JP2009148074A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した位置検出と駆動時の騒音とのトレードオフ関係を改善したモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】センサレス駆動演算回路9では、前区間および現在の区間での比較回路3からの出力信号に基づいて計測された時間情報を用いて、次の区間での位置検出相の電圧のゼロクロス点(p点)を演算により算出する。p点を算出した後は、所定時間駆動電流を遮断することでa点およびb点を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明はモータ駆動装置に関し、特に、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
従来より、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置が知られている。このモータ駆動装置では、ロータの回転位置をホールセンサで検出する代わりに、ロータの回転によってステータのコイルに発生する誘導電圧(B-EMF:back electromotive force(逆起電力))を利用してロータの回転位置を検出し、その検出結果に基づいて3相コイルに120度ずつ位相がずれた3相PWM電圧を印加する構成となっている。
このようなモータ駆動装置の一例として、特許文献1に開示された構成が挙げられる。特許文献1では、駆動電圧のゼロクロス点を検出することでロータの回転位置の検出を行う構成が開示されているが、そのためには位置検出相の駆動電流を所定のタイミングで一時的に遮断する必要がある。しかし、駆動電流を遮断するとモータのトルクリップルとなり、モータ駆動時の騒音となるという問題があった。
また、駆動電流の遮断時間はモータの相間のバラツキや、モータの急な加速にどこまで対応させるかで決まり、対応させる範囲が広いほど遮断時間が増え、騒音が大きくなるため、安定した位置検出と駆動時の騒音とはトレードオフの関係にあった。
しかし、近年の市場ではホールセンサーレスで騒音を低減させた駆動を行うモータ駆動装置が要求されており、安定した位置検出と駆動時の騒音とのトレードオフ関係を改善することが要求されている。
特開2006−217681号公報(図1、2)
以上説明した従来のモータ駆動装置においては、位置検出相のコイルへの駆動電流の供給を、ゼロクロス点の検出に先立つ所定のタイミングで遮断するので、所定のタイミングを遮断期間が長くなるように設定すれば、モータの相間のバラツキや、急な加速に対応させることができるが、モータの駆動電流の波形を歪ませることになり、騒音が大きくなる。
また、逆に駆動電流の歪みを少なくするためにゼロクロス点の手前ぎりぎりで電流を遮断する場合、モータの相間のバラツキや加速に追従できず、ゼロクロス点が検出できなくなり、位置検出ができずに正しいタイミングで駆動電流が流せず、モータが正常に回転できなくなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、安定した位置検出と駆動時の騒音とのトレードオフ関係を改善したモータ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る1の実施の形態においては、前区間および現在の区間での比較回路からの出力信号に基づいて計測された時間情報を用いて、次の区間での位置検出相の電圧のゼロクロス点(p点)を演算により算出する。p点を算出した後は、所定時間駆動電流を遮断することでa点およびb点を検出する。
上記実施の形態によれば、p点の検出に先立って電気角で26.25゜手前から電流を遮断し、p点検出後も電流を遮断する従来の方法に比べて、駆動電流の遮断期間を大幅に低減できる。長時間に渡って駆動電流を遮断する必要がないので、安定した位置検出ができると共に、駆動電流の遮断に伴う波形の歪みに起因した騒音を低減することができる。
<実施の形態>
<A.装置構成>
<A−1.全体構成>
図1は、本発明に係る実施の形態のモータ駆動装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すようにモータ駆動装置100は、出力回路2、フィルタ回路24、比較回路3(電圧比較部)、位置検出回路8、センサレス駆動演算回路9(駆動演算部)、騒音低減用電流波形生成回路11、信号合成回路12、および出力トランジスタ制御回路13を備え、ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータ21を駆動する構成となっている。なお、当該モータ駆動装置100は、1つのIC(集積回路)として形成されている。
3相ブラシレスモータ21は、ステータ22と、その周囲に回転自在に設けられたロータ23とを備え、ステータ22は、Y結線されたU相、V相およびW相のコイルを含んでいる。U相、V相およびW相のコイルの一方端はそれぞれU相、V相およびW相のコイル端子TU、TVおよびTWに接続され、それらの他方端は中点端子TNに接続されている。ロータ23には、回転方向に沿ってN極とP極が交互に複数極(図では4極)配置されている。
このような3相ブラシレスモータ21において、120度ずつ位相がずれた3相PWM電圧をそれぞれU相、V相およびW相のコイルに印加すると、回転磁界が生成され、その回転磁界に従ってロータ23が回転する。なお、3相ブラシレスモータ21は、例えばパーソナルコンピュータのDVD(digital versatile disc)やCD(compact disc)を高速回転させるスピンドルモータとして使用される。
次に、各構成について説明する。
出力回路2は、MOSトランジスタQ1〜Q6およびダイオードD1〜D6を含み、MOSトランジスタQ1とQ2、Q3とQ4、Q5とQ6は、それぞれNチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとが組となって電源電圧(VCC)ラインと接地(GND)ラインとの間に直列接続されている。
そして、MOSトランジスタQ1とQ2との間のノードN1、トランジスタQ3とQ4との間のノードN3、MOSトランジスタQ5とQ6との間のノードN5は、それぞれ3相ブラシレスモータ21のコイル端子TU、TVおよびTWに接続される。
また、ダイオードD1、D3およびD5は、それぞれノードN1、N3およびN5とVCCのラインとの間に、MOSトランジスタQ1、Q3およびQ5に対して逆並列となるように接続され、ダイオードD2、D4およびD6は、それぞれGNDラインとノードN1、N3およびN5との間に、MOSトランジスタQ2、Q4およびQ6に対して逆並列となるように接続されている。なお、ダイオードD1〜D6の代わりに、各MOSトランジスタに寄生する寄生ダイオードを用いても良い。
MOSトランジスタQ1〜Q6を所定のタイミングでオン/オフさせることにより、直流電圧VCCを3相PWM電圧に変換することができる。
フィルタ回路24は、3相ブラシレスモータ21のコイル端子TU、TVおよびTWと、中点端子TNに接続され、コイル端子TU、TVおよびTWからそれぞれ出力される逆起電圧U、VおよびW(コイル端子電圧)と、中点電圧CTとに含まれる電流リップルに起因する電圧成分を除去して、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1とフィルタリング後の中点電圧CT1として出力する。
すなわち、3相ブラシレスモータ21において、巻き線にピンホールなどの傷があるステータ22ではインダクタンス成分が変化し、CT基準で各相に発生する逆起電圧(B−EMF)のバランスがずれる可能性があるが、3相ブラシレスモータ21のコイル端子電圧をCRフィルタで積分することで、ピンホール等のない状態でのB−EMFを検出することが可能となる。
比較回路3は、コンパレータ31と、コンパレータ31のオフセットの設定を制御するオフセット制御回路30と、コンパレータの+端子および−端子に接続された極性切り替え部33と、逆起電圧U1、V1およびW1あるいはフィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1を、交互に切り替えて極性切り替え部33に与える信号切り替え部32とを有している。
信号切り替え部32は、逆起電圧Uあるいはフィルタリング後の逆起電圧U1を受けるスイッチ321、逆起電圧Vあるいはフィルタリング後の逆起電圧V1を受けるスイッチ322および逆起電圧Wあるいはフィルタリング後の逆起電圧W1を受けるスイッチ323を有し、これらのスイッチの制御は、後述するセンサレス駆動演算回路9から与えられる位置検出相選択信号43によって、何れか1つのみがオンするように制御される。
また、極性切り替え部33は、信号切り替え部32によって選択された信号を、コンパレータ31の+端子あるいは−端子に切り替えて与えるためのスイッチ331および332と、中点電圧CTあるいはフィルタリング後の中点電圧CT1を、コンパレータ31の+端子あるいは−端子に切り替えて与えるためのスイッチ333および334とを備えている。スイッチ331および333はコンパレータ31の+端子に接続され、スイッチ332および334はコンパレータ31の−端子に接続される。そして、センサレス駆動演算回路9から与えられる極性入れ替え信号44によって、スイッチ332と333の組と、スイッチ331と334の組とが相補的に動作するように制御される。
コンパレータ31は、逆起電圧U、VおよびWの何れかと、中点電圧CTとの比較、あるいはフィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1の何れかと、フィルタリング後の中点電圧CT1との比較を行う。例えばフィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも高くなった場合に、コンパレータ31の出力信号50は高電位(「H」)レベルになり、フィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも低い場合は、出力信号50は低電位(「L」)レベルになる。
なお、極性切り替え部33により逆起電圧U1、V1およびW1を、コンパレータ31の−端子に与えた場合は、例えばフィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも低い場合は、コンパレータ31の出力信号50は「H」レベルになり、フィルタリング後の逆起電圧U1がフィルタリング後の中点電圧CT1よりも高い場合は、出力信号50は「L」レベルになる。
位置検出回路8は、コンパレータ31の出力信号50を受け、センサレス駆動演算回路9から与えられるマスク信号52に基づいて出力信号50にマスクをかけ、位置検出信号51としてセンサレス駆動演算回路9に与える。
センサレス駆動演算回路9は、位置検出回路8からの位置検出信号に基づいてPWM信号を生成し、PWM信号を制御して位置検出相の電流を最適なタイミングで遮断する。
また、センサレス駆動演算回路9は、位置検出回路8からの位置検出信号に基づいて、パルス状の回転信号FGを生成してシステム外部に出力するが、この回転信号FGのエッジを検出するごとに極性入れ替え信号44の論理を切り替えてコンパレータ31の極性を切り替え、回転信号FGのエッジを検出した後のタイミングで、信号切り替え部32のスイッチ321〜323を順次に切り替える。
騒音低減用電流波形生成回路11は、センサレス駆動演算回路9で生成されたPWM信号に同期して、3相ブラシレスモータ21の騒音を低減させるための電流波形を生成する。
信号合成回路12は、センサレス駆動演算回路9で生成されたPWM信号と、騒音低減用電流波形生成回路11で生成された電流波形とを合成する。
出力トランジスタ制御回路13は、信号合成回路12の出力信号に従って、出力回路2のトランジスタQ1〜Q6の各々をオン/オフ制御する。これにより、出力回路2から3相ブラシレスモータ21に3相PWM電圧が供給され、ロータ23が回転される。
<A−2.フィルタ回路の構成>
次に、フィルタ回路24の構成を図2を用いて説明する。
図2に示すようにフィルタ回路24は、信号ラインSLに介挿された抵抗素子R1と、信号ラインSLとGNDとの間に介挿された容量素子L1とを含むCRフィルタで構成されるローパスフィルタと、当該ローパスフィルタを迂回する迂回路PLに介挿されたトランスミッションゲートTG1とを各信号ラインに備えている。なお、図2では、U相の信号ラインに設けられたローパスフィルタとトランスミッションゲートTG1とを例示している。
トランスミッションゲートTG1の反転ゲートにはインバータIV1を介して制御信号42の反転信号が与えられ、トランスミッションゲートTG1のゲートには、制御信号42が与えられ、制御信号42によってトランスミッションゲートTG1をオン状態にした場合には、信号ラインSLの信号は迂回路PLを通り、ローパスフィルタが実質的にオフ状態となる。ここで、制御信号42は、後に説明するセンサレス駆動演算回路9から与えられる信号である。
なお、迂回路PLにはトランスミッションゲートTG1の代わりに、Nチャネル型のMOSトランジスタやPチャネル型のMOSトランジスタを用いても良いが、トランスミッションゲートを使用する場合は、入力レンジを広くできるという利点がある。
なお、上記ではフィルタ回路24は、CRフィルタで構成される例を示したが、高調波成分を除去することができるローパスフィルタであればCRフィルタに限定されるものではない。
<A−3.センサレス駆動演算回路の構成>
センサレス駆動演算回路9の基本的な構成は上述した通りであるが、以下、本発明と関連する部分の構成について、図3を用いてさらに説明する。
センサレス駆動演算回路9は、位置検出回路8から与えられる位置検出信号51を受け、a点(第1検出点)、b点(第2検出点)およびp点(ゼロクロス点)の検出(または算出)に応じて、検出信号61、62および63をそれぞれ有意にして出力する検出判定回路91を有している。検出判定回路91は、a点およびb点の検出のために、オフセット量を切り替えるオフセット量切替信号53を比較回路3のオフセット制御回路30に与え、また、b点の検出が終了した後は、オフセット解除信号54を有意(この場合は「L」)にしてオフセット制御回路30に与える。
a点検出信号61はサブカウンタ92に与えられ、b点検出信号62はサブカウンタ92およびSCカウンタ93(第1のカウンタ)に与えられ、p点検出信号63はMCカウンタ95(第2のカウンタ)に与えられる。
SCカウンタ93は、b点検出信号62が有意となったことを受けて、図示しないクロック信号に基づいてカウントを開始し、カウント結果を加算回路98に出力する。
サブカウンタ92は、a点検出信号61が有意となったことを受けて、図示しないクロック信号に基づいてカウントを開始し、b点検出信号62が有意となるまでカウントを続けることで、a点からb点までの間のカウント数(時間)を計測する。そして、その時間情報は、減算回路99に与えられるとともに、サブメモリ94に与えられる。
サブメモリ94には、前回に測定したa点からb点までの時間情報が格納されており、新たなa点からb点までの時間情報が入力されると、前回の時間情報は減算回路99に出力される。
MCカウンタ95は、p点検出信号63が有意となったことを受けて、図示しないクロック信号に基づいてカウントを開始し、次にp点検出信号63が有意となるまでの期間を計測する。なお、この動作は、従来的手法でp点検出を実行する場合の動作であり、本発明でのp点検出を実行する場合には、オフセット量切替信号53が有意になることで、加算回路98および減算回路99での演算結果がMCカウンタ95に与えられ、当該演算結果により次のp点の検出位置を予測することになる。
MCカウンタ95での計測結果あるいは予測結果はMMメモリ96に格納され、次に、p点の検出位置を予測する場合に、前回の電気角60゜の区間の長さとして使用される。
また、MMメモリ96に格納された、前回の電気角60゜の区間の長さの情報は、MCカウンタ95での計測結果あるいは予測結果とともにマスク回路97に与えられ、マスク信号52の生成に使用される。
このような構成を採用することで、前区間および現在の区間での比較回路からの出力信号に基づいて計測された時間情報を用いて、次の区間での位置検出相の電圧のゼロクロス点(p点)を演算により算出する。
<A−4.比較回路の構成>
次に、図4を用いて、比較回路3のオフセット制御回路30およびコンパレータ31の構成の一例について説明する。
オフセット制御回路30は、コンパレータ31の入力段を構成する差動増幅器の一方の増幅器の電流を引き抜くことでコンパレータ31がオフセットを有するように構成する回路であり、引き抜く電流(オフセット制御電流49)の大きさを変えることで、オフセット量を調整することができる。
コンパレータ31は、差動増幅器の+端子(非反転入力端子)となるPチャネル型のMOSトランジスタT1と、−端子(反転入力端子)となるPチャネル型のMOSトランジスタT3と、MOSトランジスタT1と接地(GND)ラインとの間に接続されたNチャネル型のMOSトランジスタT2と、MOSトランジスタT3と接地との間に接続されたNチャネル型のMOSトランジスタT4とを有し、MOSトランジスタT2およびT4のゲートは、MOSトランジスタT4のドレインに共通に接続されている。
また、MOSトランジスタT1およびT3のソースは、それぞれ抵抗R4およびR5を介して電流源CSに共通に接続されている。
そして、MOSトランジスタT1およびT2の接続ノードは、ドレインが電流源CSに接続されたNチャネル型のMOSトランジスタT6のゲートに接続され、MOSトランジスタT6のソースは接地されている。
また、MOSトランジスタT6のドレインと、MOSトランジスタT1およびT2の接続ノードとの間には、Nチャネル型のMOSトランジスタT5が介挿され、MOSトランジスタT5のゲートはドレインに接続され、MOSトランジスタT5のバックゲートは接地されている。
そして、MOSトランジスタT6のドレインは出力ノードとなり、当該出力ノードには、インバータG1およびG2が直列に接続され、インバータG2の出力がコンパレータ31の出力信号50となる。
オフセット制御回路30は、コンパレータ31を構成する差動増幅器の、一方の増幅器の電流を引き抜く電流放出回路を有している。
電流放出回路は、コンパレータ31の抵抗R4とMOSトランジスタT1のソースとの間にドレインが接続されたNチャネル型のMOSトランジスタT11と、MOSトランジスタT11のソースと接地との間に順に直列に接続された、スイッチSW1、抵抗R1およびR2と、抵抗R2をバイパスする経路に介挿されたスイッチSW2と、MOSトランジスタT11のゲートに出力が接続された増幅器A1とを備えている。
増幅器A1の−端子は、MOSトランジスタT11のソースに接続され、増幅器A1の+端子は、電圧供給回路に接続されている。
電圧供給回路は、電源電圧(VCC)を蓄積するキャパシタC1と、キャパシタC1に対して並列に接続された抵抗R3と、キャパシタC1に対する電源電圧の供給をオン、オフするスイッチSW3と、抵抗R3とキャパシタC1との接続経路を開閉するスイッチSW4とを備え、増幅器A1の+端子には、スイッチSW3がオンされている場合は電源電圧が供給され、スイッチSW3がオフされた場合には、キャパシタC1に蓄積された電荷に対応する電圧が供給される構成となっている。
なお、スイッチSW1〜SW3のオン、オフ制御のための信号は、フリップフロップF0およびF1によって生成される。
すなわち、フリップフロップF0は、D入力に電源電圧が与えられ、クロック入力にオフセット量切替信号53が与えられ、反転リセット入力にオフセット解除信号54が与えられ、Q出力がスイッチSW3のオン、オフ制御に使用され、反転Q出力がスイッチSW1のオン、オフ制御に使用される。
フリップフロップF1は、D入力に電源電圧が与えられ、反転リセット入力にフリップフロップF0のQ出力が与えられ、クロック入力には、コンパレータ31の出力信号50とフリップフロップF0のQ出力とのAND演算を行うアンド回路G11の出力が与えられる。そして、フリップフロップF1のQ出力がスイッチSW2およびSW4のオン、オフ制御に使用される。
なお、スイッチSW1、SW3およびSW4は、オン、オフ制御信号が「H」レベルになることでオフするスイッチであり、スイッチSW2は、オン、オフ制御信号が「H」レベルになることでオンするスイッチである。
このような構成を採ることで、増幅器A1の+端子側の電圧に比例した電流をMOSトランジスタT11に流すことができ、結果として、コンパレータ31の抵抗R4に流れる電流を、抵抗R1およびR2によって規定することができる。
より具体的には、スイッチSW1がオンし、スイッチSW2がオフしている場合には、抵抗R1およびR2を介して電流が流れることになり、両者の抵抗値が同じRであれば、2×Rの抵抗を介して電流が流れるので、コンパレータ31の抵抗R4に流れる電流は比較的小さくなる。抵抗R4に流れる電流が小さい場合は、コンパレータ31のオフセット量も小さい。
一方、スイッチSW1およびSW2がオンしている場合には、抵抗R1を介して電流が流れることになり、抵抗値Rを介して電流が流れるので、コンパレータ31の抵抗R4に流れる電流は、抵抗R1およびR2を介して電流が流れる場合の2倍となる。抵抗R4に流れる電流が2倍になれば、コンパレータ31のオフセット量も2倍となる。
このように、抵抗R1およびR2の抵抗値によってコンパレータ31のオフセット量を制御することができるが、抵抗R1およびR2を介して電流を流している場合は、スイッチSW4をオン状態とすることで、増幅器A1の+端子の電圧は、抵抗R3とキャパシタC1との時定数によって減衰し、それに伴って抵抗R4に流れる電流も減衰し、オフセット量も減衰する。一方、抵抗R1を介して電流を流している場合は、スイッチSW4をオフ状態とすることで、増幅器A1の+端子の電圧は、キャパシタC1に蓄積された電荷に対応する電圧を維持するので、抵抗R4に流れる電流も一定を保ち、オフセット量も一定を保つ。
<A−5.位置検出回路の構成>
次に、図5を用いて、位置検出回路8の構成の一例について説明する。
図5に示すように、位置検出回路8は、コンパレータ31の出力信号50とマスク信号52とのAND演算を行うアンド回路81を備え、アンド回路81の出力が位置検出信号51として出力される。なお、位置検出回路8は、アンド回路81の前段に、出力信号50の立ち上がりを検出するエッジ検出回路を備え、出力信号50の立ち上がりがバタつくような場合に、最初の立ち上がりを検出して、エッジを確定する構成を採用しても良い。
<B.装置動作>
次に、図6〜図12を用いて、モータ駆動装置100の動作について説明する。
図6は、モータ駆動装置100における静音化動作を示す模式図であり、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1の波形(B−EMF波形)と、当該波形に対応した回転信号FGと、コンパレータ31のオフセット電圧と、B−EMF波形との関係を示す抜粋図と、電流遮断タイミングを示す模式図と、MCカウンタ95の動作を示す模式図と、SCカウンタ93の動作を示す模式図と、MMメモリ96の動作を示す模式図と、MMメモリ96に格納する情報の演算式とを示している。また、図7には、オフセット電圧とB−EMF波形との関係を示す抜粋図の拡大図を示している。
センサレス駆動演算回路9が出力する回転信号FGは、図9に示すように、駆動電圧のゼロクロス点(p点)に対応してエッジが設定されるが、従来は、ゼロクロス点の検出に先立って、位置検出相のコイルへの駆動電流の供給を遮断していた。遮断しないと、駆動電流によるキックバック電流によりB−EMF電圧の検出ができないためである。
この方法では、モータの駆動電流の波形に歪みが生じるが、モータの等速回転に対応させるだけであれば遮断期間も短くて済み、駆動電流の波形の歪みに起因する騒音も比較的小さいが、モータが等速回転から加速する場合に対応させるには、予め遮断期間を長く設定しなければならず、騒音が大きくなっていた。
以下、図6および図7を参照しつつ、図8および図9に示すフローチャートを用いて、モータ駆動装置100の動作について説明する。
図6においては、モータ21(図1)が等速回転をしている状態にあるものとし、駆動電圧のゼロクロス点とゼロクロス点との間を1区間(電気角60゜に相当)と定義し、区間1〜区間8と、区間11〜区間13が等速領域、区間9および区間10が加速領域となっている。
<B−1.区間3および区間4での検出動作>
まず、本発明との相違を明確にするため、モータ駆動装置100において、従来的な方法でゼロクロス点の検出をする動作について、図8に示すフローチャートを用いて等速領域の区間3および区間4を例に採って説明する。
図8のステップST31において、モータ21を起動後あるいはブレーキをかけた状態から正転させる。
従来的な動作では、位置検出に先だって駆動電流を遮断する。すなわち、図6の電流遮断タイミングを示す模式図において、帯状の領域が駆動電流を通電している期間であり、ステップST32では、次のゼロクロス点、すなわち区間3のゼロクロス点(p点)を検出するために、区間2では予測されるゼロクロス点の電気角で26.25゜手前になると、センサレス駆動演算回路9は駆動電流を遮断する。また、ステップST32では、駆動電流遮断後、電気角で18.75゜経過した時点でマスク信号52(図1)を解除する(この場合「H」レベルにする)。なお、マスク信号52を解除した時点では、区間3のp点の7.5゜手前となっている。
次に、ステップST33において、センサレス駆動演算回路9は、オフセット解除信号54を有意(この場合は「L」)にしてオフセット制御回路30に与える。これは、コンパレータ31のオフセットを解除するための動作である。オフセット解除信号54が有意になると、オフセット制御回路30(図4)のフリップフロップF0の反転Q出力が「H」レベルとなり、スイッチSW1がオフ状態となることで、コンパレータ31からの電流の引き抜きがなくなり、オフセットが解除される。
次に、ステップST34において、p点の検出位置の予測に使用される演算式(後に詳述)に使用される係数であるαを0に、βを1に設定する。
次に、ステップST35において、駆動電流を遮断している期間に、コンパレータ31により区間3のp点の検出を行う。すなわち、コンパレータ31では、フィルタリング後の各相のB−EMF(U1、V1、W1)と中点電圧CT1との比較を行い、B−EMFの方が高くなった場合(波形の極性が逆の場合はB−EMFの方が低くなった場合)に、コンパレータ31の出力信号50を「H」レベルとして出力する。
ここで、図4に示したコンパレータ31では、MOSトランジスタT1およびT2の接続ノードと、MOSトランジスタT6のドレインとの間にNチャネル型のMOSトランジスタT5が接続されているので、MOSトランジスタT6と共にMOSトランジスタT5がオンして、MOSトランジスタT6のドレイン電圧がゲート電圧と等しくなると、MOSトランジスタT6がオフして電流を流さなくなるので、コンパレータ31の出力は、p点(ゼロクロス点)を検出して、「H」レベルとなる。
その後、コンパレータ31の出力信号50が「H」レベルになったことが位置検出回路8で検出され、センサレス演算回路9からのオフセット量切替信号53がトグルし、フリップフロップF0の反転Q出力が「L」レベルになってスイッチSW1がオン状態になることによりコンパレータ31の検出にオフセットが発生し、B−EMFの方が高い状態が続くにも関わらず「L」レベルを保つ。
なお、p点の検出は、図6において区間3の始まりの部分に黒丸で示しており、ここではW相のB−EMF電圧W1を検出している。
次に、ステップST36において、MCカウンタ95(図3)をリセットして、クロック信号のカウント動作を開始する。
p点の検出後、電気角で7.5゜経過するまで電流の遮断状態を維持し(ステップST37)、7.5゜経過した後はステップST38において、駆動電流を通電し、マスク信号52をセットする(この場合「L」レベルにする)。マスク信号52は、コンパレータ31の出力信号50において、未確定な信号を除去するための信号である。
その後、ステップST39において、前の区間の長さ、すなわち区間2のp点の検出から区間3のp点の検出までに要した時間を、MCカウンタ95(図3)から読み出して、MMメモリ96(図3)へストアする。すなわち、区間3においては、MMメモリ96にストアするデータはMM2と呼称され、そこにストアするデータは、区間2の長さ(時間)をMCカウンタ95で測定したカウント値MC2となる。これを定式化すると以下のように表される。
MM(n−1)=MC(n−1)
なお、上式においてnは区間番号を表し、1から始まる整数である。
ここで、ステップST39でMMメモリ96にストアするデータは、区間2の長さのカウント終了後、リセットに先だってMCカウンタ95内の一時記憶部に保持されていたデータである。従って、MCカウンタ95は、ラッチ機能付きカウンタであると言うことができる。また、MCカウンタ95は、区間3の長さのカウントを続けており、それは、次の区間4でのp点の検出まで続き、ステップST36のリセットによって、上記一時記憶部に区間3の長さ(時間)のデータとして保持される。
このような動作を繰り返すことで、各区間でのゼロクロス点(p点)を検出し、それを用いて、センサレス駆動演算回路9が回転信号FGを出力する。
<B−2.区間5での検出動作>
次に、図9に示すフローチャートを用いて、本発明に係るゼロクロス点の算出動作について、等速領域の区間5〜区間7を例に採って説明する。なお、図9におけるステップST1〜ステップST6の動作は、図8を用いて説明したステップST31〜ステップST36の動作と同じであるので、重複する説明は省略する。
ステップST6でのMCカウンタ95のリセットと同時に、ステップST7において駆動電流を遮断し、マスク信号52を解除するが、区間5においてはステップST2により既に駆動電流が遮断され、マスク信号52は解除されているので、駆動電流の遮断状態を維持し、マスク信号52の解除状態を維持することになる。
次に、ステップST8において、オフセット量切替信号53を有意にすることで、オフセット制御回路30によりオフセット値を設定する。オフセット量切替信号53が有意になると、オフセット制御回路30のフリップフロップF0の反転Q出力が「L」レベルとなり、スイッチSW1がオン状態となることで、抵抗R1およびR2を介してコンパレータ31からの電流(オフセット制御電流49)の引き抜きが可能となる。抵抗R1およびR2を介して電流を引き抜くことによって設定されるオフセット値を1倍(×1)オフセット(第1のオフセット値)と呼称する。
なお、フリップフロップF0の反転Q出力が「L」レベルとなる場合、Q出力は「H」レベルとなり、スイッチSW3がオフ状態となる。なお、スイッチSW1のオン状態およびスイッチSW3のオフ状態は、オフセット解除信号54が有意になるまで維持される。
スイッチSW3がオフ状態となっても、キャパシタC1に蓄積された電荷により、増幅器A1の+端子に電圧が印加され、MOSトランジスタT11のゲートと増幅器A1の出力とで帰還的な動作をし、増幅器A1の−端子が+端子と同じ電圧になり、MOSトランジスタT11を介して電流が流れる。なお、この時、フリップフロップF1のQ出力は「L」状態であり、スイッチSW4はオン状態となっているので、キャパシタC1に蓄積された電荷は抵抗R3を介して接地に流れ、増幅器A1の+端子に与えられる電圧は、抵抗R3とキャパシタC1との時定数によって減衰する。それに伴ってコンパレータ31の抵抗R4(図4)に流れる電流も減衰し、オフセット量も減衰する。
この状態は、図6の、コンパレータ31のオフセット電圧と、B−EMF波形との関係を示す抜粋図に示されている。
減衰するオフセット電圧に対して、B−EMF電圧は増加する状態にあるので、オフセット電圧とB−EMF電圧とが等しくなる点が存在し、両者が一致した点がコンパレータ31によってa点として検出される。なお、a点の検出は、図6において区間5のp点の隣の部分に黒丸で示しており、ここではV相のB−EMF電圧V1を検出している。
なお、ステップST7でp点を検出した後、電気角で7.5゜経過するまでの期間をモニタし(ステップST9)、その期間にa点が検出されたか否かを確認する(ステップST10)。
ステップST9およびST10において、電気角で7.5゜経過してもa点が検出されなかった場合には、ステップST19において、駆動電流を通電し、マスク信号52をセットする(この場合「L」レベルにする)。
その後、ステップST20において、前の区間の長さ、すなわち区間4のp点の検出から区間5のp点の検出までに要した時間を、MCカウンタ95(図3)から読み出して、MMメモリ96(図3)へストアする。
一方、ステップST9およびST10において、電気角で7.5゜経過する前にa点が検出された場合は、SCカウンタ93(図3)をリセットして、クロック信号のカウント動作を開始する(ステップST11)。
なお、MCカウンタ95のリセットは、a点が検出されたことがコンパレータ31の出力信号50に信号として現れるタイミングに合わせて実行され、また、同時に、オフセット制御回路30のオフセット量が変更される(ステップST12)。
すなわち、a点を検出してコンパレータ31の出力信号50が「H」状態に立ち上がると、フリップフロップF1のQ出力が「H」状態となり、スイッチSW4はオフ状態となり、スイッチSW2がオン状態となり、コンパレータ31からの電流の引き抜きは、抵抗R1を介して行われることとなり、抵抗値が減少した分だけ引き抜かれる電流値が多くなる。ここで、抵抗R1およびR2の抵抗値を同じに設定することで電流量は2倍となり、コンパレータ31のオフセット量が2倍となる。従って、抵抗R1を介して電流を引き抜くことによって設定されるオフセット値を2倍(×2)オフセット(第2のオフセット値)と呼称する。なお、スイッチSW2のオン状態およびスイッチSW4のオフ状態は、オフセット解除信号54が有意になるまで維持される。
設定された2倍のオフセット電圧に対して、オフセット電圧とB−EMF電圧とが等しくなる点がコンパレータ31によってb点として検出される。なお、図6の区間5においては、b点が検出されなかった場合を示しており、図6において区間5のa点の隣の部分には白抜き丸で示している。
なお、ステップST7でp点を検出した後、電気角で7.5゜経過するまでの期間のモニタは続けられており(ステップST13)、その期間にb点が検出されたか否かを確認する(ステップST14)。
ステップST13およびST14において、電気角で7.5゜経過してもb点が検出されなかった場合には、ステップST19において、駆動電流を通電し、マスク信号52をセットする(この場合「L」レベルにする)。
その後、ステップST20において、前の区間の長さ、すなわち区間4のp点の検出から区間5のp点の検出までに要した時間を、MCカウンタ95(図3)から読み出して、MMメモリ96(図3)へストアする。
ここで、区間5においては、b点が検出されなかったので、MMメモリ96にストアするデータMM4は、区間4の長さ(時間)をMCカウンタ95で測定したカウント値MC4となり、次に、区間6でのp点の検出のためにステップST2以下の動作を繰り返す。
<B−3.区間6での検出動作>
区間6は、本発明に係るゼロクロス点の算出動作を適用する区間と、従来の検出動作を適用する区間(あるいは本発明に係るゼロクロス点の算出動作を適用できない区間)との間の区間であり、p点は従来の検出動作で検出し、a点およびb点を検出することで、次の区間7でのゼロクロス点の算出を行う。
このように区間6は区間5との間にあって、本発明に係るゼロクロス点の算出動作に先だって必要な区間であり、従来の検出動作と同様のステップST2〜ST5を備えることで、このような区間に対応できる。
図6に示す区間6においても、ステップST2〜ST14の動作を繰り返すが、区間6においてはb点が検出されたので、ステップST15に進む。
ステップST15は、MMメモリ96に、SCカウンタ93およびMCカウンタ95でのカウント値をストアする処理であり、MMメモリ96には以下の演算式に基づいて演算されたカウント値がストアされる。
MM(n−1)=β×MC(n−1)+α{SC(n−1)+t(n−1)−t(n)}
なお、上式においてnは区間番号を表し、1から始まる整数である。
ここで、ステップST4において、係数αを0に、βを1に設定しているので、上記演算式は、MM(n−1)=MC(n−1)となり、ステップST20での動作と同じになる。
すなわち、区間6においては、MMメモリ96にストアするデータはMM5と呼称され、そこにストアするデータは、区間5の長さ(時間)をMCカウンタ95で測定したカウント値MC5となる。
MMメモリ96にデータをストアした後は、ステップST16において、駆動電流を通電し、マスク信号52をセットする(この場合「L」レベルにする)。
次に、ステップST17においては、ステップST11でカウントを開始したSCカウンタ93でのカウント値が、MMメモリ96にストアされたカウント値(MC(n−1))から、時間t(n)に相当するカウント値を差し引いた値(SC(n)=MM(n−1)−t(n))に達したか否かを判定する。
ここで、時間t(n)とは、区間6においてはt6として表される時間である。時間t6について図7を用いてさらに説明する。
図7は、区間6におけるオフセット電圧とB−EMF波形との関係を示す抜粋図を拡大して示しており、縦軸は電圧(v)、横軸は時間(t)である。図7において、検出されたp点、a点およびb点が示され、a点とb点との間の時間がt6である。時間t6については、a点検出後、ステップST11でSCカウンタ93のカウントを開始するので、b点の検出までの時間(カウント数)を取得することができる。
なお、時間t6に対して、p点からa点までの時間は、実検出時間である時間t6にほぼ等しい予測時間として扱うことができる。すなわち、a点を検出するオフセット電圧v1に対し、b点を検出するオフセット電圧はv1の2倍であるので、その比例関係を外挿することで、p点からa点までの時間は時間t6にほぼ等しい予測時間として扱うことができる。これは、区間7〜区間12においても同じである。ここで、p点からa点までの時間を、時間t6にほぼ等しい予測時間として扱うことが、本発明において重要な要素となる。
期間6に上記演算式を当てはめれば、SC6=MM5−t6となり、上述したようにMM5=MC5であるので、SC6=MC5−t6となる。
この演算式の意味するところは、区間6でのa点検出後、SCカウンタ93のカウント値が、MMメモリ96に格納された区間5でのカウント値から時間t6に相当するカウント値を差し引いた値になった場合には、区間7のp点に達した(p点を通過した)ことを意味しており、p点の位置を実測することなく予測により算出したことを意味している。なお、SCカウンタ93はp点を算出後も、区間7でa点を検出するまでカウントを続ける。
ステップST17で、区間7のp点の位置を算出できた後は、ステップST18に進んで係数αを1に、βを0に設定する。この動作は、p点の位置を算出により予測するモード(p点予測モード)に入ったことを意味している。なお、ステップST17は、p点位置を算出できるまで繰り返す。
<B−4.区間7での算出動作>
図6に示す区間7においては、p点予測モードに入ったので、ステップST6〜ST18の動作を繰り返す。ステップST14までの動作は区間6での動作と同様であるが、ステップST15においては、α=1、β=0であるので、MM(n−1)=β×MC(n−1)+α{SC(n−1)+t(n−1)−t(n)}の演算式は、MM(n−1)=SC(n−1)+t(n−1)−t(n)となる。
従って、区間7では上記演算式は、MM6=SC6+t6−t7となる。
すなわち、区間7においては、MMメモリ96にストアするデータはMM6と呼称され、そこにストアするデータは、区間6のa点検出後にカウントを開始し、区間7においてa点を検出するまでカウントを続けたSCカウンタ93でのカウント値であるSC6に、区間6で計測した時間t6に相当するカウント値を足し、そこから区間7で計測した時間t7に相当するカウント値を差し引いたカウント値となる。
この演算式の意味するところは、カウント値SC6にカウント値t6(p点からa点までの時間とほぼ同じ)を足すことで、カウント値SC6が、実質的に区間6でのp点からカウントを開始した場合と同じ値となり、そこからカウント値t7(p点からa点までの時間とほぼ同じ)を差し引くことで、カウント値SC6が、実質的に区間7でのp点の位置でカウントを終わった場合と同じ値となることを意味している。従って、最終的にMM6は、区間6でのp点から区間7でのp点の位置までの時間、すなわち区間6の長さを表すことになる。
MMメモリ96にデータをストアした後は、ステップST16において、駆動電流を通電し、マスク信号52をセットする(この場合「L」レベルにする)。
次に、ステップST17においては、ステップST11でカウントを開始したSCカウンタ93でのカウント値が、MMメモリ96にストアされたカウント値(MC(n−1))から、時間t(n)に相当するカウント値を差し引いた値(SC(n)=MM(n−1)−t(n))に達したか否かを判定する。
期間7に上記演算式を当てはめれば、SC7=MM6−t7となるが、この場合、上述したようにMM6=SC6+t6−t7であるので、SC7=SC6+t6−2t7となり、SCカウンタ93でのカウント値が、このカウント値に達したことで、区間8でのp点の位置に達したことになり、p点の位置を実測することなく予測により算出することができる。なお、SCカウンタ93はp点を算出後も、区間8でa点を検出するまでカウントを続ける。
ステップST17で、区間8のp点の位置を算出できた後は、ステップST18に進んで係数αを1に、βを0に設定する。
なお、上記動作により、区間8では、p点の位置を算出することで駆動電流を遮断し(ステップST7)、ステップST14でb点を検出することで駆動電流を通電(ステップST16)するので、実質的に電流を遮断しているのはp点算出からb点検出の間だけとなる。この期間は等速領域では電気角で3゜程度であり、従来のように、p点の検出に先立つ26.25゜手前から電流を遮断し、p点検出後も電流を遮断する必要があった場合に比べて、駆動電流の遮断期間を大幅に低減できる。
<B−5.区間10での算出動作>
次に、加速領域である区間10での算出動作について説明する。
区間9でのa点の検出後に始まったSCカウンタ93のカウント動作は、区間10での加速の結果、等速領域でのカウント動作に比べて長くなるが、区間11のp点を算出する動作は等速領域での動作と同じである。
すなわち、ステップST11で、区間9でのa点の検出後に始まったSCカウンタ93のカウント動作をリセット信号し、オフセット量を2倍にした後(ステップST12)、b点が検出されるまでステップST13およびST14の動作を繰り返す。
図6に示されるように、a点検出からb点検出までの時間はt10となり、ステップST15では、MM9=SC9+t9−t10となる。
ステップST16で駆動電流を通電した後、ステップST17において、ステップST11でカウントを開始したSCカウンタ93でのカウント値が、MMメモリ96にストアされたカウント値MC9から、時間t10に相当するカウント値を差し引いた値(SC10=MM9−t10)に達したか否かを判定する。
この場合、上述したようにMM9=SC9+t9−t10であるので、SC10=SC9+t9−2t10となり、SCカウンタ93でのカウント値が、このカウント値に達したことで、区間11でのp点の位置に達したことになり、p点の位置を実測することなく予測により算出することができる。なお、SCカウンタ93はp点を算出後も、区間11でa点を検出するまでカウントを続ける。
このように、加速領域であっても等速領域と同様に、長時間に渡って駆動電流を遮断することなくp点を算出することができるので、安定した位置検出と共に、駆動電流の遮断に伴う波形の歪みに起因した騒音を低減することができる。
なお、図6の区間10に示されるように、加速の結果、p点算出からa点検出までの時間、およびa点検出からb点検出までの時間が長くなるが、これらの時間が、電気角で7.5゜を越えるような場合には、ステップST9およびST13において、p点予測モードを解除し、従来モードに戻ることになる。また、図6において、区間13より後の区間では従来モードとなって、p点を検出するように示されているが、これは、例示として示しているに過ぎない。
<B−6.タイミングチャート>
以上説明したモータ駆動装置100の動作を示すタイミングチャートを図10に示す。図10においては、出力トランジスタの制御信号を示す波形を、上からW相、V相およびU相の順に示すとともに、マスク信号52、コンパレータ31の出力信号50、オフセット量切替信号53、オフセット解除信号54、位置検出信号51、スイッチSW1の制御信号、スイッチSW3の制御信号およびスイッチSW2の制御信号を順に示し、さらにオフセット制御電流49の波形および増幅器A1の+端子への入力電圧も併せて示している。
基本的には、上記タイミングチャートに示された動作は、図8および図9のフローチャートの説明において説明しているので重複する説明は省略するが、オフセット制御電流49の波形に示されるように、区間5以降では、a点を検出した後、コンパレータ31のオフセット量を倍に設定するので、オフセット制御電流49が倍増していることが判る。
<C.効果>
以上説明したように、モータ駆動装置100においては、駆動電流のゼロクロス点(p点)を実際に測定するのではなく、p点より後のa点およびb点を駆動電流を遮断して測定し、当該測定結果に基づいて、次の区間でのp点を算出(予測)するので、p点の検出に先立って電気角で26.25゜手前から電流を遮断し、p点検出後も電流を遮断する従来の方法に比べて、駆動電流の遮断期間を大幅に低減できる。これは、等速領域であっても、加速領域であっても同様であり、長時間に渡って駆動電流を遮断する必要がないので、安定した位置検出ができると共に、駆動電流の遮断に伴う波形の歪みに起因した騒音を低減することができる。
ここで、図11には、従来のp点検出方法を採用した場合の各相の駆動電流の波形を示し、図12には、p点を予測する方法を採用した場合の各相の駆動電流の波形を示す。
図11に示すように、ある相で電流遮断を行うと、電気角で120゜位相がずれた相の対応する部分が電流遮断に対応して大きく歪んでいることが判る。これは、電流遮断期間が長いほど顕著である。これに対し、図12に示す波形では、算出によって駆動電流のゼロクロス点(p点)を得た後に、a点およびb点を検出するために電流を遮断するので、遮断期間は電気角3゜程度で済む。このため、電気角で120゜位相がずれた相の対応する部分の歪みも僅かであることが判る。
<D.変形例1>
モータ駆動装置100においては、図1および図4を用いて説明したように、比較回路3がコンパレータ31とオフセット制御回路30とを有し、当該オフセット制御回路30はオフセット制御電流49を2段階に変化させることで、2つのオフセット値を設定可能な構成であったが、図13に示す比較回路3αのように、オフセット値が異なるオフセット制御回路30Aおよび30Bと、オフセット制御回路30Aおよび30Bによってそれぞれ制御される2つのコンパレータ31を備えた構成としても良い。なお、図1および図4を用いて説明した比較回路3と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この場合、オフセット制御回路30Aによって制御されるコンパレータ31は、オフセット制御電流49Aによってa点を検出するためのオフセット値に設定され、出力信号50Aを出力し、オフセット制御回路30Bによって制御されるコンパレータ31は、オフセット制御電流49Bによってb点を検出するためのオフセット値に設定され、出力信号50Bを出力する。この場合、オフセット制御電流49Bはオフセット制御電流49Aの倍となる。
このような構成を採用することで、オフセット制御回路30Aおよび30Bの構成を簡略化することができる。
なお、オフセット制御回路30Aの構成は、オフセット制御回路30における抵抗R1およびR2を有し、スイッチSW2は有さない構成を採用すれば良く、オフセット制御回路30Bの構成は、抵抗R2およびスイッチSW2を有さない構成を採用すれば良い。
<E.変形例2>
モータ駆動装置100においては、図1および図4を用いて説明したように、比較回路3がコンパレータ31とオフセット制御回路30とを1つずつ有し、各相のB−EMF電圧を、個々にコンパレータ31に与えるために、信号切り替え部32および極性切り替え部33を有した構成であったが、図14に示す比較回路3βのように、B−EMF電圧U1、V1およびW1がそれぞれ入力されるコンパレータ31a、31bおよび31cを有し、オフセット制御回路30Bから、各コンパレータ31a〜31cを制御する構成を採用しても良い。なお、図1および図4を用いて説明した比較回路3と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この場合、オフセット制御回路30Bは、各相の電流が与えられるタイミングで、コンパレータ31a、31bおよび31cへの制御を切り替える構成を有することとなる。
このような構成を採用することで、信号切り替え部32および極性切り替え部33が不要となるので、比較回路3βの構成が簡単となる。
<F.変形例3>
モータ駆動装置100においては、図1を用いて説明したように、フィルタ回路24は、3相ブラシレスモータ21のコイル端子TU、TVおよびTWと、中点端子TNに接続され、フィルタリング後の逆起電圧U1、V1およびW1については、信号切り替え部32に与えられ、フィルタリング後の中点電圧CT1については極性切り替え部33に与える構成となっていたが、図15に示す比較回路3γのように、信号切り替え部32には、逆起電圧U、VおよびWを直接与え、信号切り替え部32で選択された1つの信号をフィルタリングするフィルタ回路24Aを備える構成としても良い。この場合、中点電圧CTについてのフィルタ回路24Bは、比較回路3γの外部に設けても良いし、内部に設けても良い。なお、図1および図4を用いて説明した比較回路3と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このような構成を採用することで、フィルタ回路を各相ごとに設ける必要がなくなり、装置構成を簡略化することができる。
本発明に係る実施の形態のモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。 フィルタ回路の構成を示す図である。 センサレス駆動演算回路の構成を示すブロック図である。 比較回路の構成を示す図である。 位置検出回路の構成を示す図である。 本発明に係るモータ駆動装置における静音化動作を模式的に説明する図である。 オフセット電圧とB−EMF波形との関係を示す図である。 従来的な方法でゼロクロス点の検出動作を説明するフローチャートである。 本発明に係るモータ駆動装置におけるゼロクロス点の算出動作を説明するフローチャートである。 本発明に係るモータ駆動装置の動作を示すタイミングチャートである。 従来のゼロクロス点の検出方法を採用した場合の各相の駆動電流の波形を示す図である。 本発明に係るモータ駆動装置におけるゼロクロス点の算出方法を採用した場合の各相の駆動電流の波形を示す図である。 本発明に係る実施の形態の変形例1の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の変形例2の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の変形例3の構成を示す図である。
符号の説明
50 出力信号、53 オフセット量切替信号、54 オフセット解除信号。

Claims (7)

  1. ホールセンサを用いることなく3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置であって、
    前記各相のコイル端子電圧のそれぞれと、前記3相コイルの中点電圧との高低を比較するコンパレータを有する電圧比較部と、
    前記電圧比較部からの出力信号に基づいて、前記各相のコイル端子電圧のうち位置検出相の電圧のゼロクロス点を演算により算出し、前記ゼロクロス点から第1の時間だけ前記位置検出相の電流を遮断する駆動演算部と、を備え、
    前記コイル端子電圧の前記各相での前記ゼロクロス点間を1区間とし、
    前記駆動演算部は、
    前区間および現在の区間での前記電圧比較部からの前記出力信号に基づいて計測された時間情報を用いて前記演算を行い、その演算結果を用いて次の区間での前記ゼロクロス点を算出する、モータ駆動装置。
  2. 前記駆動演算部は、
    前区間での前記電圧比較部からの前記出力信号に基づいた前記演算により、前記現在の区間での前記ゼロクロス点を算出できない場合は、予測される前記ゼロクロス点より第2の時間前に前記位置検出相の電流を遮断し、その遮断期間に前記コンパレータにより前記ゼロクロス点を検出することで、前記現在の区間での前記ゼロクロス点を取得する、請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 前記電圧比較部は、前記コンパレータに、第1および第2のオフセット値を設定可能なオフセット制御回路を有し、
    前記コンパレータは、
    前記第1のオフセット値が設定されることで、前記ゼロクロス点から離れた第1検出点での前記位置検出相の第1電圧を検出し、
    前記第2のオフセット値が設定されることで、前記第1検出点から離れた第2検出点での前記位置検出相の第2電圧を検出し、
    前記第1電圧が検出された第1のタイミングおよび前記第2電圧が検出された第2のタイミングで前記出力信号を有意として出力し、
    前記駆動演算部は、
    前記現在の区間において、前記第1のタイミングで前記出力信号が有意となった後から時間の計測を開始し、前記次の区間で前記第1のタイミングで前記出力信号が有意となるまで計測を続ける第1のカウンタと、
    前記第1のタイミングで前記出力信号が有意となった後、前記第2のタイミングで前記出力信号が有意となるまでの実検出時間を測定するサブカウンタと、を有し、
    前記前区間で測定した前記第1のカウンタの総カウント値と、前記前区間で測定した前記実検出時間を前記前区間での前記時間情報とし、
    前記現在の区間で測定した前記実検出時間を前記現在の区間での前記時間情報とし、
    前記現在の区間で測定中の前記第1のカウンタのカウント値が、前記演算結果と等しくなった時点を前記次の区間での前記ゼロクロス点として算出する、請求項2記載のモータ駆動装置。
  4. 前記駆動演算部は、
    前記ゼロクロス点から前記第1のタイミングで前記出力信号が有意となるまでの時間を前記実検出時間に等しい予測時間として扱い、
    前区間で測定した前記第1のカウンタの前記総カウント値に、前記前区間で測定した前記実検出時間に相当するカウント値を加えるとともに、前記現在の区間で測定した前記実検出時間に相当するカウント値を差し引いた演算後のカウント値から、さらに前記現在の区間で測定した前記実検出時間に相当する前記カウント値を差し引いたものを前記演算結果として使用する、請求項3記載のモータ駆動装置。
  5. 前記駆動演算部は、
    前記ゼロクロス点を検出した後、あるいは前記ゼロクロス点を算出した後に、前記オフセット制御回路を制御して、前記コンパレータに、前記第1のオフセット値を設定し、
    前記第1のタイミングで前記出力信号が有意となった後に、前記オフセット制御回路を制御して、前記コンパレータに、前記第2のオフセット値を設定し、
    前記第2のタイミングで前記出力信号が有意となった後に前記演算を行う、請求項3記載のモータ駆動装置。
  6. 前記駆動演算部は、
    前記ゼロクロス点を検出した後、あるいは前記ゼロクロス点を算出した後から時間の計測を開始し、前記次の区間の前記ゼロクロス点を検出、あるいは前記ゼロクロス点を算出するまで計測を続ける第2のカウンタを有し、
    前区間での前記電圧比較部からの前記出力信号に基づいた前記演算により、前記現在の区間での前記ゼロクロス点を算出できない場合は、前記第2のカウンタの総カウント値から、前記現在の区間で測定した前記実検出時間に相当する前記カウント値を差し引いたものを前記演算結果として使用する、請求項3記載のモータ駆動装置。
  7. 前記第2のオフセット値は、前記第1のオフセット値の2倍に設定される、請求項3記載のモータ駆動装置。
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