JP2006153371A - 産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法 - Google Patents

産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】竪型ごみ焼却炉におけるクリンカ及び溶融物の溶着・肥大化を防止して焼却灰排出時の障害を解消するとともに、燃焼の安定化に寄与する産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法を提供する。
【解決手段】焼却炉本体MBの上方に排ガス混合手段GMを介して再燃焼室RCが戴置されるとともに、焼却炉本体の下方には焼却灰排出機構ADが配置され、焼却炉本体内には火炎層t、ごみ層u、おき燃焼層y及び灰層zが形成される竪型ごみ焼却炉1において、焼却炉本体の下部耐火物の外周に冷却ジャケットCJを設けるとともに、再燃焼室で発生した再燃ガスrを下流の水噴射式ガス冷却設備3で降温したのち、排ガス処理設備41で浄化した清浄ガスpの一部を分岐した循環ガスcを、おき燃焼層yと灰層zの少なくとも一方に送入する1次空気aに添加し、且つ循環ガスc中の含有酸素量に相当する1次空気量を減少させて1次空気aの空気過剰率を維持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ごみ質の変動が大きい産業廃棄物、特に医療系廃棄物を含む産業廃棄物を焼却する竪型ごみ焼却炉における燃焼制御方法に関し、詳しくは焼却時におけるクリンカの炉壁への溶着を防止する燃焼制御方法に関する。
産業廃棄物は、有害物質が多く含まれるだけでなく、固体・液体・粘性体とその性状が多種多様であり、高発熱量物質や難燃物あるいは不燃物が混在してごみ質の変動が大きいことから、安定燃焼が難しいだけでなく、高発熱量物質の燃焼による局所的な温度上昇が発生し易いために、溶融した不燃物が炉壁に溶着してクリンカを形成、肥大化することにより焼却や灰排出時の大きな障害となっていた。
特にごみ質のバラツキが大きく、病原性ウィルスを含む危険な感染性物質や、ガラス等の溶融しやすい物質を多量に含むうえに、注射針等の鋭利物を含む感染性廃棄物を所定の梱包状態のまま焼却炉に投入する必要がある医療系廃棄物を焼却処理する場合には、この現象は一層顕著であった。
医療系廃棄物の焼却処理に一般に用いられている、ロータリーキルン式、傾斜回転炉床式、あるいは攪拌手段付水平回転炉床式等の焼却炉は、廃棄物を転回あるいは攪拌しながら燃焼させる方式であるために、薄いごみ層において紙やプラスチック等の燃えやすい物だけ先燃えして難燃物が残る燃えむらが生じ易く、完全焼却が困難であるのに対して、竪型ごみ焼却炉は、固定床式の竪型炉内にごみ層を厚く設け、垂直方向にごみ質を均質化させる上述の欠点を解消した燃焼方式であるが、一方で焼却時のごみの移動が少ないために局所的な温度上昇の影響を受け易く、操業に当たっては他方式以上に、炉出口部や炉壁へのクリンカ及びガラス類の溶着に対する注意が必要であった。
[竪型ごみ焼却炉の構造]
図4は、この対策を行った特許文献1の「産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉」に開示された従来技術の竪型ごみ焼却炉の構造を示す模式図である。
図4において、竪型ごみ焼却炉Bは、中央の円筒部CPと連接する漏斗部FPからなる焼却炉本体MBと、底部に配設された焼却灰排出機構AD及び、焼却炉本体MBの上部に排ガス混合手段GMを介して載置された再燃焼室RCを主体に構築されている。
該焼却炉本体MBは、その外殻をなす図示しない鋼製のケーシングと内側の上部耐火物UR(円筒部CPに配置)及び下部耐火物LR(漏斗部FPに配置)から構成され、その側面には、ごみRを投入するための開閉式の投入ダンパCDを備えた投入口CEが配設されるとともに、発生したガスの2次燃焼のために常温の2次空気bを送入する複数の2次空気ノズルSNが配置されている。
また、焼却炉本体MBの中間部から下方の漏斗部FPは、ごみ層を厚くして性状の異なるごみ質を平準化させるために漏斗状に絞られて形成されており、その側部にごみ質に応じて調温された1次空気aを供給する複数の1次空気供給管D1〜D4が夫々ダンパを備えて配置されるとともに、下部耐火物LRを覆って冷却する冷却ジャケットCJ(上部を空冷ジャケットAJ、下部を水冷ジャケットWJとした2分割タイプを図示)が配置されている。
焼却灰排出機構ADは、漏斗部FP下部に設けられ、上方に配置された対向する一対の出没自在なごみ支持板RS,RSと、底部に設けられた開閉自在の焼却灰排出板OD,OD及び、図示しない駆動機構により構成されている。ごみ支持板RS,RSは、図のように通常時は焼却炉本体MB内から没した状態に配置されているが、焼却灰排出板OD,ODが開放して焼却灰を排出する時にのみ、図において1点鎖線で示すように灰層zの中に突出して、このごみ支持板RS,RSより上部にあるごみRと焼却灰Aの荷重を支持することにより、下方の焼却灰Aを焼却灰排出機構ADの下方に配置された灰搬出装置AHに排出するよう制御されている。
[竪型ごみ焼却炉の燃焼及び冷却方法]
次に、このように構成された竪型ごみ焼却炉Bにおけるごみの燃焼状況と、冷却ジャケットCJによる焼却灰Aの冷却状況について説明する。
ごみRは投入ダンパCDの開閉により、所定の間隔で投入口CEから焼却炉本体MB内に投入される。竪型ごみ焼却炉Bの平常操業状態において、焼却炉本体MB内はごみの燃焼状態により位置が移動するものの、上から火炎層t、ごみ層u、おき燃焼層y及び灰層zを形成しており、投入されたごみRは、ごみ層uに堆積されるとともに、おき燃焼層yから上昇する未燃ガスeの保有する熱と1次空気供給管D1から供給される高温の1次空気aによって、プラスチック類や紙・繊維類等の高発熱量の易燃物が着火されてガス化燃焼し、水分の多いごみや難燃物は乾燥されるとともに炭化燃焼を続け、上述の易燃物とともに未燃ガスeを発生させる。
この高温の未燃ガスeは、ごみ層u内を通過して上昇し、その熱で上部のごみRの乾燥・着火及びガス化を促進しながら火炎層tに到達し、複数の2次空気ノズルSNから火炎層t上方に供給される常温の2次空気bにより2次燃焼されて燃焼ガスwとなったのち、排ガス混合手段GMを通過して再燃焼室RCに入り、再燃バーナRBの加熱により残存未燃ガスや浮遊炭素粒子の完全焼却とダイオキシン類等有機化合物の熱分解及び燃焼が行われた再燃ガスrとなって下流の設備に送られる。
おき燃焼層yでは、ごみ層uで燃焼できなかった未燃炭化物や難燃物に、下層の灰層zから上昇する熱気と、1次空気供給管D2,D3から供給される高温の1次空気aにより、時間をかけておき燃焼がなされるとともに、この燃焼により未燃ガスeが発生する。
灰層zでは、1次空気供給管D3,D4から供給される高温の1次空気aにより、残留する未燃炭化物の燃焼が完結されるとともに、燃焼完結後の焼却灰Aは上述のごみ支持板RS,RS及び焼却灰排出板OD,ODの開閉動作により、灰搬出装置AHに排出されるまで滞留される。
なお、上述の1次空気aは、再燃焼室RC内に配置した高温空気予熱器HPに、図示しないごみピット周辺の空気を押込送風機FFから送入して昇温したのち、ごみ質に応じて必要により常温空気を混合させて調温して使用される。
ここで、焼却炉本体MBの下部耐火物LRの外側に配置された冷却ジャケットCJでは、上側に配置された冷却用空気が送入される空冷ジャケットAJの効果で下部耐火物LRの外側が徐冷されているため、ごみ層uと接する下部耐火物LRの表面は、700℃程度以下の温度を維持しており、ごみRの燃焼を阻害することなく、易燃物の部分燃焼によるクリンカの溶着を防止している。
また、下側に配置された冷却水が送入される水冷ジャケットWJの冷却効果により、おき燃焼層yの位置での下部耐火物LRの表面温度は400〜500℃となり、ガラス溶融物の溶着・固化が防止されるとともに、燃焼が完結する灰層zの位置での当該温度は300℃程度まで低下している。
特開2001−304519号公報
しかしながら、図4に示す従来の竪型ごみ焼却炉Bでは、下部耐火物LRの外側に設けた冷却ジャケットCJ内に貫流させた常温流体との熱交換により、耐火物表面付近の温度上昇を抑制して、クリンカやガラス溶融物の溶着を防止しているものの、低熱伝導率の厚い耐火物を介して冷却する方法であるために、高発熱量の易燃物の局部燃焼による急激な異常温度上昇に対して追随できず、高温化を完全には防止できないという問題がある。
すなわち、全体として高発熱量のうえ、ごみ質のバラツキが大きい産業廃棄物、特に、プラスチック・紙・布類等の高発熱量物質や雑誌・ギプス等の難燃物、注射針等の不燃物及びガラス等の易溶融物を多く含む医療系廃棄物、あるいはプラスチック類や繊維屑等の高発熱量物質や、鉄片・針金等の不燃物及びアルミ片・ガラス等の易溶融物の含有量が多く、水分が少ないという特性を持つシュレッダーダスト等の産業廃棄物を焼却処理する場合には、揮発分の分解燃焼や高発熱量物質の部分燃焼による局部的な高温化により周囲の灰が溶融した強固なクリンカが耐火物表面に溶着・成長したり、不燃物や易溶融物を中核として固着した肥大物によるブリッジが発生して焼却灰Aの排出が不可能となることがあり、その排除のために運転を停止し、炉温低下を待って作業者が直接に、例えば鉄棒の如きクリンカ破壊道具を操作してクリンカを破壊するという危険作業を行う必要があるだけでなく、操業停止による処理計画への影響も大であった。
また、ごみ中に高発熱量物質と低発熱量の難燃物あるいは不燃物が多く混在するために、局所的な温度変動が大きく燃焼状態が不安定になり易いため、燃焼の安定化が難しいという問題も孕んでいた。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、竪型ごみ焼却炉におけるクリンカ及び溶融物の溶着・肥大化を防止して焼却灰排出時の障害を解消するとともに、燃焼の安定化に寄与する産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明の産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法は、竪型の焼却炉本体の上方に排ガス混合手段を介して再燃焼室が戴置されるとともに、該焼却炉本体の下方には焼却灰排出機構が配置され、焼却炉本体内には上方から火炎層、ごみ層、おき燃焼層及び灰層が形成される竪型ごみ焼却炉において、焼却炉本体の下部耐火物の外周に冷却ジャケットを設けるとともに、上記再燃焼室で発生した再燃ガスを下流の水噴射式ガス冷却設備で降温したのち、排ガス処理設備で浄化した清浄ガスの一部を分岐した循環ガスを、上記おき燃焼層と灰層の少なくとも一方に送入する1次空気に添加するとともに、上記循環ガス中の含有酸素量に相当する1次空気量を減少させて1次空気の空気過剰率を維持することを特徴とする。
請求項2に係る発明の産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法は、竪型の焼却炉本体の上方に排ガス混合手段を介して再燃焼室が戴置されるとともに、該焼却炉本体の下方には焼却灰排出機構が配置され、焼却炉本体内には上方から火炎層、ごみ層、おき燃焼層及び灰層が形成される竪型ごみ焼却炉において、焼却炉本体の下部耐火物の外周に冷却ジャケットを設けるとともに、上記おき燃焼層と灰層の少なくとも一方に送入する1次空気に水蒸気を5〜15vol %添加することを特徴とする。
以上述べたように、本発明に係る産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法によれば、竪型ごみ焼却炉のガス冷却設備の種類に応じ、循環ガスの供給ラインあるいは水蒸気の供給ラインを設け、循環ガスまたは水蒸気を1次空気に添加して炉内に吹き込むことによりクリンカの生成を効果的に防止して焼却灰の排出を容易に行うことができる。
また、1次空気に添加する循環ガスあるいは水蒸気が少量で済むために、排ガス処理設備を拡張する必要がないだけでなく、簡単な追加設備で構成できるため、既設炉にも容易に適用することができる。
さらに、局部的な高温化が抑制されて炉内の燃焼状態が安定するために、炉温急上昇時にごみ投入を停止する必要もなく、安定した焼却量が維持できるとともに、設備寿命を延ばすことができるといった優れた特徴を有する。
以下、本発明の実施の形態について図1を参照して説明する。また、竪型ごみ焼却炉の構造は背景技術で説明した図4と略同一のため、必要に応じて同図を参照して説明する。
図1は、水噴射式の排ガス冷却設備を備えた竪型ごみ焼却炉を用いたごみ処理施設全体の構成を示す概略フローである。なお、背景技術の図4で説明した物質や装置と同一のものには同一の符号を付し、詳細説明は省略する。
[排ガス循環による燃焼制御方法に関する設備構成の説明]
図1において、1は竪型ごみ焼却炉である。2は、ごみ供給装置であって、図示しない定量供給装置のコンベアから供給される産業廃棄物や所定梱包に入れられた感染性医療廃棄物を、二重ダンパ等により外気とのシール性を保ちながら炉内に投入するよう構成されている。
3は水噴射式の排ガス冷却設備であって、竪型ごみ焼却炉1で発生した高温の再燃ガスrを水噴射冷却により200℃程度以下に降温している。
バグフィルタ等の排ガス処理設備41では、前記排ガス冷却設備3で降温された排ガスg中のばいじんや有害ガス成分を中和・濾過して浄化するとともに、処理後の清浄ガスpは、後続の誘引通風機42に吸引されて煙突43から大気中に放出される。
灰処理設備44では、竪型ごみ焼却炉1から排出される焼却灰A、あるいは排ガス冷却設備3及び排ガス処理設備41からの飛灰Fを貯留・無害化したのち、最終処分がなされる。
なお、45は竪型ごみ焼却炉1に2次空気bと空冷ジャケットAJへの冷却空気を送入するための2次押込送風機である。
5は排ガス循環設備であって、誘引通風機42下流の煙道から分岐された循環ダクト51と、切換ダンパ52と、循環ガス送風機53及び、前記1次空気供給管D2〜D4に夫々連結される合流ダクト54、55、56から構成されている。この合流ダクト54〜56には、各々、図示しない流量調整のためのダンパが設けられており、前記煙道を流れる清浄ガスpの一部が分岐されて循環ダクト51中を流れる循環ガスcとして、循環ガス送風機53を介して所定量を1次空気供給管D2〜D4に各々供給することにより、1次空気aに混合させている。
61は、排ガス循環設備41の下流煙道中に設けられたCO濃度検出器であり、また、竪型ごみ焼却炉1の下部耐火物LRを貫通して、おき燃焼層yの温度を検出する複数(1個のみ図示)のおき燃焼層温度検出器62、及び灰層zの温度を検出する複数(1個のみ図示)の灰層温度検出器63が配設されている。
なお、竪型ごみ焼却炉1の本体部の外形は円形状であっても、あるいは角形状であっても構わない。また、焼却灰排出板RS,RSには、小径の空気孔が複数穿孔されており、下方から送入された1次空気a等を通過させて、上部の層に作用させている。
[排ガス循環による燃焼制御方法の説明]
次に、このように構成された水噴射式の排ガス冷却設備を備えた竪型ごみ焼却炉における燃焼制御方法について、主に図1により、必要に応じて図4を参照して説明する。なお、竪型ごみ焼却炉1内に投入されたごみRの燃焼による火炎層t、ごみ層u、おき燃焼層yと灰層zの形成状況及び、平常操業状態に移行するまでの燃焼状況については、前述の背景技術と同様であるため、詳細説明は省略する。
竪型ごみ焼却炉1の平常操業状態では、ごみ質によって異なるが通常、炉内下部に送入する1次空気aの空気過剰率(=「1次空気供給量/理論空気量」)を0.8程度に絞り、投入されたごみRを貧酸素状態で抑制燃焼させることにより、高発熱量の易燃物の燃焼を抑えて炉温の過上昇を抑制するとともに、未燃炭化物は時間をかけておき燃焼させて完全焼却を行い、酸素不足状態の燃焼により多く発生する未燃ガスeは、火炎層tの上方で充分な2次空気bを供給して2次燃焼させている。
しかしながら、高発熱量物質を多く含み、設計発熱量が高い医療系廃棄物あるいはシュレッダーダスト等のプラスチック類を主体とする産業廃棄物を焼却する場合には、高発熱量の易燃物の局部的燃焼による異常高温でクリンカが形成されたり、からみ易い針金等の不燃物やアルミ・ガラス等の易溶融物を中核として固着した肥大物が発生して耐火物に溶着する事態が生じることもあった。
この対策として、前述の冷却ジャケットCJを用いて下部耐火物LRを介してその表面を徐冷するとともに、局部燃焼による急激な異常温度上昇を抑制するために、おき燃焼層yあるいは灰層zの温度上昇をおき燃焼層温度検出器62及び灰層温度検出器63により検出して、所定温度を超過した場合には、循環ダクト51に設けられた切換ダンパ52を開くとともに、循環ガス送風機53を始動させて合流ダクト54、55、56の少なくとも1箇所から、対応する1次空気供給管D2、D3、D4に循環ガスcを供給し、1次空気aとともに灰層zあるいはおき燃焼層yに送入する。
この循環ガスcは、竪型ごみ焼却炉1から発生した再燃ガスrを水噴射式のガス冷却設備3で冷却したのち、ばいじんや有害ガスを濾過・中和した清浄ガスpの一部を分岐したものであり、清浄ガスpと同様にこの循環ガスc中には水蒸気H2 Oが概ね30vol %以上含まれている。
上述の操作により、水蒸気を多く含む循環ガスcは1次空気aとともに、灰層zあるいはおき燃焼層yに送入されるが、このとき、循環ガスc中の水蒸気が高温部に作用して水性ガス化反応(C+H2 O→CO+H2 )が生じ、この反応は吸熱反応であるために炉内の異常温度上昇を抑えるとともに、局部的な高温化を抑制してクリンカの生成を効果的に防止することができる。
つまり、前記冷却ジャケットCJの定常的な冷却作用と水性ガス化反応(吸熱反応)による温度上昇抑制作用の相乗効果により、燃焼時のクリンカや溶融物の下部耐火物LR表面の溶着を原因とする排出障害を効果的に防止することができる。また、局部的な異常燃焼が抑制されて緩慢な燃焼状態に移行されることにより、燃焼状態が安定するとともに、窒素酸化物の発生も抑制される。
ここで、1次空気aに添加される循環ガスc中には残留酸素が含まれることから、1 次空気aの空気過剰率が増加するため、1次空気a供給量を減少させることにより、1次空気供給管D2、D3、D4から送入される混合ガス(1次空気a+循環ガスc)中の空気過剰率を維持するように調節する。
なお、1次空気aに添加される循環ガスcの総量は、概ね1次空気aの総量の20%程度であり、ごみ質及び循環ガスc中の水分含有率によっても異なるが、好ましくは、10〜30%程度である。
次に、上記燃焼制御の一例を、具体的数値を挙げて図2により説明する。
まず、焼却対象物のごみ質と単位時間当りの処理量を勘案して、1次空気aの空気過剰率(例えば0.8)と1次空気送入量を設定する(ステップS1)。
灰層zの温度が設定値(600℃)以上の場合には、1次空気供給管D3、D4から灰層zに送入する1次空気aに循環ガスcを添加するとともに、循環ガスc中のO2 量の相当分だけこの1次空気aを減少させて空気過剰率を維持しながら送入し、灰層zでの局部異常燃焼を抑制して、温度が設定値まで降下すれば循環ガスcの送入を停止するとともに、減少させた1次空気aの送入量を復帰させる(ステップS2、S3、S4)。
この制御を行ってもおき燃焼層yの温度が設定値(750℃)以上の場合には、1次空気供給管D2からおき燃焼層yに送入する1次空気aに循環ガスcを添加するとともに、上述の操作により空気過剰率を維持しながら送入し、循環ガスc中の水蒸気の作用により緩慢燃焼状態に導き、温度が設定値以下まで降下すれば、同様に制御して復帰させる(ステップS5、S6、S7)。
さらに、排ガス処理設備41下流の煙道に設けたCO濃度検出器61の単位時間平均濃度が設定値(50ppm)以上の場合には、1次空気aに循環ガスcを添加しておき燃焼層yあるいは灰層zに送入することにより、燃焼状態を安定させてCO濃度を低減させるとともに、CO濃度が設定値以下となれば、同様に制御して復帰させる(ステップS8、S9、S10)。
以上の制御により灰層zの温度が設定値(350℃)以下を維持して安定していれば、ごみ支持板RS,RSを閉鎖して、上部の焼却灰AとごみRの加重を支持するとともに、焼却灰排出板OD,ODを下方に転回して開放して、焼却灰Aを順次排出する(ステップS11、S12)。
なお、上述の各設定値は一例を示すものであって焼却対象物により調整すべき値である。また、本実施の形態では、おき燃焼層yと灰層zとの双方に循環ガスcを添加した1次空気aを送入する制御について説明したが、これに限らずおき燃焼層yと灰層zとの一方にのみ循環ガスcを添加した1次空気aを送入してもよく、あるいは灰層zのみに循環ガスcを添加した1次空気aを送入することもできる(1次空気供給管D4単独、あるいは1次空気供給管D3、D4から送入)。これは、灰層zに送入された循環ガスc中の水蒸気が上昇しておき燃焼層yに到達し、同様の燃焼抑制作用をもたらすことによる。
[ボイラ式ガス冷却設備における処理説明]
次に、竪型ごみ焼却炉施設の排ガス冷却設備にボイラを用いた場合について説明する。図3は、ボイラ式の排ガス冷却設備を備えた竪型ごみ焼却炉によるごみ処理施設全体の構成を示す概略フローである。なお、図1で説明した物質や装置と同一のものには同一の符号を付し、詳細説明は省略する。
図3において、7はボイラ式の排ガス冷却設備であって、竪型ごみ焼却炉で発生した高温の再燃ガスrを、エコノマイザを備えた廃熱ボイラにより200℃程度以下に降温している。
81は、前記排ガス冷却設備7で発生した蒸気の一部を供給する水蒸気供給ラインであり、供給される水蒸気sは供給バルブ82を介して、図示しない調節バルブを備えた複数の蒸気送入管83、84、85に送入されて、前記1次空気供給管D2〜D4に夫々合流するよう構成されている。
この実施の形態では、おき燃焼層yあるいは灰層zの温度を、おき燃焼層温度検出器62、または灰層温度検出器63で検出するとともに、所定温度を超過した場合には、供給バルブ82を開いて蒸気送入ライン81を経由して、蒸気送入管83、84、85の少なくとも1箇所から、対応する1次空気供給管D2、D3、D4に水蒸気sを送入し、1次空気aとともに灰層zあるいはおき燃焼層yに送入される水蒸気の作用により、上述の循環ガスcの場合と同様に、クリンカの生成防止と燃焼の安定化を図ることができる。
なお、廃熱ボイラを利用せずに、別途設けたパッケージボイラから水蒸気を供給して利用しても良く、この場合には、ガス冷却設備の形式によらず対策を行うことができる。
また、図2に準じた燃焼制御は水蒸気添加の場合にも行うことができる。この場合には、同図における循環ガスcを水蒸気sに読み替えるとともに、1次空気aの減量及び復帰操作は、酸素量の増加がないため必要としない。
[実施例の説明]
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1は、図1で示した水噴射式の排ガス冷却設備3を備えた竪型ごみ焼却炉1に排ガス循環設備5を設け、1次空気a中に循環ガスcを添加して行った燃焼制御実験に関するものであり、結果は表1のとおりである。
焼却に用いたごみ(医療系廃棄物と産業廃棄物の混合ごみ)の高位発熱量を4500kcal/kgとし、焼却量を860kg/hに設定したときの理論空気量4120Nm3 /hに対して、1次空気aの空気過剰率を0.83として実験を行った。
なお、1次空気aの炉内送入には1次空気送入管D2、D3、D4を使用し、循環ガスcは1次空気送入管D3、D4のみに供給するとともに、含有酸素量に相当する1次空気aを減量して補正した。その際、循環ガスc中の水分を35%、O2 乾き12%として計算した。
Figure 2006153371
注・添加比=(循環ガス添加量/1次空気総量)×100
・下部耐火物面のクリンカは、焼却運転1日後の目視判定による。
・CO濃度は排ガス処理設備下流の煙道上で測定。
表1によれば、循環ガスcを添加した1次空気aを用いることにより、クリンカの生成防止とCO濃度の低減を達成しているが、循環ガスcの添加量は1次空気aの20%程度で充分であり、好ましくは10〜30%である。
実施例2は、図3で示したボイラ式の排ガス冷却設備7を備えた竪型ごみ焼却炉1への適用を想定し、パッケージボイラで発生させた水蒸気を1次空気aに添加して行った燃焼制御実験に関するものであり、合わせて1次空気aとともに常温水を水噴射して送入した場合についても確認した。結果は表2のとおりである。
実験時の条件は、実施例1と共通であるが、水蒸気の送入は1次空気送入管D3、D4の2箇所、常温噴射水の送入は1次空気送入管D4の1箇所で行っている。
Figure 2006153371
注・下部耐火物面のクリンカは、焼却運転1日後の目視判定による。
・CO濃度は排ガス処理設備下流の煙道上で測定。
表2によれば、水噴射の効果が見られないのに対し、水蒸気を1次空気aに添加して用いることにより、循環ガスcの場合と同様に、クリンカの生成防止とCO濃度低減に効果があることが分かる。なお、ここで用いた水蒸気の添加量(容量)は循環ガスc中の水分量と一致させており1次空気aの8%程度である。詳しくは5〜15%程度が好ましい。
水噴射式の排ガス冷却設備を備えた竪型ごみ焼却炉を用いたごみ処理施設全体の構成を示す概略フローである。 燃焼制御の一例を示すフローチャート図である。 ボイラ式の排ガス冷却設備を備えた竪型ごみ焼却炉によるごみ処理施設全体の構成を示す概略フローである。 従来の竪型ごみ焼却炉の構造を示す模式図である。
符号の説明
1 竪型ごみ焼却炉
3 排ガス冷却設備(水噴射式ガス冷却設備)
41 排ガス処理設備
7 排ガス冷却設備(ボイラ式ガス冷却設備)
a 1次空気
c 循環ガス
p 清浄ガス
r 再燃ガス
s 水蒸気
t 火炎層
u ごみ層
y おき燃焼層
z 灰層
AD 焼却灰排出機構
CJ 冷却ジャケット
GM 排ガス混合手段
LR 下部耐火物
MB 焼却炉本体
RC 再燃焼室

Claims (2)

  1. 竪型の焼却炉本体の上方に排ガス混合手段を介して再燃焼室が戴置されるとともに、該焼却炉本体の下方には焼却灰排出機構が配置され、焼却炉本体内には上方から火炎層、ごみ層、おき燃焼層及び灰層が形成される竪型ごみ焼却炉において、
    焼却炉本体の下部耐火物の外周に冷却ジャケットを設けるとともに、上記再燃焼室で発生した再燃ガスを下流の水噴射式ガス冷却設備で降温したのち、排ガス処理設備で浄化した清浄ガスの一部を分岐した循環ガスを、上記おき燃焼層と灰層の少なくとも一方に送入する1次空気に添加するとともに、上記循環ガス中の含有酸素量に相当する1次空気量を減少させて1次空気の空気過剰率を維持することを特徴とする産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法。
  2. 竪型の焼却炉本体の上方に排ガス混合手段を介して再燃焼室が戴置されるとともに、該焼却炉本体の下方には焼却灰排出機構が配置され、焼却炉本体内には上方から火炎層、ごみ層、おき燃焼層及び灰層が形成される竪型ごみ焼却炉において、
    焼却炉本体の下部耐火物の外周に冷却ジャケットを設けるとともに、上記おき燃焼層と灰層の少なくとも一方に送入する1次空気に水蒸気を5〜15vol %添加することを特徴とする産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の燃焼制御方法。
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