JP6486089B2 - 回転伝達装置 - Google Patents

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Description

この発明は、入力軸から出力軸への回転の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関する。
入力軸から出力軸への回転の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、入力軸と出力軸とを結合および解除する2方向クラッチを有し、その2方向クラッチの係合および解除を電磁クラッチにより制御するようにしたものが従来から知られている。
特許文献1に記載された回転伝達装置においては、外輪とその内側に組み込まれた内輪との間に制御保持器に設けられた複数の柱部と回転保持器に設けられた複数の柱部が周方向で交互に配置されるよう組込み、隣接する柱部間に形成されたポケット内に対向一対のローラを組込み、その一対のローラを、その対向部間に組み込まれた弾性部材で離反する方向に付勢して、外輪の内周に形成された円筒面と内輪の外周に形成されたカム面に係合する位置にスタンバイさせ、上記内輪の一方向への回転により一方のローラを円筒面およびカム面に係合させ、内輪の回転を外輪に伝達するようにしている。
また、内輪に接続された入力軸上に電磁クラッチを設け、その電磁クラッチの電磁石に対する通電によりロータに対向配置されたアーマチュアに磁気吸引力を付与して、アーマチュアおよびそのアーマチュアに連結された制御保持器を軸方向に移動させ、その制御保持器のフランジと回転保持器のフランジの対向面間に設けられたトルクカムの作用によりポケットの周方向幅が小さくなる方向に制御保持器と回転保持器とを相対回転させて、各保持器の柱部で一対のローラを係合解除位置まで移動させ、内輪から外輪への回転伝達を遮断するようにしている。
上記回転伝達装置においては、外輪、内輪、一対のローラおよび保持器によって形成される2方向クラッチおよびその2方向クラッチを制御する電磁クラッチのそれぞれをハウジングで覆うようにしているが、2方向クラッチや電磁クラッチのハウジング内への組込み状態で、その2方向クラッチおよび電磁クラッチにガタツキがあると、2方向クラッチを精度よく確実に機能させることができない。
そのような不都合を解消するため、特許文献1に記載された回転伝達装置においては、2方向クラッチや電磁クラッチを構成する各種の部品やハウジングの径方向長さおよび軸方向長さに応じて選定されたスペーサや波ばねからなる弾性部材の組込みにより2方向クラッチと電磁クラッチで構成される内蔵部品に予圧を付与してガタツキを取り除くようにしている。
特開2012−149746号公報
ところで、スペーサや弾性部材の組込みによる予圧の付与は、スペーサや弾性部材の組み合わせによるばね反力のバラツキが大きくなって予圧の管理が困難であり、しかも、各種の部品やハウジングの寸法を測定して適切な大きさのスペーサや弾性部材を選定して組み付ける必要があるため、回転伝達装置の組立てに非常に手間がかかると共に、部品点数が多くなってコストも高くなり、回転伝達装置の組立性の向上やコストの低減を図る上において改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、予圧の管理および組立ての容易な回転伝達装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、入力軸と出力軸の対向端部間に組み込まれて入力軸から出力軸への回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチと、前記入力軸上に設けられて前記2方向クラッチに対向配置された電磁クラッチと、前記2方向クラッチおよび前記電磁クラッチを覆うハウジングとを有し、前記電磁クラッチが、前記ハウジングの一端開口部内に組み込まれた電磁石を有し、その電磁石に対する通電によって前記2方向クラッチを係合解除させる構成とされ、前記ハウジングが、前記出力軸の前記外輪が連設された側の端部を覆う軸受筒を他端部に有し、その軸受筒内に前記出力軸を回転自在に支持する軸受が組み込まれた回転伝達装置において、前記ハウジングの開口端部と前記軸受筒のいずれか一方に前記2方向クラッチおよび前記電磁クラッチからなる内蔵部品を軸方向に位置決めする位置決め部を設け、他方に螺旋状ねじ部を設け、その螺旋状ねじ部に前記内蔵部品を前記位置決め部に向けて押圧する加圧部材をねじ係合した構成を採用したのである。
上記の構成からなる回転伝達装置において、加圧部材をねじ込むと、その加圧部材で2方向クラッチおよび電磁クラッチでなる内蔵部品が位置決め部に向けて押し込むことができ、位置決め部に対する当接によって内蔵部品が停止する状態でさらに押し込み力を付与することにより内蔵部品に予圧を付与することができる。そして、加圧部材のねじ込み量を調整することで内蔵部品に対して適切な予圧を付与することができ、予圧の管理が容易である。
ここで、加圧部材として、電磁石の外側端面に設けられたフランジ付き筒体や環状板部の外周および内周に同方向に向く円筒部が設けられた断面コの字状のキャップ、あるいは、外周に雄ねじが形成されたねじリングを採用することができる。
フランジ付き筒体を加圧部材として採用する場合は、その筒体に設けられたフランジの外周に雄ねじを形成し、その雄ねじをハウジングの開口端部の内周に形成された螺旋状ねじ部にねじ係合して電磁石を軸方向に押圧する。
断面コの字状のキャップを加圧部材として採用する場合は、外周円筒部の内周に雌ねじを形成し、その雌ねじをハウジングの開口端部の外周に形成された螺旋状ねじ部にねじ係合して、内周円筒部で電磁石を軸方向に押圧するか、または、上記雌ねじを軸受筒の外周に設けられた螺旋状ねじ部にねじ係合して内周円筒部で軸受筒内に組み込まれた軸受の外輪を押圧する。
ねじリングを加圧部材として採用する場合は、そのねじリングの外周に形成された雄ねじを軸受筒の内周に設けられた螺旋状ねじ部にねじ係合して、軸受筒内に組み込まれた軸受の外輪を軸方向に押圧する。
上記加圧部材を予圧調整位置において弛み止めする弛み止め手段を設けておくと、ガタツキの発生を抑制し、2方向クラッチおよび電磁クラッチが確実に機能する状態を長期にわたって維持することができる。
上記弛み止め手段として、ハウジングの開口端部内に加圧部材がねじ係合されている場合には、その開口端を内向きに加締めて内向きの加締め突起を加圧部材の外側端面に係合させる方法、外周に雄ねじが形成されたロックリングを螺旋状ねじ部にねじ込んで加圧部材に圧接させ、そのロックリングをロックナットとしての機能を発揮させる方法を採用することができる。
軸受筒内に加圧部材がねじ係合されている場合の弛み止め手段として、軸受筒に形成された径方向のピン孔にピンを打ち込んで加圧部材の外側端面に係合させる方法、軸受筒の開口端部を内向きに加締めて内向きの加締め突起を加圧部材の外側端面に係合させる方法、軸受筒の開口端部内にオイルシールを圧入して加圧部材の外側端面に圧接させる方法を採用することができる。
この発明においては、上記のように、加圧部材をねじ込むことにより、その加圧部材で2方向クラッチおよび電磁クラッチでなる内蔵部品を位置決め部に向けて押し込むことができるため、内蔵部品に対して適切な予圧を確実に付与することができ、予圧の管理が容易である。
また、加圧部材のねじ込みによる予圧の付与であるため、スペーサや弾性部材の組込みを不要とすることができ、部品点数の削減により回転伝達装置の組立ての容易化とコストの低減を図ることができる。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断面図 図1の電磁クラッチ部を拡大して示す断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図3に示すローラの係合解除状態を示す断面図 図1のV−V線に沿った断面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 図1のVII−VII線に沿った断面図 (a)は図7のVIII−VIII線に沿った断面図、(b)は作動状態を示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段の一例を示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段の他の例を示す断面図 加圧部材の他の例を示す断面図 この発明に係る回転伝達装置の他の実施の形態を示す縦断面図 図12の一部を拡大して示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段の一例を示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段の他の例を示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段のさらに他の例を示す断面図 加圧部材を弛み止めする弛み止め手段のさらに他の例を示す断面図 加圧部材の他の例を示す断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す。図示のように、回転伝達装置は、入力軸Sと、その入力軸Sと同軸上に配置された出力軸Sと、その両軸の軸端部を覆うハウジング1と、そのハウジング1内に組み込まれて入力軸Sから出力軸Sへの回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ10およびその2方向クラッチ10の係合、解除を制御する電磁クラッチ50とからなる。
ハウジング1は円筒状をなし、その一端部には小径の軸受筒2が設けられ、その軸受筒2の外端側の端部開口はシール部材3の組み込みよって密閉されている。また、軸受筒2の内部には出力軸Sを回転自在に支持する軸受4が組み込まれ、その軸受4の外輪4aは軸受筒2の内径面に設けられた位置決め部5により軸方向に位置決めされて、軸受筒2の外端側に向けて移動するのが防止されている。
図1では、軸受筒2の内径面に一体に設けられた環状突出部を位置決め部5としているが、位置決め部5は環状突出部に限定されるものではない。例えば、軸受筒の内径面に環状溝を設け、その環状溝に取り付けた止め輪を位置決め部としてもよい。
図1乃至図3に示すように、2方向クラッチ10は、出力軸Sの軸端部に設けられた外輪11の内周に円筒面12を設け、入力軸Sの軸端部に設けられた内輪13の外周に複数のカム面14を周方向に形成し、その複数のカム面14のそれぞれと円筒面12間に一対の係合子としてのローラ15と弾性部材16とを組込み、そのローラ15を保持器20で保持し、上記内輪13の一方向への回転により一対のローラ15の一方を円筒面12およびカム面14に係合させて内輪13の回転を外輪11に伝達し、また、内輪13の他方向への回転時に他方のローラ15を円筒面12およびカム面14に係合させて内輪13の回転を外輪11に伝達するようにしている。
ここで、外輪11の閉塞端部の内面側には小径の凹部17が形成され、その凹部17内に組み込まれた軸受18によって入力軸Sの軸端部が回転自在に支持されている。
内輪13は入力軸Sに一体に形成されている。その内輪13の外周に形成されたカム面14は、図3に示すように、相反する方向に傾斜して外輪11の円筒面12との間でくさび形空間を形成する一対の傾斜面14a、14bと、その一対の傾斜面14a、14b間に設けられた平坦面14cとからなり、上記平坦面14cによって弾性部材16が支持されている。
弾性部材16はコイルばねからなる。この弾性部材16は一対のローラ15間に配置される組込みとされ、その弾性部材16で一対のローラ15は離反する方向に付勢されて円筒面12およびカム面14に係合するスタンバイ位置に配置されている。
図2に示すように、保持器20は、制御保持器20Aと回転保持器20Bとからなる。図2および図7に示すように、制御保持器20Aは、環状のフランジ21の片面外周部にカム面14aと同数の柱部22を周方向に等間隔に設け、その隣接する柱部22間に円弧状の長孔23を形成し、外周には柱部22と反対向きに筒部24を設けた構成とされている。
一方、回転保持器20Bは、環状のフランジ25の外周にカム面14bと同数の柱部26を周方向に等間隔に設けた構成とされている。
制御保持器20Aと回転保持器20Bは、制御保持器20Aの長孔23内に回転保持器20Bの柱部26が挿入されて、その柱部22、26が周方向に交互に並ぶ組み合わせとされる。そして、その組み合わせ状態で柱部22、26の先端部が外輪11と内輪13間に配置され、制御保持器20Aのフランジ21および回転保持器20Bのフランジ25が入力軸Sの外周に嵌合された支持リング28と外輪11の開口端面間に位置する組込みとされている。
上記のような保持器20A、20Bの組込みによって、図3および図4に示すように、制御保持器20Aの柱部22と回転保持器20Bの柱部26間にポケット27が形成される。ポケット27は内輪13のカム面14と径方向で対向し、各ポケット27内に対向一対の係合子としてのローラ15および弾性部材16が組込まれている。
図1および図2に示すように、制御保持器20Aのフランジ21は、入力軸Sの外周に形成されたスライド案内面29に沿ってスライド自在に支持されている。一方、回転保持器20Bは、フランジ25と入力軸Sに嵌合された上述の支持リング28でバックアップされるスラスト軸受30により回転自在に支持されている。
ここで、スラスト軸受30をバックアップする支持リング28は入力軸Sに圧入嵌合され、スライド案内面29の端部に設けられた段部31によって軸方向に位置決めされている。
制御保持器20Aのフランジ21と回転保持器20Bのフランジ25間には、制御保持器20Aの軸方向への移動を、その制御保持器20Aと回転保持器20Bの相対的な回転運動に変換する運動変換機構としてのトルクカム40が設けられている。
図2、図7および図8(a)に示すように、トルクカム40は、制御保持器20Aのフランジ21と回転保持器20Bのフランジ25の対向面それぞれに周方向の中央部で深く両端に至るに従って次第に浅くなる対向一対のカム溝41、42を設け、そのカム溝41の一端部と他方のカム溝42の他端部間にボール43を組み込んだ構成としている。
カム溝41、42として、ここでは断面形状が円弧状の溝を示したが溝断面形状がV型の溝であってもよい。
上記トルクカム40は、制御保持器20Aのフランジ21が回転保持器20Bのフランジ25に接近する方向に制御保持器20Aが軸方向に移動した際に、図8(b)に示すように、ボール43がカム溝41、42の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器20Aと回転保持器20Bをポケット27の周方向幅が小さくなる方向に相対回転させるようになっている。
図6に示すように、内輪13には、入力軸Sに形成されたスライド案内面29側の端部に、そのスライド案内面29より大径のホルダ嵌合面44が形成され、そのホルダ嵌合面44にローラ15および弾性部材16の軸方向への脱落を防止する環状のばねホルダ45が嵌合されている。
ばねホルダ45は、内輪13の軸方向端面に衝合する状態で軸方向に位置決めされている。図5および図6に示すように、ばねホルダ45の外周には制御保持器20Aの柱部22と回転保持器20Bの柱部26間に配置される複数の制動片46が形成されている。
複数の制動片46は、制御保持器20Aと回転保持器20Bとがポケット27の周方向幅を縮小する方向に相対回転した際に、制御保持器20Aの柱部22および回転保持器20Bの柱部26を両側縁で受け止めて対向一対のローラ15を係合解除する中立位置に保持するようになっている。
ばねホルダ45の外周部には、軸方向に延びて弾性部材16の外側に張り出す保持片47が形成され、その保持片47によって弾性部材16が一対のローラ15間から脱落するのが防止されている。
図1および図2に示すように、電磁クラッチ50は、制御保持器20Aに形成された筒部24の端面と軸方向で対向するアーマチュア51と、そのアーマチュア51と軸方向で対向するロータ52と、そのロータ52と軸方向で対向する電磁石53とを有している。
アーマチュア51は、入力軸Sに設けられた前述の支持リング28によって回転自在かつスライド自在に支持されている。アーマチュア51の外周部には連結筒54が設けられ、その連結筒54の内径面に制御保持器20Aの筒部24が圧入されて、制御保持器20Aとアーマチュア51が連結一体化されている。その連結によってアーマチュア51は、支持リング28の外周と入力軸Sの外周のスライド案内面29の軸方向の2箇所においてスライド自在の支持とされる。
ロータ52は、外筒部52aおよび内筒部52bを有し、その内筒部52bが入力軸Sに圧入されている。また、ロータ52は支持リング28との間に組み込まれたシム55によって軸方向に位置決めされている。
電磁石53は、電磁コイル53aおよびその電磁コイル53aを支持するコア53bを有する。コア53bはロータ52の外筒部52aと内筒部52b間に組み込まれ、端部外周が静止部材としてのハウジング1の内径面で支持されて回り止めされている。
図1および図2に示すように、コア53bの外端側には加圧部材としてのフランジ付き筒体56が設けられている。筒体56の端部に設けられたフランジ57の外周には雄ねじ58が設けられ、その雄ねじ58がハウジング1の他端の開口端部の内周に形成された螺旋状ねじ部59にねじ係合されている。
フランジ付き筒体56は、フランジ57を前側として螺旋状ねじ部59にねじ係合され、電磁石53の外側端面に衝合されるフランジ57で2方向クラッチ10および電磁クラッチ50からなる内蔵部品を位置決め部5に向けて押圧して、その内蔵部品に予圧を付与し、内蔵部品にガタツキのない組み込みとしている。
フランジ付き筒体56の内部には入力軸Sを回転自在に支持する軸受60が組み込まれている。軸受60は、筒体56の内周に取り付けた止め輪61によって抜止めされている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図3は、2方向クラッチ10のローラ15が円筒面12およびカム面14に係合している状態を示す。その2方向クラッチ10の係合状態で、電磁クラッチ50の電磁コイル53aに通電すると、アーマチュア51に磁気吸引力が作用し、アーマチュア51が軸方向に移動してロータ52に吸着される。
ここで、アーマチュア51は制御保持器20Aに連結一体化されているため、アーマチュア51の軸方向への移動に伴って制御保持器20Aは、そのフランジ21が回転保持器20Bのフランジ25に接近する方向に移動する。
このとき、トルクカム40におけるボール43が図8(b)に示すように、カム溝41、42の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器20Aと回転保持器20Bはポケット27の周方向幅が小さくなる方向に相対回転し、図4に示す対向一対のローラ15が制御保持器20Aの柱部22と回転保持器20Bの柱部26で押されて互いに接近する方向に移動する。
このため、ローラ15は、図4に示すように、円筒面12およびカム面14に対して係合解除する中立位置に変位し、2方向クラッチ10は係合解除状態とされる。
2方向クラッチ10の係合解除状態において、入力軸Sに回転トルクを入力して内輪13を一方向に回転すると、ばねホルダ45に形成された制動片46が制御保持器20Aの柱部22と回転保持器20Bの柱部26の一方を押圧するため、内輪13と共に制御保持器20Aおよび回転保持器20Bが回転する。このとき、対向一対のローラ15は係合解除された中立位置に保持されているため、内輪13の回転は外輪11に伝達されず、内輪13はフリー回転する。
内輪13のフリー回転状態において、電磁コイル53aに対する通電を解除すると、アーマチュア51は吸着が解除されて回転自在かつスライド自在となる。その吸着解除により、一対のローラ15間に組み込まれた弾性部材16の押圧によって制御保持器20Aと回転保持器20Bがポケット27の周方向幅が大きくなる方向に相対回転し、対向一対のローラ15のそれぞれが、図3に示すように、円筒面12およびカム面14に係合するスタンバイ状態とされ、その対向一対のローラ15の一方を介して内輪13と外輪11の相互間で一方向の回転トルクが伝達される。
ここで、入力軸Sを停止して、その入力軸Sの回転方向を切換えると、他方のローラ15を介して内輪13の回転が外輪11に伝達される。
このように、電磁コイル53aに対する通電の遮断により、制御保持器20Aと回転保持器20Bがポケット27の周方向幅が大きくなる方向に相対回転して、対向一対のローラ15のそれぞれが円筒面12およびカム面14に直ちに噛み込むスタンバイ状態とされるため、回転方向ガタは小さく、内輪13の回転を外輪11に直ちに伝達することができる。
ここで、2方向クラッチ10および電磁クラッチ50がハウジング1に対してガタツキのある組込みであると、2方向クラッチ10および電磁クラッチ50のそれぞれを精度よく確実に作動させることができない。このため、2方向クラッチ10および電磁クラッチ50のそれぞれに適切な予圧を付与する必要がある。
2方向クラッチ10および電磁クラッチ50からなる内蔵部品に対しての予圧の付与に際しては、図1および図2に示されるフランジ付き筒体56を回転操作する。このとき、筒体56のフランジ57の外周に形成された雄ねじ58がハウジング1の開口端部の内周に形成された螺旋状ねじ部59にねじ係合されているため、筒体56の回転操作により筒体56がねじ込まれ、その筒体56で2方向クラッチ10および電磁クラッチ50でなる内蔵部品が位置決め部5に向けて押し込まれて予圧が付与される。
このように、筒体56を回転させる簡単な操作によって内蔵部品に予圧を付与することができ、その筒体56のねじ込み量を調整することで内蔵部品に対して適切な予圧を付与することができ、予圧の管理が容易である。
上記のようなフランジ57の外周に形成された雄ねじ58とハウジング1の開口端部の内周に設けられた螺旋状ねじ部59のねじ係合による予圧の付与の場合、振動等の外乱の負荷によってねじ部に弛みが生じると、2方向クラッチ10を確実に機能させることができなくなる可能性がある。そのような不都合の発生を未然に防止する上において、上記筒体56を予圧調整位置において弛み止めする弛み止め手段を設けておくのがよい。
図9および図10は、筒体56を弛み止めする弛み止め手段70の各例を示す。図9に示す例においては、ハウジング1の開口端を内向きに加締め、その内向きの加締め突起71を筒体56におけるフランジ57の外側端面に係合させている。
図10に示す例においては、ロックリング72の外周に形成された雄ねじ73を螺旋状ねじ部59にねじ係合し、その締め付けによりフランジ57に圧接させてロックリング72をロックナットとしての機能を発揮させるようにしている。
図1、図9および図10においては、加圧部材としてフランジ付き筒体56からなるものを示したが、加圧部材はこれに限定されない。図11においては、環状板部63の外周および内周に同方向に向く円筒部64、65が設けられ、外周円筒部64の内周に雌ねじ66が形成された断面コの字状のキャップ62を加圧材としている。
加圧部材としての上記キャップ62においては、外周円筒部64に形成された雌ねじ66をハウジング1の開口端部の外周に形成された螺旋状ねじ部67にねじ係合して締め付け、キャップ62に設けられた内周円筒部65で軸受60を押圧し、その軸受60の外輪60aで電磁石53を図1に示す位置決め部5に向けて押し込むと共に、軸受60の内輪60bで入力軸Sを軸方向に押し込んで、2方向クラッチ10および電磁クラッチ50に予圧を付与するようにしている。
図1においては、ハウジング1の一端部に設けられた軸受筒2内に位置決め部5を設け、ハウジング1の他端開口部に形成された螺旋状ねじ部59に加圧部材としてのフランジ付き筒体56をねじ係合したが、位置決め部の形成位置および加圧部材の組み込み位置はこれに限定されるものではない。
図12および図13は、この発明に係る回転伝達装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態においては、ハウジング1の他端における開口端部の内周にリング溝6を設け、そのリング溝6に取り付けた止め輪7を位置決め部としている。
また、ハウジング1における軸受筒2の開口端部の内周に螺旋状ねじ部8を形成し、その螺旋状ねじ部8に加圧部材としてのねじリング80の外周に形成された雄ねじ81をねじ係合している点で図1に示す回転伝達装置と相違している。このため、図1に示す部品と同一の部品については同一の符号を付して説明を省略する。
図12および図13においては、ねじリング80の締め付けにより、ハウジング1と2方向クラッチ10および電磁クラッチ50からなる内蔵部品を相反する方向に押し込んで、内蔵部品に予圧を付与している。
図12および図13に示すように、ねじリング80の締め付けによる予圧の付与に際しても、弛み止め手段を設けてねじリング80を弛み止めするのがよい。図14乃至図17は弛み止め手段70の各例をしている。
図14に示す弛み止め手段70においては、軸受筒2に径方向のピン孔73を形成し、そのピン孔73にピン74を打ち込み、ねじリング80の外側端面に対するピン74の係合によってねじリング80の弛み止めとしている。
図15に示す弛み止め手段70においては、軸受筒2の開口端部を内向きに加締め、その加締め突起75をねじリング80の外側端面に係合させてねじリング80の弛み止めとしている。
図16に示す弛み止め手段70においては、軸受筒2の内周に形成された螺旋状ねじ部8にロックリング76の外周に形成された雄ねじ77をねじ係合し、そのロックリング76をねじリング80の外側面に圧接させて、ねじリング80の弛み止めとしている。
図17に示す弛み止め手段70においては、軸受筒2の開口部内にオイルシールからなるシール部材3を圧入し、そのシール部材3をねじリング80の外側面に圧接させてねじリング80の弛み止めとしている。
図14乃至図17に示すように、弛み止め手段70によってねじリング80の弛み止めとすることで、2方向クラッチ10および電磁クラッチ50からなる内蔵部品に対して適切な予圧状態を長期に亘って保持することができる。
図12乃至図17においては、ねじリング80を加圧部材としたが、加圧部材はこれに限定されるものではない。図18においては、環状板部91の外周および内周に同方向に向く円筒部92、93が設けられ、外周円筒部92の内周に雌ねじ94が形成された断面コの字状のキャップ90を加圧部材としている。
加圧部材としての上記キャップ90においては、外周円筒部92に形成された雌ねじ94を軸受筒2の外周に形成された螺旋状ねじ部95にねじ係合して締め付け、キャップ90に設けられた内周円筒部93で軸受4を押圧して、図1に示す2方向クラッチ10および電磁クラッチ50に予圧を付与するようにしている。
入力軸
出力軸
1 ハウジング
2 軸受筒
3 シール部材(オイルシール)
4 軸受
5 位置決め部
7 止め輪
8 螺旋状ねじ部
10 2方向クラッチ
50 電磁クラッチ
53 電磁石
56 フランジ付き筒体(加圧部材)
57 フランジ
58 雄ねじ
59 螺旋状ねじ部
62 キャップ(加圧部材)
63 環状板部
64 円筒部
65 円筒部
66 雄ねじ
67 螺旋状ねじ部
70 弛み止め手段
72 ロックリング
73 雄ねじ
74 ピン
76 ロックリング
77 雄ねじ
80 ねじリング(加圧部材)
81 雄ねじ
90 キャップ
91 環状板部
92 円筒部
93 円筒部
94 雌ねじ
95 螺旋状ねじ部

Claims (10)

  1. 入力軸(S )と出力軸(S )の対向端部間に組み込まれて入力軸(S )から出力軸(S )への回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ(10)と、前記入力軸(S )上に設けられて前記2方向クラッチ(10)に対向配置された電磁クラッチ(50)と、前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)を覆うハウジング(1)とを有し、
    前記電磁クラッチ(50)が、前記ハウジング(1)の一端開口部内に組み込まれた電磁石(53)を有し、その電磁石(53)に対する通電によって前記2方向クラッチ(10)を係合解除させる構成とされ、
    前記ハウジング(1)が、前記出力軸(S )の外輪(11)が連設された側の端部を覆う軸受筒(2)を他端部に有し、その軸受筒(2)内に前記出力軸(S )を回転自在に支持する軸受(4)が組み込まれた回転伝達装置において、
    前記ハウジング(1)の開口端部と前記軸受筒(2)のいずれか一方に前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)からなる内蔵部品を軸方向に位置決めする位置決め部(5、7)を設け、他方に螺旋状ねじ部(8、59、67)を設け、その螺旋状ねじ部(8、59、67、95)に前記内蔵部品を前記位置決め部(5、7)に向けて押圧する加圧部材(56、62、80、90)をねじ係合し、
    前記加圧部材(56)が、前記電磁石(53)の外側端面に設けられたフランジ付き筒体からなり、その筒体(56)のフランジ(57)外周に形成された雄ねじ(58)が前記ハウジング(1)の開口端部の内周に形成された螺旋状ねじ部(59)にねじ係合されて前記電磁石(53)が軸方向に押圧されるようにしたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記加圧部材(56)を予圧調整位置において弛み止めする弛み止め手段(70)を設けた請求項に記載の回転伝達装置。
  3. 前記弛み止め手段(70)が、前記ハウジング(1)の開口端部における内向きの加締めによる請求項に記載の回転伝達装置。
  4. 前記弛み止め手段(70)が、外周に雄ねじ(73)が形成されたロックリング(72)の前記螺旋状ねじ部(59)へのねじ込みによる請求項に記載の回転伝達装置。
  5. 入力軸(S )と出力軸(S )の対向端部間に組み込まれて入力軸(S )から出力軸(S )への回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ(10)と、前記入力軸(S )上に設けられて前記2方向クラッチ(10)に対向配置された電磁クラッチ(50)と、前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)を覆うハウジング(1)とを有し、
    前記電磁クラッチ(50)が、前記ハウジング(1)の一端開口部内に組み込まれた電磁石(53)を有し、その電磁石(53)に対する通電によって前記2方向クラッチ(10)を係合解除させる構成とされ、
    前記ハウジング(1)が、前記出力軸(S )の外輪(11)が連設された側の端部を覆う軸受筒(2)を他端部に有し、その軸受筒(2)内に前記出力軸(S )を回転自在に支持する軸受(4)が組み込まれた回転伝達装置において、
    前記ハウジング(1)の開口端部と前記軸受筒(2)のいずれか一方に前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)からなる内蔵部品を軸方向に位置決めする位置決め部(5、7)を設け、他方に螺旋状ねじ部(8、59、67)を設け、その螺旋状ねじ部(8、59、67、95)に前記内蔵部品を前記位置決め部(5、7)に向けて押圧する加圧部材(56、62、80、90)をねじ係合し、
    前記加圧部材(62)が、環状板部(63)の外周および内周に同方向に向く円筒部(64、65)が設けられ、外周円筒部(64)の内周に雌ねじ(66)が形成された断面コの字状のキャップからなり、そのキャップ(62)の雌ねじ(66)が前記ハウジング(1)の開口端部の外周に形成された螺旋状ねじ部(67)にねじ係合されて、内周円筒部(65)で前記電磁石(53)が押圧されるようしたことを特徴とする回転伝達装置。
  6. 入力軸(S )と出力軸(S )の対向端部間に組み込まれて入力軸(S )から出力軸(S )への回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ(10)と、前記入力軸(S )上に設けられて前記2方向クラッチ(10)に対向配置された電磁クラッチ(50)と、前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)を覆うハウジング(1)とを有し、
    前記電磁クラッチ(50)が、前記ハウジング(1)の一端開口部内に組み込まれた電磁石(53)を有し、その電磁石(53)に対する通電によって前記2方向クラッチ(10)を係合解除させる構成とされ、
    前記ハウジング(1)が、前記出力軸(S )の外輪(11)が連設された側の端部を覆う軸受筒(2)を他端部に有し、その軸受筒(2)内に前記出力軸(S )を回転自在に支持する軸受(4)が組み込まれた回転伝達装置において、
    前記ハウジング(1)の開口端部と前記軸受筒(2)のいずれか一方に前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)からなる内蔵部品を軸方向に位置決めする位置決め部(5、7)を設け、他方に螺旋状ねじ部(8、59、67)を設け、その螺旋状ねじ部(8、59、67、95)に前記内蔵部品を前記位置決め部(5、7)に向けて押圧する加圧部材(56、62、80、90)をねじ係合し、
    前記加圧部材(80)が、外周に雄ねじ(81)が形成されたねじリングからなり、そのねじリング(80)の雄ねじ(81)が前記軸受筒(2)の内周に設けられた螺旋状ねじ部(8)にねじ係合されて前記軸受(4)が押圧されるようにしたことを特徴とする回転伝達装置。
  7. 前記軸受筒(2)を径方向に貫通するピン(74)の打ち込みによって前記加圧部材(80)を予圧調整位置で弛み止めした請求項に記載の回転伝達装置。
  8. 前記軸受筒(2)の開口端部の内向きの加締めによって前記加圧部材(80)を予圧調整位置で弛み止めした請求項に記載の回転伝達装置。
  9. 前記軸受筒(2)の開口端部内に対するオイルシール(3)の圧入によって前記加圧部材(80)を予圧調整位置で弛み止めした請求項に記載の回転伝達装置。
  10. 入力軸(S )と出力軸(S )の対向端部間に組み込まれて入力軸(S )から出力軸(S )への回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ(10)と、前記入力軸(S )上に設けられて前記2方向クラッチ(10)に対向配置された電磁クラッチ(50)と、前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)を覆うハウジング(1)とを有し、
    前記電磁クラッチ(50)が、前記ハウジング(1)の一端開口部内に組み込まれた電磁石(53)を有し、その電磁石(53)に対する通電によって前記2方向クラッチ(10)を係合解除させる構成とされ、
    前記ハウジング(1)が、前記出力軸(S )の外輪(11)が連設された側の端部を覆う軸受筒(2)を他端部に有し、その軸受筒(2)内に前記出力軸(S )を回転自在に支持する軸受(4)が組み込まれた回転伝達装置において、
    前記ハウジング(1)の開口端部と前記軸受筒(2)のいずれか一方に前記2方向クラッチ(10)および前記電磁クラッチ(50)からなる内蔵部品を軸方向に位置決めする位置決め部(5、7)を設け、他方に螺旋状ねじ部(8、59、67)を設け、その螺旋状ねじ部(8、59、67、95)に前記内蔵部品を前記位置決め部(5、7)に向けて押圧する加圧部材(56、62、80、90)をねじ係合し、
    前記加圧部材(90)が、環状板部(91)の外周および内周に同方向に向く円筒部(92、93)が設けられ、外周円筒部(92)の内周に雌ねじ(94)が形成された断面コの字状のキャップからなり、そのキャップ(90)の雌ねじ(94)が前記軸受筒(2)の外周に設けられた螺旋状ねじ部(95)にねじ係合されて、内周円筒部(93)で前記軸受(4)の外輪が押圧されるようにしたことを特徴とする回転伝達装置。
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