JP5155624B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5155624B2
JP5155624B2 JP2007222568A JP2007222568A JP5155624B2 JP 5155624 B2 JP5155624 B2 JP 5155624B2 JP 2007222568 A JP2007222568 A JP 2007222568A JP 2007222568 A JP2007222568 A JP 2007222568A JP 5155624 B2 JP5155624 B2 JP 5155624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
phase
signal
comparator
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007222568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009055759A (ja
Inventor
聡 鳴海
博志 村上
稔也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2007222568A priority Critical patent/JP5155624B2/ja
Priority to US12/194,904 priority patent/US7902775B2/en
Priority to TW097132056A priority patent/TW200922104A/zh
Publication of JP2009055759A publication Critical patent/JP2009055759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5155624B2 publication Critical patent/JP5155624B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明はモータ駆動装置に関し、特に、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
従来より、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置が知られている。このモータ駆動装置では、ロータの回転位置をホールセンサで検出する代わりに、ロータの回転によってステータのコイルに発生する誘導電圧(B-EMF:back electromotive force(逆起電力))を利用してロータの回転位置を検出し、その検出結果に基づいて3相コイルに120度ずつ位相がずれた3相PWM電圧を印加する構成となっている。
このようなモータ駆動装置においては、例えば特許文献1に挙げられるように、U相、V相およびW相の誘導電圧のそれぞれと、中点電圧との比較をコンパレータ(位置検出用コンパレータ)で行って、その比較結果信号に基づいてロータの回転位置の検出を行っている。
特開2006−217681号公報(図1)
上記のようなモータ駆動装置においては、低速回転(2300rpm以下)ではB−EMFにPWM駆動の電流リップルによる電圧成分が加わり、正しい位置の検出ができないことがあるため、B−EMFをCRフィルタを通すことで、当該電圧成分の除去を行うことが一般的である。
しかしCRフィルタを通した後の電圧には数mVの電圧リップルが残り、当該電圧リップに位置検出用コンパレータが反応して、B−EMFを検出した場合と同じ信号を出力するため、モータ低速で回転しているにも拘わらず高速で回転しているものと誤検出して、誤った回転信号(FG)を出力する現象がある。この現象を本明細書中では自励発振と呼称する。
自励発振が発生すると、正しくモータを停止させることができないとともに、モータ駆動装置を有しているシステムに誤った回転信号が与えられることになるので、当該システムにおいて予想外の現象が発生する可能性があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、位置検出用コンパレータにおけるB−EMFの誤検出を防止して、正確な回転信号を出力できるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る1の実施の形態においては、出力回路、フィルタ回路、比較回路、位置検出回路、センサレス駆動演算回路、騒音低減用電流波形生成回路、信号合成回路、および出力トランジスタ制御回路を備えている。比較回路は、コンパレータと、コンパレータの+(プラス)端子および−(マイナス)端子に接続された極性切り替え部と、信号切り替え部とを有し、コンパレータは、予め設定した所定電圧値分のオフセットの設定および解除が可能なように構成されている。
上記実施の形態によれば、コンパレータにオフセットを設定することで、PWM駆動電圧をCRフィルタに通した後の電圧リップルを、回転時のB−EMF電圧としてコンパレータが検出することが防止され、3相ブラシレスモータの現実の回転数は低いにも拘わらず、現実以上の回転数で回転していると誤検出し、誤った回転信号が出力されることが防止される。
<実施の形態>
<装置構成>
図1は、本発明に係る実施の形態のモータ駆動装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すようにモータ駆動装置100は、出力回路2、フィルタ回路24、比較回路3(電圧比較部)、電流ゼロアンペア(0A)検出回路7、位置検出回路8、センサレス駆動演算回路9(駆動信号発生回路)、騒音低減用電流波形生成回路11、信号合成回路12、および出力トランジスタ制御回路13を備え、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータ21を駆動する構成となっている。なお、当該モータ駆動装置100は、1つのIC(集積回路)として形成されている。
3相ブラシレスモータ21は、ステータ22と、その周囲に回転自在に設けられたロータ23とを備え、ステータ22は、Y結線されたU相、V相およびW相のコイルを含んでいる。U相、V相およびW相のコイルの一方端はそれぞれU相、V相およびW相のコイル端子TU、TVおよびTWに接続され、それらの他方端は中点端子TNに接続されている。ロータ23には、回転方向に沿ってN極とP極が交互に複数極(図では4極)配置されている。
このような3相ブラシレスモータ21において、120度ずつ位相がずれた3相PWM電圧をそれぞれU相、V相およびW相のコイルに印加すると、回転磁界が生成され、その回転磁界に従ってロータ23が回転する。なお、3相ブラシレスモータ21は、例えばパーソナルコンピュータのDVD(digital versatile disc)やCD(compact disc)を高速回転させるスピンドルモータとして使用される。
次に、各構成について説明する。
出力回路2は、Nチャネル型のMOSトランジスタQ1〜Q6およびダイオードD1〜D6を含み、MOSトランジスタQ1とQ2、Q3とQ4、Q5とQ6は、それぞれ組となって電源電圧(VCC)ラインと接地(GND)ラインとの間に直列接続されている。
そして、MOSトランジスタQ1とQ2との間のノードN1、トランジスタQ3とQ4との間のノードN3、MOSトランジスタQ5とQ6との間のノードN5は、それぞれ3相ブラシレスモータ21のコイル端子TU、TVおよびTWに接続される。
また、ダイオードD1、D3およびD5は、それぞれノードN1、N3およびN5とVCCのラインとの間に、MOSトランジスタQ1、Q3およびQ5に対して逆並列となるように接続され、ダイオードD2、D4および6は、それぞれGNDラインとノードN1、N3およびN5との間に、MOSトランジスタQ2、Q4およびQ6に対して逆並列となるように接続されている。なお、ダイオードD1〜D6の代わりに、各MOSトランジスタに寄生する寄生ダイオードを用いても良い。
MOSトランジスタQ1〜Q6を所定のタイミングでオン/オフさせることにより、直流電圧VCCを3相PWM電圧に変換することができる。なお、Nチャネル型のMOSトランジスタの代わりにPチャネル型のMOSトランジスタを使用し、Nチャネル型のMOSトランジスタのゲートに与える信号と逆相の信号または反転信号をPチャネル型のMOSトランジスタのゲートに与える構成としても良い。
フィルタ回路24は、3相ブラシレスモータ21のコイル端子TU、TVおよびTWと、中点端子TNに接続され、コイル端子TU、TVおよびTWからそれぞれ出力される逆起電圧U、VおよびW(コイル端子電圧)と、中点電圧CTと含まれる電流リップルに起因する電圧成分を除去して、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1とフィルタリング後の中点電圧CT1として出力する。
すなわち、3相ブラシレスモータ21において、巻き線にピンホールなどの傷があるステータ22ではインダクタンス成分が変化し、CT基準で各相に発生する逆起電圧(B−EMF)のバランスがずれる可能性があるが、3相ブラシレスモータ21のコイル端子電圧をCRフィルタで積分することで、ピンホール等のない状態でのB−EMFを検出することが可能となる。
ここで、フィルタ回路24の構成を図2に示す。
図2に示すようにフィルタ回路24は、信号ラインSLに介挿された抵抗素子R1と、信号ラインSLとGNDとの間に介挿された容量素子L1とで構成されるCRフィルタで構成されるローパスフィルタと、当該ローパスフィルタを迂回する迂回路PLに介挿されたトランスミッションゲートTG1とを各信号ラインに備えている。なお、図2では、U相の信号ラインに設けられたローパスフィルタとトランスミッションゲートTG1とを例示している。
トランスミッションゲートTG1の反転ゲートにはインバータIV1を介して制御信号42の反転信号が与えられ、トランスミッションゲートTG1のゲートには、制御信号42が与えられ、制御信号42によってトランスミッションゲートTG1をオン状態にした場合には、信号ラインSLの信号は迂回路PLを通り、ローパスフィルタが実質的にオフ状態となる。ここで、制御信号42は、後に説明するセンサレス駆動演算回路9に内蔵されるカウンタ10から与えられる信号である。
なお、迂回路PLにはトランスミッションゲートTG1の代わりに、Nチャネル型のMOSトランジスタやPチャネル型のMOSトランジスタを用いても良いが、トランスミッションゲートを使用する場合は、入力レンジを広くできるという利点がある。
なお、上記ではフィルタ回路24は、CRフィルタで構成される例を示したが、高調波成分を除去することができるローパスフィルタであればCRフィルタに限定されるものではない。
比較回路3は、コンパレータ31と、コンパレータの+端子および−端子に接続された極性切り替え部33と、逆起電圧U1、V1およびW1あるいはフィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1を、交互に切り替えて極性切り替え部33に与える信号切り替え部32とを有している。
信号切り替え部32は、逆起電圧Uあるいはフィルタリング後の逆起電圧U1を受けるスイッチ321、逆起電圧Vあるいはフィルタリング後の逆起電圧V1を受けるスイッチ322および逆起電圧Wあるいはフィルタリング後の逆起電圧W1を受けるスイッチ323を有し、これらのスイッチの制御は、後述するセンサレス駆動演算回路9から与えられる制御信号43(第2の制御信号)によって、何れか1つのみがオンするように制御される。
また、極性切り替え部33は、信号切り替え部32によって選択された信号を、コンパレータ31の+端子あるいは−端子に切り替えて与えるためのスイッチ331および332と、中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1を、コンパレータ31の+端子あるいは−端子に切り替えて与えるためのスイッチ333および334とを備えている。スイッチ331および333はコンパレータ31の+端子に接続され、スイッチ332および334はコンパレータ31の−端子に接続される。そして、センサレス駆動演算回路9から与えられる制御信号44(第1の制御信号)によって、スイッチ332と333の組と、スイッチ331と334の組とが相補的に動作するように制御される。
コンパレータ31は、逆起電圧U、VおよびWの何れかと、中点電圧CTとの比較、あるいはフィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1の何れかと、フィルタリング後の中点電圧CT1との比較を行う。例えばフィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも高い場合は、コンパレータ31が出力するB−EMF検出信号40は「H」レベルになり、フィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも低い場合は、B−EMF検出信号40は「L」レベルになる。
なお、極性切り替え部33により逆起電圧U1、V1およびW1、コンパレータ31の−端子に与えた場合は、例えばフィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも低い場合は、コンパレータ31が出力するB−EMF検出信号40は「H」レベルになり、フィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも高い場合は、B−EMF検出信号40は「L」レベルになる。
また、コンパレータ31は、予め設定した所定電圧値分のオフセットの設定および解除が可能なように構成され、当該オフセットの設定および解除は、センサレス駆動演算回路9に内蔵されるカウンタ10から与えられるオフセット信号41によって制御される。
電流ゼロアンペア検出回路7は、B−EMF検出信号40に基づいて、位置検出相のコイル電流が実際に0Aになったことを検出する。ここで位置検出相とは、U相、V相およびW相のうちの位置検出対象の相をいい、U相、V相およびW相の順で順次変化する。
位置検出回路8は、電流ゼロアンペア検出回路7が位置検出相のコイル電流が0Aになったことを検出したことに応じて、B−EMF検出信号40に基づき、位置検出相の端子TU、TVおよびTWの何れかの電圧のゼロクロス点を検出し、検出結果を示す位置検出信号を出力してセンサレス駆動演算回路9に与える。
センサレス駆動演算回路9は、内蔵のカウンタ10のインクリメント、初期値設定、セット、リセットを行いながら、位置検出回路8からの位置検出信号に基づいてPWM信号を生成し、PWM信号を制御して位置検出相の電流を最適なタイミングで遮断する。
また、センサレス駆動演算回路9は、位置検出回路8からの位置検出信号に基づいて、パルス状の回転信号FGを生成してシステム外部に出力するが、この回転信号FGのエッジを検出するごとに制御信号44の論理を切り替えてコンパレータ31の極性を切り替え、回転信号FGのエッジを検出した後のタイミングで、信号切り替え部32のスイッチ321〜323を順次に切り替える。
センサレス駆動演算回路9に内蔵のカウンタ10は、電流ゼロアンペア検出回路7、騒音低減用電流波形生成回路11、信号合成回路12のカウンタとしても共用され、また、コンパレータ31のオフセットの設定および解除を制御するオフセット信号41およびフィルタ回路24のオン/オフ制御を行う制御信号42を生成する。
騒音低減用電流波形生成回路11は、センサレス駆動演算回路9で生成されたPWM信号に同期して、3相ブラシレスモータ21の騒音を低減させるための電流波形を生成する。
信号合成回路12は、センサレス駆動演算回路9で生成されたPWM信号と、騒音低減用電流波形生成回路11で生成された電流波形とを合成する。
出力トランジスタ制御回路13は、信号合成回路12の出力信号に従って、出力回路2のトランジスタQ1〜Q6の各々をオン/オフ制御する。これにより、出力回路2から3相ブラシレスモータ21に3相PWM電圧が供給され、ロータ23が回転される。
<装置動作>
次に、図1を参照しつつ、図3に示すフローチャートおよび図4に示す波形図を用いてモータ駆動装置100におけるモータ回転数の検出動作について説明する。
なお、以下においては、3相ブラシレスモータ21が例えば2300rpmを越える回転数で高速回転している状態(サンプルホールドモードと呼称)から急速に回転数を下げて停止するまでの動作について、順を追って説明するものとする。
まず、図3のステップS1において、コンパレータ31が、逆起電圧U、VおよびWと中点電圧CTとの比較、あるいはフィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1とフィルタリング後の中点電圧CT1との比較を行い、B−EMF検出信号40を出力する。
すなわち、回転数が2300rpmを越える高速回転では、B−EMFが充分に高くPWM駆動の電流リップルによる電圧成分の影響が小さいので、B−EMFをCRフィルタに通す必要がなく、フィルタ回路24は制御信号42によりオフ状態となっており、コンパレータ31は、逆起電圧U、VおよびWと中点電圧CTとの比較を行い、B−EMF検出信号40を出力する。一方、回転数が2300rpm以下の場合は、B−EMFが低くなるので、PWM駆動の電流リップルによる電圧成分の影響が現れるので、B−EMFをCRフィルタに通す必要が生じ、フィルタ回路24をオン状態として、コンパレータ31は、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1と、フィルタリング後の中点電圧CT1との比較を行うことになる。
センサレス駆動演算回路9では、B−EMF検出信号40に基づいて、3相ブラシレスモータ21の回転数を算出し(ステップS2)、算出した回転数が、例えば53rpm以下であるか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、図4には回転数が実用回転数外の場合について、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1の波形(B−EMF波形)と、当該波形に対応した回転信号FGとが併せて示されており、回転数が実用回転数以下であって161rpmを越える場合には、回転信号FGのパルス幅も狭く、B−EMF波形の振幅も充分に高いことが示されている。また、図4にはフィルタリング後の中点電圧CT1をCT基準として表すとともに、コンパレータ31で設定されるオフセット電圧も表している。
ステップS3において、回転数が53rpm以下であると判定された場合は、ステップS4において3相ブラシレスモータ21の回転を停止させる。一方、ステップS3において、回転数が53rpmを越えると判断された場合は、ステップS5において、回転数が161rpmを越えているか否かについての判定を行う。そして、回転数が161rpmを越えていると判断された場合は、コンパレータ31のオフセットを設定する(ステップS6)。
ここで言うオフセットを設定するとは、コンパレータ31の比較電圧がCT基準である場合に、CT基準よりも絶対値で高い側にずれた電圧で比較する動作であり、CT基準からシフトすることで、B−EMF波形とクロスする位置が変化し、B−EMF波形の振幅の高さによっては、B−EMF検出信号40が変化して、最終的に回転信号FGの波形が変化することになる。
なお、オフセット電圧は、PWM電圧を、CRフィルタにより平滑化した後の電圧リップルよりも大きくなるように設定され、3相ブラシレスモータ21が例えば2300rpmを越える回転数で高速回転している場合のB−EMF波形の振幅レベルが数Vとすれば、オフセット電圧は50mV程度に設定される。
また、当該オフセット電圧は、比較回路3の極性切り替え部33に与えられる制御信号44の論理を切り替えることで、B−EMF波形に対して、CT基準を中心として上下対称となるように設定される。制御信号44の論理は、回転信号FGのエッジを検出するごとに切り替えられる。なお、オフセット電圧の極性は、検出したエッジの立ち上がる方向とは反対側の極性となるように設定される。
なお、上述したように、オフセット電圧は実用回転数を越える回転数で高速回転している場合のB−EMF波形の振幅レベルに比べると遙かに小さいので、オフセットを設定しても、それによってB−EMF検出信号40が変化する割合は小さく、オフセットを設定したことによる位置検出誤差は問題にはならない。
オフセットを設定した後は、ステップS1の動作を繰り返すが、この場合、コンパレータ31では中点電圧CTではなく、等価的にオフセット電圧が加えられた中点電圧CTとB−EMFとを比較して、B−EMF検出信号40を出力することになる。
センサレス駆動演算回路9では、B−EMF検出信号40に基づいて、3相ブラシレスモータ21の回転数を算出し(ステップS2)、算出した回転数が、例えば53rpm以下であるか否かを判定する(ステップS3)。
今、3相ブラシレスモータ21の回転数が、図4における領域A、すなわち161rpm以下の領域あるいは領域B、すなわち実使用回転数外にある場合を想定すると、回転数は53rpmを越えていると判断されるので、ステップS5に進み、回転数が161rpmを越えているか否かについての判定を行う。
領域Aあるいは領域Bでは、回転数は161rpmを越えていないのでステップS7に進み、回転数が161rpm以下であるか否かについての判定を行う。領域Aあるいは領域Bでは、回転数は161rpm以下であるので、コンパレータ31に設定されたオフセットを解除する(ステップS8)。これは、回転数が161rpm以下になると、B−EMF波形の振幅レベルが数百mV程度まで低下するので、オフセットを設定していると位置検出誤差が大きくなるからである。
コンパレータ31のオフセットを解除した後は、ステップS1の動作を繰り返すが、この場合、コンパレータ31では中点電圧CTとB−EMFとを比較して、B−EMF検出信号40を出力することになる。
センサレス駆動演算回路9では、B−EMF検出信号40に基づいて、3相ブラシレスモータ21の回転数を算出し(ステップS2)、算出した回転数が、例えば53rpm以下であるか否かを判定する(ステップS3)。
今、3相ブラシレスモータ21の回転数が、図4における領域C、すなわち161rpm以上の領域にある場合を想定すると、回転数は53rpmを越えていると判断されるので、ステップS5に進み、回転数が161rpmを越えているか否かについての判定を行う。
領域Cでは、回転数は161rpm以上であるので、161rpmを越えている場合には、ステップS6に進みコンパレータ31のオフセットを設定する(ステップS6)。
ここで、領域Aでは161rpm以下であったものが、領域Cでは161rpmを越えているということは、回転が止まる方向にある3相ブラシレスモータ21の動作としては正常ではなく、現実の回転数は低いにも関わらず、CRフィルタを通した後のB−EMFに残る電圧リップルにコンパレータ31が反応して、現実以上の回転数で回転しているものと誤検出していることが考えられる。
しかし、コンパレータ31にオフセットが設定された後は、オフセット電圧に満たない電圧リップルについてはコンパレータ31では検出されなくなるとともに、現実の回転数が53rpmに近い領域EではB−EMF波形も検出されなくなる。
ここで、B−EMF波形が検出されない場合、コンパレータ31が出力するB−EMF検出信号40は、「L」または「H」の出力レベルが連続するだけの信号となり(ステップS1)、それに基づいてセンサレス駆動演算回路9では、3相ブラシレスモータ21の回転数を53rpm以下として算出する(ステップS2)。この結果、ステップS3で回転数が53rpm以下と判断され、ステップS4において3相ブラシレスモータ21の回転(各相のPWM出力)が停止される。
図5は、オフセットを設定しない場合に得られる回転信号FGの一例を示す図である。図5においては、図4と同じB−EMF波形を示し、当該B−EMF波形に基づいて得られる回転信号FGを示している。
図5に示すように、回転信号FGの領域A〜Cについては図4と同じであるが、領域Cに続く領域Dでは、自励発振によりCRフィルタを通した後のB−EMFに残る電圧リップルをコンパレータ31が検出し、誤検出に基づくB−EMF検出信号40を出力するため、領域Dでは回転数が実用回転数以上であることを示すパルス波形が示されている。
ここで、オフセットを設定した場合と設定しない場合との相違をより明確に示すため、図4におけるA部の拡大図を図6に、図5におけるA部の拡大図を図7に示す。
図6および図7においては、共にU相のB−EMF波形を示しており、CRフィルタを通した後のB−EMFに電圧リップルが重畳されている状態が示されている。
オフセットを設定した場合、図6に示されるように、オフセット電圧とほぼ等しい電圧リップルを検出した点を検出ポイントとし、電圧リップルを検出するごとにオフセット電圧の極性を切り替える。この処理をV相およびW相についても実行し、3相のB−EMF波形についての検出ポイントに基づいて回転信号FGが算出される。
一方、オフセットを設定しない場合は、図7に示されるように、中点電圧CTとB−EMF波形とを比較することになり、中点電圧CTとほぼ等しい電圧リップルを検出した点が検出ポイントとなり、その検出数は膨大なものとなる。これをV相およびW相についても検出し、得られた検出ポイントに基づいて回転信号FGを算出すると、その回転信号FGは現実以上の回転数を示すことになる。
<効果>
以上説明したように、3相ブラシレスモータ21の回転数が、予め定めた閾値を越えた場合にコンパレータ31の比較電圧をCT基準からオフセット電圧に変更し、当該閾値以下の場合にはオフセット電圧を解除あるいは比較電圧をCT基準に保つように構成することで、CRフィルタを通した後のB−EMFに残る電圧リップルをコンパレータ31が検出することが防止される(図6)。この結果、3相ブラシレスモータ21の現実の回転数は低いにも関わらず、現実以上の回転数で回転していると誤検出し(図7)、誤った回転信号FGが出力されることが防止される。
なお、コンパレータ31の+端子および−端子には、信号切り替え部32によって選択された信号と、中点電圧CT(あるいはCT1)とが、極性切り替え部33により切り替え可能に与えられる構成となっており、コンパレータ31にオフセットを設定した場合には、回転信号FGのエッジを検出するごとにオフセット電圧の極性を切り替えることができる。
このような構成を採らず、オフセット電圧の極性が一方だけである場合には、回転信号FGのパルス波の幅と、パルス間隔とに大きな差異が生じて、3相ブラシレスモータ21の回転数にムラが生じているように誤検出されるが、オフセット電圧の極性の切り替えにより、当該誤検出が発生することを防止できる。
<変形例1>
図1を用いて説明したモータ駆動装置100の比較回路3においては、コンパレータ31の+端子および−端子に極性切り替え部33が接続され、コンパレータ31の+端子および−端子に与える信号を切り替えることで、コンパレータ31のオフセットの極性を切り替える構成としていたが、コンパレータ31をオフセットの極性を切り替える機能を有した構成としても良い。
図8には、オフセットの極性を切り替える機能を有したコンパレータ31を備えた比較回路3Aの構成を示す。
コンパレータ31の+端子は、信号切り替え部32のスイッチ321、322および323に共通に接続され、コンパレータ31の−端子には中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられる構成となっている。
そして、コンパレータ31には+側にオフセットを設定するオフセット信号41aと、−側にオフセットを設定するオフセット信号41bとが図示されないカウンタ10(図1)から与えられ、オフセット信号41aおよび41bに基づいてオフセットの極性が切り替えられる構成となっている。
このような構成を採ることで、極性切り替え部33(図1)を不要とすることができ、構成を簡略化した比較回路を得ることができる。
<変形例2>
図1を用いて説明したモータ駆動装置100の比較回路3においては、1つのコンパレータ31を用いて3相のB−EMFを検出する構成としていたが、各相ごとにコンパレータを使用する構成としても良い。
図9には、B−EMFの各相に対応したコンパレータ31a、31bおよび31cを備えた比較回路3Bの構成を示す。
コンパレータ31aの+端子には逆起電圧Uあるいはフィルタリング後の逆起電圧U1が与えられ、−端子には中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられる構成となっている。
コンパレータ31bの+端子には逆起電圧Vあるいはフィルタリング後の逆起電圧V1が与えられ、−端子には中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられる構成となっている。
コンパレータ31cの+端子には逆起電圧Wあるいはフィルタリング後の逆起電圧W1が与えられ、−端子には中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられる構成となっている。
また、コンパレータ31a、31bおよび31cには、+側にオフセットを設定するオフセット信号41aと、−側にオフセットを設定するオフセット信号41bとが図示されないカウンタ10(図1)から与えられ、オフセット信号41aおよび41bに基づいてオフセットの極性が切り替えられる構成となっている。
コンパレータ31a、31bおよび31cのそれぞれからは、B−EMF検出信号40a、40bおよび40cが出力され、電流ゼロアンペア検出回路7および位置検出回路8に与えられる。
このような構成を採ることで、信号切り替え部32(図1)、極性切り替え部33(図1)を不要とすることができ、構成をさらに簡略化した比較回路を得ることができる。
<変形例3>
各相ごとにコンパレータを使用する構成としては、図10に示すような比較回路3Cの構成を採用しても良い。
図10においては、コンパレータ31a、31bおよび31cの入力は、それぞれ極性切り替え部33a、33bおよび33cを介して与えられる構成となっている。極性切り替え部33a〜33cの構成は、図1を用いて説明した極性切り替え部33と同じである。そして、極性切り替え部33aには、逆起電圧Uあるいはフィルタリング後の逆起電圧U1と、中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられ、極性切り替え部33bには、逆起電圧Vあるいはフィルタリング後の逆起電圧V1と、中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられ、極性切り替え部33cには、逆起電圧Wあるいはフィルタリング後の逆起電圧W1が与えられ、−端子には中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1が与えられる構成となっている。
極性切り替え部33a〜33cでは、センサレス駆動演算回路9(図1)から与えられる制御信号44に基づいて、入力された信号を切り替えて、コンパレータ31a〜31cの+端子および−端子に与えるように動作する。
コンパレータ31a〜31cは、図1を用いて説明したコンパレータ31と同じ構成を有し、予め設定した所定電圧値分のオフセットの設定および解除が可能なように構成され、当該オフセットの設定および解除は、センサレス駆動演算回路9(図1)に内蔵されるカウンタ10(図1)から与えられるオフセット信号41によって制御される。その他の構成は、図9に示した比較回路3Bと同じである。
このような構成を採ることで、信号切り替え部32(図1)を不要とすることができ、構成を簡略化した比較回路を得ることができる。
本発明に係る実施の形態のモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。 フィルタ回路の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態のモータ駆動装置におけるモータ回転数の検出動作を説明するフローチャートである。 オフセットを設定した場合の、フィルタリング後のB−EMF波形と、対応する回転信号とを示す図である。 オフセットを設定しない場合の、フィルタリング後のB−EMF波形と、対応する回転信号とを示す図である。 オフセットを設定した場合の、フィルタリング後のB−EMF波形と、対応する回転信号とを示す部分拡大図である。 オフセットを設定しない場合の、フィルタリング後のB−EMF波形と、対応する回転信号とを示す部分拡大図である。 比較回路の変形例1の構成を示す図である。 比較回路の変形例2の構成を示す図である。 比較回路の変形例3の構成を示す図である。
符号の説明
31 コンパレータ、41 オフセット信号、32 信号切り替え部、33 極性切り替え部。

Claims (3)

  1. ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置であって、
    前記3相ブラシレスモータの3相コイルの各相のコイル端子電圧と、前記3相コイルの中点電圧とを受け、それらに含まれる電流リップルに起因する電圧成分を除去するフィルタ回路と、
    前記各相のコイル端子電圧をフィルタリングしたフィルタリング後の各相のコイル端子電圧と、前記中点電圧をフィルタリングしたフィルタリング後の中点電圧との高低を比較するコンパレータを含む電圧比較部とを備え、
    前記コンパレータは、オフセット信号に基づいて前記フィルタリング後の各相のコイル端子電圧との比較電圧を、前記フィルタリング後のリップル電圧よりも高いオフセット電圧を付加した値に設定し、
    前記オフセット信号は、
    前記3相ブラシレスモータの回転数が、予め定めた閾値を越えた場合に前記比較電圧を前記オフセット電圧を付加した値に変更し、前記閾値以下の場合には前記オフセット電圧を解除する、モータ駆動装置。
  2. 前記フィルタ回路は、前記フィルタリング後の各相のコイル端子電圧および前記フィルタリング後の中点電圧を出力するか、前記各相のコイル端子電圧および前記中点電圧をそのまま出力するかを選択可能に構成され、
    前記電圧比較部は、
    前記コンパレータのプラス端子およびマイナス端子に与える信号を切り替えることで前記コンパレータの極性を切り替える極性切り替え部と、
    前記フィルタ回路から出力される前記各相のコイル端子電圧、あるいは前記フィルタリング後の各相のコイル端子電圧を、各相ごとに切り替えて前記極性切り替え部に与える信号切り替え部とを有する、請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 前記電圧比較部での比較結果に基づいて位置検出相の電圧のゼロクロス点を検出して位置検出信号を出力する位置検出回路と、
    前記位置検出回路の検出結果に基づいて前記3相ブラシレスモータを駆動するPWM信号を生成するとともに、前記位置検出信号に基づいて、パルス状の回転信号を生成して出力する駆動信号発生回路とを備え、
    前記駆動信号発生回路は、前記回転信号のエッジを検出するごとに前記コンパレータの極性を切り替える第1の制御信号を出力し、前記回転信号のエッジを検出した後のタイミングで切り替え動作が実行されるように、前記信号切り替え部を制御する第2の制御信号を出力する、請求項2記載のモータ駆動装置。
JP2007222568A 2007-08-29 2007-08-29 モータ駆動装置 Expired - Fee Related JP5155624B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222568A JP5155624B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 モータ駆動装置
US12/194,904 US7902775B2 (en) 2007-08-29 2008-08-20 Motor driving device
TW097132056A TW200922104A (en) 2007-08-29 2008-08-22 Motor driving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222568A JP5155624B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 モータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009055759A JP2009055759A (ja) 2009-03-12
JP5155624B2 true JP5155624B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=40406386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007222568A Expired - Fee Related JP5155624B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 モータ駆動装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7902775B2 (ja)
JP (1) JP5155624B2 (ja)
TW (1) TW200922104A (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2293430A1 (de) * 2009-09-07 2011-03-09 Technische Universität Darmstadt Vorrichtung und Verfahren zur Rotorpositionsermittlung bei geringer Drehzahl oder bei Stillstand
TWI398090B (zh) * 2009-11-11 2013-06-01 Princeton Technology Corp 應用於複數種控制模式之馬達控制電路
JP5701503B2 (ja) * 2009-12-28 2015-04-15 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー モータ駆動回路
SG184802A1 (en) * 2010-05-03 2012-11-29 Delta T Corp A ceiling fan
EP2725703B1 (fr) 2012-10-26 2017-12-06 Dassym SA Dispositif de contrôle d'un moteur sans capteur ni balais
KR101422942B1 (ko) * 2012-12-06 2014-07-23 삼성전기주식회사 모터 구동 제어 장치, 모터 구동 제어 방법 및 그를 이용한 모터
TWI531151B (zh) 2012-12-27 2016-04-21 台達電子工業股份有限公司 模組化風扇馬達控制電路及其控制方法
DE102014001184B4 (de) * 2014-01-30 2018-08-23 Otto Bock Healthcare Products Gmbh Verfahren zum Betreiben eines Elektromotors
JP6598563B2 (ja) * 2015-08-05 2019-10-30 ルネサスエレクトロニクス株式会社 信号変換器及び制御装置
US9966890B2 (en) * 2016-02-16 2018-05-08 Steering Solutions Ip Holding Corporation Detection of offset errors in phase current measurement for motor control system
KR101676266B1 (ko) * 2016-02-18 2016-11-16 이래오토모티브시스템 주식회사 센서 미부착식 epb 모터의 회전수 검출장치 및 검출방법
EP3560092B1 (en) * 2016-12-22 2021-02-24 Assa Abloy AB Controlling motor movement
CN106685274A (zh) * 2016-12-30 2017-05-17 天水七四九电子有限公司 一种直流无刷电机控制电路
JP2019009970A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 モータ駆動装置およびモータシステム
JP6826499B2 (ja) * 2017-06-30 2021-02-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびパワーモジュール
JP6889837B2 (ja) * 2017-10-05 2021-06-18 株式会社ジェイテクト モータ制御装置
CN111049456B (zh) * 2020-01-06 2022-01-21 天宝精密科技(惠州市)有限公司 一种霍尔传感器安装偏差识别和补偿方法及装置
US11761985B2 (en) 2021-02-09 2023-09-19 Analog Devices International Unlimited Company Calibration using flipped sensor for highly dynamic system

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4973896A (en) * 1987-10-21 1990-11-27 Toyo Densan Company, Ltd. Automobile generator apparatus
JPH04193094A (ja) * 1990-11-27 1992-07-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブラシレスモータの位置検出回路
US5631999A (en) * 1995-09-06 1997-05-20 Seagate Technology Inc. Adaptive compensation for hard disc drive spindle motor manufacturing tolerances
JP2000253692A (ja) * 1999-03-04 2000-09-14 Hitachi Ltd 記憶媒体駆動装置
US6153989A (en) * 1999-05-06 2000-11-28 Quantum Corporation Motor driver circuit for driving and decelerating DC motors
JP3993502B2 (ja) * 2002-10-21 2007-10-17 株式会社ルネサステクノロジ 多相直流モータの回転駆動制御装置および起動方法
JP4180357B2 (ja) * 2002-11-25 2008-11-12 株式会社ルネサステクノロジ 磁気ディスク記憶システム
JP4583111B2 (ja) * 2004-08-31 2010-11-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 モータの駆動制御装置およびディスク回転システム
JP4614728B2 (ja) * 2004-10-14 2011-01-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 モータの駆動制御装置および起動方法
JP4698241B2 (ja) * 2005-02-01 2011-06-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 モータ駆動装置
US7626777B2 (en) * 2005-09-23 2009-12-01 Agere Systems Inc. Variable threshold bipolar signal peak detector

Also Published As

Publication number Publication date
US20090058336A1 (en) 2009-03-05
JP2009055759A (ja) 2009-03-12
US7902775B2 (en) 2011-03-08
TW200922104A (en) 2009-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155624B2 (ja) モータ駆動装置
US7492113B2 (en) Brushless motor drive control circuit and brushless motor device using the same
JP4294602B2 (ja) 多相モータのロータ磁極位置検出装置及びそれを備えたモータ駆動装置並びにモータ駆動方法
JP4801773B2 (ja) ブラシレスモータ、ブラシレスモータ制御システム、およびブラシレスモータ制御方法
JP4065441B2 (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
TWI405401B (zh) 馬達驅動電路
JP2009148074A (ja) モータ駆動装置
JP5820287B2 (ja) モータ駆動制御装置およびその動作方法
JP4236456B2 (ja) モータ駆動回路
JP2009011134A (ja) モータ制御装置,モータ制御システム,モータ制御方法、半導体装置、及び電子機器
US10298159B2 (en) Zero crossing detection circuit for motor controller and method therefor
JP6681366B2 (ja) モータ駆動制御装置及びモータの駆動制御方法
JP5857825B2 (ja) モータ制御装置
JP2004312855A (ja) モータ及びディスク装置
JP2009254107A (ja) ブラシレスdcモータの制御装置
JP2007195313A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP2008211866A (ja) センサレス駆動用半導体集積回路およびセンサレス駆動システム
JP6831346B2 (ja) モータ装置及びモータの駆動制御方法
JP5330728B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP4662729B2 (ja) センサレスモータの駆動装置
JP3363833B2 (ja) Fg信号発生回路及びこれを有するbldcモータ及びbldcモータ駆動回路
JP2004173360A (ja) Dcブラシレスモータの回転数検出回路
JP2007228773A (ja) モータ、モータ駆動装置及びモータ駆動方法
EP3736968B1 (en) Determining motor position
JP2005176457A (ja) ブラシレスモータの位置検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100216

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5155624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees