JP5177839B2 - 溶融炉の排ガス処理装置 - Google Patents
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Description
当該溶融炉50は、炉体51と、これに設けられて被溶融物Aを供給する被溶融物供給装置52と、炉体51の頂部に昇降可能に設けられた主電極53と、炉体51の底部に設けられて主電極53との間でアークを発生させて被溶融物Aを溶融させる炉底電極54と、溶融したスラグBを溢流させる流出口55と、炉体51からの排ガスCを処理する排ガス処理装置56と、炉体51を冷却させる炉体空冷装置57と、から構成されている。
ダスト排出装置62は、燃焼室58と減温塔59から排出されるダストDを搬送するダストコンベヤ66と、これと減温塔59との間に介設されて減温塔59からのダストDを密封しながら排出する二重ダンパ67と、ダストコンベヤ66からのダストDを粉砕する解砕機68と、これからのダストDを搬送する第2ダストコンベア69と、これからのダストDを密封状態で排出する第2二重ダンパ70とを備えている。
温風挿入装置に依り挿入された温風は、ダスト排出装置を経由して減温塔側から燃焼室側に流れているので、溶融炉内で発生した排ガスが燃焼室をショートパスして減温塔へ流入するのが防止される。従って、溶融炉炉体からの排ガス中の可燃性ガスやDXN類を燃焼室で確実に燃焼処理する事ができる。ダスト排出装置には、温風挿入装置に依り温風が挿入されているので、ダスト排出装置での結露を防止する事ができる。
(1) 燃焼室、減温塔、ダスト排出装置、温風挿入装置とで構成され、とりわけダスト排出装置に温風を挿入する為の温風挿入装置を設けたので、溶融炉内で発生した排ガスが燃焼室をショートパスする事を防止できる。その結果、溶融炉炉体から排出された可燃性ガス(CO,H2 )やDXN類の全量を燃焼室で完全燃焼できる。
(2) ダスト排出装置に温風を挿入する為の温風挿入装置を設けたので、ダスト排出装置での結露を防止できると共に、ダストの付着を低減できる。その結果、ダスト排出装置の過負荷停止や内部清掃や腐食等の問題を軽減できる。
図1は、本発明の溶融炉の排ガス処理装置を示す概要図である。
ごみ焼却炉から排出される焼却灰や飛灰等の被溶融物Aは、被溶融物供給装置52に依り溶融炉50の炉体51内に連続的に供給される。溶融炉50の主電極53と炉底電極54との間には、直流電圧が印加されてアークが発生されるので、被溶融物Aが溶融されてスラグにされる。つまり、被溶融物Aの溶融に依ってこの中にあった揮発成分や炭素がガス化し、一酸化炭素を含んだガスとなり、一方、鉄を始めとする金属、ガラス、砂等の不燃性成分が溶融状態となる。
従って、溶融炉炉体51からの排ガスC中の可燃性ガスやDXN類を燃焼室58で確実に燃焼処理する事ができる。
ダスト排出装置62の二重ダンパ67の下部には、温風挿入装置2に依り温風Eが挿入されているので、鎖線矢印に示す如く、ダスト排出装置62を構成するダストコンベヤ66、解砕機68、第2ダストコンベヤ69、第2二重ダンパ70にも温風が流れ、これらの結露も防止されてダストDの付着が低減される。その結果、これらの過負荷停止、清掃、腐食等の問題も軽減できる。
溶融炉50の運転中は、温風挿入装置2の冷却送風機64が運転されてダスト排出装置62に温風Eが常に挿入されるので、電磁弁等に依る温風Eの制御が不要になる。
バグフィルタ60出口からの清浄ガスを用いる場合は、図2の実線で示す如く、誘引通風機61の出口側とダスト排出装置62の二重ダンパ67の下部及び中間部とを挿入管路3で接続したり、図2の二点鎖線で示す如く、バグフィルタ60の出口側とダスト排出装置62の二重ダンパ67の下部及び中間部とを挿入管路3で接続すると共に、この挿入管路3に新たなファン4を設置したり、図2の一点鎖線で示す如く、図示していない温風循環ヒータとともに休炉中のバグフィルタろ布の結露防止の為に温風を循環させる温風循環ファン5の出口配管を分岐させ、ダスト排出装置62の二重ダンパ67の下部および中間部とを挿入管路3で接続し、炉運転中は温風循環ファン5のみを運転し、バグフィルタ60出口の清浄ガスを挿入する。
市販の温風発生装置からの温風を用いる場合は、図3に示す如く、新たに温風発生装置6を設置すると共に、これとダスト排出装置62の二重ダンパ67の下部及び中間部とを挿入管路3で接続する。
Claims (4)
- 溶融炉炉体からの排ガスを燃焼させる燃焼室と、燃焼室からの排ガスを冷却させる減温塔と、燃焼室と減温塔からのダストを排出させるダスト排出装置と、ダスト排出装置に温風を挿入する為の温風挿入装置とから成る溶融炉の排ガス処理装置において、燃焼室と冷却室の下方にダスト排出装置のコンベアを水平状に配置し、燃焼室からのダストをコンベア上へ気密下に直接排出すると共に、減温塔からのダストを二重ダンパ又はロータリバルブを介して気密下にコンベア上へ排出し、更に、前記温風挿入装置からの温風をコンベアのケース本体の減温塔側の側面より燃焼室側へ向けて吹き込みし、燃焼室下方へ供給した燃焼排ガスが、燃焼室のダスト排出口及びコンベアのケース本体を通して減温塔内へ流入するショートパスを防止する構成とした溶融炉の排ガス処理装置。
- 温風挿入装置を、炉体空冷装置からの温風を用いる温風挿入装置とした請求項1に記載の溶融炉の排ガス処理装置。
- 温風挿入装置を、バグフイルタ出口からの清浄ガスを用いる温風挿入装置とした請求項1に記載の溶融炉の排ガス処理装置。
- 温風挿入装置を、温風発生装置からの温風を用いる温風挿入装置とした請求項1に記載の溶融炉の排ガス処理装置。
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