JP5179953B2 - 回転伝達装置 - Google Patents

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Description

この発明は、動力の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関するものである。
FRベースの4輪駆動車において、補助駆動輪としての前輪に駆動力の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、入力側部材に形成された大径部とその外側に設けられた外輪間に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設した電磁クラッチによって2方向クラッチの係合および係合解除を制御し、上記2方向クラッチの係合により入力側部材と外輪を結合して、入力側部材と外輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにしている。
ここで、2方向クラッチは、外輪の内周に円筒面を形成し、入力側部材の大径部の外周には上記円筒面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒面との間にローラからなる係合子を組込み、その係合子を保持する保持器と入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。また、入力側部材と保持器との間にスイッチばねを組込み、そのスイッチばねにより、係合子が円筒面およびカム面に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持している。
一方、電磁クラッチは、保持器に回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、外輪に接続されてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石と、上記アーマチュアをロータから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、上記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着し、外輪に結合されたアーマチュアと入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。
特開2005−249003号公報
ところで、上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、電磁石に通電してアーマチュアをロータに吸着する電磁クラッチの作動時、アーマチュアはロータに衝撃的に当接して吸着状態とされる。このとき、アーマチュアとロータの双方は金属からなるため、吸着時に金属音が生じ、不快感を与えるという不都合がある。
この発明の課題は、2方向ローラクラッチのロックおよびロック解除を電磁クラッチによって制御するようにした回転伝達装置において、その電磁クラッチの作動時に発生する異音の低減を図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、外輪とその内側に組込まれた内輪の径方向の対向面間に周方向の両端に向けて狭小となる複数のくさび空間を周方向に間隔をおいて設け、各くさび空間内に組込まれたローラを外輪と内輪間に組込まれた保持器により保持し、その保持器の回転制御によりローラをくさび空間の狭小部に噛み込ませて外輪と内輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにした2方向ローラクラッチと、その2方向ローラクラッチの保持器の回転を制御する電磁クラッチとからなり、前記電磁クラッチが、2方向ローラクラッチの保持器端部に連結されたアーマチュアと、そのアーマチュアと軸方向で対向するロータと、静止部材に支持されてロータと軸方向で対向する電磁石とからなり、前記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着して、そのアーマチュアに連結された保持器の回転を制御する構成とされた回転伝達装置において、前記ロータのアーマチュアと対向する吸着面の外周部に環状の凹段部を形成し、その凹段部の側面に制音材を固着して、その一側面を前記吸着面より突出させた構成を採用したのである。
上記のように、アーマチュアとロータの少なくとも一方に制音材を固着することにより、ロータにアーマチュアが吸着される時に生じる衝突音(異音)を上記制音材によって吸収することができる。
また、ロータのアーマチュアと対向する吸着面の外周部に環状の凹段部を形成し、その凹段部の側面に制音材を固着して、その一側面を前記吸着面より突出させることにより、電磁石への通電によるアーマチュアの吸着時、そのアーマチュアは制音材に当接して吸着状態に保持されるため、異音の低減により大きな効果を挙げることができる。
上記のように、この発明においては、アーマチュアとロータの少なくとも一方に制音材を固着したことにより、アーマチュアの吸着時に発生する異音はその制音材で吸収されることになり、異音の低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す。図示のように、回転伝達装置は、2方向ローラクラッチ10と、そのローラクラッチ10のロックおよびロック解除を制御する電磁クラッチ40とからなる。
2方向ローラクラッチ10は、外輪11と、その外輪11の内側に組込まれた内輪12とを有し、上記内輪12の一端部にはボス部12aが形成され、そのボス部12aの端部に嵌合された軸受13を介して外輪11と内輪12は相対的に回転自在とされている。
外輪11の閉塞端には出力軸14が設けられている。一方、内輪12にはトルク伝達軸としての入力軸15の端部が挿入され、その挿入部間に形成されたセレーション16によって内輪12と入力軸15は相対的に回り止めされている。
図2に示すように、外輪11の内周には円筒面17が形成され、一方、内輪12の外周には、その円筒面17との間で周方向の両端に向けて狭小となるくさび空間を形成する複数の平坦なカム面18が周方向に等間隔に設けられている。
外輪11と内輪12との間には、制御保持器19Aと回転保持器19Bが組込まれている。図1および図3に示すように、制御保持器19Aは、フランジ20の外周にカム面18と同数の柱部21を周方向に等間隔に設けた構成とされている。一方、回転保持器19Bも上記制御保持器19Aと同様に、フランジ22の外周にカム面18と同数の柱部23を周方向に等間隔に設けた構成とされている。
回転保持器19Bは、内輪12のボス部12aにフランジ22が嵌合され、かつ、柱部23が円筒面17とカム面18間に位置する組込みとされて、上記フランジ22が内輪12の一側面と対向する組込みとされている。
一方、制御保持器19Aも、内輪12のボス部12aにフランジ20が嵌合されて、そのフランジ20が回転保持器19Bのフランジ22と軸方向で対向する組込みとされ、かつ、柱部21が回転保持器19Bの柱部23間に位置する組込みとされている。
上記のような保持器19A、19Bの組込みにより、図2(I)および図3に示すように、制御保持器19Aの柱部21と回転保持器19Bの柱部23間にポケット24が形成され、そのポケット24は内輪12のカム面18と径方向で対向し、各ポケット24内に対向一対のローラ25と、その一対のローラ25を内輪12のカム面18に押し付けつつ相反する方向に向けて付勢する押しばね26が組込まれている。
図1に示すように、回転保持器19Bは、内輪12のボス部12aを中心にして回転自在とされ、その回転保持器19Bのフランジ22と内輪12の一側面間にスラストニードル軸受27が組込まれている。
一方、制御保持器19Aは、内輪12のボス部12aを中心に回転自在とされ、かつ、軸方向に移動自在とされている。
図5(I)に示すように、制御保持器19Aのフランジ20と回転保持器19Bのフランジ22間には、トルクカム30が設けられている。トルクカム30は、制御保持器19Aのフランジ20と回転保持器19Bのフランジ22の対向面それぞれに周方向の中央部で深く両端に至るに従って次第に浅くなる対向一対のカム溝31、32を設け、一方のカム溝31の一端部と他方のカム溝32の他端部間にボール33を組み込んだ構成としている。
カム溝31、32として、ここでは円弧状の溝を示したが、V溝であってもよい。
上記トルクカム30は、制御保持器19Aのフランジ20が回転保持器19Bのフランジ22に接近する方向に制御保持器19Aが軸方向に移動した際に、図5(II)に示すように、ボール33がカム溝31、32の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器19Aと回転保持器19Bをポケット24の周方向幅が小さくなる方向に相対回転させるようになっている。
図1、図3および図4に示すように、内輪12の他側面には保持プレート35が固定されている。保持プレート35は環状板からなり、その外周面には制御保持器19Aの柱部21と回転保持器19Bの柱部23間の各ポケット24内に配置される複数の回り止め片36が形成されている。
複数の回り止め片36は、制御保持器19Aと回転保持器19Bとがポケット24の周方向幅を縮小する方向に相対回転した際に、制御保持器19Aの柱部21および回転保持器19Bの柱部23を両側縁で受け止めて対向一対のローラ25を中立位置に保持するようになっている。
図3および図4に示すように、回り止め片36には、ポケット24内に配置される支持片37が形成され、その支持片37によって押しばね26が支持されている。
図1に示すように、電磁クラッチ40は、制御保持器19Aにおける柱部21の端面と軸方向で対向するアーマチュア41と、そのアーマチュア41と軸方向で対向するロータ42と、そのロータ42と軸方向で対向する電磁石43とを有している。
アーマチュア41は、入力軸15に嵌合されて回転自在に支持され、そのアーマチュア41と制御保持器19Aの柱部21は、その柱部21の端面にねじ込まれるボルト44の締め付けによって連結一体化されている。
ロータ42は、入力軸15に嵌合され、その入力軸15の外周に設けられた肩15aと入力軸15の外周に取付けられた止め輪45によって軸方向に位置決めされ、かつ、入力軸15に対して回り止めされている。このロータ42の電磁石43と対向する側面にはシート状の制音材50が接着による手段を介して固着されている。
ここで、制音材50は、ゴムからなるものであってもよく、フェルトや発泡樹脂からなるものであってもよい。また、制音材50は円環状のものであってもよく、あるいは、円弧状のものであってもよい。円弧状の制音材50を採用する場合、周方向に間隔をおいて円状の配置とする。
電磁石43は、電磁コイル43aと、その電磁コイル43aを支持するコア43bとからなり、上記コア43bは図示省略した静止部材に支持されている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図1は、電磁石43の電磁コイル43aに対する通電の遮断状態を示し、アーマチュア41はロータ42から離反する状態にある。また、2方向ローラクラッチ10の対向一対のローラ25は、図2(I)に示すように、外輪11の円筒面17および内輪12のカム面18に係合し、2方向ローラクラッチ10は係合状態とされている。
2方向ローラクラッチ10の係合状態において、電磁コイル43aに通電すると、アーマチュア41に吸引力が作用し、アーマチュア41が軸方向に移動してロータ42に吸着される。
ここで、アーマチュア41は制御保持器19Aの柱部21に連結一体化されているため、アーマチュア41の軸方向への移動に伴って制御保持器19Aは、そのフランジ20が回転保持器19Bのフランジ22に接近する方向に移動する。
このとき、図5(II)に示すように、ボール33がカム溝31、32の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器19Aと回転保持器19Bはポケット24の周方向幅が小さくなる方向に相対回転し、図3に示す対向一対のローラ25が制御保持器19Aの柱部21と回転保持器19Bの柱部23で押されて、図2(II)に示すように、係合解除し、2方向ローラクラッチ10は係合解除状態とされる。
2方向ローラクラッチ10の係合解除状態において、入力軸15に回転トルクを入力して内輪12を一方向に回転すると、保持プレート35に形成された回り止め片36が制御保持器19Aの柱部21と回転保持器19Bの柱部23の一方を押圧するため、内輪12と共に制御保持器19Aおよび回転保持器19Bが回転する。このとき、対向一対のローラ25は係合解除された中立位置に保持されているため、内輪12の回転は外輪11に伝達されず、内輪12はフリー回転する。
このように、制御保持器19Aのフランジ20が回転保持器19Bのフランジ22に接近する方向に制御保持器19Aが移動すると、対向一対のローラ25が制御保持器19Aと回転保持器19Bの柱部21、23で押されて係合解除状態とされ、その係合解除状態で対向一対のローラ25は制御保持器19Aと回転保持器19Bの柱部21、23によってくさび空間の狭小部に向けて移動するのが防止され、ローラ25がミス係合するという不都合の発生はない。
ここで、制御保持器19Aと回転保持器19Bがポケット24の周方向幅を小さくなる方向に相対回転すると、制御保持器19Aの柱部21と回転保持器19Bの柱部23が保持プレート35の回り止め片36の両側縁に当接して相対回転量が規制される。
このため、押しばね26は必要以上に収縮することはなくなり、伸長と収縮が繰り返し行われても疲労によって破損するようなことはない。
電磁コイル43aへの通電によるアーマチュア41の吸着時、そのアーマチュア41はロータ42に衝突して吸着状態とされるため、その衝突時に衝突音が発生することになるが、ロータ42には制音材50が固着されているため、上記衝突音はその制音材50により吸収されて低減され、不快感を与えるようなことはない。
内輪12のフリー回転状態において、電磁コイル43aに対する通電を解除すると、アーマチュア41は吸着が解除されて回転自在となる。その吸着解除により、押しばねの押圧によって制御保持器19Aと回転保持器19Bがポケット24の周方向幅が大きくなる方向に相対回転し、対向一対のローラ25のそれぞれが、図2(I)に示すように、くさび空間の狭小部に直ちに噛み込み、その対向一対のローラ25の一方を介して内輪12と外輪11の相互間で一方向の回転トルクが伝達される。
ここで、入力軸15を停止して、その入力軸15の回転方向を切換えると、他方のローラ25を介して内輪12の回転が外輪11に伝達される。
このように、電磁コイル43aに対する通電の遮断により、制御保持器19Aと回転保持器19Bがポケット24の周方向幅が大きくなる方向に相対回転して、対向一対のローラ25のそれぞれがくさび空間の両端の狭小部に直ちに噛み込むため、回転方向ガタは小さく、内輪12の回転を外輪11に直ちに伝達することができる。
また、内輪12から外輪11への回転トルクの伝達は、カム面18と同数のローラ25を介して行われるため、内輪12から外輪11に大きな回転トルクを伝達することができる。
なお、制御保持器19Aと回転保持器19Bがポケット24の周方向幅が大きくなる方向に相対回転すると、ボール33は図5(I)に示すように、対向一対のカム溝31、32の浅溝部に向けて転がり移動して、図5(I)に示す状態となる。
図1では、ロータ42の電磁石43と対向する側面に制音材50を固着したが、制音材50の取付け位置は図1に限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、アーマチュア41の制御保持器19Aの柱部21に連結される側面の内周部に凹段部51を形成し、その凹段部51の側面に制音材50を固着してもよい。
また、図7に示すように、ロータ42のアーマチュア41と対向する吸着面の外周部に環状の凹段部52を形成し、その凹段部52の側面に制音材50を固着してもよい。
さらに、図8に示すように、アーマチュア41のロータ42と対向する側面に環状溝53を形成し、その環状溝53の側面に制音材50を固着してもよい。
図7に示すような制音材50の取付けにおいて、その制音材50を一側面を吸着面より突出させ、あるいは、図8に示すような制音材50の取付けにおいて、その制音材50の一側面をアーマチュア41の側面より突出させておくと、電磁石43への通電によるアーマチュア41の吸着時、そのアーマチュア41は制音材50に当接して吸着状態に保持されるため、異音の低減により大きな効果を挙げることができる。
図1に示す実施の形態においては、制御保持器19Aの軸方向への移動により、その制御保持器19Aと回転保持器19Bを内輪12に対して相対回転させて対向一対のローラ25を係合および係合解除させるようにした2方向ローラクラッチ10を示したが、2方向ローラクラッチ10はこれに限定されるものではない。
例えば、前述の特許文献1に記載された2方向ローラクラッチのように、ローラを保持する保持器が単一とされ、その保持器と内輪の相互間にスイッチばねを組込んでローラが中立位置に保持される状態に保持器を弾性保持し、上記保持器を内輪に対して相対回転させて、ローラを係合および係合解除させるようにした2方向ローラクラッチであってもよい。
上記2方向ローラクラッチの採用においては、電磁クラッチのアーマチュアを保持器に対して回り止めし、かつ、軸方向に移動可能な連結とする。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断正面図 (I)は、図1のII−II線に沿った断面図、(II)は、ローラの係合解除状態を示す断面図 2方向ローラクラッチの保持器の一部分を示す平面図 図1のIV−IV線に沿った断面図 トルクカムを示し、(I)は、作動前の状態を示す平面図、(II)は、作動状態を示す平面図 電磁クラッチの他の例を示す断面図 電磁クラッチのさらに他の例を示す断面図 電磁クラッチのさらに他の例を示す断面図
符号の説明
10 2方向ローラクラッチ
11 外輪
12 内輪
19A 制御保持器
19B 回転保持器
25 ローラ
40 電磁クラッチ
41 アーマチュア
42 ロータ
43 電磁石
50 制音材
51 凹段部
52 凹段部
53 環状溝

Claims (3)

  1. 外輪とその内側に組込まれた内輪の径方向の対向面間に周方向の両端に向けて狭小となる複数のくさび空間を周方向に間隔をおいて設け、各くさび空間内に組込まれたローラを外輪と内輪間に組込まれた保持器により保持し、その保持器の回転制御によりローラをくさび空間の狭小部に噛み込ませて外輪と内輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにした2方向ローラクラッチと、その2方向ローラクラッチの保持器の回転を制御する電磁クラッチとからなり、前記電磁クラッチが、2方向ローラクラッチの保持器端部に連結されたアーマチュアと、そのアーマチュアと軸方向で対向するロータと、静止部材に支持されてロータと軸方向で対向する電磁石とからなり、前記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着して、そのアーマチュアに連結された保持器の回転を制御する構成とされた回転伝達装置において、
    前記ロータのアーマチュアと対向する吸着面の外周部に環状の凹段部を形成し、その凹段部の側面に制音材を固着して、その一側面を前記吸着面より突出させたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記制音材が、周方向に連続する環状体からなる請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 前記制音材が、周方向に間隔をおいて円形に配置された複数の円弧状片からなる請求項1に記載の回転伝達装置。
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