利用したドライヤでも良い。
次に、図3は本発明の第2の実施の形態による窒素ガス発生装置を示している。そして、本実施の形態の特徴は、加湿器はドライヤから排出される水分を用いて窒素ガスに水分を補給する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
51は本実施の形態による水分補給手段としての加湿器で、該加湿器51は、第1の実施の形態による加湿器42とほぼ同様に、吸着ユニット9の後段に設けられ、製品ガス取出配管30を通じて窒素槽24に接続されている。また、加湿器51は、例えば窒素ガスを一時的に貯留するタンクと、該タンク内に水分を噴霧する噴霧器(いずれも図示せず)とによって構成されている。
但し、加湿器51は、水分供給配管52がドレン排出弁5Aを介してドライヤ5に接続されている点で、第1の実施の形態による加湿器42とは異なっている。また、加湿器51には、例えば昇圧窒素ガス供給配管45を通じて昇圧器46の出力側に接続されている。これにより、加湿器51は、タンク内に窒素ガスが供給されると、昇圧器46からの窒素ガスを用いてドライヤ5から排出された水分をタンク内に噴霧し、窒素ガスに水分を補給する。
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、加湿器51はドライヤ5から排出される水分を用いて加湿する構成としたから、水分を別途外部から供給する必要がなく、窒素ガスの生成のコストを低減することができる。
なお、前記第2の実施の形態では、加湿器51はドライヤ5から排出される水分を用いる構成としたが、図4に示す変形例のように、例えば水分供給配管52′空気槽4に接続し、加湿器51′は空気圧縮機2から排出される水分を用いる構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、一対の吸着槽10,11を有するPSA式の気体分離装置1を用いる構成としたが、これに限ることはなく、圧縮機と吸着槽の間を遮断する遮断手段を有していれば単一および2つ以上の吸着槽を有していても良い。
本発明の第1の実施の形態による窒素ガス発生装置を示すブロック図である。 図1中の気体分離装置を示す全体構成図である。 第2の実施の形態による窒素ガス発生装置を示すブロック図である。 変形例による窒素ガス発生装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 気体分離装置
2 圧縮機
4 ドライヤ
9 吸着ユニット(分離手段)
42,51,51′ 加湿器(水分補給手段)
46 昇圧器

Claims (2)

  1. 空気を圧縮する空気圧縮機と、該空気圧縮機により生成された圧縮空気内の水分を除去するドライヤと、該ドライヤから吐出された乾燥した圧縮空気のうち酸素ガスを分離して窒素ガスを生成する分離手段とを備えた窒素ガス発生装置において、
    前記分離手段の後段には、該分離手段によって生成された窒素ガスに水分を補給する水分補給手段を設け、
    該水分補給手段の後段には、窒素ガスを昇圧する昇圧器を設けたことを特徴とする窒素ガス発生装置。
  2. 前記水分補給手段は、前記空気圧縮機またはドライヤから排出される水分を用いる構成としてなる請求項1に記載の窒素ガス発生装置。
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