JP5156352B2 - 交流モータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流モータの制御装置に関わり、特に、交流モータの電気定数の設定に関する。
交流モータ、特に永久磁石同期モータは、小形及び高効率という特徴を活かし、家電,産業,自動車等、適用用途を拡大している。特に近年では、モータの駆動方式が矩形波通電型から正弦波通電型に置き換わる製品が増え、位置センサレス制御での回転子位置推定や、高精度トルク制御等の用途に、抵抗やインダクタンス,誘起電圧定数など、モータの電気定数設定値の入力を必須とするコントローラが増えてきた。そのため、モータの電気定数を正確に同定して入力しないと、制御性能に大きく影響する。なかでもインダクタンスはコアの磁気的な非線形性が強く影響し、磁気飽和の影響が大きく現れる。
交流モータの電気定数設定値を、電流に応じて変化させる技術は、特許文献1に示されている。この技術は、同期モータの磁束と電流の関係を非線形関数として制御器内部に持たせ、トルク精度を改善する技術である(以下、従来技術1と記す)。さらに、特許文献2では、電機子d軸と電機子q軸、及び界磁と電機子q軸の磁気的相互作用を考慮して制御装置を構成する技術が示されている(以下、従来技術2と記す)。
特開2001−161099号公報 特開平9−327200号公報
従来技術1では、d軸電流によりq軸磁束が発生するなど、軸間の干渉磁束の存在について言及し、その関係を非線形磁束関数と呼んでいる。しかし、その関数についての具体的な記述はなく、テーブルデータを使う方法が示されている。
従来技術2も、d軸とq軸の磁気的相互作用を考慮し、d軸q軸相互インダクタンスを定義している。しかし、従来技術1と同様に、その関数についての具体的な記述はなく、テーブルデータを使う方法が示されている。
テーブルデータを使う場合、その設定には多数のデータが必要とされ、データの入力が煩雑で、それらを記憶するために大きなメモリが必要となる。また、不連続なデータ間を補間する必要が生じる。
本発明は上記の点を考慮してなされたものであり、モータの駆動状態に応じて変化する交流モータの電気定数を簡便に設定し、それをモータ制御に用いることを可能とした交流モータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、交流モータに対してパルス幅変調された電圧を印加し、交流モータを駆動するインバータと、交流モータの電流を検出する手段と、インバータが出力するパルス幅変調電圧を調整して交流モータを駆動する制御器と、を備え、制御器は、モータの電気定数を演算するモータ定数演算部を備え、モータ定数演算部は、直交する2つの軸のうち一方の軸上で定義される電気定数の設定値を、同一の軸上で定義される状態変数を用いて補正し、かつ他方の軸上で定義される状態変数を用いて補正し、補正した電気定数を交流モータの駆動制御に用いるものであって、同一の軸上の状態変数による電気定数設定値の補正、ならびに他方の軸上の状態変数による電気定数設定値の補正の、少なくとも一方を、状態変数をパラメータとして状態変数が電気定数に与える影響を特徴付ける定数を用いた関数式で補正する。
このとき、電気定数としてインダクタンスを用いる。
そして、モータ定数演算部は、電気定数設定値としてd軸インダクタンスLdを用い、状態変数としてd軸電流Id及びq軸電流Iqを用い、d軸インダクタンスLdをd軸電流Id及びq軸電流Iqによって補正したLd(Id,Iq)を、d軸電流Idが負の場合にLd0,K1,K3を定数とする(式1)を用いて演算し、d軸電流Idが正の場合にLd0,K2,K3を定数とする(式2)を用いて演算することを特徴とする。
Ld(Id,Iq)=Ld0/(1−K1×Id)−K3×Iq×Iq (式1)
Ld(Id,Iq)=Ld0/(1+K2×Id)−K3×Iq×Iq (式2)
また、モータ定数演算部は、電気定数設定値としてq軸インダクタンスLqを用い、q軸インダクタンスLqをd軸電流Id及びq軸電流Iqによって補正したLq(Id,Iq)を、Lq0,K4,K5を定数とする(式3)を用いて演算することを特徴とする。
Lq(Id,Iq)=Lq0/(1+K4×Iq)−K×Id (式
また、電気定数設定値として誘起電圧定数Keを用い、電流が略ゼロでの誘起電圧定数をφm0とするとき、誘起電圧定数Keをq軸電流Iqによって補正したKe(Iq)を、Kを定数とする(式)を用いて演算することを特徴とする。
また、制御器はモータ制御部を備え、モータ制御部は、駆動指令と、状態変数と、補正した電気定数と、に基づいて、交流モータの駆動に必要な電圧指令を演算することを特徴とする。
Ke(Iq)=φm0−K×Iq×Iq (式3)
本発明によれば、交流モータの電気定数をより正確にかつ簡便に設定することができる。その結果、その正確な電気定数をトルク制御に用いることにより、高負荷時においても、より高精度なトルク制御が可能となり、高応答かつ高効率にモータを駆動することができる。
また、その正確な電気定数を位置センサレス制御に用いることにより、より正確な回転子位置推定が可能となり、位置センサレス制御の制御性能が向上する。
以上のように、高負荷時の制御特性向上により、制御対象である交流モータの小型化,低コスト化を図ることができる。
次に、図1〜図7を参照して、本発明による交流モータの制御装置の実施形態を説明する。尚、以下の実施形態では、交流モータとして永久磁石型同期モータ(以下、PMモータと略)を用いて説明するが、他のモータ(例えば、巻線型同期モータ,リラクタンスモータ,誘導モータなど)に関しても、同様に実現可能である。
(実施形態1)
図1は、本発明による交流モータ制御装置の実施形態1の系統構成を示すブロック図である。本実施形態1の制御装置は、モータにトルク指令τ*を与えるトルク指令発生器1と、モータの交流印加電圧を演算し、パルス幅変調信号(以下、PWM信号と略)に変換して出力する制御器2と、このPWM信号により駆動されるインバータ3と、インバータ3に電力を供給する直流電源4と、制御対象である永久磁石型同期モータ5(以下、PMモータと略)と、PMモータ5の回転子位置を検出する位置検出器6と、インバータ3がPMモータ5へ供給する電流Iuを検出する電流検出器7aと電流Iwを検出する電流検出器7bと、モータの電気定数を演算するための定数K1,K2,K3,K4,K5,K6,Ld0,Lq0,φm0を設定するモータ定数設定器8と、からなる。
制御器2は、位置検出器6が検出したPMモータ5の永久磁石磁束の位置から回転子の位相角θを演算する位相演算部11と、検出した電流Iu,Iwを、位相角θによって、d,q各軸上の成分Idc,Iqcに座標変換するdq座標変換部12と、モータ定数設定器8の出力と電流検出値Idc,Iqcに基づいてPMモータ5の電気定数Ld,Lq,Keを演算して出力するモータ定数演算部13と、トルク指令τ*とPMモータの電気定数Ld,Lq,Keと電流検出値Idc,Iqcと位相角θに基づいて、PMモータ5を駆動するための電圧指令Vd*,Vq*を演算するモータ制御部14と、Vd*,Vq*を、位相角θによって三相交流電圧指令vu*,vv*,vw*に変換するdq座標逆変換部15と、三相交流電圧指令に基づいて、インバータ3をスイッチ動作するためのPWM信号を発生させるPWM信号発生部16と、からなる。
インバータ3に電力を供給する直流電源4は、交流電源41と、交流を整流するダイオード・ブリッジ42と、直流電源に含まれる脈動成分を抑制する平滑コンデンサ43とで構成されている。
次に、図1を用いて、本実施形態1の動作原理を説明する。
トルク指令発生器1から、デジタルやアナログ等の通信手段により、モータのトルク指令τ*がモータ制御部14に与えられる。また電流検出器7a,7bに検出された交流電流Iu,Iwは、位相演算部11に演算された位相角θにより、dq座標変換部12において回転座標軸(dq軸)上の電流成分Idc,Iqcに変換される。
モータ定数設定器8から出力された定数K1,K2,K3,K4,K5,K6,Ld0,Lq0,φm0と、検出電流Idc,Iqcがモータ定数演算部13に入力され、PMモータの電気定数Ld,Lq,Keが電流値に応じて演算され、モータ制御部14へ送られる。
モータ制御部14の構成を図2に示す。本実施例に示すモータ制御部14の構成は、特開2004−297966号の図3とほぼ同じであり、異なる点は、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを電圧ベクトル演算部36に入力して以下の式により電圧指令値Vd*,Vq*を演算する点である。
(数1)
Vd*=R×Id**−ω1*×Lq×Iq**
Vq*=R×Iq**+ω1*×Ld×Id**+ω1*×Ke
そしてVd*,Vq*は、位相角θによりdq座標逆変換部15において交流量に変換され、さらにPWM信号発生部16において、パルス幅変調信号に変換されて、インバータ3へ送られる。
次に、本発明の特徴であるモータ定数演算部13の動作を、図3を用いて詳しく述べる。
(構成の説明)
図3に示すように、モータ定数演算部13は、Ld−設定部21と、Ld+設定部22と、Lq設定部23と、Ke設定部24と、切替信号発生部25と、第1切替部26と、第2切替部27と、からなる。
モータの電気定数を演算するための定数Ld0,K1,K3がLd−設定部21に入力され、Ld0,K2,K3がLd+設定部22に入力され、Lq0,K4,K5がLq設定部23に入力され、φm0,K6がKe設定部24に入力される。
検出電流Idcは切替信号発生部25に入力され、Idcが負の場合、第1切替部26は「0」側に切り替えられる。するとLd−設定部21に検出電流Idc,Iqcが入力され、電流に応じたLdが演算され、出力される。このとき第2切替部27も「0」側に切り替えられ、Ld−設定部21から出力されたLdが選択される。一方、Idcが正の場合、第1切替部26は「1」側に切り替えられる。するとLd+設定部22に検出電流Idc,Iqcが入力され、電流に応じたLdが演算され、出力される。このとき第2切替部27も「1」側に切り替えられ、Ld+設定部22から出力されたLdが選択される。
Lq設定部23には、検出電流Idc,Iqcが入力され、電流に応じたLqが演算され、出力される。Ke設定部24には、検出電流Iqcが入力され、電流に応じたKeが演算され、出力される。
(動作の説明)
Ld−設定部21では、入力された定数Ld0,K1および検出電流Idcから、d軸電流Idcをパラメータとし、IdcがLdに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLd設定値を変化させる。
(数2)
Ld(Idc)=Ld0/(1−K1×Idc)
ここでLd0は、電流0近傍でのLd設定値とした。
さらに、Ld−設定部21では、入力された定数K3および検出電流Iqcから、q軸電流Iqcをパラメータとし、IqcがLdに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLd設定値を変化させる。
(数3)
Ld(Idc,Iqc)=Ld(Idc)−K3×Iqc×Iqc
Ld+設定部22では、入力された定数Ld0,K2および検出電流Idcから、d軸電流Idcをパラメータとし、IdcがLdに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLd設定値を変化させる。
(数4)
Ld(Idc)=Ld0/(1+K2×Idc)
さらに、Ld+設定部22では、入力された定数K3および検出電流Iqcから、q軸電流Iqcをパラメータとし、IqcがLdに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLd設定値を変化させる。
(数5)
Ld(Idc,Iqc)=Ld(Idc)−K3×Iqc×Iqc
Lq設定部23では、入力された定数Lq0,K4および検出電流Iqcから、q軸電流Iqcをパラメータとし、IqcがLqに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLq設定値を変化させる。
(数6)
Lq(Iqc)=Lq0/(1+K4×Iqc)
ここでLq0は、電流0近傍でのLq設定値とした。
さらに、Lq設定部23では、入力された定数K5および検出電流Idcから、d軸電流Idcをパラメータとし、IdcがLqに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりLq設定値を変化させる。
(数7)
Lq(Idc,Iqc)=Lq(Iqc)−K5×Idc
Ke設定部24では、入力された定数φm0,K6および検出電流Iqcから、q軸電流Iqcをパラメータとし、IqcがKeに与える影響を特徴付ける以下の関数式等によりKe設定値を変化させる。
(数8)
Ke(Iqc)=φm0−K6×Iqc×Iqc
ここでφm0は、電流0での永久磁石によるコイル鎖交磁束とした。
(効果の説明)
モータの電気定数Ld,Lq,Keを固定定数とした場合のdq軸磁束φd,φqとdq軸電流Id,Iqの関係を以下に示す。
Figure 0005156352
上記のようにモータの電気定数を固定定数とした場合、磁束と電流は線形な比例関係で表される。実際は高負荷等によりモータ電流が大きくなると、磁気飽和により磁束と電流の関係は非線形となるが、上記の式ではそれを正確に表現できていない。
一方、モータの電気定数Ld,Lqを、前述したように、IdがLdに与える影響およびIqがLqに与える影響を考慮した近似式とした場合の磁束と電流の関係は以下のようになる。
Figure 0005156352
あるモータを例に、横軸にIdをとり、磁束φdを、Ldを固定定数にして算出した場合と、Ld(Id)近似式、すなわちIdがLdに与える影響を考慮して算出した場合と、真値とを比較して図4に示す。同様に磁束φqについて、Lqを固定定数にして算出した場合と、Lq(Iq)近似式、すなわちIqがLqに与える影響を考慮して算出した場合と、真値とを比較して図5に示す。
図4および図5より、Ld,Lqを固定定数にした場合、磁束と電流は線形な比例関係となって真値から乖離するが、Ld(Id)近似式およびLq(Iq)近似式を用いた場合は、磁束と電流の非線形な関係をよく近似できている。
ところが、上記の近似だけではdq軸間の磁束の干渉特性が考慮されていない。モータに高負荷をかけて駆動する場合、dq軸間の磁束の干渉が大きく影響するため、それを考慮してモータの電気定数を設定することが望まれる。
そこで、モータの電気定数Ld,Lq,Keを、前述したようにIqがLdに与える影響、およびIdがLqに与える影響、およびIqがKeに与える影響までを含めて考慮した近似式とし、磁束と電流の関係を以下のように定義する。
Figure 0005156352
横軸にIqをとり、Idを定格比100%,0%,−100%と変化させた時の磁束φdについて、上記近似式で算出した場合と、真値とを比較して図6に示す。同様に、横軸にIdをとり、Iqを定格比50%,100%,150%と変化させた時の磁束φqについて、上記近似式で算出した場合と、真値とを比較して図7に示す。
図6および図7より、本発明にしたがって、Id,IqがLdに与える影響、およびId,IqがLqに与える影響、およびIqがKeに与える影響を考慮することにより、Id,Iqがd軸磁束φdおよびq軸磁束φqへ与える影響をよく近似できている。
以上のように、本発明に基づいてdq軸間の磁束の干渉を考慮した簡便な関数式でモータの電気定数を設定することにより、モータに負荷をかけて駆動した場合の磁束特性を正確かつ簡便に再現することができる。
本発明の特徴である、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを前述のように電圧指令値演算に用いることにより、高負荷等によりモータ電流が大きくなってモータの電気定数が変化する場合でも、高精度なトルク制御を実現し、かつ高応答化することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、モータ制御部14を図8に示すモータ制御部14aに置き換えたものである。図8が図2と異なる点は、変換係数32がなくなり、トルク演算部37を備えてトルク推定値τcを演算する点である。
トルク演算部37には、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keと、検出電流Idc,Iqcが入力され、以下に示す関数式によりトルク推定値τcを演算する。
(数12)
τc=Ke×Iqc+(Ld−Lq)×Idc×Iqc
本発明の特徴である、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを上記のようにトルク推定演算に用いることにより、高負荷等によりモータ電流が大きくなってモータの電気定数が変化する場合でも、高精度なトルク制御を実現し、かつ高応答化することができる。
(実施形態3)
実施形態1および実施形態2では、位置センサ付及び電流センサ付の構成にて例を示したが、位置センサレス及び電流センサ付の構成でも実現可能である。図9を用いて説明する。
図9が図1と異なる点は、以下の通りである。まず、トルク指令発生器1が速度指令発生器1aに置き換わり、モータ制御部14がモータ制御部14bに置き換わり、さらに位置検出器6および位相演算部11がなくなり、位相角θdcがモータ制御部14bから供給される。
電気定数の設定方法については、実施形態1で説明した方法を用いる。
次に、モータ制御部14bの動作を、図10を用いて詳しく述べる。
本実施例に示すモータ制御部14bの構成は、特開2001−251889号の図1とほぼ同じであり、異なる点は、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数を電流フィードフォワード補償部56および誘起電圧推定及び軸ずれ演算部57および速度位相推定部59に入力し、Vdm*,Vqm*,Δθ,ω1_detの演算に用いる点である。
電流フィードフォワード補償部56では、モータの抵抗設定値R、およびモータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Ke、および速度指令ω1*、および電流指令Id*,Iq*、および電圧指令Vd*,Vq*から、以下の関数式によりd軸モデル電圧Vdm*およびq軸モデル電圧Vqm*を演算する。
(数13)
Vdm*=R×Id*−ω1*×Lq×Iq*
Vqm*=R×Iq*+ω1*×Ld×Id*+ω1*×Ke
誘起電圧推定及び軸ずれ演算部57は、モータの抵抗設定値R、およびモータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Lq、および速度指令ω1*、および検出電流Idc,Iqc、および電圧指令Vd*,Vq*から、以下の関数式により軸ずれ推定値Δθを演算し、出力する。
Figure 0005156352
本発明の特徴である、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを前述の演算に用いることにより、高負荷等によりモータ電流が大きくなってモータの電気定数が変化する場合でも、高精度に回転子位置情報を取得し、かつ高応答な制御を実現することができる。
(実施形態4)
実施形態3では、位置センサレス及び電流センサ付の構成にて例を示したが、位置センサレス及び電流センサレスの構成でも実現可能である。図11を用いて説明する。
図11が図9と異なる点は、以下の通りである。まず、電流Iuを検出する電流検出器7aと電流Iwを検出する電流検出器7bがなくなり、電流検出器7cが新たに設けられ、直流電源4がインバータ3へ供給する電流IDCを検出する。また、電流再現部17が新たに設けられ、電流検出器7cで検出した電源電流IDCに基づき、特開平8−19263等に記載された手法によって、PMモータ5に流れる三相交流電流Iu,Iv,Iwを演算により再現する。また、モータ制御部14bがモータ制御部14cに置き換わっている。
電気定数の設定方法については、実施形態1で説明した方法を用いる。
本実施例に示すモータ制御部14cの構成は、特開2004−48868号の図1とほぼ同じであり、異なる点は、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを電圧ベクトル演算部64およびω1補正部66に入力し、Vd*,Vq*,Δω1の演算に用いる点である。
本発明の特徴である、モータ定数演算部13が出力したPMモータの電気定数Ld,Lq,Keを上記演算に用いることにより、高負荷等によりモータ電流が大きくなってモータの電気定数が変化する場合でも、高精度に電圧指令および修正量Δω1を演算し、安定かつ高応答な制御を実現することができる。
本発明の実施形態1の系統構成を示すブロック図。 本発明の実施形態1におけるモータ定数演算部の内部構成を示すブロック図。 本発明の実施形態1におけるモータ制御部の内部構成を示すブロック図。 本発明の実施形態1におけるd軸磁束とd軸電流の関係図。 本発明の実施形態1におけるq軸磁束とq軸電流の関係図。 本発明の実施形態1におけるd軸磁束とq軸電流の関係図。 本発明の実施形態1におけるq軸磁束とd軸電流の関係図。 本発明の実施形態2におけるモータ制御部の内部構成を示すブロック図。 本発明の実施形態3の系統構成を示すブロック図。 本発明の実施形態3におけるモータ制御部の内部構成を示すブロック図。 本発明の実施形態4の系統構成を示すブロック図。 本発明の実施形態4におけるモータ制御部の内部構成を示すブロック図。
符号の説明
1 トルク指令発生器
1a 速度指令発生器
2,2a,2b 制御器
3 インバータ
4 直流電源
5 PMモータ
6 位置検出器
7a,7b,7c 電流検出器
8 モータ定数設定器
11 位相演算部
12 dq座標変換部
13 モータ定数演算部
14,14a,14b,14c モータ制御部
15 dq座標逆変換部
16 PWM信号発生部
17 電流再現部
21 Ld−設定部
22 Ld+設定部
23 Lq設定部
24 Ke設定部
25 切替信号発生部
26 第1切替部
27 第2切替部
31 Id*発生部
32 変換係数
33 d軸電流指令演算部
34 q軸電流指令演算部
35 速度演算部
36 電圧ベクトル演算部
37 トルク演算部
41 交流電源
42 ダイオード・ブリッジ
43 平滑コンデンサ
51 変換ゲイン
52 速度制御部
53 電流指令作成部
54 d軸電流指令制御部
55 q軸電流指令制御部
56 電流フィードフォワード補償部
57 誘起電圧推定及び軸ずれ演算部
58 軸ずれ誤差補償部
59 速度位相推定部
61 変換ゲイン
62 Id*発生部
63 Iq*発生部
64 電圧ベクトル演算部
65 積分部
66 ω1補正部

Claims (4)

  1. 交流モータに対してパルス幅変調された電圧を印加し、前記交流モータを駆動するインバータと、
    前記交流モータの電流を検出する手段と、
    前記インバータが出力するパルス幅変調電圧を調整して前記交流モータを駆動する制御器と、を備え
    前記制御器は、モータの電気定数を演算するモータ定数演算部を備え、
    前記モータ定数演算部は、直交する2つの軸のうち一方の軸上で定義される電気定数の設定値を、同一の軸上で定義される状態変数を用いて補正し、かつ他方の軸上で定義される状態変数を用いて補正し、前記補正した電気定数を前記交流モータの駆動制御に用いるものであって、
    前記同一の軸上の状態変数による電気定数設定値の補正、ならびに前記他方の軸上の状態変数による電気定数設定値の補正の、少なくとも一方を、前記状態変数をパラメータとして前記状態変数が前記電気定数に与える影響を特徴付ける定数を用いた関数式で補正する交流モータの制御装置において、
    前記モータ定数演算部は、前記電気定数設定値としてd軸インダクタンスLdを用い、前記状態変数としてd軸電流Id及びq軸電流Iqを用い、前記d軸インダクタンスLdを前記d軸電流Id及び前記q軸電流Iqによって補正したLd(Id,Iq)を、d軸電流Idが負の場合にLd0,K1,K3を定数とする(式1)を用いて演算し、d軸電流Idが正の場合にLd0,K2,K3を定数とする(式2)を用いて演算することを特徴とする交流モータの制御装置。
    Ld(Id,Iq)=Ld0/(1−K1×Id)−K3×Iq×Iq (式1)
    Ld(Id,Iq)=Ld0/(1+K2×Id)−K3×Iq×Iq (式2)
  2. 請求項1において、
    前記モータ定数演算部は、前記電気定数設定値としてq軸インダクタンスLqを用い、q軸インダクタンスLqをd軸電流Id及びq軸電流Iqによって補正したLq(Id,Iq)を、Lq0,K4,K5を定数とする(式3)を用いて演算することを特徴とする交流モータの制御装置。
    Lq(Id,Iq)=Lq0/(1+K4×Iq)−K5×Id (式3)
  3. 請求項1又は2において、
    気定数設定値として誘起電圧定数Keを用い、電流が略ゼロでの誘起電圧定数をφm0とするとき、
    前記モータ定数演算部は、誘起電圧定数Keをq軸電流Iqによって補正したKe(Iq)を、Kを定数とする(式)を用いて演算することを特徴とする交流モータの制御装置。
    Ke(Iq)=φm0−K×Iq×Iq (式
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記制御器は、モータ制御部を備え、
    該モータ制御部は、駆動指令と、前記状態変数と、前記補正した電気定数と、に基づいて、前記交流モータの駆動に必要な電圧指令を演算することを特徴とする交流モータの制御装置。
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