JP3759116B2 - 廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ごみ質の変動が大きい廃棄物、特に、医療系廃棄物を含む産業廃棄物を焼却する廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物は、有害物質が多く含まれるだけでなく、高発熱量物質や難燃物あるいは不燃物が混在しているほか、固体・液体・粘体とその性状は多種多様であるため、過去に使用されていた固定バッチ燃焼式焼却炉では、このような産業廃棄物の完全処理は非常に困難であった。
【0003】
特に、 ごみ質のバラツキが大きく、 病源性ウイルスを含む危険な感染性物質や、ガラス等の溶融しやすい物質を含む医療系廃棄物の焼却処理として一般に用いられている、ロータリーキルン式、または傾斜回転炉床式、あるいは攪拌手段付き水平回転炉床式等の焼却炉は、何れも廃棄物を転回・攪拌して燃焼させる方式であるために、燃え易い物だけが先燃えして火床部分が焼損するだけでなく、難燃物が残る燃えむらができて、完全焼却・滅菌は不可能であり、特に不完全燃焼によるダイオキシン類の発生と未燃物の排出を防止できない以外に、ごみを攪拌して焼却する方式であるために、大量に発生する飛灰の触媒作用によって、ダイオキシン類の生成が増加するといった欠陥があり、さらに炉出口部にガラス類が溶融・付着して操業継続ができなくなるという問題点があった。
【0004】
また、ごみ質の変動が大きい一般廃棄物を焼却する場合も上記と同様な火床部の焼損、不完全燃焼、ダイオキシン類発生等の現象が生じていた。
【0005】
図10は、これらの問題を解決するために、特許文献1に開示された「竪型焼却炉及びその焼却方法」の概要を示す縦断面図である。
【0006】
図10において、焼却炉本体aの頂部には燃焼ガス排出口bが、上部にはフィーダを有するホッパcと着火用バーナdとが設置され、焼却炉本体a内下方には出没自在なごみ支持手段e,eが設けられ、底部には開閉自在な焼却灰排出板f,fが配置されている。
【0007】
上記ごみ支持手段e,eは、通常は図示するように焼却炉本体a内から没した状態に配置され、焼却灰排出板f,fを開放して焼却灰を排出する時にのみ、図において1点鎖線で示すように灰層gの上層に突出して、このごみ支持手段e,eよりも上部にあるごみ及び焼却灰の荷重を支持する。
【0008】
また、ごみ支持手段e,eが位置する焼却炉本体aの両側には、ごみ支持手段e,eが焼却炉本体a内から没した時に、このごみ支持手段e,eを収納する収納室h,hが設けられている。
【0009】
この収納室h,hには、常温の冷却空気iが供給されており、この冷却空気iは、焼却炉本体aと収納室h,hとの間に形成された間隙j,jから焼却炉本体a内に噴出し、ごみ支持手段e,eを冷却するとともに、この間隙j,jから焼却炉本体a内の焼却灰が収納室h,h側に侵入しないように防止している。
【0010】
焼却灰排出板f,fは焼却炉本体aの底部において、水平位置から1点鎖線で示す垂直位置まで開閉自在に設けられている。そして、ごみ支持手段e,eによって焼却炉本体a内下部の灰層gの上層から上を支持したのち、焼却灰排出板f,fを下方に転回することによって、焼却が終わった焼却灰Aを焼却炉本体aの下方に設けられた灰搬出装置kに搬出することができる。
【0011】
つまり、前記ごみ支持手段e,eは、焼却灰排出板f,fによる焼却灰Aの排出を補助するために設けられている。
【0012】
また、焼却炉本体aの上部、中部、下部にはそれぞれ温度調節された燃焼空気m,n,pがダンパq,r,sを介して供給されている。これら燃焼空気m,n,pはごみ質に応じて最適の温度に調節されている。
【0013】
焼却炉本体aのホッパcの反対側に設置された着火用バーナdは、始業時のごみ着火または炉内温度低下時の助燃に利用される。
【0014】
次に、このように構成された竪型焼却炉によるごみの焼却方法について説明する。
【0015】
ここで、平常操業時における焼却炉本体a内では、下層から順次上昇するごみの燃焼状態により位置が移動するものの、上から火炎層t、ごみ層u、おき燃焼層v及び灰層gを形成している。
【0016】
ホッパcから焼却炉本体a内に供給されたごみは、始業時においては焼却炉本体aの底部にある灰層g上に堆積され、着火用バーナdにより加熱され、燃焼用空気m,nによって燃焼を始め、燃え易いごみから焼却されて灰となり、難燃性のごみとともに火種を保有しながらおき燃焼層vに堆積する。
【0017】
その状態でごみを供給すれば、ごみはごみ層uに堆積され、おき燃焼層vの熱と燃焼用空気mにより易燃物から着火を始め、徐々に燃焼がごみ層u全体に拡がって、平常操業状態に移行する。
【0018】
この燃焼時において、おき燃焼層v及びごみ層uの下層で発生した燃焼ガスwは、ごみ層u内を通過して上昇し、その熱で上部のごみの着火及びガス化を促進するとともに、生ごみの乾燥を行う.
さらに、火炎層tまで上昇した燃焼ガスwは、この上部に供給されている常温の2次空気xによって再燃焼されたのち、燃焼ガス排出口bから排ガスとして次工程に排出される。
【0019】
この火炎層tにおける燃焼ガスwの再燃焼時の放射熱によって、ごみ層uに投入されたごみの予備乾燥を行うとともに、発火点の低い紙やプラスチックスを燃やして火種になるのを促進する。
【0020】
灰層gでの燃焼が完結すると、ごみ支持手段e,eを焼却炉本体a内の灰層gの上層に突出させ、ごみ支持手段e,eよりも上部に位置するごみ層u、おき燃焼層v及び灰層gの上層の焼却灰A及びごみの荷重を支持する。
【0021】
この突出時において、ごみ支持手段e,eの位置ではごみの燃焼が完結しているため、ごみによる抵抗が少なく、ごみ支持手段e,eはスムースに突出することができる。
【0022】
このようにごみ支持手段e,eを突出させたのち、焼却灰排出板f,fを下方に転回させ、ごみ支持手段e,eよりも下方の排出域G内の焼却灰Aを灰搬出装置kに落下させる。
【0023】
焼却灰Aの排出後は、焼却灰排出板f,fを上方に復帰させたのち、ごみ支持手段e,eを焼却炉本体a内から収納室h,h内へと没し、ごみ支持手段e,eの上部にある残余の焼却灰A及びおき燃焼層vの焼却残渣を底部の焼却灰排出板f,f上に落下させるとともに、ごみ層uも順次落下させる。
【0024】
この落下時のショックにより、灰層gの通気性が良くなるのみでなく、おき燃焼層v及びごみ層uにおける未燃物の塊が崩壊させられるため、各層の通気性が良くなるとともに、塊の内部まで空気が通るようになる。このため、高温の燃焼空気n,pを供給すると、残留していた火種により焼却灰A中の未燃物が容易に燃焼する。
【0025】
【特許文献1】
特開平4−158110号公報
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示す従来の竪型焼却炉では、産業廃棄物、特に医療系廃棄物を焼却する場合には、高発熱量物質や難燃物あるいは不燃物が混在し、その性状も多種多様であるため、焼却炉内の温度が乱高下して不安定な燃焼状態となり、完全燃焼・滅菌が困難になる。
【0027】
また、火炎層tでの2次燃焼が完全でないために、焼却炉内でのダイオキシン類の熱分解が不十分となり、焼却炉本体a及び図示しない後続の再燃焼室の容積を増大する必要があるだけでなく、同じく図示しない後続の排ガス処理設備にも負担を掛けるとともに、排出灰A中に残存する危険な感染性物質を滅菌処理不十分のまま施設から排出する虞があった.
また、廃棄物中に多量に含まれている、注射器、試験管や薬瓶等のガラス類が400〜700℃で、また各種建材やギプス等に含まれるカルシウム分が850℃以上で軟化・溶融したり、発泡スチロール等のプラスチック類や紙・繊維類等の高発熱量物質の部分燃焼による高熱で、灰分が溶融して強固なクリンカが発生することが多い。
【0028】
そのため、焼却炉本体aの下方のおき燃焼層v付近において、クリンカによる閉塞事故が発生して上方のごみや焼却灰Aの降下を阻害して、その除去のために操業を停止したり、単純な単板構造または、例えば櫛型をした複数の支持棒を併設した形状で強制冷却手段を有しないごみ支持手段e,eを使用した場合には、上述のクリンカがごみ支持手段e,eの突出を阻害して、最悪の場合にはごみ支持手段e,eを損傷するという問題点があった。
【0029】
また、竪型焼却炉が大容量になると、ごみ支持手段e,eが片持構造であるためにその強度が不足して、クリンカが発生した場合にごみ支持手段e,eが折損することがあった。
【0030】
さらに、下部の灰を焼却灰排出板f,f上に落下させる際に、不燃分が少ない場合には灰層gの層厚が薄くなり、おき燃焼層vの一部が落下して排出域Gで燃焼し、また、未燃物が残存している場合には、上記落下時のショックで末燃物が崩壊して、同じく排出域Gで燃焼するために、灰層g付近にクリンカが発生して、焼却灰Aの排出時に突出するごみ支持手段e,eを損傷する虞があった。
【0031】
一方、補修工事や定期修理工事等による長時間休炉後は、炉底部が冷え切っているために、再始動から通常運転に入るための炉内温度上昇に長時間を必要としていた。
【0036】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉は、医療系廃棄物を含む産業廃棄物や一般廃棄物を焼却する廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉であって、焼却炉本体上方には、複数の燃焼ガス旋回兼再燃焼用2次空気噴射孔が穿孔された耐火物製の排ガス混合手段を介して再燃焼室が載置され、焼却炉本体内は、上から火層、ごみ層、おき燃焼層と、灰層とが形成され、漏斗状に絞られた焼却炉本体下方の側壁外部は冷却ケーシングで覆われており、該焼却炉本体上部の火炎層に向けて、上記排ガス混合手段の2次空気噴射孔の一部が開口され、ごみ層とおき燃焼層及び灰層には複数の燃焼用1次空気ノズルが、灰層下方のケーシング部には後燃焼空気ダクトが配管されるとともに、灰層の下部には出没自在なごみ支持手段と開閉自在な焼却灰排出板とが上下に若干の間隔を置いて装備された焼却灰排出機構または、焼却灰堆積時の水平位置から排出時の垂直位置まで反転する傾斜反転火格子が取付けられる一方、焼却炉本体へのごみ供給設備には、ごみを間欠供給するごみ供給手段と、該ごみ供給手段に連設される、上下二重ダンパからなる供給量調節手段とが配設され、該二重ダンパ間にごみの乾燥・予熱空間が設けられ、さらに、炉内温度の変化に対応して2次空気・後燃焼空気と炉内温度冷却水とごみの供給量及び、焼却作業終了後の空気予熱器の温度を制御するとともに、炉の再始動時において、灰層温度の検出値が設定値に達するまで、ごみを上記二重ダンパ間に滞留させて着火し易くしたのち、灰層に投下する作業を繰り返すよう制御する燃焼制御装置を備えたものである。
【0037】
請求項2に係る発明の廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の制御方法は、焼却炉本体上方に、耐火物製の排ガス混合手段を介して再燃焼室が載置され、焼却炉本体内は、上から火層、ごみ層、おき燃焼層と、灰層とが形成され、漏斗状に絞られた焼却炉本体下方の側壁外部は冷却ケーシングで覆われており、ごみ層とおき燃焼層及び灰層には複数の燃焼用1次空気ノズルが、灰層下方のケーシング部には後燃焼空気ダクトが配管されるとともに、灰層の下部には出没自在なごみ支持手段と開閉自在な焼却灰排出板とが上下に若干の間隔を置いて装備された焼却灰排出機構が取付けられた、医療系廃棄物を含む産業廃棄物や一般廃棄物を焼却する廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉を制御する方法であって、上記ごみ支持手段と焼却灰排出板との間の排出域に設けられた排出域温度検出器の検出値が設定値を超えた場合には、警報を発して焼却灰排出板の開放動作を停止するとともにごみ支持手段を後退させ、さらに、ごみ支持手段の突出時に灰層の抵抗が規定値よりも大きい場合、またはごみ支持手段の突出工程が完結しない場合には、冷却用流体を灰層内部に噴射させてクリンカを崩壊させることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0039】
図1は、本発明に係る廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉を設置した施設の全体構成を示す概略図であり、図2は該竪型ごみ焼却炉の構成の一例を示す縦断面図、図3は該竪型ごみ焼却炉下部におけるごみと焼却灰及び未燃ガス等の分布状況を示す縦断面図、図4は該竪型ごみ焼却炉底部の焼却灰排出機構付近の一例を示す一部破断の概略平面図、 図5はごみ支持手段の概略構造の一例を示す縦断面図である。なお、図10で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳細説明は省略する。
【0040】
図1に示すごとく、本発明に係る廃棄物焼却用竪型ごみ焼却施設は、医療系廃棄物を含む産業廃棄物やごみ質の変動が大きい一般廃棄物(以後ごみRと略称する)の供給を司るごみ供給設備RFと、ごみRを燃焼して排ガスを再燃焼させる竪型ごみ焼却炉VIと、前記再燃焼された排ガスを後続のバグフィルタの適温まで冷却し余熱を利用するガス冷却設備GCと、冷却された排ガス中に含有されるばいじんとダイオキシン類を含む有害ガスを除去し清浄化するバグフィルタ装置と誘引通風機からなる排ガス処理設備WT及び、灰処理設備AT並びに複数の特殊制御装置CU1〜4とで主体が構成されている。
【0041】
ここで本発明の主体となる竪型ごみ焼却炉VIの構造の概略を主に図2と図3により、焼却灰排出機構の構造を図4と図5により、必要に応じて図1を参照して説明する。
【0042】
1は焼却炉本体であり、上部耐火物11と下部耐火物12及びこれら耐火物を囲繞する図示しない鋼材等によって構築され、焼却炉本体1の上半分の円筒部C内に形成される火炎層tには、その側部に、例えばスクレーパコンベアの如きごみ供給手段13と、例えば耐火性を有する上下二重ダンパ14a,14bの相互間で形成される乾燥・予熱空間14cを含む供給量調節手段14及び、ごみRの投入口15から成るごみ供給設備RFが設けられるとともに、上部耐火物11の側壁部には着火用バーナdと、火炎層tの温度過上昇時に噴射される冷却水ノズル16及び、図示しない炉内監視カメラ等が配設されている。
【0043】
焼却炉本体1の中間部以降は、ごみ層を厚くして性状の異なるごみ質を平準化させるために漏斗状に絞られた漏斗部Fになされており、焼却炉本体1内での燃焼状態により相対位置が変動するものの、該漏斗部Fに形成されるごみ層uと、おき燃焼層vと灰層gとには、当該各層に常温または温度調節された1次燃焼空気21a〜cを供給する複数の1次空気ノズル22a〜cが、それぞれ調節ダンパを伴って適宜配設されている。
【0044】
また、漏斗部Fの側壁を構成する下部耐火物12の上方の角部12a付近から下の外面は、例えば上部が空冷ジャケット17、下部が水冷ジャケット18に分割された冷却ケーシングによって冷却されており、おき燃焼層vと灰層gとには、図3に示すように複数の温度検出器群23a〜dが設けられ、焼却炉本体1の外部には、上述の1次及び/または後述の2次燃焼空気を供給する押込送風機24が配設されている。
【0045】
上述の円筒部Cと漏斗部Fとによって、焼却炉本体1が構成されている。
焼却炉本体1の底部には、図4及び図5に示すごとく、従来技術のごみ支持板e,eと同様に出没動作が容易にできるとともに、強度を持たせるために例えば中空構造の管体である角パイプ31aを上下2段に積重ねて溶接したうえ、該両パイプの先端に流体通路を有する突出部31bを接続するか、丸パイプの内部に仕切板を設けた支持棒31を、取付枠32に複数列併設した1基または相対する1組の支持手段本体(1組を図示)が構成され、上記支持棒31の両端に冷却用流体の導入管33aと同排出管33b及び検出機構34aを設けた支持手段駆動部34を備えて水平方向に配置されたごみ支持手段Eが配設されている。
【0046】
突出時に支持棒31の先端が挿入される支持棒保持部37は、図5にその一例を示す如くケーシング38に取付けられた冷却手段を有する山形部37aと、上述の複数の突出部31bと対峙する位置に設置された複数の挿入孔37bが穿孔された側板37cとからなり、側板37cの両端はケーシング38に固定され、下端は開放されている。
【0047】
また、該ごみ支持手段Eの下方には排出域Gを隔てて複数の通気孔または通気溝35aを有し、従来技術の焼却灰排出板f,fと同様に開閉自在な焼却灰排出板35,35(図3参照)が排出板駆動部36,36を備えて設置されている。
【0048】
上述のごみ支持手段Eと支持棒保持部37と焼却灰排出板35,35とを包含するケーシング38の側面には、図3に示すように空間温度検出器23dと高温の後燃焼空気25を供給する後燃焼ダクト25aとが配設され、前記ケーシング38の下部は灰搬出装置kに挿入されている(図3参照) 。
【0049】
上述のごみ支持手段Eと支持棒保持部37、焼却灰排出板35,35と排出板駆動部36,36及び、ケーシング38とで焼却灰排出機構Dが構成されている。
【0050】
一方、焼却炉本体1の上には、火炎層tから上昇する燃焼ガスwを確実に旋回させるために、ガス通路を傾斜せしめて構築された排ガス混合手段4が設けられており、該排ガス混合手段4は、反射壁を構成する耐火物41と該耐火物41に内蔵された空冷管42と、複数の噴射孔43を有する2次空気噴射管44とで構成されている。
【0051】
上記排ガス混合手段4の上方には、耐火物で構築された再燃焼室45が載置されており、該再燃焼室45の側壁45aには、再燃バーナ46が設けられ、その天井部には耐火材で被覆または構築された高温空気予熱器47が配設されており、また、 前記漏斗部Fの空冷ジャケット17と上記空冷管42及び、収納室hとに冷却空気26を送る冷却空気送風機48と、高温空気予熱器47に送風する後燃空気送風機49とが焼却炉本体1の外部に配設されている。
【0052】
上記排ガス混合手段4と、再燃焼室45と再燃バーナ46と高温空気予熱器47及び各送風機48,49とで、再燃焼機構Bが構成されている。
【0053】
また、以上の焼却炉本体1と焼却灰排出機構Dと、該再燃焼機構B及び、それら付属機器によって、竪型ごみ焼却炉VIが構成されている。
【0054】
上記再燃焼機構Bの下流側は、複数の水噴射ノズル51及び付属機器を備えるとともに、外周を空冷ケーシング52で覆われたガス冷却室53及び図示しない余熱利用設備から成るガス冷却設備GCを経て、薬剤噴射手段54を備えたバグフィルタ55と、誘引通風機56等で構成される排ガス処理設備WTへと連接されている(図1参照) 。
【0055】
なお、竪型ごみ焼却炉VI、ガス冷却設備GC及び、排ガス処理設備WTの外部には、図示しない保温材等で保温工事が施されている。
【0056】
次に、このように構成された廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉施設における廃棄物の燃焼状況とその制御について、医療系廃棄物を代表として、主に図6により、必要に応じて図1及び図3、図4を参照して説明する。なお、火炎層t、ごみ層u、おき燃焼層vと灰層gの形成状況及び、平常操業状態に移行するまでの燃焼状態については、前述の従来技術と同様であるので、詳細説明は省略する。
【0057】
ここで、一般廃棄物の場合は、搬入されたごみRをごみピットに貯留したのちごみクレーンで攪拌してその性状を平均化してからホッパc(図10参照)に供給されるのが一般的であるが、医療系廃棄物はその中に感染性物質や鋭利物を包含しており、作業員の感染や負傷を防止するために、バイオハザードマークを施した梱包RB内に収納したまま、スクレーパコンベアの如きごみ供給手段13と二重ダンパの如き供給量調節手段14によって、通常は所定時間間隔で、異常時は炉内温度を勘案した梱包数を投入口15から焼却炉に投入されるようになされている。
【0058】
平常操業状態において、ごみ層uでは、火炎層tでの後述の未燃ガス61の2次燃焼による放射熱が、排ガス混合手段4の底面の反射によってごみ層uの表面に照射されるとともに、内部からは温度調節された1次燃焼空気21aの供給とおき燃焼層vから上昇する未燃ガス61の加熱によって、プラスチック類や紙・繊維類等の高発熱量の易燃物が着火されてガス化燃焼し、水分の多いごみや雑誌等の難燃物は乾燥されるとともに炭化燃焼を続け、上述の易燃物とともにさらに未燃ガス61を発生させる。
【0059】
この際、下部耐火物12の上部の外側は、冷却空気26で冷却された空冷ジャケット17で徐冷されているため、下部耐火物12の表面温度は700℃程度以下を保持できており、漏斗部Fでの燃焼を阻害することなく、また易燃物の部分燃焼による下部耐火物12表面へのクリンカの溶着を防止している。
【0060】
おき燃焼層vは、ごみ層uで燃焼できなかった未燃炭化物や難燃物を、後述する灰層gから上昇する熱気と、温度調節された1次燃焼空気21bと21cとの供給を受けて、時間をかけておき燃焼させる部位であり、該おき燃焼により未燃ガス61を発生する。
【0061】
この際、下部耐火物12の下部の表面温度は、ジャケット冷却水27で冷却された水冷ジャケット18の冷却効果により400〜500℃に止まり、上述の空冷ジャケット17の効果と相まって、下部耐火物12表面へのガラス溶融物等の溶着・固化を防止している。
【0062】
また、灰層gは、高温空気予熱器47によって350〜450℃に加熱され空気ダンパ25bによって150〜250℃程度に温度調節された後燃焼空気25が焼却灰排出板35,35の通気孔または通気溝35aを通って下方から送入されることによって、なおかつ残留する未燃炭化物を燃焼し尽くして焼却灰Aとするとともに、焼却灰Aを冷却して熱気を上部のおき燃焼層vに供給する部位であり、灰層g下部の排出域Gにある焼却灰Aは、前述の後燃焼空気25の通気と水冷ジャケット18の冷却効果によって450℃程度まで冷却されており、ごみ支持手段E及び焼却灰排出板35,35の動作により、灰搬出装置kに排出されるまで排出域G内に滞留される。
【0063】
ー方、上述の平常操業状態において、おき燃焼層v及びごみ層uの下層で発生した高温の未燃ガス61はごみ層u内を通過する際に、同伴する飛灰等の微細粒が吸着されながら上昇し、その熱で上部のごみの着火及びガス化を促進するとともに、ごみRの乾燥を行い、火炎層tまで上昇した上記未燃ガス61は、噴射孔43から火炎層tの上部に供給される常温または温度調節された2次燃焼空気29によって2次燃焼されて燃焼ガスwとなるとともに、渦巻状に回転されることにより火炎層t内の滞留時間が延長されて、ダイオキシン類の熱分解を目的とした炉内再燃焼が行われる。
【0064】
さらに排ガス混合手段4を通過することにより、旋回させられた燃焼ガスwは再燃焼室45内に入り、旋回運動による再燃焼室容積を有効に利用した滞留時間延長の効果と、温度が低下した場合に作動させる再燃バーナ46の火炎照射によって残留するダイオキシン類が完全に熱分解された再燃ガス62となり、高温空気予熱器47を通過する際の熱交換により降温した排ガス63となって、次工程であるガス冷却室53に送入される。
【0065】
ここで排ガス混合手段4は、内蔵する空冷管42に送入される冷却空気26により常時冷却されており、冷却後の排気64と、前記空冷ジャケット17を冷却した後の排気65とともに、後燃空気送風機49の吸込側に送られる。
【0066】
後燃空気送風機49により吸引される大気は、ガス冷却室53内面の耐火物を冷却する空冷ケーシング52を経由することによって40〜50℃程度昇温し、上記冷却後の排気64,65とともに中温の空気66となって、後燃焼空気送風機49を経て高温空気予熱器47に供給されて350〜450℃まで上昇し、後燃焼ダクト25aに装備された後燃焼空気切替ダンパ67を経由して、常時は後燃焼空気25として灰層gに供給されるが、運転停止後も後燃空気送風機49の運転を継続して高温空気予熱器47を冷却したあと、排ガス煙道57側に切替えて大気中に放出される(図1参照) 。
【0067】
ここで、下水処理場やし尿処理場から搬入される高含水率の汚泥を他の産業廃棄物と混合焼却する場合は、請求項3に記載のように図2及び図6に示される如く、直立した焼却炉本体1の上部耐火物11または再燃室45の側壁45aの一部を改築して、水平部または傾斜部を設けて、上記汚泥を堆積・移送または緩流下させる汚泥乾燥手段を創出し、燃焼ガスwまたは再燃ガス62あるいは排ガス63により昇温された耐火物の保有する高熱を利用して汚泥の含水率を低下させ、半乾燥状態となった汚泥をごみ供給手段13に適宜投入することにより、ごみRの発熱量を若干低下させるとともに焼却炉内の燃焼状態に悪影響を与えないようにする方式である。
【0068】
また、長時間休炉後の再始動時には焼却灰Aが堆積されていない場合が多く、炉底部の温度が低いために、ごみ供給手段13から間欠的に供給されるごみRを下部二重ダンパ14b上に滞留させ、着火用バーナdの加熱により上昇する炉内温度によって乾燥・予熱して、着火しやすくなったごみRを灰層gに堆積させることにより始動状態を醸成して、通常運転移行を促進する。
【0069】
次に、上述の制御方式以外の特殊制御手順について、制御方式は図7と図8に示すブロックフロー図により、検出端と制御端は図1と図6とにより説明する。
【0070】
図7において、CU1は通常の制御操作以外の燃焼制御装置であり、火炎層温度検出器71によって検出された火炎層tの単位時間平均温度と、火炎層温度設定器72の設定値とを比較・遅延・演算回路73で比較して、低ければ後燃焼空気制御部74の指令により後燃焼空気ダンパ25cを開いて漏斗部Fでの燃焼を促進し、高ければ炉内冷却手段制御部75に指令して、まず2次燃焼空気ダンパ29aを開いて常温または温度調節された2次燃焼空気29を増量し、なお温度上昇が続けば冷却水ノズル制御弁16aを開いて冷却水ノズル16から炉内噴射水28を噴射させて炉内温度を安定させる。
【0071】
さらに炉内温度が急上昇した場合には、ごみ供給量制御部76に指令して、従来一定時間間隔で供給されていた梱包RBを一時停止したのち、上述の温度上昇対策に移行する。
【0072】
また、焼却作業終了時には、後燃焼空気制御部74に指令して、後燃焼空気切替ダンパ67を排ガス煙道57側に切替えて、後燃空気送風機49による冷却を続けることにより、減衰するものの上昇を続ける排ガス62による高温空気予熱器47の焼損を防止する(図1参照) 。
【0073】
なお、上述の再始動時には、灰層温度検出器23cによって検出された灰層温度と灰層温度設定器77の設定値とを比較・演算回路78で比較して、設定値に達するまで、ごみ供給手段13により間欠供給されたごみRを、乾燥・予熱空間14cに滞留させて着火し易くしたのち、灰層gに投下する作業を繰り返す。
【0074】
図8に示すCU2は焼却灰排出機構制御装置であり、おき燃焼層vに挿入された温度検出器23a,23bと灰層gに挿入された温度検出器23cの単位時間平均温度が灰層温度設定器81の設定温度よりも低下した時間が滞留時間設定器82の設定時間を超過すれば、比較・遅延・演算回路83から焼却灰排出制御部84に指令して、ごみ支持手段Eを突出(閉)させた後に焼却灰排出板35を開いて、燃焼が完了した焼却灰Aを排出し、その後に焼却灰排出板35を閉じた後にごみ支持手段Eを後退(開)させて元の位置に戻す(図4及び図6参照) 。
【0075】
ここで所定工程により、ごみ支持手段Eを灰層g内に突出させる際に、排出域温度検出器23dにより検出された排出域Gの温度が、排出域温度設定器85の設定値を超えている場合には、焼却灰A中の未燃物が排出域G内で燃焼を続けているためであり、焼却灰排出制御部84により警報を発するとともに、通常の焼却灰排出操作を止めてごみ支持手段Eを後退(開)させることで、残存未燃物の完全燃焼を図ることができる。
【0076】
CU3はクリンカ崩壊装置であり、ごみ支持手段Eを灰層g内に突出させた際に支持手段駆動部34への抵抗が規定値より大きい場合、またはその突出工程が完了しない場合は、支持棒31の突出位置にクリンカが存在しているためであり、上記現象を支持手段検出機構34aが検知した場合、クリンカノズル制御弁39aを開き冷却水27をクリンカノズル39から灰層g内に噴射することにより、クリンカを崩壊または軟弱化させることができる(図3、図4参照) 。
【0077】
CU4は、ダイオキシン類低減装置であり、排ガス煙道57または排ガスダクト58に挿入されたCO(一酸化炭素)濃度検出器91の検出値の単位時間平均値が、CO濃度設定器92の設定値より低下するように、火炎層温度の比較・遅延・演算回路73の指令に優先するCO濃度比較・遅延・演算回路93の指令を受ける2次燃焼空気制御部94によって、2次空気ダンパ29aの噴射量を調節して再燃焼室45内での再燃焼、即ち、ダイオキシン類の熱分解を完結させるが、その指標として、ダイオキシン濃度に最も関連深いCO濃度を低下させる。
【0078】
この場合、火炎層温度が上昇気味であれば、前述の如く2次燃焼空気ダンパ29aの代わりに冷却水ノズル制御弁16aが作動される。
【0079】
図9は、焼却灰排出機構の代替として使用される傾斜反転火格子の概略構造の一例を示す断面図である。
【0080】
図9において、100は焼却灰Aの堆積時には実線で示す水平位置を保ち、排出時には仮想線で示す垂直位置まで反転する傾斜反転火格子であり、受皿101と上方のガイド板102に接する円弧板103及び受皿駆動部101aとで主体が構成され、受皿101とガイド板102には複数の通気孔101b,102aが開口されるとともに、外周は水冷ジャケット18で冷却されている。
【0081】
ガイド板102の反対側には焼却灰Aを該傾斜反転火格子100に誘導する案内シュート104が配設され、その溝部には、発生したクリンカを圧縮破壊するための複数枚の灰圧縮体105と圧縮体駆動部105aとが出没自在に設けられており、 その外周部は灰層温度検出器23dを設置した下部耐火物12と空冷ジャケット17とで保護されている。
【0082】
このように受皿101、ガイド板102、案内シュート104はケーシング38から各通気孔または溝部に送入される後燃焼空気25により冷却されているために、焼損の危険性がなく、クリンカを圧壊して完全焼却できた焼却灰を定量ずつ排出することができる。
【0083】
なお、1次燃焼空気21a〜c及び2次燃焼空気29は、被燃焼物によっては温度調節した空気を使用する必要があり、その場合には、後燃焼空気25の一部を必要個所に混入させてもよい。
【0084】
また、空冷管42と空冷ジャケット17とを冷却した排気64と65とは、後燃送風機49の吸込側に返さずに、燃焼空気の加熱に利用してもよい。
さらに、冷却ケーシングは空冷ジャケット17と水冷ジャケット18との組合せで説明したが、その組合せ及び冷却媒体を限定するものではない。
【0085】
また、焼却灰排出機構Dは目的を達するものであれば、その構造を限定するものではなく、ガス冷却設備GCを水噴射式で説明したが、廃熱ボイラ方式でも差支えない。
【0086】
さらに、供給量調節手段14は、乾燥空間14cを形成しない通常形式の可変速フィーダを使用してもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉は、廃棄物を縦に厚く堆積させて下方から静かに焼却する方式であるために、飛灰の発生量が抑えられるとともに性状の相違が大きい廃棄物でも安定して焼却できるだけでなく、排ガス混合手段を備えているために、火炎層と再燃焼室の容積が有効に利用でき、そのための容積縮小による設備費の節減が可能になるとともに、ダイオキシン類の発生が防止できる。
【0088】
また、おき燃焼層と灰層の側壁部をなす下部耐火物の外部を冷却ケーシングで冷却することにより、焼却炉本体内の燃焼を阻害することなく焼却灰を冷却して、クリンカ発生やガラス類の溶着による閉塞事故を防止できる。
【0089】
そして、ごみ供給設備に乾燥・予熱手段を設ける場合には、長時間休炉後の炉の立上げが容易になり、処理能力を早急に発揮させることができる。
一方、本発明の廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の制御方法によれば、異常燃焼時に梱包供給間隔調整を行うとともに、平常運転時の2次空気と後燃焼空気の供給量及び炉内温度冷却用水量を制御する燃焼制御装置を設けているために、通常は乱高下する火炎層の温度が比較的安定して完全燃焼が可能となる。
【0090】
また、おき燃焼層及び灰層における燃焼が完結したことを確認して焼却灰を排出する焼却灰排出機構制御装置に併せてクリンカ崩壊装置が備えられているために、強度と耐熱性を向上させた焼却灰排出機構の効果と相まって、完全に滅菌した焼却灰を排出することができる。
【0091】
さらに、排ガス中のCO濃度を設定値以下に抑えるダイオキシン類低減装置を備えるために、バグフィルタに導入される排ガス中のダイオキシン類濃度を低く保つことができ、バグフィルタ関係の設備費および運転経費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉を設置した施設の全体構成を示す概略図である。
【図2】同じく竪型ごみ焼却炉の構成の一例を示す縦断面図である。
【図3】同じく竪型ごみ焼却炉下部におけるごみと焼却灰及び未燃ガス等の分布状況を示す縦断面図である。
【図4】同じく竪型ごみ焼却炉底部の焼却灰排出機構付近の一例を示す一部破断の概略平面図である。
【図5】ごみ支持手段の概略構造の一例を示す縦断面図である。
【図6】同じく竪型ごみ焼却炉において廃棄物の燃焼状況とその制御を示す概略図である。
【図7】制御手順を説明するためのブロックフロー図である。
【図8】制御手順を説明するためのブロックフロー図である。
【図9】焼却灰排出機構の代替として使用される傾斜反転火格子の概略構造の一例を示す断面図である。
【図10】従来の竪型焼却炉及びその焼却方法の概要を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉本体
4 排ガス混合手段
45 再燃焼室
D 焼却灰排出機構
E ごみ支持手段
VI 竪型ごみ焼却炉

Claims (2)

  1. 医療系廃棄物を含む産業廃棄物や一般廃棄物を焼却する廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉であって、
    焼却炉本体上方には、複数の燃焼ガス旋回兼再燃焼用2次空気噴射孔が穿孔された耐火物製の排ガス混合手段を介して再燃焼室が載置され、焼却炉本体内は、上から火層、ごみ層、おき燃焼層と、灰層とが形成され、漏斗状に絞られた焼却炉本体下方の側壁外部は冷却ケーシングで覆われており、該焼却炉本体上部の火炎層に向けて、上記排ガス混合手段の2次空気噴射孔の一部が開口され、ごみ層とおき燃焼層及び灰層には複数の燃焼用1次空気ノズルが、灰層下方のケーシング部には後燃焼空気ダクトが配管されるとともに、 灰層の下部には出没自在なごみ支持手段と開閉自在な焼却灰排出板とが上下に若干の間隔を置いて装備された焼却灰排出機構または、焼却灰堆積時の水平位置から排出時の垂直位置まで反転する傾斜反転火格子が取付けられる一方、焼却炉本体へのごみ供給設備には、ごみを間欠供給するごみ供給手段と、該ごみ供給手段に連設される、上下二重ダンパからなる供給量調節手段とが配設され、該二重ダンパ間にごみの乾燥・予熱空間が設けられ、
    さらに、炉内温度の変化に対応して2次空気・後燃焼空気と炉内温度冷却水とごみの供給量及び、焼却作業終了後の空気予熱器の温度を制御するとともに、炉の再始動時において、灰層温度の検出値が設定値に達するまで、ごみを上記二重ダンパ間に滞留させて着火し易くしたのち、灰層に投下する作業を繰り返すよう制御する燃焼制御装置を備えたことを特徴とする廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉。
  2. 焼却炉本体上方に、耐火物製の排ガス混合手段を介して再燃焼室が載置され、焼却炉本体内は、上から火層、ごみ層、おき燃焼層と、灰層とが形成され、漏斗状に絞られた焼却炉本体下方の側壁外部は冷却ケーシングで覆われており、ごみ層とおき燃焼層及び灰層には複数の燃焼用1次空気ノズルが、灰層下方のケーシング部には後燃焼空気ダクトが配管されるとともに、灰層の下部には出没自在なごみ支持手段と開閉自在な焼却灰排出板とが上下に若干の間隔を置いて装備された焼却灰排出機構が取付けられた、医療系廃棄物を含む産業廃棄物や一般廃棄物を焼却する廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉を制御する方法であって、
    上記ごみ支持手段と焼却灰排出板との間の排出域に設けられた排出域温度検出器の検出値が設定値を超えた場合には、警報を発して焼却灰排出板の開放動作を停止するとともにごみ支持手段を後退させ、さらに、ごみ支持手段の突出時に灰層の抵抗が規定値よりも大きい場合、またはごみ支持手段の突出工程が完結しない場合には、冷却用流体を灰層内部に噴射させてクリンカを崩壊させることを特徴とする廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉の制御方法。
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