JP3694727B2 - 自動車用安全装置 - Google Patents

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    • B60R21/01512Passenger detection systems
    • B60R21/01544Passenger detection systems detecting seat belt parameters, e.g. length, tension or height-adjustment

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用安全装置、特に自動車の座席に着座する乗員を保護する安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用安全装置としては、ステアリングホイールの中央部、インストルメントパネルの助手席の前側或いは中央側、更に前席の背もたれの後ろ側の上部などに、エアバッグ装置を備えていて、該自動車の衝突など急加減速時に、二次衝突で前側に移動してきた乗員の身体を、該エアバッグ装置のバッグ本体がキャッチすることで、乗員が損傷することを阻止しているものがある(類似技術として特開平8ー268213号公報或いは実開平3ー50566号公報参照)。
【0003】
このエアバッグ装置のバッグ本体の適宜の位置には、排気口(ベントホール)が形成されている。即ち、折り畳まれている状態でのバッグ本体に、インフレータから噴出したガスが充填を始める時には、急速なバッグ本体の膨張が必要であるから、排気口に連通しないように、排気口の位置を考慮している。そして、ある程度、つまり乗員を安全に受け止めることが可能な程にバッグ本体が膨張した後には、バッグ本体内にガスが過充填にならないようにする(バッグ本体の張力調節)ために、該排気口からガスが漏れるように考慮されている。そして、それと共に、膨張したバッグ本体にぶつかる乗員をソフトに受け止められるようにするため、バッグ本体にぶつかることで、バッグ本体に加わる荷重により、バッグ本体内のガスが強制的に幾分か抜け得るように考慮している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、前者にあっては、バッグ本体の内圧に従って排気筒が制御されているものの、乗員がシートベルト装置を装着した適正な着座位置にあるか否かを考慮したものではないので、排気口が最終的に同一の開口寸法に至るものであるから、大きな衝撃を受ければ、瞬時に大量のガスが抜けてしまって、バッグ本体が急激にしぼんでしまうおそれがある。
【0005】
また、後者にあっては、衝突時の自動車の速度に応じてベース体に設けたバルブを開閉させて、排気量を調節するものであるから、排気口の開口面積を大きく確保しようとすれば、インフレータが配置されるベース体のインフレータ周縁の面積を確保する必要があり、エアバッグ装置そのものが大型化するなどのおそれがある。
【0006】
この発明は、このような要請に応じてなされたものであり、乗員がシートベルト装置を装着した状態では、乗員をソフトに受け止めることが可能なるようにし、乗員がシートベルト装置を装着していない状態では、乗員の二次衝突移動を少なくするように受け止めるようにし、畢竟、エアバッグ装置を大型化することなく、二通りの受け止め方のできる自動車用安全装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ガスが封入されることで膨張して乗員を保持可能なるバッグ本体を少なくとも備えてなるエアバッグ装置と、少なくとも乗員の肩部を保持可能なるシートベルト装置とより構成されてなる自動車用安全装置であって、前記エアバッグ装置のバッグ本体には、封入された前記ガスを排出可能なる第1排気口及び前記ガスを選択的に排出可能なる第2排気口を備え、該第2排気口には、前記ガスの排出を阻止する状態に維持するシール部材が配され、該シール部材は、前記バッグ本体の第2排気口を塞ぎ且つ該バッグ本体に支持されてなる閉塞部と、制御手段に対して離脱可能な係合部とよりなり、前記制御手段が前記シートベルト装置の装着信号を検知した時には、係合部を支持した状態を維持することで、バッグ本体が膨張する過程で、該バッグ本体の第2排気口よりシール部材の閉塞部が離脱して該第2排気口が開成されることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、一方では、乗員がシートベルト装置を装着することで、乗員は、肩部を保持されたまま、ヒップポイントを中心に回転する方向で、バッグ本体にぶつかる。この状態では、該バッグ本体に加わる衝撃エネルギが、シートベルト装置を装着していない状態よりは、小さいことになる。他方、制御手段が、前記シートベルト装置の装着信号を検知した時に、前記係合部を支持した状態を維持するから、バッグ本体内にガスが流入してバッグ本体が膨張しても、シール部材は、その位置に保持される。つまり、シール部材の閉塞部は、バッグ本体に支持されているので、バッグ本体の膨張を阻止しようとすることになる。膨張しようとする力と、阻止しようとする力のバランスが崩れた時に、シール部材の閉塞部が、バッグ本体の第2排気口から離脱し、結果として第2排気口が開成される。こうした状態で、乗員が膨張したバッグ本体にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体の内圧が高まる。しかし、高まったことをきっかけに、第1排気口は勿論のこと開成された第2排気口からもバッグ本体内に流入されたガスが急激に抜けることで、バッグ本体は、膨張しきった状態から適宜しぼむため、乗員をソフトに受け止める、つまり、乗員の衝撃を吸収することができる。
【0009】
また、乗員がシートベルト装置を装着していない状態では、乗員の動きを規制するものはない。この状態では、乗員の二次衝突から乗員の身体を保護するのはエアバッグ装置のみであるし、衝撃エネルギが、シートベルト装置を装着している状態よりは、大きいことになる。そこで、制御手段が、シートベルト装置の非装着信号を検知して、バッグ本体の第2排気口を閉じたままとする。こうした状態で、乗員が膨張したバッグ本体にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体の内圧が高まる。こうして、高まったことをきっかけに、ガスが抜ける経路は第1排気口のみだけなので、バッグ本体は膨張しきった状態からのしぼみ量は少なく、乗員の二次衝突移動を少なく(つまり、乗員をなるべくバッグ本体にぶつかった位置に保持)するように受け止めるようになる。
【0010】
こうして、畢竟、エアバッグ装置を大型化することなく、二通りの受け止め方ができるので、乗員の損傷を可及的に少なくする安全装置とすることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用安全装置であって、前記制御手段は、前記シートベルト装置の装着信号を受信する受信手段と、前記受信手段が装着信号を受信して遅くともバッグ本体が膨張する時には係合部に係合する爪とより少なくとも構成されてなる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、シートベルト装置を装着すると、爪がシール部材の係合部に係合するので、バッグ本体内にガスが流入されて、バッグ本体が膨張しても、シール部材は、バッグ本体と共に移動することがない。シートベルト装置を装着しなければ、爪はシール部材の係合部に対して離脱しているので、バッグ本体内にガスが流入されて、バッグ本体が膨張すると、シール部材は、バッグ本体と共に移動する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動車用安全装置であって、前記シール部材の係合部は、前記バッグ本体を覆うと共に該バッグ本体の膨張により開裂可能なるカバー部材の基部と、前記制御手段の爪を保持してなるブラケットとの間を進退自在なるように配設されてなる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、前記シール部材の係合部が、前記バッグ本体を覆うカバー部材と前記制御手段の爪を保持してなるブラケットとの間に配されているので、専用のエリアを必要とせず、エアバッグ装置の小型化が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を、図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0020】
図1〜図9は、この発明の第1実施形態を示す図である。図1は、ステアリングホイール1に配設されたエアバッグ装置2の断面図である。このステアリングホイール1におけるボス3は、図示しないステアリングポストに係合され、該ボス3にボスプレート4が支持され、該ボスプレート4にスポーク芯金5が支持されている。前記ボスプレート4には、図示しない手段により、ベースプレート6が支持されている。該ベースプレート6に、前記エアバッグ装置2が支持されている。
【0021】
エアバッグ装置2は、インフレータ10と、バッグ本体11と、カバー部材12と、制御手段13と、裏カバー14とより構成されてなる。
【0022】
前記インフレータ10は、前記ベースプレート6の開口6aに挿入される本体10aと、前記ベースプレート6の下面6cに支持されるフランジ部10bとよりなる。該本体10aに、図示しない火薬が点火した時に発生するガスGを噴出する噴出口10cが備えられ、該噴出口10cは、前記バッグ本体11の内側に対向した位置に配される。符号10dは、図示しない衝撃検知センサ及びエアバッグ制御装置に電気的に結合するコネクタである。前記フランジ部10bは、前記ベースプレート6の下面6c側に接すると共に、後述するスタッドボルト15a、ナット17によってバッグ本体11と共に支持されている。この際、該インフレータ10の下側、即ち噴出口10cが形成されている側を上側としての下側を覆う合成樹脂製のインフレータカバー16も、スタッドボルト15a、ナット17によって支持されている。
【0023】
前記バッグ本体11は、耐熱性及び耐圧性を考慮して66ナイロン材又は66ナイロン材にシリコンコーティングを施した基布、アラミド繊維、炭素繊維などより袋状に形成されてなる。そして、該バッグ本体11は、図3に示すように、常時折り畳まれてなり、前記ベースプレート6の上面6b側に配されるリテーナ15が該バッグ本体11のガス導入口11aを、前記ベースプレート6の上面6b側に押圧するように、該リテーナ15のスタッドボルト15aを、該バッグ本体11のガス導入口11aの縁部11aaを介して挿通させて、ナット17により、前記ベースプレート6に固持してなる。前記ガス導入口11aは、前記インフレータ10に対向した位置に配されるので、インフレータ10より噴出したガスGが流入される関係にあり、かかるバッグ本体11内にガスGが封入されることで、バッグ本体11は膨張して、乗員を保持することが可能である。
【0024】
前記バッグ本体11の裏面11b、即ち乗員と対向しない側の面には、図4に示すように、封入された前記ガスGを常時排出可能なる第1排気口18、18及び該第1排気口18、18よりも面積の大きく、前記ガスGを選択的に排出可能なる第2排気口19を備えてなる。
【0025】
該第2排気口19には、通常時は閉じられてガスGの排出を阻止する状態に維持するベルト状のシール部材20が配されてなる。該シール部材20は、前記バッグ本体11の第2排気口19を塞ぎ且つ該バッグ本体11の第2排気口19の周縁全周にステッチ27により支持されてなる閉塞部としてのパッチ部21と、前記バッグ本体11の外郭外に延在されてなると共に前記制御手段13に離脱可能な係合口25を有する係合部としての係合片22とよりなる。
【0026】
前記制御手段13は、発信装置35と、該発信装置35の装着・非装着信号を受信する受信手段としての集中制御装置36と、該集中制御装置36によりON/OFF何れかに制御されるソレノイド24と、爪26とより少なくとも構成されてなる。
【0027】
前記発信装置35は、図10に示すように、シートベルト装置7のバックル7aに、図示しないタングプレートを係合させない状態であること、即ち非装着信号を発信すると共に、図10に示すように、シートベルト装置7のバックル7aに、図示しないタングプレートを係合させた状態であること、即ち装着信号を発信する。
【0028】
前記爪26は、前記シール部材20の係合片22の係合口25に、後述する捩りスプリング33により、常時係合する方向に付勢されていると共に、前記バッグ本体11の膨張により前記シール部材20が引っ張られることで回転されれば、前記シール部材20の係合片22の係合口25から離脱自在である。
【0029】
より詳細に説明すると、符号28は、その両端部28a,28aが、前記カバー部材12の基部12aとベースプレート6の側面6dとに、リベット29、29によりかしめることで支持されているブラケット28で、該ブラケット28の両端部28a,28a間には、前記ベースプレート6の側面6dとの間に、隙間30が形成される段凹部28bが形成されていて、前記シール部材20の係合部22が、該隙間30内を進退自在なるように配されている。
【0030】
そして、該段凹部28bの中央部には、立ち上がり片28c、28cが形成されていて、該立ち上がり片28c、28cそれぞれに形成された第1通孔31、31には、ピン32が軸支されている。符号40は、同じく立ち上がり片28cの一方に形成されてなる第2通孔であり、前記ソレノイド24のロッド24bが係合可能である。
【0031】
該ピン32には、前記爪26が、該爪26の貫通穴26aに回転自在に軸支されてなると共に捩りスプリング33が支持されている。該捩りスプリング33によって、前記爪26の突起26bが、カバー部材12及びベースプレート6の側面6dそれぞれに形成されてなる開口34内に入り込むように付勢してなる。
【0032】
また、前記制御手段13の集中制御装置36が、前記シートベルト装置7のバックル7aにタングを装着した装着信号を検知した時には、前記係合部22を支持した状態を維持するものであるから、バッグ本体11が膨張する過程で、該バッグ本体11の第2排気口19よりシール部材20のパッチ部21のステッチ27が破断して、該第2排気口19が開成されるものである。
【0033】
前記ソレノイド24は、前記ブラケット28の固定部28dに、ソレノイド本体24aが支持されてなり、ロッド24bが出没自在であり、該ロッド24bに形成された溝部24cにEリング37が係合されて、該Eリング37とソレノイド本体24aとの間に介在されるコイル状スプリング38により、ロッド24bを突出方向に付勢している。
【0034】
図3及び図5に示す符号6eは、前記ベースプレート6の側面6dの前記シール部材20が進退する面に形成されてなる挿通部である。図3に示す符号39は、前記カバー部材12の基部12aに沿うプレート状の補強部材である。
【0035】
次に、自動車の前側からの衝突など急加減速発生時における本願発明の安全装置、特にエアバッグ装置2のバッグ本体11の展開状態を説明する。
【0036】
{シートベルト装置7の装着状態}
一方では、図6に示すように、乗員Mがシートベルト装置7のバックル7aにタングプレートを装着することで、乗員Mは、肩部Maを保持されたまま、ヒップポイントHPを中心に回転する方向で、バッグ本体11にぶつかる。この状態では、該バッグ本体11に加わる衝撃エネルギが、シートベルト装置7のバックル7aにタングプレートを装着していない状態よりは、小さいことになる。
【0037】
他方、自動車の前側からの衝突など急加減速が発生すると、インフレータ10の内部の薬剤が燃焼し、高温・高圧のガスGが、噴出口10cから噴出される。
【0038】
噴出されたガスGは、まずバッグ本体11の導入口11aからバッグ本体11内に入り、バッグ本体11を膨張させる。バッグ本体11が膨張すると、該バッグ本体11にステッチ27により支持されてなるシール部材20のパッチ部21が、バッグ本体11と共に移動される。
【0039】
制御手段13は、シートベルト装置7のバックル7aの装着信号を検知しているので、シートベルト装置7の装着信号を受信した集中制御装置36は、ソレノイド24のロッド24bがソレノイド本体24aから突出して、前記ブラケット28の第2通孔40内に没入する。尚、制御手段13は、常に発信装置35が装着信号から非装着信号に条件が変化しないかをフィードバックして調べる状態になっている。
【0040】
爪26の突起26bが前記シール部材20の係合片22の係合口25内にあるので、バッグ本体11の膨張力がシール部材20の係合片22を介して爪26の突起26bに加わるが、該爪26の突起26bと反対側の端面26cがソレノイド24のロッド24bによって回転を阻止される。つまり、爪26は、係合片22の係合口25内に係合した位置を保持することになる。該爪26に加わるシール部材20を介してのバッグ本体11の膨張力は大であるが、爪26の回動方向に交叉する方向に、ソレノイド24のロッド24bが進退するもので、ソレノイド24が小型のものにしても、ブラケット28の固定部28dと第2通孔40とでソレノイド24のロッド24bを保持できるので、爪26の回転力を受け止めることができる。
【0041】
こうして、バッグ本体11の膨張力と係合部22の定位置保持力という両方から引っ張られることになるシール部材20は、最も弱い支持手段であるパッチ部21のステッチ27が破壊切断する。ステッチ27が破壊切断したシール部材20は、バッグ本体11の第2排気口19から離脱し、図6及び図8に示すように、第2排気口19を開成する。
【0042】
こうした状態で、乗員Mが膨張したバッグ本体11にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体11の内圧が高まる。しかし、高まったことをきっかけに、第1排気口18は勿論のこと第2排気口19からもガスGが抜けることで、排気抵抗を少なくすることで、バッグ本体11は、膨張しきった状態から適宜しぼむため、乗員Mをソフトに受け止める、つまり、乗員Mの衝撃を吸収することができると共に乗員Mが二次衝突で急激に前側に移動した後に再び後ろ側に突き飛ばされるような、所謂、リバウンドをさせないことになる。。
【0043】
{シートベルト装置7の非装着状態}
前記制御装置13が、図10に示すように、乗員Mがシートベルト装置7のバックル7aにタングプレートを係合していない、非装着信号を受信した状態では、シートベルト装置7によっては、乗員Mの動きを規制できない。この状態では、乗員Mの二次衝突による乗員Mの移動を阻止するのは、エアバッグ装置2のみであるので、乗員Mによる衝撃エネルギが、シートベルト装置7を装着している状態よりは、大きいことになる。
【0044】
そこで、制御手段13が、シートベルト装置7の非装着信号を検知すると、後述するように、バッグ本体11の第2排気口19を閉じたままに維持する。こうした状態で、乗員Mが膨張したバッグ本体11にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体11の内圧が高まる。バッグ本体11の内圧は高まるが、ガスGが抜ける経路は、第1排気口18のみなので、バッグ本体11は膨張しきった状態からのしぼみ量が、第2排気口19も開成した状態に比較して少なく、乗員Mの二次衝突移動を少なく(つまり、乗員Mをなるべくバッグ本体11にぶつかった位置に保持)するように受け止めるようになる。尚、制御手段13は、常に発信装置35が非装着信号から装着信号に条件が変化しないかをフィードバックして調べる状態になっている。
【0045】
次に、前記したバッグ本体11の第2排気口19を閉じたままとすることについて説明する。
【0046】
シートベルト装置7の非装着信号を受信した集中制御装置36は、ソレノイド24のロッド24bが、ソレノイド本体24a内に没入するか或いは少なくとも突出しない位置に、コイル状スプリング38に抗して、励磁する。つまり、前記爪26は、捩りスプリング33に抗しての回転が可能である状態になる。
【0047】
次に、かかる状態で、バッグ本体11内にガスGが流入して膨張を始めると、該バッグ本体11に支持されてなるシール部材20が共に所定位置まで移動を開始する。そして、バッグ本体11のガスGによる膨張しようとする力と、シール部材20が爪26に係止されて、該膨張を阻止しようとする力とが働く。
【0048】
このバランスが崩れたとき、即ち、シール部材20の係合片22が膨張方向に引っ張られる力が増すので、係合片22の係合口25が爪26の突起26bを図10の下側方向に移動させる付勢力が加わる。該付勢力により、爪26は、捩りスプリング33に抗して爪26の突起26bと反対側の端面26c側へ(図10の矢印A側へ)回転する。
【0049】
こうして、爪26の突起26bに係合されていた係合片22が、該突起26bが移動する方向から抜けて、図11に示す矢印B方向に移動できるので、図10に示すように、シール部材20は、バッグ本体11と共に移動し、第2排気口19は閉じたままに維持されることになる。尚、捩りスプリング33の爪26への付勢力よりパッチ部21のステッチ27のバッグ本体11への縫製力の方が強いことは勿論である。
【0050】
こうして、畢竟、エアバッグ装置2を大型化することなく、二通りの受け止め方ができる安全装置とすることができる。
【0051】
また、前記シール部材20の係合片22が、前記バッグ本体11を覆うカバー部材12と前記制御手段13の爪26を回転自在に保持してなるブラケット28との間に配されているので、専用のエリアを必要とせず、エアバッグ装置2の小型化が可能になる。
【0052】
図13及び図14は、この発明の第2の実施形態を示す図である。一般にバッグ本体51は、表布52と裏布53とよりなり、その周縁部52a、53aをステッチ54bで縫合して縫合部54を形成するが、この第2の実施形態では、縫合部54の一部54aをステッチ54bでは縫合しないで、他の縫合部54より縫合力の小さいステッチ27によりシール部材55のパッチ部56を支持したものであり、該シール部材55の係合片22の係合口25は、第1の実施形態と同様にエアバッグ装置2内にあって爪26の突起26bに係合されている。
【0053】
かかる構造よりなるから、制御手段13の集中制御装置36に、シートベルト装置7のバックル7aにタングプレートを係合している、所謂、装着信号を受信した状態でバッグ本体51が膨張すれば、シール部材55は、エアバッグ装置2の爪26でロックされて、シール部材55のパッチ部56を支持したステッチ27が破断し、縫合部54から分離することにより、縫合部54の一部54aが開成されて、該縫合部54の一部54aが第2排気口となって、ガスGを外に放出する。
【0054】
こうした状態で、乗員が膨張したバッグ本体51にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体51の内圧が高まる。しかし、高まったことをきっかけに、第1排気口18は勿論のこと、破断した縫合部54の一部54aである第2排気口からもガスGが急激に抜けることで、バッグ本体51は、膨張しきった状態から適宜しぼむため、乗員をソフトに受け止める、つまり、乗員の衝撃を吸収することができる。
【0055】
前記第2排気口19をバッグ本体51に形成せずとも、縫合部54の一部54aが破断可能なるステッチ27により形成すれば良いことになり、第2排気口19形成のための原価が著しく低減できるばかりか、レイアウトの自由さが拡大する。
【0056】
前記バッグ本体51は、通常折り畳まれてなり、前記ベースプレート6の上面6b側に配されるリテーナ15が該バッグ本体51の裏布53のガス導入口53cを、前記ベースプレート6の上面6b側に押圧するように、該リテーナ15のスタッドボルト15aを、該バッグ本体51の裏布53のガス導入口53cの縁部53bを介して挿通させて、ナット17により、前記ベースプレート6に固持してなることは、第1の実施形態と同じである。
【0057】
尚、上記実施形態では、シール部材をベルト状のものとした例を示したが、これに限らず、ステッチそのもので第2排気口を閉塞して、さらにこのステッチを延長し、延長部分に爪との係合部(例えばリング状のもの)を形成して、バッグ本体の膨張時には第2排気口の周りからステッチを抜き取るようにして第2排気口が開成できるようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、一方では、乗員がシートベルト装置を装着することで、乗員は、肩部を保持されたまま、ヒップポイントを中心に回転する方向で、バッグ本体にぶつかる。この状態では、該バッグ本体に加わる衝撃エネルギが、シートベルト装置を装着していない状態よりは、小さいことになる。他方、制御手段が、前記シートベルト装置の装着信号を検知した時に、前記係合部を支持した状態を維持するから、バッグ本体内にガスが流入してバッグ本体が膨張しても、シール部材は、その位置に保持される。つまり、シール部材の閉塞部は、バッグ本体に支持されているので、バッグ本体の膨張を阻止しようとすることになる。膨張しようとする力と、阻止しようとする力のバランスが崩れた時に、シール部材の閉塞部が、バッグ本体の第2排気口から離脱し、結果として第2排気口が開成される。こうした状態で、乗員が膨張したバッグ本体にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体の内圧が高まる。しかし、高まったことをきっかけに、第1排気口は勿論のこと開成された第2排気口からもバッグ本体内に流入されたガスが急激に抜けることで、バッグ本体は、膨張しきった状態から適宜しぼむため、乗員をソフトに受け止める、つまり、乗員の衝撃を吸収することができる。
【0059】
また、乗員がシートベルト装置を装着していない状態では、乗員の動きを規制するものはない。この状態では、乗員の二次衝突から乗員の身体を保護するのはエアバッグ装置のみであるし、衝撃エネルギが、シートベルト装置を装着している状態よりは、大きいことになる。そこで、制御手段が、シートベルト装置の非装着信号を検知して、バッグ本体の第2排気口を閉じたままとする。こうした状態で、乗員が膨張したバッグ本体にぶつかると、該ぶつかり力により、バッグ本体の内圧が高まる。こうして、高まったことをきっかけに、ガスが抜ける経路は第1排気口のみだけなので、バッグ本体は膨張しきった状態からのしぼみ量は少なく、乗員の二次衝突移動を少なく(つまり、乗員をなるべくバッグ本体にぶつかった位置に保持)するように受け止めるようになる。
【0060】
こうして、畢竟、エアバッグ装置を大型化することなく、二通りの受け止め方ができる安全装置とすることができる。
【0062】
請求項2に記載の発明によれば、シートベルト装置を装着すると、爪がシール部材の係合部に係合するので、バッグ本体にガスが流入されて、バッグ本体が膨張しても、シール部材は、バッグ本体と共に移動することがない。シートベルト装置を装着しなければ、爪はシール部材の係合部に対して離脱しているので、バッグ本体にガスが流入されて、バッグ本体が膨張すると、シール部材は、バッグ本体と共に移動する。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、前記シール部材の係合部が、前記バッグ本体を覆うカバー部材と前記制御手段の爪を回転自在に保持してなるブラケットとの間に配されているので、専用のエリアを必要とせず、エアバッグ装置の小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置を示す断面図。
【図2】図1のA方向からの正面図。
【図3】図1のエアバッグ装置の分解斜視図。
【図4】図1のバッグ本体の図1A方向からの正面図。
【図5】図2の要部分解斜視図。
【図6】図1乃至図5のエアバッグ装置の膨張時におけるバッグ本体及びシートベルト装置装着状態を示す作動説明用斜視図。
【図7】図5の状態の組立後のシートベルト装置装着状態における制御手段の作動説明用斜視図。
【図8】図6のSA−SA線に沿う断面図。
【図9】図6のエアバッグ装置の制御手段の回路摸式図。
【図10】図1乃至図5のエアバッグ装置の膨張時におけるバッグ本体及びシートベルト装置非装着状態を示す作動説明用斜視図。
【図11】図5の状態の組立後のシートベルト装置非装着状態における制御手段の作動説明用斜視図。
【図12】図10のエアバッグ装置の制御手段の回路摸式図。
【図13】この発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置のバッグ本体の図1A方向からの正面図。
【図14】第2の実施形態に係るエアバッグ装置の図8相当断面図。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 エアバッグ装置
6 ベースプレート
7 シートベルト装置
10 インフレータ
10c インフレータの噴出口
11、51 バッグ本体
12 カバー部材
13 制御手段
18 第1排気口
19 第2排気口
20、55 シール部材
21、56 パッチ部(閉塞部)
22 係合片(係合部)
24 ソレノイド
25 係合口
26 爪
26b 爪の突起
27 ステッチ
28 ブラケット
28b ブラケットの段凹部
30 隙間
35 発信装置
36 受信手段としての集中制御装置
54 縫合部
G ガス

Claims (3)

  1. ガスが封入されることで膨張して乗員を保持可能なるバッグ本体を少なくとも備えてなるエアバッグ装置と、少なくとも乗員の肩部を保持可能なるシートベルト装置とより構成されてなる自動車用安全装置であって、
    前記エアバッグ装置のバッグ本体には、封入された前記ガスを排出可能なる第1排気口及び前記ガスを選択的に排出可能なる第2排気口を備え、
    該第2排気口には、前記ガスの排出を阻止する状態に維持するシール部材が配され、
    該シール部材は、前記バッグ本体の第2排気口を塞ぎ且つ該バッグ本体に支持されてなる閉塞部と、制御手段に対して離脱可能な係合部とよりなり、
    前記制御手段が前記シートベルト装置の装着信号を検知した時には、係合部を支持した状態を維持することで、バッグ本体が膨張する過程で、該バッグ本体の第2排気口よりシール部材の閉塞部が離脱して該第2排気口が開成されることを特徴とする自動車用安全装置。
  2. 請求項1に記載の自動車用安全装置であって、
    前記制御手段は、前記シートベルト装置の装着信号を受信する受信手段と、前記受信手段が装着信号を受信して遅くともバッグ本体が膨張する時には係合部に係合する爪とより少なくとも構成されてなることを特徴とする自動車用安全装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用安全装置であって、
    前記シール部材の係合部は、前記バッグ本体を覆うと共に該バッグ本体の膨張により開裂可能なるカバー部材の基部と、前記制御手段の爪を保持してなるブラケットとの間を進退自在なるように配設されてなることを特徴とする自動車用安全装置。
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