JP5186832B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、常時開放した常開型ベントホールと、閉鎖部材によって開閉されうる開閉型ベントホールとを備えたエアバッグに関する。また、本発明は、このエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
なお、本発明において、開閉型ベントホールを閉鎖するとは、該開閉型ベントホールを大開度から小開度とすることを含む。また、開閉型ベントホールを開放させるとは、該開閉型ベントホールを小開度から大開度とすることを含む。
エアバッグにベントホールを設け、膨張したエアバッグに車両乗員等が突っ込んで来たときに、該ベントホールを介してエアバッグ内部からガスを流出させることにより該車両乗員等に加えられる衝撃を吸収することは周知である。
WO2006/041552には、ベントホール(aperture)の周囲に、該ベントホールを括ることができるように括り紐(cinch tube)が設けられたエアバッグ(airbag cushion)が記載されている。該ベントホールはエアバッグの膨張時の側面に配置されており、括り紐は、エアバッグの内部を通って該エアバッグの膨張時の乗員側面に連結されている。
同号では、このベントホールは、エアバッグ膨張開始時点では開放状態となっている(同号のFig.5A)。
このエアバッグが膨張した場合、該エアバッグの乗員側面が該乗員側へ膨らみ出すのに伴い、括り紐がエアバッグ内部側へ引張られてベントホールが括られ、これにより該ベントホールが閉鎖される。
同号では、このように括り紐によって閉鎖されうる開閉型ベントホールとは別に、常時開放状態となっている常開型ベントホール(vent)が設けられている。
乗員が正規の着座位置に着座している、所謂インポジションの状態でエアバッグが膨張した場合には、エアバッグは正規の膨張完了形状まで膨張する。この場合、前述のように開閉型ベントホールが括り紐によって括られて閉鎖される。このエアバッグに乗員が接触した場合には、常開型ベントホールからエアバッグ外へガスが流出する(同号のFig.5C)。
乗員が正規の着座位置よりも前方に位置している、所謂アウトオブポジションの状態でエアバッグが膨張した場合には、エアバッグが正規の膨張完了形状まで膨張する前、即ち開閉型ベントホールが括り紐によって括られて閉鎖される前に、エアバッグの乗員側面に乗員が接触する。この場合、括り紐がそれ以上エアバッグ内部側へ引張られないので、開閉型ベントホールは開放したままとなっており、この開閉型ベントホールと常開型ベントホールの双方からエアバッグ外にガスが流出するようになる(同号のFig.5F)。
WO2006/041552
上記WO2006/041552にあっては、エアバッグ膨張開始時点では開閉型ベントホールが開放状態となっているため、エアバッグが迅速に膨張し難い。同号においてエアバッグを迅速に膨張させるためには、インフレータとして高出力のものを用いる必要がある。
本発明は、常時開放した常開型ベントホールと、閉鎖部材によって開閉されうる開閉型ベントホールとを備えたエアバッグにおいて、インフレータとして高出力のものを用いることなく、迅速に膨張しうるエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグは、インフレータからのガスにより膨張するエアバッグであって、常時開放した常開型ベントホールと、閉鎖部材によって開閉されうる開閉型ベントホールとを備えたエアバッグにおいて、該閉鎖部材は、エアバッグの膨張開始時点は該開閉型ベントホールを閉鎖しており、該インフレータは、エアバッグの膨張方向の基端側に配置されるものであり、該エアバッグは、膨張した状態において乗員に対向する乗員対向面と、乗員と反対側の反乗員側面とを有しており、該反乗員側面の中央部に該インフレータが配置されるものであり、該常開型ベントホールは、エアバッグのうち該開閉型ベントホールよりも該インフレータ側に配置されており、該エアバッグは、車両のステアリングホイールの乗員側に膨張する運転席用エアバッグであり、該エアバッグのうち、膨張したときに該ステアリングホイールのリムよりも該ステアリングホイールの外方に展開する領域に該開閉型ベントホールが配置され、該リムよりも該ステアリングホイールの中心側に展開する領域に該常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグは、請求項1において、該常開型ベントホールの総開口面積は、該開閉型ベントホールの開放時の総開口面積よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグは、請求項2において、該常開型ベントホールの総開口面積は、該開閉型ベントホールの開放時の総開口面積の5〜50%であることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項1ないし3のいずれか1項において、該エアバッグのうち、膨張した状態において該ステアリングホイールと略同心状にて直径330mmの範囲内に前記常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項において、該エアバッグのうち、膨張した状態において該ステアリングホイールと略同心状にて直径165mmの範囲内に前記常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項において、該常開型ベントホールの総開口面積は175〜650mmであることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記閉鎖部材は、前記開閉型ベントホールを覆う蓋体であり、エアバッグの内部を通ってエアバッグの乗員対向面と該蓋体とを繋ぐ繋ぎ部材が設けられており、エアバッグの膨張開始時は、該蓋体が該開閉型ベントホールに重なっており、これにより該開閉型ベントホールが閉鎖されており、膨張したエアバッグの前記乗員対向面に乗員が接触するまでは、前記繋ぎ部材がエアバッグの該乗員対向面と該蓋体との間で緊張することにより、該蓋体の該開閉型ベントホールからの離反が阻止され、これにより、該開閉型ベントホールが蓋体によって閉鎖された状態となっており、膨張したエアバッグの前記乗員対向面に乗員が接触して該乗員対向面をエアバッグの内部側に後退させた場合には、該繋ぎ部材が弛んで、該蓋体がエアバッグ内部のガス圧により該開閉型ベントホールから離反し、これにより該開閉型ベントホールが開放することを特徴とするものである。
請求項のエアバッグは、請求項において、該蓋体のうち該開閉型ベントホールと重なる領域に前記常開型ベントホールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項9のエアバッグは、請求項7において、前記蓋体は、前記エアバッグの外部側から前記開閉型ベントホールに重なっており、一端側が該エアバッグの外面に結合され、他端側に前記繋ぎ部材の一端側が連結されており、該エアバッグのうち該開閉型ベントホールの近傍部に、該エアバッグの内外を連通した繋ぎ部材挿通孔が設けられており、該繋ぎ部材は、該繋ぎ部材挿通孔に挿通されて該エアバッグの内外に引き回され、他端側が該エアバッグの内部において前記乗員対向面に連結されており、該エアバッグのうち、膨張したときに前記ステアリングホイールのリムよりも該ステアリングホイールの外方に展開する領域に該繋ぎ部材挿通孔が配置されていることを特徴とするものである。
請求項10のエアバッグは、請求項9において、前記繋ぎ部材挿通孔は、前記開閉型ベントホールよりも前記インフレータ側に配置されており、前記蓋体は、略扇形となっており、その円弧状辺縁を該インフレータと反対側に向け、該円弧状辺縁と対向する凸角部を該インフレータ側に向けた姿勢で該開閉型ベントホールに重ね合わされており、該蓋体は、該円弧状辺縁に沿って該エアバッグに結合され、該凸角部に前記繋ぎ部材が連結されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項11)のエアバッグ装置は、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグを膨張させるインフレータとを備えてなる。
請求項12のエアバッグ装置は、請求項11において、該エアバッグは、請求項又はに記載のエアバッグであり、該エアバッグが取り付けられた取付部材と、非膨張状態の該エアバッグを覆うように該取付部材に装着され、該エアバッグの膨張時に開裂するモジュールカバーとを備えており、該取付部材、モジュールカバー並びに該取付部材とモジュールカバーとの間の少なくとも一部に、該エアバッグの前記常開型ベントホールから流出したガスを該取付部材及びモジュールカバーの少なくとも一方のエアバッグと反対側に排出させるための開口部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明(請求項1,11)のエアバッグ及びエアバッグ装置にあっては、エアバッグの膨張開始時点は開閉型ベントホールが閉鎖部材によって閉鎖されているので、インフレータとして高出力のものを用いることなく、インフレータからのガスによりエアバッグを迅速に膨張させることができる。
本発明においては、請求項2のように、常開型ベントホールの総開口面積は、開閉型ベントホールの開放時の総開口面積よりも小さいことが好ましい。特に、請求項3のように、常開型ベントホールの総開口面積は、開閉型ベントホールの開放時の総開口面積の5〜50%であることが好ましい。なお、この総開口面積とは、常開型ベントホール及び開閉型ベントホールがそれぞれ複数設けられている場合には、各常開型ベントホールの開口面積の合計及び各開閉型ベントホールの開放時の開口面積の合計を示す。
本発明のように構成することにより、乗員が正規の着座位置よりも前方に位置したアウトオブポジション時であっても、開閉型ベントホールよりもインフレータ側、即ちエアバッグの膨張方向の基端側に位置する常開型ベントホールから速やかにエアバッグ外にガスが流出するようになる。
運転席用エアバッグ本発明のように構成することにより、開閉型ベントホールの開放時にステアリングホイールのリムが閉鎖部材の開放動作の邪魔にならず、閉鎖部材がスムーズに開放動作する。また、常開型ベントホールからガスが流出する際にもリムが邪魔にならず、この常開型ベントホールからスムーズにガスが流出する。
この場合、エアバッグのうち、膨張した状態においてステアリングホイールと略同心状にて直径330mm(請求項)、特に直径165mm(請求項)の範囲内に常開型ベントホールが配置されていることが好ましい。
また、この場合、請求項のように、常開型ベントホールの総開口面積は175〜650mmであることが好ましい。
エアバッグのうち、膨張した状態においてステアリングホイールと略同心状にて直径165mmの範囲内に常開型ベントホールが配置されている場合には、この常開型ベントホールは、エアバッグ膨張時には、エアバッグ装置のエアバッグ取付部材や、エアバッグの膨張に伴って開裂して開き出したモジュールカバーと対峙するようになる。そのため、請求項12のように、該取付部材、モジュールカバー並びに該取付部材とモジュールカバーとの間の少なくとも一部に、エアバッグの常開型ベントホールから流出したガスを該取付部材及びモジュールカバーの少なくとも一方のエアバッグと反対側に排出するための開口部が設けられていることが好ましい。
請求項の態様では、閉鎖部材として、開閉型ベントホールを覆う蓋体が設けられている。このような蓋体は、構造が簡易である。なお、本発明においては、この蓋体は、エアバッグの内部側から開閉型ベントホールを覆うものであってもよく、エアバッグの外部側から開閉型ベントホールを覆うものであってもよい。
このように閉鎖部材として開閉型ベントホールを覆う蓋体を設けた場合、請求項のように、この蓋体のうち開閉型ベントホールと重なる領域に常開型ベントホールを設けてもよい。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図及び第2図は実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図、第3図はこのエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図、第4図はこのエアバッグをリヤパネル側から見た平面図である。なお、第1図はエアバッグに乗員が接触する前の状態を示し、第2図はエアバッグに乗員が接触した後の状態を示している。
この実施の形態では、エアバッグ10は、車両のステアリングホイールの乗員側に膨張する運転席用エアバッグである。
このエアバッグ10は、乗員対向面を構成するフロントパネル12と、該乗員対向面と反対側の反乗員側面を構成するリヤパネル14と、このエアバッグ10の内部において該フロントパネル12とリヤパネル14とを連結する吊紐80と、常時このエアバッグ10の内外を連通した常開型ベントホール20と、閉鎖部材としての蓋体60によって開閉されうる開閉型ベントホール22と、該蓋体60を該吊紐80に連結する繋ぎ部材としてのテザー70等を備えている。
該フロントパネル12及びリヤパネル14はそれぞれ円形の織布よりなる。該フロントパネル12とリヤパネル14とは略同一直径のものであり、それらの外周縁部同士がシーム15によって縫合されることにより、袋状とされている。該シーム15は、フロントパネル12及びリヤパネル14の外周に沿って円環状に周設されている。該シーム15は縫糸等よりなるが、これに限定されない。
該リヤパネル14には、インフレータ(ガス発生器)用開口16と前記常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22とが設けられている。該開口16はリヤパネル14の中央に配置されている。開口16の周囲には、該リヤパネル14を貫通したボルト挿通孔18が設けられている。
リヤパネル14は、その中央部が後述のリテーナ30等を介してステアリングホイールに略同心状に連結される。第1,2,4図の通り、常開型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10の膨張時にステアリングホイールの外周のリム50よりも該ステアリングホイールの中心側に展開する領域、即ちリム50よりもリヤパネル14の内周側に配置されている。また、開閉型ベントホール22は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10の膨張時に該リム50よりもステアリングホイールの外方に展開する領域、即ちリム50よりもリヤパネル14の外周側に配置されている。
本発明においては、リヤパネル14のうち、該リヤパネル14と略同心状にて直径330mmの範囲内、特に165mmの範囲内に常開型ベントホール20が配置されていることが好ましい。
なお、この実施の形態では、該常開型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、後述のモジュールカバー48がエアバッグ10の膨張に伴って開裂して開き出した状態において、このモジュールカバー48と重ならない位置(この実施の形態では、リヤパネル14をステアリングホイール側から見てインフレータ用開口16の左斜め上方。)に配置されている。また、この実施の形態では、開閉型ベントホール22は、リヤパネル14の上端側(この上下方向は、ステアリングホイールを車両直進時の操舵姿勢としたときの上下方向に合致する。以下、同様。)に配置されている。ただし、常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22の配置はこれに限定されない。
この実施の形態では、常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22は、それぞれ略円形の開口よりなるが、常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22の形状はこれに限定されない。例えば、該常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22はスリット状などであってもよい。
本発明においては、常開型ベントホール20の開口面積は、開閉型ベントホール22の開放時の開口面積よりも小さいことが好ましく、特に、該常開型ベントホール20の開口面積は、開閉型ベントホール22の開放時の開口面積の5〜50%、とりわけ15〜40%であることが好ましい。
この実施の形態では、常開型ベントホール20及び開閉型ベントホール22は1個ずつ設けられているが、それぞれ2個以上設けられてもよい。この場合、全ての常開型ベントホール20の開口面積を合計した総開口面積が、全ての開閉型ベントホール22の開放時の開口面積を合計した総開口面積よりも小さいことが好ましい。
本発明においては、常開型ベントホールの総開口面積は175〜650mmであることが好ましい。
蓋体60は、この実施の形態では、エアバッグ10の外部側から開閉型ベントホール22を覆っている。第4図の通り、この実施の形態では、該蓋体60は略扇形の織布よりなり、その円弧状の辺縁60aをリヤパネル14の外周側へ向け、これと対向する凸角部60bをリヤパネル14の中心側へ向けた姿勢で開閉型ベントホール22に重ね合わされている。この蓋体60は、該辺縁60aに沿ってシーム61によりリヤパネル14に縫着されている。即ち、この蓋体60は、辺縁60a側が固定端となり、凸角部60b側が自由端となっている。
この蓋体60の凸角部60bに、前記テザー70の一端が接続されている。なお、この実施の形態では、蓋体60とテザー70とが別体に構成され、この蓋体60の凸角部60bに対しテザー70の一端がシーム71により縫着されているが、これらの蓋体60とテザー70とが共通の織布により一連一体に構成されてもよい。
この実施の形態では、リヤパネル14のうち、この蓋体60の凸角部60bが重なる部分又はそれよりも該リヤパネル14中央側に、テザー70が挿通されるテザー挿通孔24が設けられている。テザー70は、このテザー挿通孔24に挿通されてエアバッグ10の内部側へ引き込まれ、他端側が前記吊紐80の長手方向の途中部に接続されている。
この実施の形態では、吊紐80は、フロントパネル12側の第1の吊紐構成部材81と、リヤパネル14側の第2の吊紐構成部材82とからなる。
第1の吊紐構成部材81は、この実施の形態では、フロントパネル12の中央部に配置された基片部81aと、該基片部81aから互いに反対方向へ延出した2本の紐状体81b,81bとを有している。該基片部81aは、該フロントパネル12の中央部のエアバッグ内側面に対しシーム83により縫着されている。
また、第2の吊紐構成部材82は、この実施の形態では、リヤパネル14の中央部に配置された基片部82aと、該基片部82aの外周から互いに反対方向に延出した2本の紐状体82b,82bとを有している。該基片部82aは、リヤパネル14よりも小径の円形の織布よりなり、該基片部82aの中央には、リヤパネル14のインフレータ用開口16と重なるインフレータ用開口82cが設けられている。また、この開口82cの周囲には、ボルト挿通孔18と重なるボルト挿通孔82dが設けられている。
これらの吊紐構成部材81,82の各紐状体81b,82bの先端部同士がシーム84により縫合されることにより、1対の吊紐80が構成されている。
この実施の形態では、一方の吊紐80の途中部に、テザー70の前記他端側がシーム72によって縫着されている。なお、該テザー70は、この吊紐80(紐状体81b又は82b)と共通の織布により一連一体に構成されてもよい。
このエアバッグ10を取付けるためのリテーナ30には、中央にインフレータ取付口32が設けられ、その周囲にボルト挿通孔34が設けられている。
インフレータ36は略円柱形状のものであり、その筒軸方向の先端側の側周面にガス噴出口36aが設けられている。インフレータ36は、これらのガス噴出口36aから放射方向にガスを噴出するよう構成されている。このインフレータ36の筒軸方向の途中部分(該ガス噴出口36aよりも後端側)の側周面からは、インフレータ固定用のフランジ38が突設されている。該フランジ38には、ボルト挿通孔40が設けられている。このインフレータ36は、該先端側がインフレータ取付口32に嵌装される。
このエアバッグ10をリテーナ30に取り付けるに当っては、基片部82aのインフレータ用開口82cの周縁部をそれぞれリヤパネル14のインフレータ用開口16の周縁部と重ね合わせ、リテーナ30のインフレータ取付口32の周縁部に重ね合わせる。そして、押えリング42のスタッドボルト44を基片部82a、リヤパネル14、リテーナ30及びフランジ38の各ボルト挿通孔82d,18,34,40に通し、その先端にナット46を締め込んで、基片部82a、リヤパネル14及びインフレータ36をリテーナ30に固定する。
これにより、紐状体82bが基片部82aを介してリヤパネル14に連なり、紐状体82b,81b同士がシーム84により連なり、紐状体81bが基片部81aを介してフロントパネル12に連なったものとなる。
その後、エアバッグ10を折り畳み、このエアバッグ10の折り畳み体を覆うようにモジュールカバー48をリテーナ30に取り付けることにより、エアバッグ装置が構成される。なお、エアバッグ10は、予め折り畳まれた状態でリテーナ30に取り付けられてもよい。
図示は省略するが、エアバッグ10は、蓋体60が開閉型ベントホール22に重なった状態で折り畳まれている。このように折り畳むことにより、初めから開閉型ベントホール22が蓋体60によって閉鎖された状態でエアバッグ10を膨張させることができる。なお、ファスナー等の種々の保持部材により、蓋体60を開閉型ベントホール22に重なった状態に保持するように構成してもよい。
このエアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール(第1,2,4図ではこのステアリングホイールの外周のリム50のみ図示。)に設置される。第4図の通り、このエアバッグ装置は、エアバッグ10がステアリングホイールのリム50と略同心状に膨張展開しうるように配置されている。
このように構成されたエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ36が作動してエアバッグ10内にガスが噴出する。エアバッグ10は、このガスにより膨出してモジュールカバー48を押し開き、車両室内に展開する。
このエアバッグ10の膨張開始時には、蓋体60が開閉型ベントホール22に重なっており、これにより開閉型ベントホール22が閉鎖された状態となっている。これにより、該開閉型ベントホール22からのガスの流出が規制されるため、インフレータ36として高出力のものを用いることなく、該インフレータ36からのガスによりエアバッグ10が速やかに膨張展開する。
このエアバッグ10の膨張に伴い、吊紐80が乗員側へ展張される。このとき、第1図のように、テザー70がこの吊紐80によってエアバッグ10の内部側へ引張られ、この吊紐80と蓋体60との間で緊張する。これにより、エアバッグ10の内圧が上昇しても、蓋体60が該エアバッグ10内のガス圧により開閉型ベントホール22から離反することが阻止され、該開閉型ベントホール22の閉鎖状態が維持される。この結果、エアバッグ10の内圧が高く保たれる。
その後、この膨張したエアバッグ10に乗員が接触した場合には、第2図のように、このエアバッグ10のフロントパネル12が乗員に押されてリヤパネル14側へ後退して吊紐80が弛み、蓋体60をエアバッグ10の内部側へ引張る力が解除される。これにより、該蓋体60がエアバッグ10内のガス圧によって開閉型ベントホール22から離反し、該開閉型ベントホール22が開放する。この結果、該開閉型ベントホール22と常開型ベントホール20の双方からエアバッグ10の外部にガスが流出し、乗員がこのエアバッグ10によってソフトに受け止められる。
なお、このエアバッグ10にあっては、蓋体60によって開閉される開閉型ベントホール22とは別に、常時開放した常開型ベントホール20が設けられている。そのため、例えば、乗員の体格が小さいために、この乗員がフロントパネル12に接触しても該フロントパネル12が十分にエアバッグ10の内部側へ後退しない場合や、エアバッグ10の下部が押されたために、フロントパネル12が十分にエアバッグ10の内部側へ後退しない場合などに、開閉型ベントホール22が十分に開放しなくても、常開型ベントホール20からエアバッグ10外にガスを流出させることができる。
第4図の通り、この実施の形態では、開閉型ベントホール22は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10の膨張時にステアリングホイールの外周のリム50よりも該ステアリングホイールの外方に展開する領域に配置されているので、蓋体60が開放する際に該リム50が邪魔にならず、蓋体60がスムーズに開放動作する。また、常開型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10の膨張時に該リム50よりもステアリングホイールの中心側に展開する領域に配置されているので、常開型ベントホール20からガスが流出する際にも該リム50が邪魔にならず、該常開型ベントホール20からスムーズにガスが流出する。
この常開型ベントホール20は、開閉型ベントホール22よりもインフレータ36側、即ちエアバッグ10の膨張方向の基端側に配置されているので、例えば、乗員が正規の着座位置よりも前方に位置したアウトオブポジションの状態でエアバッグ10が膨張を開始し、該エアバッグ10が外周側まで十分に膨張しないうちにこのエアバッグ10のフロントパネル12に乗員が接触した場合でも、常開型ベントホール20から速やかにガスを流出させて乗員をソフトに受け止めることができる。
第5図は別の実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。なお、第5図はエアバッグ膨張時であって、該エアバッグに乗員が接触する前の状態を示している。
この実施の形態のエアバッグ10Aは、前述の第1〜4図のエアバッグ10において、リヤパネル14のうち、該リヤパネル14と略同心状にて直径165mmの範囲内に常開型ベントホール20を配置した構成となっている。
このように構成されたエアバッグ10Aにあっては、該エアバッグ10Aが膨張した場合、常開型ベントホール20は、エアバッグ装置のリテーナ30や、エアバッグの膨張に伴って開裂して開き出したモジュールカバー48と対峙するようになる。
この実施の形態では、該リテーナ30のうち、エアバッグ10Aが膨張したときに常開型ベントホール20と対峙する部分又はその付近に開口部31が設けられている。第5図の通り、この実施の形態では、該開口部31は、リテーナ30の外周縁部とモジュールカバー48の基端部との間に隙間を設けるようにして形成されている。
この実施の形態のエアバッグ10Aのその他の構成は、前述の第1〜4図のエアバッグ10と同様である。また、この実施の形態のエアバッグ装置のその他の構成も、前述の第1〜4図の実施の形態と同様である。第5図において第1〜4図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態にあっては、第5図の通り、エアバッグ10Aが膨張した場合、リテーナ30や、エアバッグの膨張に伴って開裂して開き出したモジュールカバー48に常開型ベントホール20が対峙するようになるが、この常開型ベントホール20からエアバッグ10A外に流出したガスは、該リテーナ30の開口部31を介して該リテーナ30の裏側(エアバッグ10Aと反対側)へ排出される。そのため、常開型ベントホール20からのガスの流出がリテーナ30やモジュールカバー48によって遮られることがなく、該常開型ベントホール20からスムーズにガスを流出させることができる。
なお、開口部31の配置は図示の配置に限定されない。本発明においては、リテーナ30、モジュールカバー48並びに該リテーナ30とモジュールカバー48との間のいずれの部分に開口部31が設けられてもよく、これらのうちの複数の部分に開口部31が設けられてもよい。
上記の各実施の形態では、エアバッグ10,10Aのリヤパネル14のうち蓋体60によって覆われない領域に常開型ベントホール20が設けられているが、本発明では、開閉型ベントホールの閉鎖部材として該開閉型ベントホールを覆う蓋体を設けた場合には、該蓋体に常開型ベントホールを設けてもよい。
第6図はこのように構成されたエアバッグをリヤパネル側から見た平面図である。
第6図のエアバッグ10Bにおいては、リヤパネル14には常開型ベントホールが設けられておらず、開閉型ベントホール22を覆う蓋体60Aのうち、該開閉型ベントホール22と重なる領域に常開型ベントホール20が設けられている。即ち、この実施の形態では、蓋体60Aが開閉型ベントホール22を覆った状態であっても、該開閉型ベントホール22と各常開型ベントホール20とを介して常時エアバッグ10Bの内外が連通している。
この実施の形態では、1枚の蓋体60Aに、リヤパネル14の周方向に位置を異ならせて2個の常開型ベントホール20が設けられているが、1枚の蓋体60Aに設けられる常開型ベントホール20の個数及び配置はこれに限定されない。
このエアバッグ10Bのその他の構成は、前述の第1〜4図のエアバッグ10と同様であり、このエアバッグ10Bを備えたエアバッグ装置の構成も、第1〜4図の実施の形態と同様である。
このエアバッグ10Bにあっては、該エアバッグ10Bの膨張時に、蓋体60Aが開閉型ベントホール22を覆った状態でこのエアバッグ10Bに乗員が接触した場合には、該開閉型ベントホール22と蓋体60Aの各常開型ベントホール20とを介してエアバッグ10B外にガスが流出し、これにより乗員がソフトに受け止められる。
なお、この実施の形態では、リヤパネル14には常開型ベントホール20は設けられていないが、蓋体60Aに設けられた常開型ベントホール20とは別に、前述の第1〜4図又は第5図のエアバッグ10,10Aと同様に、リヤパネル14にも常開型ベントホール20が設けられてもよい。
以下に、助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の参考例を示す。
第7図(a)は参考例に係る助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の斜視図、第7図(b)はこの助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の縦断面図、第8図(a),(b)はそれぞれこのエアバッグの膨張時の水平断面図である。なお、第8図(a)はエアバッグに乗員が接触する前の状態を示し、第8図(b)はエアバッグに乗員が接触した後の状態を示している。
この助手席用エアバッグ100は、折り畳まれてコンテナ101内に収容され、インフレータ102によって膨張される。この助手席用エアバッグはインストルメントパネル103に設置されている。コンテナ101の上方はリッド104によって覆われている。105はウィンドシールドを示す。
この助手席用エアバッグ100の側面に開閉型ベントホール111が設けられ、その外側に蓋体120が被さっている。この参考例では、該蓋体120は略方形の織布よりなり、その3辺がエアバッグ100に縫着され、ウィンドシールド105側の残りの一辺がエアバッグ100に対し非結合となっている。
エアバッグ100の内面のうち乗員対向面100fに繋ぎ部材としてのテザー130の一端が縫着され、該テザー130の他端が開閉型ベントホール111を通って蓋体120に縫着されている。この参考例では、エアバッグ100の内面のうちウィンドシールド対向面100eに挿通部131が設けられ、テザー130の長手方向の途中部が該挿通部131に挿通されている。
この参考例では、エアバッグ100の側面のうち、該エアバッグ100が膨張した状態において開閉型ベントホール111よりもインフレータ102側、即ちこのエアバッグ100の膨張方向の基端側に、常時該エアバッグ100の内外を連通した常開型ベントホール110が設けられている。
図示は省略するが、この参考例でも、エアバッグ100は、蓋体120が開閉型ベントホール111に重なった状態で折り畳まれており、これにより、開閉型ベントホール111が蓋体120によって閉鎖された状態でエアバッグ100が膨張を開始しうるようになっている。
このエアバッグ100を備えたエアバッグ装置にあっては、車両衝突時等にインフレータ102がガス噴出作動してエアバッグ100が膨張を開始した時点では、蓋体120が開閉型ベントホール111に重なっており、これにより開閉型ベントホール111が閉鎖された状態となっている。これにより、該開閉型ベントホール111からのガスの流出が規制されるため、インフレータ102として高出力のものを用いることなく、該インフレータ102からのガスによりエアバッグ100が速やかに膨張展開する。
第7図(a)及び第8図(a)の通り、このエアバッグ100の膨張に伴い、乗員対向面100fが乗員側へ膨らみ出すことにより、テザー130がエアバッグ100の内部側へ引張られて該乗員対向面100fと蓋体120との間で緊張する。これにより、エアバッグ100の内圧が上昇しても、蓋体120が該エアバッグ100内のガス圧により開閉型ベントホール111から離反することが阻止され、該開閉型ベントホール111の閉鎖状態が維持される。この結果、エアバッグ100の内圧が高く保たれる。
その後、この膨張したエアバッグ100の乗員対向面100fに乗員が接触した場合には、第7図(b)及び第8図(b)のように、該乗員対向面100fが乗員に押されて後退するため、テザー130をエアバッグ100の内部側へ引張る力が解除される。これにより、該蓋体120がエアバッグ100内のガス圧によって開閉型ベントホール111から離反し、該開閉型ベントホール111が開放する。この結果、常開型ベントホール110及び開閉型ベントホール111からエアバッグ100の外部にガスが流出し、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
なお、このエアバッグ100にあっても、蓋体120によって開閉される開閉型ベントホール111とは別に、常時開放した常開型ベントホール110が設けられている。そのため、例えば、乗員の体格が小さいために、この乗員が乗員対向面100fに接触しても該乗員対向面100fが十分にエアバッグ100の内部側へ後退しない場合や、エアバッグ100の下部が押されたために、乗員対向面100fが十分にエアバッグ100の内部側へ後退しない場合などに、開閉型ベントホール111が十分に開放しなくても、常開型ベントホール110からエアバッグ100外にガスを流出させることができる。
このエアバッグ100にあっても、該常開型ベントホール110は、開閉型ベントホール111よりもインフレータ102側、即ちエアバッグ100の膨張方向の基端側に配置されているので、例えば、乗員が正規の着座位置よりも前方に位置したアウトオブポジションの状態でエアバッグ100が膨張を開始し、該エアバッグ100が乗員側に十分に膨張しないうちにこのエアバッグ100の乗員対向面100fに乗員が接触した場合でも、常開型ベントホール110から速やかにガスを流出させて乗員をソフトに受け止めることができる。
上記の各実施の形態では、蓋体はエアバッグの外部側から開閉型ベントホールを覆うものとなっているが、本発明では、該蓋体は開閉型ベントホールをエアバッグの内部側から覆うものであってもよい。
第9図(a)は参考例に係る助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の斜視図、第9図(b)はこの助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の縦断面図、第10図(a),(b)はそれぞれこのエアバッグの膨張時の水平断面図である。なお、第10図(a)はエアバッグに乗員が接触する前の状態を示し、第10図(b)はエアバッグに乗員が接触した後の状態を示している。
この参考例の助手席用エアバッグ140においては、該エアバッグ140の側面に開閉型ベントホール151が設けられ、エアバッグ140の内側から該開閉型ベントホール151に蓋体160が被さっている。この蓋体160は、エアバッグ140の略先後方向(乗員側と、該乗員と反対側を結ぶ方向)に該開閉型ベントホール151を横切るように延在しており、その乗員と反対側の端部が開閉型ベントホール151よりもエアバッグ140の後端側(乗員と反対側)において該エアバッグ140の側面(エアバッグ内側面)にシーム161により縫着されている。この蓋体160の乗員側の端部にテザー170が連なっている。
この参考例では、該蓋体160とテザー170とは一連一体に構成されているが、これらは別体に設けられてもよい。
エアバッグ140の内面のうち、開閉型ベントホール151よりも乗員側となる位置に、テザー170を挿通するための挿通部180が取り付けられている。この参考例では、該挿通部180は、略長方形の小クロスよりなり、この小クロスの1対の短辺部分がエアバッグ140の内面にシーム181により縫着されている。テザー170は、この小クロスの残りの1対の長辺部分から該小クロスとエアバッグ140の内面との間を引き通される。
テザー170は、途中部がこの挿通部180に挿通され、末端側(蓋体160と反対側の端部)がシーム171によりエアバッグ140の乗員対向面140fに縫着されている。
この参考例でも、エアバッグ140の側面のうち、該エアバッグ140が膨張した状態において開閉型ベントホール151よりもインフレータ102側、即ちこのエアバッグ140の膨張方向の基端側に、常時該エアバッグ140の内外を連通した常開型ベントホール150が設けられている。
図示は省略するが、この参考例でも、エアバッグ140は、蓋体160が該エアバッグ140の内部側から開閉型ベントホール151に重なった状態で折り畳まれており、これにより、開閉型ベントホール151が蓋体160によって閉鎖された状態でエアバッグ140が膨張を開始しうるようになっている。
このエアバッグ140のその他の構成は前述の第7,8図のエアバッグ100と同様である。また、このエアバッグ140を備えたエアバッグ装置のその他の構成も、前述の第7,8図の参考例と同様である。
このエアバッグ140を備えたエアバッグ装置にあっても、車両衝突時等にインフレータ102がガス噴出作動してエアバッグ140が膨張を開始した時点では、蓋体160が該エアバッグ140の内部側から開閉型ベントホール151に重なっており、これにより開閉型ベントホール151が閉鎖された状態となっている。これにより、該開閉型ベントホール151からのガスの流出が規制されるため、インフレータ102として高出力のものを用いることなく、該インフレータ102からのガスによりエアバッグ140が速やかに膨張展開する。
第9図(a)及び第10図(a)の通り、このエアバッグ140の膨張に伴い、乗員対向面140fが乗員側へ膨らみ出すことにより、テザー170が該乗員対向面140fと蓋体160との間で緊張する。これにより、エアバッグ140の内圧が上昇しても、蓋体160がエアバッグ140内のガス圧により開閉型ベントホール151からエアバッグ140外に押し出されることが阻止され、該開閉型ベントホール151の閉鎖状態が維持される。この結果、エアバッグ140の内圧が高く保たれる。
その後、この膨張したエアバッグ140の乗員対向面140fに乗員が接触した場合には、第9図(b)及び第10図(b)のように、該乗員対向面140fが乗員に押されて後退するため、テザー170が弛む。これにより、該蓋体160がエアバッグ140内のガス圧によって開閉型ベントホール151からエアバッグ140外に押し出され、該開閉型ベントホール151が開放する。この結果、常開型ベントホール150及び開閉型ベントホール151からエアバッグ140の外部にガスが流出し、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
なお、このエアバッグ140にあっても、蓋体160によって開閉される開閉型ベントホール151とは別に、常時開放した常開型ベントホール150が設けられている。そのため、例えば、乗員の体格が小さいために、この乗員が乗員対向面140fに接触しても該乗員対向面140fが十分にエアバッグ140の内部側へ後退しない場合や、エアバッグ140の下部が押されたために、乗員対向面140fが十分にエアバッグ140の内部側へ後退しない場合などに、開閉型ベントホール151が十分に開放しなくても、常開型ベントホール150からエアバッグ140外にガスを流出させることができる。
また、このエアバッグ140にあっても、該常開型ベントホール150は、開閉型ベントホール151よりもインフレータ102側、即ちエアバッグ140の膨張方向の基端側に配置されているので、例えば、乗員が正規の着座位置よりも前方に位置したアウトオブポジションの状態でエアバッグ140が膨張を開始し、該エアバッグ140が乗員側に十分に膨張しないうちにこのエアバッグ140の乗員対向面140fに乗員が接触した場合でも、常開型ベントホール140から速やかにガスを流出させて乗員をソフトに受け止めることができる。
なお、第9,10図は、助手席用エアバッグにおいて、該エアバッグの内部側から開閉型ベントホールを蓋体で覆うように構成した例を示しているが、運転席用エアバッグにおいても、該エアバッグの内部側から開閉型ベントホールを蓋体で覆うように構成することができる。
上記の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では、蓋体は、開閉型ベントホール閉鎖時には該開閉型ベントホールの全体を覆うものとなっているが、開閉型ベントホール閉鎖時には該開閉型ベントホールを部分的に覆って小開度とし、開閉型ベントホール開放時には該開閉型ベントホールを大開度とするように構成されてもよい。
上記の各実施の形態では、開閉型ベントホールの閉鎖部材として、該開閉型ベントホールをエアバッグ内部側又は外部側から覆う蓋体を設けているが、開閉型ベントホールの閉鎖部材の構成はこれに限定されない。例えば、閉鎖部材は、開閉型ベントホールの周縁部に配置されており、エアバッグ内部側へ引っ張られることにより該開閉型ベントホールを括って該開閉型ベントホールを閉鎖するものであってもよい。
実施の形態に係る運転席用エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図1のエアバッグ及びエアバッグ装置の乗員受け止め時の断面図である。 図1のエアバッグ及びエアバッグ装置の分解斜視図である。 図1のエアバッグをリヤパネル側から見た平面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグのリヤパネル側の平面図である。 参考例に係る助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の構成図である。 図7のエアバッグの水平断面図である。 参考例に係る助手席用エアバッグ及びエアバッグ装置の構成図である。 図9のエアバッグの水平断面図である。
符号の説明
10,10A,10B 運転席用エアバッグ
12 フロントパネル
14 リヤパネル
20 常開型ベントホール
22 開閉型ベントホール
30 インフレータ
31 開口部
48 モジュールカバー
50 ステアリングホイールのリム
60 蓋体
70 テザー
80 吊紐

Claims (12)

  1. インフレータからのガスにより膨張するエアバッグであって、
    常時開放した常開型ベントホールと、
    閉鎖部材によって開閉されうる開閉型ベントホールと
    を備えたエアバッグにおいて、
    該閉鎖部材は、エアバッグの膨張開始時点は該開閉型ベントホールを閉鎖しており、
    該インフレータは、エアバッグの膨張方向の基端側に配置されるものであり、
    該エアバッグは、膨張した状態において乗員に対向する乗員対向面と、乗員と反対側の反乗員側面とを有しており、該反乗員側面の中央部に該インフレータが配置されるものであり、
    該常開型ベントホールは、エアバッグのうち該開閉型ベントホールよりも該インフレータ側に配置されており、
    該エアバッグは、車両のステアリングホイールの乗員側に膨張する運転席用エアバッグであり、
    該エアバッグのうち、膨張したときに該ステアリングホイールのリムよりも該ステアリングホイールの外方に展開する領域に該開閉型ベントホールが配置され、該リムよりも該ステアリングホイールの中心側に展開する領域に該常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1において、該常開型ベントホールの総開口面積は、該開閉型ベントホールの開放時の総開口面積よりも小さいことを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項2において、該常開型ベントホールの総開口面積は、該開閉型ベントホールの開放時の総開口面積の5〜50%であることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、該エアバッグのうち、膨張した状態において該ステアリングホイールと略同心状にて直径330mmの範囲内に前記常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項において、該エアバッグのうち、膨張した状態において該ステアリングホイールと略同心状にて直径165mmの範囲内に前記常開型ベントホールが配置されていることを特徴とするエアバッグ。
  6. 請求項において、該常開型ベントホールの総開口面積は175〜650mmであることを特徴とするエアバッグ。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項において、前記閉鎖部材は、前記開閉型ベントホールを覆う蓋体であり、
    エアバッグの内部を通ってエアバッグの乗員対向面と該蓋体とを繋ぐ繋ぎ部材が設けられており、
    エアバッグの膨張開始時は、該蓋体が該開閉型ベントホールに重なっており、これにより該開閉型ベントホールが閉鎖されており、
    膨張したエアバッグの前記乗員対向面に乗員が接触するまでは、前記繋ぎ部材がエアバッグの該乗員対向面と該蓋体との間で緊張することにより、該蓋体の該開閉型ベントホールからの離反が阻止され、これにより、該開閉型ベントホールが蓋体によって閉鎖された状態となっており、
    膨張したエアバッグの前記乗員対向面に乗員が接触して該乗員対向面をエアバッグの内部側に後退させた場合には、該繋ぎ部材が弛んで、該蓋体がエアバッグ内部のガス圧により該開閉型ベントホールから離反し、これにより該開閉型ベントホールが開放することを特徴とするエアバッグ。
  8. 請求項において、該蓋体のうち該開閉型ベントホールと重なる領域に前記常開型ベントホールが設けられていることを特徴とするエアバッグ。
  9. 請求項7において、前記蓋体は、前記エアバッグの外部側から前記開閉型ベントホールに重なっており、一端側が該エアバッグの外面に結合され、他端側に前記繋ぎ部材の一端側が連結されており、
    該エアバッグのうち該開閉型ベントホールの近傍部に、該エアバッグの内外を連通した繋ぎ部材挿通孔が設けられており、該繋ぎ部材は、該繋ぎ部材挿通孔に挿通されて該エアバッグの内外に引き回され、他端側が該エアバッグの内部において前記乗員対向面に連結されており、
    該エアバッグのうち、膨張したときに前記ステアリングホイールのリムよりも該ステアリングホイールの外方に展開する領域に該繋ぎ部材挿通孔が配置されていることを特徴とするエアバッグ。
  10. 請求項9において、前記繋ぎ部材挿通孔は、前記開閉型ベントホールよりも前記インフレータ側に配置されており、
    前記蓋体は、略扇形となっており、その円弧状辺縁を該インフレータと反対側に向け、該円弧状辺縁と対向する凸角部を該インフレータ側に向けた姿勢で該開閉型ベントホールに重ね合わされており、
    該蓋体は、該円弧状辺縁に沿って該エアバッグに結合され、該凸角部に前記繋ぎ部材が連結されていることを特徴とするエアバッグ。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグを膨張させるインフレータとを備えてなるエアバッグ装置。
  12. 請求項11において、該エアバッグは、請求項又はに記載のエアバッグであり、
    該エアバッグが取り付けられた取付部材と、
    非膨張状態の該エアバッグを覆うように該取付部材に装着され、該エアバッグの膨張時に開裂するモジュールカバーと
    を備えており、
    該取付部材、モジュールカバー並びに該取付部材とモジュールカバーとの間の少なくとも一部に、該エアバッグの前記常開型ベントホールから流出したガスを該取付部材及びモジュールカバーの少なくとも一方のエアバッグと反対側に排出させるための開口部が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
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